コントロールカラーの使い方を解説!色の選び方&おすすめコントロールカラーも
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コントロールカラーは、赤み・くすみ・ニキビ跡等、肌の悩みを上手にカバーしながら、ナチュラルな美肌に仕上げられる人気のベースメイク用アイテムです。
しかしコントロールカラーにはオレンジやグリーン・ブルーといった幅広い色展開があるため、色の選び方で失敗してしまう人も少なくありません。
また「買ったけど上手に塗れない」「色が浮いてしまう」等、コントロールカラーの使い方に迷ってしまう人も多いようです。
ここではコントロールカラーの役割や選び方・使い方について詳しく解説していきます。
また無印良品・セザンヌといったプチプラのコントロールカラーから人気のコスメブランド製品までを幅広く紹介するランキングもありますので、実際に買う時の参考にしてみてくださいね。
コントロールカラーとは?役割やメリットとおすすめする4つの理由
コントロールカラーとは、その名の通り「色(カラー)」の「補正・調整(コントロール)」を行うためのメークアップアイテムです。
「ベースメイクは、下地とファンデーションだけではダメなの?」「なんでコントロールカラーが必要なの?」と思う人もまだ多いことでしょう。
でもメイクアップアーティストやBAさんといったメイクのプロはもちろん、メイクが上手な女性達からも、コントロールカラーは「絶対に必要なアイテム」として支持されています。
コントロールカラーの役割やメリットは、どんなところにあるのでしょうか?
肌の悩みを「色」でカバー!
コントロールカラーは、以下のような様々な肌の悩みを目立たなくしてくれます。
赤みカバー
ニキビ跡や赤ら顔等の「肌の赤み」をカバーしてスッキリ肌に
クマカバー
「クマ」をカバーして明るい目元に
顔色の悪さをカバー
「顔色の悪さ」をカバーして血色の良い肌に
くすみカバー
肌の「くすみ」をカバーして華やかで若々しい肌に
地黒をカバー
肌の「地黒さ」をカバーして透明感のある色白肌に
それぞれの肌悩みに適したコントロールカラーの色を選んでカバーすることで、肌色の状態が均一に、なめらかに見えます。
少し色補正をしてあげるだけでも、肌の状態や肌年齢は大きく変わって見えるのです。
この他、鼻・頬等の凹凸など顔の光と影を際立たせるハイライトとして使い、クッキリとした華やかな顔立ちに見せることもできます。
コンシーラーより広い範囲をカバーできる
例えば「茶グマ」や「ニキビ跡」等の肌悩みでは、症状が重くなるほどカバー範囲が広くなりがちですね。
クマやニキビ跡等はコンシーラーでもカバーできますが、範囲が広い時にはコンシーラーはあまりおすすめできません。
コンシーラーはカバー力が強い分だけ透明感が失われやすく、「隠そう」と広範囲を塗るほどその部分が目立つことも多いのです。
これに対して乳液下地のようなタイプのコンシーラーは伸びが良く、広範囲のカバーにも適しています。
仕上がりがナチュラル
「肌悩みをカバーしよう」とファンデーションを厚く塗ると、当然のことながら「厚化粧」に見えますね。
肌をキレイに見せたいのに、実際よりも肌年齢を上に見せたり、まるでプラスチックのような透明感の無いくすんだ肌に見せていることもあります。
その点、コントロールカラーによる色補正効果で穏やかに肌悩みをカバーすれば、ファンデーションを重ねずにナチュラルに仕上げることができます。
色選び・使い方のポイントをきちんと押さえれば、メイク初心者でもワンランク上の「自然な素肌美人」に見せることができます。
メイクのモチがよくなる
「メイクがすぐに崩れる」という人の多くは、無意識のうちにファンデーションを厚塗りしていると言われています。
コントロールカラーで上手に色補正をすれば、ファンデー使用を少量に抑えることが可能です。
ファンデーションを適量に抑えることで肌とメイクの密着力もアップし、化粧崩れのしにくい長持ちメイクが完成します。
化粧崩れの原因と対策が知りたい方はこちらのページがおすすめです。
今日からできる化粧崩れ防止テク!ヨレない・テカらないためのコツを徹底解説
コントロールカラーは何色を買う?色の役割と色ごとの使い方
コントロールカラーには「ブルー」「ピンク」「オレンジ」「イエロー」等、絵の具のようなカラーバリエーションがたくさんあります。
基本はベージュ系というファンデーション等のベースメイクアイテムとは大きく色合いが違いますね。
そしてコントロールカラー選びで最も大切なのも「何系の色を選ぶか?」という点なのです。
肌悩みは「補色」で打ち消す
コントロールカラーでは「補色(ほしょく)」という言葉がキーワードとなります。
補色とは、正反対の性質を持った2色の色のこと。
