アミノ酸の種類を知ってアンチエイジング~サプリとスキンケアにアミノ酸を取り入れる方法
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「アミノ酸は体に良い」-この知識については、今や知らない人は居ないほどの「常識」ですね。ダイエット、健康増進、そして美肌作りと、アミノ酸は体に関する様々な効果を得られる成分として知られています。
近年ではアミノ酸配合の顔用スキンケア用品はもちろん、ヘアケア用品やボディケア用品も多数販売されるようになりました。
でも「なぜアミノ酸が肌に良いのか?」という点については、その仕組みを知らない人が少なくありません。またアミノ酸の中でも肌に良いものはどれなのか、どうやったら効率的にアミノ酸を肌に取り入れられるのか、アミノ酸ケアを上手に行うには、このようなポイントもきちんと抑えておきたいところです。
ここではアミノ酸についての基礎知識や、必須アミノ酸をはじめとしたアミノ酸の種類、食生活やスキンケアでの取り入れ方やおすすめアイテム等、アミノ酸についての様々な情報を詳しく解説していきます。
アミノ酸とは何?肌には何がいいの?
アミノ酸とは、タンパク質を作る元である構成成分のことです。私達人間の内臓や骨、髪、筋肉、そして肌等、その多くを構成しているのが「タンパク質」であり、アミノ酸はそのタンパク質のメインの原料となっています。
人体の体の約1/5は、実は様々なアミノ酸でできているのです。
またアミノ酸は体の中で多くの働きをしています。すべてを挙げるとキリが無いほどなので、ここでは美肌に関わるアミノ酸の主な働きを3つに絞って解説していきましょう。
コラーゲンがたっぷりできてピンと張った肌に!
美肌作りに欠かせない存在が「コラーゲン」であることは、ご存知の方が多いことでしょう。コラーゲンは肌の表皮・真皮を作る主な成分です。
例えば真皮の70%以上はコラーゲンで構成されています。肌の中の膠原線維(こうげんせんい・コラーゲンファイバー)が網のようにしっかりと張り巡らされていれば、肌はピンと張った状態を保てるのです。
このコラーゲンを作っている元となるのが「アミノ酸」ということになります。体の中のアミノ酸が不足すると、コラーゲン生成が正常に行われなくなり、肌はハリ・ツヤや潤いを失った状態に。
反対にアミノ酸が体の中にたっぷりある状態なら、コラーゲン生成は活発となり、肌は元気な状態を取り戻していくのです。
代謝をアップしてエイジング・美白対策!
肌を若々しい状態に保つには、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」が活発であることが大切です。ただターンオーバー周期は、運動不足やストレス、そして加齢などによっても衰えやすくなっていきます。
しかし新しいタンパク質を作る元であるアミノ酸をきちんと補えば、体の中の新陳代謝の衰えのカバーに繋がります。
新たな肌がどんどん生まれてターンオーバーが活性化されれば、くすみの気にならないイキイキとした肌を作ることになるのです。
またできてしまったシミやソバカスを「古い角質」として外に押し出すためにも、ターンオーバーの活性化は重要になります。
保水力を底上げしてシワの無い潤い肌に!
