時短で美肌!オールインワンジェルの賢い使い方~カスが出ない・ベタつかないコツ
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発売開始から15年以上が経過したオールインワンジェルは、今や基礎化粧品における定番アイテムのひとつとなっています。
化粧品メーカーのアンケートによれば、女性全体の53%、二人に一人が「オールインワンジェルをケアに使っている・使ったことがある」という回答をしたそうです。特に「シンプルケア」「時短ケア」には欠かせない存在ですよね。
でもジェルを使った人の中には「うまく使いこなせなかった」「使用後にメイクをしたら崩れてしまった」といった不満の口コミも見られます。
オールインワンジェルはそのテクスチャーや製造法が独特であるため、使いこなし方にもちょっとしたコツがあるのです。
オールインワンジェルの特徴を知って上手に使いこなせば、かんたんスキンケアでも美肌作りはできるんですよ。
ここではオールインワンジェルのメリットやデメリット、使いこなし方のコツについて解説していきましょう。
タイプ別おすすめオールインワン化粧品
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メディプラス メディプラスゲル
累計1,000万本!定番ランクインコスメ
- 5種のセラミドやコラーゲン配合
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助かることいっぱい!オールインワンジェルのメリット
忙しい時の「時短ケア」にピッタリ
様々な機能をひとつにしたオールインワンジェルは、その多くが「洗顔後にはこれひとつ」で済む成分配合となっています。
従来の単独アイテムを使用したスキンケアに比較して、お手入れの工程を大幅に省略できるのが魅力です。
単独アイテムを使用する場合
- 朝のお手入れ:洗顔→化粧水(水分補給)→乳液(保湿)→美容液(栄養補給)→メイク
- 夜のお手入れ:クレンジング→洗顔→化粧水(水分補給)→乳液(保湿)→美容液(栄養補給)→クリーム(フタ)
オールインワンジェルの場合
- 朝・夜とも:洗顔→オールインワンジェル(水分補給・栄養補給・保湿)
忙しい朝、帰宅が遅くなった夜等に、化粧水を丁寧に入れ込んで、それから乳液を・・・という工程を行うのは手間ですよね。
女性の在宅時間が短くなったことも、オールインワンジェルの需要が上がった理由のひとつであると考えられています。
また小さなお子さんが居てスキンケアをする時間が無いと悩む女性からも、オールインワンが支持される傾向です。
成分効果が混ざらず安心
化粧水・乳液・クリーム等の単独アイテムでスキンケアを行う場合、ひとつひとつのアイテムを肌に浸透させるには「1分~3分」が必要であるとされています。
例えば化粧水を肌にパシャパシャと軽くつけた直後、まだ濡れている肌に乳液を塗るのは本来NGなのです。
異なるテクスチャーが混ざるため浸透力等は著しく落ちますし、アイテム毎に含まれた成分がぶつかり合い、肌への効果も落ちてしまいます。
「洗顔後にはコレを塗るだけ」を原則として作られているオールインワンジェルの場合には、このような心配がありません。
シンプルスキンケアでありながら、配合された栄養成分がきちんと取り入れられるのが魅力です。
美容コストを抑えてお財布に優しい
オールインワンジェルの大きなメリットのひとつが、美容にかけるお金を減らせるという点です。
通常のアイテムでのスキンケアの場合、ひとつひとつのアイテムを購入すると費用が意外とかかりますよね。
ここでは一例として、プチプライスかつ良質なスキンケアアイテムであると定評のあるブランド「無印良品」で費用比較をしてみましょう。
ライン使いをする場合
アイテム |
商品名 |
価格(税込) |
プレ化粧水 |
導入液 |
200mL 1,290円 |
化粧水 |
エイジングケア化粧水 高保湿タイプ |
200mL 1,490円 |
乳液 |
エイジングケア乳液 |
150mL 1,490円 |
美容液 |
エイジングケア プレミアム美容液 |
50mL 1,990円 |
クリーム |
エイジングケア クリーム |
45g 1,490円 |
ライン使いの場合 → 総額7,750円税込
オールインワンジェルでケアする場合
アイテム |
商品名 |
価格(税込) |
オールインワン |
エイジングケアオールインワンジェル |
200g 2,990円 |
オールインワンジェルの場合 → 総額 2,990円
両者の間には、ほぼ5,000円の価格差が出ています。
ライン使いの方が内容量が多いわけですが、オールインワンジェルを2本買うとしても大幅に価格を抑えられます。
エイジングケア用のオールインワンジェルの選び方について、詳しくは下記のページを是非参考にしてみて下さい。
エイジングケア用オールインワンジェルの選び方~シワやたるみに!成分別のおすすめ
摩擦を減らして肌にも優しい
「手をかけるほど肌はキレイになる」と思われがちですが、実際にはスキンケアによる「摩擦」の負担が肌を疲れさせていることも多いものです。
薄さ0.06mm~0.1mm程度しか無い顔の肌は、すこしの摩擦でもダメージを受けてしまいます。この摩擦ダメージの蓄積がメラニン色素を発生させ、シミやソバカスの原因となることもあるのです。
ちなみに、摩擦で最も肌に負担をかけるのがクレンジングです。肌に合ったクレンジングで優しくメイクオフしましょう。
下記のページでクレンジング剤6種の比較をしていますので、どのテクスチャーが自分に最も合うか是非チェックしてみて下さい。
クレンジング剤6種を徹底比較!オイル、クリーム、リキッド...肌に合うのはどれ?
