ニードル脱毛のしくみや脱毛方式4種を解説!痛みや料金相場と上手な使い分け法も
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「針脱毛」「ニードル脱毛」は、脱毛法の中で唯一の永久脱毛と言われ最も高い確実性を持つ脱毛方法です。
しかし、フラッシュ脱毛や医療脱毛のように馴染みがなく、脱毛にかかる手間や料金面でのデメリットがあるのも事実です。
また、ニードル脱毛でどのようにして毛が抜けるかがよく知られていない、というのもニードル脱毛が浸透しない理由かもしれません。
このページでは、ニードル脱毛について毛が抜けていく仕組みや料金相場、脱毛の効果などを詳しく解説していきます。
ニードル脱毛の疑問や不安を解決し、この方法を上手に活用して美肌を手に入れましょう。
ニードルや電気美容脱毛ができるサロン・クリニック
エステティック TBC
1,000円で40本の脱毛体験
- 部位が選べる美容電気脱毛
- ライト脱毛も一緒に施術できる
ニードル脱毛とは?しくみやメリット
「針脱毛・ニードル脱毛」は、脱毛用の針を毛穴の1つ1つに刺して電流を流し、その熱で毛根にある毛包を直接破壊してムダ毛を取り除く方法です。
ニードル脱毛や針脱毛は一般的に浸透した呼び方ですが、実はニードル脱毛(針脱毛)は医療機関でしかできません。脱毛サロンでは「美容電気脱毛」と呼ばれています。
ニードル脱毛と美容電気脱毛の違い
クリニックで行うニードル脱毛(針脱毛)では、「絶縁針」という、肌に触れる部分が特殊コーティングされたものを使用し安全性を高めています。
エステサロンで行われるのは「美容電気脱毛」で、プローブと呼ばれる超極細の電極を挿入します。
絶縁針ではない美容電気脱毛は危険である、というわけではありません。
歴史をさかのぼっていくと、最初に考案されたのは美容電気脱毛のほうでアメリカでは130年以上の歴史を持つ脱毛方法です。
ニードル脱毛の歴史
針を使った脱毛方法は実は以外と歴史が古く、その始まりは100年以上前の1800年後半までさかのぼります。
最初は逆さまつげ治療という目的で、アメリカの眼科医が電気分解法を考案したもので、美容目的ではありませんでした。
1923年には、1秒に1本という早さで施術できる高周波法が開発され、1948年には効果の高い電気分解法とスピードのある高周波法をあわせた「ブレンド法」が確立、より安定した脱毛方法として広まっていきました。
高周波法やブレンド法は今現在でもメインであるニードル脱毛方法です。
絶縁針を使う方式は美容電気脱毛が出たのちに生まれたもので、基本的しくみはほぼ同じです。
ニードル脱毛のメリット
1980年代になると医療レーザーを使った脱毛が開発され、その手軽さや効果の高さで電気脱毛のメリットが少なくなってしまいました。
低価格フラッシュ脱毛や高い効果の医療脱毛に押され、今では少数派となっているニードル脱毛ですが、ニードル脱毛にしかないメリットというのがいくつかあります。
唯一の「永久脱毛」
現在の主流である「医療レーザー脱毛」と「フラッシュ脱毛」は完全な永久脱毛ではありません。
医療レーザーも「永久脱毛ではない」というのは意外ではないでしょうか。医療レーザーの「永久脱毛」の定義としては、
- 最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である(米国電気脱毛協会の定義)
- 身体の各部位における毛周期を超える期間において、終毛(太い毛)の数が著名に減少している状態が持続すること(ハーバード大学のグループによる定義)
となっています。
つまり、厳密に言うと医療レーザーでの脱毛は「永久減毛」なのです。
脱毛サロンで行うフラッシュ脱毛は、毛根の活動を「休止」させる行為で、「永久」とは呼べません。
一方のニードル脱毛では、物理的に毛根に触れて組織を破壊できるため、アメリカのFDA(米国食品医薬品局)によって唯一『永久脱毛』と認められています。
白髪や日焼け肌、眉下も脱毛可
ニードル脱毛は、毛のメラニンに脱毛力が全く左右されません。よって色素の薄い産毛や金髪、色素が全くない白髪でも脱毛効果が現れます。
毛根だけに電流を流すため、日焼けした肌やほくろの上、色素沈着や濃いシミのある部位のムダ毛でも施術ができます。
もちろん、アザやタトゥー部分、そしてレーザー等を当てられない目の涙袋や眉下でも処理が可能です。
医療レーザーやフラッシュ脱毛で避けられてしまう部位のほとんどは脱毛できる、というわけです。
その場でムダ毛がなくなる
ニードル脱毛で処理した毛は、その場でスッと抜けます。医療脱毛やフラッシュ脱毛のように数日待つ必要はありません。
また、最も効果のある時期は成長期ですが、その他の「退行期」や「休止期」の毛にも効果があるとされていて、脱毛完了までの期間が短いというのも大きな魅力です。
ワキガ軽減に期待
ワキガなどの体臭の原因となるのは、脂っぽいネトっとした脂を出す「アポクリン汗腺」です。
アポクリン汗腺はワキや陰部・乳輪・外耳などの毛穴に存在します。
ニードル脱毛で毛根に電流を流すと、アポクリン汗腺への刺激になって発汗が抑制されることもあります。
その結果、ワキガなどが軽減されることもあるようです。
