思春期ニキビが治らない理由とは?10代ニキビの原因と改善方法を解説~おすすめ洗顔料も紹介
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おでこや頬にポツポツッとできてしまう「ニキビ」、なかなか治らなくて悩んでいませんか?
中学生頃になるとさかんにできやすくなるニキビは、世代的な特徴から「思春期ニキビ」と呼ばれています。
「ニキビは青春にはつきもの」と言われるくらい、誰もが一度は経験する肌のトラブルなのです。
ただ「よくあることだから」と放っておくとニキビの中にウミが溜まって大きくなり、「ニキビ跡」になってしまうことも!
早めにキチンと対策をして、ニキビの無い肌にしたいですね。ここでは思春期ニキビの特徴や原因、そしてニキビを治すための対策をくわしく紹介していきます。
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思春期ニキビとは?特徴と大人ニキビ・吹き出物との違い
「にきび」とは、毛穴に皮脂(肌のアブラ)や老廃物がつまって起こる皮膚の疾患(病気・トラブル)の一種です。
医学的な専門用語では「尋常性ざ瘡(じんじょうせい-ざそう」と呼ばれています。
ニキビには大きく分けて成長期になりやすい「思春期ニキビ」と、20代後半~30代以降になるとできやすくなる「大人ニキビ(吹き出物)」があります。
まずは思春期ニキビの特徴を知っておきましょう。
原因は「成長によるホルモンバランスの崩れ」
人間の成長期は、男女の性差・個人差はあるものの、平均的に10代の前半~後半にかけて起こります。
特に中学生頃には背が伸びやすいだけでなく、男性は筋肉が付きやすく、女性は徐々に丸みを帯びた体つきへと変化していきます。
このような体の変化が起こるのは、体の中の「ホルモン」のためです。
「ホルモン」とは、内分泌器官で作られて体液を通じ体に影響を及ぼす物質のこと。
ホルモンには50以上もの種類がありますが、成長期には特に以下のようなホルモンが盛んに分泌にされるようになります。
ニキビに関わるホルモンの例
- 成長ホルモン
- テストステロン(男性ホルモンの一種)
- アンドロゲン(男性ホルモンの一種) 等
スキンケアを「思春期用」に変えるのが重要
テストステロン等の男性ホルモンは、思春期に大量に分泌されるようになります。
その男性ホルモンが、体内で「5αリクターゼ」という酵素と結びつくと皮脂の分泌を活性化させるホルモンへと変化します。
思春期は、体の機能によって自然に肌がベタベタとアブラっぽくなっている状態なのです。
アブラ(皮脂)の出る量が増えたのにスキンケアが子どもの頃のままだと、皮脂や老廃物は毛穴の中に溜まって詰まりやすくなってしまいます。
詰まった皮脂の中で今度は皮膚の常在菌である「アクネ菌」が増えて、肌の炎症を起こすことに。
かゆみや痛みのある「赤ニキビ」が肌に増えてしまうのです。
思春期ニキビは顔全体・身体にもできやすい
思春期ニキビは、以下のような顔全体や体の様々なパーツにできます。
思春期ニキビができやすいパーツ
- 頬(ほっぺた)
- 額(おでこ)
- 鼻等のTゾーン周辺
- 口元
- 背中
- 首 等
小学校高学年(10歳~12歳頃)だと、にきびは「額(おでこ)」に特にできやすく、徐々に頬(ほっぺた)等にもできるようになっていきます。
中学生に入ると顔だけでなく、顎や首・背中・デコルテ(胸元)等、上半身に広がるケースも多いです。
いわゆる吹き出物(大人ニキビ)ができる箇所が「口元・フェイスライン回り」等に限定されやすいのに比べて、思春期ニキビは分布が広く、またできる箇所に個人差が大きいのが特徴と言えます。
炎症化・重症化しやすい(赤ニキビになりやすい)
20代後半~30代以降にできやすくなる大人のニキビ(吹き出物)は、慢性化をしやすいものの、あっという間に炎症化・重症化をするケースは少なめです。
これに対し、青春ニキビではホルモンバランスの乱れが激しいため、一気に炎症化(赤ニキビ・黄ニキビ)へと進んでしまうケースが珍しくありません。
また思春期ニキビの場合、まちがったスキンケアやニキビケア化粧品・市販薬の使い方によって重症化しているケースも多く見られます。
ひどい場合だとニキビ跡がケロイド状になってしまったり、色素沈着・肌の凸凹といったニキビ跡が肌に残ってしまうことも。
思春期ニキビができたら、早めに適切なニキビ対処をすることが大切です。
小学生や20代も「思春期ニキビ」になる!?
