クマ・シミ・赤み隠しに!コンシーラーの使い方と選び方~おすすめアイテムや使う順番も解説

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コンシーラーパレット

毎日のベースメイクにコンシーラーは使っていますか?

2014年に行われたネットアンケート調査によれば、女性全体の55%、2人に1人以上は毎日のメイクにコンシーラーを使っているのだそうです。

シミ・しばかす・クマ等をカバーできるコンシーラーは、今や女性のメイクに欠かせないものなのですね。

ところがその反面、「コンシーラーがうまく使えない!」と悩む女性の率はなんと80%近くに上ることがわかりました。


正しい使い方でカバー力が格段にアップ

「コンシーラーのグリーンを買ったけど、アラが隠せない」「コンシーラーが悪目立ちする」「ファンデーションとコンシーラーの順番がわからない」・・・こんな悩みを抱える人がほとんどなのだとか。

コンシーラーはうまく使えばプロ級の肌を作れるお役立ちアイテムなのですが、「コンシーラーの選び方・使い方を正しく知っているかどうか」で、メイクの仕上がりが大きく変わってしまうのです。

コンシーラーを上手に使いこなして、シミやクマ等のトラブルが見えない肌を作りませんか?

ここではコンシーラーの基礎知識や選び方のコツ、塗り方テクニックの他、プチプラから人気ブランド製品までカバーするおすすめランキング等、コンシーラーについての様々な情報を紹介していきます。




コンシーラーとは?働きや役割・種類等の基礎知識

コンシーラー選びを始める前に、まずはコンシーラーの基本的な役割や種類について知っておきましょう。


コンシーラーは「カバー係」

そもそもコンシーラーとは、どんな働きをするメーキャップアイテムなのでしょうか。

「シミをカバーするもの?」「赤みを消すもの」・・・様々な回答が挙げられそうですね。

コンシーラーは英語では「Concealer」と書きますが、この「conseal」とは「隠す」という意味を持っています。

つまり「肌のアラを全般的に隠すためのもの」というのが、基本的なコンシーラーの役割なのです。

コンシーラーで隠せる肌のアラとは

  • シミを隠す
  • そばかすを隠す
  • ニキビ跡等の赤みを隠す
  • ほうれい線や頬等に落ちる影を隠す
  • クマを隠す
  • アザを隠す 等

肌トラブルを隠してツルリ肌を演出

シミやそばかす、ほうれい線、肌の赤み・・・このような肌の悩みを抱える人は多いことでしょう。

つまりちょっとでも「肌トラブルを隠しておきたいな」という人は、コンシーラーを使った方が良いというわけですね。

シミの部分だけ、ニキビ跡の部分だけ・・・このようなポイント使い(部分使い)をするため、コンシーラーは「ポイントファンデーション」「スポットファンデーション」といった名称で販売されることもあります。


ファンデーションだけで隠すのはダメ?

「シミやニキビ跡等の肌のアラはカバー力のあるファンデーションで全体的に隠せば良いのでは?」と思う人も居るかもしれません。

しかしソバカスやシミ等をしっかりと隠すようなカバーファンデーションを厚く塗るのはNG!

