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「肌乾燥が気になる」「ニキビがなかなか治らない」「肌がくすんで見える」「毛穴が開いて戻らない」・・・私達の肌の悩みには、様々なものがありますね。
でもこのような肌トラブルが起こった時、「洗顔料」の見直しはしていますか?もしかしたらその肌トラブルや肌質の悩み、洗顔で治るかもしれないのです。
化粧品会社の調査によれば、肌質や肌トラブルに合った洗顔料を選べている人は全体のわずか10%程度にとどまっています。
多くの人がパッケージデザイン・価格・イメージ等で洗顔料をなんとなく選んでいるのです。毎朝・毎晩に使う「洗顔料」が肌に合っていないことが、肌の悩みを悪化させている可能性も考えられます。
自分の肌質・肌の悩みに合った洗顔料を正しく選んで、つややかな美肌を目指しましょう!
今回は肌質・肌悩みごとの洗顔料選びのポイントや、各肌質におすすめの洗顔料ランキングを解説していきます。
肌の悩みで選ぶ!洗顔料の選び方のポイント
肌は自らを外部刺激から守ったり、潤わせたりすることはできますが、唯一できないのは汚れを落とすことです。
ではただやみくもに汚れを落とせばいいか、というとそうでもありません。
不要な汚れや角質は落として、肌に必要な皮脂や潤いを残すことが非常に大切なのです。
ではそのような洗顔料をどうやって選べばいいのか、肌タイプ別に解説していきます。
乾燥肌・インナードライが気になる
アミノ酸系界面活性剤で穏やかな洗顔を
乾燥肌・インナードライ肌の洗顔で大切なのは、肌を守る元となる潤いを必要以上に取りすぎてしまわないことです。
特にインナードライの人は「肌がベタベタするから」と、必要以上に強い洗顔料を好む傾向があります。
しかし潤いを奪われた肌は、再度過剰に皮脂を分泌してしまいます。
「外側がベタベタ・内側がカサカサに乾燥」というインナードライの状態がどんどん悪化してしまうのです。
乾燥肌・インナードライ肌の人は「アミノ酸系洗浄成分(アミノ酸系界面活性剤)」を使った洗顔料を選ぶようにしましょう。
アミノ酸系洗浄成分は人間の肌の構成物質と同じ「アミノ酸」を挟み込むような作りをしており、肌への刺激が穏やかです。角質が必要とする潤いを守る洗顔ができます。
アミノ酸系洗浄成分の例
- ココイルグルタミン酸TEA
- ステアロイルグルタミン酸Na
- ココイルグルタミン酸Na
- ミリストイルグルタミン酸Na 等
洗浄力の弱さがデメリット
ただし、アミノ酸系界面活性剤の洗浄力には要注意です。
他の洗浄成分(カチオン系界面活性剤・ノニオン界面活性剤)に比べて洗い上がりが弱めとなっています。
洗顔料を使う前にはぬるま湯でていねいに顔を洗う、しっかりと洗いたい時には蒸しタオルで毛穴を開いておくといった対策もあわせて行いましょう。
水性の保湿成分で優しくしっとり!