様々な色の関係性は「色相環(カラー・サークル)」という円で表せるのですが、補色関係にある2色はカラーサークルで正対する位置となっています。
難しくなってしまうので、ここではシンプルに「反対の色(反対色)」と考えておきましょう。
補色の色の例
- 明るい黄色←→紫
- 赤←→水色(シアン)
- 濃いピンク←→グリーン 等
色を「なかったことに」できる
補色同士の色は、「お互いがお互いの色を打ち消す」という性質を持っています。
つまり補色同士を重ねれれば、片方の色を無かったかのように「消す」ことができるのです。
コントロールカラーではこの考え方を使って、様々な肌悩みを色で打ち消していきます。
ブルーのコントロールカラーの使い方
日本人の肌は黄色~オレンジっぽい肌の色をしていますね。
ブルーのコントロールカラーを使うとこの「黄色み」を打ち消し、透明感のある白い素肌に見せることができます。
肌の黄色味は特に角質層の水分量が低下していると出やすいのですが、近年ではインナードライ(隠れ乾燥肌)の人が増えたことから、特に「黄ぐすみ」に悩む人が多いと言われています。
そのせいかここ数年、ブルーのコントロールカラーは定番人気のアイテムとなっています。
ブルーコントロールカラーの効果
- 黄ぐすみのカバー
- インナードライ気味の肌を明るく見せたい
- 色白に見せたい
色白の人は要注意
ただし元々が色白の人・肌の青みが強い人がブルーのコントロールカラーを使うと、血行の悪い「貧血顔」に見えてしまうこともあります。
インナードライ肌ってどんな人がなりやすい?その解説は下記のページをチェックしてみてください。
インナードライ肌になりやすい6つの原因と対策~改善は洗顔や食べ物で
グリーンのコントロールカラーの使い方
グリーンのコントロールカラーは、肌の「赤み消し」に役立ちます。
グリーンといっても真緑色ではなく、ミントグリーンや薄い抹茶色のような淡い色であることが多いです。
ブルーコントロールカラーの効果
- ニキビ跡等による赤みのカバー
- 赤ら顔等による頬の赤みのカバー
- チークの色が合わない時の微調整 等
塗りすぎは白浮きのもと
グリーンによる色補正は、塗りすぎると「白浮き」を起こしやすいので要注意です。
グリーンのコントロールカラーは顔全体には使用せず、部分使いをするのが原則となっています。
ピンクのコントロールカラーの使い方
ピンクには肌色の赤みを強め、血行を良く見せる効果があります。
ブルーコントロールカラーの効果
- 肌が青白すぎる時のカバー
- 血色の良い肌に見せたい
- 健康的に見せたい 等
腫れぼったくならないように!
ただし黄ぐすみを起こしている人や地黒の人がピンクのコントロールカラーを使うと、むくんだり腫れぼったいような顔に見えてしまうこともあります。
パープルのコントロールカラーの使い方
パープル(紫)は黄色の補色であり、ブルー系のコントロールカラーの同様に「黄み消し」「透明感アップ」の働きを持っています。
特に年齢による肌のくすみを解消したい時に便利です。
またブルー系のコントロールカラーが日本人の肌色を打ち消しすぎて「白色浮き」をしやすいのに比べると、少し赤みのあるパープルは肌なじみがしやすく、「初心者にも使いやすい色」と言われています。
パープルコントロールカラーの効果
- 肌の透明感をアップしたい
- 年齢肌を明るく見せたい
- エレガントな印象に見せたい 等
イエローのコントロールカラーの使い方
「イエロー(黄色)」のコントロールカラーは、日本人の肌には「明るいベージュ」のような馴染みの良い色として活躍してくれます。
パープルコントロールカラーの効果
- 肌の色ムラを自然にカバーしたい
- 健康的な明るい肌に見せたい
- クマや小さな赤み・くすみ・色素沈着・ソバカスを自然にカバーしたい 等
- とりあえずコントロールカラーを使ってみたい
パール入りならメリハリもつけられる
パールが入っている明るいイエローは、顔の陰影をハッキリと見せる「ハイライト」として使うことも可能です。
「とりあえずコントロールカラーを使ってみたい、でも何色が良いのかわからない」「色ムラや赤み・クマ等、様々な肌悩みをカバーしたい」という時には、「ひとまずイエローを選ぶ」というのも手ですよ。
オレンジのコントロールカラーの使い方
年齢を重ねるに連れて、顔には「影」が落ちやすいものです。
小鼻の横や口角・頬骨等にグレイっぽい影が出て困っていませんか?
オレンジのコントロールカラーには、このような「影」のようになっている部分をふっくらと見せ、影を目立たなく見せる効果があります。
オレンジコントロールカラーの効果
- クマのカバー
- 小鼻のキワの部分のくすみのカバー
- 口角の横の影・くすみのカバー
- 疲れた顔を元気に見せたい 等
隠せない濃いめのクマにはオレンジ!
