冷え性改善で美肌を作る!冷えの種類や解消のポイントを徹底解説

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冷え性

「なんだか最近、肌の調子が悪い」「毎朝、顔に元気が無い」「美白ケアやエイジングケアを初めたのに、ちっとも効果が感じられない」・・・もしかしたらその原因は「体の冷え」かもしれません。

現代女性の75%、実に4人のうち3人は体が冷えている状態(冷え性)であると言われています。

「手や足が冷たい」という自覚型冷え性の人はもちろん、「冷えてない」と思っている人も、実は「冷え」によって肌トラブルが生まれている可能性があるんです。

毎日の習慣で冷えをケアして、肌を内側から元気な状態にしてみませんか?ここでは「冷え」が作る肌トラブルの種類や「冷え度」のセルフチェック、冷え取り生活をするためのポイント等について解説していきます。




冷えが生む7つの肌トラブル

悩む

「冷えは万病の元」と言われますが、実は体の冷えは「美容の大敵」でもあります。「体が冷えている」ということは、体内の血液循環が正常に行われていない証拠です。

血液は食事やサプリメントから摂取した栄養素を肌細胞へと届け、また細胞の不要なものを運び出す働きも持っています。

肌にとっては「食料を届ける宅配便」と「ゴミ処理」を一挙に行ってくれる、とても重要な存在なのですね。

血液のめぐりが悪くなると、上記のような働きが十分に行われなくなります。すると、以下のような肌トラブルが現れてくるのです。


1.むくみ

むくみ

まず最初に目立ちやすいのが、顔の「むくみ」です。これは血行の悪さによって、肌細胞に溜まった水分や不要な老廃物が十分に排除されず、細胞が古い水分を持ちすぎると起こります。

以下のような経験が多い人は、血行不良によって顔がむくんでいる可能性が高いかもしれません。

    カンタンむくみチェック

  • 朝もしくは夕方に目がはれぼったくなる(目が小さいように感じられる)
  • 朝もしくは夕方に顔の輪郭がスッキリしなくなる
  • 体重に変化が無いのに顔だけが太ったように感じられる
amazonで買える、むくみ対策の家庭用マッサージ機や着圧ソックス・ストッキングの一覧を、下記で紹介しています。あわせてご参考下さい。

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2.くすみ・顔色の悪さ

新しい肌を作るための原料である「コラーゲン」や「エラスチン」を体内で作るには、ビタミンCやカルシウム等、様々な栄養素が必要です。

ところが血行が悪くなると、新たな肌細胞を作るための栄養素が十分に届かなくなります。

新しい肌がなかなかできず、古い角質はいつまでも肌に残る・・・つまり「ターンオーバー」が遅くなってしまうわけですね。

ターンオーバーが正常に行われないと、肌の色がくすんで見えるようになってきます。

また血行の悪さによって頬・唇等の色艶が悪くなり、顔から元気さ・華やかさも失われてしまうのです。

以下のような状態が見られる場合、冷えによる血行不良で顔色がくすんでいるかもしれません。

    カンタンくすみチェック

  • ファンデーションの色が合わなくなった
  • 朝につけたファンデーションが昼・午後になると顔色が悪く見えるようになった
  • すっぴんの時の顔色が悪い

3.肌のカサつき・ごわつき

冷えによるターンオーバーの低下は、肌の色味だけでなく質感も悪くします。肌に水分が足りないように見えたり、肌がゴワゴワと固くなったようになることも多いのです。

またこのような乾燥・ゴワつきによって、以下のような肌トラブルも増えてしまいます。

    カンタン乾燥チェック

  • 保湿ケアをしても乾燥する
  • ちりめんジワ(小じわ)が気になるようになった
  • ファンデーションのノリが悪い
冷えによる肌乾燥で肌のキメが乱れると毛穴が開いて目立ってきます。毛穴の開き対策は下記のページで解説していますので、是非ご参考下さい。

毛穴開きには4つの原因があった!あなたにあった毛穴対策はどれ?


