13のNG洗顔とおすすめの正しい洗顔方法 ~ 80%が間違ってる?

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洗顔方法

誰もが行う「洗顔」ですが、実は「正しい洗顔」ができている人は少ないって知っていましたか?ある化粧品メーカーが行った調査では、なんと81%もの人が「間違った洗顔」を続けていたことがわかったそうです。

無意識に続けてきた洗顔方法が、思わぬ肌トラブルの原因にもなっていることもあります。「できているつもり」「知っているつもり」を卒業して、キチンとした洗顔習慣を身に着けたいですね。

今回は誤った洗顔方法を続けるデメリットや、洗顔方法のチェックポイント、今日から始められる正しい洗顔方法等について解説していきます。




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ニキビやシワの原因にも?間違い洗顔のデメリット

「今の洗顔方法でも大丈夫そう」「どうして洗顔にこだわらないといけないの?」と思う人も多いことでしょう。たしかに間違った洗顔法を行っても、一回で大きな肌トラブルが起きることは少ないです。しかし毎朝毎晩と肌に合わない洗顔方法を続けると、肌ダメージは徐々に蓄積します。

「エイジング現象」と思われがちなシミやシワ、また多くの女性の悩みである「開いた毛穴」等も、毎日の「洗顔」が関係していることが多いのです。誤った洗顔法がどのようなデメリットを生むのか、ここではその具体例を知っておきましょう。

間違った洗顔のデメリット

  • 乾燥肌・インナードライ肌・敏感肌になりやすい
  • シワができやすい
  • シミ・くすみが起こりやすい
  • 開き毛穴が起こりやすい
  • ニキビ・吹き出物ができやすい


乾燥肌・インナードライ肌・敏感肌になりやすい

乾燥肌・インナードライ肌

皮脂汚れを落としすぎ

洗顔の目的は、当然ながら肌の汚れ(皮脂汚れ等)を落とすことです。

ところが1990年代以降の日本では「必要以上に皮脂汚れを落としすぎる人」が増えていると指摘されています。この原因には「短時間で手軽に汚れが落とせる」という触れ込みの洗浄力の強い洗顔料の登場、また誤った「ていねい過ぎる洗顔」等が関係していると言えます。


洗いすぎはなぜダメ?

健やかな肌の場合、角質細胞内では天然保湿因子(NMF)が水分を保持し、更に細胞間脂質(セラミド)が細胞同士の隙間を埋めて外部刺激から肌を守ります。

ところが強すぎる洗顔で潤い成分が過剰に奪われると、肌の水分・油分率が乱調し、このバランスが崩れるのです。角質層に隙間が生まれて水分が蒸発しやすくなると、肌の乾燥やバリア機能の低下はますます促進されます。


インナードライ肌や乾燥肌

インナードライ肌

インナードライ肌
出展:ライスフォース
https://www.riceforce.com/

現代の日本人女性のうち、「肌の外側がベタつくのに内側が乾く」というインナードライ(隠れ乾燥/乾燥性脂性肌)の人は48%以上、「二人に一人がインナードライ」とも言われるようになりました。また少しの刺激でも肌トラブルが起きる「敏感肌」も年々増加しています。肌乾燥等を感じる場合、まずは「洗顔」を見直すことが大切です。



シワができやすい

シワ

誤った洗顔による「肌乾燥」が引き起こすトラブルとしては「乾燥ジワ」が挙げられます。


ちりめんジワ

最も出やすいのが「ちりめんジワ」とも呼ばれる乾燥小じわです。乾燥小じわは表情ジワのようにクッキリとはしていませんが、目尻・目の下・口元など、皮膚の薄い場所にできやすい傾向があります。乾燥した場所に行くと目立ったり、メイク後や午後等に徐々に現れたりするのも特徴です。


老化現象だけじゃない

「シワ」というと老化現象の一種と思われがちですが、乾燥ジワは年齢を問わず目立つことがあります


ここまできたら改善が難しい

なお表皮部分にできた薄いシワなら、初期段階ではスキンケア等でも改善が可能です。しかし徐々に真皮(血管・皮下組織の間にある部位)にもシワが刻まれるようになると、一般的なスキンケアでは改善が難しくなります。「もしかして乾燥ジワ?」と感じたら、早めに洗顔法の見直しをしましょう。