思春期ニキビの症状はいつからいつまで起こるのでしょうか?
「思春期ニキビ」「青春ニキビ」といった呼ばれ方をするため、ニキビは「中学生・高校生に起こるもの」と思われがちです。
ところが実際には、思春期ニキビは中高生限定のものではありません。
体の成長や肌質には個人差があります。女子の場合、小学校高学年頃から「思春期ニキビ」ができはじめるケースも珍しくありません。
また20代前後になってから「思春期ニキビ」が激化してしまうというケースも見られます。
- 皮脂の分泌が活発だと思う(オイリー肌だと思う)
- 10代の頃からニキビのトラブルが続いている
- 顔全体・体にもニキビができやすい
上記のような場合、20代を過ぎていても「思春期ニキビ」の症状が発生している可能性は高いといえるでしょう。
思春期ニキビが悪化する9つの原因
思春期ニキビの原因が「成長期(ホルモンの分泌)」と聞くと、「それでは、何をやってもどうしようもないのでは?」と思う人もいるのではないでしょうか。
ところが実際には、生活習慣や誤ったスキンケアで思春期ニキビを悪化させているケースがとても多いのです!
今ニキビが増えている原因は、毎日のスキンケア等にあるかもしれません。代表的な思春期ニキビ悪化の原因を解説します。
1.ニキビに合わない洗顔をしている
「ニキビは肌が不潔だからできるのだ」と思い込んでいる中学生・高校生は少なくありません。
「とにかく洗顔すれば良い」「しっかり洗えば治る」といった誤解が、思春期ニキビを悪化させているのです。
思春期ニキビを悪化させる洗顔
- スクラブ入り洗顔料を毎日使っている
- すすぎは1分程度で終わらせている
- 洗顔ブラシを顔全体に使っている
- 1日4~5回くらい顔を洗顔料で洗っている
- タオルは1週間くらい同じものを使っている
上のリストの洗顔習慣はすべて思春期ニキビにはNGです。
思い当たる点が多い人は、良かれと思ってやっていた「洗顔」でニキビを悪くしている可能性大です。
2.メイク成分が落とせていない
メイク習慣の低年齢化につれて、最近では中高校生だけでなく小学校高学年でもメイクをする女子が増えています。
その反面、メイクを落とす「クレンジング」については正しい知識を持った若者が少ないのが現状です。
ファンデーション等のメイクアップアイテムも、きちんと落とさず毛穴に残れば「皮脂」や「老廃物」の一種になります。
「メイクの残り」や「ニキビに合わないメイク」がニキビの元である「コメド」を作る原因になっているケースも多いのです。
メイクが原因になっているパターン
- メイクを始めたらニキビが増えた
- ファンデーションを変えたらニキビが増えた
- カンタンに使えるクレンジングシートを使っている
- マスカラまで全部落ちるクレンジングオイルを使っている
- リキッドファンデ・BBクリームを使うことが多い
上記のリストに思い当たる点が多い場合、「ベースメイク」が思春期ニキビを悪化させているかもしれません。
3.夜ふかしが多い
皮脂の分泌を増やす原因が「ホルモンバランスの乱れ」であることは、上で解説しましたね。
このホルモンバランスの乱れは、成長期だけが原因で起こるものではありません。
「夜ふかし」や「徹夜」、「朝寝坊」などでもホルモンの分泌は乱れ、肌はベタつきやすくなるのです。
ニキビの原因となる睡眠
- 毎晩寝るのは12時近くか12時を過ぎている
- 睡眠不足を感じることが多い
- 寝る時間・起きる時間が決まっていない
睡眠時間が短いと、成長ホルモンの分泌がしっかりと行われないため、新しい肌が生まれるための「肌のターンオーバー」も乱調してしまいます。
夜ふかしが続けば、ニキビがなかなか治らないだけでなく、ニキビ跡が残りやすい肌になってしまうのです。
4.食事が肌の「アブラ」を決める
肌の皮脂分泌のバランスを決めるのは、ホルモンだけではありません。