全体的にこっくりしたファンデーションを塗ると、肌の持つ透明感が失われてしまいます。

厚化粧によって実年齢よりも老けて見えたり、乾燥ジワが目立ってしまうことも多いのです。

「気になる部分だけ」をコンシーラーでカバーして、その他はファンデーションを薄く塗った方がナチュラルで仕上がりもキレイ、更にメイクも長持ちします。

プロのメイクアップアーティスト達も、「コンシーラー+ファンデ」という使い分け方をしています。


コンシーラーの代表的な形状

ひとくちに「コンシーラー」と言っても、その形状は様々です。各形状の特徴も知っておきましょう。


クリームタイプのコンシーラー

nars_ソフトマットc

ソフトマットコンプリートコンシーラー
出典:NARS公式
https://www.narscosmetics.jp/home

クリームタイプは、小さめの瓶(ボトル)等に入れた状態で販売されています。

「クリーム」という名前のとおり油分が比較的多く粘度のある基材(テクスチャー)なのが特徴です。

カバー力・伸びのバランスが取りやすい基材なので、プロ仕様のコンシーラーも多い傾向があります。

ほとんどの製品は別売りの筆(メイクブラシ)、もしくはチップ等で塗布をします。


パレットタイプのコンシーラー

ipsa_コンシーラーp

クリエイティブコンシーラーEX
出典:IPSA(イプサ)公式
https://www.ipsa.co.jp/

アイシャドウのようなパレット形状のコンパクトに入った製品です。

こちらも厳密にはクリームタイプに分類されますが、ボトル入りに比べて油分が少なく、テクスチャーが固めのことが多いです。

パレットに数色を入れた形なので、自分の肌にピッタリの色を選んだり作りやすいのが大きなメリットとなっています。

こちらもボトルタイプのクリームコンシーラー同様、メイク用の筆、もしくはチップ等で塗布をします。


リップタイプ・スティックタイプ

ベアミネラル_ベアプロコンシーラー

ベアプロ フルカバレッジコンシーラー
出典:bearMineral(ベアミネラル)
https://www.bareminerals.jp/

スティック状(棒状)になっており、口紅のように繰り出して使うタイプのコンシーラーです。

製品によってバラツキがありますが、一般的には顔料の配合率がクリームタイプより高く、カバー力に非常に優れた製品が多い傾向にあります。

スティックをそのまま肌に付けて塗ることも可能ですが、小さな範囲の場合には筆、広い範囲には指等を使うこともあります。


ペンシルタイプ

ミュウ_ペンシルコンシーラー

ミュウ ペンシルコンシーラー
出典:ミックウエルヴァ
https://www.bareminerals.jp/

いわゆる「鉛筆」の形をしたコンシーラーです。同じく鉛筆タイプのアイライナー等に比べると芯が太く、柔らかい芯をしています。

とは言えコンシーラーの中では顔料率が最も高く、油分・水分が少ないので、あまり伸びません。

ごく小さな部分のカバーに適しています。ペンシルを直接肌に付けられる上に軽く携帯性も優れているので、お出かけ先でのメイク直しにも便利です。


リキッドのチップタイプ

ザセム_チップコンシーラー

ザセム カバーパーフェクション
チップコンシーラー
出典:the SAEM
http://www.thesaemcosmetic.com/en/

「リキッド」とは「液状(液体)」という意味です。

その名のとおりクリームタイプよりも水分が多い、比較的サラリとしたテクスチャーになっています。

クリーム系よりはカバー力は劣りますが、伸びが良いのが特徴です。また仕上がりが軽いので、少し広めの範囲に塗りたい時にも適しています。

マスカラのようなボトルに入っている製品が多く、中に入っているチップを引き出して塗っていきます。


リキッドの筆ペンタイプ

YSL_ラディアントタッチ

YSL ラディアントタッチ
出典:イヴ・サンローラン
http://www.thesaemcosmetic.com/en/

チップタイプと同じ液状のコンシーラーですが、筆ペンタイプの方が更に水分率が高く、水のようにサラリとしている傾向があります。

筆ペンの後ろを何度かノックすると使用する分量の液体が筆に染み込み、カンタンに塗り拡げられるのが特徴です。

ただしカバー力が全ての形状の中で最も弱い傾向があります。


コンシーラーの色の種類

makeupf_コンシーラー色見本

補正色が豊富
5カモフラージュクリームパレット
出典:メイクアップフォーエバー公式
https://www.makeupforever.jp/

コンシーラーは形状だけでなく、色味のバリエーションが豊かなのも特徴です。

ファンデーションのように「基本はベージュ色(肌色)だけ」というわけではなく、コントロールカラーのように「黄色」「緑」「青」といったカラフルな色合いのものも多くあります。(※カラーバリエーションはコスメブランドによって大きく異なります。)

コンシーラーのカラーバリエーション例

  • ライトベージュ系:肌色よりも明るめのベージュ系
  • オークルベージュ系:肌色よりも少し暗めのベージュ系
  • イエロー系
  • オレンジ系
  • グリーン系
  • ピンク系:ピンクベージュで代用可能なこともある
  • ラベンダー系 等

コンシーラー使いでやりがちな3つの失敗と原因

鏡を見て悩む女性

「コンシーラーを買ったけど、うまく使えなくってメイクボックスに入れっぱなし」「安いコンシーラーのせいか、クマが全然隠れない!」等、コンシーラーで失敗をしたことがあるという人は少なくありません。

でも実際のところ、コンシーラーは「プチプラだからダメ」というわけでもないんです。

ではどうしてコンシーラーは失敗しやすいのでしょうか。その原因を知っておきましょう。


1.塗るとシワが目立つ!

特に目の回り・口元・ほうれい線隠し等で「コンシーラーを塗った方が小じわが目立った」と感じている人は多いようです。

これは「隠す=カバー力が大切!」と、硬いテクスチャーのものを選んでいることが原因と考えられます。

口元等に「しっかりクリームタイプ」等では硬すぎることが多いのです。

また保湿剤(油分)が少ないタイプのコンシーラーは塗った後に徐々に乾燥してしまい、シワが目立ってしまうこともあります。


2.悪目立ちする

コンシーラーを塗った部分が悪目立ちをする理由の多くは、「色の明るさ」が合っていないためです。

「明るい方が隠せそう」と、とにかく明るく白っぽい色味を選んでいませんか?

またファンデーションと同じ感覚で色選びをすると、ポイント使いのコンシーラーでは色が明るすぎて塗った部分だけが血色悪く浮いてしまうことがあるのです。


3.アラが隠せていない

アラが隠せない理由にはコンシーラーの「色orテクスチャー」のいずれかが合っていないことが考えられます。

製品を購入する時、「なんとなくベージュ」を選んでいませんか?

また赤みのあるムラにも青みのあるムラにも、同じコンシーラーを使ってはいないでしょうか。

また「塗りやすそうだから」と水っぽく柔らかいリキッドを選んだ結果、本当に隠したいシミが消えないといったケースも多く見られます。

この他、塗り方がテクスチャーに合っておらず、せっかくのカバー力が発揮できていないケースも多いです。


コンシーラーは「肌悩み」にあわせて選ぼう!

これら3つの失敗が起こる大元の原因は「コンシーラーは一本あればシミでもクマでもなんでも隠せる」という誤解にあります。

残念ながら、どの肌悩みも隠せる万能コンシーラーというのはありません

「クマにはクマに合ったコンシーラー」「ほうれい線にはほうれい線に合ったコンシーラー」といった、肌悩みに合わせた「色と硬さ」のコンシーラーを選ぶことが大切なのです。


失敗しない!コンシーラーの選び方

それでは適切なコンシーラーの選び方について、基本的な考え方と、用途ごとの細かな選択ポイントをご紹介していきましょう。


コンシーラーの色の選び方

色相環コメント入り

例えば青クマにはオレンジ系コンシーラーがベストです。

コンシーラーの色選びでは「補色(ほしょく)」という考え方が重要になります。

補色(余色)とは、色相環(カラーサークル・color circle)でちょうど正反対の位置となる2色のこと。

厳密には意味が多少異なりますが「反対色」というとわかりやすいかもしれませんね。

正対する補色2色を適切なバランスで混ぜると、その色は白色光(白)に見えます。

つまり「肌悩み」の色(赤っぽい、青黒っぽい等)に対して補色となる色をコンシーラーでぶつければ、色味が薄まり更に明るく見えて、肌のアラを隠してくれることになります。

