脱毛テープ・脱毛シートの正しい使用方法、メリット・デメリットを徹底解説!

脱毛テープはビキニライン脱毛ができるなど、パーツ対応の幅広さや手軽さで現在注目を浴びています。
しかし「コツを掴まないとキレイに抜けない」等、口コミでの評価は分かれているようです。ここでは脱毛テープ・脱毛シートの正しい使い方やメリット・デメリットについて解説していきます。
脱毛テープはビキニライン脱毛ができるなど、パーツ対応の幅広さや手軽さで現在注目を浴びています。
しかし「コツを掴まないとキレイに抜けない」等、口コミでの評価は分かれているようです。ここでは脱毛テープ・脱毛シートの正しい使い方やメリット・デメリットについて解説していきます。
「脱毛テープ」とは、裏面に強力な粘着力のあるワックス素材が塗られたシートのこと。
脱毛したい場所このシートを貼ってバリッと剥がすだけでムダ毛が抜ける、手軽なムダ毛処理アイテムです。
テープの大きさや製品名によっては「脱毛シート」や「脱毛ワックスシート」と呼ばれることもあります。
脱毛テープ・脱毛シートは、貼り付けてから長くても数分で剥がし、毛を抜くことができます。慣れてしまえば貼り付け~シートを剥がすまでを5分以内で終わらせてしまう人もいるようです。サッと早めにムダ毛処理を終わらせたい人には嬉しいポイントですね。
脱毛テープは現在生えている毛を根元から抜き取るので、抜いた直後には毛が無い状態のツルツル肌にすることができます。「明日のお出かけのために今すぐ対処したい!」といったスピード処理をしたい時にはおすすめです。
カミソリや電気シェーバーで剃った毛は根元で直線的にカットされているため、伸びて来たムダ毛の断面が肌に当たるとチクチク・ザラザラとした感触になります。
特にデリケートゾーンやワキ等の場合には、毛の当たる感触に不快感を覚える人が多いようです。
しかし、脱毛テープ・脱毛シートの場合には、再度伸びてきた毛の先端は自然に細くなっていますから、チクチク感を心配する必要はありません。
脱毛テープ・脱毛シートの価格は、大型シートで10枚入り900円~1,000円、小型のものであれば36枚~48枚入りで1000円前後で販売されていて下記のような場所で気軽に購入できます。
豊富な種類がでている脱毛テープ。何を基準に選べばいいのか迷うところです。ここでは
脱毛テープ(脱毛シート)には、常温での使用が可能なものと、テープを温めて使用するものの2タイプがあります。
あたためプロセスを省略できる常温使用可能なタイプは、より手軽にムダ毛処理がしたい人向きです。
肌がデリケートな場所であるVライン(ビキニライン)の処理を行いたい場合には、必ず製品がVラインに対応しているかどうかを確認しましょう。
脱毛シートは刺激が強いので、皮ふの薄い顔用のシートは大手メーカーからは出されていません。ただし商品が全くないわけではなく、最近はAmazonなどでも気軽に手に入れることができるようになりました。
初めて脱毛テープでの処理に挑戦する場合や、肌が敏感でワックスシート処理に不安がある場合には、敏感肌用の脱毛テープ・脱毛ワックスシートを選びましょう。
Veet 脱毛ワックスシート 敏感肌用
ワックスのトップブランド、RICA WAX(リカワックス)。イタリア・シチリア生まれのこのブランドは正解80カ国以上で愛され、日本でもこの製品を使うサロンはとても多いです。このRICA WAXからホームケア用のシート製品が発売されています。
憧れのブランドで商品を選ぶのも1つの方法です。
脱毛テープをいきなり肌に貼って剥がしてもキレイに脱毛できません。肌に負担をかけず、上手に脱毛するためには事前の準備が重要です。
はさみはシートをカットする時に必要です。細かい部分を脱毛する時、またワキのように毛が生える方向が一定ではない部分を数回に分けて脱毛する時に使えます。
ドライヤーはワックスを温める時に使いますが手でこすって温める商品もあります。冬場など手でシートが温まりにくい場合は軽くドライヤーを当てると早く温まります。
