パサつく髪の乾燥にはオイル?ミルク?乾燥の原因・対策とおすすめヘアケアを解説
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「髪がパサパサして、ちっともまとまらない」「毛先の乾燥がひどくて、ツヤが無くなるのが悩み・・・」
秋冬の季節、こんな髪の乾燥を感じていませんか?
あるシャンプーメーカーのアンケート調査によれば、20代~40代の女性のうち、72%が「髪の乾燥」を感じている上、53%が「頭皮の乾燥」にも悩んでいるのだとか。
いまや「肌乾燥」だけでなく「髪乾燥」も女性の共通の悩みとなっています。
髪の乾燥対策をするには、まずその原因をしっかりと突き止めることが大切です。
今回は髪が乾燥する9つの原因や、乾燥対策となるヘアケア法や生活習慣、更に髪の保湿にピッタリの人気アイテム等を解説していきます。
秋冬に髪が乾燥する9つの原因とは?
1.「紫外線」による頭皮疲れ
「秋になると急に髪がパサつき出す」・・・こんな「秋の髪疲れ」の大きな原因としては、夏の間の強い「紫外線」が挙げられます。
カンタンに言えば、「日焼け」による頭皮の夏バテの影響が秋に一気に来ます。
頭皮のコラーゲンも壊れてしまう
日焼けをすると、髪そのものだけでな「頭皮」が大きなダメージを受けます。
紫外線A波・B波(UVA・UVB)による刺激を受けると、頭皮の表皮層は高温による軽い炎症を起こした状態になります。
更に紫外線の影響で活性酸素の発生量が増加し、潤いを保つコラーゲンが破壊されてしまうのです。
頭皮が元気をなくし乾燥することで、健康でツヤツヤとした髪を生み出すための毛母細胞が活発に働けなくなったり、髪に栄養を与えることができなくなってしまいます。
髪へのダメージは秋頃に現れる
紫外線による頭皮ダメージの影響は、強い刺激を受けてから1~2ヶ月後に髪にあらわれてくることが多いと言われています。
つまり紫外線の強い夏まっさかりではなく、秋頃になって「髪の乾燥・髪の傷み」が気になってくる人が多いというわけです。
こんな人は紫外線による髪の痛みかも...
- 夏に日傘・帽子を使わなかった
- 日焼け止めスプレーを髪や頭皮に使っていない
- 夏に屋外に居ることが多かった
2.体の冷えから来る「血行不良」
髪のパサつき・乾燥が起きる原因としては、キューティクルが整った髪が生成できていないことも考えられます。
キューティクルとは、髪の最も外側にある0.005mm程度のタンパク質の膜のこと。
ごく薄い膜が水分やタンパク質を逃さないように包んでくれることで、ツヤツヤとした状態が維持できます。
ところが髪が栄養不足になると、正常なキューティクルが作れなくなっていきます。
ちょっとしたことでも乾燥しやすい髪が生まれてしまうのです。
血行不良になると髪はどうなる?
