「プラセンタ」とは~美肌におすすめはサプリ?原液?種類と特徴で徹底解説
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「美肌の栄養源」として、ここ数年で注目度が上がっているのが「プラセンタ」です。
プラセンタ入りの基礎化粧品やサプリ等を見かけたことがある、気になっているという人も多いのではないでしょうか?
ただ「プラセンタ」には様々な種類があり、自分の肌に合った良質な製品を選ぶ必要があります。
ここではプラセンタの肌へのメリットやその種類、選び方のコツ等を詳しく解説していきましょう。
プラセンタとは
プラセンタとは、英語でPlacenta、「胎盤(たいばん)」を意味する言葉です。胎盤とは、おなかの中で赤ちゃんのベッドになっている部分ですね。
化粧品やサプリメントで使われるプラセンタとは、一般的に馬や豚等の哺乳類の胎盤から抽出されたエキスのことを指しています。
胎盤は胎児を育てるために多くの栄養成分を留めた場所であり、様々な成分が肌にとって嬉しい働きをしてくれます。
まずは含まれている成分と肌への作用をチェックしておきましょう。
多種の「ビタミン」で肌を元気に!
プラセンタには、主に以下のようなビタミン類が豊富に含まれています。
ビタミンB1
皮膚・粘膜等の状態を健康的にキープする働きを持つビタミンです。糖質類を代謝する役割も持つため、不足するとダルさやバテ感を感じ「疲れ顔」になりやすいと言われています。
ビタミンB2
皮膚や髪等の成長を促進させる働きを持ち「発育ビタミン」とも呼ばれます。脂質を代謝する役割も持ち、ダイエット中にも不可欠の栄養素となっています。
ビタミンB6
摂取したタンパク質から肌細胞を作る際に必要なビタミンです。しっかりと摂取することでターンオーバーの活性化が期待できます。
ビタミンB12(シアノコバラミン)
血液の中の赤血球(ヘモグロビン)を作る役割を果たしています。血行の改善による肌の活性化に繋がるため「美容ビタミン」のひとつとしてカウントされています。
ビタミンB3(ナイアシン)
肌細胞への血行を改善し、細胞をイキイキさせる働きを持ちます。不足すると発疹等の皮膚炎が起こるほど、肌と密接な関わりを持つビタミンです。
ビタミンB群の美肌効果について詳しくは下記のページで解説しています。こちらもあわせてご覧下さい。
ビタミンBの効果が肌荒れにいい理由~ビタミンB群が多い食品とサプリを賢く摂取する方法
ビタミンD
肌のコラーゲン生成に欠かせない「カルシウム」の吸着力を高めます。魚介類等に含まれますが食事では不足しやすい栄養素です。
日光に当たらないと体内生成できないため、UV対策中の人は特に摂取すべきビタミンとなっています。
ビタミンC
紫外線によるメラニン色素の生成を抑える「美白ビタミン」です。またコラーゲン生成にはビタミンCも必要なので、美肌作りには不可欠な栄養素となっています。
ビタミンCのウソホント!誤解しやすいポイントと本当の効果とは
ビタミンE
ビタミンCの働きを体内でサポートしています。うなぎ・魚卵等に多く含まれますが、やはり毎日の食事では不足しやすいビタミンです。
「必須アミノ酸」を補って「しっとり保湿」&「エイジング対策」
体内で生成できないアミノ酸のことは「必須アミノ酸」と呼ばれますが、プラセンタは以下のような必須アミノ酸も豊富に含んでいます。
ロイシン
表情筋等の筋肉量の低下を抑え、肌をたるませないために必要なアミノ酸です。
リジン
肌のコラーゲン生成に不可欠な「カルシウム」の体内吸収度を高める役割を持っています。
トレオニン
角質層にある天然保湿因子「NMF」を作るアミノ酸です。内側・外側から補うことで肌の水分量を高め、潤いのある肌へと導いてくれます。
バリン
素早い疲労回復をするために必要なアミノ酸です。
人間の肌は年齢を追う毎にコラーゲンやエラスチンの生成量が減り、これがシワやたるみ・乾燥の原因となります。
アミノ酸の補給はコラーゲン生成量をアップさせ肌の潤いを取り戻すことに繋がるため、特にエイジング対策・乾燥対策には有効と考えられています。
アミノ酸の種類を知ってアンチエイジング~サプリとスキンケアにアミノ酸を取り入れる方法
不足しがちな「ミネラル」補給でターンオーバーを活性化
カルシウム
肌のコラーゲンファイバー(膠原線維・こうげんせんい)を作るために欠かせない栄養素です。
マグネシウム
不足すると乾燥肌になりやすく、アトピー対策等にも用いられるミネラルです。
カリウム
体から老廃物を押し流し、むくみを解消する働きを持っています。新陳代謝の活性にも深く関わり、不足するとターンオーバーが不安定になります。
亜鉛
カリウムと同様、こちらも肌の新陳代謝に必須となるミネラルです。不足すると乾燥肌・敏感肌等に傾きやすくなります。
ミネラル類は毎日の食事では不足しやすく、肌荒れの原因がミネラル不足という人も少なくありません。
プラセンタに含まれる豊富なミネラルを毎日補えば、ターンオーバーが活性化され、若々しい元気な肌をキープできるというわけですね。
「核酸」で遺伝子レベルのエイジングケア!