本格的な手術を受けた場合と同じような効果が期待できるわけではありませんが、ワキのムダ毛が減ることは汗の臭いを抑えることにも役立つので、気になっている方にはうれしい副産物と言えます。
細かいデザインも思いのまま
ニードル脱毛はムダ毛を1本ずつ減らしていくので、慎重にデザインを決めたいVラインやIラインの処理にも向いています。
痛みを感じやすい部位なので麻酔がないとちょっと大変かもしれません。でも、一度形を決めてしまえば、今後は二度とわずらわしい思いや恥ずかしい思いをしなくて済みます。
ただし、処理が終わってから「やっぱり違うデザインにしたい」と思ってもやり直しがきかないので、打ち合わせは入念に行うようにしましょう。
デザインは慎重に決めましょう
近頃では、Iラインをハート型やスクエア型に整える人も増えていますが、プールや温泉で恥ずかしくなったり、デートで彼にぎょっとされたりするケースもあるようです。よほどの覚悟やこだわりがなければ、無難な形にしておいたほうが良いでしょう。
ニードル脱毛と美容電気脱毛の方式とは
クリニックやサロンで採用される3つの方式
ニードル脱毛や美容電気脱毛は、電気を流してダメージを与えればいいのかというとそう単純ではありません。この2つの脱毛には、大きく分けて3タイプの方式があります。
電気分解法(直流針脱毛)
ニードル脱毛で最も早く開発された方法です。
毛穴にプローブを挿入し直流電流を流すと、汗や組織液が電気分解されて水酸化ナトリウムという物質が生まれます。
ここで生成された水酸化ナトリウムは非常に純度が高く、毛根を溶かすほどの強力なアルカリ性を持つので、その化学反応を利用して毛根を処理します。
ニードル脱毛の中でも最も古い方法ゆえに効果も立証されていはいますが、毛1本の処理に1分以上かかり、強い痛みに耐えなくてはならないというデメリットもあります。
強アルカリという性質上、ヤケドや色素沈着の心配もあり、現在ではあまり使われない方法です。
高周波法(フラッシュ法・スーパーフラッシュ法)
プローブに高周波を流すところが、電気分解法との違いです。
高周波針脱毛ではプローブに流した高周波の熱で、発毛組織にあるたんぱく質を凝固させて脱毛します。
ニードル脱毛の中で最も痛みが少ない、通電時間が0.03秒以下というスピードの早さで、電気分解法と比較してもあらゆる面で改良された方法です。
スーパーフラッシュ法やショートウェーブ法と呼ぶところもありますが、原理は同じです。
金属アレルギーを持つ人でも脱毛ができます。
ただ、確実に毛根を狙い短時間で脱毛しなければならないため、施術者には高い技術が求められる方法です。
ブレンド法
日本に初めて電気脱毛機が輸入された時のマシンの方式が、このブレンド法でした。
ブレンド法は、その名のとおり電気分解法と高周波法の2つをかけあわせ、お互いの相乗効果で脱毛する方法です。
通電時間は10~15秒と高周波法より少し長めですが、高周波法で拾いきれなかった毛根も電気分解法で補えるので、トータルで見るとメリットのある方式です。
ブレンド法では金属アレルギーがあると施術できません。
どの方式がいいのか?
現在の主流の方式は、高周波法かブレンド法のどちらかになります。
どちらの方式がいいのかが気になるところですが、2つともメリットとデメリット両方の側面を持ちます。
高周波法のメリット
- 施術時間が早い
- より確実に脱毛できる
- 電気分解をしないのでヤケド等のリスクが減る
ブレンド法のメリット
- あらゆる毛質に対応できる
- スタッフの技量で結果が左右されにくい
- 曲がった毛穴には向いている
「この方式が絶対におすすめ!」とは残念ながら言えません。
毛穴という細い穴に針を入れていく繊細な作業になりますので、やはり施術担当のスタッフの技量があるかどうかのほうが重要となってきます。
医療クリニックのみ可能な「絶縁針脱毛」
画像出典:ビューティースキンクリニック
ヤケドのリスクが軽減
脱毛方式としては、高周波で毛根を電気凝固させて破壊するので高周波法と同じです。ただし「小林・山田式絶縁針脱毛」は、使用する針に違いがあります。
小林式絶縁針は、ムダ毛に触れる部分は電気を通す金属になっており、皮膚に触れる部分は電気を通さない絶縁体でコーティングされています。
肌に金属が直接触れないので、皮膚を傷つけずに毛根だけを狙って脱毛することができます。
麻酔が使える
針脱毛は一瞬ですが皮膚に電流を流すためチクっとした痛みが発生します。
皮膚の薄い眉下や顔では特に痛みを感じ、またヒゲなどの太い毛でも痛みを感じます。
各種麻酔を使うことができるのも、医療機関ならではのメリットです。
クリニックで使える麻酔の種類
- 麻酔クリーム
- ガス麻酔(笑気ガス麻酔)
- 局所麻酔(注射)
絶縁針の使用は医療資格者のみ
美容電気脱毛は特に資格は要りませんが、日本スキンエステティック協会の民間資格が設置されていて、優れた技術者を認定しています。
しかし、この絶縁針脱毛に関しては医療機関で医師や看護師の資格を持つ人しか施術できません。
正式には「小林・山田式絶縁針脱毛」と言い、それまでの電気脱毛によるヤケドなどのリスクを軽減し、安全性を高めた方式になっています。
クリニックでニードル脱毛をする場合は、血液検査が必要になるところが多いです。
ニードル脱毛の疑問~料金や痛みは?
