住宅購入VS賃貸!一体どちらがおトクなの?
将来の見通しがつき、家族構成もほぼ決まってくる時期になると、住宅を購入するか、このまま賃貸住宅に住み続けるのかを検討するものです。完全な比較は難しいものですが、仮にこの場合は・・・といった感じでシミュレーションをして、どのパターンがおトクなのかと考えますよね。
子供が小さい場合、転職を考えている場合、転勤の多い職業の場合、夫婦で共働きをしている場合と、それぞれの状況によって、検討するポイントが変わってきます。住宅にかけられる予算に限りがあり、また、転勤が多かったり、子供の進路がまだ決まっていないといったケースでは落ち着くまでは賃貸でと考えるのではないでしょうか。
購入を検討するにしても、一括払いをするケースはほとんどなく、ローンが家計の中で大きく関わってくることになります。子供の進路が、小学校、中学校から私立と決まっている場合には、早い段階で教育費の負担はグッと増えてきます。
となれば、住宅ローンの長さ、月々の支払い金額も家計に負担のないように組む必要が出てきます。将来が見えてきた頃に、購入or賃貸を考えるにしても、会社員の定年退職が60歳とすれば、働きながら住宅ローンを返済していくことを考えると、最長の35年で組むためには、25歳くらいから検討する必要があるのです。
ローンの期間を短くすれば、月々の返済金額が高くなります。いくらの住宅の購入を検討しているのかでも変わってきますが、ローンを払うことで、老後の生活資金に影響が出てしまうこともあります。賃貸よりも購入の方が一般的には毎月の支払額の負担が少なくなり、資産として残るということから、購入を検討する人も多いですが、毎月の支払いが楽になったとしても、リタイア前には完済できるような借入年数を検討するという必要性が出てきます。
ローンのことを考えれば、将来設計が見え始める、そして、収入アップで借入可能金額が増える30代に入る頃に、賃貸or購入を考えることをおすすめします。実際に購入という結論に至らなくても、賃貸を続けていくのかどうか、老後の生活資金はどうするのかなど、定期的に住宅についての方向性を考えることは、家計の節約の大きなポイントとなるのです。