シミ・くすみが起こりやすい

シミ・くすみ

褐色・黒色等の「肌のシミ」は紫外線刺激(日焼け)によって生まれます。しかし実は洗顔等による「摩擦(こすることによる刺激)」も、シミの生成に大きく関係しています。

肌を強くこすって刺激を与えると、肌細胞にある「メラノサイト」が刺激を受けて活性化し、シミ・くすみ等の原因となる黒色色素「メラニン」を生み出してしまうのです。黒色色素「メラニン」は、肌を強くするため(防御のため)に作られています。

洗顔等で刺激を与えれば与えるほど、脳は「肌を守らなくては」と考えてメラニンを多く作ってしまうのです。メラニン等の影響はシミだけでなく顔全体の「くすみ」も発生させ、透明感の無い肌となっていきます。



開き毛穴が起こりやすい

開き毛穴が起こりやすい

毛穴が開く理由には大きく分けて3つあります。その特徴も含めて確認をしてみましょう。

【開き毛穴の原因と見分け方】

肌乾燥によるもの 毛穴の形は丸く、中央には何も詰まっていないように見える
毛穴詰まりによるもの 毛穴の形は丸いが、毛穴が膨らんだり黒っぽく見える
肌のたるみによるもの 毛穴の形が涙型だったり線型をしている

「肌乾燥」「毛穴の詰まり」「肌のたるみ」...いずれも洗顔との関連があるものばかりです。誤った洗顔が肌乾燥を生むことは、上記で既に解説しました。

また洗顔が不十分で汚れがきちんと取り切れていないと、皮脂汚れ等が毛穴を押し広げ、黒ずんだ毛穴を作ります。また強すぎる摩擦や誤った洗顔マッサージ等が、肌のたるみを促進させることもあるのです。



ニキビ・吹き出物ができやすい

ニキビ

ニキビ・吹き出物は、10代に多い「青春ニキビ」と、30代以上に多い「大人ニキビ」に分類できます。

ニキビの違い

青春ニキビ Tゾーンや頬にできやすい。成長ホルモンの影響による過剰過ぎる皮脂分泌等が原因。ぷくりと大きいニキビになりやすい
大人ニキビ 顎やUゾーン(フェイスライン)、首筋等にできやすい。小さくポツポツとできやすい。乾燥による皮膚の硬質化、ターンオーバー低下による毛穴づまり、汚れの溜め込み等が原因

青春ニキビの場合は、洗顔不十分によって皮脂が酸化し、過酸化脂質が肌を刺激してニキビが悪化するケースが多いです。大人ニキビの場合には過剰な洗顔で肌が乾燥し、固くなった肌が毛穴をつまらせているケースが多く見られます。

大人ニキビの原因となる習慣(ファンデーション、生活リズム)やニキビケアについては下記のページで詳しく解説しているので確認してみてください。

大人ニキビには洗顔?皮膚科?10代ニキビとの違いと対策


無意識にやってるかも?13のNG洗顔方法

では「間違った洗顔法」とは、具体的にどんな方法なのでしょうか?ここでは特に多くの人が間違っていると言われる洗顔法のNGポイントを挙げていきます。

13のNG洗顔方法

  1. 熱いお湯で顔を洗っている
  2. 水で顔を洗っている
  3. 洗顔料を泡立てていない・泡立て不足
  4. 泡立ての時の水の量が少ない
  5. 両手からあふれるほどの泡を使う
  6. 指が直接肌に触っている
  7. 顔を2分以上洗っている
  8. すすぎ時間は30秒未満
  9. シャワーを顔にあてている
  10. 最後に水で顔を引き締めている
  11. 前回使ったタオルで顔を拭いている
  12. 1年以上同じタオルを使っている
  13. 洗顔して10分以上後に化粧水をつけている