コットン使用も摩擦に
また日々の強いパッティングやコットンによる摩擦がシワやたるみを作っていることもあります。
とは言え、肌に負担をかけないように丁寧なケアを行うのは、忙しい時には難しいものです。
スキンケア中の肌に触れる回数を減らせるオールインワンジェルなら、毎日のスキンケアによる肌負担を軽減できます。
油分の与えすぎが防げる
最近インナードライ肌の人が増えている原因のひとつには、「スキンケアでの油分の与えすぎ」があると考えられています。
「保湿をしなくては」と油分の多く入った乳液・美容液・クリーム等を付けすぎ、却って油膜で水分が入り込まず、真皮・表皮の水分が不足してしまうのです。
「インナードライ肌」とはどんな肌なのかを、下記のページで詳しく解説しています。
インナードライ肌になりやすい6つの原因と対策~改善は洗顔や食べ物で
サッパリした使用感でも保湿できる
ライン使い(シリーズ使い)の場合にはスキンケア全体の油分コントロールがメーカー側でも行われているのですが、別々のブランド・アイテムを複数使う場合、このような油分の過剰補給や有効成分の重ねすぎによる「肌疲れ」が起きる傾向が見られています。
「これ1本」で済むオールインワンジェルの場合、このような「油分・成分を与えすぎる」といった心配がありません。
またヒアルロン酸等の保水成分を多く配合しており、油分少なめでサッパリとした使用感でも、きちんと保湿を行える点も魅力となっています。
コスメを減らして収納スッキリ
口紅やマスカラ、チーク等のメイクアップ用コスメは、アイテム数を減らせないものです。これに基礎化粧品の何点ものボトルが加われば、「置く場所が無い」という人も多いのではないでしょうか?
オールインワンジェルの中には、基本の保湿機能の他、日焼け止めや化粧下地といった機能を備えているものもあります。
メイクコーナーに置く基礎化粧品のボトル数を一気に減らして、スッキリとした収納にすることも可能です。
旅行やお出かけ先でもカンタンにスキンケア
旅行や出張、またジムの後等のスキンケア用品が重いことに悩む人も多いようです。
ミニボトル等に詰め替えをしても、いくつものアイテムをポーチに入れればその総量は意外と重く、バッグの中でかさばってしまいます。
オールインワンジェルなら、スキンケア用のアイテムはたったひとつをバッグに入れておくだけでOKです。
出典:無印良品
敏感肌用オールインワン美容液ジェル
例えば「敏感肌用オールインワン美容液ジェル/無印良品(100g・税込990円)
のように、携帯性に優れたチューブタイプで発売されている製品もあります。
「出先でのスキンケアが多い」という人には助かりますね。
困ったことも多い?オールインワンジェルのデメリット
感触がペタペタする
オールインワンジェルを使った人の口コミで多いのが「ベタッとした感じ」「くっつくような感触がする」といった使用感への不満の声です。これはオールインワンジェル独特の「ゲル化」が関連しています。
「ゲル化」とは?