私達の肌の角質層には、水分を取り込むための「天然保湿因子」という成分が存在しています。
英語では「Natural Moisturizing Factor」と呼ばれ、現在では日本でも略称である「NMF」という言葉が定着し始めました。
この天然保湿因子・NMFを構成しているのも、実はアミノ酸なんです。外気の水分や体の中の水分を取り込み肌を潤すNMFは、まさに肌本来が持つ「保水力担当」と言えるでしょう。
ただし生活習慣・食生活・誤ったスキンケア・加齢といった要素によって、肌のNMFの数は減少してしまうことがあります。
特に現在ドライ肌(乾燥肌)・敏感肌であるという人の場合、角質層に存在するNMFが少ない可能性も大きいのです。
内側・外側からアミノ酸を補いNMFの数を増やせば、肌本来の持つ「保湿力」を底上げし、シワや乾燥・肌荒れの気にならない「潤い肌」へとつながっていきます。
アミノ酸の種類
「アミノ酸」と一口に言っても、実は非常に多くの種類があります。
また私達の体で生成できるアミノ酸もあれば、体内では作ることができず、食べ物やサプリメント等で口から補ったり、基礎化粧品等で肌から補うことが必要なアミノ酸もあるのです。
自分に必要なアミノ酸が何なのか、知っておきたいですよね。ここでは様々なアミノ酸の種類と美容・健康関係への働きについて解説していきましょう。
必須アミノ酸
必須アミノ酸(ひっすあみのさん)とは、タンパク質を構成するアミノ酸のうち、人体の中では必要量を作りきれないものを指します。
「外から摂ることが必須」であるため「必須アミノ酸」というわけですね。「必要アミノ酸」もしくは「不可欠アミノ酸」と呼ばれることもあります。
イソロイシン/ロイシン/バリン(BCAA)
必須アミノ酸のうち、「イソロイシン」「ロイシン」「バリン」の3つは『分岐鎖アミノ酸(BCAA)』というグループに区分けされています。
BCAAは体の中の筋肉を構成する主だったアミノ酸であり、肌・髪を健やかに保つ係も担当する重要な存在です。「筋肉担当」と言うと、女性からは「筋肉は必要ない!」と思われるかもしれません。
筋肉量の低下は「たるみ」につながる
しかし体内の筋肉量の衰えは顔の「たるみ」ももたらし、ほうれい線等も目立たせます。またダイエットをしても痩せにくくリバウンドしやすい体にさせてしまうのも、筋肉量の低下が原因であることが多いのです。
特に女性は筋肉が付きにくく落ちやすいため、一定の筋肉を保持することは美容のためにも重要になります。BCAAを補給したからといって筋肉ムキムキのマッチョになるわけではないので、安心してくださいね。
ちなみにBCAAは、労働・運動等で筋肉が使用されると体内量が減ってしまいます。特にダイエット中等でヨガやジョギング・ウォーキング等をされていたり、体をたくさん動かした時にはBCAAを補うことが大切です。
トレオニン(スレオニン)
トレオニンは、天然保湿因子「NMF」を構成するアミノ酸のひとつです。主に肌の表皮・角質層等を多く構成し、肌のターンオーバーに深く関わっています。
また肌を作るコラーゲンの材料となることも多いと考えられており、これらの働きから「美容アミノ酸」と呼ばれることもあります。
リジン
リジンにはカルシウムの体内定着率を上げる働きがあります。カルシウムというと「骨や歯のためのもの」というイメージがある人が多いかもしれませんね。
しかし実際には、カルシウムは美肌づくりに欠かせない成分。肌の角質細胞を作るためには、カルシウムは絶対に必要な存在なのです。
カルシウム不足になると、角質細胞が正常に生成されず、肌のターンオーバーが遅くなってしまいます。
ところがこのカルシウムは牛乳や小魚等で摂ろうとしても、なかなか体に吸収されてくれません。
小魚の場合、全体の70%は吸収されずに体外に排出されてしまいますし、比較的吸収度の良い牛乳でも60%近くが吸収されないのです。
リジンをきちんと補えば、カルシウムの体内吸収率を上げ、肌細胞の生成を活発にすることができます。
トリプトファン
トリプトファンは脳内神経伝達物質である「セロトニン」や「メラトニン」の働きを活発にする成分であると考えられています。
「セロトニン」とは、幸福感やリラックス感・落ち着き等の感情を伝達する物質で、メラトニンは質の良い睡眠をもたらす働きを持ちます。