1. 熱いお湯で顔を洗っている

風呂

最も肌にダメージを与えるポイントが、「熱いお湯」による洗顔です。肌バリア機能を担う潤い成分は、38℃~40℃以上のお湯をあてられると徐々に流れ出してしまいます。

体の皮膚は角質層が比較的厚いので、40℃以下であればまだ大丈夫です。しかし顔の皮膚は非常に層が薄いため、少々の熱いお湯で潤いが流れ出しただけでも、大きなダメージを受けることになります。

【洗顔NG例】

  • 入浴中、体を洗う時と同じ温度のお湯で顔を洗っている
  • 手で触れた時に「あったかい」と感じる温度で顔を洗っている
  • 「42℃洗顔」を行っている

42℃洗顔

「42℃洗顔(42度洗顔)」とは一時期話題となった「42℃入浴(42度入浴)」から派生した洗顔法です。

高い温度のお湯に皮膚を一定期間漬けることで「ヒートショックプロテイン(HSP)」が作られ、肌のハリを生むと言われています。しかし、、この方法は原則として「身体の皮膚」を想定していると考えられています。

顔の皮膚は体の皮膚の1/5以下の薄さしかないデリケートな場所なので、「42℃のお湯を5分」といった非常に強い皮膚刺激を与えると、HSPの増殖よりもセラミド等の喪失が問題となりがちなのです。



2. 水で顔を洗っている

「熱いお湯がNG、では水ならOK?」と思いそうですが、残念ながら水やぬるすぎるお湯もNGです。顔の汚れのほとんどは油を含む「皮脂汚れ」なのですが、この汚れを落とすには30℃以上の熱は必要になります。

20℃前後のぬるすぎるぬるま湯、また冷たい水を洗顔に使っている場合、Tゾーン等に多く残る「皮脂汚れ」を落とすことができません。結果として「詰まり毛穴」「ニキビ」等を生みやすくなってしまいます。



3. 洗顔料を泡立てていない・泡立て不足

泡立て不足

特に男性に多いと言われているのが、洗顔料をほとんど泡立てないで顔を洗っているケースです。また女性で「泡立てている」という人でも、実際には泡だて不足というケースも多く見られます。そもそもなぜ、洗顔料は泡立てて使わないといけないのでしょうか?これには3つの理由があります。

洗顔料を泡立てるべき3つの理由

  • 泡の力で汚れを吸着して浮き出す(洗浄力を最大限に引き出す)
  • 摩擦をやわらげる
  • 肌から洗顔料成分が落ちやすくなる(すすぎがカンタンになる)

洗顔フォーム等の洗顔料に含まれる界面活性剤は、異なる性質の物質同士の間に集まる性質を持っています。「泡」の膜の内側/外側は気体と液体という異なる物質の重なる場所ですから、ここに界面活性剤が集まります。

界面活性剤には汚れを吸い取り包み込む力があり、しっかりと泡立てた状態になるほど泡全体の表面積が増えて、たくさんの汚れを吸い取るように落とすことができます。

各メーカーの宣伝等に使われる「洗浄力」とは、そもそも泡立てた状態を想定しているもので、きちんと顔を洗うためには「泡で洗う」が必須なのです。

また泡の状態になった界面活性剤は粘度が低下するため、水やぬるま湯ですすぐだけでもキレイに成分を落とすことができます。反対に泡立てない状態の洗顔料は粘度が高く、少々のすすぎでは肌に成分が残ってしまいやすいのです。



4. 泡立ての時の水の量が少ない

「しっかりとした硬い泡を作ろう」として、水分をほとんど含まない泡立てを行っているケースも少なくありません。しかし界面活性剤の力は「水分(液体)」を適度に含んでこそ発揮されるものなので、水を含ませない泡立てにこだわるのはNGです。

また「しっかり泡」にこだわりすぎて洗顔料の使用量が増えすぎ、結果として肌に洗顔成分を残してしまっているケースも多く見られています。



5. 両手からあふれるほどの泡を使う

あふれるほどの泡

洗顔フォームのCM等では、時々両手からあふれるような泡を使っていることがありますね。そのような宣伝方法を見て「これが正解」と思っている人も多いのではないでしょうか。ところが、あれは「過剰(使いすぎ)」とも言えるものです。

