「繰上返済」VS「借り換え」はどちらがお得なのか?
家計の支出の中で大きな割合を占めているのが住宅ローンです。少しでも節約できるのであれば、手続きの手間がかかってもお得な方法を検討するものですよね。資金に余裕が出てきたら、まずはローンを片付けてしまおうということになります。その際に検討するのが、「繰上返済」と「借り換え」です。
借り換えは結局ローンの組み直しとなるだけ、諸費用もかかってくるので、繰上返済のほうがおトク考えられてきましたが、最近ではそうでもないようです。ネックとなっていた諸費用の内訳にある「保証料」、これを必要としないローンの登場もあり、借り換えのほうがおトクというケースも出てきました。
では、繰上返済と借り換え、どちらがおトクなのかを判断する際のポイントはどこにあるのでしょうか。チェックするのは、残っているローンの返済期間、残高、そして、金利差です。
ローンが残っているという状況は、これから先も支出が発生するように感じるものですが、資金に余裕が出来たからといって、単純に繰上返済するよりも、借り換えの方がおトクな場合も出てきます。
住宅ローンは金額が大きいからこそ、数字を並べてしっかりと検討することをおすすめします。わずかな金利差のように見えて、実際に計算をしてみると、数字にかなりの違いが出ることもあるので、必ず電卓片手に、数字の比較をするようにしましょう。