4.大人ニキビ・吹き出物

顔のぶつぶつ

10代~20才頃までのいわゆる「青春ニキビ」の場合、その原因は成長ホルモンが活発すぎてホルモンバランスが乱れ、脂質が過剰に肌に出やすいことにあります。

ところが20代以降に起こる「大人ニキビ」(吹き出物)の場合、原因は主に「乾燥」そして「ターンオーバーの低下」です。

冷えによる血行不良で水分や栄養素の供給が十分に行われず、肌が乾燥状態・ターンオーバーの不調となり、その結果として大人ニキビが何度も起こるというケースは珍しくありません。

    カンタン大人ニキビチェック

  • 小さめのニキビ(吹き出物)がポツポツとできる
  • ニキビがなかなか治らない
  • 治ったところにまたニキビができる
  • 顎やフェイスライン、首周り等にニキビができる
  • 触れないようにしていてもニキビ痕になる
顎や口周りに多発する大人ニキビの原因や具体的なスキンケアについては、下記ページをご参考下さい。

大人ニキビには洗顔?サプリ?皮膚科?10代ニキビとの違いと対策

顎ニキビはなぜ治らない?5つの原因とストレス対策~漢方薬やニキビ跡予防のスキンケアも


5.シミ・ソバカス

肌荒れ

シミやソバカスの元となるのは、紫外線や摩擦等の刺激で発生した黒い色素(メラニン色素)です。

ターンオーバーが活発であれば、メラニン色素が沈着する前に新しい角質が生まれて古い角質が剥がれ、肌は白い状態を取り戻すことができます。

ところが体が冷えてターンオーバーが低下してしまうと、メラニン色素は肌にいつまでも留まり、どんどん沈着して頑固なシミとなってしまうのです。

    ターンオーバー低下チェック

  • シミができやすい
  • 一度日焼けすると肌が黒い状態が長く続く
  • 美白スキンケアをしても効果が感じられない
シミを化粧品やエステ・クリニックで改善する方法については、下記ページで詳しく解説しています。是非あわせて参考にしてみて下さい。

シミの無い白い肌へ!徹底美白したい人のための化粧品・食事・サプリとは?

エステ・クリニック(皮膚科)でのシワ取りメリット・デメリット~ 光エステやボトックスも解説


6.赤ら顔

冷えて血行が悪くなる時、体の中の血液は一体どこに溜まるのでしょうか?その答えが、太い血管の更に先にある「毛細血管」ということになります。

毛細血管は肌表面近くまでに張り巡らされたごく細い血管ですが、血行が滞ると膨れ上がり、中に多量の「古い血液」を抱え込むことになるのです。

その結果として、肌表面が赤っぽく見える「赤ら顔」という症状が生まれます。

赤ら顔は緊張・ストレスといった精神状態、またアルコール類による反応によっても起こるものですが、これらに起因せず以下のような現象が見られる場合、赤ら顔の原因が「冷え」という可能性も高いと言えるでしょう。

    カンタン赤ら顔チェック

  • 気温・室温が高くなると顔が赤くなる
  • 運動をすると顔が赤くなる
  • 鼻の周辺・頬の上側だけが赤くなりやすい

7.クマ

クマ

血行の悪さが如実に表れるのが「目の周辺」です。元々顔は体に比べて皮膚が薄いのですが、特に目の周辺は皮膚が非常に薄く、まぶたなどはわずか0.06mmしかありません。

そのため血液が渋滞して血の色が悪くなり、黒ずんだ血が留まるようになると、目の周辺の皮膚の色も悪くなっていきます。

これが「クマ」の原因というわけです。冷えによるクマでは、以下のような特徴が挙げられます。

    カンタン「冷えのクマ」チェック

  • クマの色が青っぽい
  • 疲れると目の周りの皮膚の色が悪くなる
  • 寝不足ではないのにクマが消えない
目元のクマの消し方については、下記のページで解説しています。
おすすめコンシーラーやマッサージ法もありますので是非参考にしてみて下さい。

茶クマ・青クマ・黒クマに合う原因別の消し方!コンシーラーやツボ押しで根本改善


あなたの体、冷えてませんか?「冷え度チェック」と「冷えの種類」

毎日の生活で「冷え度」がわかる?

凍える女性

自分の冷えの程度を、「寒いと感じるかどうか」「手足が冷たいかどうか」で判断していませんか?