床や部屋のものにワックスが付くと落とすのが大変なのであらかじめ新聞紙を敷いてから脱毛するといいです。
脱毛シートには専用の拭き取りシートがついていますが、脱毛剤はかなりの粘着力がありなかなか落としにくいものです。そのような場合にこれらのオリーブオイルやクレンジングクリームを使うとすんなりと落とすことができます。
また、付属のシートは肌触りのかたい紙であることが多く、こすると肌を痛めるので、顔を脱毛した場合は最初からオリーブオイル等を使って落とすことをおすすめします。
脱毛後、すぐに肌を冷やして刺激を抑えるとトラブルなく脱毛ができます。
ムダ毛が長過ぎると毛がワックスに絡み切らないのでキレイに脱毛できません。かといって短すぎてもワックスが肝心のムダ毛をうまくキャッチできず脱毛自体ができなくなります。
初めて処理を行うパーツの場合、処理を行う5日~1週間前までにカミソリもしくは電気シェーバーでムダ毛を剃り、丁度良い長さ(8mm~1cm程度)に伸ばすのがちょうどいいです。
脱毛テープ処理前には、テープを肌に密着させるために処理を行うパーツをキレイに洗っておきます。
入浴等で肌を温めて毛穴を開いておくと、毛を抜く際の痛みが軽減されます。
パーツに対してテープやシートが大きい場合には、小さめにカットしておきます。
特にワキ等のカーブがキツい部位、Vライン等の毛流れがアチコチに向く部位の場合には、毛の流れに逆らってシートを剥がせるように小さめにカットをして複数のシートを貼るようにしましょう。
事前温めが必要な製品の場合には、両手で挟んでこするか、ドライヤーの温風をあててテープを温めます。温度を上げることで裏面のワックスが溶け出し、粘着力が高まるのです。
肌を軽く引っ張りながら、端から密着させるようにテープを貼っていきます。シワが寄らないように空気を抜きながら貼るのがコツです。最初は小さなシートで練習するとうまくいきます。
放置時間は製品によって異なります。数秒でOKのものもあれば、数分程度かかるものもあるので、時間をよく確認しましょう。
数分放置タイプの場合、放置中に保冷剤を当ててテープを冷やし、裏面のワックスを固めると、粘着力が高まって仕上がりが良くなります。
毛の流れに逆らった方向でテープを一気に剥がします。毛の流れに対して180度の方向に向かうのがコツです。例えばスネ(ヒザ下)の場合、ヒザのある方向に向かって勢い良く剥がします。
処理した部位に残ったワックスを剥がします。製品に付属した専用拭き取りシートで落とせる場合は問題ないですが、ワックスが残ってしまう場合にはクレンジングクリーム等を使用すると落としやすいです。
脱毛後は肌が敏感な状態です。ワックスを落とすために石鹸やボディーシャンプー等を使用してこするのは控えましょう。
冷水に浸したタオル、もしくは保冷剤をくるんだガーゼ等を肌にあてて、火照った肌を冷まし、毛穴を閉じさせます。範囲が小さい場合、冷水に浸したコットン等を置くだけでもOKです。
処理直後は鎮静効果のある化粧水もしくはジェルで水分補給を主としたさっぱりとした保湿を行います。
処理後48時間以上が経過して乾燥が感じられる場合には、ワセリンか保湿クリームで油分補給を行います。
長過ぎる毛で処理を行わない
ムダ毛の長さが3センチを越えると、テープ裏のワックス素材とムダ毛が強く絡まりすぎ、剥がす際の痛みや刺激が強くなってしまいます。
特にVIO脱毛(デリケートゾーンに近い部位の脱毛)を初めて行う場合、アンダーヘアをそのままの状態で脱毛するのは危険です。必ず事前にシェービング、もしくはハサミでのカットを行うようにしてください。
水気はNG
肌に水分が残っていると、テープ裏のワックスを水分が弾いてしまい、毛を抜く処理がうまくできなくなります。
特にVライン・ワキといった部位の場合、汗溜まりが起きやすいので注意が必要です。
大きすぎるシートは...