私達が毎日食べている食事やオヤツ等から取るビタミン・ミネラル等の「栄養素」も、肌のベタベタ感を決める大きな要素です。
ニキビを悪化させる食生活
- スナック菓子や甘いものが好き
- フライドポテトや唐揚げ等、揚げ物をよく食べる
- 単品ダイエットや肉抜きダイエット等、過激なダイエットをしている
糖質・脂質が多い食事やかたよった食事が、思春期ニキビを早く治すジャマをしているケースは珍しくありません。
5.保湿不足で余計に皮脂が出る
オイリー肌の人ほど肌がつっぱらないため、「保湿は必要ない」とカン違いをしてしまいやすい傾向があります。
しかし実際には「肌の油分が多いから」といって、保湿が必要ないというわけではありません。
洗顔後に「水分(保水成分)」を与えてあげないため、肌の内側が実は乾燥している・・・というケースも多々あります。
保湿をしっかりしていないために皮脂が余分に出て、ニキビができやすい肌になっていることもあるのです。
保湿不足が原因のパターン
- 化粧水等をいっさい使っていない
- 乳液類でフタをしていない
- 基礎化粧品は適当に選んでいる
洗顔後のスキンケアをしていないことや、適切な化粧水を選んでいないことが、肌質を「ニキビ肌」に傾けている可能性もあります。
6.手は最も汚い!ニキビの触り過ぎ
ニキビを大きくしたり、赤ニキビ等の炎症ニキビへと悪化させる原因が「手」でニキビにさわることです。
半日洗っていない手の雑菌は、なんとトイレのドアノブの4倍以上です!
電車の座席より、学校の机の上より、両手は汚い状態と言えます。
触ることでニキビが悪化してるパターン
- 座っている時、肘をつくことが多い(頬杖をつきやすい)
- つい気になって手が顔に触れていることがある
- 顔を泡で洗っている時間は2分以上だと思う
- ニキビをつぶしたくなる
ニキビに触れることが多い人ほど、思春期ニキビが悪くなりやすいのです。
また炎症状態にあるニキビに触れてから他の箇所に触れることでアクネ菌が撒き散らされ、ニキビを増加させているケースもあります。
7.タオルやシーツが汚い
両手以外に雑菌が付着しやすい要素としては、肌に直接触れる「タオル」等が挙げられます。
ニキビで気をつけたいリネン類
- 洗顔後のタオル
- 風呂上がりのタオル
- 汗拭きタオル
- 枕カバー
- 布団カバー
- シーツ 等
洗顔後に使用したタオルを一日放置すると、雑菌はなんと「1億個」近くにも繁殖します。
またシーツや布団カバー等のリネン類の交換頻度が遅いと、寝ている間の何時間も雑菌を顔に押し付けていることになります。
いくら薬やニキビ化粧品でケアをしていても、タオルで雑菌をタップリと付けていてはニキビはなかなか治りません。
8.髪には粉塵や花粉の刺激がたっぷり
体の中で「花粉」や「PM2.5」「黄砂(こうさ)」等がもっともたくさんつく場所はどこだと思いますか?それは「髪の毛」です。
細い髪の毛のたった一本には、なんとスギ花粉が3,000万個もくっついているのだとか。
様々な雑菌や粉がついた髪が肌と触れ合うことで、ニキビを悪化させてしまうのです。
また髪につけているワックス等の「整髪料」に含まれる成分が、肌に刺激を与えていることもあります。
ニキビで気をつけたいリネン類
- 前髪をおろしている
- フェイスラインを髪で隠している
- ワックスやミスト・ヘアスプレー類を毎日使っている
- シャンプーをすすぐ時間は1~2分程度
- 洗い流さないトリートメントを使っている
- ヘアオイルを使っている
一見すると関連の無さそうなシャンプーやトリートメントの成分が、ニキビに悪影響となっているケースも珍しくありません。
9.意外な盲点!市販薬の塗りすぎ
「思春期ニキビにはとにかく薬を塗っておけばいい」「青春ニキビはオロナインで治ると聞いた」・・・こんなイメージから、毎日ドラッグストアで買える市販薬を塗り続けるだけのケアを続けてはいませんか?
