ニキビ肌対策のおすすめ化粧水9選~10代から大人やメンズまで!成分解説も
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毎日手軽にできるニキビ対策として、化粧水でのスキンケアはいまやすっかり定番になっていますね。
でもニキビ向けの化粧水、製品のパッケージやCMのイメージ等で適当に選んでいませんか?
きちんと結果を出すには、ニキビ化粧水に配合されている「成分」で選ぶことが大切です。
ここではニキビ化粧水の成分での選び方や、ドラッグストアや薬局でも買える市販品・プチプラ品もカバーしたおすすめニキビ化粧水ランキングをご紹介していきます。
アゴやフェイスラインにできる「大人ニキビ」については、下記のページでより詳しく解説しています。是非あわせてチェックしてみて下さい。
大人ニキビには洗顔?サプリ?皮膚科?10代ニキビとの違いと対策
年齢性別と合わず使えるニキビ対策
ニキビ肌には薬用成分を!
20年以上のロングセラー
「ニキビに化粧水はいらない」はウソ?必要な理由とは
「市販薬等を塗っておけば、ニキビに化粧水はいらない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
ニキビ化粧水を選ぶ前に、まずはなぜニキビケアに化粧水が必要なのか、ニキビ化粧水の役割を知っておきましょう。
肌の水分・油分バランスを整える
ニキビ(尋常性ざ瘡・じんじょうせいざそう)は、以下のような肌の状態によって生まれる肌トラブルです。
ニキビができる仕組み
皮脂が増える
ホルモンバランスの乱れなど、なんらかの原因で肌の皮脂分泌が増える(アブラが出る)
毛穴を塞がれる
毛穴に過剰な皮脂や古い角質が詰まり、ふさがってしまう
アクネ菌が増え炎症
ふさがった毛穴の中でアクネ菌が増え、炎症化する
つまりニキビができる肌は、以下のいずれか、もしくは両方のトラブルを抱えている可能性が高いのです。
ニキビができる原因
- 肌の皮脂分泌が過剰な状態になっている(油分が多すぎる)
- 肌の水分量が減って肌が固くなり、毛穴がふさがりやすくなっている
化粧水は本来あるべき肌の姿に戻す手助け
本来なら肌は皮脂と水分のバランスがおだやかに釣り合うようにできているのですが、いくつかの原因で皮脂と水分のバランスが乱れてしまっている状態がニキビ肌なのです。
ニキビ化粧水には、このような肌の油分バランス・水分バランスを整える成分が配合されています。
今あるニキビを改善するだけでなく、これからのニキビができにくい肌、ニキビが再発しにくい肌を作るためにも化粧水によるスキンケアは重要なのです。
ニキビ肌の炎症を抑える
ニキビ化粧水の中には、肌の炎症を抑える「抗炎症成分」が配合されている製品も多いです。肌のかゆみ・違和感等を緩和して、おだやかに肌を整える働きが期待できます。
また「殺菌成分」「抗菌成分」が配合されているニキビ化粧水には、ニキビの元である「アクネ菌」等の常在菌の増殖を抑え、ニキビが悪化するのを防ぐ働きもあります。
黒ずみ・クレーター等の「ニキビ跡」を防ぐ
ニキビが赤く炎症化したり膿んでしまうと、肌の角質細胞が大きく傷つきます。
ニキビケアをまったくしない場合には、炎症がおさまった後も、茶色っぽい黒ずみ(ニキビ跡)ができてしまったり、最悪の場合にはクレーター跡(凹み)ができてしまうこともあるのです。
肌の黒ずみを防いだりターンオーバーを活性化させる成分を配合したニキビ化粧水でこまめにケアをしていけば、このようなニキビ跡ができるのを防ぐことに繋がります。
ニキビ跡になりやすい2つの「黒ニキビ」「赤ニキビ」のおすすめ対策については、下記ページの詳しい解説をご参考下さい。
【ニキビの種類で解説】黒ニキビとは?痛みの原因や見分け方&改善のスキンケア方法~粉瘤との違いも