バターやマーガリン、ふりかけ等のパッケージの写真を思い出してみましょう。パッケージのイメージ図のとおりにバターを塗ったら「塗りすぎ」「かけすぎ」と言われるはずです。

また口紅のCMでは口紅を何センチも繰り出して使っていますが、現実世界でそのとおりに使ったら口紅が折れてしまいますよね。

宣伝で使われる写真は、いずれも製品をよく見せるための「イメージ図」であり、実際の使用方法とは異なることが多いのです。

洗顔料の使用量(推奨使用量)は製品により異なりますが、両手から溢れるような泡は「使用量多すぎ」の可能性が高いと言えます。

顔の洗いすぎによる乾燥、すすぎの不足による成分残り等の原因となりやすく、おすすめできる洗顔法とは言えません。



6. 指が直接肌に触っている

摩擦の刺激を避けるためには、顔を「ゴシゴシ」とこするように洗うのは絶対にNGですよね。

この点については「知っている」という人が多いのですが・・・実際には「こすっているつもりが無いのに、こすっている」という人が全体の65%近くも居ることがメーカー調査で判明しています。

洗顔料を使って顔を洗っている時、指先の皮膚が直接的に顔の皮膚に触れていませんか?

「指先が顔の肌を感じる」という場合、それは無意識に顔をこすっている状態なのです。この理由には以下の2つが考えられます。

無意識にこすっている原因

  • 泡立ての不足(泡によるクッション作用の不足)
  • 洗顔のための手の力が強すぎる(泡を潰している)

特に口元、目元等の皮膚が最も薄い部分に対しては、指先による摩擦の刺激は大きなダメージとなります。マッサージのつもりで行ってきた強い刺激が、「肌のたるみ」を作っていることもあるのです。



7. 顔を2分以上洗っている

2分以上

泡立てた洗顔料を顔に載せてから、すすぐまでの時間はどれくらいかけていますか?

「10秒以下」といった雑すぎる洗顔はもちろんNGなのですが、長々と顔に泡をのせて洗っているのも良くありません。

界面活性剤との接触時間が長いことで潤いが必要以上に奪われたり、摩擦の回数が多すぎることで肌ダメージが蓄積しがちなのです。

「泡を使った洗顔が2分を超える」という場合、「洗いすぎ」である可能性が非常に高くなります。



8. すすぎ時間は30秒未満

泡を使った洗顔の時間が長くなりすぎなのに比べて、「すすぎ」の時間が不足している人はとても多いです。

洗顔料(界面活性剤)の成分を残さずにしっかりとすすぐには、一般的に「洗った時間の2倍」が必要であると考えられています。

泡を載せた洗顔を1分程度行ったとしたら、すすぎには2分弱はかけるべき・・・というのが、本来の理想的な配分なんですね。

ところが実際には、「すすぎは10回程度(20秒~30秒未満)」「泡が見えなくなったらすすぎ終了」という人が少なくありません。

洗顔料の成分が肌に残り、かゆみ・吹き出物等の肌トラブルの原因となっていることもあります。



9. シャワーを顔にあてている

シャワーを顔にあてている

夜の入浴やシャワーの際に顔を洗う時、すすぎの時にシャワーを使っていませんか?

ネットアンケート調査によると、70%以上の人が「洗顔シャワーをしている」と回答しています。「水圧がここちよいから」「手を使わなくてラクだから」といった理由が多いようです。