補色の例

  • ブルーの補色→オレンジ系(青クマ消しに)
  • レッドの補色→グリーン系(赤み消しに)
  • ピンクの補色→薄いグリーン(水色とグリーンの中間色)等(ニキビ隠しに)

さらに肌の色も考慮して完璧な色選び

日本人の肌の色は真っ白ではなくイエローがかった肌色なので、その点も計算に入れましょう。

そのため茶系~黒に近い焦茶(ブラウン系)の肌のアラに対しては純粋な補色ではなく、肌の色に近い(ベージュ、オークル、ピンクベージュ、イエローベージュ等)色を使ってカバーをしていきます。

コンシーラーの硬さの選び方

コンシーラーと顔の動き図

コンシーラーの形状別の硬さと顔の動き方

コンシーラーのテクスチャーの硬さとカバー力はほぼ比例します。

つまりこっくりと硬いテクスチャーのコンシーラーほど、濃い色のアザでもしっかり隠せるということです。

ただし硬くなるほど油分・水分が減り粉っぽくなりやすいので、広範囲に塗ると小じわ等が目立ってきます。

このような特徴から、硬いテクスチャーは「とても狭い範囲」のアラ隠しに向いています。


柔らかタイプは動きの多い部分に

反対に柔らかいテクスチャーはカバー力はそこそこですが、肌にピタッと密着しますし、乾燥しにくいという特徴があります。

そのためやや広い範囲だったり顔の中でもよく動く部位、まぶたやほうれい線などには柔らかいテクスチャーのコンシーラーが向いています。


コンシーラーでクマを隠す時には?

クマを隠す場合には、テクスチャーは必ず柔らかいもの(リキッド系)を選びましょう。

目元は顔の中でも最も皮膚が薄くよく動く場所なので、硬さがあるものだと非常にシワや乾燥が目立ってしまうのです。

特にカバー力重視のスティック系コンシーラーでのクマ隠しはNGです!ゴワゴワっとした仕上がりになり、目元が老けて見えます。

「カバー力で隠す」というよりも「色の補正効果と光でクマを隠していく」と考えた方が良いでしょう。

また適切な色を選ぶには、そのクマが「青グマ」「茶グマ」「黒クマ」のどれかを見極める必要があります。


青クマは「血行不良」

青グマができやすい人の特徴

  • 目の下を引っ張ってもクマが動かない
  • 目の周辺を温めるとクマが薄くなる
  • 手足が冷えがちだと思う
  • 胃腸の調子が悪いことが多い
  • 肌が薄い方だと思う

青グマは主に血行不良によって起こるクマです。青くくすんだ肌色~藍色、青黒い色に見えることもあります。


茶クマは「色素沈着」

茶グマができやすい人の特徴

  • 目の下を引っ張るとクマが動く
  • 目の周辺を温めてもクマが薄くならない
  • 睡眠時間とクマの薄さが関連しない
  • 敏感肌・アトピー・乾燥肌等である
  • しっかりしたアイメイクをすることが多い

茶グマは主に色素沈着によって起こるクマです。

まぶたへの摩擦等の皮膚刺激、日焼け(紫外線)、アイメイクの落とし残しによる成分の酸化等によって皮膚の色が茶色っぽくなっています。

色味によってはくすんだワイン色っぽいこともあります。


黒クマは「たるみ」

黒グマができやすい人の特徴

  • 年齢が30代~40代以上である
  • 目の下の皮膚を横に引くとクマが消える
  • ライトを横や下から当てるとクマが消える
  • 頬の毛穴が気になるようになった
  • 目元が下がってきた気がする

黒グマの原因は青クマ・茶クマとは異なり、皮膚のたるみによって起こるものです。

たるんだ皮膚が光を遮って、下の部分が影になっています。影の部分は黒~グレー、もしくはグレーがかったベージュ等に見えます。


青グマを隠すには→オレンジのコンシーラー

ケサパサ_コンシーラー

オレンジで血色感をプラス

青~青黒(ネイビー)に近いような青グマを隠すには、補色であるオレンジがピッタリです。

ただブルーベースの場合だとオレンジが浮くことがあるので、この場合にはコーラルピンク等のオレンジ味が強いピンクを使用します。


茶グマを隠すには→イエローのコンシーラー

カリプソ_マジックc黄色

かなり黄みのある色味

茶グマは血色による肌の変化ではなく「沈着」であるため、補色を利用した色味でのカバーがやや行いにくいです。

そのため明るめのイエロー、もしくはクマよりやや明るいベージュでカバーをしていきます。


黒クマを隠すには→ベージュのコンシーラー

セザンヌ_ハイライトコンシーラー

偏光パールで影を飛ばす

黒クマの正体は「影」なので、色を消すというよりも「光」で影を飛ばしていく考え方になります。

キラキラとした光を集めやすいパール配合のパールページュ、もしくはパールオークル等をほんの少し広めに塗ります。

塗る範囲が広い分、あまり肌よりも明るい色を選ぶと浮きがちなので、少し暗めの色で穏やかにカバーするのがコツです。

3タイプ別のクマ対策をもっと詳しく知りたい方は、是非下記のページをチェックしてみて下さい。

茶クマ・青クマ・黒クマに合う原因別の消し方!コンシーラーやツボ押しで根本改善


コンシーラーでシミを隠す時には?