実は「寒い」と感じていなくても、体が冷え切っていることもあるんです。まずはあなたの生活習慣や体質から、冷え度を探っていきましょう。


    【冷え度チェックリスト】

  • 下痢もしくは便秘に頻繁になる
  • 少し歩くと疲れる
  • 夕方、もしくは長時間の座業で足がむくむ
  • 虫歯ができやすい
  • 就寝した後もトイレに行く
  • 手荒れ(しもやけ・あかぎれ)が起こりやすい
  • 喫煙する
  • 年に数回は風邪をひく(体調を崩しやすい)
  • ダイエット中である
  • 少しぶつけるとアザができる
  • 週に4日以上は甘いものを食べている
  • 砂糖を入れたコーヒー・紅茶、ジュース類を1日2回以上飲む
  • 直射日光を浴びると疲れる
  • グッスリと眠れない
  • めまい・息切れが起こりやすい
  • 下半身の皮膚(下腹部・鼠径部等)に色むらがある
  • 生理が重い、生理不順である
  • 肩がこりやすい
  • 唇の色が悪い
  • 毎日が忙しい/ストレスが溜まっている

20問のうち、思い当たるところが5つ以上あったら「冷え」の危険信号の状態です。

また8~10以上の「YES」がある場合、体が相当冷えている可能性が高くなります。


手足が冷たくない・寒くない「隠れ冷え症」もある?

きれいな脚

「チェックリストに思い当たる点は多いけど、別に寒いとは思わない」「手足は冷たくない、むしろ暑いくらい」このように回答する女性の数が、最近では増えているようです。

これはいわゆる「隠れ冷え(内臓冷え)」の状態であると言えるでしょう。

「冷え性」は、実は一種類ではありません。症状や特徴・原因なども、タイプによって大きく異なってくるのです。


血管収縮型の冷え性(皮膚温度低下型)

いわゆる従来の「冷え性」です。手足が冷たく、体の冷えを体感しやすいのが特徴となっています。「寒い」と感じやすい分、対策を早めに取る人も多いです。


血管拡張型の冷え性(皮膚温度上昇型)

新型冷え性(ニュータイプ冷え性)、隠れ冷え性と呼ばれる冷え性です。内臓は冷えているのに手足はほてりやすく、「冷え」を自覚しにくいのが特徴となっています。

    【隠れ冷え性のチェックリスト】

  • 少し動くだけでも手足が熱くなる
  • 手で下腹部を触ると、手のほうが熱い
  • 顔や体にかゆみを感じることが多い
  • 夏バテ・冬の風邪等、気温変化で体調を崩しやすい
  • 冷たい飲み物や生野菜を好んで食べる
  • 布団から足を出して眠ることが多い
  • 汗をかかない、もしくは汗をかきすぎる

隠れ冷え性は、多くの場合「ストレス」や「生活習慣の乱れ」、また「エアコンの過剰な使用」等によって起こる冷え性です。

脳の自律神経(交感神経/副交感神経)のスイッチの切り替わりが乱れてしまい、血管が気温・運動状態等に合わせた収縮・拡張を正常に行えない状態になっています。

カンタンに言えば、気温に合わせた体温調節がうまくできない状態なのです。

従来の冷え性はもちろん、隠れ冷え性でも体の根幹部(内臓)が冷えているため、肌のトラブルは生まれやすくなります。

「寒くないから大丈夫」と思わず、早めに冷え取り対策を始めておきましょう。


「冷え取り習慣」で素肌イキイキ!~運動で冷えを取る

女性はもともとの筋肉量が少ない

スポーツウェア女性

「体の冷えに悩むのは、圧倒的に女性が多い」これはなぜかというと、女性の方が筋肉の量が少ないためです。

筋肉は贅肉(脂肪)に比べ、多くの毛細血管を張り巡らせられることができます。また筋肉の量が多ければ血液を押し出し心臓へと戻す力も得られるため、血行の良い状態を保てるのですね。

10代~20才頃までは女性も成長ホルモンが活発に働くため、特に意識をしなくてもある程度の筋肉を蓄えておけます。

しかし年齢を重ねる毎に筋肉は減りやすくなり、意識的に使わなければあっという間に脂肪となってしまうのです。

以下に当てはまる人の場合、特に筋肉量の低下によって血行不順となっている可能性が高くなります。

    カンタン筋肉量チェック

  • 仕事はデスクワークである
  • 一日の歩く時間は30分以内である
  • 週一回以上の定期的な運動習慣が無い
  • エスカレーターやエレベーターをよく使う