プラセンタに含まれる成分の中でも期待を集めているものが「核酸」の存在です。
核酸の補給は肌のターンオーバーを正常化させ、また傷ついた遺伝子を修復する役割も果たすと考えられています。
特にエイジング対策における画期的なケア方法であるとして、専門家達の研究が進められています。
デオキシリボ核酸(DNA)
肌細胞等の核の中にある核酸です。親から子供への遺伝の情報や、細胞間の伝達を行う役割を果たしています。
リボ核酸(RNA)
DNAの情報を元に、アミノ酸からタンパク質(コラーゲン、肌細胞等)を作る役割を果たしています。
「活性ペプチド」で抗酸化対策!
複数のアミノ酸が結合した状態を「ペプチド」と呼びます。このうち「活性ペプチド」は強い抗酸化作用を持つとして注目されている存在です。
人間の体の細胞は体内の悪玉活性酸素に攻撃されるといわば「錆びついた状態」になり、これが細胞の老化の原因となります。
活性ペプチドで体内のサビつきを抑えれば、シワやたるみといったエイジングへの強力な対策になり得るというわけです。
また活性ペプチドにはニキビ・吹き出物等を抑える消炎作用・鎮静作用等もあるため、大人ニキビ対策としても期待されています。
大人ニキビには洗顔?サプリ?皮膚科?10代ニキビとの違いと対策
「細胞増殖因子」で新しい肌作りを強力にアップ!
プラセンタが美容業界で大きな関心を寄せられる理由の最も大きなものが、この「細胞増殖因子」と言えるでしょう。
細胞増殖因子(成長因子)とは、皮膚・内臓・軟骨といった体の細胞を増やす働きを増進する物質です。
哺乳類の胎盤から抽出されたプラセンタの場合、以下のような細胞増殖因子が含まれています。
上皮細胞増殖因子/上皮細胞成長因子(EGF)
肌細胞表面にあるEGF受容体タンパク(EGFR)に繋がり、肌細胞の増殖・成長をコントロールする役目を果たしています。
線維芽細胞増殖因子/繊維芽細胞成長因子(FGF)
主に真皮にある繊維芽細胞の増殖を促し、肌のコラーゲン量・エラスチン量等を増やす働きを持っています。
EGFやFGFは、ヤケド跡の治療、大きなキズ後の皮膚再生療法といった最先端医療にも用いられる物質です。また最近ではその「新しい肌を作り出す力」の強さから、シワ対策・ほうれい線対策等の美容分野でも注目されるようになっています。
多種のビタミンやミネラル、そして活性ペプチドや細胞成長因子といった強力な物質・・・これらすべてを豊富に含んだプラセンタは、まさに「美肌を作るための特効アイテム」と呼んでも良いのではないでしょうか?
シワやたるみを本気でケアしたいと考える方には、下記のページがおすすめです。
エステやクリニックでのエイジングケアについて詳しく解説しています。あわせてチェックしてみて下さい。
本気で顔のたるみ対策!エステとクリニックのリフトアップ~価格や施術内容
エステ・クリニック(皮膚科)でのシワ取りメリット・デメリット~ 光エステやボトックスも解説
原材料で効果や価格が違う?プラセンタの種類を知っておこう!