【ニキビの種類で解説】赤ニキビのための洗顔や化粧水を解説~予防サプリやニキビ跡防止対策も
ニキビ化粧水は成分で選ぶ!6つの成分の役割と特徴
ではニキビ肌向けの化粧水はどのように選べば良いのでしょうか。一口に「ニキビ化粧水」と言っても、配合されている成分にはそれぞれ違いがあります。
また「ニキビ向け」と表示がなくても実はニキビに良い成分が入っている化粧水もあるのです。
上手にニキビ化粧水を選ぶために、代表的な6つの成分の役割や特徴を知っておきましょう。
1.グリチルリチン酸
ユーラシア大陸中央部で自生する多年草植物「甘草(カンゾウ)」の主要成分です。製品によっては「甘草エキス」として配合されている場合もあります。
ニキビ等の炎症をおさえる「抗炎症成分」
抗炎症・抗アレルギー作用があり、皮膚科用の医薬品等や化粧品・育毛剤等、幅広い製品に使用されています。
思春期ニキビ等の肌トラブルを穏やかに抑える働きが期待できる成分です。
「グリチルリチン酸2k」を有効成分として指定量配合したニキビ化粧水は「薬用化粧水(医薬部外品)」として厚生労働省からの指定を受け、販売することが認められています。
副作用が少なくおだやか
グリチルリチン酸は副作用がほとんど無いと言われる成分で、敏感肌の人でも安心して使えるのが魅力です。ニキビ化粧水選びでは必ず選びたい成分と言えるでしょう。
2.サリチル酸
サリチル酸は古代ローマ時代から解熱・鎮痛等に用いられてきた植物ホルモンの一種です。現代でも様々な医薬品に用いられています。
殺菌成分+ピーリング成分
サリチル酸は殺菌効果が高く、ニキビ菌の元となるアクネ菌等の細菌繁殖を防ぐ働きが期待できます。
また皮膚の角質軟化作用(肌を柔らかくさせる働き)があり、古い角質をとりのぞく「ピーリング」ができるのも特徴です。
肌に古い角質が溜まった状態だと毛穴がつまりやすく、「ニキビの芯」となる皮脂のかたまりが外に出ていくことができません。
肥厚してしまった古い角質をサリチル酸で取り除くことで毛穴を正常な状態に戻せば、今後のニキビ予防にもなります。
特に毛穴づまりで黒ニキビができやすい人や、肌がゴワゴワしやすい人にはおすすめです。
刺激が強いので注意
サリチル酸は比較的作用が強い成分です。
肌が元々薄い人・乾燥肌気味の人の場合、ピーリング作用のある成分を何度も使い続けると肌乾燥が進んだり、ピリピリとした刺激を受けることがあります。
使用前にはパッチテストを行った方が良いでしょう。
サリチル酸などを使うスキンケアの1つ、ピーリングについて下記のページで詳しく解説しています。是非こちらも参考にしてみて下さい。
ピーリングとは?おすすめピーリング石鹸や使い方・向いている肌質を解説
3.ビタミンC誘導体
成分表記ではこの名前をチェック
- リン酸アスコルビルナトリウム(リン酸アスコルビルNa)
- リン酸アスコルビルマグネシウム(リン酸アスコルビルMg)
- L-アスコルビン酸-2グルコシド(VCエチル)
- パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)
ビタミンC誘導体(ゆうどうたい)は、肌の奥に吸収されてから酵素反応によって「ビタミンC」として働く成分です。
ニキビ跡防止+皮脂分泌をコントロール
ビタミンC誘導体は、肌が黒ずむ原因となる「メラニン色素」の生成を邪魔する働きを持っています。
そのため、ニキビが治った後の茶色いニキビ跡や黒ずみができるのを防止する役割としてニキビ化粧水に配合されることが多いです。
また水溶性のビタミンC誘導体には、肌の過剰な皮脂分泌を抑える力もあります。
つけることで肌が自然にサラリとして、皮脂過剰による赤ら顔や毛穴開き等の防止にもなるのです。
思春期ニキビが多い肌等、オイリーに傾いてしまっている肌には特に向いている成分と言えます。
美白化粧水でもOK?