上記に思い当たる点が多い場合には、早めに定期的な運動習慣を作っていきましょう。

「筋肉をつける」というと「マッチョになりたくない」という女性がいらっしゃいますが、日常的な運動で女性が「筋肉ムキムキ」となることはありません。

女性は男性に比べて筋肉量が少ないだけでなく、筋肉が多くはつきにくいので、運動選手のようなハードなトレーニングをしない限りはマッチョ体系にはならないのです。

適度な運動で筋肉をつければ、血行が改善できるだけでなく、太りにくく痩せやすい理想的な体も手に入れられますよ。


家でもできるカンタン筋トレ

スクワット

血行改善のための筋トレでは「下半身」が重要になります。人間の体の筋肉の70%は下半身に集まっているため、下半身トレーニングで全身の筋肉量を効率的に増やしやすいのです。

また立つ・座るといった状態では血が下半身に落ちやすいため、脚周辺の筋肉を増やすことで足~体幹部への血液の戻りをよくしていきます。


スクワット

  • 両足を肩幅にまで広げ、足先をやや外側に向けます。
  • 両手を頭の後ろで組みます。
  • お尻をゆっくりと下に落としていきます。この時、背中と腰をまっすぐに保つように意識しましょう。
  • 膝から下と太ももが90°に近い状態になったら、ゆっくりとお尻を上げて元に戻します。
  • 後半の2過程を10回繰り返します。慣れてきたら、10回1セットを2セット繰り返しましょう。

ひざを前に突き出す、おしりを後ろに突き出すようにしてしまうと、腿の前側の筋肉ばかりが発達してしまいます。

「足首」「膝」「腰」がそれぞれ直角になるように意識してみましょう。

かかとの上下運動

  • まっすぐに立ち、両足は揃えて、両手は体の横につけます。
  • 両足のかかとをゆっくりと上げて、床から5センチ程度まで持ち上げます。
  • 上げた状態を5秒間キープします。
  • ゆっくりと足を元に戻します。
  • 後ろの3過程を10回繰り返します。

勢いをつけて行うと、ふくらはぎや足首・足裏の筋肉は鍛えられません。

最初は回数が少なめでもOK、できるだけ静かにゆっくりと行うようにしてみます。

ウォーキング

靴をはく

有酸素運動であるウォーキングも、血行を改善する良い習慣となってくれます。

最初は通勤・通学・買い物等の短時間(15分程度~)でも良いので、気楽にウォーキングを始めてみましょう。慣れてきたら距離と時間を伸ばし、30分程度以上は歩く習慣を付けていくのが理想的です。

ただし「のんびりといつものように歩く」では、心拍数が上がった状態を維持できず、適切な運動にはなってくれません。

【歩く早さの感覚目安】

  • 時速4キロ=普通の歩き
  • 時速5キロ=目的地を目指すようなスタスタとした歩き
  • 時速6キロ=早歩き

まずは1キロを15分で歩く(時速4キロ)程度の速度からスタートして、軽快に歩くよう努めます。

慣れてきたら徐々に速度を上げて、無理の無い早歩きの状態をキープできるようにしましょう。

最終的には時速6キロ(1キロを10分で歩く速さ)でウォーキングを続けると、脂肪が燃焼され適度な筋肉が付き、冷えにくい体になってくれます。


ヨガ

ヨガポーズ

深い呼吸を必要とする「ヨガ」は、特に自律神経の乱れに良いとされています。自律神経(交感神経・副交感神経)の不調が冷えの原因となりやすい「隠れ冷え」の人には、特にヨガは向いている運動と言えるでしょう。