シミは各種の肌のアラの中でも最も「色が濃い」部類のアラに入ります。

そのため、できるだけカバー力が強いものを選びましょう。

硬めのクリームパレットタイプ、もしくはカバー力の強いスティックタイプがピッタリです。


コンシーラーの色を「貼る」感覚で色選び

シミの色は薄い茶色~焦茶色(ダークブラウン)・黒へと徐々に進行していきますが、シミの場合には基本的には「シミの色」ではなく「肌の色」を元にして選びます。

肌よりもやや暗めのベージュ」を選ぶとカバー力も出る上に肌から浮きにくいのでおすすめです。

肌色系・ベージュ系の色展開が多いコスメブランドを選ぶか、ベージュ系のバリエーションが多いパレットタイプを選ぶと良いでしょう。


コンシーラーでそばかすを隠す時には?

そばかすの場合もシミと同様に、「そばかす自体」の色を基準にするのではなく「肌の色(肌より少し暗めのベージュ)」で色を選んでいきます。

ただしシミとは異なりソバカスは広範囲に散らばりやすいので、スティックでひとつひとつ塗ると手間がかかる可能性もあります。

「範囲が広いかも」と思ったら、少し柔らかいクリームタイプを選ぶのも手です。


コンシーラーでニキビ跡等の赤みを隠すには?

ニキビ跡等の赤みを消すには、赤の補色である「グリーン系」のコンシーラーを使うのが一番です。

ニキビ跡の色味は比較的濃いので、カバー力の強いクリームタイプか、スティックタイプを使った方が良いでしょう。

非常に小範囲ならば、初心者でも使いやすいペンシルタイプを選ぶのも手です。


茶色がかった赤みにはイエローを

なおニキビ跡の赤みが強くない(どちらかというと茶色に近い)という場合、

グリーン系だと白っぽく目立ってしまうことがあります。

この場合にはイエローもしくはイエローベージュ系のコンシーラーを選んでみましょう。


コンシーラーでほうれい線や影を隠す時には?

「ほうれい線を隠す」と言っても、シワそのものを埋め込んで隠すわけではありません。

ほうれい線によって生まれた「影」を飛ばし、ほうれい線を目立たなくするのがこの場合のコンシーラーの役割です。

またほうれい線以外にも、頬骨の下に生まれる影、口角にできる影(くすみ)等もコンシーラーでカバーできます。

いずれにしても頬周辺等の比較的広範囲か、凹凸が生まれやすい箇所に塗るため、コンシーラーの形状は伸ばしやすく密着度の高い「リキッドタイプ」がピッタリです。

クリームタイプでもなるべくテクスチャーが柔らかく、薄付きのものを選びましょう。


硬いテクスチャはシワが目立つ

硬さのあるパレットタイプやスティックタイプはNG。

頬・口元に硬いテクスチャーを塗ると老け感が一気に目立つので注意しましょう。

色味は自分の肌色よりも少し明るめのブライトベージュ(淡い色)が理想的です。

小さなパール入り等、光拡散効果があるものを選ぶと更に影を飛ばしやすくなります。


意外と知らない!コンシーラーの使い方

コンシーラーでのアラ隠しをうまく仕上げるには、「塗り方」も重要になってきます。

またコンシーラーやファンデーションを使う順番も大切です。形状によって異なるコンシーラーの塗り方も知っておきましょう。


下地・ファンデーション・コンシーラーの順番は?

化粧品メーカーの調査によれば、ファンデとコンシーラーの順番については、なんと女性の72%が正解を知らなかったのだそうです。

「思い込み」で化粧品を使わずに、正しい基礎知識をチェックしましょう。


パウダリーファンデーションを使う場合の基本

パウダリーファンデーションとコンシーラーを併用する場合、基本的な順番は以下のようになります。

下地

コンシーラー

ファンデーション


コンシーラー後にファンデーションを塗る時にはスポンジを持つ手に力を入れず、ごく優しく塗ることがコツです。


リキッドファンデーションを使う場合の基本

リキッドファンデーション(もしくはクリームファンデーション)の場合、コンシーラーとファンデの順番は以下のように変化します。

下地

ファンデーション

コンシーラー

仕上げパウダー(ルースパウダー等)


コンシーラー後にファンデーションを塗る時にはスポンジを持つ手に力を入れず、ごく優しく塗ることがコツです。


応用法:コンシーラーによって使い分ける

上記の使用の順番はあくまでも「基本」です。塗り広げる範囲、コンシーラーの硬さによって順番を切り替えることで、より美しい仕上がりとなります。

広い範囲に塗る場合

下地

コンシーラー

ファンデーション


ほうれい線隠し等、比較的広い範囲に塗り拡げを行う場合には、先にコンシーラーを塗っておいた方が仕上がりが自然になりやすいです。


狭い範囲に塗る場合

下地

ファンデーション

コンシーラー

仕上げパウダー(ルースパウダー等)


非常に小さな1箇所だけのシミ・小さなホクロといった非常に狭い範囲のカバーをする場合、後からコンシーラーを塗った方がカバー力が出やすいです。


テクスチャー別!コンシーラーの使い方

クリームタイプのコンシーラーの使い方

ボビィブラウン_コンシーラー筆

コシのある筆なら密着しやすい
出典:BOBBI BROWN
https://www.bobbibrown.jp/

クリームタイプのコンシーラーは、ボトル入り・パレットタイプにかかわらず、基本的な使い方として筆(メイクブラシ)で塗ります。

メイクブラシはコシのあるタイプの方が使いやすいです。

クリームタイプ:基本の使い方

  1. メイクブラシでコンシーラーをパッケージから適量を取ります。
  2. 手の甲に一度タッチして使用量を調節し、筆にコンシーラーをなじませます。
  3. 一度に全部を塗ろうとせずに、薄く少しずつ塗っていきます。
  4. 気になる部分がカバーできたら、きれいなスポンジもしくはパフで静かに上から抑えます。
  5. パウダリーファンデーションもしくはフェイスパウダーで仕上げます。