ビタミンC誘導体は、いわゆる「美白化粧水」にも多く配合されている成分です。
ニキビ部分の殺菌等は市販薬で治療しつつ、顔の全体的なスキンケアはビタミンC誘導体入りの美白化粧水を使うというのも手です。
なお「美白化粧水」は、メラニン色素の定着による黒ずみを防止するものであり、使ったら顔が真っ白になってしまうわけではありません。
特に美白に強い興味が無い人でも使ってOKですし、男性でも安心して使えます。
ビタミンC誘導体の美肌効果については、下記のページでより詳しく解説しています。是非あわせてチェックしてみて下さい。
ビタミンCのウソホント!誤解しやすいポイントと本当の効果とは
4.アラントイン
アラントインは動物の羊膜から発見された成分です。現在では主に尿素から化学合成して抽出され、皮膚科用の外用薬から点眼薬等にも使われています。
抗炎症成分+ニキビ跡の防止
アラントインにはアレルギー反応等の皮膚刺激(かゆみ・痛み)を抑える抗炎症作用があるため、ニキビの炎症を抑える役割としてニキビ化粧水に配合されることが多いです。
また皮膚細胞等の細胞増殖を助ける働きがあるのも特徴です。
傷ついた角質が再生しやすくなるため、ニキビ跡(黒ずみやクレーター跡)ができるのを防ぐ働きも期待できます。
敏感肌にも使いやすい
アラントインは肌への刺激が穏やかなので、敏感肌の人でも安心して使えるのもポイントです。
また生理中や生理前後にニキビができやすく「刺激の強い化粧水だと肌荒れしてしまう」という人にも向いています。
5.ピオニン
ピオニン(Photosensitizer 201)は、シアニン系の色素です。着色剤として医療品等に添加される他、近年では抗アクネ成分としても用いられることが増えています。
抗菌成分+抗酸化成分
感光素201号には強い抗菌性があるとされており、アクネ菌等の殺菌の他、黄色ブドウ球菌等のその他雑菌の繁殖を抑える働きも期待できます。
ニキビが「赤ニキビ」等の炎症ニキビや、ニキビができるとすぐ悪化する人等に向いた成分です。
炎症がひどい時の集中ケアに
ピオニンに限らず、「殺菌成分」「抗菌成分」を含んだ化粧水の長期使用は肌にあまり良くないと言われています。
アクネ菌は肌に元々居る「常在菌(じょうざいきん)」の一種で、ニキビの時には一時的にその数が増えている状態です。
強い殺菌成分で常に菌の数が抑えられ続けると、皮膚の上の常在菌のバランスが乱調してしまい、かえってニキビができやすい肌になってしまうこともあります。
殺菌成分を多く配合した化粧水は「炎症が強い時」「ニキビが多い時」等の集中ケアに使用した方が良いでしょう。
ニキビの状態がおさまったら、より穏やかな化粧水のケアに切り替えます。
6.イソプロピルメチルフェノール
軟膏や傷の消毒薬等にも使用される成分です。
殺菌成分である「トリクロカルバン」や「トリクロバン」等が米国食品医薬品局(FDA)によって規制されたことで、日本でもこれらの成分の使用が控えられるようになりました。
それによって、「イソプロピルメチルフェノール」を用いた薬用石けんや薬用化粧水が登場することが増えています。
広範囲に使える殺菌成分
イソプロピルメチルフェノールは、アクネ菌等の細菌の他、酵母やカビ菌等の抗菌にも使えるほどの強い殺菌作用を持っています。
ピオニンと同様、ニキビの炎症がおさまりにくい時・赤ニキビが多い時に向いた成分です。
毛穴引き締めのスペシャルケアに
イソプロピルメチルフェノールには抗酸化作用の他、収れん作用があります。収れん作用とは、肌を引き締める働きのことです。
開きがちな毛穴をキュッと引き締めてくれるので、鼻周辺・Tゾーン等の開き毛穴・黒ずみニキビ等に悩んでいる人にもおすすめです。
ただし上でご紹介した「ピオニン」同様、殺菌作用が強いので、長期連用ではなく短期対策に使用した方が良いでしょう。