髪が栄養不足となる大きな理由が、血行の不良です。
血液の巡りが悪くなると髪を作る「毛母細胞」に酸素やビタミン、アミノ酸(タンパク質)といった必要な栄養素が届きにくくなります。
そしてこの血行不良が起きる要因が「体の冷え」なのです。
筋肉量が少ない女性は冷えやすい
外気温や室温が下がりやすい秋冬には、体が冷えてしまいがち。
特に筋肉量の少ない女性は体が冷えやすく、巡りが悪い状態になっているので注意が必要です。
最近では自分で「冷えていない」と思っていても体の芯が冷えている「隠れ冷え」の女性も増えています。
手のひらを丹田(たんでん・ヘソの下の部分)に当てて手の方が暖かく感じたら注意信号。
早めの「血行対策」をすることが大切です。
こんな人は血行不良による髪の痛みかも
- 冷え対策用の服装はとくに行っていない
- 毎日ほとんどシャワーで済ませている
- 寝不足であることが多い
3.「ドライヤー」の熱ダメージ
普段なにげなく使っているドライヤーですが、当たっている部分の温度は非常に高くなっています。
ターボ設定で高温を吹きかけ続けると、なんと生卵が目玉焼きになってしまうほどです。
ドライヤーの使い方を誤っていたり、タオルドライを十分にせずにドライヤーを使い続けていると、髪は毎日ヤケドを繰り返しているような状態に。
髪がパサパサの乾燥状態になるだけでなく、頭皮の乾燥も促進され、元気な髪も生まれなくなってしまいます。
秋冬はブロー時間が長くなる
特に外気温・室温が低い秋冬には、洗った後で濡れている髪の温度も下がるのが早くなります。
そのためドライヤーでのブローの時間も長くかかりやすくなるので、余計に髪が乾燥に傾きやすいのです。
こんな人はドライヤーでの髪の痛みかも
- タオルドライは1分以内で済ませている
- ドライヤーは髪全体にかけている
- ドライヤーやヘアアイロンの使用時には髪になにも付けない
4.「ノンドライヤー」による乾燥
「ドライヤーが髪に良くないから」と言って、ドライヤーを一切使わない!というのも問題です。
タオルドライだけで済ませてしまうと、髪は長時間濡れたままになります。
濡れた髪はキューティークルが開いている状態なので、髪の内側にある層であるコルテックスやメデュラからもどんどん水分が蒸発してしまいます。
ノンドライヤーを繰り返すことで髪の内側の水分の抜けは激しくなり、ツヤの無いパサパサ髪になってしまうのです。
頭皮も冷えてしまう
また頭皮を濡れたままにしておくと、水分の蒸発時に頭皮が持っている熱(体熱)も一緒に奪われてしまいます。
そのため頭皮は長時間冷えた状態になりやすく、血行不良が促進されることになります。
特に新しい髪が生まれやすい夜間に頭皮が冷えた状態だと、健康な髪が生まれなくなってしまうのです。
髪の乾燥だけでなく、薄毛や髪のうねり等の原因にもなります。
こんな人は乾かさないことが髪の痛みかも
- ほとんどドライヤーは使わない
- 髪が濡れたままで眠っている
- 髪が濡れている時にブラシを使っている
5.「外気」による乾燥
空気中に含むことができる水分の量は、気温が高い時ほど多くなり、気温が低くなると少なくなります。
つまり気温が下がる秋冬は空気中の水分量も下がり、湿度が低下して外気が乾燥した状態になりやすいというわけですね。
7月・8月の平均湿度が75%~80%近くにもなるのに対し、1月・2月の湿度は45%程度しかありません。
外気にさらされているだけでも、髪が水分を奪われやすいというわけです。
カラカラに乾燥した風も原因
また冬にはシベリア高気圧が大陸に渡り、この気団の影響によって季節風が起こります。
季節風は西側には雪を降らせることで知られていますが、山脈を東に越えると乾燥した冷たい風となります。
東北の太平洋側・関東地方等の東日本側では「木枯らし」「からっ風」等と呼ばれる水分の無い風が強く吹き、髪を更に乾燥させるのです。
こんな人は外気が髪の痛みかも
- セミロング~ロングヘアの場合、髪をおろしていることが多い
- 仕事や遊び等で外に居る時間が比較的長い
- 冬になると強い風が吹く地方に住んでいる
6.エアコン・暖房器具による乾燥
秋冬の髪の乾燥をさらに促進させるのが、室内の暖房による空気の乾燥です。
中でも最も室内乾燥を引きおこしているのがエアコンディショナー(エアコン)と言えます。
エアコンは空気中の水分がひたすら奪われる
石油ストーブやガスファンヒーターといった燃焼型暖房機の場合、灯油やガスが燃焼する際に水蒸気が発生して室内に放出されるため、激しく空気が乾燥することは少なめ。
ところがエアコンディショナーは燃焼作用が無いため、空気中の水分はどんどん失われていきます。
こんな人は暖房が髪の痛みかも
- 暖房が効いた部屋に居る時間が長い
- 温風の吹出口の近くに座る時間が長い
- オフィスやホテルなど、大型のエアコンが可動する場所に居る時間が長い
7.誤ったヘアケア製品選び
化粧品会社の調査によると、シャンプーの洗浄力が髪の乾燥を引きおこしているケースも多いことがわかっています。
「整髪料を付けた髪でも一発で泡立つ」「少量でもロングヘアが全部洗える」「とにかく泡立ちが良い」といったシャンプーの場合、洗浄成分(界面活性剤)が高級アルコール系(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム)であることがほとんど。
アルコール系界面活性剤は安価で泡立ちが良いのが魅力ですが、頭皮の潤い成分まで洗い流してしまうほどの洗浄力の強さを持ちます。
いくら後からトリートメントやオイルで保湿をしても、強いシャンプーによる頭皮の乾燥やキューティクルの破壊はリペアできません。価格帯や製品イメージだけでヘアケア製品を選ぶのはとても危険です。
こんな人はヘアケア製品が髪の痛みかも
- シャンプーやトリートメントはプチプラかどうか(価格帯)で選んでいる
- 「オーガニック」「髪に優しい」といったキーワードだけで製品選びをしている
- ヘアケア製品選びでは、香りや泡立ち等の機能性を重視している
8.誤ったシャンプー方法
子供の頃から覚えたシャンプー方法を、なんとなくそのまま続けてはいませんか?