乾燥肌の場合、洗顔後の肌がキュッと突っ張ってしまって辛い・・・という人も多いですね。
保湿成分の配合されている洗顔料の方が仕上がりが「しっとり」となるので、肌に優しいように見えます。
ところが、油分(オイル成分)を保湿成分として配合している洗顔料は、乾燥肌・インナードライ肌の洗顔には合いません。
オリーブオイル・ホホバオイル等の油分は、洗顔後の肌にラップをしたような油膜を作ってしまいます。
すると洗顔後のスキンケア(化粧水・美容液等)が浸透しにくくなり、角質層への水分補給が適切に行われなくなるのです。
オイル成分入りはスキンケアの邪魔になりやすい
一見すると「しっとりして良い!」と思える洗顔料が、角質の奥の乾燥を招いているケースも少なくありません。
「しっとり系の洗顔料が良い」という場合には、「水溶性の保湿成分」が入っているものを選びましょう。
オイルを含まず肌に潤いを与える保湿成分であれば、その後のスキンケアを邪魔する心配もほとんどありません。
水性の保湿成分例
- ヒアルロン酸
- リピジュア(R)
- セラミド
- コラーゲン 等
インナードライ肌の最大の原因を知っていますか?下記のベージでインナードライ肌になりやすいスキンケアや習慣を解説していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
インナードライ肌になりやすい6つの原因と対策~改善は洗顔や食べ物で
肌がベタつく/オイリー肌・脂性肌
「石けん成分」で汚れを落とすのが基本
脂性肌というと「油が多いのだから、洗浄力の強いものを!」と考える人が多いようです。
しかし石油系界面活性剤等、あまりにも洗浄力の強い製品を毎日使うのは避けた方が良いでしょう。
強力な界面活性剤で皮脂汚れを落としすぎたことで、かえって毛穴の皮脂分泌が活性化されることもあります。
洗浄力で考えれば「脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム」等、石けん成分で作られた洗浄剤でも肌の皮脂汚れは十分に落とせるのです。
シンプルな洗顔ソープをしっかりと泡立てて使って洗顔を行い、一度洗い上がりの状態をチェックしてみても良いでしょう。
皮脂吸収力のある成分をプラス
「純せっけん等だとまだスッキリしない!」という場合には、皮脂の吸着・皮脂分泌抑制を行う成分が加えられたものを選びましょう。
皮脂吸収力・皮脂分泌抑制作用のある成分例
- クレイ(海泥、グリーンクレイ等)
- 炭
- ビタミンC誘導体(l-アスコルビン酸2グルコシド等) 等
天然のクレイ(泥)は特におすすめです。マグネシウムやカルシウムといった天然ミネラルを豊富に含んでおり、皮脂吸着をしながら肌を健やかに整える働きも期待できます。
敏感肌である/ピリピリしやすい
刺激物を避ける
敏感肌の場合、ノーマル肌であればまったく問題の無い成分でも「赤み」「痒み」「ピリピリ感」等の炎症が起こってしまうことがあります。
特に以下のような成分は肌への負担となりますので、成分配合していない洗顔料を選ぶようにしましょう。
肌の負担となる成分例
- アルコール(エタノール)
- パラベン(ブチルパラベン・プロピルパラベン)
- イオン界面活性剤
- 合成香料
- 合成着色料(青色×号、赤色×号等)
「弱酸性」の洗顔料を使う
敏感肌の場合にも、乾燥肌と同様に洗浄力の穏やかな製品を選ぶことが大切です。また製品が「弱酸性」であるかどうかをよく確認しましょう。
例えば「純せっけん」はアルコール類や香料・着色料等を含まないシンプルな設計が魅力ですが、その性質は「アルカリ性」なので不適格です。
バリア機能が弱まってしまっている敏感肌の場合だと洗顔中に「アルカリ性」に傾く時間が負担となり、肌がピリピリとしてしまう恐れも考えられます。
人の皮膚と同じ「弱酸性」の洗顔料であれば、このような洗顔時の負担を大きく抑えることが可能です。
くすみやシミ・黒ずみ毛穴が気になる時の洗顔料選び
AHA(フルーツ酸)でターンオーバーを活性化
肌のくすみは、皮膚の生まれ変わりである「ターンオーバー」が低下し、角質が厚くゴワゴワになっていることによって起こります。
またシミが肌に残ってしまう原因のひとつにも、このターンオーバーの低下があるのです。
そのためくすみやシミが気になる時には、角質層の表側をピーリングし、肌の生まれ変わり周期を活性化させる方法が有効とされています。
洗顔しつつ手軽にピーリングができる成分としておすすめなのが「AHA(フルーツ酸)」です。
くすみの他、毛穴の黒ずみが気になる時にもAHAを使った洗顔が向いています。
ただし肌質によっては刺激となることがあるので、最初は少量の使用からテストをするようにしましょう。
酵素洗顔で毛穴の奥からスッキリ
「AHA」が肌に合わない場合には、酵素洗顔を試してみるのも手です。
酵素とは私達人体の体の中の他、植物や動物等の様々なものに含まれる成分で、その種類は20,000種以上あります。
その中には洗浄力を高める働きを持つ酵素もあり、この酵素が角質やタンパク質を分解しつつ除去してくれるのです。
酵素洗顔を使うことで、毛穴の奥の汚れがスッキリ取れることもあります。
ただし酵素洗顔料は基本的に「パウダー状」なので、泡立て等の使用方法に少々コツが要ります。
また常用すると肌への負担となる製品もあるので、肌の状態をよくチェックしつつ使っていくことが大切です。
ニキビ肌や毛穴づまりの洗顔料選び
青春ニキビには「オイルフリー」&「皮脂吸収」
「青春ニキビ」とは、10代~20代前半頃までに起こりやすいニキビのトラブルを指します。
ホルモンバランスの乱れ等によって皮脂分泌が活発になり、これが毛穴に詰まって過酸化脂質となった結果、アクネ菌が増殖してニキビとなってしまうのです。
青春ニキビの場合、まず大切なのがオイルを含んだ洗顔料・ピュアオイル生まれの洗顔料を使わないことです。
特にオリーブオイルに注意!
