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目元のたるみは、顔年齢を印象づける要素のひとつです。
エイジングケアでも重要な部分で、40代以上の女性を対象にしたアンケートでは、実に65%以上が「たるみが気になる」と回答しています。
また「たるみの初期症状」を感じる20代~30代の女性も多く見られました。
「最近、目尻が下がってきた」「寝不足でもないのにクマが消えない」「目が小さくなったかも」こう感じたら、たるみが起き始めているかもしれません。
ところがたるみを予防・改善する「目元ケア」については、スキンケアが不足していたり、日頃の習慣でたるみを促進させている人が多いのです。
若々しい目元をキープするために、早めにキチンとした対策をしておきたいですね。
ここでは目元がたるむ原因となる意外な生活習慣や対策、目元をリフトアップさせるスペシャルケア等について詳しく解説していきます。
目元がたるむ原因とは?
膠原線維・弾力繊維の減少
私達の肌は外側の「表皮」、内側の「真皮(しんぴ)」更にその奥の「皮下組織」に分かれています。このうち、ハリや弾力を担っているのが「真皮」です。
この真皮を作る基礎部分が弾力繊維と膠原線維(こうげんせんい)ということになります。
コラーゲンファイバー(弾力繊維)
「コラーゲン繊維」と呼ばれることもあります。タンパク質であるコラーゲンで形成された紐状の繊維で、多数の紐が集まった場所では特に強い組織を作ります。
エラスチンファイバー(膠原線維)
「エラスチン」というタンパク質から形成される繊維です。エラスティックファイバーもとも呼ばれます。バネのような形でコラーゲンファイバーに巻き付き、肌を支えています。「elastic」とは元々英語で「弾力」を意味する言葉です。まさにハリ・弾力のための繊維と言えるでしょう。
真皮の支えが弱くなり「たるみ」となる
上記2つの繊維がいわば「ネット(網)」を形成して、肌全体を支えているのですね。
ところが弾力繊維・膠原線維の元である「コラーゲン」や「エラスチン」の量が加齢や生活習慣による肌疲労等で減っていくと、真皮はネットを維持できなくなります。
外側の表皮も重力や摩擦等の刺激によって垂れ下がり、これが「たるみ」となっていくのです。
紫外線はシワやたるみの大きな原因です。下記のページで紫外線の種類や肌への影響について解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
紫外線から肌を守る!正しい日焼け止めの選び方徹底講座
顔の筋肉量の低下
運動不足で筋肉量が多少落ちても、いきなり肌がペロンとたるむ人は居ませんね。これは体の筋肉と肌の間には密着性があまり無いからです。
ところが顔の皮膚は体とは違い、筋肉と密接にくっついた状態になっています。つまり筋肉の衰えが、外側の皮膚に大きな影響を与えるのです。
日本人は「表情筋」が少ない
東洋系である日本人は、顔の筋肉である「表情筋」の量が少ない傾向があります。
更に外国のように目を見開いたり、ウィンクをする文化等もありません。目の表情をほとんど動かさないため、顔の筋肉量が衰えやすいのです。
眼周辺の筋肉も衰える
特に問題となるのが眼球を支える筋肉のゆるみです。眼球(目の玉)はその名のとおり球状で、これを靭帯(じんたい)と筋肉で、落ちないように支えています。
しかし年齢に応じて靭帯のゆるみが始まり、更に筋肉の衰えが加わると、重い眼球が下に落ち始めます。
すると周辺の脂肪が押し出され、下まぶたが膨らんだように見えることに。ふくらみが陰となり「クマ」のように見えることもあります。
皮下脂肪の増加
「30代~40代に入ったら、体重は増えてないのに体型が変わった」という人も多いことでしょう。
人間は年齢によって皮下脂肪の蓄積度が変わるため、肩・腰・おなか等に皮下脂肪が蓄積しやすくなります。
これと同様に、眼球の周辺の「眼窩脂肪(がんかしぼう)」も増加することがあるのです。
体重増加が見られない人でも、眼窩脂肪のみが増加することはあります。
特に前述した「表情筋」の使用が少なく筋肉量が衰えた人の場合には脂肪の押し出しが一層強くなり、たるみの原因となります。
皮膚の水分量の低下
目の周辺の皮膚は非常に薄く、上まぶたはたった0.6mmしかありません。
そのため保水(水を蓄える役割)を担うコラーゲンやヒアルロン酸等の量も少なめで、他の部分に比べて乾燥しやすい場所となっています。
更にエイジングや生活習慣等でコラーゲン・ヒアルロン量が落ち潤いをなくした肌は、伸びたり押し出された状態から元の状態へ戻りにくくなっていきます。
これも「目元たるみ」の大きな一因となるのです。
基礎化粧品、特に化粧水は惜しまずたっぷり使うのが大事です。優秀なプチプラコスメなら量を気にせずに使えますね。
下記のページでスキンケアに使える実力派のプチプラコスメを紹介しています。是非参考にしてみて下さい。
プチプラコスメでスキンケア!1,000円台でも使える優秀アイテム
加齢だけじゃない?たるみが進む悪習慣と対策とは?