イエローだと隠しきれない濃いクマやくすみ、明るい色のせるとかえって目立ってしまう影・・・そんな肌悩みには濃い目のオレンジがピッタリです。
オレンジは血色をよく見せる効果もあるので、特に年齢のせいで「疲れ顔」に見えてしまったり、徹夜や寝不足等で顔がゲッソリしてしまっている時にも役立ってくれます。
青クマ・茶クマ・黒クマなど色別のクマ消し法やクマができる原因を下記のページで解説しています。是非チェックしてみて下さい。
茶クマ・青クマ・黒クマに合う原因別の消し方!コンシーラーやツボ押しで根本改善
スティックやクッションも!コントロールカラーの形状の種類と使い分け
ファンデーションに「パウダーファンデーション」や「リキッドファンデーション」があるように、実はコントロールカラーにも様々な形状の違いがあります。
それぞれの特性を把握して、上手な使い分けをしていきましょう。
乳液タイプ・ジェルタイプ(下地タイプ)
メイクアップベースS
出典:カネボウ
https://www.kanebo-cosmetics.jp/media/
乳液タイプ・ジェルタイプとは、基礎化粧品の乳液や美容液・ファンデーション下地のような比較的サラリとしたテクスチャーのコントロールカラーです。
ブランドによりテクスチャーの硬さは異なり、「ボトル入りのもの(プッシュタイプ等)」や、「やや大きめのチューブタイプ(日焼け止めのようなパッケージ)」等があります。
下地(ベース)であることから「カラーベース」「コントロールベース」といった名称が付くことも多いです。
乳液タイプ・ジェルタイプの良い点
- 乳液タイプは水分量が比較的多く、伸びが良い
- 基本的に「顔全体」等の全体向け・広範囲向け
- 「毛穴かくし効果」「肌の凹凸カバー効果」等、化粧下地と同じような働きを持つ
- ファンデーションをプラスするだけで仕上げられるような機能性の高い製品もある
- 色補正効果が比較的穏やかで、初心者でも扱いやすい製品が多い
乳液タイプ・ジェルタイプの悪い点
- 製品によっては発色が弱い
- クマのような強いくすみに対しては色補正効果が出にくい
クリームタイプ
メイクアップ カラーベース
出典:江原道
https://shop.kohgendo.com/
美容クリームのようなこっくりとしたテクスチャーのコントロールカラーです。
小さめのチューブ等にパッケージされています。
ブランドにより異なりますが、一般的には「部分用のコントロールカラー」として使われることが多いです。
クリームタイプの良い点
- 乳液タイプに比べて顔料の配合比率が高い製品が多く、乳液タイプより補正効果がより強く出る
- しっとりとした仕上がりなので、口元や目元等の乾きやすい場所にも使いやすい
クリームタイプの悪い点
- 厚塗りが目立ちやすいので使用量は慎重に
- 塗布後には丁寧になじませないと、色浮きしやすい
ペンシル・スティックタイプ/チップタイプ
フィックスイットカラー
出典:Dior(ディオール)
https://www.dior.com/ja_jp
マスカラのようなボトル+チップのパッケージに入っていたり、口紅のようなスティックタイプになっているコントロールカラーです。
こちらもクリームタイプと同様、目元等の「部分用のコントロールカラー」として使います。
スティックタイプ・チップタイプの良い点
- 「ピンポイントで使う」という意識をつけやすく、厚塗り防止をしやすい
- 「ラインを引くようにカラーを置いてから塗る」といったテクニックも駆使しやすい
- メイク初心者にも向いている
- 携帯性に優れているので持ち運びにも便利
スティックタイプ・チップタイプの悪い点
- スティックやチップが直接的に肌に触れるため衛生面的には微妙
- 非常に少量な作りになっている製品も多い
- 価格は比較的安い製品が多いですが、コスパ的にはあまり良くない
雑菌を増やさないためにも、使うたびにティッシュペーパー等で丁寧に製品を拭いた上で、なるべく早めに使い切る必要があります。
クッションタイプ
ミネラルウェア クッションコレクター+プライマーデュオ
出典:フィジシャンズフォーミュラ
https://www.noabeauty.co.jp/physiciansformula/
近年注目される「韓国コスメ」から火が付いたのが、クッションタイプのコントロールカラーです。
みずみずしい仕上がりや日本人にも合いやすい色合いが、口コミでも話題となっています。
クッションタイプの良い点
- 使用量の調整を行いやすい
- 薄付きに仕上げたい時に向いている
- 色ムラが起こりにくいので、初心者にも向いたタイプ
- 美容成分等が入っていて肌荒れ対策となる製品もある
クッションタイプの悪い点
- 比較的新しいタイプで販売数が少なく、種類・ブランドが限られてしまう
- 製品によっては部分使いが難しい
コントロールカラーの使い方・塗り方・塗る順番やテクニック
コントロールカラー・下地・ファンデーションって、どの順番で使うのが正解なのでしょうか?