ちょっとした使い方の差で、髪や頭皮にはダメージが残ってしまいやすいんです。
例えばシャンプー原液をそのまま髪や頭皮につけてしまうのは絶対にNG。
原液そのものは粘度が高く、相当にすすぎを行っても成分を洗い流すことができません。
また「きちんとシャンプーを泡立てて髪を洗っている」という人でも、すすぎが不十分というケースも考えられます。
多くの人がしっかりすすいでいない
メーカーによれば、シャンプーやトリートメント類の理想のすすぎ時間は「シャンプーにかけた時間の3倍」なんだとか。
ところがアンケート結果によれば、60%以上が「すすぎはシャンプーと同程度の時間」「シャンプーの時間より短い」と回答しているのだそう。
多くの人がシャンプーやトリートメントの成分を頭皮に残してしまっており、これが頭皮の乾燥・髪の乾燥を招いているんです。
この他シャンプーやすすぎの時のお湯の温度が高すぎて、髪のキューティクルが壊れるといった原因も考えられます。
こんな人は髪の洗い方が髪の痛みかも
- 40℃以上のお湯でシャンプー・すすぎを行っている
- 泡立ては10秒程度で済ませている・泡立てをしていない
- すすぎは1分程度で終わらせている
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今日から始める!ツヤ髪になるヘアケア方法と生活習慣
様々な原因によって乾燥してしまう頭皮や髪の毛。ヘアケアや生活習慣を見直して、潤いのあるツヤ髪を目指しましょう。
正しいシャンプー方法をチェック!
まずは毎日のシャンプー方法を見直してみましょう。
基本のシャンプー方法
ブラッシング・前洗い
シャンプー前に軽くブラッシングをして汚れを浮かせ、もつれを解いておきます。
お湯の温度を35℃~38℃程度に設定、お湯のシャワーで髪を洗います。時間は1分~2分くらいが理想的。頭皮・髪の汚れの7割以上はお湯で落とせると言われていますので、丁寧に汚れを落としておきます。
シャンプーを適量てのひらに出して、ぬるま湯を加えてからしっかりと泡立てます。
全て上に向かって洗っていく
髪に泡をのせたら、前髪~頭頂部に向かって両手の指を交差させるように動かしながら洗っていきます。
頭の上部(つむじの周辺)を、両手を前後に軽く動かしながら洗っていきます。
耳の上~頭頂部を、両手を前後に動かしながら徐々に上に向かうように洗っていきます。
襟足(首の後ろ側)に両手を置いて、頭頂部に向かって両手指を交差させるように動かしながら洗っていきます。
地肌の泡を流す感覚ですすぐ
35℃~38℃のシャワーですすぎを行います。時間の目安は3分~4分以上。
髪を洗った時の指の動きを参考にして、地肌についたシャンプーをキレイに落とすことを意識しましょう。
耳の後ろや後頭部の真ん中など、泡の残りやすい部分は念入りに流します。
お湯は低すぎず高すぎず
特に大切なのが、お湯の温度とすすぎ時間です!