筋肉量の低下、繊維成分の減少・・・このような「目元たるみの原因」を「年齢のせいだから」と諦めていませんか?
確かに膠原線維や筋肉の量は、エイジングと共に減るものです。しかし実際には、その他の様々な生活習慣やスキンケアの過不足等でたるみが促進することが多いと考えられています。
スペシャルケアを始める前に、まずは毎日行う生活習慣や普段のケアを見直していきましょう。
紫外線対策(UVカット対策)の不足
- 目元用の日焼け止め・UVカット製品を使用しない
- サングラス・日傘を使うのは7月~9月のみ
たるみを起こす原因のひとつが、目元が浴びる紫外線です。
紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)があり、特に波長の長い「UVA」は真皮にまで届き刺激を与え、たるみ・シワといった問題を引き起こします。
ところが一般的な日焼け止めは、目に入る恐れから目の周辺部へは塗りません。
そのため多くの人が眼窩(アイホール)全体へのUVカット対策を行わず、日焼けによるたるみを促進させています。
紫外線対策1:クマ部分にまでは穏やかな日焼け止めを
下瞼については、アイホールのやや内側(クマのある部分)程度までなら塗れる日焼け止めもあります。
特に下まぶたのたるみが気になる人は、頬上~下瞼のUVケアをきちんと行いましょう。
ただしSPF50等の紫外線吸収剤の量が多い日焼け止めだと、肌への負担となることも。
SPF10~20、PA+~PA++程度の軽い日焼け止めで、防腐剤等が混合されない無添加タイプを選びましょう。
素肌よりメイクをしたほうが紫外線ブロックが期待できるといわれます。
下記のページでは、クマのタイプに合わせたコンシーラーを紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。
茶クマ・青クマ・黒クマに合う原因別の消し方!コンシーラーやツボ押しで根本改善
紫外線対策2:上まぶたにはUV効果のある基礎化粧品を
上瞼(眉した)、また下瞼のまつげ直下には日焼け止めは塗れません。
この場合には、目元用の穏やかな配合がされたUV仕様の化粧下地・乳液等の基礎化粧品を使用します。
紫外線対策3:サングラス・日傘でUVカット
最も手軽なのが、サングラス・メガネ・日傘・帽子等のUVカット製品を使う方法です。
ただしUVA(紫外線A波)は冬季になっても降り注ぐ量が落ちないため、年間を通じてUV対策を行う必要があります。
なお、ただレンズが黒いだけのサングラスではUVA・UVBを防げません。必ずUVカット加工が施されたサングラスやメガネを使用しましょう。
紫外線防止のグッズを下記のページで解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
紫外線対策グッズの賢い選び方~日傘の色は?服の素材は?UV対策のコツを徹底解説
粘膜をふさぐメイク
- まつげより内側にアイライナー(インライン)を引いている
- まつげとまつげの間をアイラインで埋めている
- アイライナー後、シャドウで内側を埋めている
粘膜を埋める「インライン」や、まつげ間を埋めるアイラインの書き方は、目力が出るため定番人気ですね。
ところがまつげの生え際や粘膜には、眼球の水分・油分をコントロールする「マイボーム腺」という毛穴があります。
この部分がアイラインやシャドウで塞がれると、必要な水や油の供給が行われず、乾き目(ドライアイ)や更に重い炎症に進みやすくなるのです。
眼球が乾燥したり炎症となると、まばたきの回数が必要以上に増え、目が疲れるために筋肉の緊張も促進されます。
長期化すると目元はどんどん疲れ、たるみやすくなるのです。
対策:アイライン・シャドウは「まつげギリギリ外側」に