またゆっくりと息を吐きながら行うストレッチ等も、自律神経の安定にはおすすめです。


最もカンタン!服装で冷え取り

足首に「レッグウォーマー」をプラス

レッグウォーマー

血液が溜まりやすい脚・足先は、特に注意して温めておきたい場所です。

「足先が冷えるから」と室内でスリッパやルームシューズを履く人は多いですが、短い靴下+スリッパで「足首」が出ているようでは、残念ながらあまり温め効果がありません。

足裏等の血管が集まる場所は「足首」であり、この場所が冷えていると末端をいくら温めても血行が改善されないのです。

室内ではレッグウォーマーや長い靴下を履いて、足首~ふくらはぎ部分を保護しましょう。


おすすめレッグウォーマー:山忠の足首レッグウォーマー

山忠レッグ

出典:山忠webshop温むすび
https://www.onmusubi.jp/

足首に触れる部分はシルク100%、外側は遠赤糸の二重構造で作られており、やわらかな肌当たりと温かさを両立させたレッグウォーマーです。

薄手なのでパンツスタイルの内側に履いてもゴワゴワせず、毎日の冷え取りに取り入れやすくなっています。

締め付けすぎないスタイルになっているため、血行を良くしたい人にはピッタリの製品と言えるでしょう。


靴下の重ね履き・タイツはNG

黒タイツ

「冷えを取りたいから」と靴下を何枚も重ね履きしたり、厚手のタイツを履く人もいますが、これらはいずれもあまりおすすめできません。

いくらゆるめの靴下でも、何枚も重ねて履けば趾(あしゆび)の動きが悪くなり、血行が滞りがちになってしまいます。

5本指靴下や絹の靴下(冷え取り靴下)は冷え取り対策として人気のあるアイテムですが、あくまでも「一時的なあたため対策」であり、肌のトラブルを治すための根本的な血行改善とはなりにくいのです。

またストッキング・タイツ類は足先~ふくらはぎだけでなく、太もも・腰までの血液を渋滞させてしまう要因です。

特に「座りっぱなし」「立ちっぱなし」になりやすい日には、これらの服装を避けるようにしましょう。

日中には一枚だけでも温かく、通気性の良い靴下を着用する習慣を付けたいところです。

おすすめ靴下:メリノウール トレッキングソックス Women's

モンベルソックス

出典:mont-bellオンラインショップ
http://webshop.montbell.jp/

登山・トレッキング等のアウトドア専門ブランドである「MONT-BELL(モンベル)」の靴下は、一枚で履いてもとてもあたたかいのが特徴です。

また足の甲部分には通気性がよいメッシュ時が使われ、蒸れによる不快感や汗による再度の冷えも防いでくれます。

足首・かかと等の形に沿い、自然にフィットするデザインとなっているため、足首部分だけが強く締め付けられるといった心配もありません。


就寝時の靴下は避け湯たんぽを

湯たんぽ

眠っている時間は、副交感神経が活発になって血液循環が良くなりやすい時です。

体は横になった状態で古い血液も戻りやすいため、足先には起床時よりも多くの血液がゆきわたるようになります。

ところが就寝時に靴下で足首・足先を締め付けてしまうと、せっかくの就寝時の血液循環が滞ってしまうのです。

寝ている間は裸足で居るほうが、下半身全体の血行改善にもつながります。

「どうしても足先が寒い!」という場合には、足先に小さめの湯たんぽを置いてみましょう。

おすすめ湯たんぽ:白元アース レンジでゆたぽん

レンジでゆたぽん

出典:白元アース
http://www.hakugen-earth.co.jp/

レンジでカンタンに暖められ、繰り返し使用できる湯たんぽです。一回のレンジ温めで7時間程度は温度を維持できるので、寝ている間中足元をしっかり温めてくれます。

上に足を乗せられる柔らかな作りとなっているので、足首あたりから乗せて使うのがおすすめです。


カーディガン・ストールで柔軟に体温調節

ストール

手軽に体温調節ができる防寒着類は、年間を通じて冷え取りに必要なアイテムです。

「冷え対策」というと厚着を想像する人が多いですが、実は「着ぶくれ過ぎ」は冷えにはあまりよくありません。

現代の日常生活では、室内・バス、電車等の公共機関・オフィスの中等ではエアコンが効いています。また異常気象によって、外気は過剰に暑いもしくは寒いという状態も多いですね。

つまり室内/室外での温度差が激しい状態が年中起こっているのです。

このような温度差の中で常に厚着をしていれば、体の体温調節がうまくいかず、かえって自律神経が乱れてしまうことも考えられます。

冬場の過剰な厚着で服の中で汗をかき、体を冷やしてしまう人も多いようです。外気温・室内気温に合わせられるよう、適切に着脱ができる服装で体温調節をしましょう。


「寒い」と感じる前に風をカット

夏場のエアコン(冷風)は、体を冷やし自律神経を乱す大きな要因です。エアコンが効いている場所に入ったらすぐに防寒着を羽織りましょう。

「寒い」と感じる前に、風が直接体に当たらないようにすることが大切です。

 

