
オイリー肌だから化粧水だけ、さらには化粧水さえいらない・・・と思っていませんか?
ベタつきやテカリが気になるオイリー肌ほど、実はキチンとした保湿のケアが必要なんです。
化粧水で肌が欲しがる成分を毎日与えてあげれば、気になるテカリや毛穴開き等を目立たなくすることもできるんですよ。
今回はオイリー肌さんの化粧水選びのポイントや、プチプラからブランド化粧水まで幅広くカバーする「おすすめ化粧水ランキング」をご紹介していきます!
オイリー肌だから化粧水だけ、さらには化粧水さえいらない・・・と思っていませんか?
ベタつきやテカリが気になるオイリー肌ほど、実はキチンとした保湿のケアが必要なんです。
化粧水で肌が欲しがる成分を毎日与えてあげれば、気になるテカリや毛穴開き等を目立たなくすることもできるんですよ。
今回はオイリー肌さんの化粧水選びのポイントや、プチプラからブランド化粧水まで幅広くカバーする「おすすめ化粧水ランキング」をご紹介していきます!
オイリー肌さんの場合、化粧水を「なんとなく選ぶ」「イメージで選ぶ」は失敗の元です。化粧水選びに失敗しない5つのポイントを押さえていきましょう。
オイリー肌さんの美容ケアで最も注目すべき成分としては「ビタミンC誘導体」が挙げられます。
ビタミンC誘導体は、「日焼けの対策」「美白成分」として有名ですね。でも実際には「美白」だけでなく、オイリー肌改善・ニキビ肌改善のために美容皮膚科医達からも推奨される成分なのです。
ビタミンC誘導体とは、肌の奥に届いてから「ビタミンC(L-アスコルビン酸)」として働き始める物質のことです。
ビタミンCは「美容ビタミン」と呼ばれるほど「肌に良い栄養素」として知られていますね。
ところがビタミンCは酸素と触れるとすぐに壊れてしまうため、外から肌につけるとなかなか美容効果を発揮できないのが難点でした。
またビタミンCを直接塗って日光を浴びると光毒性が生まれるため、「ビタミンCそのもの」は基礎化粧品に取り入れにくかったのです。
この問題を改善したのが、肌の奥で酵素反応することで「ビタミンC」として働く「水溶性ビタミンC誘導体」の開発でした。ビタミンC誘導体は、肌に対して様々な働きをもたらしてくれます。
黒色メラニン生成の抑制
肌が日焼けで黒くなったり、シミができるのを予防する
悪玉活性酸素の除去
肌細胞のサビつきを防ぎ、イキイキした肌を守りシワ等を予防する
皮脂分泌の抑制
毛穴から出る過剰な皮脂分泌を調整し、皮脂による毛穴開きを防ぐ
オイリー肌の化粧水を使ったケアで最も重要なのが「過剰な皮脂分泌をコントロールすること」です。
水溶性ビタミンC誘導体は皮脂をコントロールする力があり、さらにさらにニキビ等の元にもなる開いた毛穴をキュッと引き締めてくれる働きも担っています。
まさにオイリー肌の選ぶべき化粧水にピッタリの成分と言えるでしょう。
「ビタミンC誘導体がオイリー肌に良いのはわかったけど、そんな化粧水ってどこで探せばいいの?」と悩んでしまった人もいるかもしれませんね。
ビタミンC誘導体を手軽にスキンケアに取り入れたいと思ったら、「美白化粧水」を選んでみるのが手です。
ビタミンC誘導体は前述のとおり、肌が日焼けで黒くなるのを防いだり、シミ・ソバカスができるのを防ぐ作用(メラニン生成抑制作用)を持っています。
そのため多くの美白化粧水が、水溶性ビタミンC誘導体を配合しているのです。
水溶性ビタミンC誘導体
上記のようなビタミンC誘導体を配合した美白化粧水は、ドラッグストアや薬局等でも市販されています。「手軽にオイリー肌のケアを始めたい」という人もチャレンジしやすいことでしょう。
いくら「美白系化粧水」というキャッチコピーがあっても、上記のような「水溶性ビタミンC誘導体」が配合されていなければ皮脂抑制の効果は得られません。
また、美白化粧水でも「乾燥しにくい美白」を謳う製品には要注意です。
最近では乾燥肌・インナードライ肌の人向けの美白化粧水として、「パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム(APPS)」を使った製品も増えています。
APPSは従来のビタミンC誘導体に比べて「皮脂抑制」の力が弱いので、乾燥肌の人には向いた製品なのです。