粘膜を塞ぐメイクについては、最悪の場合に失明ともなるような重篤な炎症の原因ともなると眼科医達から指摘されています。
特にコンタクトレンズ使用時は元々ドライアイになりやすいため「粘膜メイク」は絶対にNGなのです。
アイラインやシャドウは、「まつげの外側ギリギリ」に乗せることが大切です。
「粘膜メイクで一時的に目力が上がっても、5年後・10年後の目はたるんで小さくなる」と考えてみましょう。
アイシャドウチップによる摩擦
- アイシャドウ付属の小さなチップを使っている
- チップをここ一週間洗っていない
非常に薄い上瞼の皮膚は、ほんの少しの摩擦や刺激でも大きなダメージを受けて乾燥します。
気をつけたいのが、メイク中の摩擦です。アイシャドウのパッケージに付属された小さなチップは柄が短いため力が入りやすく、瞼が受けるダメージが増えます。
また一度使ったチップに居る雑菌の数は、24時間後には100倍以上、さらに一週間後には数万単位の繁殖という驚異的な数に増加します。
汚れた小さなチップの使用は瞼の皮膚を疲労させ、乾燥・炎症やたるみの原因となるのです。
対策1:柔らかなアイメイクブラシの使用
日々アイメイクに使う道具は、できるだけダメージの少ない「柔らかく、力の調節ができるもの」を選びましょう。
柔らかな毛質でできた柄の長いブラシなら、皮膚への摩擦負担も軽減できます。
毛先が斜めにカットされた平型タイプのため、瞼全体にシャドウをぼかすだけでなく、目元にライン風に色を入れる時にも活躍するブラシです。
その使いやすさは、パリコレ等で活躍するメイクアップアーティストも採用するほどとなっています。
たるみ対策だけでなく、メイクの仕上がりも一段上げてくれますよ。
対策2:チップ・ブラシは頻繁に洗い替えを
アイメイクに使う道具は、常に清潔な状態にしておきましょう。洗い替えを多めに持っておけば頻繁に取り替えられます。
ブラシ・チップ類の品質の高さで定評がある無印良品。特に先端のチップが取替式のものは、その便利さ・手軽さから人気があります。
洗い方もカンタンですし、取替用チップも2個入りでリーズナブルなので、常にキレイなチップを用意しておけます。
つけまつげの使用
- つけまつげを毎日つけている
- 一度使ったつけまつげを再利用している
- 強度の強いつけまつげ接着剤を使っている
つけまつげの重さは、一個(片目分)で約0.02グラム。これだけだと「軽い」と思いますね。しかし瞼とその周辺は、まばたきのための少しの筋肉しか持ちあわせていません。
薄い瞼でつけまつげを持ち上げるのは「小指だけで重い荷物を持ち上げる」というような状態なのです。
更に瞼は起きている間、およそ5秒に1回まばたきをします。1日では15000回以上です。人間の腕で換算すると、100キロ近い荷物を持ち上げる労働であるとされています。
つけまつげを毎日使えば、まぶたも筋肉も重労働でヘトヘトに。更に剥がす時につけまつげを引っ張れば、瞼へのダメージはさらに増えます。
やがては皮膚繊維が耐えきれず、ゴムが伸び切ったようにたるんでいくのです。
対策1:つけまつげは「軽い」を重視
「どうしても今日はつけまがしたい!」という時には、できるだけ素材が軽く柔らかいものを選びましょう。
例えば『ASTRAEA V. アイラッシュ プロフェッショナル セレクション』は、人工毛部分に繊細な素材が使われ、接着ファイバー部分も軽く柔らかい仕上がりとなっています。
少々高いのが難点なのですが、原則として一組1,000円レベルにならないと「つけまつげ全体の軽さ」が期待できません。
「1,000円以上は辛い」という時には、長さをカットして軽くするのも手です。
目元のみ、中央部のみといった部分使いだけでも目力は出せますし、まぶたへの負担は比較的抑えられます。
対策2:つけまつげは「使い捨て」
使い捨てを「もったいない!」と思う人も多いかもしれません。