プチプラから市販品まで!おすすめニキビ化粧水ランキング
ニキビ化粧水に配合されている成分は、公式サイトの製品説明やパッケージ裏の全成分表示でも確認することができます。
でも、市販されいているニキビ用化粧水の1本1本の成分表記をいちいち調べるのは面倒ですよね。
自分に合う商品を選ぶ時の参考になるよう、ここでは代表的な成分を配合しているおすすめのニキビ肌向け化粧水をご紹介します。
高校生・10代にも!プチプラニキビ化粧水ランキング
ロート製薬メンソレータム アクネス薬用パウダー化粧水
イソプロピルメチルフェノール配合
殺菌成分としてイソプロピルメチルフェノールを配合したニキビ対策化粧水です。
さらに抗炎症成分であるイプシロンアミノカプロン酸(EACA)も加えられており、よりしっかりと
ニキビの増加・悪化を抑える働きが期待できます。
つけた後はサラサラ&スッキリ感
また皮脂吸収効果の強いビタミンC誘導体「ビタミンCリン酸マグネシウム」が入っているのも魅力です。
余分な皮脂を吸収してくれるので、つけたあとの肌がサラサラ・スッキリとします。
どうしてもベタついてしまいがちなTゾーンや顎等のニキビケアに悩んでいる人にもピッタリです。
気軽に試せる高コスパ化粧水
希望小売価格は860円程度ですが、ドラッグストア等ではほぼ半額の400円台にまで割引されていることもあり、プチプラニキビ化粧水の中でも相当にコスパが良いのも魅力となっています。
120mlというサイズもちょうどよく、1ヶ月位の使えて効果実感を試せますし、大容量過ぎてなかなか切り替えられないということもないですね。
ただしかなり使用感がサッパリ・サラサラ系なので、乾燥を少しでも感じる肌には向いていません。
- 価格:858円税込 (実売価格400円~800円台)
- 内容量:120mL
- メーカー:ロート製薬
ロート製薬 肌研(肌ラボ)薬用スキンコンディショナー
ハトムギエキスで穏やかにニキビ予防
おだやかな整肌作用のある「ハトムギエキス」を配合し、ニキビ肌の方だけでなく、疲れで肌荒れするといった肌トラブルが起きやすい方など、全肌タイプに向いた化粧水です。
保湿成分もしっかり配合、わずか1gでも6リットルもの水を蓄えることができる「ヒアルロン酸Na」を加えています。
サラッとした使用感でありながら、肌をきちんと潤してくれます。
乾燥も気になる人の対策に
殺菌成分・抗菌成分等のいわゆる「攻め」の成分は配合されていませんが、その分、肌への刺激が少なくおだやかなのが魅力です。
肌に負担をかけずにニキビケアをしたい人や、少し乾燥も気になっている人向けと言えます。
ニキビ予防・ニキビの炎症がおさまったあとの再発対策をしたい人にもピッタリです。
安い詰替えもあり
元々の価格もかなりプチプラですが、さらに安い価格の詰替え用も販売されています。コスパ重視の人は「詰替え」でリピート使用するのがおすすめです。
- 実売価格:500円~1,000円程度
- 内容量:各170mL
- メーカー:ロート製薬
お試しキットなら1,600円「ファンケル アクネケア化粧液」
1ヶ月のお試しキットがプチプラ価格
肌乾燥で起りやすくなるのが肌のバリア機能の低下、そこに注目したのがファンケルのアクネケアラインです。
抗炎症成分のグリチルリチン酸2Kでニキビの赤みやヒリヒリを抑えつつ、有効成分の甘草成分誘導体が肌荒れをカバー。
低分子ヒアルロン酸やアーティチョークエキス、ラフィノース配合で肌を潤おいを与えます。
ニキビケアと肌水分バランスの2つのアプローチで、
今あるニキビをケアしながらニキビのできにくい肌へと導いていきます。
アクネケア化粧液はそれほど高価ではありません。さらに1ヶ月集中セットは化粧液とアクネジェルを試せて、初回限定1,600円(税込)です。
