毛抜きのおすすめは?形状と選び方、毛抜きのメリット・デメリットを解説!
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毛抜きは安価に購入でき手軽にムダ毛のお手入れができるため「誰もがひとつは持っている」というほどのメジャーなアイテム。
その有名さに比較すると、頻繁な使用による肌への問題は意外と知られていません。ここでは毛抜きの正しい使い方やメリット・デメリット等を詳しく解説していきます。
毛抜き(ツィザー)とは?
「毛抜き」とは、その名の通り元々は髪の毛を抜く目的で開発された道具です。古代エジプトやローマ、また古代中国でも髪の手入れ道具(白髪抜き用)として毛抜きが使われていました。その後、徐々にムダ毛用のものが開発されるようになり、眉毛等の毛を抜くためのものを「毛抜き」と呼称するようになったのです。
ちなみに「ピンセット(pincet)」というのも、オランダ語で「毛抜き」を意味する言葉。しかし日本では医療用・出版用等の細かなものを挟むものを総称して「ピンセット」、毛を抜くために特化したものを「毛抜き」もしくは英語での「ツイーザー(Tweezers)」と呼ぶことが多いようです。
- 正しい使い方
- 使用時の注意点
- 毛抜き・ツィザーの選び方
- 優れた点・メリットとは?
- 良くない点・デメリットとは?
- 毛抜きと電気シェーバーと比較すると?
- おわりに~毛抜き総評~
毛抜きの正しい使い方
毛抜きの使用方法
- 【1】毛抜きの状態確認
- 【2】毛穴を開く
- 【3】皮膚を広げる
- 【4】毛の根元を掴む
- 【5】毛を引き抜く
- 【6】クールダウン
- 【7】保湿
- 【8】消毒
【1】毛抜きの状態確認
汚れやホコリがついているようであれば丁寧に拭き取ります。前回使用時に消毒を行わなかった場合には、一度除菌ティッシュ、消毒用アルコールを含ませたコットンでアルコール消毒を行ってください。
【2】毛穴を開く
温かいお湯で洗顔もしくは入浴を行い、肌の温度を上げて毛穴を開きます。毛穴が緩んだ状態の方が、ムダ毛処理時の痛み・肌へのダメージが少ないです。そのため洗顔後には収れん化粧水等の毛穴を引き締める基礎化粧品の使用は控えます。
【3】皮膚を広げる
毛抜きを持たない方の手で、毛を抜く場所の皮膚を抑え、ごく軽く引っ張るようにします。皮膚がたるんだ状態だと毛がうまく抜けません。ただしあまり強く引きすぎると毛穴が縮まり抜けづらくなりますので、優しく抑えるようにしましょう。
【4】毛の根元を掴む
毛抜きでムダ毛の「根元」を探って掴みます。先端部分を掴むと、毛穴への負担や抜く際の痛みが大きくなりますので止めましょう。肌を掴んでいないか、よく確認しておきます。
【5】毛を引き抜く
毛の流れに従ってムダ毛を抜きます。毛の流れに逆らうと毛穴の開きが大きくなりますので、必ず「毛が生えている方向(毛の先端がある方)」に向かって抜いてください。またゆっくり抜くと痛みが激しくなります。素早く抜くのがコツです。
【6】クールダウン
多数の毛を抜かれた皮膚は軽い炎症を起こして火照った状態です。保冷剤をガーゼ等でくるんだものか、冷たい水に浸したタオルを当てて冷やしましょう。眉毛周辺等の小さい部分の場合、冷水で湿らせたコットンを置くだけでもOKです。
【7】保湿
クールダウンで肌の状態が落ち着いたら、消炎作用・鎮静作用のある化粧水・クリーム等で保湿をします。
【8】消毒
最後に毛抜きを消毒(アルコール消毒もしくは煮沸消毒)して終了です。
毛抜き使用時の注意点
使用後の消毒は必ず行う
毛抜き使用による肌トラブルの原因のひとつが、「汚れた毛抜きの使用」です。使った後の毛抜きには、目には見えない皮脂の汚れが付いています。消毒せずに放置をすれば、毛抜きには雑菌が大繁殖している状態に...。
次回使用の際にこの毛抜きを使えば、毛穴に雑菌を押し付けていることになるのです。以下のいずれかの方法で、必ず消毒をしておくようにしましょう。
毛抜きのお手入れ方法
- 煮沸消毒:沸騰したお湯に5分~10分漬けて、出したら冷まします。
- アルコール消毒:消毒用アルコール(もしくは無水エタノール)をコットンに含ませ、先端部を中心によく拭いて乾燥させます。
- 除菌ティッシュで消毒:アルコールの含まれた除菌ティッシュ(除菌作用のあるウェットティッシュ)で毛抜きをよく拭いて乾燥させます。