しかし洗浄・消毒が行えない上、ファイバー部に接着剤を多用するつけまつげには、メイクの油分・皮脂がたまり多量の雑菌が繁殖します。
目の周辺に雑菌が飛び散ることもあり、皮膚炎症や皮膚の疲れをためる原因となる可能性が高いのです。繰り返しの使用は避けておきましょう。
対策3:オフでは「専用リムーバー」を使う
つけまつげを外す時の負担を減らすには、専用のリムーバーを使うのがおすすめです。
専用クレンジング剤としては、『ダイヤモンドビューティーアイラッシュリムーバー/ウェーブコーポレーション』等があります。
ただし接着剤やリムーバーにも刺激成分が多い傾向にあるため、やはり毎日のつけまつげの使用は避けたほうが無難です。
「落ちないアイメイク」の使用
- 落ちない・滲まないマスカラ、もしくはマスカラトップコートを毎日使っている
- アイシャドウ・アイライナーはウォータープルーフ製品である
- ポイントメイク落とし・シートクレンジング・オイルクレンジングで毎日メイクを落としている
泣いても泳いでも落ちないマスカラやアイライナーを落とすには、強い洗浄力を持つクレンジング剤が必要になります。
つまり石油系界面活性剤か油分が多量に使われたクレンジング剤で、毎日まぶた周辺を拭くことになるのです。
この負担は薄い肌には非常に大きく、乾燥・摩擦によるたるみといった問題を引き起こします。
対策:日常使いのアイテムは「お湯でオフ」を基本に
普段使いのポイントメイクには「お湯で落とせるアイテム」を使ってみましょう。
まぶた周辺に塗るベースメイクも、肌に優しいミルククレンジング等で落とせるBBクリーム・軽めのファンデーションを普段使いにした方が安心です。
マツエクのような自然に長くセパレートしたまつげをキープしつつ、お湯でオフできるロングマスカラです。滲みにくく、いわゆる「パンダ目」も防いでくれます。
オフィスワークや合コン等でも好感度の高いまつげを作れ瞼にも優しいというクオリティの高さから、「@cosme」等の口コミサイトでもベストコスメ獲得という高い評価を得続けています。
水分・油分補給の不足
- 高機能の美白化粧水・薬用化粧水等しか持っていない
- 使っている化粧水にアルコール類が入っている
- 保湿は化粧水のみ、もしくはクリームのみ
- 目元ケアはアイクリームを最後に塗るだけ
目元のたるみの原因が「乾燥」という人の場合、多いのが「基本的な保湿(水分の補給・油分でのフタ)」が不足しているというケースです。
例えば美白作用の強い化粧水の場合、配合された水溶性ビタミンC誘導体が皮脂を抑制する働きを持つため、製品によっては目元への使用を推奨しないものもあります。
「目の周りだと刺激になりそう」と、そもそも目に化粧水を塗らず、最後にアイクリームを少し塗るだけという人も少なくないようです。
また収れん化粧水等の場合、含まれたアルコールが周囲の水を奪いつつ気化するため水分補給とはならない上に、皮膚への刺激となることもあります。
化粧水による保湿が定期的に行われない状態ではまぶたは常に水分不足で、乾燥が一気に進んでしまうのです。
インナードライ肌は肌を乾燥させる成分はNG。目元の化粧水選びで迷ったら、下記のインナードライ肌のページを参考にしてみて下さい。
インナードライ肌を化粧水で改善!厳選おすすめ11選~原因と保湿成分を解説
対策1:穏やかな保湿作用を持つ化粧水で最初にケア
乾きやすい場所である目元は、洗顔後に最初に保湿をしたい場所です。ヒアルロン酸等の保水成分を含んだ化粧水で、迅速な水分補給を行います。
できるだけ無添加かつアルコールフリーの穏やかな製品を選びましょう。
また手で直接化粧水を付けるより、コットンに含ませてから軽く抑えた方が目のキワまで水分補給が行なえます。
なおパッティングは負担となるため行わないでください。
対策2:オイリー肌でも「化粧水+フタ」が基本