「ゲル化」とは、高分子をつなぎあわせて「液体・固体の中間物質」を作り上げる特殊な技術です。
カルボマー等の高分子ポリマーを配合することにより、粘度を自在に選べるゲル状物質が作れ、様々な栄養成分を配合することも可能となりました。
つまりゲル化こそが、オールインワンジェルの「多機能さ」を支えているポイントというわけです。
進化した現在の製品を試してみよう!
特にオールインワンジェル販売当初の製品については、この「ゲル」の粘度や質感等にやや問題が見られる製品もあったようです。
オールインワンジェルが進化するにつれてゲルテクスチャーの質感・粘度等も改善されているため、初期製品で「ダメだった」と感じたことがある人は、現在の製品を一度試してみてはいかがでしょうか?
また「初めてジェルを使ってみる」という人は、テクスチャーや試供品等で使用感をチェックしてみるのも手です。
モロモロしたものが出てくる
オールインワンジェルの不満点として、「付けている間にボロボロした物体が出てくる」「モロモロしたものが出て汚らしい」というものもあります。
これについては、ジェルの使い方に慣れていない人が多いことが関係しているのでしょう。
前述のとおりオールインワンジェルは「ゲル化」という特殊な製法で作られているため、化粧水等の液状アイテムやクリーム等の固形乳化アイテムと同じ付け方をすると、このような「モロモロ」が出てくることがあります。
オールインワンジェル独特の使い方のコツについては下記の「オールインワンジェルの上手な使い方」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
肌の状態に合わせたコントロールがしにくい
回避しにくいデメリットとしては、「栄養成分や油分の微妙なコントロールが行いにくい」という点が挙げられます。
私達の肌は、毎日同じ状態というわけではありませんよね。肌は以下のような要素によって、常に微妙に状態が変動しています。
肌状態が変わりやすい要素
- 気温の上昇・下降(四季の移り変わり等)
- 湿度の上昇・下降(冬季の乾燥、夏のエアコンによる乾燥等)
- 紫外線による乾燥
- ホルモン分泌の変動(生理前後・生理中の肌の揺らぎ、妊娠中の肌の不安定さなど)
- 食生活による変動(栄養不足、油分過多、ダイエット中等)
できるのは使用量の調節のみ
「なんだか今日は肌がカサついてる」「今日は毛穴が目立つ」こんな時、単体アイテムであればその日の肌の状態にあわせて油分や栄養成分の量を微調整することも可能です。
「リピジュア(R)の入った化粧水を多めにして水分補給」「アミノ酸美容液でターンオーバーを活性化」こんな調整をするのも比較的カンタンですし、多くの人が無意識のうちに美容クリームの使用量等を微妙に調整しています。
ところがすべての機能がひとつになったオールインワンジェルの場合、このような成分の調整はなかなか行えません。
できるのは使用量の調整のみであり、「水分大目」「油分多め」といったカスタマイズができないのです。
特に生理中や生理前後等に肌が揺らぎやすい人、季節の変わり目等に肌が不安定になりやすい人にとって、この点は少々問題と言えるかもしれません。
季節の変わり目に肌が荒れるのは花粉が原因かもしれません。
下記のページで「季節のゆらぎ肌」について解説しています。是非参考にしてみて下さい。
花粉対策で「季節のゆらぎ肌」から脱却しよう!
合わない成分がわかりにくい
特に「化粧品で荒れたことがある」という敏感肌の人に問題なのが、合わない成分の特定がしにくいという問題です。
多機能基礎化粧品であるオールインワンジェルには、美容クリームや美容液等よりも更に多種多様な成分が含まれています。
そのため使用後に大人ニキビ(白ニキビ等)や赤み・かゆみといったトラブルが出た場合でも「何が合わなかったのか」が判明しにくいのです。
防腐剤が多い傾向がある
ボトルに入ったジェルを直接指に取るタイプのオールインワンジェルは、手との接触による雑菌繁殖を防ぐため、防腐剤の使用量がやや多い傾向にあります。
配合される防腐剤の一例
- パラベン
- ヘキサンジオール
- エタノール(アルコール)等
特にパラベンやアルコール類は肌の刺激となりやすい物質であり、長期的な使用によって肌負担が蓄積する可能性も否定できません。
しかし最近では、パラベンフリー・アルコールフリーといった無添加系のオールインワンジェルも登場するようになっています。
このような低刺激処方のジェルを選び、少量ボトルを短期間で使い切るのも手です。
効果が単体使用より弱い?