脱毛ムラが起こりやすい部位やケース
上記のような場合、大きな脱毛シートの貼り付けは脱毛ムラ(ところどころ毛が抜けていない状態)を起こす可能性が高くなります。
テープは小さめにカットして、毛の流れ・体の曲線に合った貼り方を心がけましょう。
脱毛テープ・脱毛シートは一気に剥がす
「痛そうだから」とジワジワとゆっくり剥がすと、毛がうまく抜けないだけでなく、痛みが強くなってしまいます。端を持ったら一度で剥がし切るようにしてください。
垂直に向かって剥がさない
肌に対して90度の方向(スネの場合には体の前方)に向かって剥がしていくと、痛みが非常に強くなる上に、毛の抜け具合が悪くなります。必ず180度の方向に向かって剥がすようにしましょう。
製品の放置時間を守る
脱毛テープを貼った後の放置時間は、製品によって大きく異なります。使用説明書をよく読み、放置時間を守りましょう。放置時間を長く置きすぎると、肌に多大なダメージを与えてしまうこともあります。
使用NGな時
以下のような場合には肌が非常に敏感な状態であるため、脱毛テープ・脱毛シートの使用はできません。
脱毛テープ・脱毛シートは粘着力によって毛を引き抜く方式であるため、痛みが起こるのを完全に避けることはできません。
毛抜きのように一本一本ではなく、まとめて何十本もの毛を一気に引き抜くため、人によっては非常に強い痛みを感じることがあります。
またテープを剥がす方向が正しくない場合には、肌も一緒に強く引っ張ったり、毛がうまく抜け切らないため、痛みが一層強くなったり、出血を起こしてしまうことも。慣れないうちは小さな範囲から試していくことをおすすめします。
物理的に毛を引き抜く脱毛テープ・脱毛シートは、毛穴に対して強い負担をかけます。そのため繰り返して処理を行いダメージが蓄積されると、メラニン色素の発生によって毛穴部分の色素沈着・肌の黒ずみといった問題が起こる可能性も高いのです。
脱毛テープ・脱毛シートはムダ毛と一緒に肌の表皮部分(角質層)の一部も剥がしてしまいます。
そのため皮膚のバリア機能が弱くなったり、乾燥しやすくなる可能性があるのが問題です。特に皮膚が薄い人、皮膚が敏感な人の場合には肌の炎症が起きる可能性も否定できません。
毛を抜かれた部分の肌は「損傷を受けた」と感じ、早急に毛穴を塞ごう(肌を再生しよう)とします。対して脱毛テープは永久脱毛ではないので、毛穴部分から再度、新しい毛が生えてきます。
毛の再生よりも先に肌が塞がってしまい、ムダ毛が肌を突き破れず、薄皮一枚の下でトグロのように伸びていく
…この状態は「埋没毛(まいぼつもう)」と呼ばれるものです。皮の下で伸びるため「皮下再生毛」と呼ばれることもあります。
埋没毛が起こった場合、硬いスポンジ・ヘチマタワシ等でピーリング(角質の除去)を行わなくてはなりません。しかし脱毛テープ処理での肌ダメージに加えて頻繁なピーリングを行えば、肌ダメージ蓄積度が非常に高くなることが心配されます。
また埋没毛が起こった場所には、繰り返して脱毛処理を行うことはできません。埋没毛が重症化した場合、レーザー脱毛等を行わないと問題が解決されなくなってしまいます。
脱毛テープ・脱毛シートは、8mm~1.5cm程度のムダ毛の長さがあることを前提とした製品です。
短すぎるムダ毛では裏面のワックスが毛をキャッチできず、毛を正常に抜くことができなくなります。
そのため処理直前にはムダ毛を長く伸ばしておかないといけないのです。夏にワキや足のムダ毛を伸ばしっぱなしにした状態にするのは心理的に難しいでしょう。
常にムダ毛が無いツルツルの状態にしておきたい人には、脱毛シート・脱毛テープはあまり向いていません。
脱毛テープは肌にしっかりと密着した状態でないと、毛をうまく引き抜くことができません。シワが寄ったり空気が入ったりすると、その部分だけムダ毛が残ってしまいます。
また剥がす際に痛み等で途中で剥がすのを止めたり、ゆっくりと剥がした場合にも抜きムラが起きやすいです。
特にワックス脱毛・シート脱毛初心者の場合、慣れるまでには仕上がりにムラができやすくなります。
「抜くのを失敗した!」と思っても、同じ部位を繰り返しての脱毛は残念ながらできません。一度脱毛テープを使用した肌はとても敏感な状態です。再使用をするには、最低でも一週間以上は時間を置く必要があります。
また脱毛テープ使用直後の肌にカミソリや電気シェーバー等をあてるのもNGです。万一の失敗の場合のリカバーがしにくいため、特にムダ毛が目立つ部位の場合には慎重な脱毛テープ処理を行いましょう。
製品によってはテープ裏のワックスが肌に多く残り、ネバネバした状態になってしまうことがあります。
しかし脱毛直後の肌は毛穴が開ききったデリケートな状態。石鹸やボディーシャンプー等を使うと、毛穴から入った石鹸成分で肌トラブルを起こしてしまう可能性が高いです。
そのため専用クリーナーや拭き取りクリーム等で、ていねいに後処理をすることになります。場合によっては処理に時間がかかってしまう可能性も否定できません。
脱毛テープ・脱毛シートは物理的に今ある毛を引き抜くだけのものです。医療機関での永久脱毛のように、これから毛が生えてこなくなるように毛の根元の発毛部分(毛幹部・毛母細胞)への働きかけを行うわけではありません。
そのため処理をした後の毛穴から、ムダ毛はまた何度でも再生してきます。
一般的にVIO脱毛で使用されブラジリアンワックスと呼ばれる固形タイプ・液体タイプの脱毛ワックスと、裏にワックス素材を塗った脱毛テープ・脱毛シートではどのような違いがあるのでしょうか?