「プラセンタは肌に良い」「プラセンタは栄養素が豊富」
確かにこれは正しいのですが、「プラセンタ」と一口に言っても、実はその原材料には大きな違いがあります。
原料によって含まれる成分内容や価格帯・問題点等も異なるのです。「プラセンタなら何でもOK」と考えず、きちんと原材料を確認する必要があります。
牛プラセンタ~輸入品を使用する時には要注意
雌牛の胎盤から抽出されるエキスです。牛の胎盤は大きく、また飼育頭数も多いため良質なプラセンタの原料となりうる原材料とかつては考えられてきました。
ところが2001年9月にBSE(狂牛病)という感染病が世界中で猛威をふるい、この病気が人間に感染する可能性があったため、現在の国産プラセンタでは牛プラセンタの使用は禁止されています。
並行輸入品・お土産品等のプラセンタを使用する場合には、その原産国・原材料等について表記をチェックし、牛プラセンタが入っていないか確認した方が良いでしょう。
海外でも牛プラセンタを使用する製品は少ないと言われていますが、稀に粗悪な製品等に「牛プラセンタ」が混入していることもあるようです。
羊プラセンタ~ヒトに近いアミノ酸構造で人気、国内では生産禁止
羊の胎盤から抽出されたエキスです。羊のアミノ酸の構成が人間のものと良く似ているため、馴染みが良いのが特徴となっています。
そのためアメリカ・ヨーロッパ等では羊プラセンタは高い人気を誇るのですが、日本国内では牛プラセンタ同様、羊プラセンタも厚生労働省によって生産が禁止されています。
これはスクレイピー(scrapie)という伝達性海綿状脳症が羊たちの間の感染症としてあるためです。
この感染症はBSE(狂牛病)とは異なり、人間に感染することは無いと考えられています。ただ国内では万一の安全性を鑑みた上で、規制がかけられているのが現状です。
ただし海外製品の個人輸入品等はネット販売等で購入可能となっています。
豚プラセンタ~安価なメイン原料だが豚に付く寄生虫等の心配も
牛・羊プラセンタの国内生産がNGとなったことで、一躍プラセンタのメインとなったのが「豚プラセンタ」です。
年に2~3回以上の妊娠・分娩が可能で、また一度に10頭クラスの出産が可能な豚は、大量生産できるプラセンタの原料として人気を得ています。
豚プラセンタ化粧品・サプリメント等は、哺乳類原料のプラセンタの中では比較的安価です。
選ぶ時に注意したい「飼育法」
ただし繰り返しての妊娠によって胎盤の栄養分に劣化が見られることも指摘されています。
また豚には寄生虫や豚コレラ等の病原体も多いことから、豚プラセンタの使用に不安を感じる人も少なくありません。
国内でのプラセンタによる感染症報告はありませんが、「万一」を考えると消費者が不安を覚えるのも当然と言えるでしょう。
しかし現在では「高品質な豚プラセンタ」を抽出するための飼育法や、病原体・寄生虫等が居ない状態で管理した豚のみを使用する製品も出回るようになっています。
価格の安さのみで製品を決めず、その原材料の飼育法等もチェックしておくことが大切です。
馬プラセンタ~肌なじみがよく副作用も少ないが高価
牝馬の胎盤から抽出したエキスです。羊プラセンタと同等ほどの親和性があり、免疫による副作用も少ないとされています。
また馬の体温が平均38℃弱と高いため寄生虫・病原体の影響が少ないのもメリットのひとつです。
特に血統の安定したサラブレッド種は品質が高い馬プラセンタであると知られています。
しかし馬は妊娠期間が長い上、豚のようにたくさんの子供を生むわけではありません。
そのため豚プラセンタのような大量生産はできず、結果として馬プラセンタはやや高額になる傾向を見せています。
海洋性プラセンタ(マリンプラセンタ)~細胞成長因子はない
鮭等の大型魚の卵巣から抽出したエキスを使用しています。魚の種類で栄養成分の保持率等は異なるのですが、ミネラル・ビタミン等が豊富で一定の美肌効果は望めるというのが定説です。
ただし馬・羊・豚(哺乳類)の胎盤エキスとは異なり、魚プラセンタにはEGF・FGF等の細胞成長因子はありません。
「細胞増殖因子による画期的なターンオーバーの活性化」を求める人の場合、海洋性プラセンタは向かないと言えるでしょう。
植物性プラセンタ~細胞成長因子はないが安全性には期待