一本で何役もの役割を果たすオールインワンジェルは、スポーツで言えばマルチプレイヤーのような存在です。
しかし全分野に対して最強というわけではありません。「その分野のみ」に特化させた単体アイテムに比べると、機能面ではやや劣る傾向があります。
美白アイテムを例にすると....
例えば「特定の箇所のシミを消したい」という場合、単体アイテムとしては美白成分であるハイドロキノン等を高配合したスポット用美容液が挙げられるでしょう。
これ一本では顔全体の保湿等にはまったく使えませんが、できてしまったシミに対する高い効果は期待できます。
対してオールインワンジェルの場合、「顔全体への使用」を前提としている分、美白成分の配合量は肌ダメージを考えて穏やかなものになります。
有効成分は抑えめになる
もちろんハイドロキノンを配合した美白用オールインワンジェルもありますが、有効成分濃度はスポット美容液に比較すれば低めです。
そのため「付けた翌日に肌がイキイキと蘇る」「一週間程度の使用で効果が実感できる」といった強い作用や即効性までは期待できません。
原則として「長期継続使用」「日常使い」をメインとした製品であると考えた方が良いでしょう。
美白に特化したオールインワンジェルの選び方はこちらのページがおすすめ。成分解説やおすすめ美白オールインワンジェルも紹介しています。
透き通る肌へ!オールインワンゲルで美白するメリットや選び方のコツを徹底解説
メイクが崩れやすい?
「ジェル(ゲル化物質)」という特殊な形状であるが故に、オールインワンジェルは成分が浸透するまで、化粧水等と比較するとやや時間がかかる傾向があります。
さらに摩擦に弱いという弱点があるため、「サッとなでるようにジェルを付けた後、すぐにメイクをスタートする」という方式だとスポンジとの摩擦に負けて剥がれやすくなってしまうのです。
ファンデとの相性によっては油分過多に
またファンデーション等との相性によっては油分・栄養成分の供給過多となってしまい、メイクがヨレたり崩れやすくなることがあります。
崩れにくいメイクのコツや組み合わせ方については下段の「オールインワンジェル使用後のメイクのコツ」でもご紹介していますので、崩れにくい方法を選ぶようにしましょう。
化粧崩れの原因や崩れを防ぐ方法は下記のページがおすすめ!すぐできる対策とおすすめ化粧品を紹介しています。是非参考にしてみて下さい。
今日からできる化粧崩れ防止テク!ヨレない・テカらないためのコツを徹底解説
上手につけて効果アップ!オールインワンジェルの使い方のコツ
付けすぎはNG!
オールインワンジェルの使用感に不満を感じる人が行っているものとしては、「量の付けすぎ」が上げられます。
オールインワンジェルに含まれているヒアルロン酸やセラミド等の保水成分は、肌に浸透してから効果を発揮してくれるものです。
そのため「付けた瞬間」には保湿が不足しているように感じられ、結果として推奨量の2~3倍以上もの量を肌に塗っているという人が少なくありません。
浸透できる量に限りがある
しかしゲル化したテクスチャーであるオールインワンジェルは、一度に肌に浸透できる量に限りがあります。
多すぎる量を乗せてしまうと肌の上で固まり、これが「ベタベタ」「モロモロ」の原因となってしまうのです。
オールインワンジェル使用時は、必ず製品の説明書に書かれた推奨使用量を守るようにしましょう。
朝晩で量を変える
また朝に使う場合には、夜の使用時よりも使用量を少なめにしてみるのも手です。
例えば「ドクターシーラボ」のオールインワンジェル「アクアコラーゲンゲル エンリッチリフトEX」の場合、推奨量は朝はパール2粒程度、夜はさくらんぼ1粒程度となっています。
「少しずつ塗る」はモロモロの原因に
オールインワンジェルでは、原則として「一度にサッと塗る」という方法を使います。
指先に少量ずつを出してパーツごとに塗り広げたり、重ねづけをするのは避けましょう。
先に肌に乗ったジェルのうち、まだ浸透をしていないジェルが摩擦で固まってしまい、これがモロモロ・ボロボロした物体を作る原因になります。