しかしシャワーの水圧は、顔の肌に対しては強すぎます。特にぬるま湯等の水分を含んで柔らかくなっている角質層は、ちょっとした刺激でも剥がれやすくなっている状態です。

そこにシャワーの水圧が加わると、洗顔料だけでなく表面の角質層も一緒に剥がれてしまい、乾燥・肌荒れの原因となってしまうのです。

シャワー洗顔によるダメージが「シワ」「たるみ」「毛穴開き」等をもたらすことについては、メイクアップアーティストのIKKOさん等も警鐘を鳴らしています。



10. 最後に水で顔を引き締める

「冷水で毛穴を引き締める!」という方法には、残念ながらあまり効果がありません。冷水で肌を引き締めておける時間は、わずか10分~30分程度です。

またその間には肌が収縮した状態となるため、洗顔後に使う化粧水等が肌に入りづらくなるというデメリットも生じてしまいます。



11. 前回使ったタオルで顔を拭いている

前回使ったタオル

洗顔後の顔を拭くタオルを何度も使っていませんか?一度使ったタオルを放置しておくと、24時間後には雑菌の量が100倍にも増加してしまっています。

72時間(3日間)の間に6回使ったタオルに繁殖した雑菌の数は、なんと1億個を超えるのです。

タオルで増えた雑菌が肌に移れば、毛穴等から雑菌が入り込み、肌トラブルの原因となります。いくらキレイに顔を洗っても、何度も使ったタオルで顔を拭いていては意味がありません。



12. 1年以上同じタオルを使っている

「タオルでゴシゴシ顔を拭くのはNG」というのは、「知っている」という人が多いことでしょう。

水分を含んだ洗顔後の皮膚はとてもデリケートなので、タオル等の摩擦刺激をできるだけ減らすことが大切なのですね。

でもいくら優しくタオルを使っているつもりでも、古くてゴワゴワのタオルではやはり肌負担になってしまいます。

タオルのフワフワっとしたループの柔らかさを保持できるのは、一般的には「洗濯30回~40回まで」が目安です。

一週間に一度洗濯をして使ったとして、7ヶ月~10ヶ月が限度ということですね。週に2回・3回と洗濯するタオルの場合、柔らかさの寿命はもっと縮まります。

いずれにしても、1年以上使ったタオルは柔らかさが失われている状態です。このようなタオルを「顔用」として使い続けるのはおすすめできません。



13. 化粧水をつけるのは洗顔10分以後

化粧水をつけるのは洗顔10分以後

タオルで顔を拭いた後の肌は、何にも守られていないデリケートな状態です。特にNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質が減少している肌の場合、角質細胞の間からどんどん水分が蒸発していき、肌が乾燥していきます。

特にインナードライ肌の場合には乾燥のしすぎで「皮脂」が分泌されてしまうため、洗顔後の肌乾燥に気づかないこともあります。洗顔後に毎日10分も15分も肌を放置するのは、肌乾燥を促進させる習慣でしかありません。


今日から始めよう!正しい洗顔方法とおすすめ洗顔アイテム

よくあるNG洗顔方法を見て「ちゃんと洗顔できてなかったかも・・・」という人も多いのではないでしょうか?正しい洗顔方法をチェックして、肌の負担を減らしていきましょう。

1. 髪をしっかりまとめる

髪をしっかりまとめる

洗顔を始める前の準備として大切なのが、「髪が顔にかからないようにすること」です。

前髪やフェイスラインにかかる髪、耳にかける程度で済ませていませんか?

雑誌アンケート調査では、50%が「特別に髪をまとめない」という結果が出ています。ところが髪がフェイスラインに残っていると、その部分の洗浄が甘くなりがち。また生え際等に泡の成分が残る原因にもなります。

更に髪の毛は肌に比べて、雑菌やホコリ・花粉等が付着しやすい部分です。1本の髪の毛のたった1センチ分だけでも、スギ花粉等の花粉は30個以上もくっつくことができます。

花粉やPM2.5といった刺激物質を顔の肌から離すという意味でも、特に夜間の洗顔後には髪を上げ続けておいた方が理想的と言えるのです。

【髪をまとめるアイテム例】

  • ヘアバンド・ヘアターバン
  • カチューシャ
  • ヘアピン
  • ヘアゴム
  • ダッカールピン 等

洗顔前には上記のようなアイテムを使って、必ず髪が顔にかからないようにしましょう。前髪にクセがつくのがイヤ!という人は、できるだけ柔らかいヘアバンドを使ってみると良いでしょう。