赤ニキビを治すための薬やオロナイン等の軟膏薬には、ニキビを悪化させる「アクネ菌」等の菌を殺すための殺菌効果成分(クロルヘキシジングルコン酸塩配合)等が配合されています。
ところがこれらの殺菌成分は、本来の肌の皮膚のバランスを取る常在菌も殺し続けてしまうのです。
長く市販薬を使い続けた肌はバランスを欠き、ニキビのできやすいデリケートな肌になってしまっていることもあります。
ニキビで気をつけたいリネン類
- 市販薬を広範囲に使っている
- オロナイン等を長期的に使い続けている
- 薬以外のニキビケアはしていない
薬だけに頼りきり、「ニキビを悪化させないケア」「ニキビを作らないためのケア」をサボってしまうのはNGです。
毎日のスキンケアや生活習慣を含め、「ニキビができない肌」を作るように心がけていきましょう。
思春期ニキビの無い肌に!まずはスキンケアで対策を
思春期ニキビが気になるようになったら、まずは毎日のスキンケアを見直してみましょう。
何気なく続けていたニキビケアを切り替えることで、ニキビの状態が変わってきます。
ニキビがある時のクレンジング
帰宅したら一番にメイク落とし
メイクをした日の夜、お風呂に入るまではメイクのままで過ごしていませんか?
メイクと混ざった皮脂は徐々に酸化していきます。そしてこの酸化した皮脂は肌の炎症を引き起こすアブラなのです。
メイクをしている時間が長くなるほど炎症を起こしやすい状態は長続きし、思春期ニキビ等の肌トラブルが治りにくくなります。
ノーメイクでいることは日常生活ではなかなか難しいので、せめて帰宅をしたらまず最初にメイクを落とす習慣をつけましょう。
シートクレンジング・オイルクレンジングはNG!
表面をさっと拭くだけタイプのシートクレンジングは、毛穴の奥のメイク汚れが残ってしまいやすく、思春期ニキビを作る原因となってしまうこともあります。
またシートクレンジングは、アルコール等の刺激物の配合率が比較的多い傾向があるため、肌への負担も大きいです。
避けたほうが良いクレンジングのナンバーワンと言えるでしょう。
この他、クレンジングオイルの使用も避けたほうが無難です。
クレンジングオイルに使用されるピュアオイルには、ニキビを増やす元となるアクネ菌の好物「オレイン酸」を含むものが少なくありません。
普段メイクの場合には、肌負担が比較的少ないクレンジングミルクやクレンジングクリームを使ってみましょう。
思春期ニキビ肌おすすめのクレンジング「無印良品 マイルドミルククレンジング」
不安定な肌にもOKの低刺激
肌への負担が少なめなミルクタイプ(乳液タイプ)のクレンジング剤です。
肌刺激となりやすいミネラルオイル(鉱物油)やアルコール(エタノール)・合成着色料・合成香料等も使われておらず、思春期ニキビができやすい不安定な肌にも使いやすい処方となっています。
アンズ果汁エキス・桃の葉エキス等の天然植物エキスの力で、使用後の肌がやさしく潤うのもポイントです。
洗浄力は比較的おだやかなので、しっかりアイメイク等は別途ポイントメイクリムーバーで落とすようにしましょう。
- 50ml:390円税込
- 200ml:990円税込
- メーカー:無印良品
乳化でクレンジングの成分を落とし切る
オイルやクリームなど「乳化」が必要なクレンジングの場合は、いきなり大量のぬるま湯で洗い流さないようにしましょう。
少量のぬるま湯を足してしっかりと乳化をさせてから「すすぎ」をします。
乳化は水にクレンジングのオイル成分を溶かし洗って落とせるようにする重要なステップです。
乳化が不完全なまますすぐと、クレンジング剤の成分が肌に残りニキビを悪化させるおそれがあります。
またしっかり乳化させるとメイクもしっかり落とせますよ。
ピュアオイル無しでニキビ肌でもOK「ファンケル マイルドクレンジングオイル」
ピュアオイルは使わない無添加クレンジング
防腐剤や香料などの添加物は使わず、またニキビの元となるピュアオイルも使っていない「ファンケル マイルドクレンジングオイル」。
あらゆる角栓をケアする「毛穴つるすべオイル」の働きで、ニキビの初期段階である毛穴づまりをスッキリさせてくれます。