簡単さ | 広範囲処理 | コスト | 毛を抜く力 | |
---|---|---|---|---|
テープタイプ | ○ | × | ○ | × |
ワックスタイプ | × | ○ | × | ○ |
脱毛の簡単さではテープタイプが勝ります。
ワックスタイプの場合、多くの製品は事前に湯煎やレンジ・火にかける等の温め処理を行い、人肌に再度冷ます必要があります。この前準備を行わないとワックスをキレイに塗ることができないのです。
またスパチュラ(ヘラ)で均一にワックスを塗り広げる必要があるため、慣れないうちは塗りムラができてしまうこともあります。
その点、脱毛テープ・脱毛シートはすでに脱毛剤が均一に塗られているため、小さくカットを行えば貼りやすく、比較的失敗が少なめです。
ワックス系の脱毛に初めて挑戦される場合には、テープタイプの方が向いていると言えるでしょう。
脱毛テープ・脱毛シートは大きめのものでもヨコ10センチ×タテ20センチといったものが主流です。
そのためスネ(ヒザ下)・腿(ヒザ上)・背中といった広範囲の処理を行う場合、何枚ものシートを消費する必要があります。
また、脱毛シートはシートのふちギリギリまで脱毛剤が塗られているのではなく、ふちから1~2センチの周囲は何も塗っていない部分が残されています。
当然その部分は毛が抜けないので、余白部分を考えながらシートを貼っていかないとシート同士のスキマに「抜きムラ」が生まれやすくなります。
その点、ワックスタイプは自分の好きな範囲に塗り広げることが可能です。処理に慣れてくれば、やや広めの範囲を一気に処理することもできます。
脱毛テープ・脱毛シートはメーカーによる量販品が多く、価格帯が1,000円程度と安価です。
対して脱毛ワックス(ブラジリアンワックス)の場合には国産取扱が少ないことから価格帯がやや高く、安いもので2,000円、高いものだと5,000円~10,000円程度するものもあります。
単純な価格だけの比較であれば脱毛テープ・脱毛シートの方がコスパがいいように見えますが処理範囲によってはシートの消費も激しくなります。
例えば腕・脚・ワキ・Vラインといった全身脱毛を行おうとした場合、大型シートを20枚近くも消費する必要がでてきます。この場合だと1回あたりのコストだけで2,000円近くかかる計算です。
ワキだけ・膝下だけといった部分的な脱毛ではシートタイプ、背中全体・足全体という広範囲ではワックスタイプを選ぶのがコストを重点に置いた場合の最良の選択でしょう。
脱毛シートの場合、手軽さや薬剤による肌荒れトラブルを重視し、放置時間を短く済ませるものも多く、毛とワックス成分が絡まる力が弱いものもあります。
特にVライン対応・敏感肌対応を行う製品の場合、太い毛・密集した毛が抜けないということもあるようです。
毛質が太い人・ムダ毛の濃い人の場合、脱毛テープによる仕上がりに満足できない可能性も考えられます。
ただし脱毛ワックス(固形・液体)も製品によって凝固力・粘着力が異なるため、一概に「脱毛ワックスが強い」とは言い切れないところがあります。
最強と言われる油性タイプのワックスは扱いが難しい
最も強固な力を持つと考えられるのが油性タイプの脱毛ワックスですが、こちらは取扱が難しいのが難点です。一度エステサロンでブラジリアンワックスを体験し、使い方を指導されてから使用することが薦められています。
テープタイプもワックスタイプも「現在の毛を抜く」という処理法であるのは同じです。毛穴から新しい毛が再生するまでの期間も、いずれも数週間程度となります。
また、必ずしも数週間(4~5週間)の間、ツルツル状態を維持できるというわけではないのも同じです。
人間の体毛には成長期・後退期・休止期というサイクルがあり、全体の毛の70%近くは休止期(見えない・生えていない状態の毛)となっています。そのため処理後に休止期の毛が成長期に入れば、新たな毛がすぐに生えてくるのです。
毛周期が早い人、デリケートな部位で毛周期が早いパーツの場合には、2週間程度で新たな毛が目立つ場合もあります。そのため見た目が気になる人だと「1ヶ月に一度のお手入れ」では仕上がりに満足できない可能性も高いです。ワックスやシートでの平均お手入れ頻度は、2週間~3週間に1回となっています。
価格が安く、手軽にチャレンジできる脱毛テープ。カミソリや電気シェーバーから一歩、ワンランク上の脱毛に!という人にとっては、手頃で丁度良い存在と言えるかもしれません。
しかし、痛みや肌トラブル、仕上がりの問題といった課題も多い方法です。現在価格競争の激しいエステ脱毛に、ラクさや仕上がりのよさで遅れを取っているのも事実です。
脱毛テープに向いている人
以上のような人やケースには向いた製品です。「脱毛テープだけで脱毛する」というよりは状況により利用するといいでしょう。
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