マイルドクレンジングオイルやディープクリア洗顔、アクネケアエッセンスのお試しサイズも付きます。
- 価格:1,650円税込
- 内容量:30ml
- メーカー:ファンケル
- 無添加アクネケア 薬用ニキビ1ヵ月集中セット:1,600円税込(送料無料)
DHC薬用アクネコントロール フレッシュローション
黒ずみ・つまり毛穴の黒ニキビに
リーズナブルな価格帯でありながら、安定した品質で定評がある『DHC』の薬用ニキビ化粧水です。
有効指定成分として
殺菌作用・角質軟化作用のある「サリチル酸」を指定量配合しており、医薬部外品(薬用)の指定を受けています。
アクネ菌による炎症(赤ニキビ)が起きやすい人や、皮脂による毛穴づまり(黒ニキビ)ができやすい人にピッタリです。
乾燥も気になる人の対策に
メントール誘導体を配合しているため、使用感はかなりヒンヤリです。
清涼感がある使い心地はやや評価が分かれるところですが、肌のベタつきが気になる人にはちょうどよいのではないでしょうか。
その他の刺激となりやすい香料や着色料・アルコール等は使用していません。
成長期・思春期のホルモンバランスの乱れで肌がオイリーに傾きがちな
高校生・10代に特におすすめの薬用ニキビ化粧水と言えそうです。
- 価格:税込1,000円程度
- 内容量:160mL
- メーカー:DHC
- 公式サイトで会員割引あり
中高生に多い赤ニキビについて、原因や詳しい対策を下記で解説しています。あわせてご参考下さい。
【ニキビの種類で解説】赤ニキビのための洗顔や化粧水を解説~予防サプリやニキビ跡防止対策も
薬局やドラッグストアですぐ買える!市販のニキビ化粧水ランキング
資生堂dプログラム アクネケア ローション W
多機能の抗炎症成分「トラネキサム酸」配合
資生堂の敏感肌向けのブランドである『dプログラム』から登場したアクネケア用の化粧水です。
有効成分として、人口合成型のアミノ酸である「トラネキサム酸」を配合。
トラネキサム酸にはビタミンC誘導体と同様に黒ずみやニキビ跡を防ぐ力がありますが、より
肌との馴染みが良い成分で刺激が少なく、さらに炎症を抑える力も持っています。
普通のニキビ用では刺激になる人に
アルコール(エチルアルコール)やパラベン、香料等の
刺激物を一切使わない低刺激処方なのも良いポイントのひとつです。
一般的な「ニキビ化粧水」や「ビタミンC入り化粧水」だと肌がピリピリとしてしまう・・・そんな敏感肌の人、肌が揺らぎやすい人のニキビケアにもおすすめの化粧水と言えるでしょう。
ドラッグストア・薬局で買えるニキビ向け化粧水の中では価格帯が高いですが、「一般的なニキビ化粧水だと刺激が強すぎて続かない」という人には試す価値がある一本です。
- 内容量:125mL
- メーカー:資生堂
- 限定トライアルセット:1,100円税込※送料無料
ノブ ACアクティブ フェイスローション
古い角質や毛穴づまりをやわらげる
高い殺菌効果や角質軟化成分の「サリチル酸(BHA)」や、穏やかなビーリングとして使われる「AHA(フルーツ酸)」を配合した化粧水です。
アクネ菌の繁殖を防ぎつつ、硬くなった角質をやわらげて毛穴汚れを出しやすくし、肌をなめらかな状態へと導いてくれます。
さらに抗炎症と角質増殖を助ける「アラントイン」も配合されているので、ニキビ跡(黒ずみやクレーター跡)ができるのを防ぐ働きも期待できます。
高保湿成分でテカリも予防
ヒアルロン酸よりも高い保湿力を持つリピジュアやアミノ酸成分で、保湿も抜かりなくケアし、乾燥による皮脂過剰もしっかりケアできます。
モイストタイプもあるので、部分的な乾燥とテカリの差が激しい方はそちらがおすすめです。
化粧水で柔らかくなった角質をすっきりと流す洗顔に、ビタミンC誘導体入りのミルクなど、合計7品にプレゼント3品がついたトライアルセットが1,650円で送料無料でお試しできます。