大豆・アロエ・クロレラ・トウモロコシ等の発芽が起きる部分である「胎座(たいざ)」を原料としています。こちらにも細胞成長因子は含まれません。
前述の海洋性プラセンタおよびこの植物性のプラセンタについては「胎盤」ではないので厳密には「プラセンタ」と言い難いところがあります。
ただし植物性のアミノ酸・ビタミン等は豊富であり、美肌効果が無いというわけではありません。
また植物性成分は哺乳類成分に比較すると副作用の心配も少なく、特に有機栽培・無農薬栽培等の原料が用いられた植物性プラセンタであれば高い安全性が期待できます。
プラセンタをより効果的に肌に届ける方法としておすすめなのが、イオン導入です。
下記のページでイオン導入のしくみや、おすすめプラセンタ化粧品を解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
イオン導入とは?イオン導入器の仕組みやおすすめの美顔器と化粧水を紹介
プラセンタを取り入れる前に~知っておきたい注意点
免疫反応が出ることがある
特に哺乳類原料のプラセンタサプリ・ドリンク等で体の内側からプラセンタを取り入れた場合、その作用の強さからホルモンの分泌量に変化が起こることがあります。
【ホルモン分泌の変化による症状】
- 生理から次の生理への期間が縮まることがある
- 経血量が増える
- 便が柔らかくなる(軟便)
上記はいずれも体の新陳代謝が活性化された状態へと戻る際の一時的な免疫反応です。そのため継続服用で免疫に慣れ、初期症状は短期間で収まる人がほとんどとなっています。
しかし現在婦人科系の病気にかかっている人、生理が重い人等の場合には、事前に医師に相談をした方が良いでしょう。
また免疫反応に不安がある人の場合には、比較的副作用が少ないと言われる馬や羊のプラセンタを選ぶのも手です。
アレルギーを持つ人は注意
免疫反応が過敏となる「アレルギー」が強い人の場合、プラセンタによる反応が強く出る可能性があります。
現在までの報告では、アレルギー性皮膚炎が悪化したり、湿疹が出たケースもあるようです。
特にアトピー性皮膚炎、動物アレルギー等がある人の場合には、事前に医師に相談されることをおすすめします。
妊娠中・病気中の人も医師へ相談を
哺乳類抽出のプラセンタは医薬品(薬)ではなくサプリメント・化粧品であるため、原則としては妊娠中等の服用に問題は無いと考えられています。
しかし多くのメーカーが「万一のための医師への事前相談」を推奨している状態です。妊娠中や何らかの病気で投薬中の方は、プラセンタを取り入れる前に医師に相談しましょう。
プラセンタサプリ・ドリンクで内側からケア!上手な選び方は?
まずは抽出方法をチェック!
哺乳類の胎盤からエキスを取り出す方法としては、以下のようなものがあります。
- 酵素分解法
- 凍結酵素抽出法
- 低温減圧法
- タウリン抽出法
- 加水分解法
- 凍結融解法
このうち安定した品質を出せる抽出法としては、酵素を使った「酵素分解法」、また一旦冷凍した胎盤を解凍する際に酵素を使用する「凍結酵素抽出法」がよく知られています。
ただしこれらの抽出方法では最新機器や設備が必要となるため、製品価格がやや上がるのが難点とも言えるでしょう。
また更に安定した品質を求めて、その企業だけのオリジナル抽出法を使うところも少なくありません。
必ずしも酵素法のみが一番とは言えませんので、公式サイト等で抽出方法をよく確認しておきましょう。
おすすめプラセンタサプリ:ヒロソフィー 原末プラセンタ
現行販売されている製品の中では高い抽出の安定性を誇るプラセンタ製品です。
デンマーク産の豚から抽出されたプラセンタを酵素分解法によって抽出し、高品質の状態で製品化しています。
プラセンタの含有量も高く、一瓶あたりの配合量は約30,000mgとなっています。
粉末タイプと錠剤タイプが選べるので、ライフスタイルによって使い分けられるのもメリットです。
- 内容量:粉末31g・錠剤120粒
- メーカー:株式会社ヒロソフィー
パウダー化への製法をチェック!
パウダータイプの製品はもちろん、カプセル式・錠剤タイプ等のサプリメントの場合にも、胎盤エキス(液体)を一度粉末化させて配合することがほとんどとなっています。
このうち「フリーズドライ」という方式を使ったパウダーは、純度の高いプラセンタである可能性が大きくなります。
フリーズドライとは?