おすすめヘアバンド:idee zora(イデゾラ)ターバン

idee zora(イデゾラ)ターバン

idee zora(イデゾラ)ターバン

今治タオルのメーカー「丸栄タオル製造商品」によるプレミアムタオルブランド「idee zora(イデゾラ)」のタオル地ターバンです。一般的なヘアバンドに比べてふっくらとした厚みがあり、さすが国産メーカー品という品質の高さが感じられます。

ロングヘアでもしっかりとまとめられるサイズですが、ゴムが「締め付けすぎずゆるすぎず」という絶妙な調整なので、髪にアトが付きにくいです。柔らかな触り心地で、顔の皮膚に負担がかかりにくいのも嬉しいですね。また洗うのもカンタンで乾きやすく、メンテナンスがラクなのも人気の理由となっています。



2. ベストな温度のぬるま湯でプレ洗顔

ベストな温度のぬるま湯

洗顔料を使う前に、まずはぬるま湯で丁寧に顔全体を洗いましょう。お湯の温度は、乾燥肌・敏感肌の人の場合は「32℃」が理想的です。脂性肌・ニキビ肌の人の場合にはもう少し温度を上げて、「35℃~36℃」でも大丈夫と言われています。いずれにしても38℃を越えるような高温は避けましょう。

洗顔に最適なぬるま湯の温度

乾燥肌・敏感肌 32℃
脂性肌・ニキビ肌 35℃~36℃

洗面器や洗面ボールにお湯をためて洗う「ためすすぎ」は、汚れたお湯を何度も顔に当てるのでNGです。蛇口から出てくるお湯を両手で受けて、こすらないように「ぬるま湯だけが肌に当たる」を意識して洗います。回数は20回~30回、時間は1分以上かけましょう。



3. 洗顔料を泡立てる

洗顔料を泡立てる

洗顔料の泡立てに入ります。洗顔フォーム・石けん・洗顔パウダーで多少方法は異なりますが、基本の手順は以下のとおりです。

【洗顔料の泡立て手順】

  1. ぬるま湯を蛇口から出すか、洗顔ボール等にためておきます。
  2. 両手を軽く濡らしておきます。
  3. 洗顔料を利き手とは逆の手のてのひらに出します。使用量はフォームの場合2~3センチメートル、パウダーは直径1.2センチ程度が平均的ですが、製品によっても異なります。パッケージの説明書等を参照し、適切な量を確認しましょう。
  4. 利き手で水を5滴程度加えます。
  5. 利き手の手指を立てるようにして、空気を含ませるように泡立てていきます。利き手の反対側の手はできるだけ凹ませて、ボールの形にします。
  6. 洗顔料がある程度泡立ったら、再度「水を加えて泡立て」を何度か繰り返して行います。

泡の量は「ピンポン玉2個分」程度になればOKです。固さは下に向けても落ちない程度のもっちりとした泡が理想的とされています。ただ固さが多少足りなくても、洗顔料全体がきちんと泡立っていれば問題ありません。泡立て時間を短縮したい場合には、専用の「泡立てネット」を準備しておくと便利です。

おすすめ泡立てネット:無印良品 洗顔用泡立てネット 全長約21cm

無印良品の洗顔用泡立てネット

無印良品 洗顔用泡立てネット
良品計画 定価120円税込

「泡立てネットと言えばコレ!」と言われるほどの大人気・定番アイテムです。泡立てネットは現在では100円均一ショップ等でも買うことができますが、無印良品のものはよりきめ細やかな泡がサッと作れるのが特徴。使用後の泡切れ・水切れもよく、清潔な状態を長くキープすることができます。

衛生状態を保つためにも3~4ヶ月毎の買い替えが推奨されていますが、「1個100円台」という超プチプラな洗顔アイテムなので、そこまで大きな出費にはならないでしょう。モコモコ泡が手軽に作れることで、「洗顔タイムが楽しく感じられるようになった」という口コミも多く見られます。洗顔ソープからフォーム、洗顔パウダーと、洗顔料の形状を選ばない点も魅力です。