しかしオイリー肌の場合だと皮脂コントロール力が足りず、テカリを抑えきれないこともあります。
「ビタミンC誘導体がオイリー肌に良い!」と聞いて、「ビタミンC入の美容液・クリームでケアすれば、もっと皮脂抑制効果が得られるのでは?」と考える人も多いようです。
しかし残念ながら、美白クリーム等ではあまり皮脂・テカリを抑制する効果は期待できません。
ビタミンC誘導体には「水溶性」「油溶性」の2種類があります。美容液やクリームに配合されるのは、多くが「油溶性」のビタミンC誘導体です。
油溶性のビタミンCにもメラニン生成抑制・皮膚の抗酸化対策といった作用はありますが、皮脂抑制作用はかなり穏やか。
オイリー肌の皮脂・毛穴ケアなら「水溶性ビタミンC」が入っている「化粧水」の方が効果的です。
皮脂分泌が活発なオイリー肌さんは、毛穴に皮脂が詰まってしまいがち。
毛穴にたまって酸化した皮脂は常在菌の大好物であるため、雑菌繁殖による「脂漏性皮膚炎」や「尋常性ざ瘡(ニキビ)」等の肌トラブルが起きがちです。
こんな時には、「グリチルリチン酸2K」が配合された化粧水を選ぶようにしましょう。
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)とは、甘草(カンゾウ)から抽出した「グリチルリチン酸」より生み出される「グリチルリチン酸誘導体」のことを指します。
甘草(カンゾウ)とは、古代中国の伝統医学で薬(漢方薬)としても用いられたきた植物のこと。
漢方薬の頃から、グリチルリチン酸は消炎薬・鎮痛剤等として活躍していました。
グリチルリチン酸の主な働き
グリチルリチン酸2Kは、特に肌の赤みができている炎症や、赤みを帯びたニキビ対策等に向いていると言われています。
過剰な皮脂によって毛穴が赤っぽくなったり、ニキビ・吹き出物がが悪化しがちなオイリー肌さんの化粧水にはピッタリの成分というわけです。
グリチルリチン酸2Kは、皮膚刺激性や毒性等がほとんどありません。また皮膚からの吸収によるアレルギーの報告もほぼ無く、安全性の高い抗炎症成分として知られています。
そのためグリチルリチン酸2Kは、「薬用化粧水」に配合されていることも多いです。
「薬用化粧水」とは、有効成分を一定量以上配合していることで「医薬部外品」として厚生労働省に認定されている化粧水のことです。
薬(医薬品)ではありませんが、一般的な化粧水等の「化粧品」とは異なり、効果・効能の範囲が明確に分かれています。
オイリー肌による肌の炎症にお困りの場合には、薬用化粧水から製品を選んでみるのも良いでしょう。
「人工的に作られたビタミンC誘導体等ではなく、天然製品での穏やかなケアがしたい・・・」そう考えるオイリー肌の女性達から注目されているのが、ヨクイニン(ヨクイニンエキス)です。
ヨクイニン(よく苡仁)とは、ハトムギの種の皮を取り除き、その中にある種子を原料にして作った生薬(しょうやく)を指す言葉です。
ハトムギは昔からアジア各国でお茶として飲まれたり、主食として食べられてきました。
ハトムギが美容に良いことは古代中国でも知られており、あの有名な「楊貴妃(ようきひ)」も愛用していたと言われています。
現在ではヨクイニンエキス(ハトムギエキス)は保湿効果や美白効果があることで知られるようになり、化粧水などの様々な基礎化粧品に配合されるようになりました。
さらに近年では、デトックス効果があるとしてオイリー肌・ニキビ肌の対策成分としても注目されています。
ヨクイニンエキス(ハトムギエキス)は、肌に水分を与えて潤しながらも、サッパリと肌を仕上げてくれます。
そのためベタつきが気になりがちなオイリー肌さんのスキンケアにはヨクイニンエキスはピッタリなのです。
またヨクイニンエキス・ハトムギエキス等をメインに使用した化粧水は、天然植物エキス等を中心にしたオーガニック処方で、添加物が少ないナチュラルな製品が多い傾向を見せています。
植物成分系のナチュラルなケアをしたい人には向いた化粧水が多いと言えるでしょう。
オイリー肌向けの化粧水というと「収れん化粧水」を思い浮かべる人も多いはず。
ところが実際には、「長期的なスキンケアには収れん化粧水は不向き」とも言われています。なぜ「収れん化粧水」を使ってはいけないのでしょう?