オールインワンジェルの基本の塗り方
美容液やクリームよりもスピーディに伸ばすことを意識しましょう。
- 推奨使用量を両手の3本~4本の指の腹に起き、頬の内側・おでこの内側・あごの内側・鼻の付け根に置きます。鼻周辺は少量でOKです。
- 頬の内側から外側へ向かって、サッと塗り広げます。
- おでこは下から上に向かって伸ばします。
- あごは上から放射線状に伸ばし、フェイスラインとなじませます。
- 最後に鼻筋に沿って上から下へと伸ばします。
- 手に残ったジェルを、目の周辺と口元周辺に塗ります。
軽いプレスで浸透させる
「オールインワンジェルは簡単スキンケケアのアイテム」というイメージがあるため、「ザッと塗ればOK」と考える人が少なくありません。
しかし肌に染み込みやすい液状(化粧水等)ではなく「ゲル状」であるオールインワンジェルの場合、有効成分を肌にしっかり浸透させるには「プレス」を行った方が良いのです。
「プレス」とは、ジェルを塗り広げた後に指の肌やてのひら全体で、肌を軽く押すことを指します。
オールインワンジェル塗布後のプレス
ギュッと強く押す必要はありません。「軽く押されている」と肌が感じる程度でOKです。
- 両方のてのひらで、顔全体をくるむように優しく抑え、ゆっくり5秒程度数えます。
- 両手を上にずらし、額全体(生え際~眉下あたりまで)を包んで抑え、5秒数えます。
- 頬骨の下に両手の指があたるようにして、頬骨~フェイスラインをくるんで抑え、5秒数えます。
- 目尻に指先を置き、顔の両横部を包み込むようにして5秒数えます。
- 両手小指を鼻の付け根に、人差し指~薬指をまぶたのカーブにあわせて置いて、ゆっくりと5秒抑えます。
30秒の違いが大きな差に!
塗布後にプレスを丁寧に行っても、増える時間は30秒程度しかかかりません。
プレスで仕上がりや効果にも大きな違いが出てきますから、しっかりとプレスして浸透をさせましょう。
また夜に余裕がある時等には、プレスする時間を少し長めにするのも手です。
カスを出さない!オールインワンジェル使用後のメイクのコツ
BBクリームとの重ね使いはNG?
「時短ケア+時短メイク!」ということで、オールインワンジェル+BBクリームを朝に使っている人も多いのではないでしょうか?
ところがこの組み合わせは「ヨレる・崩れる」を起こしやすい組み合わせとなっています。
BBクリームは保水等の成分が多め
BBクリームは日本では「簡易型ファンデ」といった扱いを受けていますが、元々は皮膚医療用(美容皮膚科手術後のリハビリ中皮膚ガード等の目的)に開発された製品です。
そのため現在の国産BBクリームも、保水成分・栄養成分をファンデーションより多く配合する傾向にあります。
BBクリームも乳液・美容液・クリーム等の機能をもたせた「オールインワン」的な存在なのですね。
オールインワンジェルにBBクリームを足して使うと、両者の保水成分や油分等が組み合わさって、肌の上の油分が過剰になる可能性が高くなります。
カンタンに言えば「つけすぎ」の状態なのです。グリセリン等の保水成分が外気から水分を取り込みすぎてクリームがゆるんだり、油分過多によってメイクが剥がれやすくなってしまいます。
オールインワンジェルを使うなら
「朝にはBBクリーム」という人は、朝のケアはシンプルな化粧水+BBクリームにして、夜のケアにオールインワンジェルを使ってみるのも良いでしょう。
また「どうしても朝にもオールインワンジェルの方が良い!」という場合には、油分配合の無いジェルを使ってみるのも手です。
おすすめのオイルフリーオールインワンジェル②
アカラン エッセンシャルウォータージェル
油分を一滴も入れずに作った
100%オイルフリーのオールインワンジェルです。
原料の水には室戸沖の海洋深層水が使われており、良質なミネラルによるケアができます。
防腐剤や鉱物油・界面活性剤といった刺激物を配合しない肌にマイルド配合なので、敏感肌の人にも向いたアイテムと言えるでしょう。
- 120g:3,740円税込
- メーカー:株式会社AkaraN