おすすめ防寒アイテム:Grande カシミヤ100%ストール

grandeストール

出典:Theoryオンラインショップ
https://www.theory.co.jp/

カシミアヤギの体毛を浸かったカシミア(カシミヤ)は、軽くても防寒度に優れているという特徴を持っています。

特に薄く織ったストールは冬場の首周りの防寒に使用、夏場のエアコン避けの使用の両方に使える便利な存在です。薄手ストールは畳むと小さくなるため、カバンの中にいつも入れておけるのも助かりますね。

滑らかで肌触りも良いため、敏感肌・乾燥肌の人にも使いやすいアイテムです。


入浴・足湯で体をホカホカに

「ぬるめの半身浴」ではダメ?

お風呂

「冷え取りをするために、ぬるめのお風呂で半身浴をしている」という人も多いですね。

しかしこの「ぬるめ(37℃~38℃)」での「半身浴」とは、元々高齢の人、高血圧の人のための「心臓に負担をかけないための入浴法」です。

体が冷えている人の場合にはこの入浴法では温めきれず、却って上半身を冷やしてしまうこともあります。

冷えとりのための入浴法としては、「40℃前後のお湯」で「全身浴(肩まで浸かった状態)」とするのが理想的です。

43℃~44℃以上の熱いお湯では交感神経が活発になってしまい、血管が縮まって血の巡りが鈍ってしまいます。「熱ければOK」というものではないので注意しましょう。

なお、シャワーのみでは体の表面部しか温まりません。ゆっくりと浴槽に浸かる習慣を付けましょう。


「入浴」+「冷水シャワー」で自律神経を改善

「あたたかさ」と「冷たさ」を繰り返し感じることは、乱れている自律神経の復調に良いとされています。

特にストレスやエアコン等で自律神経が失調し体が冷えている場合には、以下のような入浴方法(温冷浴)を取ってみましょう。

  • 40℃前後のお湯に5分浸かる
  • 冷水シャワーを30秒~1分体に当てる
  • 再度お湯に5分浸かる
  • 冷水シャワー→入浴をもう一度繰り返す
  • 湯上がりに冷水シャワーを浴びる
冬季等で「冷たいシャワーに当たるのが辛い!」という時には、手や足といった末端部に冷水シャワーをかけるだけでもOKです。

食事・飲み物で内側の冷え取り

氷入りの冷たい飲み物が身体を冷やすのは誰もが知っていますよね。では大根が身体を冷やす食材であることは知っていましたか?

漢方では意外な食品が身体を冷やすとされているんです。

知識として知っておくと、冷えを感じた時にどの食材を摂るか・控えるかの判断がカンタンにできます。

ちなみに大根にはのぼせた時など「身体の余分な熱をとる」食材でもありますから、適材適所で活かしたいですね。


体を冷やす食べ物・飲み物とは

食パン

糖質のとり過ぎはNG

糖質を多量に取ると、体内の血液の中の糖度(血糖値)が一気に上昇し、その後一気に下降を始めます。この血糖値の急上昇後の急下降によって、体が冷えきってしまうのです。

以下のような糖質の多い食べ物・飲み物を大量に摂っている場合には、摂取を控えることをおすすめします。

  • 白砂糖を使用したお菓子類
  • 甘いジュース、ソフトドリンク、清涼飲料水
  • 紅茶・コーヒー等に入れるグラニュー糖
  • ビール
  • 白米、白いパン

ただしダイエットと同時並行しようとして、糖質を過剰に制限するのもNGです。糖質は体の熱(エネルギー)を作る源でもあります。

カロリー制限を過剰に行ってしまうと、体が熱を作りだせず、こちらも冷えの原因となってしまうのです。

1食分の適度な量を摂るようにしましょう。

下記ページでは、市販ジュースを糖質量でランキングしています。野菜ジュースに含まれる意外な糖質量は必見です。是非チェックしてみて下さい。

【保存版】ジュース糖質ランキング ~ 糖質・カロリーをジャンル毎にチェック


カフェイン類はNG

コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインは、交感神経を刺激して体の血管を収縮させてしまいます。またカフェインの常用によって自律神経が乱れ、冷えを促進させているケースも多いようです。