「収れん化粧水」とは、アストリンゼントローション・トーニングローションとも呼ばれる「肌の引き締め」に特化させた化粧水です。
一般的な保湿化粧水・柔軟化粧水とは異なり、以下のような目的のために使われます。
収れん化粧水は、「保湿化粧水や乳液を使った後に使う」「メイク前等に使用する」「コットン等に含ませてパッティングをする」「拭き取り化粧水のように使う」といった使い方が一般的です。
多くの「収れん化粧水」には、肌をひきしめるための成分の他、アルコール(エタノール等)が多量に配合されています。
これはアルコールの揮発性(きはつせい・蒸発する力)が、肌の温度を下げるためです。アルコールは水等に比べて蒸発するのが早い上に、蒸発する際に体温を多量に奪います。
そのため瞬間的に肌表面の温度が下がり、毛穴がキュッと引き締まるわけです。毛穴が締まるので、オイリー肌の悩みである「皮脂の分泌」が一時的におさまります。
さらにアルコールには脱脂作用があるので、オイリー肌でも肌ががサラサラになったように感じられるのです。
しかしアルコールは、肌に対して負担をかけやすい成分なのが問題です。特に以下のような人の場合は、アルコールを多量に使った収れん化粧水を使ってはいけません。
収れん化粧水をおすすめしない人
またアルコールによって表面のタンパク質を分解された肌は、肌表面の保護のために過剰な皮脂を分泌させていることもあります。
毎日繰り返し行われる「収れん」のための脱脂が、オイリー肌をかえって脂ぎらせていることもあるのです。
収れん化粧水で肌を引き締めた場合の効果(収れん効果)は、残念ながらあくまでも「一時的」なものです。一定の時間が経てば、オイリー肌の毛穴は元に戻ってしまいます。
「使い続ければ毛穴が締まる」というものでもありません。毛穴開き・皮脂分泌に対しての根本的な解決にはならないのです。
またパッティング・拭き取り等による「摩擦」は、顔の薄い皮膚に対しては強すぎる刺激となります。
最終的に「シワ・たるみ」等を生み出しやすくなってしまうのです。
収れん化粧水はあくまでも「オイリー肌の応急処置的」なアイテムとして捉え、毎日のレギュラーケアには「保湿化粧水・柔軟化粧水」をメインに使いましょう。
「今日はメイク前にどうしても毛穴ケアをしたい!」「今日は引き締めないと化粧崩れしそう」・・・そんな時には、アルコールフリーの収れん化粧水を選ぶのが理想的です。
また「保湿化粧水」でも、収れん効果のある成分が配合されているものを使うのも手ですよ。
収れん効果のある成分例
また化粧水を冷蔵庫で冷やしておけば、スキンケア時に肌の温度を下げて収れん効果を高めることもできます。
オイリー肌の人ほど、毎日強いアルコールに頼らずにスキンケアをする習慣をつけてみましょう。
化粧水の適切な使用量はブランド・製品によって異なりますが、一般的には「500円玉程度(5ml前後)」と言われています。
ところが化粧品会社の調査によれば、女性達の化粧水の平均使用量は「2ml以下」だったのだとか。75%近い女性が「適切な量の半分程度」しか化粧水を使っていないのです。
ちなみに「5ml」は、化粧品の試供品に入っている平均的な量でもあります。
「化粧水の試供品を貰ったけど、1回ではパッケージ全部を使いきれなかった」・・・こんな経験がある人は、化粧水の量が足りていない可能性が高いわけですね。
スキンケア効果を十分に得るには、化粧水をたっぷりと惜しげなく使うことが大切です。
美容にかけられるコストには個人差がありますが、「ケチケチせずに使える価格帯の製品」「毎日無理せず使い続けられる製品」を選ぶようにしましょう。