「頬や顎が乾燥していないから」と保湿を化粧水のみで済ませる人もいますが、これでは目の周辺皮膚にはやや保湿不足です。
基本は「化粧水+目元用美容液」もしくは「化粧水+アイクリーム」で、水分補給の後に油分や保水成分でフタをします。
肌質に合った目元ケア用品は次項でご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
過剰なマッサージ
- アイクリームを塗る時に毎日マッサージ(ツボマッサージ・リンパマッサージ等)をしている
- マッサージの方法はネット・雑誌等で勉強した(マッサージの方法を専門家から教わったことは無い)
- 効果を出すために多めにマッサージをしている
強すぎる・多すぎるマッサージは、リフトアップにならないどころか、かえって目をたるませます。
目元の皮膚は非常に薄いため、他の部分と同じ強さで行えば肌が伸びる可能性が大です。
美容専門家によれば、独学マッサージを行う人のうち、実に70%近くが指の力が強すぎる状態であると言われています。
対策1:エステ等でマッサージを体験
マッサージの適切な力については、書籍・ネット等の情報で実感するのが難しいところです。最も安心なのが、一度専門家によるマッサージを受ける方法でしょう。
現在では目元のみのマッサージを1000円程度で行うエステも多いですし、アイクリームを購入する際にBAさんがマッサージ方法を教えてくれる化粧品カウンターもあります。
おそらく多くの人が「こんなに指の力が弱くていいの?」と驚かれるのではないでしょうか。
対策2:マッサージ回数・エクサイズ回数の厳守
プロから指導を受けたマッサージや、下記の「スペシャルケア」でご紹介するエクササイズ等については、必ずその回数や頻度を守りましょう。
マッサージ・エクササイズのやりすぎは、かえってたるみやシワ・顔の歪み等の原因となります。
パソコン・スマホの長時間使用
- PC・スマホの一日の利用時間が4時間以上である
- 一度PC・スマホを見始めると1時間以上見続ける
- 画面を見ている間、姿勢は変わらない
私たちは普段、視線を絶え間なく近くや遠くに移し、目と周辺筋肉を動かしながら生活しています。
ところがパソコン・スマホ等の液晶画面を見始めると、目の焦点は長時間近くに固定された状態になります。
人間の体で言えば、無理な姿勢でずっと座っているのと同じことです。
目の周辺筋肉も凝って、激しく疲れを溜めていきます。また網膜や眼球も光を受けて乾燥しドライアイになりやすく、これも目のたるむ原因のひとつとなるのです。
対策1:50分使用には10分以上の休憩を
PCの場合には、50分の連続使用ごとに10分以上の休憩が必要とされています。
またスマホは画面が小さいため、30分置きには休憩を入れるのが理想的です。休憩を忘れそうな場合には、アラーム機能等を使ってみましょう。
対策2:オフィスでのスマホ使用を控える
特に仕事でパソコンを使う人の場合、休憩時間中のスマホ使用はできるだけ控えましょう。PCで刺激を受けた目に更にスマホ視聴が加われば、目の筋肉は一日中休まらなくなります。
目元をリフトアップするスペシャルケア
アイクリーム・目元用美容液の選び方
オイリー肌・ニキビ肌
「ベタベタするのが苦手」「油分でケアするとすぐ大人ニキビになる」というオイリー肌・ニキビ肌の人の目元保湿にピッタリなのは、保湿力を持ちつつできるだけオイルカットを行ったアイテムです。
クリームになるとオイル配合のものが増えるので、「美容液」の中から探した方が肌に合ったものが見つかりやすくなります。
人間の肌に最も馴染みが良いとされる天然型の「ヒト型セラミド」を三種類配合したアイクリームです。
その他にもシア油・甘草エキスといった天然由来の保湿成分が多く配合され、目元を穏やかに潤してくれます。