メイクした肌・汚れた肌には使用しない
毛抜きをした直後には、毛穴は大きく広がった状態になります。そのため肌が汚れていたりファンデーション等が乗った状態だと、開いた毛穴に汚れが入り込み、ニキビや毛穴の詰まり、毛のう炎等の肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
鼻毛には使用しない
鼻毛は人間の体毛の中では、眉毛と同等の太い毛です。そのため引き抜きによるダメージが大きい上に、生えているのが鼻内部という粘膜に近い場所なので、毛抜きによるダメージが甚大なトラブルを起こす可能性があります。
まぶたの毛を抜かない
まぶたは心臓の次に激しく動く箇所です。毎日15,000回もの瞬きに耐えるために、非常に皮膚が薄く作られています。そのため無理に毛抜きで引っ張ると出血等の肌トラブルが起こりやすいだけでなく、まぶたのたるみで眼が小さく見えたり、眼の周辺にシワができやすくなる可能性が考えられます。
保管場所には注意する
毛抜きは大切に使えば長持ちする道具ですが、先端のかみ合わせのズレが起こりやすいのが問題です。一度噛み合わせがズレてしまうと、引き抜きの失敗が増えたり、先細形の場合等にはまったく毛が抜けない状態になってしまいます。
こうすれば大丈夫!
使用後には先端キャップがあればきちんと被せ、平らな状態でしまっておきましょう。持ち歩く場合には、強度のあるキャップがついた携帯型のものを選ぶことも大切です。
毛抜き・ツィザーの選び方
全体の形で選ぶ
V型タイプ
英字の「V」のような形になった毛抜きです。欧米での毛抜き(ツイーザー)としては最もメジャーな形状であると言われています。
人気となっている「REGINE コスメティックツイーザー」等、9~10センチ程度のサイズが一般的です。肌に沿わせやすい形状で、眉毛等でも毛の流れに沿って抜けるのが人気の理由となっています。ただ人によっては指の力の入れどころに悩む人もいるようです。
U型タイプ
英字の「U」のような形をした毛抜きです。和製毛抜きは元々が魚の骨抜きから進化をしているせいか、この「U字」に近いタイプが多く販売されています。U字タイプは毛を抜く際に力が込めやすく、引き抜きやすいのがメリットです。ただ原則としては垂直に肌に当てる必要があるため、抜くパーツによってはやや手元が見づらくなることもあります。
ハサミ型タイプ
持ち手の部分がハサミに似た形になっています。V型・U型では指がかけにくい、手がどうしてもブレてしまうという人におすすめです。ただしU型・V型に比較すると力を込めにくい分、製品によっては毛が抜きづらいものもあるようです。「ゾーリンゲン アクシオン(AXiON) 」等のような、きちんとしたメーカー品を選んだ方が良いでしょう。
先端の形で選ぶ
先平タイプ
先端が水平かつ直角になったタイプです。毛をしっかりと掴め、ムダ毛の滑りが少ないので、太い毛にも向いています。ただし角になっている部分で肌を傷める心配があるのが問題です。初めて毛抜きを使う場合には、丸型・斜め型で慣れてから使用することをおすすめします。
先丸・丸型タイプ
先が丸くなっており、肌への負担を軽減してくれます。毛抜き使いに慣れない人にも向いた形状と言えるでしょう。ただ製品によっては毛を掴む面積が小さすぎ、細い毛等が掴みにくいことがあるようです。
グッドデザイン賞を獲得し、amazonで毛抜き部門ベストセラー1位となった「グリーンベル驚きの毛抜き/先丸タイプ」のような、安定した評価を得た製品を選んだ方が良いかもしれません。
先斜めタイプ
先が斜めにカットされているので、毛抜きを垂直に当てる必要がありません。手元が見やすく引き抜きの失敗も少ないということで、「ファンケル」や「無印良品」からも先斜めタイプが登場し、現在人気の先端タイプとなっています。
特に顔用としては使いやすい形状と言えるでしょう。ただしパーツによっては肌に添わせにくいこともありますので、他タイプと併用してみるのも手です。
先端の幅で選ぶ
幅広タイプ
しっかりと毛を掴めるので、眉毛等の太い毛に向いています。反面、うぶ毛・ごく細い毛は毛が滑ってしまって掴めないことがあります。
先細タイプ
非常に細い先端になっており、うぶ毛等の極細の毛も掴むことができます。反対に太い毛には向いていません。掴む力はやや弱いので、途中で毛が切れてしまうこともあります。
毛抜きの優れた点・メリットとは?