スティックタイプ(リップタイプ)のコンシーラーの使い方

スティックコンシーラー


スティックタイプのコンシーラーは、直接スティックで塗布するか指を使います。

塗る箇所や範囲によって塗り方を変えていくと上手に仕上げられます。

スティックタイプ:基本の使い方

  1. パッケージの蓋を取り、スティックを少量繰り出します。
  2. 濃い色のシミ・ソバカス等には、スティックを直接肌に付けるようにして塗っていきます。非常に小さい範囲の場合にはスティックの角を使います。
  3. やや広い範囲の場合にはスティックを一度指に付けて、トントンと叩くようにして塗り拡げます。
  4. 気になる部分がカバーできたら、指でごく優しく塗った部分の輪郭を叩き、よくなじませます。強く叩くとカバー部分が取れてしまうので注意しましょう。
  5. きれいなスポンジもしくはパフで静かに上から抑え、余計な油分を取ります。
  6. パウダリーファンデーションもしくはフェイスパウダーで仕上げます。

チップタイプ・筆ペンタイプのコンシーラーの使い方

目元のコンシーラー

点々と置くのがコツ
出典:ETUDE HOUSE
https://www.etudehouse.com/jp/ja/index.jsp

チップタイプ・筆ペンタイプは、製品蓋部等に付いているチップ・筆で直接塗布ができます。

チップタイプ:基本の使い方

  1. マスカラのようなチップ一体型のボトルの場合、チップをボトルから引き抜きます。筆ペンタイプの場合には数回ノックをして、コンシーラー液を筆に充填させます。
  2. ティッシュペーパーや手の甲等を使って使用量を調節し、チップや筆に液をよくなじませます。
  3. 気になる部分に、点を置くようにできるだけ少しずつ塗布を行います。
  4. 塗る範囲が広い場合には、色の境目等にラインを描くようにコンシーラー液を伸ばし、それから指かパフ等で叩いてぼかします。
  5. 肌のアラがカバーできたら、スポンジかパフで静かに抑えて余分な水分・油分を取ります。
  6. パウダリーファンデーションもしくはフェイスパウダーで仕上げます。

ペンシルタイプのコンシーラーの使い方

ペンシルコンシーラーを塗る

シミやニキビ跡をピンポイントに隠せる
出典:ルミネ
http://www.lumine.ne.jp/

鉛筆タイプのコンシーラーは、ササッと手軽に塗れるのが魅力です。

ペンシルタイプ:基本の使い方

  1. キャップを取って芯の状態をチェックします。
  2. 気になる部分に芯を直接あてるようにして塗っていきます。狭い範囲の場合には、肌に対してペンシルをやや垂直気味に。広めの範囲の場合にはやや傾けるようにして使います。あまり力を入れないようにして塗りましょう。
  3. 気になる部分がカバーできたら、輪郭部分を指かスポンジで軽く抑えてなじませます。

広範囲にコンシーラーを塗りたい時のテクニック

広範囲のコンシーラーテク


黒クマや頬骨の影等が広くできてしまい、どうしても気になる・・・こんな時、ついついコンシーラーをたっぷり広々と塗ってしまいたいくなりますね。

でもコンシーラーをとにかく塗り拡げたり、厚く塗るのはNGです!

「顔の影で広範囲が暗い(黒い)」という時には、明るい部分と暗い部分の「境界線」に線のようにコンシーラーを載せて、「明るい・暗い」の色の段差を少なくするようにしてみましょう。

クッキリとした境目がぼやけるだけでも、黒クマや頬影等は目立たなくなります。


コンシーラーでほうれい線を消したい時のテクニック

猫ヒゲコンシーラー

斜め上方向にのせて上向きの印象に
出典:資生堂
http://www.shiseido.co.jp/

ほうれい線を消す場合、ほうれい線に沿ってコンシーラーを塗るのはNG!

ほうれい線に向かって「垂直」になるように、小鼻横~頬に向かって「猫のヒゲ」を描くようなイメージでリキッドコンシーラーの線を何本か引いていきます。

それから指やパフを使って、線を丁寧に下から上(口元から頬)へとぼかし、自然なグラデーションを造りましょう。

くれぐれも「シワを埋めよう」として厚塗りをしないことが大切です。

「消す」というよりも「光で飛ばして目立たなくさせる」ということを意識しましょう。


コンシーラーで小鼻の影を消したい時のテクニック

顎に手を当てる女性

黄色の▲の位置にコンシーラーを置きます

小鼻の横に凹んだような影があると、ほうれい線がより濃く見えますし、頬が落ちて見えてしまいますよね。

この影は明るめのベージュのリキッドコンシーラーで目立たなくさせることができます。

小鼻の両横に小さな2つの逆三角形ができるようにコンシーラーで描き、あとからパフかスポンジを使って丁寧にぼかしていきましょう。

ナチュラルメイクでたくさんコンシーラーを塗りたくない・・・という時には、ごく小さく「猫のヒゲ」を小鼻の横に描くようにしてからぼかすのも手です。


プチプラから人気ブランドまで!おすすめコンシーラーランキング

コンシーラーの基本の選び方や使い方がわかったら、早速コンシーラーを買いに行きたいですよね。

人気のあるコンシーラーにはどんなものがあるのでしょうか?