冷たい飲み物・氷を避ける

かき氷やアイスクリームといった「冷え冷え」の食べ物を避けるのはもちろんですが、「氷が入った飲み物」、「冷え切った飲み物」はかき氷と同じくらいに体を冷やす存在です。

水等は常温か白湯で摂取し、お茶類も原則として常温もしくはホットで摂取する習慣を付けましょう。


体を温める食べ物・飲み物を意識的に摂る

かぼちゃ煮物

発酵食品

発酵食品に含まれる酵素には、血流を改善して体を温める働きがあると考えられています。以下のような発酵食品を毎日の食卓の中に取り入れてみましょう。

  • 味噌・醤油
  • ナチュラルチーズ
  • 納豆
  • 糠漬け

ただし、これらの発酵食品は塩分含有量が多い傾向があります。

「温められるから」といって過剰に摂取しすぎると、今度は血圧が上がりすぎて血管を弱らせてしまうこともあるのです。あくまでも「適度な摂取」を心がけてください。

発酵食品には美肌効果も期待できます。発酵食品のメリットや上手な選び方については、下記ページをご参考下さい。

発酵食品は「食べるスキンケア」!発酵効果でキレイになる6つの理由


温熱性の野菜類・魚介類

漢方・薬膳の世界では、温性の食べ物(体を温める食べ物)と寒性の食べ物(体を冷やす食べ物)があると考えられています。

冷えが気になる人の場合には、以下のような温性の野菜類・魚介類を積極的に食べるようにしましょう。

温熱性 寒涼性
野菜 生姜 かぶ かぼちゃ にんにく 人参 里芋 きゅうり セロリ トマト 大根 白菜 茄子
魚介類 鯖 エビ かつお イワシ しじみ タコ カニ
飲み物 紅茶 ココア 中国茶 緑茶 コーヒー
砂糖類 黒砂糖 水飴 白砂糖

生姜は「乾燥しょうが」で

体を温める食材として有名な「生姜(ショウガ)」ですが、近年の研究では「体を芯から温めるのであれば、乾燥させることが大切」であるとされています。

これは生のショウガと乾燥させたショウガでは、成分の温め効果に違いがあるためです。

ジンゲロール

生のショウガ(特に皮部分)に多く含まれる辛味成分です。毛細血管を広げる働きを持ちますが、体幹部に対する作用は少なく、手足部分のみが温まり却って内臓が冷えてしまうことがあります。

ショウガオール

ジンゲロールが変性した成分で、乾燥したショウガに多く含まれます。ジンゲロールは消化器官に直接的に作用をし、体幹部から血行の改善を行う働きを持ちます。

生姜は自宅でスライスし、天日にあてて乾燥をさせることも可能です。

しかし「手間がかかる」「うまくいかない」という場合には、予め乾燥したパウダーを浸かってみるのも良いでしょう。

おすすめ乾燥しょうが:ウルトラ生姜パウダー

ウルトラ生姜パウダー

ヘルシーカンパニー(amazon)

高知県産の国産生姜を乾燥させ、パウダー状にした製品です。原料から製造工程まで全て日本国内で行われており、その安全性の高さ・品質の高さで人気となっています。

手作りジンジャーエールに、生姜紅茶に、味噌汁等の汁物に・・・と、幅広いレシピにサッと使えるのがうれしいですね。

蒸気殺菌が行われているので比較的長持ちなのも特徴です。一人暮らしの人等でも無理せず使い切ることができます。


おわりに

デート中

体の冷えが取れて「めぐり」が良くなると、基礎化粧品に含まれる有効成分も働きやすくなりますし、食事やサプリメントで摂取した栄養素も肌に届きやすくなります。

そのため今まで行っていたスキンケアや内側からのケアについても「結果」が出やすくなるのです。

冷え対策による肌への効果は、意外と早く実感できると言われています。

ただし冷え対策は「短期間で冷えが治ったから終了」というものではありません。自分に合った冷え取り習慣を見つけて、毎日きちんと続けていきましょう!

※本記事で紹介している製品の成分内容・価格などは最新の情報をサイトでご確認下さい。





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