お湯の温度は40℃を越えると頭皮の潤いや髪の潤い成分まで壊し髪を乾燥させてしまいますが、30℃といった低すぎなのもNG。
皮脂などの汚れがきちんと取り切れず、匂いやフケの原因になってしまいます。
シャワーヘッドを替えてすすぎ効果をアップ
「すすぎ時間を長くすると、水道代がかかりそう」と心配な人も多いことでしょう。
これから毎日のシャンプー方法を見直すのであれば、節水タイプのシャワーヘッドに切り替えてみるのも手です。
また塩素除去作用のあるシャワーヘッドにすれば、髪のきしみ・乾燥の一因となる水道水の塩素もカットできます。
おすすめシャワーヘッド
イオニックプラス ビタミンCシャワー
アラミック
工具不要でカンタンに取り替えることができる高圧・節水タイプのシャワーヘッドです。
ほぼ全てのヘッドに対応
アダプターが4種類付属しており、ほぼ全ての入浴機器メーカーに対応しています。
節水・節ガス率はなんと50%もあり、4人家族の利用の場合、年間節約効果は18,000円以上にもなるのとか。
更に付属のビタミンCボトルを使用することで、25トンもの水道水の塩素を除去することができます。
極細タイプの高速水流を頭皮にあてることで、心地よいマッサージ効果も得られるのが嬉しいですね。
髪をパサつかせない!上手なタオルドライ&ドライヤーの使い方
正しいシャンプー方法で髪を優しく洗ったら、今度はダメージの少ない髪の乾かし方を覚えておきましょう。
今までよりも「タオルドライ」に力を入れることで、ドライヤーを使用する時間を大幅に短縮できます。
タオルドライとブローの方法
たたいて水分を取るのがコツ
髪全体をタオルでまとめるように包みます。
タオルの上から頭を軽く叩くようにして、髪全体の水分を粗く吸い取っていきます。
時間は1分~2分程度かけるようにしましょう。ゴシゴシとこすらないことが大切です。
セミロング~ロングヘアの場合には、タオルの両端で毛先を挟み込むように持ち、両手で叩くようにしながら丁寧に毛先の水分を吸い取っていきます。
ドライヤーは根本から下に向かって
ドライヤーで髪の根元部分を乾かします。頭皮から20センチ以上の距離を取り、反対側の手で髪の束を持ち上げるようにしながら、根本部分にだけ風が当たるように意識しましょう。
根本部分が乾いたら、風を上から当てるようにして髪の中央部~毛先を乾かしていきます。
上から風を当てることで、キューティクルが閉じやすくなります。
根本の時よりも更にドライヤーを離すように意識しましょう。
毛先は8割くらいでOK
根本はしっかりと乾かしますが、毛先は8割程度かわいたらOKです。
ドライヤーを冷風設定にして、全体的に冷風を当てていきます。冷たい風で髪を冷ましながら、キューティクルが閉じるのを促進させるのが狙いです。手触りがサラッとしてきたらブローを終わらせます。
マイクロファイバー素材等の「吸水タオル」で時短しよう!
「タオルドライがなかなかうまくできない」「しっかり水を吸わせようとすると時間がかかる」という場合には、マイクロファイバー素材や化学繊維を使った吸水タオルを使うのがオススメです。
ただし粗悪なマイクロファイバー素材は髪との摩擦が生まれやすく、キューティクルを剥がしやすいので要注意!