ここでは口コミでも人気のおすすめコンシーラーを、用途や肌質等にあわせて紹介していきます。


シミ隠しにおすすめのコンシーラーランキング

カバーマーク ブライトアップファンデーション

ミルボン_インフェノムミスト

COVERMARK(カバーマーク)
3,850円税込
2000年の登場以降、常に口コミサイトの上位に君臨している超人気のスティックタイプコンシーラー(部分用ファンデーション)です。
夕方でもくすまない

人気の理由にはしっかりとした「カバー力」と「パサつかなさ」が挙げられるでしょう。

カバー力があるコンシーラーはそれまで「パサついて浮きやすい」「小じわが目立つ」といった問題があったのですが、ブライトアップファンデーションは保水性の高いラスティングデュウを配合し、長時間うるおいのある仕上がりを実現しています。

またカバーマーク独自の色診断「ジャスミーカラー」できちんと色を選べば、夕方を過ぎても色がくすまないのが嬉しいポイントです。

ただしテクスチャーは比較的しっかり硬めで伸びはそこまで良くないので、シミ隠し等に使うのに最も適しています。


エクセル サイレントカバー コンシーラー

エクセル_サイレントカバー

SANA エクセル
1,760円税込
使い勝手の良さとリーズナブルな価格で、コスメランキングサイトのベストコスメにも選ばれています。
超高密着の3色パレット

「コンシーラーを何回買ってきても、自分の肌に合ってない気がする」「いつも色が浮いてしまう」という人に試して欲しい、エクセルのパレット型コンシーラーです。

パレットには、黄味系の濃淡ベージュとオレンジ系ベージュの合計3色が入っています。やや大きいシミの場合には「濃いめベージュを最初に全体に塗って、明るい色を輪郭側に塗る」という2工程にするのがおすすめ。


小さなシミは2色のブレンドで

小さなシミの場合には、2色を手の甲等にとってブレンドし、少しずつ塗っていきましょう。無理に地肌の方に色を合わせようとせず、シミと地肌の中間色を目指して色を混ぜていくと仕上がりが自然になりますよ。

オレンジベージュが付いているので、青みや赤紫っぽいクマにも使えます。

付属している大小のWブラシも塗りやすく、凹凸のある部分にもキレイにフィットしてくれます。塗るのにやや手間はかかりますが、ワンランク上の仕上がりを目指したい人におすすめです。


クマ隠しにおすすめのコンシーラーランキング

ルナソル
グロウイングトリートメントリクイド(カネボウ化粧品)

ルナソル_グロウイングトリートメントリクイド
品質の良さに定評がある「ルナソル」による、コンシーラーです。
伸びが抜群

マスカラのような容器にリキッド状のコンシーラーが入っており、付属のチップで伸ばしていきます。

ヒアルロン酸や豆乳発酵エキス配合しており、伸びがとても良くしっとりとしていて乾燥しにくいので、薄くパサツキやすい下瞼にも安心して使うことができます。


3色展開

色展開は3色。基本のライトピンク・ナチュラルベージュ良いですが、ナチュラルオレンジは青グマ対策に活躍してくれます。

ただし肌の色味によってはベージュ系の方が茶グマに効くこともあるので、できれば一度カウンターでタッチアップをしてもらうことをおすすめします。

⇒ 公式サイトはこちら

DHC
Q10モイスチュアケア トリートメントリタッチEX

DHC_Q10コンシーラー

DHC

筆ペンタイプで気軽に使えるDHCのコンシーラーです。
黒クマにも使えるオレンジベージュ

ライトベージュとオレンジベージュの2色がありますが、クマ対策には特に「オレンジベージュ」が人気です。

くすんだ茶グマ対策になるほか、たるみによって起きる「黒グマ」もカバーできるとの口コミが多く見られました。

明るい肌色に見せる美肌リフレクトパウダーが配合されているので、影によって目元が暗く見えるタイプのクマにも対処してくれるのでしょう。


保湿成分たっぷりでプチプライス

肌のハリを支える「リフトアップフィルム」とハリをキープするため「フィックスポリマー」も配合されており、クマをカバーするだけでなく、目元を若々しく見せる効果も期待できます。

更に保湿成分としては、コエンザイムQ10・スーパーヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸Na)やオリーブバージンオイル・アミノ酸・エラスチン・マリンコラーゲン等と多種を配合。

6時間が経過しても水分を保持できるという驚異的な保湿効果も人気の理由となっているようです。

1,000円台というプチプラなので、「とりあえずクマ隠し系のアイテムが欲しい!」という時にも選びやすいですね。


ニキビ跡・赤み隠しにおすすめのコンシーラーランキング

キャンメイク
カバー&ストレッチコンシーラーUV

キャンメイク_カバーストレッチc

井田ラボラトリーズ
858円税込
2003年の発売以降「VOCE」等の女性メイク雑誌では常にランキング上位に入るアイテムで、特にC01「ライトグリーン」は赤み隠しに使える!と大人気となっています。
塗りやすく落ちにくい