いずれも「ストレス解消」を考える上で、非常に重要な脳の物質なのですね。
ストレスの多い現代社会では、脳内セロトニンの量が減っている人も多いと言われています。
肌とストレスには密接な関係があり、美肌を作る上で「ストレスに負けない心」と「ストレスを解消する良質な睡眠」は欠かせません。
そのような意味で、美肌作りにおけるトリプトファンの重要性も現在注目されるようになっています。
非必須アミノ酸
非必須アミノ酸とは、人体のタンパク質を作るアミノ酸のうち、体内で合成可能な種類のものを指します。ただ現在、この「非必須」という言葉が問題視されることも増えているようです。
言葉から考えると、「摂らなくても良いもの」とイメージがありませんか?しかし「合成可能」とは言っても、体内の栄養バランスが崩れていれば必要量を合成しきれなくなります。
また加齢によって生成量が落ちることもあるため、美肌対策を考える上では非必須アミノ酸の補給も重要となのです。
アスパラギン
肌の角質層のターンオーバーを促進させるアミノ酸です。またNMFを構成する成分のひとつであり、肌の保水力を上げる働きも持っています。
特に乾燥肌・敏感肌の人の場合には重要なアミノ酸と言えるでしょう。
アルギニン
アルギニンは脳下垂体から出る成長ホルモン(ヒト成長ホルモン)の分泌を促す働きを持っています。代謝を活発にし肌を若々しく保つためには、成長ホルモンの分泌が必須です。
しかし年齢に応じて成長ホルモンの分泌度は下がっていきます。ピークは20才ころで、30代以降からはホルモン分泌が著しく衰え、これがシワやたるみの原因となるのです。
アルギニンを補いホルモン分泌を活発にし続けることが、アンチエイジングとなるわけですね。
グリシン
肌のコラーゲンを作っている主なアミノ酸がこの「グリシン」です。皮膚細胞のタンパク質のうち、30%以上はグリシンによって構成されています。
グリシンの定期補給については、最近では美容研究家・皮膚科医等の専門家からも推奨されるようになっています。
プロリン
グリシン同様、皮膚細胞を作るメインとなるアミノ酸のひとつです。また壊されたコラーゲンを修復する力も持つため、シワ対策・シミ対策等としても注目される存在です。
脂肪を燃焼させる効果もあると考えられており、「美肌+ダイエット」という女性に嬉しいアミノ酸となっています。
セリン
肌の角質層にある天然保湿因子・NMFの中で、セリンは最も多いアミノ酸となっています。必須アミノ酸である「トレオニン」とあわせて補給しNMFの数を増やしていけば、肌の保水力アップが期待できるわけです。
また紫外線等のダメージによってメラニンを生成する酵素「チロシナーゼ」の働きを抑制し、シミやソバカス等ができるのを防ぐ働きも持っています。
「保湿」と「美白」の両方を担当する重要な美容アミノ酸と言えるでしょう。
遊離アミノ酸
遊離アミノ酸とは、人体でタンパク質を形成するわけではなく、分離した状態で体内に存在するアミノ酸です。
「遊離」という言葉から「遊んでいて意味が無いアミノ酸」とイメージされることもあるのですが、実際には単独での体内作用は大きく、他の必須アミノ酸・不必須アミノ酸の働きをサポートする大切な存在でもあります。
オルニチン
尿素回路に多く存在し、肝臓の働きをサポートするため「飲みすぎた時のアミノ酸」としてよく知られています。しかし最近では美肌効果もあることがわかってきました。
オルニチンがコラーゲン生成を強化・促進させていると、最近の研究で判明したのです。また成長ホルモンの分泌を促す働きもあると考えられており、その美肌効果は益々注目されるようになっています。
シトルリン
体内の血管を広げて血行を改善する効果があると考えられています。冷え性対策、むくみ対策として用いられることが多いアミノ酸です。
冷えによる代謝の悪さはターンオーバーをを低下させ、肌の状態を悪くする大きな要素となっています。また「むくみ」は肌をたるませて見せたり、シワや陰を増やして「老け顔」にしてしまうことも。
シトルリンで血行を改善して老廃物を流せば、むくみや冷えの無いスッキリしたフェイスラインを得られる可能性が高いというわけですね。
アミノ酸を補給して体の内側からスキンケア!