ラインで使うと相乗効果が期待できますよ。
- 価格:3,300円税込
- 内容量:135g
- メーカー:常盤薬品
- 10点セットお試し:1,650円税込※送料無料
ロート製薬 メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水
皮脂抑制のビタミンC誘導体入り
ドラッグストアや薬局でも手軽に購入できる、ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸)を配合した化粧水です。
「しみ予防」と書いてあるので「ニキビでも平気?」と迷われるかもしれませんが、上でもご紹介したとおり「ビタミンC誘導体」はニキビ対策にはかなり向いている成分です。
さらにこの製品には抗炎症成分である「グリチルリチン酸ジカリウム」も配合されているので、炎症予防の働きも期待できます。
オイリー肌や普通肌向け
グレープフルーツエキス・レモンエキス等の柑橘系エキスの香りが加えられているため、その点は好みが分かれるところかもしれません。
また使用感はかなりサッパリ目なので、ノーマル肌~オイリー肌でニキビができやすい人のニキビ予防対策におすすめです。
- 価格:900円~1,000円程度
- 内容量:170mL
- メーカー:ロート製薬
ミノンアミノモイスト 薬用アクネケアローション
(ミノンアミノモイストBL)
皮脂抑制のビタミンC誘導体入り
人気シリーズ『ミノン』から2019年春に登場した新作です。
「そこまでオイリーじゃないけどニキビができる・・・」という混合肌さんにおすすめの化粧水です。
ニキビ等の炎症を抑える「グリチルリチン酸2k」の他、止血剤等にも使われる抗炎症成分「ε-アミノカプロン酸(イプシロンアミノカプロン酸)」を配合しています。
刺激の少ないやさしい使い心地で、
肌をニキビのできにくい肌へと整えてくれるのがポイントです。
さっぱり質感でも中からもっちり
付けている時の使い心地はさらり・さっぱり系ですが、セリン・グリシン等のアミノ酸(MDF・天然保湿因子)が配合されているので
肌の内側からの潤いが感じられることでしょう。
内容自体はほぼパーフェクトですが唯一の難点は、製品の量が少ない(150ml)ため、ややコストパフォーマンスに劣るということでしょうか。
もう少し大容量タイプが登場してくれたら満点と言えそうです。
- 実売価格:2,000円前後
- 内容量:150mL
- メーカー:第一三共ヘルスケア
敏感肌や乾燥肌なのにニキビができる場合は、保湿ケアを重点的にすることで改善できることもあります。
そんなタイプの方におすすめの化粧水を下記ページで詳しく紹介しています。是非チェックしてみて下さい。
インナードライ肌を化粧水で改善!厳選おすすめ11選~原因と保湿成分を解説
乾燥肌が選ぶべき化粧水とは~セラミド・ヒアルロン酸などの保湿成分と年代別おすすめ化粧水を解説
男性にはこちら!メンズ向けニキビ化粧水ランキング
オルビス ミスター エッセンスローション
普段遣いのバランスの良いローション
男性は女性と比べて皮脂量は3倍、でも水分量は約1/3と、圧倒的に水分不足です。でも見た目のテカリのせいでスキンケアをしていない方も多いのではないでしょうか。
オルビスのメンズ向けスキンケア「ミスターシリーズ」は、3ステップでお手入れできる簡潔さが魅力です。
肌への浸透が高い加水分解コラーゲンで肌内部にしっかり水分をとどけ、抗炎症成分のグリチルリチン酸ジカリウムでニキビのひりつきや赤みに対応します。
バシャっと弾けるジェルタイプで、さっぱりと使えるのにもちっとした感触になるところも男性の支持を得ています。
シンプルかつクールなパッケージで、見た目にも気分がいいですね。詰替用もあるのでコスパよく継続できます。