「パルミトイルトリペプチド-5」を始めとした機能性の高いペプチドも4種配合されているので、エイジング対策にも使用できる製品と言えるでしょう。
エイジング肌
エラスチンファイバーやコラーゲンファイバーの減少が起こっているエイジング肌の場合、ハリを出す成分である「レチノール」をアイケアに加えてみましょう。
「レチノール」とはビタミンAの一種で、コラーゲンのターンオーバーを活性化してたるみに働きかけてくれます。
レチノールにはいくつかの種類があるのですが、「レチノイン酸(トレチノイン)」は作用が強い分副作用も大きく、医師の指導の元で処方されるもので、日常的なケアに使うのはおすすめできません。
反対に「パルチミン酸レチノール」はやや濃度は薄まりますが、安全性が高いため市販品でも購入できます。
エイジングの「攻め」の成分である「パルチミン酸レチノール」を配合しつつ、価格が比較的抑えられているアイクリームです。
収れん効果のあるヤグルマギクのエキスや保湿成分であるオークのエキス等の天然植物成分も加えられており、まぶたを引き締めつつ優しく潤してくれます。
『アンブリオリス』は1950年にフランスで誕生した敏感肌向けブランドで、皮膚医学に基づいた徹底した処方と配合が行われることでも有名です。
そのためエイジング肌の他、敏感肌にも使いやすいアイクリームと言えるでしょう。
ただしレチノールの成分は体質によっては刺激となることがありますので、使用前にはパッチテストを行うことをおすすめします。
1日3分でも変わる?目元のエクササイズ
眼輪筋を鍛えるエクササイズ
目の周辺にある眼輪筋を鍛えれば、眼球の下降を抑え、眼窩脂肪のふくらみ(たるみ)やクマのような陰ができるのを改善していけます。
また目の周辺の血行もよくなるため、肌全体が生き生きとした状態になることも期待できるエクササイズです。
エクササイズ手順
- 基本姿勢:まっすぐに座り、視線を前に向けます。
- 上を見る:顔の向きはそのままで、目玉だけを上に向けるイメージです。
- 下を見る:今度は目を下ギリギリにまで向けます。顎や首を下に向けないように注意してください。
- 右を見る:目玉だけを右に向けます。
- 左を見る:同様に左に向けます。
- 目をつぶる:目を静かに閉じ、徐々に力を込めてつぶり、ゆっくりと10秒数えます。この時、目はあくまでも「上下」につぶることを意識しましょう。顔のパーツを中央に寄せないように注意してください。
- 見開く:目を静かに開け、限界と思える部分まで開ききったら、ゆっくりと10秒数えます。
- 繰り返す:2)~7)までを全3回~5回ほど繰り返します。
下瞼を和らげるエクササイズ
頻繁にまばたきを行う上まぶたに比べ、動きの少ない下瞼は血行が更に悪くなりがちです。下瞼を動かしてほぐし、クマやたるみを改善していきます。
エクササイズ手順
- 鼻の下を伸ばす:口を軽く閉じ、鼻の下~上唇で前歯をくるむようなイメージで、鼻の下を伸ばしていきます。
- 上を見る:目玉だけを上に上げ、一番上にまで持ってきたら10秒をゆっくりと数えます。
- 下瞼を引き上げる:その顔のままで、下瞼を上に持ち上げ「半目」を作ります。上瞼を閉じるのではなく、下瞼で目をふさぐようなイメージです。完全には閉じられないので、半目以下程度でOK。この状態で10秒をゆっくりと数えます。
- 繰り返す:静かに顔を元に戻したら、1)~3)を3回ほど繰り返します。
おわりに
目元は疲れや乾燥によるたるみが目立ちやすい箇所ですが、反対にケアによる「結果」も見えやすい部分となっています。
丁寧なケアやエクササイズを続けることで「昔の目に戻った!」という人も多いので、「やりすぎ」に気をつけながら継続してみましょう。
ケアやエクササイズを習慣づければ、輝きのある目元を長くキープできますよ。
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