すばやい早い乳化で、こすらずにメイク汚れやクレンジングオイル自体の成分も瞬時に洗い流せるのが、ニキビ肌にも嬉しいポイントです。
ワンコインのお試しサイズがあるので、すすぎのさっぱり感を是非実感してみて下さい。
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思春期ニキビ対策の洗顔
「たくさん洗えばいい」は間違い
ニキビ対策のためには、まず「顔はとにかくたくさん洗えば良い」という思い込みを捨てましょう。
「ニキビが気になるから」と何度も顔を洗いすぎているせいで肌の表面が乾燥し、その乾燥をカバーするために皮脂が過剰に出ているケースが増えているのです。
ニキビがある場合でも、洗顔の回数は原則として1日2回まで。朝に1回、夜に1回が基本です。
どうしても肌のベタつきが気になる場合には、洗顔料を使わず、ぬるま湯のみで軽い洗顔を1回程度プラスします。
これは運動などで顔に汗をたくさんかいた場合(体育の時間や部活の後など)に行いましょう。
「部分洗い」をしてみる
「どうしてもおでこのベタベタが気になるから、もう一回は洗いたい・・・」という場合には、鼻・額等の特定の部分だけを「部分洗い」してみるのも手です。
この時にも基本的には洗顔料は使いません。
37℃前後のぬるま湯で、きになる箇所だけをやさしく洗います。
洗顔料は「使い分け」をする
スクラブ入りやピーリング効果のある洗顔料は肌に対する刺激が強いため、原則週に1回~2回までの使用にとどめます。
普段づかいの洗顔料は、ニキビへの刺激が少ないマイルドなものを選びましょう。
すすぎは2分以上かけて
洗顔後のすすぎが不十分だと、洗顔料の成分が毛穴の奥に残って刺激となってしまいます。
すすぎには最低でも2分以上をかけて、すみずみまで洗顔料を落としていきましょう。
特に小鼻の横、Tゾーン、はえぎわは泡の成分が残りやすいので注意してください。
思春期ニキビにおすすめの洗顔料「ビーグレン クレイウォッシュ」
アクネ菌殺菌の洗顔
「汚れだけを吸着する」という力を持つ天然クレイのモンモリロナイトを配合した洗顔料です。余分な皮脂や角質を吸着して洗い上げます。
抗炎症効果のあるグリチルリチン酸2Kの他、保湿成分のスクワランやヒアルロン酸が入っているのがポイント。
しっとりと洗い上げげくれるので、皮脂の取りすぎで過剰な皮脂出てしまうのを抑える期待ができます。
なめらかなクリーム状で、摩擦を抑えて洗えるところもいいですね。
少々値が張りますが、ニキビケアがラインで揃ったお試しセットなら1,000円台でお試しができます。
- 通常価格:4,290円税込
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思春期ニキビにおすすめの洗顔料「ビオレ スキンケア洗顔料 薬用アクネケア」
アクネ菌殺菌の洗顔
ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌する「イソプロピルメチルフェノール」を配合した薬用ニキビ向け洗顔料です。
抗炎症成分「グリチルリチン酸ジカリウム」も配合されていて、
ニキビ等の肌の炎症をやさしくしずめる働きも期待できます。
ニキビの元「コメド」ができにくい処方であることを確認するテスト「ノンコメドジェニックテスト」を通過しているのもポイント。
ワンコイン程度のプチプラ洗顔料である点も、10代や高校生から人気がある理由となっています。
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白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビといったニキビの症状に合わせたおすすめの洗顔料を、下記のページで他にもたっぷりと紹介しています。是非あわせて参考にしてみて下さい。
ニキビ肌改善へ!おすすめ洗顔料を石鹸から泡タイプまで解説!思春期&大人ニキビの正しい洗顔方法も
化粧水と乳液でニキビ肌をケア
洗顔後にはかならず保湿を!