- ボトル入り 通常価格:2,420円税込
- 内容量:各180ml
- メーカー:ORBIS(オルビス)
- 初回限定ミスタートライアルセット 980円税込↓
花王メンズビオレ 浸透化粧水 薬用アクネケアタイプ
テカリは少ない男性向け
抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムを配合した薬用タイプの化粧水です。
「高浸透タイプ」と書いてありますが、浸透率はそこまで強くはないかな?という配合です。
とは言えメンソールやアルコール(エチルアルコール)等の刺激物が配合されていないので、肌への負担が少ないのは魅力です。
ひげそり後のスキンケア等にも使いやすい処方となっています。
炎症化していない「白ニキビ」がほとんどという人、またニキビ市販薬等と併用しながらおだやかに顔全体のニキビケアをしたい人に向きの製品と言えるでしょう。
価格が1,000円以下とプチプラで、化粧水によるニキビ対策が始めやすいのも良いポイントです。
- 実売価格:500円~800円程度
- 内容量:180ml
- メーカー:花王
ニキビの初期段階「白ニキビ」の原因や詳しいスキンケアに関しては、下記ページを是非ご参考下さい。
【ニキビの種類で解説】白ニキビとはつぶしてもいいもの?原因とおすすめのケア方法を解説
無印良品 クリアケア化粧水
カサつくのにニキビができる、そんな人に
国産の天然水をベースにした保湿化粧水です。
潤い成分としてヒアルロン酸やリピジュア(R)のほか、ブドウ果実エキス・キウイエキス等の天然フルーツエキスを配合し、果実のエキスが開きがちな毛穴をキュッと引き締めてくれます。
使用感がサッパリでありながら、
不足しがちな水分をキチンと補ってくれる好バランスの化粧水と言えます。
合成香料やミネラルオイル・着色料等の余計な添加物が入らない、できるだけシンプルな設計も魅力。
ニキビが特に気になる部分には、無印良品の同じシリーズである「クリアケア薬用アクネ美容液(税込1,590円)」でスポットケアをしてあげるのがおすすめです。
- 50ml:390円税込
- 200ml:1,290円税込
- 400ml:1,990円税込
- メーカー:良品計画
ニキビを早く改善!ニキビを化粧水の上手な使い方
いくら肌に合ったニキビ化粧水を買ってきても、化粧水の使い方が正しくなければニキビはなかなか改善しません。
上手なニキビ化粧水の使い方を知っておきましょう。
洗顔後には肌の水分をしっかり取る
洗顔後の顔の水分、適当にタオルでザザッと拭いておしまいにしていませんか?肌に余計な水分が残っていると、化粧水の成分の吸収率が悪くなってしまいます。
洗顔後は清潔なタオルでていねいに肌の水分を取っておきましょう。
ただし、ゴシゴシと強くこするように拭くのはNG!優しくタオルを肌にのせたら、かるく抑えるようにして水分を吸い取らせておきます。
ニキビ化粧水は洗顔後30秒で使用する
洗顔後の肌を放置していると、肌の水分は空気の中にどんどん蒸発(気化)して奪い取られていきます。
この時の余計な乾燥によって肌の保護機能が乱調し、皮脂分泌が過剰になっているケースも多いのです。
化粧水でのスキンケアは、洗顔後やシャワー後の30秒以内には必ずスタートさせるようにしましょう。
化粧水保湿はスピードが命です。ササッとスキンケアができるように、化粧水ボトルは洗面所や脱衣所等、手軽に使いやすい場所に置いておくと良いですよ。
ニキビ化粧水はたっぷり使う
化粧水の推奨使用量は製品によって微妙に異なるため、一概に「これだけ使えば良い」とは言えません。
しかし基礎化粧品メーカーの調査によれば、化粧水利用者のうち78%は化粧水の使用量が「推奨量の50%程度(半分以下)」にとどまっていることがわかっています。