きちんとした素材・品質のメーカー品を選んだ方が安心です。
おすすめ吸水タオル
ミクロピュア吸水タオル
帝人フロンティア
吸水力がスゴすぎるタオル
吸水力が綿(コットン)の300%!というしっかりとした吸水パワーを持つ新型繊維「ミクロスター(R)」を使って織り上げたタオルです。
シルク繊維のたった1/5という超極細の繊維なので、凹凸のある頭皮でも水分をすばやく吸収することができます。
約35cmx85cmとゆとりがあるサイズなので、セミロング~ロングヘアでも使えるでしょう。
速乾性もあるので、洗濯がラクなのも嬉しいポイントです。
低温ドライヤーを使ってみるのも手
「髪を乾かす時、どうしてもドライヤーを近づけすぎる」「ロングヘアだから、乾かすまでに髪が熱くなってしまいがち」・・・
そんな時には、高熱を使わずに髪を乾かす低温ドライヤーに切り替えるのも手です。
単に「温度が低い」というものではなく風の吹き出しが強い・風を分散させるといった構造に工夫をしたドライヤーなら、低温で髪を守りながら上手にブローをすることができます。
おすすめドライヤー
ヒートケア60低温トリートメントドライヤー
髪美人育成プロジェクト
ヘアモデルも愛用していることで話題となっている低温ドライヤーです。どんな使い方でも水分たっぷりのうるツヤ髪に。
低温なのに早く乾く美髪ドライヤー
熱を分散させることで風の中央部が高温にならないように作られており、髪を傷ませないギリギリの温度と言われる「60℃」の温風で髪を乾かす設計となっています。
中央部にヒートケアセラミックを搭載し、この部分でも高温を吸収するので安心。
20,000人以上のユーザーアンケートを丁寧に行った上で製品設計が行われており、誰がどのような使用環境で使っても髪をヤケドさせない安心設計なのがポイントです。
ブラッシングのスカルプマッサージ効果で血行促進!
冷えやストレス等で滞っている血行を改善するために、優しいブラッシングで頭皮をマッサージする習慣を付けてみましょう。
基本のブラッシング方法
- 毛先の部分にブラシをあてて、先端部を解きほぐしていきます。
- 毛先のもつれを十分に解いてから、髪の中心部~毛先に向かってヘアブラシを動かしていきます。
- 髪の根元から毛先に向かって、全体的に髪を梳かしておきます。
- 頭を前に傾けて、襟足部分から頭頂部に向かって、頭皮を撫でるようにブラッシングしていきます。
- 耳の後ろから前に向かってブラッシングを行います。
- 頭を正面に向けて、生え際から後ろに向かってブラッシングをします。
- 耳の上を、前から後ろに向かってブラッシングします。
- 後頭部を上から下に向かってブラッシングして終了です。
頭皮と髪を考えたヘアブラシを使おう
ブロー用のブラシ等をブラッシングに使い続けていると、頭皮にも髪にも負担をかけ続けてしまいます。
頭皮に優しい木製ブラシや静電気を起こさない材質のブラッシング用ブラシ等、頭皮・髪にダメージの少ない設計の「ブラッシング用ブラシ」を1本用意しておきましょう。
おすすめヘアブラシ
ドクターズスカルプ ヘアケアブラシ
貝印
アンチエイジング医療を行うドクターの協力によって生まれたヘアケアブラシ。女優やモデルにも愛用者が多いほか、テレビ・雑誌等でもたびたび紹介されています。
1つで3役の頭皮ケアブラシ
頭皮をここちよく刺激する先端の形と、髪の毛が絡まりにくいU字植毛を採用しているのが大きな特徴です。
シャンプーブラシとして使うと毛穴クレンジング、頭皮マッサージで使うと血行促進に、もちろんスタリングブラシとしても使うことができます。
レギュラータイプ/ハードタイプの2種類がありますが、頭皮が敏感な方はレギュラータイプ、しっかりマッサージをしたい人にはハードタイプがおすすめです。
食生活から「うるツヤ髪」を作ろう!