塗りやすいチップタイプのコンシーラーです。

プチプラながら肌との密着度が高く、落ちにくいのが魅力です。

汗をかいてメイクが取れやすい夏場にも活躍してくれることでしょう。

ただカバー力はそこまで強くはないので、アラが完全に消える!というよりも「赤みがうっすら目立たなくなる」といった程度と考えた方が良いかもしれません。


ヨレやすいので少しずつ広げる

またあまり広範囲に広げるとヨレやすくなってしまうので、ポイントごとに丁寧に塗った方が良いでしょう。

薬局やドラッグストア等で手軽に買うことができるので、「グリーン系のコンシーラーを試してみたい」と気になった時の最初の一本としてもオススメです。


ディオール
フィックスイットカラー

dior_フィックスイット緑

dior(ディオール)
カラフルな4色展開のスティックコンシーラーです。
広めの範囲でもキレイにつく

ブルー・アプリコット・イエロー・グリーンの4色展開となっているスティック型のカラーコンシーラーです。

赤み消しには400番のグリーンが大活躍してくれます。

ディオールのコンシーラーはなめらかでキレイに伸びるので、やや赤みの範囲が広い箇所に使うのにも便利です。


発色が良いので使いすぎないこと
dior_フィックスイット4色

ただし発色がかなり良いので、調子に乗って塗りすぎると顔色が悪く見えます。

最初のうちは量を使いすぎず、明るい箇所で肌の色味の状態を丁寧にチェックしながら使っていきましょう。

またフィックスイットカラーを使う順番は「ファンデーションの前」が鉄則です。

できればこの製品も、適切な使い方を知るために一度カウンターでタッチアップしてもらうことをおすすめします。

価格は高いですが、赤みをキッチリ消したい人には納得のいく一本となることでしょう。

コンシーラーの後に使うファンデーションもニキビ肌向けを使いたいですよね。

ニキビ肌向け、さらに崩れにくいおすすめファンデーションを下記のページで紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

化粧崩れしないファンデーションの選び方~ポイントは「肌質+崩れ方」!人気おすすめ8選


敏感肌にもおすすめ!低刺激コンシーラーランキング

エトヴォス
カバー&ストレッチコンシーラーUV

etvos_コンシーラーパレット

ETVOS(エトヴォス)
シミ・ソバカスを隠しながら美白ケア対策もできるコンシーラー
塗りやすく落ちにくい

ヒマワリ種子ロウ・キャンデリラロウ(キャンデリラワックス)等の植物性油脂に天然ミネラル成分を加えて作った、肌に優しい処方のコンシーラーです。

茶グマやシミの原因となる「色素沈着」をケアするビタミンC誘導体(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)や、ビタミンCの働きをサポートするウンデシレイノイルフェニルアラニン等も配合されており、シミ・そばかすをカバーしながらシミを薄くする対策も一緒に行うことができます。


軽いメイクが好みの方に

オークルベージュ・オレンジベージュ・ナチュラルベージュの3色がパレットに入っており、色を混ぜれば更に自分の肌色に寄せることも可能。

特にオレンジベージュは青グマ系と馴染みやすく便利な色です。

石油系界面活性剤や合成シリコン・ミネラルオイル・紫外線吸収剤、パラベン・合成香料等を使っていない上に、タール系色素の使用も無いので、肌に対する負担はかなり減らせます

石けんで落とすこともできるので、軽めメイクで仕上げたい敏感肌の人にはピッタリですね。


ヴァントルテ
ミネラルシルクコンシーラー

vintorte_シルクコンシーラー

VINTORTE(ヴァントルテ)
古都・京都から生まれた「ヴァントルテ」のコンシーラーは、ナチュラルコスメブランドらしい無添加処方+ノンケミカル処方なのが特徴です。
塗りやすく落ちにくい

界面活性剤やシリコン・鉱物油・合成香料等の他、防腐剤も省いており、洗顔料(石けん)等だけで落とすことができるシンプルさが魅力となっています。

ホホバオイル・シルクオイル・セラミド(細胞間脂質)等の保湿成分がたっぷりと配合されているので、仕上がりはしっとり目です。

またSPF25PA++のUVカット機能が備えられていますから、シミ・ソバカスが増える・色が濃くなることへの対策もできます。

唯一残念なのは、色展開が一色しかないことでしょう。

ただ淡いベージュ色なので、茶グマやシミ等のカバーには向いた製品と言えます。


30代40代におすすめのコンシーラーランキング

アスタリフト
ライトアナライジング メラノリタッチコンシーラー

アスタリフト_メラノレタッチc

富士フィルム
通常価格3,740円税込
定期割引あり
色展開が一色しかありませんが、この一色の使い勝手が抜群なことで知られています。
フィルム会社ならではの光学システム

真っ赤なジェルと松田聖子さん・中島みゆきさんのCMでおなじみの「アスタリフト」から発売されたスティックタイプのコンシーラーです。

元々がフィルムメーカーである「富士フィルム」によって研究しつくされた光学システムが採用されており、「シミ等がある黒っぽい箇所と地肌のバランスを取って、両者の色の差をなくしていく」という独特な色作りになっています。