指で塗った方がいいのでしょうか、それともブラシの方が良いのでしょうか。
コントロールカラーの色補正効果を十分に引き出すには、正しい使い方を知っておくことも大切です。
塗る順番や、肌悩みに合わせた塗り方を見ていきましょう。
コントロールカラーを塗る順番
全体塗りをする場合
- (使いたい時は)日焼け止め、毛穴消し下地等
- コントロールカラー
- ファンデーション
- フェイスパウダー等の粉類(リキッド・クリームファンデの場合)
コントロールカラーは「ファンデーションの前」に塗ります。
コントロールカラーを顔全体に塗る場合には、下地は無しでコントロールカラーを下地代わりに使って構いません。
更に下地の効果(UV効果・毛穴消し効果等)を上げたい場合には、最初に更に専用下地を加えてもOKです。
部分使いをする場合
- 下地(専用下地)
- コントロールカラー
- ファンデーション
- フェイスパウダー等の粉類(リキッド・クリームファンデの場合)
部分使いの場合には、必ず顔全体に下地を伸ばして凹凸をなめらかにした状態にしてからコントロールカラーを使います。
ファンデーションの種類(リキッド・パウダリー)にかかわらず、ファンデーション前にコントロールカラーを使う製品がほとんどです。
ただし稀にですが「ファンデーション後の使用」を推奨する部分使い用のコントロールカラーもあります。
使用前には説明書をよく確認しましょう。
コントロールカラーの基本の塗り方(顔全体への塗り方)
コントロールカラーを5点に置く
適量(平均パール一粒大)を手の甲に出し、指で「額(おでこ)・両頬・鼻の付け根・顎(あご)の5箇所に乗せます。
放射状に伸ばす
中指・薬指の腹を使って、頬のコントロールカラーを放射状に外へと伸ばします。額(おでこ)のコントロールカラーも上・横へと放射状に伸ばします。
鼻や顎も伸ばしていく
鼻にのせたコントロールカラーを下に向かって伸ばし、小鼻の周辺等をカバーします。顎のコントロールカラーを外側へ向かって伸ばします。
余分な液を取る
きれいなスポンジで優しく全体を抑えます。余分なカラー液を取ることで、ヨレや化粧崩れを抑えます。
フェイスラインの溜まりをなじませる
フェイスラインから首筋をなぞって首との色の境をなくしましょう。
顔の端へと伸ばしていくと、フェイスラインに液が溜まりやすいです。
スポンジもしくは指でフェイスラインをアゴのあたりから耳元までなぞり、さらにフェイスラインから首元に向かってスポンジを滑らせていきます。
少しずつ塗っていくと失敗しない
製品によって「適量」は異なりますが、使用量に悩んだ時には必ず「少量」を選びましょう。
不足した時には、ごく少しずつ量を足していきます。
コントロールカラーのクマ隠しの塗り方
下地を塗る
下地で肌をなめらかに整えておきます。
線を引くようにコントロールカラーを置く
暗い部分と明るい部分の境に線を引く
コントロールカラーを、光と影の差が最も大きくなる部分に「線」を引くように置いて、指を使って上下にトントンとなじませます。
メイクブラシを使うと置きたいところにラインが引けて、キレイに仕上げやすいです。
余分な油分を取る
スポンジもしくはティッシュペーパーで軽く抑え、余分な油や水分を取ります。
ファンデーションで仕上げる
上からファンデーションを塗ります。コントロールカラーを塗った部分には、ファンデはごく控えめに塗るようにしましょう。
色の境目をぼかすのがポイント
濃いクマの場合ほど、クマ全体を隠そうとはしない方が無難です。
色のコントラストが強い部分にコントロールカラーを置いて色をぼやけさせた方が、クマを自然に薄く見せられます。
コントロールカラーのくすみ消しの方法
下地を塗る
下地で肌をなめらかに整えておきます。
線を引くようにコントロールカラーを置く
コントロールカラーを米粒1/2程度手の甲に出し、指先でくすみや影の気になる部分(口角や小鼻等)に左右均等にのせます。
口角や小鼻の塗り方
口角の場合には「<」「>」の形になるように、指で口の端の形にあわせてなじませます。小鼻の場合には、鼻の下の溝等の凸凹の細かな部分まで丁寧になじませてください。
なじませる
スポンジの角の部分で、ごく優しく上から抑えてなじませます。
ファンデーションをのせる
ファンデーションを塗る際には、小鼻や口角部は最後に。あまりスポンジを強く刷り込まず、ふんわりと色を載せるように意識します。
くすみ消しは1ヶ所ずつ
細かい部分のくすみ消しは、必ず1箇所ずつ作業をするようにしましょう。
口角・頬・目元等のそれぞれに一気にカラーを乗せてから、くすみ消し作業を行うのはNGです。
一気にカラーを出して肌に乗せてしまうと、後回しにした方の液体の伸びが悪くなります。
コントロールカラーで赤ら顔・赤み消しする時の塗り方
下地を塗る
下地で肌をなめらかに整えておきます。
コントロールカラーを点々と置く
グリーン系のコントロールカラーを平均して米粒程度、手の甲に出し(赤みの範囲で使用量は変わります)頬の中心部に逆三角形を描くように、指でコントールカラーを「点々」に置いていきます。(赤ら顔・赤みの範囲が異なる場合には、赤みの部分のみをカバーすればOKです)
赤みの部分のみに塗る
指でコントロールカラー液を伸ばしていきますが、あまり液を広げすぎないように気をつけます。赤みのある部分がカバーできていれば十分です。
なじませる
きれいなスポンジでトントンと抑え、指で広げた跡等を消していきます。
ヨレないようにファンデを塗っていく