アミノ酸が豊富な食材で補給
アミノ酸を補給するための基礎となるのは、毎日三食の食事です。アミノ酸が豊富な食べ物を知って積極的に食べれば、良質なアミノ酸を体の中に蓄えられます。
牛乳
イソロイシン・リジン・セリン・トリプトファン等のアミノ酸が豊富です。コラーゲン合成に欠かせないカルシウムの補給にもなるため、コップ1杯の牛乳を飲む習慣をつけておきたいですね。
また牛乳から作られたチーズ(ナチュラルチーズ)等の乳製品もアミノ酸を豊富に含みます。「牛乳が苦手」という人は、チーズ類からアミノ酸摂取をしてみると良いでしょう。
卵
イソロイシン・ロイシン・リジン・バリン・スレオニン・トリプトファン等の必須アミノ酸を含む上、アルギニンやグリシン、アスパラギン等の非必須アミノ酸もカバーする「アミノ酸の優等生」とも言える存在です。
安価な上に様々な料理に使用できるので、アミノ酸補給の主力選手となってくれます。
肉(牛肉・鶏肉・豚肉等)
リジン・イソロイシン・ロイシン・バリン・トレオニン・トリプトファン・リシン等を豊富に含みます。
特に鶏肉の「むね肉」や「ささみ」等は脂質が少なくアミノ酸は多いので、積極的に食べていきたい食材です。また豚肉はプロリンも多く含むので、こちらもきちんと食べておきましょう。
大豆食品(納豆・豆腐等)
大豆はバリン・ロイシン・イソロイシンといったBCAAの他、必須アミノ酸のうち8種もをカバーする「タンパク質作り最強の植物」とも言える存在です。
よく「大豆は畑のお肉」と言われることがありますが、アミノ酸摂取という観点から考えても肉類に劣らない含有量となっています。
また低カロリーであるためダイエット中の人でも食材を取り入れやすく、たくさん食べてもOKという点もうれしいですね。この他、大豆以外のいんげん豆などもアミノ酸が豊富です。
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魚介類(鮭、いわし、マグロ、サンマ等)
特にマイワシ・鮭は必須アミノ酸の含有量が高く、良質なタンパク質(コラーゲン)が生成できると言われています。またかつおから作られた「かつお節」は、セリンやアルギニンを多く含む食材です。
魚介の乾物からでもアミノ酸を補給できるわけですね。この他、貝類では「しじみ」がオルニチンを多く含む食材となっています。
アスパラガス・根菜
その名の元ともなった「アスパラギン」を多く含む食材です。アスパラギン酸を100グラム当たり430mg含んでいます。
この他、れんこんやタケノコといった根菜類もアスパラギンを多く含みます。
サプリメント・ドリンクでアミノ酸を補給!
かつては「アミノ酸は食事だけで足りる」という考えが一般的でしたが、最近では「食事のみでは十分な補給が難しい」と言われることが増えています。その理由としては、主に以下のようなものが挙げられます。
【食事でのアミノ酸補給の問題点】
吸収までに時間がかかる
食物に含まれるアミノ酸は、消化されてから体に吸収しやすい形に変化させる必要があります。そのため吸収までの時間が長く、筋肉や肌が多量のアミノ酸を求める時になかなか間に合わない「タイムラグ」が起きやすい傾向です。
カロリーオーバーになりやすい
乳製品・肉・たまご等はカロリーや脂肪分が高く、アミノ酸摂取のためにたくさん食べようとするとカロリーオーバーとなってしまう人もいます。
体調によっては吸収率が悪い
疲れやストレス等で消化器官が弱っている場合には、アミノ酸吸収率が下がると言われています。
食事では取りにくいものがある
オルニチンのようなアミノ酸は「しじみ」等の特定貝類等でしか摂取できず、定期的な摂取を継続するのが難しい傾向にあります。
また現代の食生活の乱れがアミノ酸不足とさせているという指摘も多く見られます。
三食きちんと食事が取れていない人、外食やレトルト食・コンビニの使用が多い人等の場合には、特に良質なアミノ酸摂取ができていない可能性が高いのです。
このような問題を解決するために、アミノ酸補給をサポートする役割としてサプリメントやドリンクも日常生活に取り入れてみましょう。
パウダータイプのサプリメント
パウダータイプのサプリメントは、普段の食事やお茶等にサッと溶かすだけで良いのが魅力です。1回分のカロリーも低めに抑えられている傾向があり、ダイエット中の人でも気軽にアミノ酸補給ができます。
ただパッケージ・スプーン等がセットとなって販売される分、価格が割高となる傾向も有るようです。詰め替え等ができるタイプを選ぶとコストを抑えられます。
おすすめのアミノ酸パウダー:明治アミノコラーゲン