フリーズドライとは、液体を凍らせて真空状態に置き、水分を昇華させる方法です。パウダー化する際に不純物を入れる必要が無いため、結果的に原料の純度が高くなるわけでですね。
ただし真空状態を作れる設備・技術が必要となるため、フリーズドライパウダーを使用したサプリメントは高額な傾向を見せています。
おすすめプラセンタサプリ:カリステジャパン プレア トリプルWプラセンタカプセル
フリーズドライ製法で精製した馬プラセンタエキス末を1カプセルで210mg配合したカプセルです。冷蔵便で届くほどの徹底ぶりです。
プラセンタの他、ざくろエラグ酸やブドウ種子エキスも配合されています。
カリステジャパンは1996年から
自社工場によるプラセンタ抽出に取り組んでいる「成分メーカー」でした。
しかし現在ではオリジナルブランドとして化粧品やサプリメントの販売も行うようになっています。
かなり高額な製品ですが、その製法の技術の高さ・成分の良さには定評がありますし、契約農場の様子や製造方式等も公式サイトで詳しく確認できるようになっています。
使いやすい形状で選ぶ
無理せず続けられるパウダータイプ
パウダータイプは普段の食事や飲み物等に入れられるため、比較的続けやすいサプリメントとなっています。
また価格帯も比較的手頃なものが多く、「とりあえずプラセンタケアを試してみたい」という人にも向いたタイプです。
ただ前述のヒロソフィー等の製品を除くとスプレードライ製法による製品がほとんどとなるので、プラセンタの純度・配合量はサイトやパッケージ面等でよく確認する必要があるでしょう。
スプレードライとは
「スプレードライ」(噴霧乾燥)という方式を使ったパウダーの場合、フリーズドライよりも作成に費用がかからない分、価格は安めです。
そのかわり噴霧からパウダリー化する際に高熱を当てる必要があるため熱変性が起こりやすいこと、また希釈剤を入れる必要等があるため、フリーズドライ製法に比較するとプラセンタ濃度がやや低い傾向を見せています。
おすすめプラセンタ粉末:伊藤漢方製薬 エクスプラセンタパウダー
品質基準をクリアした豚プラセンタのみを配合したパウダータイプのサプリメントです。
配合量も生換算で4,000mgと比較的高く、なおかつ価格が割安である点が魅力となっています。
ドラッグストア等でも市販されており、割引販売されることも多いようです。
ただしプラセンタのクセを取り除くために付けられた
甘味があるため、混ぜるドリンク等がやや限定されるのが難点と言えるかもしれません。
効率良い吸収が望めるドリンクタイプ
ドリンクタイプのサプリメントでは、粉末化をせずにエキスを配合する製品も多い傾向にあります。より品質劣化が少なく吸収度の良い「生プラセンタ」が取り入れられるのが魅力です。
ただし製品によっては水(精製水)やその他の果汁・濃縮エキス等の混ぜ物を増やし、プラセンタ濃度は5%にも満たないといった粗悪なものも見られています。
パッケージ裏面の成分表示をよく確認して、プラセンタエキス量(馬プラセンタ、豚プラセンタ等)の表示順が高いものを選びましょう。
「飲み分け」がしやすいカプセル・タブレットタイプ
プラセンタサプリは、朝・晩といった1日複数回での飲み分けをすると効果がより高く感じられるという人が多いようです。
カプセル・錠剤・タブレットといった製品であれば、このような複数回に分けての飲み方もしやすいですね。
ただしソフトカプセルタイプの場合、製法上どうしても油分等を入れる必要があるため、プラセンタ濃度がやや低くなる傾向を見せています。
1日分のプラセンタ含有量等をよくチェックしてから購入しましょう。
プラセンタ化粧品で外側からのスキンケア
品質で選ぶなら「原液タイプ」
「プラセンタならではの成分効果を出したい」と考えるのであれば、原液タイプを選ぶのが一番と言えます。
ただしプラセンタの「原液」という概念には規定が無いので、例えばたっぷりの水で煮出したエキスを「原液」と言うこともできるのが問題です。
抽出過程において水を加えない酵素分解法等を採用した「原液」の方が、濃度・品質ともに安定していると言えるでしょう。
原液タイプのメリット
栄養成分の高さ
高濃度のプラセンタで、即効性のある美肌効果が期待できます。
コスト
1回の使用量が少量で済むので、プラセンタ単体のコストで考えると費用は低く抑えられます。
イオン導入対応
製品によっては、より浸透率が上がる「イオン導入」に対応しているものもあります。
原液タイプのデメリット
匂いが強い