オリーブオイル等のピュアオイルにはオレイン酸という脂肪酸が含まれているのですが、この酸はニキビのもととなるアクネ菌の大好物となっています。
肌にオレイン酸が残ることでアクネ菌が一気に増殖し、ニキビが悪化してしまうこともあるのです。基本はオイルフリーの製品を使うようにしましょう。
またオイリー肌と同様に、皮脂吸収力のある成分が入った洗顔料を使うのも良いでしょう。
なお、ニキビが赤く腫れる・膿んでいるといった激しい炎症が起きている場合、スクラブ等が入った洗顔料を使うのは避けてください。
大人ニキビには「潤い保持」or「ターンオーバー活性化」
年齢は30代~40代以上、ニキビがフェイスライン等にできやすい、小さなニキビがポツポツとできる・・・
このような特徴がある「大人ニキビ」は、青春ニキビとは原因や対策が大きく変わってきます。
原因のひとつは、ターンオーバーが低下して角質が厚くなったことによる毛穴つまり。
そしてもうひとつは、乾燥によるバリア機能の低下から生まれた肌荒れです。
判断のポイントは「乾燥」
肌がゴワゴワとして更に大人ニキビがある場合には、くすみやシミがある人と同じピーリング作用のある洗顔料をスペシャルケアとして使い、ターンオーバーの活性化を促すと良いでしょう。
ただ乾燥が気になっていて大人ニキビもある場合には、ピーリングはNGです。
乾燥肌・インナードライが気になる人と同じように、洗浄力の穏やかな洗顔料で肌の潤いを守ります。
大人ニキビの原因や改善法など詳しくは、下記のページで解説しています。是非チェックしてみて下さい。
大人ニキビには洗顔?サプリ?皮膚科?10代ニキビとの違いと対策
デパコスからプチプラまで!
肌質・肌悩み別のおすすめ洗顔料ランキング
ノーマル肌~混合肌さん向けのおすすめ洗顔料
資生堂dプログラム エッセンスイン クレンジングフォーム
石けんより低刺激のしっとりフォーム
2019年1月に従来の「コンディショニングウォッシュ」から「エッセンスイン クレンジングフォーム」に生まれ変わって新発売されました。
主な洗浄成分としてミリスチン酸・グリセリン・パルミチン酸等の石けん系のものを使用している点は変わらないのですが、肌あれ防止の成分として「グリチルリチン酸2K」と保湿成分の「H-スタビライジングB」を新たに配合し、炎症予防やしっとり感を上げた内容になっています。
穏やかな洗顔料に変えたい普通肌向き
「dプログラム」は敏感肌向けのブランドなのですが、洗浄成分の配合量等から見て弱アルカリ性くらいにはアルカリに傾いているこの製品です。
バリア機能が本当に失われている「敏感肌」にはちょっと刺激が強すぎる可能性があります。
それよりもこの先に乾燥肌・インナードライ肌にならないための「予防的」な対策として、現在よりも穏やかな洗顔料に切り替えたい人向けの製品です。
「リスクの少ない洗顔料にしたいけど、石けんだと突っ張る」「固形ソープは使いにくい」と感じている普通肌さん~混合肌さんには、使い勝手の良い洗顔料となってくれるはず。
乾燥肌・インナードライ肌さん向けのおすすめ洗顔料
肌研(ハダラボ) 極潤ヒアルロン洗顔フォーム
ロート製薬
化粧水で有名な極潤シリーズから、グリセリン・ヒアルロン酸等、保湿剤の配合量が高いのが特徴の洗顔フォームです。
オイル系成分ではなく水溶性の保湿成分に焦点をあてているのは、さすが製薬会社系の製品と感じさせられます。
保水力を上げたヒアルロン酸入り
特に従来のヒアルロン酸よりも保水力が強い「スーパーヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸Na)」と、肌への吸着力が強い「ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム」が入っているのがポイントです。
「洗顔直後から肌がきしむ」という人でも、吸着型ヒアルロン酸が入っていればしっとり感を感じられるのではないでしょうか?