出典:明治アミノコラーゲンブランドサイト
コラーゲンペプチド(アミノ酸の複合体)を1日分あたり1,000mg配合したパウダーサプリです。アルギニン・グリシン等の美容アミノ酸も多めに配合されています。
詰替が販売されているので、オトクな価格で続けられるのも嬉しいですね。より高い効果を求める人のために、更に配合率を高めた「アミノコラーゲンプレミアム」も販売されています。
ドリンクタイプのサプリメント
ドリンクタイプは体内吸収性が良く「いま補給したい」というアミノ酸をサッと肌に届けられるのが魅力です。
ただし「アミノ酸配合ドリンク」と銘打ったものの中にはスポーツドリンク系も多く、この場合には運動後の筋肉増強等を狙っているためカロリーが高くなる傾向を見せています。
「体型が気になる」という人の場合、総カロリーをよくチェックしておきましょう。
おすすめのアミノ酸ドリンク:富士フィルム アスタリフトドリンク ピュアコラーゲン10000
出典:FUJIフィルム
自社独自開発の低分子コラーゲンを10,000mgも配合し、ここに遊離アミノ酸・オルニチンを400mg加えた「美容特化タイプ」のアミノ酸ドリンクです。
ビタミンCやセラミド等も含まれているので、エイジング・乾燥・美白と幅広い肌対策になってくれます。カロリーも1本あたり46Kcalとドリンク系サプリメントの中では控えめです。
(参考家格 10本3,898円税込)
タブレットタイプのサプリメント
タブレットタイプは携帯性が高く、いつでも気軽にアミノ酸補給ができます。「面倒くさくて美容ケアが続かない」という人は、手軽なタブレットを選ぶと良いでしょう。
ただしカフェイン類等でタブレットやカプセルを飲むと吸収性が落ちることがあります。原則「水」で飲む習慣を付けていきましょう。
おすすめのアミノ酸タブレット:ファンケル マルチアミノ酸
ファンケル
必須アミノ酸であるBCAAに加え、ターンオーバーを促すアスパラギン酸やグルタミン酸が配合されています。
またアミノ酸複合体である「ペプチド」を入れているため、タブレット式でも比較的体内吸収性が良いのも特徴です。
(1ヶ月分・税込2,376円※定期便割引あり)
外側からもアミノ酸を!アミノ酸基礎化粧品でスキンケア
より即効性のあるアミノ酸ケアを行うなら、肌の外側からもアミノ酸を与えることが大切です。
自分の肌質に合ったアミノ酸入り基礎化粧品を選んで、不足しがちな良質なアミノ酸を補ってあげましょう。
ドライ肌(乾燥肌・インナードライ肌)
肌の水分量が落ちているドライ肌の場合には、肌の保水力を担うNMF(天然保湿因子)の材料となる「トレオニン」や「セリン」等を含んだ基礎化粧品を選ぶのがおすすめです。
おすすめエッセンス:トゥベール 高濃度アミノ酸濃縮液・アミノ酸エッセンス
出典:トゥベール
アルギニン、アスパラギン酸、グリシン、セリン、プロリン、トレオニン等、アミノ酸を11種類以上も配合した「超保湿型」のエッセンスです。
特にNMF(天然保湿因子)に関連するアミノ酸配合量が全配合量内25%以上と高く、肌の保水力のしっかりとした底上げが期待できます。
トゥベールが販売する化粧水キットに混ぜて使用できる他、現在使用中の化粧水に数滴垂らして使うのもOKです。
使用量が少なめで済むのでコストパフォーマンスも良く、リーズナブルにアミノ酸保湿ケアができるアイテムとなっています。
(参考価格:税込1,400円)
敏感肌
肌のバリア機能が落ちている敏感肌には、アミノ酸ケアはピッタリと言えます。ただ製品によってはアルコールや人工香料等の刺激になる成分が加えられていることもあるので注意が必要です。
できるだけ刺激物をカットした「無添加タイプ」の基礎化粧品を選んだ方が良いでしょう。
おすすめ化粧水:ミノンアミノモイスト モイストチャージローションII
出典:第一三共ヘルスケア
「敏感肌にはアミノ酸」という点に早くから着目し、独自の展開を続けてきたブランドが「ミノン」です。
アレルギーテストだけでなく敏感肌ユーザーによる使用テストも行っており、「安心して使える」という声を多数得ています。
化粧水である「モイストチャージローション」でもセリン、アルギニン、アラニン、ヒスチジン、プロリン等のアミノ酸をしっかり配合しつつ、パラベンやアルコール等の刺激物を配した「安心配合」となっています。
乾燥が気になる方にはこのもっとしっとりタイプを、夏場等にもう少し軽めの仕上がりを望む場合には「モイストチャージローションI(しっとりタイプ)」を選んでも良いでしょう。
花粉対策で「季節のゆらぎ肌」から脱却しよう!