1日2回の洗顔後にはもちろんのこと、水やぬるま湯で顔を洗った後にも、かならず化粧水や乳液を使った「保湿」は行いましょう。
洗った顔をそのままにしていると、水分が蒸発する時に肌本来が持っている水分も一緒に奪われてしまい、肌が乾燥しやすくなってしまいます。
「水分が足りない!」と感じた肌は過剰に皮脂を分泌するため、余計に肌がアブラっぽくなり、青春ニキビのできやすい肌環境になってしまうのです。
「保湿をするとベタつく気がする・・・」という人は、さっぱりタイプの化粧水と乳液を選んでもOKです。
「洗顔後の水分の補給」→「水分の蒸発防止」という基本の2ステップは必ず守るようにしましょう。
状態にあわせてニキビ化粧品を選ぶ
思春期ニキビは進行状態によって「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」の3つの段階に分けられます。
それぞれの段階にあわせて、ニキビ向けに最適な基礎化粧品(化粧水や乳液)を選びましょう。
赤ニキビには抗菌・殺菌作用の成分を
赤み・ハレがある「赤ニキビ」は、毛穴の奥にアクネ菌が増殖し、肌に炎症が起きてしまっている状態です。
抗菌・殺菌作用の入ったニキビ化粧品を使用してアクネ菌の増殖を抑えましょう。
またニキビ跡ができないように、ビタミンC誘導体をプラスすることも大切です。
赤ニキビ向けの成分
- BHA(サリチル酸)
- ビタミンB6誘導体(塩酸ピリドキシン)
- ビタミンC誘導体 等
赤ニキビにおすすめの乳液「プロアクティブ ポアターゲティング トリートメント」
アクネ菌の抗菌「サリチル酸」配合
ニキビの原因菌「アクネ菌」に対抗する抗菌成分「サリチル酸」を配合した薬用美容液です。
プロアクティブが開発した独自のスマートターゲット(TM)テクノロジーによって
有効成分が毛穴の奥へとしっかりと届き、ニキビへと働きかけてくれます。
ジェル状の保湿剤なので使用感が軽く、ベタつきが少ないのもポイント、「ベタベタ重い乳液を付けるのは苦手」という人にもピッタリです。
『プロアクティブ』は実店舗がほとんど無く通販のみのブランドですが、公式サイトからの購入では60日間の返金保証もある等、安心して使える点も魅力です。
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白ニキビや黒ニキビには抗炎症成分を
ポツッとできた「白ニキビ」や、皮脂が酸化して黒ずんだ「黒ニキビ」は、まだ炎症が起こっていない状態です。
そのため刺激の強い殺菌成分は避け、抗炎症作用・鎮静作用のある「グリチルリチン酸2K」や肌荒れ予防の働きをする「アラントイン」等が配合された化粧水で穏やかにケアをしていきます。
また今後のニキビ予防のために、リピジュア(R)等の保水成分で肌に水分補給をすることも大切です。
肌の水分・油分のバランスを整えて、ニキビができにくい肌へと近づけていきます。
白ニキビ・黒ニキビ向けの成分
- グリチルリチン酸2K(甘草エキス)
- アラントイン
- リピジュア(R)
- セラミド
- ヒアルロン酸Na等
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乾燥とニキビ、アンバランスな肌状態に
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肌でビタミンCとして働き始めるのが早いビタミンC誘導体「VCエチル」を入れてあり、
過剰なテカリを抑える皮脂コントロールにも期待ができます。
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思春期ニキビを悪化・再発させない対策
思春期ニキビの悪化や再発には、毎日の環境が大きく関係していることが多いです。
肌を本当の意味で清潔な状態にキープし、刺激を受けにくい環境づくりをしましょう。
タオル・リネンを取り替えよう!
直接的に肌に触れるタオルやリネン類は、ニキビの状態を大きく左右します。
目に見えない汚れであるからこそ、清潔な状態をキープすることが大切です。
洗顔後のタオルは毎日替える
洗顔後の顔を拭くフェイスタオルは、できれば1回ごとに新しいものを使うのが理想的です。
最低でも1日に1回は取り替えて、清潔なのを使いましょう。
洗顔後の顔拭きに大きなフェイスタオルではなくミニタオルを使うようにすると、洗濯の負担も減らせます。
枕カバーはフェイスタオルで
睡眠時に顔と接触する時間が多い「枕カバー」も、できるだけ頻繁に取り替えることが大切。
ただカバーを交換するとなると、手間が意外と大変ですよね。
柔らかなフェイスタオルを枕にかけるようにして、こちらもできれば毎日、最低でも2~3日に1回は必ず取り替えるようにしましょう。
リネン類はコットン素材がおすすめ
シーツ・掛ふとんカバー類は、週に一度は新しいものに交換をして、洗濯済みの清潔なものに取り替えます。
シーツ類は化学繊維のものを避け、コットン等の天然繊維を。
また、できるだけ肌当たりのやわらかいパイル地のもの等を選ぶのが理想的です。
姿勢を良くしよう!