プチプラでもなかなかの高品質
洗浄成分にもアミノ酸系の石けん成分を使用しており、600円というプチプラ洗顔料としては良心的な作りと言えます。
アルカリ性ではありますが純せっけん系よりは刺激も控えめで、「冬季の乾燥が気になる」等の初期的な乾燥肌であれば、十分に対応できる製品になってくれそうです。
ただし「仕上がりがしっとりだから」とスキンケアを先延ばしにするのは絶対にNG!
またクレンジング+洗浄剤といった使い方だと洗浄力が強すぎる可能性もあります。
花王 キュレル 泡洗顔料(医薬部外品)
花王
乾燥度合いが強い肌向けのブランド『キュレル』から発売された、ポンプタイプの薬用泡洗顔料です。
穏やかな洗浄力で乾燥肌にピッタリ
消炎成分である「グリチルリチン酸2K」を一定以上配合しており、医薬部外品(薬用)という部類になっています。乾燥だけでなく、乾燥から来る肌荒れ等への効果も期待できるわけですね。
ただしこの製品のポイントは消炎剤の配合よりも、洗浄剤であると言えます。
アミノ酸系成分で穏やかに洗浄
ラウロイルアスパラギン酸Na液・ラウリルヒドロキシスルホベタイン液・ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na等、アミノ酸洗浄成分をメインに使用し、なおかつ「弱酸性」に仕上げているところは大きな魅力です。
洗浄力はかなり穏やかですが、潤いを残すことが重要な乾燥肌にはピッタリ。
ポンプを押せば泡が出てくるタイプなので、「泡だて洗顔」が苦手な人にもおすすめです。
インナードライ肌向けのクレンジングについては、下記のページで解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
インナードライ肌の改善は化粧水よりクレンジングから!原因と正しい対策を解説
オイリー肌向けのおすすめ洗顔料
ロゼット 洗顔パスタ 普通肌(医薬部外品)
ロゼット
1960年代からシリーズの発売が開始されていたという、超ロングセラーの洗顔パスタです。
微細なパウダーを練り込んだ「パスタ」
ここで言う「パスタ」とは食品のパスタとは異なり、「粉を練り込んだペースト状のもの」という意味で使われています。
硫黄(イオウ)の粒子を練り込んでいるペーストタイプの洗顔料だから「洗顔パスタ」と呼ばれるのですね。
殺菌や角質柔軟効果に期待
硫黄(イオウ)は「美肌を作る温泉」とも言われる草津温泉等にも含まれる成分で、肌に残された古い角質を取り除く作用がある他、過剰な皮脂を乳化させて落とす働きもあると言われています。
テカリやベタベタ・皮脂による毛穴汚れ等が気になるオイリー肌・脂性肌さんには、ピッタリな洗顔料というわけなのです。
まずはシンプル配合の普通肌用がおすすめ
洗顔パスタシリーズには様々な種類がありますが、まずは配合がシンプルで「普通肌~脂性肌向け」とされている「普通肌用」から挑戦して、イオウとの相性を見てみることをおすすめします。
「普通肌用を使ってみたけどもっとサッパリさせたい!」感じたら、「荒性肌用」にステップアップしてみると良いでしょう。
小鼻からにじみ出る皮脂や毛穴の黒ずみが気になる方には、下記のページもあわせて参考にしてみて下さい。
黒ずみ毛穴や開き毛穴を解消!おすすめ洗顔8選~4つの毛穴タイプ別で解説
アベンヌ クリナンス クレンジングフォーム
ピエールファーブル・ジャポン
アベンヌの「深層ミネラル温泉水」が、肌のほてりを鎮めて少しずつ安定する肌に維持していきます。
脂っぽいのに肌荒れしやすい人に
「敏感肌」というと乾燥性敏感肌を思い浮かべる人が多いですが、実際には脂性肌でなおかつ敏感肌という人も居ます。
そんな「ベタつき・皮脂による毛穴が気になるのに、ちょっとした刺激でも荒れやすい」という人にオススメなのが、フランスの温泉水から生まれたコスメブランド『アヴェンヌ』の洗顔フォームです。