コストが安い
毛抜きは、安いものであれば100円からでも購入可能です。安定した精度を持っている高品質なものでも、2,000円~3,000円程度で購入できます。替刃やカートリッジ等の消耗品を買い足す必要も無いので、コスト面では非常に優れていると言えるでしょう。
小さなパーツも処理しやすい
例えば指の根元の部分といった小さくカーブがキツい場所だと、カミソリ等ではカーブに沿わせにくく、処理がうまくいかないことがあります。その点、毛抜きでは細かい部位にも対応しやすく、一本一本を丁寧に処理できます。
持ち運びやすい
毛抜きは軽く小さいので、旅先や出張先・会社等、どこにでも持ち運んで気軽に毛の処理を行えます。携帯用に特化した毛抜きと一緒に、消毒用の除菌ティッシュも化粧ポーチの中に忍ばせておけば安心です。
伸びてきた毛がチクチクしない
カミソリ等で毛を剃ると、ムダ毛は根元のあたりで直線的にカットされます。この直角部分が肌にあたると、チクチク・ザラザラとした手触りになってしまうのです。これに対して、一度抜いた箇所から生えてくるムダ毛は先端が自然に細くなっていますので、チクチクとした手触りにはなりません。
毛抜きの良くない点・デメリットとは?
処理に非常に時間がかかる
毛抜きは脱毛器・脱毛シェーバー(ソイエ等)のように、何本もの毛を一気に処理することはできません。一本一本を手で抜いていくことになるため、処理時間が非常にかかるのがネックです。
例えばワキ毛の場合、少ない人であれば数本~数十本程度で済みますが、毛が多い人の場合だと300本近いことも。毛の多い人になるほど、処理時間が嵩んでしまうのです。一説には毛抜きでのムダ毛処理を続ける場合、一生のうち半年以上を毛抜き処理に費やすことになるとも言われています。
処理時に痛みがある
物理的に毛を引っ張って根元部分を抜くため、引き抜き時に痛みを感じます。特に皮膚が薄い場所、粘膜が近い場所等は出血してしまうこともあるほどです。
毛穴へのダメージが激しい
毛抜きでは強い物理的負荷をかけて毛根部を引き抜くため、毛穴が一時的に大きく広がることを避けられません。毛穴の広がりを感じ「肌が損傷した」と感じた脳は、肌を強くするための「メラニン色素」を発生させます。これが毛穴の色素沈着や、肌の黒ずみの原因となるのです。
特に色が白い人、肌が薄い人、敏感肌の人等の場合、毛穴が茶色くポツポツと目立つようになったり、ワキ部分全体が黒ずんでしまうこともあります。
埋没毛になりやすい
毛抜き処理によって広げられた毛穴のことを、体は「肌の傷」と受取り、一刻もはやく肌を再生させよう(毛穴を塞ごう)とします。同時に毛穴の奥の毛母細胞も活発に働き、抜かれた部分に毛を生やそうともしています。
この2つの働きによって生まれてしまうのが「埋没毛(まいぼつもう)」です。皮膚から毛先が出ずに薄皮一枚の下で伸び続ける毛のことで「皮下再生毛」とも呼ばれています。埋没毛は肌の中でトグロのように伸びることもあり、肌に良くないだけでなく、見た目にも悪いのが問題です。
埋没毛対策としては、肌を温めてから硬めのスポンジやヘチマタワシで擦るといった手もあります。しかしこの対策の繰り返しは重い肌ダメージを蓄積させてしまうのです。また埋没毛が悪化した場合には、医療レーザー脱毛等で無いと治療ができません。
オイリー肌になりやすい