オイリー肌・ニキビ肌
「アミノ酸ケアは乾燥している人向け」と思っていませんか?肌の新陳代謝をアップするアミノ酸は、オイリー肌やニキビ跡に悩む人にも実は合っている存在なんです。
ただアミノ酸配合基礎化粧品の場合「トロリ」「しっとり」というテクスチャーが多いため、オイリー肌の人にはやや重く感じられるかもしれません。
テスターや試供品等で、できるだけテクスチャーを確認し、サラリとしていて油分配合が少ないものを選んでみましょう。
おすすめ化粧水:Mマークシリーズ アミノ酸浸透水
出典:松山油脂株式会社
コラーゲン生成をメインに担うアミノ酸であるプロリン・グリシンを配合した化粧水です。
アミノ酸系の中では比較的サラッとしたテクスチャーとなっており、オイリー肌やニキビ肌の人にも使いやすい仕上がりとなっています。
1,000円前後とプチプライスなのも嬉しいですね。普段の化粧水を使う前の「プレ化粧水」として使用する人も多いようです。
(松山油脂 200ml )
エイジング肌
年齢を重ねた体は成長ホルモンの分泌量が下がり、コラーゲン生成のためのカルシウムも不足している状態です。「アルギニン」でホルモン分泌を促しながら、「リジン」でカルシウム等の栄養素定着率を上げていきましょう。
また体内のコラーゲン量・エラスチン量も低下しがちなので、「トレオニン」や「セリン」等のコラーゲン生成原料となるアミノ酸も加えたいところです。
肌に関する様々なアミノ酸が複数配合され、なおかつ配合量が高いリッチな栄養クリームが適しています。
おすすめクリーム:ジーノ アミノシューティカルクリーム
出典:味の素ジーノ
アミノ酸研究のトップ企業のひとつと言われる「味の素」が開発した最高級クラスのアミノ酸化粧品ブランドが「ジーノ」です。
中でも美容クリームである「アミノシューティカルクリーム」にはアルギニン、リジン、トレオニン等のアミノ酸が全22種類も配合されており、アミノ酸パワーが集結したアイテムとなっています。
朝のメイク前にも使用できるので、肌へのアミノ酸補給を頻繁に行えるのも嬉しいですね。
(味の素 20g7,700円/40g13,200円 税込)
おわりに
アミノ酸ケアについての情報はいかがでしたか?日々体内で使われてしまうアミノ酸は、毎日きちんと内側・外側から補給してこそ美肌効果が発揮されると言われています。
そういった意味で、アミノ酸によるケアは「自宅でのスキンケア・自分で行う美容対策」にとても適したスキンケア方法なのです。
毎日の食事で、サプリメントで、そして肌のお手入れで・・・と、それぞれ自分のライフスタイルに合ったケア方法を継続してみましょう。
きちんとケアを続けていけば「あれ?なんだか肌がすごく元気!」と気づく日が意外とすぐに来るはずですよ。
※本記事で紹介している製品の成分内容・価格などは最新の情報をサイトでご確認下さい。