頬に広範囲に塗るほどヨレが起こりやすいので、ファンデーションを塗る際にはスポンジやブラシを大きく動かさないように気をつけます。チークを塗る際にも同様です。
赤み全体にベッタリと塗らない
「赤ら顔だから」と言って、頬全体にカラーをベッタリと塗らないように気をつけましょう。
どの赤みが集中している部分はどこかをよく見て、赤みが特に強い部分だけを集中的にカバーするだけでも、赤みは目立たなくなります。
コントロールカラーでヨレない・化粧崩れしないためのコツ・裏技
「下地にコントロールカラー、更にファンデを重ねるとヨレる」と感じる人も居るかもしれません。
これには下地・コントロールカラー・ファンデーションのそれぞれの成分が肌の上で混じったせいで密着力が落ちている可能性が考えられます。
下地やコントロールカラーが肌に馴染むには、実際には肌に塗ってから最低5分~10分程度は時間がかかります。
メイク崩れを防ぐには、ひとつずつの工程に時間をあけた方が良いのです。
メイクの順番と工程例
下地を塗る
コントロールカラーを塗って指でなじませる
スポンジやティッシュペーパーで抑えて不要なコントロールカラーを取る
ファンデーションを塗る
それぞれの工程の間に5分程間隔を開けますが、本来は7分程度開けるのが理想的です。10分程度開けてもOKです。
空き時間に他の支度を
「この方法だとメイクに時間がかかる」と思うかもしれません。
しかし時間をあけている間には、他のことをしていても大丈夫です。
例えば「下地を塗ってから朝食」「コントロールカラーを塗ってから髪をまとめる」といったように、朝食や朝の身支度等を合間に挟むこともできます。
またベースメイクが終わってしまえば、あとは普段どおりにメイクをして問題ありません。
実はプロも選ぶ裏技
「たったそれだけ?」と驚く人も多いこの方法ですが、長時間化粧直しができないCA(キャビンアテンダント)や保育士、内勤の看護師等の間では定番ともなっている裏技です。
プロの女性たちが選ぶほど、化粧崩れ防止効果が高いというわけですね。
短縮したい場合には、最低3分間を置くだけでも崩れにくい肌を作れますよ。
プチプラも人気ブランドも!コントロールカラーのおすすめ人気ランキング
ブルーコントロールカラーのおすすめ
無印良品
UVベースコントロールカラー(ブルー)
良品計画
950円税込
Twitter等のSNSの口コミで話題となり、一時期にはどの無印良品の店舗でも売り切れが続出した人気のアイテムです。2018年5月のリニューアルでパープルやパールタイプも追加、保湿成分がアップしています。
淡いブルーながら発色ヨシ
なめからな乳液タイプですが発色力が比較的高く、黄ぐすみ等をしっかりと飛ばして透明感のある肌に見せてくれます。
潤い成分として、ホホバオイル・シア脂・カミツレ花エキス等が配合されているのもポイントです。
黄ぐすみが目立ちやすい人は乾燥しやすい肌質であることが多いのですが、保湿成分がしっかり入ったこのような製品なら安心です。
プチプラなうえに添加物も少ない
またナチュラルメイクを好む人から支持される「無印良品」らしく、パラベン・アルコール・香料・ミネラルオイル(鉱物油)等の刺激の強い成分は使われていません。
更に1,000円以内というプチプライスなので、「寒色系のコントロールカラーを使うのは初めて」という人も挑戦しやすいですね。
つけ過ぎると真っ白に!
見た目の薄っすらとしたライトブルーに反してカバー力がかなりあるので、肌に全面的に使うと「真っ白顔」に見えることもあります。
まずはくすみが気になるところからポイント遣いをしつつ、自分の肌色にベストな使用量を調整していきましょう。
コスメデコルテ
AQミリオリティ メイクアップエッセンス<02>
KOSE(コーセー)
11,000円税込
顔全体に塗ってもOKなブルーのコントロールカラーです。白っぽくならずにワントーン上がるのがポイントです。
顔全体でも使えるブルー
「黄みの無い白い肌を作りたい」「だからブルーのコントロールカラーを顔全体に塗りたい!」という人に向いているのが、コーセーの高級専門コスメブランド『コスメデコルテ』によるカラー下地「AQミリオリティ」です。
ブルーのコントロールカラーは、広い範囲に塗ると「白を通り越して青白い」「お面のように真っ白」といった仕上がりになってしまいがち。
ところがこの製品は徹底したカラー設計・透明度設計が丁寧に行われており、顔全体に塗ってもナチュラルで、なおかつ白い素肌を演出してくれます。
人気の女優さん・タレントさん達が愛用しているのも頷けますね。
テカらずに乾燥を抑える
エゾウコギ根エキス・米ぬかエキス等の保湿成分もたっぷりと含まれているので、昼間も肌の潤いはしっかりキープしてくれるのも嬉しいポイントです。
さらに気になる「テカリ」を抑える成分も配合されており、化粧持ちもアップ。
お化粧直しの回数を減らしてくれます。
価格が群を抜いて高いのが難点ですが、その点さえクリアできれば理想的なブルーのコントロールベースと言えるでしょう。
グリーンのコントロールカラーのおすすめ
資生堂dプログラム 薬用スキンケアベースCC
資生堂
25g 3色
各2,750円税込
肌状態が不安定な時でも使える薬用のコントロールカラーです。
伸びが抜群
かなりライトな色合いのミントグリーンといった感じのコントロールカラーです。
テクスチャーはゆるすぎず適度な硬さで肌に密着してくれるので、意外にもカバー力があります。
顔全体に塗るよりは小鼻や頬の赤みのピンポイントに使うのがおすすめです。
あまり沢山使うと白浮きして顔色が悪くなるでご注意下さい。