薄付きでナチュラルなのにアラの無い、健やかな明るい肌に見せてくれるのです。


アスタキサンチンももちろん配合

またアスタキサンチンやアロエベラエキス等、エイジングが気になる肌に嬉しい美容成分も多種配合。

SPF30・PA++と紫外線対策効果もしっかりしています。

色味やその働きから、特にシミカバー用のコンシーラーとして活躍してくれることでしょう。

使いやすいスティックタイプなので、ポーチにいつも入れておくのもおすすめです。


RMK
スーパーベーシックリクイドコンシーラー

rmk_リクイドコンシーラー

エキップ
プロのメイクアップアーティストにも愛用されているリキッドタイプ(筆ペンタイプ)のコンシーラーです。
時間が立っても乾燥しない

カバー力はそこまで強くは無いのですが伸びがとても良く、密着度が高くてヨレない点が魅力となっています。

アボカドオイルやヒアルロン酸等の保湿成分も入っており、時間が経っても乾燥せずにしっとりとした仕上がりなのも特徴です。

やや広範囲に塗り拡げたい黒クマ対策や、ほうれい線対策に向いた製品と言えるでしょう。


自然なパールで肌を明るく

カラーバリエーションは3色(明るい順から01・02・03)ですが、年齢による目元のくすみが気になる場合には「03」がおすすめ。

また小鼻横の凹みやほうれい線隠し等には、02のナチュラルな肌色が向いています。

いずれも自然なパールが入っていて肌を明るく見せる効果があり、薄付きでもエイジングによるアラを柔らかくカバーしてくれます。


これはNG!コンシーラーを使う時の注意点

コンシーラーを二度塗り・厚塗りはしない

「一度塗っただけではアラが隠れないから」と、コンシーラーを何度も塗り重ねたり量を増やして厚塗りする・・・残念ながらこれではカバー力は上がりません。

厚塗りをするほどに肌との密着力は落ちるので、一時的にはアラが隠せても短時間で化粧崩れを起こしてしまいます。

リキッド等のカバー力ではアラが隠せない場合、よりカバー力のあるスティックや硬いクリームタイプのコンシーラーへの切り替えを検討してみましょう。

コンシーラーで広範囲の赤み隠しはNG

コンシーラーは原則として、狭い範囲をカバーするために作られたメーキャップアイテムです。

コンシーラーは「線」か「点」のように置いていき、少しだけ周囲になじませるもの。

例えば「頬全体~頬の半分」といった広い範囲をカバーするのには向いていません。

広すぎる範囲にコンシーラーを塗るとモッタリとした「厚塗り」の印象になり、自然さ・透明感等が失われてしまいます。

ニキビ跡の範囲が広い・頬全体の赤みを消したいといった場合には、コンシーラーではなく軽い仕上がりの「コントロールカラー」や、「色付きの下地」等を使ってみましょう。

コントロールカラーの使い方や色の選び方については、下記のページがおすすめです。

人気コントロールカラーの解説もあわせて是非ご覧ください。

コントロールカラーの使い方を解説!色の選び方&おすすめコントロールカラーも


炎症中のニキビにコンシーラーを塗らない

コンシーラーで赤み隠しができるのは、炎症が完全に治まって跡だけが残っている状態のニキビのみです。

膿んだり熱を持ったり腫れたりしている状態のニキビにコンシーラーを塗って塞いでしまうのは止めましょう。

コンシーラーの油分が時間が経つことで酸化し、この酸化脂質が更にニキビを悪化させてしまいます。

なかなか治らない大人ニキビの原因と対策は、是非下記のページをご覧ください。

大人ニキビには洗顔?サプリ?皮膚科?10代ニキビとの違いと対策


コンシーラーで毛穴隠しをするのはダメ?

プロの美容家達からは、毛穴隠しにコンシーラーを使う方法は否定されることが多いです。この理由は大きく分けて3つあります。

毛穴の黒ずみを悪化させる

「つまり毛穴」(皮脂汚れ等が詰まった黒い毛穴)にコンシーラーを塗ると、コンシーラーの汚れが更に毛穴の奥に入ってしまい、黒ずみ毛穴を悪化させる。

肌負担で開き毛穴が増える

「開き毛穴」の原因は主に肌乾燥であり、コンシーラーを塗ると肌負担が促進されやすく、肌乾燥やインナードライが更にひどくなり、開き毛穴が増えやすい。

コンシーラーでのカバーが向いていない

肌のたるみによって生まれる「たるみ毛穴」(頬等の涙型の毛穴)は広範囲にできるため、コンシーラーでカバーするのに向いていない。


毛穴隠しは下地やパウダーがおすすめ

上記のような点からも、コンシーラーで毛穴隠しを毎日行うのはあまりおすすめできません。

普段の毛穴隠し対策には、シリコン系で肌の凹凸をなめらかに見せる機能性下地や光拡散効果のあるフェイスパウダー等の方が向いています。

なお「どうしても今日だけはコンシーラーを使いたい!」という場合、開き毛穴やたるみ毛穴には柔らかいクリームかリキッドタイプのコンシーラーを。

詰まり毛穴にはスティックタイプ等の硬めのテクスチャーのものを選ぶと、ほどよいカバー効果が得られるだけでなく、毛穴詰まりの防止にもなります。

毛穴隠しの化粧下地選びならこちらのページがおすすめです。毛穴開きのタイプ別にわかりやすく解説してるのでぜひチェックしてみて下さい。

毛穴開きは化粧下地とメイクツールで徹底カバー!おすすめ化粧下地とブラシ&スポンジ10選


おわりに

両頬に手_女性

目元の下のクマ、日焼けしやすい場所にできるシミ、ほうれい線や影・・・私達の顔は一見すると「肌色一色」ですが、よく見てみると様々な「暗い色・くすんだ色の箇所や凹凸」があるものです。

いくつかの「くすんだ箇所」があるだけで、顔年齢が5才~10才も上に見えてしまうこともあります。


自然なのにキレイな肌になれる

でもコンシーラーを使いこなしてシミやクマ・赤み・くすみ等を消していけば、重ね塗りせずに明るく滑らかでナチュラルな肌に見せることも難しくありません。

マスカラやリップ等に比べると地味な存在に見えるコンシーラーですが、実は大切な「縁の下の力持ち」なのです。

自分の肌色や肌悩みにシックリと来る一本を見つければ、顔の印象を大きく変えられるかもしれませんよ。

※本記事で紹介している製品の情報は公式サイト等で最新をご確認ください。





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