夏の紫外線等によって疲れが溜まった秋冬の頭皮や髪を元気づけるには、体の内側を見直すことも大切です。
「髪の元」となる栄養成分が不足していると、いくらヘアケアをしてもなかなか元気な髪が生まれません。
美髪を作り出す代表的な栄養分を知っておき、意識的に食事に取り入れるようにしましょう。
タンパク質(アミノ酸)
髪の物質である「ケラチン」を構成している物質が「アミノ酸」です。
髪に関わるアミノ酸には様々な種類がありますが、「メチオニン」「イソロイシン」「バリン」「トレオニン」「リジン」等は体内で作れない必須アミノ酸なので、特に意識的に摂取する必要があります。
体内でアミノ酸に変わる「タンパク質」を多く食べるようにしましょう。
タンパク質(アミノ酸)を多く含む食品
- 鶏ささみ、鶏むね肉
- 豚肉
- 卵
- 魚類(イワシ、カツオ、サンマ等)
- 乳製品(牛乳、チーズ等)
亜鉛
アミノ酸から髪を作る時に欠かせないミネラルが「亜鉛(あえん)」です。
亜鉛が不足すると切れ毛や抜け毛が増加しやすくなる等、「髪の状態と直結するミネラル」と言われています。
亜鉛を多く含む食品
- 木の実・ナッツ類(アーモンド、マカダミアナッツ、くるみ、カシューナッツ等)
- カニ
- 魚卵(いくら、たらこ等)
- レバー
- 牡蠣等
ビタミンB群
肉や乳製品等のタンパク質から髪の元であるアミノ酸を作り出す時には、「ビタミンB群(ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12等)」も必要になります。
お酒を飲んだ時や糖質の分解にもビタミンB群はたくさん使われてしまう栄養素。
飲酒の習慣がある人、ごはんやお菓子をたくさん食べる人は、特にビタミンBの摂取を意識しましょう。
ビタミンB群を多く含む食品
- レバー
- ホルモン
- うなぎ
- 魚卵(いくら、たらこ等)
- 魚類(マグロ、サバ等)
- 大豆製品(納豆、油揚げ、豆腐等)
忙しい時にはサプリで栄養補給
「今日は忙しくて食事がきちんと取れない・・・」そんな時には、サプリメントを上手に使って髪が必要とする栄養成分を補っていきましょう。
特に「亜鉛」を含む食品は献立に取り入れにくいので、栄養不足を感じる時には亜鉛系の補給を重視してみるのがおすすめです。
おすすめサプリ
ディアナチュラ ストロング39アミノ マルチビタミン&ミネラル
アサヒグループ食品
髪に必要なビタミンB群と亜鉛が強化
39種類のアミノ酸やビタミン、ミネラルを手軽に摂取できるサプリメントです。
特にビタミンB2、ビタミンB6等のビタミンB群と、亜鉛の配合が強化されています。
バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン等のアミノ酸もしっかり配合されているので、髪を作るための栄養バランスが気になる人にはピッタリ。
1日分(3粒)のエネルギーはわずか3.95kcalですから、ダイエット中の人の栄養補給にも向いています。
健康な髪を作る栄養については下記のページで詳しく解説しています。薄毛対策の栄養は、そのまま健康な髪をつくることに繋がります。ぜひ参考にしてみて下さい。
食事で薄毛対策を!育毛・発毛効果が期待できる栄養素や食べ物とは?
しっとりまとまる!髪の乾燥を防ぐおすすめ保湿ヘアケアアイテム
「基本のケアや生活習慣だけじゃ乾燥が防げない!」
そんな時には、更に髪をしっかりと守ってくれる保湿系のヘアケアアイテムをプラスしてみましょう。
おすすめなのは「洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)」を使うこと。
アウトバストリートメントには4つのタイプがありますから、髪質やシーンにあわせて使い分けてみると良いですよ。
ミストタイプの洗い流さないトリートメント
ミストタイプは霧吹きのようなスプレー型をしていて、髪全体に吹きかけてから、軽くブラシで全体に行き渡らせる製品が多いです。
保湿力は4種類の中ではやや弱いのですが、サラサラッとした質感に仕上げたい時に向いています。
「乾燥させたくないけど、ベタつくのがニガテ」という人におすすめです。
「タオルドライ後にスプレーして、ヘアドライヤーの熱から髪を守りたい」という人にも向いています。
おすすめミスト
ミルボン インフェノムミスト
MILBON(ミルボン)