肌荒れ時でもOKの薬用タイプ
dプログラムのベースメイクに共通して配合されているのが、トラネキサム酸とグリチルリチン酸です。
この2つの抗炎症成分のおかげで、肌が荒れがちな時に1日中つけていても安心です。
紫外線吸収剤は不使用でSPF20・PA+++の日常生活では十分な紫外線防止力があります。
RMK
ベーシックコントロールカラーN(03グリーン)
エキップ
3,850円税込
「コントロールカラーと言えばココ!」と言われる程の人気ブランド『RMK』の定番コントロールカラーです。
伸びが抜群
日本人の肌に馴染みやすい色展開となっているのが大きな特徴。
更にジェル状のコントロールカラーは「半透明」のような独特の色設計となっており、肌に密着して光をあてた時にほんのりと色づいて見える自然な色補正が人気となっています。
頬などの広範囲におすすめ
特にグリーン系のコントロールカラーは広い範囲に塗ると白浮きしたり、顔が緑っぽく見えて失敗!となりやすいのですが、ナチュラル仕上げのRMKならば安心です。
特に「頬」などの広い範囲が赤くなりやすい人に向いています。
ちふれ
カラーメーキャップクリーム(グリーン)
ちふれ
こっくりとしたクリーム状の部分用コントロールカラーです。
狭い範囲のカバーにおすすめ
カバー力に比較的優れており、乳液状・ジェル状タイプでは隠しきれない赤みを目立たなくしてくれます。
ニキビ跡・小鼻回り等、狭い範囲の赤み消しをしたい時に役立つ製品です。
仕上がりがかなりしっとり系なので、肌が乾燥気味の人や冬場には特に使いやすいでしょう。
反対に夏場やオイリー肌の人だと、少し使用感が重く感じられるかもしれません。
迷わず試せるプチプラ価格
500円以内という超プチプラのグリーンのコントロールカラーでありながら、安心して使えるメーカー製品なのも嬉しいポイントですね。
ドラッグストアやスーパーマーケット等で手軽に購入できるので、「今日から赤み消しに挑戦!」という時にもピッタリです。
ピンクのコントロールカラーのおすすめ
セザンヌ
UVウルトラフィットベースN02(ライトピーチ)
CEZANNE(セザンヌ)
コスパの良いプチプラコスメブランドとして定評のある「セザンヌ」の製品です。
カバーというより色ムラ補正
厳密にはコントロールカラーではなく「肌色補正機能付き下地(色付き下地)」というジャンル分けで、顔全体に塗ることが前提とした作りになっています。
そのため色味があまり強くなく、「ほんのりとピンク」という柔らかな色補正効果なのが特徴です。
肌の色ムラを自然に均一に調整しつつ、ふわっと優しい肌色に見せてくれます。
特にブルーベースで顔色が悪く見えてしまいがちな人におすすめですよ。
ツヤ肌に仕上げたい人におすすめ
マロニエエキス(セイヨウトチノキ種子エキス)・ハマメリス葉エキス・セイヨウキズタ葉/茎エキス等の植物性エキス(保湿成分)が多種配合されています。
塗るとしっとりとした肌触りで、次に使うファンデーションの伸びや密着感がアップする優れモノです。
仕上がりもかなりつややかなので、人気のツヤ肌ベースにしたい時にも向いた製品です。
1,000円以下のプチプラながら、役立つコントロールカラーと言えるでしょう。
シュウウエムラ
ステージパフォーマーブロック:ブースター(フレッシュピンク)
日本ロレアル
口コミサイト「アットコスメ」でのベストコスメ賞受賞経験もある人気のカラー付きメイクアップベースです。
色補正に微粒子ブロックなどもプラス
肌色を明るく見せつつ、様々なトラブルの元から肌を守る高機能性下地となっています。
「SPF50 PA+++」という最強クラスのUVカット機能が付いているのが特徴。
日差しの強い季節やアウトドアレジャー、リゾート等で使うのにもピッタリです。
また外気を飛ぶ微粒子から肌を守る機能もあるので、花粉症で肌が痒くなりやすい・・・という人も試してみてはいかがでしょうか。
女性らしい柔らかさを演出
色展開はナチュラルベージュ・フレッシュピンク・カラレス(カラーレス・無色)の3色となっていますが、ピンクの色味の良さが秀逸です。
顔全体に塗っても膨張しにくく、なおかつ女性らしく柔らかい顔立ちに見せてくれます。
パープルのコントロールカラーのおすすめ
ナチュラグラッセ
カラーコントロールベース(01バイオレット)
ネイチャーズウェイ
自然素材にこだわったナチュラルコスメブランド「ナチュラグラッセ」のコントロールカラーです。
洗いすぎの肌負担を減らせる
石油系界面活性剤・タール系色素やシリコン・合成香料等を使わず、できるだけ肌に優しい作りになっています。
更に嬉しいのが、「クレンジング不要・石けんでも落とせる」という点です。
特に敏感肌・乾燥肌・インナードライ肌等、クレンジングによる肌負担を減らしたい人にはピッタリのコントロールカラーと言えるでしょう。
1番人気はバイオレット
カラーバリエーションはバイオレット・ピンク・イエローの3色展開ですが、くすみを目立たなくさせるバイオレットが一番人気となっています。
イソフラボンを豊富に含む「大豆」の成分(ダイズ種子エキス)とポリフェノール豊富な「アルペンローゼ(ロドデンドロンフェルギネウムエキス)も加えられていて、メイクをしながらエイジングケア効果も期待できますよ。
エチュードハウス
エニークッションカラーコレクター(ラベンダー)
アモーレパシフィックジャパン
一躍ブームとなった韓国コスメのブランド、「エチュードハウス」のコントロールカラーです。
伸びがよく薄づき