4. 洗顔料で顔を洗う

しっかりと泡立てを行ったら、いよいよ洗顔料での洗顔に入ります。「皮脂汚れが出やすい箇所」「皮膚が薄い箇所」といったパーツの順番を考えることで、肌負担を減らしながら効率的に顔を洗うことができます。

【洗顔料での顔の洗い方手順】

  1. 皮脂の出やすいTゾーン(額・鼻筋・小鼻)に泡を乗せます。
  2. 両手の中指・薬指・小指を使い、手をクルクルと回すようにしながら額~鼻筋を洗っていきます。
  3. 黒ずみやすい小鼻の周辺を、中指・薬指で優しくクルクルと洗い流します。
  4. フェイスラインも、指先で螺旋を描くように洗っていきます。特に顎の中心は角層がたまりやすいので丁寧に。
  5. 頬は皮脂分泌が少ないので、洗いすぎないようにします。「泡をのせて、てのひらで撫でる」という程度でOKです。
  6. 生え際は洗い残しが多いので、指を細かくジグザグに動かし、泡を全体に行き届かせます。
  7. 目の周辺・口元を、少量の泡でごく優しく洗って終了です。

「ついつい力が入ってしまう」という人の場合、特に両手の「人差し指」を使わないように気をつけてみましょう。人差し指は力を入れやすい指なので、この指を使わないことで「優しくタッチする」という意識付けができます。また顔を洗う前に両手を「ブルブル」とよく振っておくと、肩や手の力が抜けて柔らかく肌に触れることができます。

「黒ずみ毛穴が多い」「手洗いだけだと小鼻回り等の汚れが取りきれてない・・・」という場合には、その部分だけ「洗顔ブラシ」を使ってみるのも良いでしょう。ただし手動の洗顔ブラシだと、力の入れ具合がわからずに肌をこすり過ぎてしまうこともあります。「肌に負担をかけずにブラシを使いたい」という場合、ごく細かな振動で汚れを落とせる電動型の洗顔ブラシを使ってみるのも手です。

おすすめ洗顔ブラシ:ReFa CLEAR(リファクリア)/ReFa

ReFa CLEARリファクリア

ReFa CLEAR(リファクリア)定価27,280円・税込

シリーズ累計1,000万本を突破した大ヒットの電動洗顔ブラシです。2016年にはAll About家電アワード(美容家電関連部門)を受賞、また口コミサイト「アットコスメ」でも2017年上半期ベスト美容家電2位を獲得しています。