しっかり洗えるのに優しい洗顔料
「クリナンス クレンジングフォーム」では、ミネラルをたっぷりと含んだ天然温泉水をベースに、ステアリン酸・パルミチン酸等の石けん系洗浄成分をプラスしてあります。
マグネシウム・カルシウム・二酸化ケイ素等の天然ミネラルを含んだ水が角層の潤いのバランスを整えながら、シンプルな石けん成分で洗浄してくれます。
更に皮脂の分泌バランスを整えるペポカボチャ種子油(パンプキンペポ・オイル)も加えてあり、過剰になりがちな皮脂の分泌を抑えてくれます。
少量でも泡立ちがかなり良いので、1本でかなり長く使うことができそうです。
「しっかり洗えるけど、肌に優しい洗顔料」を探している人に向いています。
敏感肌さん向けのおすすめ洗顔料
ミノン フェイシャルウォッシュ
第一三共ヘルスケア
アレルギーの原因物質を極力カットした、低刺激洗顔フォームです。原料はたった9つで、余分なエキス等は一切入っていないシンプルさに好感が持てます。
せっけん等でも刺激を感じる人に
「アルカリ性の純せっけんでも、中性の洗浄剤でも肌がピリピリする」という人にオススメなのが、低刺激性にこだわった『ミノン』の洗顔フォームです。
ミリストイルグルタミン酸K・グリセリン・ステアリン酸等で構成されており、性質は人間の肌と同じ「弱酸性」。
皮脂を取りすぎず、適度に潤いを残す洗い上がりであるのが特徴となっています。
シンプルな分、泡立ちは低め
またアルコール(エタノール)フリー等、成分構成がシンプルで余計なものが含まれていないのも魅力と言えるでしょう。
ただ、唯一の弱点として「泡立ちが弱い」というところが挙げられます。
洗顔の際には泡だてネットの使用は必須です。
また有る程度の量を出さないとしっかりと泡が立たないので、コストパフォーマンスは少し劣る製品と言えるかもしれません。
ヒフミド モイスチャーフォーム(泡洗顔料)
小林製薬
販売価格 2,750円税込
※定期割引あり
セラミドケアがメインのスキンケアライン「ヒフミド」です。洗顔料にもヒト型セラミドを配合しています。
皮ふ刺激のテスト済み
「低刺激で、使い勝手も良い洗顔フォームが良い!」という人には、『ヒフミド』の洗顔フォームが向いています。
こちらはポンプタイプで濃密な泡が出てくるタイプの洗顔料なので、「ゆっくり泡立てをする時間が無い」という人でもモチモチ泡を使った洗顔がカンタンにできるのです。
この製品もココイルアラニンNa・ココイルグリシンK等の肌に優しいアミノ酸系洗浄成分を使用しており、肌への刺激が少ない弱酸性に仕上げられています。
アレルギーテストだけでなくスティンギングテスト(肌がピリピリしないか等の皮膚刺激を確認するテスト)をクリアしている製品というところも、製薬系らしい安心感がありますね。
価格はやや高め
ただ価格帯がやや高いのと、通信販売のみでの販売展開であるところがネックかもしれません。
またボトルに直接水がかかる状態でポンプを押すと泡立ちが消えてしまうので、要注意です。
シャワーの流水がかかる場所等にはボトルを置かないようにしましょう。
くすみ・シミ・黒ずみ毛穴が気になる人向けのおすすめ洗顔料
アクセーヌ リセットウォッシュ
アクセーヌ
皮膚科専門医と共同研究で、低刺激製品を開発しているアクセーヌから、余分な角質をオフする働きのある「グリコール酸」(AHA:フルーツ酸)を加えてある洗顔フォームです。
脂っぽいのに肌荒れしやすい人に
角質肥厚等によってゴワゴワになった表面の角質をグリコール酸がごく優しくピーリングしていきます。
顔全体のくすみが気になる時や、角質が硬いせいで毛穴がふさがりがちな時等に特に向いた製品です。
AHA入りでも穏やか
酸を使う洗顔料というと全体的に刺激が強めのものが多いですが、「リセットウォッシュ」は洗浄成分にココイルグルタミン酸TEA等のアミノ酸系成分を使っており、比較的穏やかな配合なのとなっています。