ムダ毛が物理的に引き抜かれた毛穴は、ポッカリと開いた無防備な状態です。これを守ろう、肌を埋めようとして、肌は今まで以上に多く油分(皮脂)を分泌するようになります。頻繁な毛抜き処理が続くことで、皮脂分泌が常に過剰な状態になり、表面だけがベタベタとした油っぽい肌になってしまう恐れがあります。
ツルツル期間は意外と短い
毛抜きで処理をしたパーツは、一時的には毛の無いツルツル状態になります。一度抜かれた毛穴部分からムダ毛が再生するまでには数週間前後かかるので、これだけ見ると「効果維持期間は長い」となりそうです。
ところが、人間の体毛で現在見えている毛は、全体の30%~40%程度しかありません。残りの毛穴の毛は処理後すぐに伸びてくるので、一週間程度で体毛がまた目立つことになります。
毛の長さが無いと処理しにくい
いくら精度の高い毛抜きでも、あまりに短い毛は掴むことができません。また無理やり短い毛を抜こうとして、肌を一緒に掴んだり、毛穴部分の皮膜を削ってしまう可能性も考えられます。毛抜きで処理が可能な長さの限界は、最短で2~3mmです。ある程度ムダ毛が伸びてからでないと処理がしにくいため、処理直前にはムダ毛が目立ち、見た目が悪くなってしまうことがあります。
定期的な処理が必要になる
毛抜きでの処理は、その名のとおり「毛を抜く」ので、一応「脱毛行為」の範疇に入ります。しかしエステサロンでのフラッシュ脱毛とは異なり、発毛に関わる毛母細胞への働きかけはありません。
ただ毛を抜かれただけの状態では、毛は次々と再生していきます。つまり頻繁に処理を行わなければ、ムダ毛が目立たない状態を維持できないのです。特に脚や腕といった広い箇所の場合、週1回~2回以上の定期処理を将来的にも続ける必要が出てきてしまいます。
毛抜きと電気シェーバーと比較すると?
|
コスト |
肌への優しさ |
仕上り |
対応箇所 |
手軽さ |
毛抜き |
○ |
× |
○ |
× |
× |
電気シェーバー |
× |
○ |
× |
○ |
○ |
コスト面では?
毛抜きのコスト
毛抜きは最安で100円以下というものもあるため、最安値で比較すると毛抜きの方が安価です。しかし100円レベルの毛抜きには噛み合わせが悪いものも多く、肌ダメージ等を考える上では1,000円~2,000円クラスのものを購入した方が良いと考えられます。
また、毛のう炎やニキビ等の肌トラブルを軽減するには、除菌ティッシュ等の消毒アイテムも頻繁に使用しなくてはなりません。
電気シェーバーのコスト
対して電気シェーバーは価格が低下傾向にあり、メーカー品でも2,000円クラスのものが登場するようになっています。シェービングフォーム不要で剃れるものも多く、刃の交換も1~2年に1回でOKです。上記の点から考えると、一概に「毛抜きが最安」とは言い切れなくなってきています。
肌ダメージは?
毛抜きの肌ダメージ
毛抜きによる物理的な毛穴の広がりや肌が引っ張られることによるダメージは、どうしても避けることができない問題です。色素沈着や黒ずみを避けたいパーツについては、毛抜き使用は避けるべきと言わざるをえません。
電気シェーバーの肌ダメージ
その点、電気シェーバーは刃が直接肌に当たらない仕組みになっており、毛穴や肌に対するダメージは毛抜きに比較して少なめです。特に顔のウブ毛といった皮膚の薄い場所に対しての処理は、電気シェーバーの方が良いと言えるでしょう。とは言えヘッドによる摩擦や、回転による機器の熱を肌に与え続けるので、シェーバーについても「肌ダメージがまったく無い」というわけではありません。
仕上がり面では?