ホルモンバランスが乱れる10代の頃には、特に肌がオイリーに傾いてしまいがちです。
ベタベタ肌や肌荒れに悩む高校生や10代もチャレンジしやすい、プチプラのオイリー肌向け化粧水をご紹介します。
ナチュリエ ハトムギ化粧水
ちふれ 美白化粧水VC
ロート製薬 メラノCC 薬用しみ対策美白化粧水
「化粧水はテスターで香りや手触りを確かめてから買いたい」「近所で気軽に購入したい」そんな人のために、ドラッグストアや薬局で取り扱っているオイリー肌向け化粧水をご紹介します。
資生堂dプログラム バランスケア ローション W
花王キュレル 皮脂トラブルケア化粧水 薬用
コーセー 薬用 雪肌精
皮脂分泌の活発さは、男性ホルモンの働きによって起こることがほとんどです。そのため10代~40代頃にかけては、多くの男性の肌はオイリー肌に傾きがち。
でも女性向けっぽい基礎化粧品は買いにくい・・・と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、メンズも使いやすいユニセックスな雰囲気のオイリー肌向け化粧水をご紹介します。
エトヴォス 薬用アクネVCローションⅠ
無印良品 敏感肌用薬用美白化粧水【医薬部外品】
オルビス 薬用クリアローション L(さっぱりタイプ)ボトル入り
「プチプラの化粧水も良いけど、もっと本格的にオイリー肌をケアしたい・・・」「スキンケアの時間をもっと楽しみたい!」そんな人のために、人気のデパコスブランドや高級コスメの中からオイリー肌向け化粧水をご紹介します。
ビーグレン QuSomeローション
角層に17時間留まるビーグレン独自の技術で、化粧水だけでも夜まで潤い続ける化粧水です。
ビタミンC誘導体としては2種が配合されており、VCエチルで皮脂抑制の効果が期待できます。
そして保湿型ビタミンの3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸が、肌のセラミドをサポートしてうるおいを保ってくれるので、乾燥しすぎによる皮脂もケアができるようになっています。
さらにこれらのスキンケア成分を、超極小のカプセルに包み込むことで高い浸透力を実現しました。
角質層までしっかりと成分を届け、その成分を長時間肌にとどめておくことで、肌のテカリやごわつきを解消していきます。
天然クレイで毛穴汚れを吸着する「クレイウォッシュ」や、ビタミンC美容液の「Cセラム」などとラインで使うと効果的です。
イプサ ザ・タイムR アクア
アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル
オイリー肌さんの昔のスキンケアでは、化粧水が省略されたり、その場限りのサッパリ感が追求されがちでした。
しかし現在では、ビタミンC誘導体等の「根本的な皮脂コントロール」「皮脂で開いた毛穴のケア」ができる成分が多数登場しています。
きちんとスキンケアをすることで過剰な皮脂分泌が抑制され、ベタベタ肌やニキビ・吹き出物が改善している人も多いのです。
「肌質だから」「体質だから」と諦めることなく、毎日ていねいなケアをこころがけてみましょう!
オイリー肌(脂性肌)を洗顔や食事から改善していく方法については、下記のページで詳しく解説しています。
あわせてチェックしてみて下さい。
オイリー肌改善のスキンケアと食べ物~6つの原因とおすすめ洗顔や化粧下地&サプリも解説
※本記事で紹介している製品の情報は公式サイト等で最新をご確認ください。
Copyright (C) なるナビ | 美肌&スキンケア All rights Reserved. 運営者情報