「フルーツ酸等を使った洗顔に挑戦してみたいけど、刺激が心配・・・」「でも肌をスベスベにさせたい!」そんな時にはリセットウォッシュからスタートしてみてはいかがでしょうか。
ベージュの泡は天然の色
「リセットウォッシュ」はプッシュすることでしっかりとした泡が出てくるタイプであることも人気の理由となっているようです。
朝の洗顔時間を短縮したい時にも便利ですね。
泡が茶色~ベージュ色なのに違和感を覚える人も居るようですが、これはカラメル等の天然多糖類が配合されているためです。安心して使用できますよ。
エトヴォス スキンピールジェル
ETVOS(エトヴォス)
「肌がゴワゴワで本格的にピーリングしたい」「肌表面のシミを薄くしたい」等、しっかりと古い角質を取り除きたい場合には、「ETVOS」のピーリングジェルがおすすめです。レモンとグレープフルーツの爽やかな薫りも、使っていてここちよいですよ。
AHAの配合が高め
こちらのジェルはピーリング作用のあるAHAの配合量が高いことが特徴で、グリコール酸・乳酸・クエン酸という三種類のAHAの配合量は8%となっています。
古い角質をキチンと除去して、つるつるの肌を手に入れることが期待できますね。
ピーリング後の肌にも配慮
またこのジェルは、ピーリング後のデリケートな肌を癒す保湿剤にも気を配っているのが高ポイントです。
ヒアルロン酸の2倍近いという強力な保水力を持つ「リピジュア(R)」の他、グリコシルトレハロース・シロキクラゲ多糖体等の天然由来の多糖類を配合し、肌を優しく潤してくれます。
ただAHAは肌に一時的に刺激をもたらしますので、頻繁に使いすぎるのはNGです。使用頻度は最高でも一週間に2回を目安位にしましょう。
また目や口の周りなど、皮膚が薄く敏感な部分には塗らないことが大切です。
ニキビ肌向けのおすすめ洗顔料
銀座紀州備長炭ショップ 掌 チャコールバー
銀座掌 120g
厳選された備長炭(びんちょうたん)を扱う専門ショップ・掌から発売された、炭入りの洗顔ソープです。
炭にある無数の孔が皮脂を吸着
炭の粒子にはごく小さな孔(あな)がたくさん空いており、この孔が肌の皮脂汚れをしっかりと吸い取ってくれます。
天然の炭による吸着力なので作用が穏やかでありながら、肌はきちんとスッキリ。
10代~20代前半の青春ニキビや、皮脂の多さでニキビの症状が悪化してしまう人に向いている洗顔ソープです。
泡立てネット使用がおすすめ
単体使用でも比較的きめ細やかな泡が立ちますが、できれば「泡だてネット」を別途購入し、併用することをおすすめします。
また黒い炭の成分がネット・タオル等に移ることがあるので、まっしろいネットやタオルの使用は避けた方が良いかもしれません。
ノブ ACアクティブウォッシングフォーム
NOV(ノエビア化粧品)
2,750円税込
臨床皮膚医学に基づいた製品づくりを行い、ニキビ肌等の肌荒れにしっかりと対応するブランドとして知られている『NOV』の洗顔フォームです。
大人ニキビ向けのスキンケアライン
中でもNOVのACシリーズは「大人ニキビ」をテーマにしており、治りにくいUライン等の大人ニキビ・吹き出物に悩む人達から好評を受けています。
抗炎症剤入りの医薬部外品
「ACウォッシングフォーム」の洗浄成分はミリスチン酸・パルミチン酸等の石けん成分が主体で、これに濃グリセリンやビタミンE等の保湿成分が加えられています。
更に肌の炎症を抑える作用を持つ「グリチルリチン酸2K」も入っており、その配合量の高さから「医薬部外品(薬用)」の分類となっています。
穏やかに肌を洗いつつ、ニキビ等のトラブルを鎮めていくことを目指した成分配合と言えるでしょう。
「ニキビもできるけど乾燥も気になる」という人におすすめの製品です。
洗顔料選びで失敗しないための注意点
肌質をきちんとチェックしましょう
「ベタベタするからオイリー肌」等、肌質を思い込みで決めてはいませんか?