頬杖(ほおづえ)による圧迫や摩擦の刺激は、思春期ニキビを悪化させる要因です。
猫背になりやすい人、食事中にもヒジをつきやすい・・・という人は特に、座っている間中、手で頬を抑えていることもあります。
座っている時には姿勢を良くすることを心がけて、手を顔に触れさせないようにしましょう。
シャンプーを見直そう!
「洗顔には気をつかっている」という人でも、意外と見落としてるのが「シャンプー」の習慣です。
毎日使うシャンプーやトリートメントは、意外と顔の皮膚についてしまっているもの。
お肌に残ったシャンプー成分が、ニキビを増やす原因となっていることもあります。
敏感肌向け製品がおすすめ
洗浄力が強い「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」等が使われている陽イオン界面活性剤系のシャンプー製品は肌に対する刺激がかなり強く、ニキビの炎症を激化させてしまう恐れがあります。
アミノ酸系界面活性剤等、洗浄力が穏やかで肌への刺激が少ない製品がおすすめです。
またトリートメントでは、ノンシリコン製品を選ぶのも良いでしょう。被膜が肌に残りにくいため、ニキビへの悪影響を減らしやすくなります。
「もうちょっとカンタンにシャンプー・トリートメントを選びたい!」という時には、「敏感肌の人向け」として売られている製品に切り替えてみてはいかがでしょうか。
ただし敏感肌向けシャンプーは洗浄力が控えめなので、シャンプー前の予洗いは今までよりもていねいに行うことが大切です。
すすぎ時間は「3倍」が目安
シャンプーのすすぎ時間は「髪を洗うのにかけた時間の3倍が目安」と言われています。
シャンプーで1分頭を洗ったら、すすぎには3分かけるというわけです。
目安よりも「すすぎ」の時間が短いと、髪にシャンプー成分が残ってしまい、こめかみやフェイスラインのニキビが増えやすくなります。
またトリートメントもきちんと洗い流すことが大切です!アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)は肌に対する刺激となりやすいため、原則として使わないことをおすすめします。
ニキビ肌にもおすすめのシャンプー「ビーンスターク 薬用ヘアシャンプー」
天然の殺菌成分入り
ビーンスタークの薬用ヘアシャンプーは、実は赤ちゃん向けのシャンプーです。
でももちろん赤ちゃんだけでなく、大人でも使うことができます。
1歳の赤ちゃんのデリケートな肌でも使えるように、できるだけ低刺激な処方になっているのが魅力。
またシダーウッドやヒダに含まれる「ヒノキチオール」も配合されており、天然自然の殺菌作用が頭皮トラブルや肌トラブルもおだやかに抑えてくれます。
ヘアスタイルでもニキビ改善!
思春期ニキビを悪化・再発させないためには、髪の毛による肌への刺激をできるだけ減らすことが大切です。
前髪はしっかり上げたスタイルが理想
「おでこにニキビがあるから」と、前髪で額を隠していませんか?ニキビがある箇所に髪を垂らすと、思春期ニキビは余計に悪化してしまいます。
前髪は作らずに分けるか、オールアップスタイルにするのが理想的です。
「どうしてもおでこ全開は抵抗がある」という場合、せめて自宅と睡眠中にはヘアピン・ダッカールピン等で前髪をあげるようにしましょう。
サイドは顔にかからないように
男性の場合、ヘアスタイルはサイドをできるだけ短めにするのが理想的。ショートカットでもサイドが長めだと、意外とこめかみ部分を毛先が刺激してしまいます。
女性の場合等、髪がボブ以上に長い場合には、サイドは耳にかけるかスッキリとまとめるようにしましょう。
マスクの使用にも気をつけて
風邪の時にはもちろん、花粉症やインフルエンザ対策等、マスクを使うことが最近では増えていますね。
でもマスクの使用も、実はあまりニキビにはよくありません。
摩擦による負担やマスクに繁殖した雑菌によって、思春期ニキビの炎症がひどくなることが多いのです。
とは言え、例えば花粉症で皮膚のかゆみが出る人であればマスクでカバーをした方が良いですし、業務上の理由でマスクが必須な場合もありますよね。
そのような時には、以下のような点に気をつけてみましょう。
肌当たりの優しさら「綿マスク」
マスクには「不織布(ふしょくふ)タイプ」のものと「綿(ガーゼ)タイプ」のものがあります。
摩擦の刺激をできるだけ減らしたいなら、綿タイプ(ガーゼタイプ)のものが肌当たりが優しく、おすすめです。
大きめサイズにするのも手
「不織布タイプの方が良いんだけど」という場合には、サイズをゆとりのある大きめのものにしてみるのも手です。
顔に食い込むようなサイズだと摩擦の負担が大きくなるので、「小さめサイズ」は避けましょう。
1日1回で交換or汚れたら即交換を
マスクは衛生的に使うことが大切。1日に1回ペースで交換するのは絶対です。
「汚れているように見えないから」と、同じマスクを繰り返し何日も使用するのは止めましょう。
また、ファンデーションや口紅等のメーキャップアイテムが付いて汚れてしまった場合には、1日の中でも新しいものに取り替えるようにします。
マスクの取扱に注意!