日本ではまだ珍しいクッションタイプのコントロールカラーとして注目されています。
使い方はカンタンで、付属のパフに1回分を軽くスタンプしてから肌の気になる部分にのせ、そのままパフでポンポンとパッティングするだけでOKです。
カバー力を足したい場合にはもう1回スタンプして、重ね付けしても大丈夫。
伸びがよく薄付きなので、「コントロールカラーが初めて」という人にも使いやすいですよ。
薄型コンパクトで携帯にも便利
ナイアシンアミド・ハス花エキス・ウメ果実エキス等の保湿成分が入っているので、使い心地はサッパリですがしばらくすると柔らかく潤います。
リニューアルによって更に薄型のコンパクトケースとなったので、旅行用等としても持ち歩きやすくなりました。
イエローのコントロールカラーのおすすめ
IPSA
コントロールベイス(イエロー)
IPSA(イプサ)
色補正効果の他、光コントロール効果・肌の凹凸補正効果等も得られる高機能なコントロールカラーです。
ソバカスなどが全体に散っている人に
一本で気になる色ムラを隠しつつ、開き毛穴や小じわ等もカバーすることができます。
ごく柔らかなイエローのコントロールカラーは、肌を明るく見せて自然な透明感を出してくれる色合いです。
茶系の「暗さ」をカバーする色なので、特に小さなシミがあちこちにある人、ソバカスが散っている人等に向いています。
実際の肌で色味チェックは必須
ただ元々の肌色によっては黄ぐすみが目立ってしまったり、肌色が浮いてしまう可能性も。
できれば一度デパート等のカウンターでタッチアップしてもらうことをおすすめします。
NOV
ベースコントロールカラーUV(ナチュラルイエロー)
常磐薬品工業(ノエビアグループ)
2,750円税込
「NOV」のイエローのコントロールカラーは、テクスチャーがしっかりとしていてカバー力に優れているのが特徴です。
赤み消しでグリーンが合わない人におすすめ
イエロー系ですが「赤み消し」に強い色味となっており、ニキビ跡・赤ら顔等の対策アイテムとして高評価を得ています。
特に「赤み消しにグリーン系を使うと顔色が悪く見える」という色白肌の人には向いた製品と言えるでしょう。
なお、仕上がりはかなりマット肌になります。
「マット過ぎが気になる」という場合には、顔全体に使わずに赤みが気になるポイントのみに使った方が良いかもしれません。
低刺激の配合成分
ニキビ肌・敏感肌等の肌トラブルが多い人向けのコスメブランド「NOV」らしく、紫外線吸収剤や刺激物をできるだけ使わない作りなのもポイント。
アレルギーテストの他、ノンコメドジェニックテスト(ニキビの原因・コメドができにくいかどうかを確認するテスト)も行われており、ニキビ肌を含めた幅広い肌質の人に使いやすくなっています。
オレンジのコントロールカラーのおすすめ
エレガンス
モデリングカラーベースEX(0R200)
Elegance(エレガンス)
プロのメイクアップアーティストからも絶賛されている肌色補正メイクアップベースです。
少量でも抜群のカバー力
テクスチャーは乳液タイプで、一見すると「これで肌アラがカバーできるの?」と感じられるほどサラリとしています。
ところが少量の使用でも色補正効果が肌色を巧みに修正し、素肌のようなナチュラルさを保ちつつ肌のアラを目立たなくしてくれるのです。
オレンジは30代・40代に特におすすめ
特にオレンジ系の「OR200」は、濃いシミ・ソバカスやクマ・くすみのカバーに向く製品として、30代・40代以上の女性に特に人気があるコントロールカラーとなっています。
価格は少々高いですが、本当に「ちょっとだけ」でもよく伸びるので、コストパフォーマンス的には比較的優れた製品とも言えるでしょう。
部分的に使って「老けメイク」防止
ただし仕上がりが軽いからといって、肌全体に使うのはあまりおすすめできません。
肌がこんもりと厚塗りに見えやすく、「老けメイク」に見えてしまうことがあります。
エチュードハウス
プレイ101スティック カラーコントゥアーデュオ(#01ピーチオレンジ×イエロー)
アモーレパシフィックジャパン
ササッと塗って境目をぼかすだけのスティック状コントロールカラーです。
カバーしたい部分にスティックでひと塗り!
「もっと手軽にくすみ補正をしたい」という人におすすめなのが、韓国コスメ「エチュードハウス」のスティック型コントロールカラーです。
塗り方はとてもカンタンで、スティックの先でクレヨンのようにササッと塗ってから指で軽くぼかすだけ。
ネーミングの「101(ワン・オウ・ワン)」には「初心者向け」という意味がありますが、その名の通り色補正ビギナーにも使いやすい製品となっています。
1本でも使い分けが可能
色展開は3色ありますが、年齢による肌くすみやクマ等に困っている人には「#01」のピーチオレンジ×イエローがピッタリです。
1本で「オレンジ系+イエロー系」の2色が使えるのですが、「青グマや影隠しにはピーチオレンジ、くすみにはイエロー」といった使い分けができるので便利ですよ。
※この商品は廃盤の可能性があります
コントロールカラーで失敗しない!3つの注意ポイント
コントロールカラーはとても便利なアイテムですが、ひとつ間違えると「老け顔」「病人顔」「むくみ顔」等、大失敗の結果となることもあります。
どれだけ優秀なアイテムを選んでも、「使い方」を間違えていたら意味がありません。
コントロールカラーで失敗をしないように、以下の3つの注意点を守りましょう。
1.コントロールカラーの厚塗りはNG!
コントロールカラーで失敗する最大の理由が「量の使いすぎ」「塗りすぎ」です!