現在はインターネット上でも化粧品メーカー等が肌質チェックリストを用意しています。
できれば更に正確な水分量・油分量のバランスを図れる計測装置が化粧品販売カウンターや家電量販店等にありますので、無料チェックをしてもらうのが理想的です。
思い込みに頼らず、できるだけ正確な肌質を把握するようにしましょう。
理想的な肌水分量は約40%前後です。では乾燥肌や刺激に弱い肌の水分量を知っていますか?答えは下記のページを是非チェックしてみて下さい。
乾燥肌6タイプの特徴を解説!かゆみや赤みの原因とおすすめのスキンケア
生理前後・生理中には要注意
生理前後・生理中にはホルモンバランスが乱れ、ほんの少しの刺激でも炎症が起きやすくなります。
この時期にはピーリング洗顔等の作用の強い洗顔料の使用は控えましょう。
また新しい洗顔料を試す時にも、生理前後・生理中は避けた方が無難です。
生理中には作用の穏やかで刺激物の少ない洗顔料を使うようにします。
洗顔料だけを切り替えましょう
基礎化粧品のトライアルセットを購入したり、洗顔フォーム・化粧水・乳液のテスターのセットを貰ったりすると、ついついシリーズ全部を試してみたくなりますよね。
でも、切り替えるのは製品のなかのいずれかひとつだけ(洗顔フォームならば洗顔フォームのみ)に限定しましょう。
万一肌に合わなかった場合でも、新しく使い始めた製品がひとつだけなら原因の特定がカンタンにできます。
また肌に合っていて効果が感じられた場合でも、「どの製品が特に自分の肌に馴染むのか」がわかりやすく、購入する時の参考になりやすいのです。
おわりに
「売上ナンバーワン!」と書いてあったり、友達や同僚が「良いよ!」と褒めていたりすると、ついついその洗顔料が良さそうに見える・・・ということ、よくありますよね。
しかし「誰にでも合う万能の洗顔料」というものは残念ながらありません。「他の人には劇的な効果をもたらした洗顔料が自分には合わない」というケース、実は少なくないのです。
「優しい洗顔」が合わない人もいる
例えば現在注目されている「優しく洗うアミノ酸洗顔」も、皮脂分泌が非常に活発な人には不向きです。
アミノ酸系界面活性剤は洗浄力が弱いので、たくさん出ている皮脂汚れが毛穴等に残り、ニキビ・吹き出物等の原因となることも考えられます。
「自分の肌」に合っていなければ、どんなに評判の良い洗顔料でも使う意味がなくなってしまうのですね。
現在のブームやパッケージの綺麗さ・キャッチコピー等にまどわされずに「自分の肌が必要とするもの」をキチンと選んでいくことが、美肌づくりの近道となってくれることでしょう。
自分に合う洗顔を見つけたら、次は洗顔方法にも気を遣ってみませんか?下記のページで正しい洗顔方法を解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
13のNG洗顔とおすすめの正しい洗顔方法 ~ 80%が間違ってる?
※商品情報は公式サイト等で最新をご確認ください。