一日の中でマスクを外す時には、顔にあたる面を汚れた手で触らないようにしてください。
また顔に触れる面は、机の上等に触らないように置くことが大切!かばんやポケットの中にそのまま入れるのもNGです。
長時間外して置くような場合には、同じものを繰り返し使わず、新しいマスクをおろすようにしましょう。
おすすめマスク例「ネピア 鼻セレブマスク Mekuru(めくる)」
内側がめくれるマスク!
やわらかなティッシュペーパーとして大人気となった『鼻セレブ』シリーズとして登場したマスクです。
「mekuru(めくる)」という名前のとおり、内部のフィルターが2枚の構造になっており、内側の汚れが気になったらめくってリセットできるのが最大のポイント!
せきやくしゃみをした後、食事後等には特にめくって「リセット」をすると、ニキビの元となる雑菌の繁殖も抑えやすくなります。
『鼻セレブ』のシリーズらしく、不織布の肌当たりがやわらかなのも魅力のひとつです。
微粒子のブロックフィルターによって、肌荒れの原因となる花粉やPM2.5等も99%以上カットしてくれます。
体の中から思春期ニキビに対策しよう
いくら皮膚の外側からニキビに働きかけても、皮脂分泌を決める「体の内側」のバランスが乱れていては思春期ニキビはなかなか治りません。
生活習慣を見直して、ニキビができにくい・悪化しにくい体作りを心がけましょう。
食生活では「油控えめ野菜を多め」
食生活ではまず、揚げ物やスナック等の「油脂・脂肪」の多い食品を控えるようにしましょう。
脂肪分の分解のためにビタミンB群が消費され、肌の皮脂コントロールが不安定になってしまいます。
同様に、皮脂を分泌しやすくなる「糖分(砂糖)」の多いお菓子類も控えめにすることが大切です。
肉抜き脂抜きは毛穴づまりに繋がる
とは言っても、何もかもを食べないようにするような過剰なダイエットをするのは厳禁!
タンパク質等の新しい肌を作り出す元の栄養素が不足すると、今度は肌のターンオーバーが低下して、余計に毛穴に皮脂がつまりやすくなってしまいます。
新鮮なビタミンB・ビタミンCが摂取できる「野菜」そして「果物類」を意識的に取ることが第一。
外食やファストフード・インスタント食品だけに頼らないよう、バランスの良い献立を意識しましょう。
きちんとした睡眠を取ろう!
理想の睡眠時間には個人差がありますが、平均睡眠時間が6時間を切ったら危険信号です!
特に成長期では成長ホルモンの分泌を妨げないよう、グッスリと眠っている時間が7時間~8時間程度あるのが理想的といえるでしょう
またホルモンバランスを安定させるためにも、寝る時間・起きる時間をできるだけ一定にすることも意識したいところです。
極端な寝坊や二度寝は避けて、規則正しい生活リズムを守るようにしましょう。
おわりに
思春期ニキビについては、「オイリー肌体質だから仕方がない」「成長期だから仕方がない」と、ニキビができることを諦めてしまっている人が少なくありません。
でも実際には、生活習慣が乱れていたり、まちがったスキンケアを続けているためにニキビをひどくしている人がたくさんいるのです。
自分でも気づいていなかったほんの少しの習慣、「この程度なら大丈夫」と思っていた習慣が、思春期ニキビをひどくしている可能性も高い・・・というわけですね。
自分の体の中、自分の肌の状態を正しく知ってきちんとケアをしてあげることが、ニキビの無い肌へと近づく第一歩となることでしょう。
ニキビ対策に向いた化粧水の選び方やおすすめのアイテムについて、下記のページで細かく解説しています。是非こちらもあわせて参考にしてみて下さい。
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