美容サロン用(サロン専売品)等のヘアケア製品メーカーである『ミルボン』による、内部補修トリートメント型のミストです。
アミノ酸が11種類も配合
髪の構造分子であるアミノ酸(アスパラギン酸・アラニン・アルギニン・イソロイシン・バリン等)が11種類以上も配合されているのが大きなポイント。
アミノ酸は元々人体にもある成分なので馴染みがよく、軽い手触りでありながらしっかりと髪を補修してくれます。
ジェル・ミルクタイプの洗い流さないトリートメント
ジェルタイプ・ミルクタイプのアウトバストリートメントは、保湿力はミストタイプより強く、クリームやオイルよりも軽めの仕上がりになるのが特徴です。
傷んだ髪をコートする成分が配合しやすいベースなので、髪が絡まりやすい人・枝毛が気になる人等にも向いています。
ふわっと柔らかい触り心地に仕上げたい人にもおすすめです。
おすすめジェル
ウェン リペアリングジェル アーモンド
WEN(ウェン)
保湿成分として、プロビタミンB5(パンテノール/パントテン酸)を使っているアウトバストリートメントです。
重めのジェルも乾くとサラサラ
パントテン酸は細胞の活性効果も見られ、最近では育毛・発毛関係の製品もよく使われる成分。
髪を保湿するだけでなく、イキイキとした元気な髪によみがえらせる働きも期待できます。
手にとった瞬間にはテクスチャーが重く感じられますが、乾くと柔らかくサラリとしてきます。
甘いアーモンドの香りも人気の理由となっていますが、海外製品であるため、日本人にはやや好みが分かれそうです。
クリームタイプの洗い流さないトリートメント
ヒアルロン酸やリピジュア(R)等の保湿成分を最も多く含めるのはクリームタイプ。
保湿力が高いので、外気やエアコン等の空気乾燥・風による乾燥等で髪がパサつきやすい人には特に向いています。
また髪質が現在パサパサしているのを隠したい…という時にも美容成分・補修成分を多めに配合しやすいクリームタイプが便利です。
ただあまり付けすぎると仕上がりが重くなるので、その点には注意しましょう。
おすすめヘアクリーム
Rishirich リシリッチ 利尻ヘアクリーム
サスティ
シリーズの特徴である「利尻昆布」のエキスをたっぷりと配合したヘアクリームです。
たっぷりの保湿成分でなめらか
ミネラルやフコイダインを含む昆布エキスに加え、マカダミアナッツ種子油、シアバター油、ヒマワリ種子油、ワサビノキ種子エキス等、天然由来のオイル・保湿成分を50種類以上も配合しています。
更に浸透型ヒアルオリゴ(加水分解ヒアルロン酸)、吸着型ヒアロベール(ヒアルロン酸ヒドロキプロピルトリモニウム)保護型ヒアロリペア(加水分解ヒアルロン酸アルキルグリセリル)と、保水力の強いヒアルロン酸を3種類も配合。
しっとり感を重視したい人にピッタリのクリームです。
オイルタイプの洗い流さないトリートメント&ヘアオイル
オイルタイプの洗い流さないトリートメントやヘアオイルは、紫外線B波(太陽光)等の熱刺激から髪を守る働きに優れています。
外に出ることが多い・冬もスキーやスノボ等のレジャーをすることが多いという人には特におすすめです。
また自然なツヤ感を与えてくれるので、濡れ髪風のヘアセットにしたり、ナチュラルなまとめ髪を作りたい時等、スタイリング剤変わりに使うのにも向いています。
おすすめヘアオイル
SUNヘア プロテクトオイル
グリッターイノベーション
EXILEや三代目三代目J Soul Brothers等、人気アーティストのスタイリングを手がけるトップアーティストがプロデュースしたヘアオイルです。
髪の補修成分が多め
セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク等の補修成分の配合率が高いのが特徴。
保湿効果のある天然保湿因子も14種類も配合されており、しっかりとした保湿力が期待できます。
また抗酸化作用を持つアスタキサンチンを含んだ海藻エキスやビタミンEも加えられており、エイジングが気になる髪にも対応してくれます。
オイルなのに仕上がりが軽いので、幅広い髪質の人が使えそうです。
おわりに
「秋冬は髪が乾燥するのは当然」と、パサパサ髪の対策を諦めてしまっている人は少なくない様子。
でも髪の乾燥を放置しておくと枝毛や切れ毛も増え、髪のダメージはどんどん深刻になってしまいます。
「少し乾燥してきたかも」と思ったら、早め早めに対策をしておきましょう!
※商品情報は公式サイト等で最新をご確認ください。