BBクリームの上手な選び方については、年代別に下記で紹介しています。是非参考にしてみて下さい。
20代と30代ではBBクリームの選び方を変える!崩れない・安い・肌に優しいで選ぶおすすめ12選
40代・50代に合うBBクリームの選び方~保湿力・カバー力重視のおすすめBBクリーム
軽いメイクなら「下地機能ありのジェル+パウダー」
前述の「デメリット」でも解説しましたが、オールインワンジェルは肌に付着し浸透するまでにやや時間がかかります。
さらに浸透中の摩擦に弱く、ジェルが固形状に固まってモロモロとしたものが出てきてしまうことがあるのです。
オールインワンジェルを使用した後のメイクをキレイに仕上げるには、以下の2点が重要になります。
- オールインワンジェルを付けてから、3分以上は間を開ける(肌に浸透させる)
- スポンジで強くこすらない
擦るとカスが出やすくなる
特に避けたいのがスポンジでの摩擦です。リキッドファンデ・クリームファンデの場合には肌への吸着力が強いため、肌の上に乗ったジェルと混じり合ってしまいやすくなります。
更にリキッド・クリームタイプではスポンジでしっかりと伸ばす必要があることから、ジェルとファンデが混じった「モロモロ」が出てきてしまいやすくなるんですね。
パウダーを使うのがキレイのコツ
オールインワンジェルを使った後の普段メイクでは、軽めのパウダリーファンデ、もしくはプレストパウダー等を使用した方がキレイに仕上がります。
下地機能のあるジェルを選び、その上からパウダリーファンデを軽く叩くようにして付けていくと、モロモロが出にくくヨレの少ない仕上がりになりますよ。
おすすめオールインワンジェル:ちふれ うるおいジェル
化粧下地としても使用可能なオールインワンジェルです。
1,000円以内というプチプライスながら
ヒアルロン酸Na・加水分解ヒアルロン酸という二種の保水成分も配合しています。
また酵母等にも含まれる保湿成分・トレハロースと天然植物成分オウゴン根エキスも入っており、基本的な保湿はこれひとつで満足できるレベルと言えるでしょうか。
アルコールフリー処方なので、肌が刺激を受けやすい人にも安心です。
- 価格:880円税抜(詰替770円)
- 内容量:108g
- メーカー:ちふれ化粧品
「オールインワンジェルパック」でスペシャルケア!
「オールインワンジェルは便利だけど、カンタンすぎてお手入れをしている気がしない」「余裕がある時には特別なケアもしたい」
そんな人にピッタリなのが、オールインワンジェルを使った「パック」です。
保水成分や美容成分がたっぷり入ったオールインワンジェルは、実はパック剤としても使用できるんですよ。
オールインワンジェルでのパック方法
- クレンジング:メイクをしている場合には、事前に通常のクレンジングを行います。
- 洗顔:35℃程度のぬるま湯といつもの洗顔料を使って洗顔をしておきます。
- 肌のあたため:事前の入浴もしくは蒸しタオルを使って肌をあたため、毛穴を開かせましょう。肌を温めておくことで栄養成分の浸透度が上がります。
- 水分の拭き取り:パック前に一度タオルで顔の水分を取っておきます。
- 塗布:通常の使用量の2~3倍分を手にとり、顔全体に塗り広げます。
- 放置:15分~30分程度放置します。
- すすぎ:35℃程度のぬるま湯で、顔全体を軽くすすぎます。
- 再塗布:タオルで水分を取ってから、もう一度薄くジェルを塗布します。
- プレス:顔全体を優しくプレスして、栄養成分を浸透させて終了です。
スペシャルケアにおすすめ
リ・ダーマラボ モイストゲルプラス
美容皮膚科医の監修で作られ、ハリ・ツヤが気になる大人のためのオールインワンゲルです。
保湿成分には5種のヒト型セラミドと3種のヒアルロン酸にアミノ酸を配合、アンチエイジング成分にはEGFなどの5種のペプチド、抗酸化作用のコエンザイムQ10レチノールを配合しています。
EGFはターンオーバーの促進によるアンチエイジング成分として期待されています。
濃密成分のゲルはスペシャルケアとして、パックにピッタリです。
真空のエアレスボトルを採用しているので、最後まで新鮮なまま使い切ることができます。