電気シェーバーの仕上り
電気シェーバーは安全設計であるため、いわゆる「深剃り」ができません。そのためシェービング後には、肌表面に毛の根元がごく短く残ってしまうことになります。特に毛質が太い人、ムダ毛の量が多い人の場合、チクチク・ザラザラとした感触も気になるかもしれません。
毛抜きの仕上り
これに対して毛抜きはムダ毛を根元から引き抜くので、一時的にはツルツルとした肌を手に入れられます。短期間での仕上がりとしては、毛抜きの方が上と言えるでしょう。
ただし、毛穴が目立つ・埋没毛ができるといった問題もあるため、必ずしも毛抜きで見た目が良い状態になるとは言いづらいところです。
対応箇所では?
毛抜きの対応箇所
小回りがきく毛抜きは、眉毛部分や指毛部分といったごく小さなパーツに使用するのには向いています。指毛といった箇所にはシェーバーでは対処しにくいですし、一見すると「毛抜きの方が対応範囲は広い」「どこでも使える」となりそうです。
しかし、実際には毛抜きは粘膜に近い部分・肌の薄い部分への使用には適していません。特にVIOライン(ハイジニーナ)等のデリケートゾーン、鼻の中、口元周辺といった非常に敏感な場所については、毛抜き処理は避けるべきとされています。
電気シェーバーの対応箇所
その点、フェイス用電気シェーバーは口元のウブ毛といった処理も可能ですし、電動の鼻毛カッター(鼻用シェーバー)を使用すれば鼻毛の処理もカンタンです。またVIO処理に対応した電気シェーバーを選べば、ビキニライン・Iライン等の処理もできます。
手軽さでは?
毛抜きの場合
毛抜きは一本一本を手で処理するため、特に毛が濃い人の場合には小さなパーツでも処理に時間がかかってしまいます。
電気シェーバーの場合
対して電気シェーバーの場合、ヘッドの大きな機種を選べば脚(ヒザ下)・腕(肘上)等の広範囲でも短時間での処理が可能です。1回あたりの処理時間の短さでは、電気シェーバーが圧倒的に有利と言えます。
総合的に考えると
ただし、電気シェーバーは、効果の維持期間が非常に短いという問題点があります。深剃りができない分、毛が目立つのも早いのです。毛が目立たない状態を維持できるのは、最大で2~3日間程度。処理をする時間を総計すれば、毛抜きもシェーバーも同等程度に時間がかかると言えるかもしれません。
本格脱毛する予定があるならば....
エステサロンで行われる「フラッシュ脱毛」では、IPL(インテンス・パルス・ライト)等の特殊な光を照射して、ムダ毛の再生力を低下させていきます。この時、IPLの光が反応する対象はムダ毛のメラニン色素(黒い色素)です。
そのため毛が引き抜かれた状態だと、IPLが反応しにくくなり、脱毛の効果が落ちてしまいます。これからエステで脱毛する予定があるパーツには、毛抜きでの処理は止めておくことをおすすめします。
フラッシュ脱毛を行う多くのエステでは、施術の2~3日前に電気シェーバーで前処理をしておくように指示されるのが一般的です。今後のエステ脱毛の準備やエステ脱毛中の一時的処理としては、電気シェーバーを用意しておいた方が良いでしょう。
おわりに~毛抜き総評~
古来よりムダ毛の対策として用いられてきた「毛抜き」。しかし頻繁な使用による毛穴へのダメージは深刻で、肌年齢を上げる一因とも考えられています。また処理時間が非常にかかるというのも、忙しい現代人にとってはやや不向きと言えるかもしれません。
毛抜きが適しているのは...
- 眉毛などの限定パーツに対して使う
- 毛の量が少ない
- 毛質が細い
- 肌が非常に丈夫である
- 処理を頻繁には行わない
上記のようなケースであれば、毛抜き処理がOKとなる場合もあります。
しかし、眉毛が非常に濃い人、ウブ毛の処理もきちんとしておきたい人等の場合には、エステサロンで「顔脱毛」「眉脱毛」を選択肢に入れてみることをおすすめします。