肌の立体感や毛穴の大小等を3D(三次元的)に分析した楕円軌道設定によって、皮膚のごく細かな溝・毛穴等にピッタリと寄り添う動きを実現しているのが大きな特徴です。

リファクリア_3d.png

3Dソニックモーション

振動の大きさは横0.2mm程度、縦0.5mm程度と非常に細かく、毛穴の奥の取りにくい汚れもオフ。

先端のブラシ部には日本の伝統工芸である「熊野筆」を使用して、肌当たりを最大限に柔らかくしているのも魅力です。

更にイオンの力が汚れの再付着も防いでくれます。防水仕様で、お風呂やシャワーの時の洗顔にも使えるのも嬉しいポイントです。

毛穴の汚れや開きが気になっている方は、毛穴悩み別に洗顔料や洗顔方法を紹介している下記のページも一緒にご覧ください。

黒ずみ毛穴や開き毛穴を解消!おすすめ洗顔8選~4つの毛穴タイプ別で解説



5. ていねいに顔をすすぐ

ていねいに顔をすすぐ

すすぎも「プレ洗顔」の時と同様に、32℃~35℃のお湯(ぬるま湯)を使って行います。

このときも「ためすすぎ」や「シャワーを当てる」は行わず、蛇口(カラン)から出てくるぬるま湯を両手ですくい、肌にあてるようにしていきましょう。

「バシャバシャ」と勢いよく肌に水を当てるのはNGです。ごく優しく、ぬるま湯が肌を滑っていくようなイメージですすいでいきます。

【すすぎ残しが多いポイント】

  • 鼻の付け根(眉頭の下あたりのくぼみ)
  • 小鼻の周辺
  • 顎下
  • 生え際
  • フェイスライン
  • 顎の裏

大きな泡が見えなくなっても、指で触ってぬるつきが残っていたらNGです。

特に上記の「すすぎ残しが多いポイント」には洗顔料の成分が残りやすいので、両手にためた水をあてて念入りに濯ぐようにしましょう。

すすぎは「両手でお湯を受ける→お湯をあてる」を30回~40回程度(時間にして1分以上)は行います。



6. 清潔なタオルで顔を拭く

清潔なタオルで顔を拭く

すすぎが終わったら、すぐに清潔なタオルで顔を拭きます。顔をこすらず、「タオルを肌に軽くポンポンとあてて、表面の水分を吸水させる」というイメージを持ちましょう。

ご自宅では、毎回新しいタオルで顔を拭くのが理想的です。フェイスタオルだと洗濯の量が大変になりますので、小さなミニタオル(ハンドタオル)を洗顔用に何枚も揃えておくと良いですよ。

これからタオルを購入するのなら、ワッフル地(ワッフル織り)のタオルがおすすめです。ワッフルタオルは表面に凹凸がある分吸水性が高く、毛羽立ちが少ないのが特徴。

特に洗顔直後にメイク等を行う女性の場合、タオルの毛羽が付かない点は大きな利点となります。また選択後の乾きが早いのもメリットです。

おすすめタオル:今治タオルワッフルタオル・ハンドタオル/ヒオリエ

今治タオルワッフルタオル

今治タオルワッフルタオル・ハンドタオル

全商品日本製にこだわるタオルショップ『ヒオリエ』のハンドタオルです。速乾タイプのワッフル織りで、使って洗濯をしてもすぐにしっかり乾いてくれます。

特に「一人暮らし等で部屋干しが多い」という方にはおすすめです。また薄手なので収納時にもかさばらず、コンパクトにしまえるのも嬉しいですね。

蛍光染料不使用で、赤ちゃんにも使えるほど優しい品質なのも大きな魅力です。高品質の証「今治タオルマーク」もしっかりと入っています。プチプラなので、枚数を揃えておきやすいですね。



7.すぐに化粧水でケアをする

化粧水でケア

洗顔後には1分以内にスキンケアを始めることが大切です。ただ全てのステップを一気に行う必要は無いので、ひとまずは「化粧水」を1分以内に付けるようにしてください。

洗顔からタオルドライ後、すぐに気軽に化粧水ケアができるように、化粧水等をスプレーボトル等に詰め替えて洗面所に置いておくのもおすすめです。

また、インナードライが気になる方への化粧水の選び方、スキンケア方法は下記のページで詳細に紹介しているので参考にしてみてください。

インナードライ肌を化粧水で改善!厳選おすすめ11選~原因と保湿成分を解説


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おわりに

美容部員さんやメイクアップアーティストといった美容の専門家達からは、洗顔は「美容の基礎」とも呼ばれています。

一見すると地味に見える「洗顔」を見直してこそ、美肌が手に入るというわけです。

洗顔方法をしっかりと見直すと、早い人では2週間~4週間程度でも肌の状態の違いを感じられるのだそうです。

また洗顔は1日2回は必ず行うものですから、1年間にすると730回、10年間にすると7,300回も洗顔をしていることになります。

1回1回の洗顔の効果にはそこまで違いがなくても、700回、7,000回という積み重ねで、肌には大きな結果の違いがあらわれてくるはずです。

毎日の正しい洗顔習慣をしっかりと身につけて、輝く美肌を手に入れましょう。

洗顔と切り離せない洗顔料について、選び方やおすすめの洗顔料を肌悩み別で紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。

おすすめ洗顔料を肌悩み別で紹介!乾燥・毛穴・ニキビ対策や肌質ごとの洗顔料選び

※本記事で紹介している製品の情報は公式サイト等で最新をご確認ください。





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