- 内容量:100g
- メーカー:リ・ダーマラボ(Re-dermalab)
- お試しコース初回半額:2,300円(税込2,530円)※返金保証あり・変更や中止等もOK
お手頃ジェルパックに
ヒアルモイスト うるすべ肌クリーム
フルーツピーリングのDETクリアやBBクリーム「モイストラボ」でおなじみの、明色化粧品のオールインワンジェルクリームです。
1本で6役の高機能ながら、たっぷり200gサイズで価格は1,000円台。ネットやドラッグストアでは1,000円を切る場合もあるので、ジェルパックに惜しげなく使うことができます。
ハトムギエキスをメインにプラセンタエキス、さらに保湿力の高いヒアルロン酸やコエンザイムQ10も配合されています。
プラセンタはコラーゲン生成量のアップが期待できますし、コエンザイムQ10は肌のサビを食い止めて潤いを保つとされています。
まるで美容液のような美肌成分が惜しげなく入ったプチプラオールインワンジェルです。
- 価格:1,320円税込
- 内容量:200g
- メーカー:明色化粧品
洗い流しが面倒という方はやはりシートマスクがおすすめ。
シートマスクのおすすめ製品、やってはいけない使い方も解説しています。是非参考にしてみて下さい。
毎日はダメ?シートマスクのよくある誤解を徹底調査!自分に合うマスク選び
化粧水と組み合わせる
効果を狙って、化粧水と組みあわせて使う人が増えています。
ある化粧品メーカーの調べによれば、オールインワンジェル使用中の女性のうち40%以上が「化粧水+オールインワンジェル」でのケアを行っているそうです。
化粧水の後で、ゲル化テクスチャーによる密封効果が強いオールインワンジェルを外側に塗れば、浸透させた化粧水の栄養成分が外気に逃げることを防げます。
また美容クリームより油分が少ないため、栄養成分を弾いてしまう心配もありません。
特に水分補給による保湿効果が一段高くなるので、肌の水分量が落ちがちな乾燥肌・敏感肌の人にはおすすめのケア方法となっています。
おすすめ化粧水+オールインワンジェル
アクアレーベル「バランスケアローション」「スペシャルジュレ」
資生堂独自の「チャージアミノ酸」を配合し、さらに美白と肌荒れ防止の「mートラネキサム酸」やヒアルロン酸・コラーゲンを加えてあります。
4つの柱で、肌が持つバリア機能を守る目的の化粧水とオールインワンです。
「スペシャルジュレ」は濃密ジュレが肌の上でとろける化粧水に変化、美容成分が肌にじゅわっと染み込んでいく面白いオールインです。
マスク機能まで持つ高機能ぶりで、雑誌等でもランクインの人気スキンケアです。
割引で買えることも多い
アクアレーベル製品はスーパー・薬局やドラッグストアだけでなくamazonや楽天等のネット販売でも手軽に購入できます。
希望小売価格よりもさらにプチプライスでアイテムが買えるので、「化粧水+ジェル」というお手入れ方法でも美容コストは比較的抑えられる点も魅力となっています。
- バランスケアローション200mL:1,760円税込
- スペシャルジュレ:1,870円税込
- メーカー:資生堂
下記のページでは保湿成分で厳選した、乾燥肌向けのオールインワンジェルを紹介しています。是非参考にしてみて下さい。
乾燥肌のオールインワンジェル選び方~厳選おすすめ3選!3つの保湿成分で比較
おわりに
オールインワンジェルのメリット・デメリットはいかがでしたか?
オールインワンジェルは、使いこなし方さえ知っていれば毎日のケアでとても役に立つ存在です。
時短ケアでもヒアルロン酸やセラミドをしっかり浸透させて、潤いのある肌を作っていきましょう!
オールインワン化粧品はジェルだけでなく、化粧水や美容液など様々なテクスチャーが発売されています。
下記のページで、それぞれのテクスチャーの特徴やおすすめのコスメを紹介していますので是非チェックしてみて下さい。
化粧水や美容液も!オールインワン化粧品の使い方と選び方~タイプ別の特徴とおすすめ紹介
※本記事で紹介している製品の成分内容・価格などは最新の情報をサイトでご確認下さい。