化粧水は原則として、500円玉程度の量(大さじで2杯程度)は使うことがほとんどです。
顔を軽く濡らす程度の量(ティースプーン1杯程度)では量が少なすぎ、化粧水成分の効果がなかなか発揮されません。
使用説明書をよく読み、ケチらずたっぷりとした量を使うようにしましょう。
時間のある時はコットンパックを
夜の洗顔後等、時間がある時にはニキビ化粧水で「コットンパック」をしてみましょう。
化粧水の有効成分が肌の角質層のすみずみにまでしっかりと吸収され、肌がさらにうるおいやすくなります。
肌のキメが整うことで、角質がやわらかくなり、毛穴に皮脂汚れが溜まりにくくなる効果も期待できます。
肌が引き締まって毛穴も目立ちにくくなる等、嬉しい効果が満載なのです。
コットンパックの方法
コットンパックには化粧用コットンを使用します。2枚~4枚程度に裂けるタイプが理想的です。
- コットン(2枚~6枚)にたっぷりと化粧水を含ませます。
- コットンを割いて、全部で4枚~6枚(顔を覆える程度)にします。
- コットンの端を鼻の付け根側にのせて、頬を覆うように伸ばしつつコットンを付けていきます。反対側も同様に。
- コットンを鼻の上に載せます。
- 額の上に横に1枚置くか、2枚を重ねるようにして載せます。
- くちびるの下のカーブにあわせて、顎の部分にピッタリとコットンを貼ります。
- すべてを貼ったら、5分間放置します。
- コットンを外し、両方のてのひらで軽く抑えて肌になじませます。
ニキビケアは化粧水だけでいいの?
化粧水だけで保湿やケアが十分なのかどうかは、肌の状態によっても異なります。まずは肌の水分量・乾燥度をチェックしてみましょう。
肌の乾燥度チェック
コットンパックには化粧用コットンを使用します。2枚~4枚程度に裂けるタイプが理想的です。
- 洗顔後にすぐに肌がつっぱる
- 化粧水がしみる・ピリピリする
- 朝の化粧水ケアでは、昼にはつっぱりを感じる
- 肌がゴワゴワしている気がする
- ニキビ以外の箇所にもかゆみを感じやすい
- アレルギー体質・アトピー体質と診断されたことがある
- 服の素材によって、肌がチクチクすることがある
- 部分的に肌が粉がふくことがある
- 汗をかいたあと、肌がかゆくなりやすい
- 春・秋等、季節が変わる時にニキビができやすい
上記に思い当たる点が多い人は、皮脂の分泌は多いベタベタ肌でも、肌の水分量が減っている可能性大。
そのためニキビ化粧水のケアだけでは保湿が足りず、肌が固くなって毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができている恐れがあります。
このような場合には、化粧水の後にオイルフリータイプの乳液や美容液等でさらに保湿ケアをしてあげましょう。
おわりに
現在では、ドラッグストアやコンビニエンスストアで買える市販の化粧水にも、ニキビに良い成分を入れた製品がたくさん登場するようになりました。
プチプラ製品でも、自分のニキビの状態に合った製品でケアをすればニキビ改善に繋がります。
大切なのは、ブランドやイメージではなく「自分のいまの肌質」に合った化粧水で保湿ケアをしてあげることです。
的確な化粧水選びでていねいなケアをしてあげれば、1ヶ月後・半年後の肌はどんどん変わってくるはず。
朝・晩1日2回の地道なケアを続けることが、ニキビ改善の近道となることでしょう。
ニキビ肌に重要となる洗顔料については、正しい洗顔法やおすすめ洗顔料も含めて、下記ページで解説しています。
是非あわせて参考にしてみて下さい。
ニキビ肌改善へ!おすすめ洗顔料を石鹸から泡タイプまで解説!思春期&大人ニキビの正しい洗顔方法も
※本記事で紹介している製品の情報は公式サイト等で最新をご確認ください。
年齢性別と合わず使えるニキビ対策
ニキビ肌には薬用成分を!
20年以上のロングセラー