プラセンタには独特の匂いがあります。混ぜ物をしない原液の場合には、この匂いが特に強いです。人によっては「付けるのが辛い」と感じられるかもしれません。
劣化が早い
原液タイプには保存料や防腐剤が使用されないか、もしくは使用量が非常に低いものがほとんどです。品質の良いプラセンタほど、品質劣化が早い傾向にあります。少量タイプを購入する等して、早めに使い切りましょう。
手間がかかる
原液タイプの多くは、他の化粧水や美容液に混ぜての使用を推奨しています。時短ケアをしたい人にとっては、やや手間に感じられるかもしれません。
おすすめのプラセンタ原液:フラコラ ホワイテストプラセンタエキス原液
衛生面・健康面を徹底管理した国産のSPF豚胎盤からのプラセンタエキスを使用、余計なエキスや保湿成分を入れず
成分はたったの5つというシンプルさが魅力です。
- 価格:通常3,667円税込※定期便3,300円税込
- 内容量:30ml
- 発売元:株式会社 協和
おすすめプラセンタ原液:ドクターセレスキン プラセンタエキス原液
医療用等に用いられるプラセンタ成分メーカー「スノーデン」のエキスを使用した製品です。
同社の豚プラセンタ抽出では
精度の高い酵素分解法が採用されており、また業界初のISOを取得した管理状態の良い国産豚が原料として使用されています。
安全性の高い製品が欲しいという人にはピッタリのアイテムではないでしょうか。
- 価格:定価16,500円税込※初回割引・まとめ買い割引あり
- 内容量:60ml
- メーカー:ドクターセレスキン
使いやすさで選ぶなら「濃縮美容液」
「プラセンタの品質」という面から考えると原液が一番なのですが、上記のとおりプラセンタ原液には「日常使い」にはやや向いていない面もあります。
「もっと気軽にプラセンタでスキンケアをしたい」という人は、濃縮エキスを配合した美容液を使ってみるのも手です。
美容液タイプのメリット
匂いが穏やか
天然香料等が配合されていることが多く、プラセンタの匂いが気になりにくくなっています。
劣化も遅め
BG等を配合して使用期限を長くしている製品が多いです。
単体使用がしやすい
単体で「美容液」として使用できるため、他の製品を別途購入する必要がありません。
他の美容成分も配合
ヒアルロン酸Naやセラミド等の美容成分も配合されており、バランスの整ったケアがしやすくなっています。
美容液タイプのデメリット
品質表示が確認しにくい
プラセンタ単体ではないため、抽出法等が確認しにくくなっています。
哺乳類プラセンタ(胎盤プラセンタ)ではない
「プラセンタ美容液」と言いつつ、実際には海洋プラセンタ、植物性プラセンタ等であることも多いです。原材料は成分表示等でよく確認しましょう。
イオン導入非対応製品も多い
油分の多い美容液やクリームの場合、イオン導入には使えません。
おすすめプラセンタ美容液:ロゼべ プラセンタエンリッチエッセンス
水溶性プラセンタエキスの他、保湿成分であるコラーゲンやエクトイン、肌の炎症を鎮めるグリチルリチン酸等を配合した美容液です。
プラセンタエキスを含む美白成分・ハリ成分の配合量の多さから「薬用美白美容液(医薬部外品)」の指定を受けています。
「ロゼべ」はパッケージの簡略化等をすすめ低価格化にこだわっているブランドであり、プラセンタ配合美容液も高品質ながら比較的リーズナブルな価格帯となっているのも魅力です。
- 価格:1,980円税込
- 内容量:30ml
- メーカー:WHD
- 会員特別割引あり
おわりに~原料や製法をチェックして賢く使う
現在の日本ではプラセンタの配合率・濃度といった記載方法の基準が作られておらず、たった数%の配合のみで「プラセンタ入り!」と銘打った粗悪な製品も出回っているのが現状です。
購入の際には価格帯だけでなく安心して使えるメーカーや原材料を選び、賢くプラセンタケアを行っていきましょう。
良質なプラセンタは肌に嬉しい成分がギュッと詰まった物質であり、ケアを続けていくことで高いエイジング効果も期待できます。
活性ペプチドや細胞増殖因子の力を使えば、若々しいプルプル肌になる日が近づきますよ。
ペプチドの美肌効果の詳しい情報やおすすめ化粧品については、下記のページで解説しています。こちらもあわせてチェックしてみて下さい。
エイジグケア用オールインワンジェルの選び方~シワやたるみに!成分別のおすすめ
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