コントロールカラーの平均使用量は、顔全体でもパール一粒程度・部分使いなら小豆粒1/2程度が基本となっています。(※製品によって使用量は増減します)
各製品の使用説明書でも、上記のような「適量」は書いてはあるのです。
補正できないのでは?と沢山塗ってしまう
ところが特に初心者の方ほど「この程度ではカラー補正効果が出ないのでは」「アラが隠れていない」と感じて、適量の2倍以上、あるいは3倍以上もの量を塗り込み、結果として「塗りすぎ」になっています。
コントロールカラーは「塗れば塗るほどアラが隠れる」というものではありません。
厚塗りをすると「青」「緑」といったコントロールカラーそのものの色味が強く出て、とても不自然な仕上がりになってしまうのです。
コントロールカラー使用量の調節ステップ
- 慣れるまでは説明書の半分程度からスタートする
- 朝のメイク直後に肌の明るさ・カバー度を判断せず、日中の明るい場所等で状態をチェックする
- 徐々に使用量を説明書の「適量」程度まで増やす(増やしすぎない)
室内ではうまく顔色コントロールができているように見えても、屋外で見ると「顔が緑っぽい」「蒼白した感じになっている」ということもあります。
上記のようなステップを踏みながら、必要最低限の量を使うようにしましょう。
2.コントロールカラー3色以上の使用は控える
「赤みも気になるし、肌も白く見せたいし、くすみも気になる・・・」こんな時もありますよね!
でも「アレもコレも隠したい」と欲張って、何色ものコントロールカラーを使うのはNGです。
一流のメイクアップアーティストなら、何色ものカラーを扱っても全体をナチュラルにまとめることはできます。
しかしこれには専門的な知識と技術が必要です。
多色を使うと濁った色に
一般的には「3色以上」のコントロールカラーを顔に使うと肌色がまとまらず、濁った色に見えてしまうことが多いと言われています。
違和感が目立ったり、色ムラがかえって気になる結果となってしまうのです。
初心者は1色から!
また初心者のうちは「2色使い」も避けた方が良いでしょう。
まずは最も気になるポイント(赤みorくすみorクマ等)を最優先として、そこを隠すためのカラーを「一色だけ」選ぶようにしてみてください。
クマを隠すだけでも肌全体は明るく見えますし、赤みが消えるだけでも肌色は白っぽく見えるものです。
「すべてをカバーしよう!」と欲張らないようにしてみましょう。
3.コントロールカラーとコンシーラーを使い分ける
様々なアラを目立たなくする「コントロールカラー」ですが、すべてのアラが隠せるわけではありません。
特に以下のような肌トラブルを隠すのは苦手です。
コントロールカラーで隠せない肌トラブル
- 色の非常に濃いシミやアザ(焦茶色、黒色等)
- 大きなシミやアザ(数ミリ以上のもの)
- 凹凸のある肌トラブル(へこんだニキビ跡、開き毛穴)等
コントロールカラーは色のヴェールをかける感覚
コントロールカラーはファンデーションとは異なり、「色の濃さで覆い隠す」のではなく「別の色(反対色)をぶつけて色を打ち消す」という考え方で設計されています。
また、ペンキのような不透明すぎる反対色(濃い黄色や真緑色等)を肌に塗ると不自然になるので、比較的透明感のある淡い色を使います。
例えば顔に薄いベールをかけた状態を想像してみましょう。薄いソバカスやクマなどは隠れますが、濃いほくろやシミはベールを通して見えてしまいますよね。
コントロールカラーは顔に薄っすらとした色のベールをかけたような感覚なのです。
そのため、非常に濃い色(黒に近い焦茶等)を完全に隠すことは苦手なのです。
肌の凸凹隠しにも向かない
またサラリとした乳液タイプ等のコントロールカラーは、凹凸のあるアラを隠すのも得意ではありません。
これらのアラを無理にコントロールカラーで隠すと、不自然な仕上がりになってしまいます。
「アザ」「大きなシミ」といった色が非常に濃い部分には、より「覆い隠す力(カバー力)」の強い「コンシーラー」を使ってみましょう。
ハッキリと濃い色はコンシーラーで隠す
特にスティックタイプのコンシーラーは顔料の配合量が多くテクスチャーが固めで、濃い色のシミやホクロもしっかりと隠すカバー力があります。
濃いベージュ・オークル等の「肌よりも暗めの色」のコンシーラーを使うと、暗い黒色も自然に隠しやすいです。
すべてをコントロールカラーひとつで隠そうとするのは、あまり良い手段ではありません。
コンシーラーとコントロールカラー、それぞれの「得意な機能」を使い分けるようにしましょう。
コンシーラーの選び方について、詳しくは下記のページで解説しています。
形状別のカバー力の違いやおすすめアイテムなども是非参考にしてみて下さい。
クマ・シミ・赤み隠しに!コンシーラーの使い方と選び方~おすすめアイテムや使う順番も解説
おわりに~思いも寄らない色が似合うように!
コントロールカラーを使いこなせるようになると、肌の透明感や明るさは驚くほど変わって見えます。
くすみや赤みが消えたことで「似合わないと思っていたチークが使えた」「今までと違うリップにチャレンジできた」等、コスメの新たな楽しさに気づいたという人も少なくありません。
コントロールカラーは一見派手な色なので「自分には似合わなそう」と思われがちなのですが、実は誰にでも使えるお役立ちアイテムです。
今までの「ファンデーションだけ」といったベースメイクから一歩進化して、垢抜けた「素肌風美肌」を作ってみましょう!
※本記事で紹介している製品の情報は公式サイト等で最新をご確認ください。