「針をさす」という方法のため、最も気になるのが痛みについてではないでしょうか?
また、ニードル脱毛はスタンダードな脱毛法ではないので、料金についてもイメージしにくい部分があります。
そんな、ニードル脱毛についての謎を解説する前に、まずは脱毛の流れから解説していきましょう。
ニードル脱毛の一般的な施術の流れ
ニードル脱毛は基本的に下記のような流れで行います。ニードル脱毛をする下準備として3mm~5mm程度ムダ毛を伸ばしておく必要があります。
カウンセリングで毛の生え方などをチェック
まずカウンセリングで脱毛の説明や注意点を説明していきます。不安なポイントはここで解決しておきましょう。毛流れや毛量をチェックし、テスト脱毛をする場合もあります。
消毒と脱毛
脱毛部位を消毒していきます。プローブを毛穴の向きに沿って挿入し、微弱電流を流して処理後のムダ毛を除去します。
1つの毛穴が終わるとプローブを抜き、また次の毛穴へと移っていきます。
アフターケア
施術後は毛穴が軽い炎症状態になるため、アイシングや消毒などのアフターケアを行い、保湿などをして仕上げます。
医療機関の絶縁針脱毛の場合は、肝炎等の感染症予防のため、脱毛施術に入る前に必ず血液検査が必要です。
ニードル脱毛の痛みはどの程度?
ニードル脱毛は毛穴に差し込むという構造上、かなり細い針やプローブを使用するので、針を挿入すること自体の痛みについてはあまり不安になることはありません。
その後、通電させることで生じる痛みですが、これには個人差があり「ヤケドのような痛さ」「耐えられない」といった意見から、「思ったほどではなかった」「多少のチリチリとした感覚」という意見までさまざまです。
程度の差はあれ、毛根の毛乳頭を破壊するので必ず痛みは伴います。
脱毛後に痛みが起きることも
皮膚内の毛包は、電気の熱によるダメージでちょっとした炎症状態になります。
この時に、違和感やほてって熱を持った感じがしたり、毛穴部分がポツポツと赤くなることもあります。
1本ずつの処理で痛みが続く
高周波法の場合、チリっと感じる痛みは一瞬ですぐ過ぎ去りますが、1本ずつの処理することからその痛みが何度も繰り返されることになります。
耐えられないほどの痛みの場合は、細切れの痛みの時間が長く続くと予想しておいたほうがいいでしょう。
痛みを軽減するためにも、脱毛時には脱毛部位をこまめに冷やしながら施術を行っていきます。
ニードル脱毛や美容電気脱毛の料金
ニードル脱毛や美容電気脱毛は料金の計算方法が独特です。
施術料金は、「ムダ毛1本あたり」または「施術時間」で設定されているため、ムダ毛の量が多ければ多いほど料金が高くなることになります。
また、顔やデリケートゾーンが割高になっているところもあります。
相場がだいたい1本あたり100~1,000円ぐらいなので、料金設定が高めなところでは両ワキだけでかなりの出費を覚悟する必要があります。
そのため、全てのムダ毛にニードル脱毛を使うのではなく、どうしても気になるところだけ脱毛するという形で取り入れる人も多いです。
針・プローブや血液検査の費用
ニードル脱毛では、施術以外にかかる料金もあります。
衛生上の問題から体内に入るプローブや針は、自分専用のものが有料で用意さることがあります。
また、絶縁針脱毛をする医療機関では5,000円程度の血液検査費用や初診料がかかります。
ニードル脱毛の料金一例
項目 |
料金の単位 |
ワキの料金 |
針・プローブ代 |
初診料 |
血液検査 |
サロンA |
本数 |
108円※ |
なし |
- |
- |
クリニックB |
時間 |
6,000円/15分 |
5,000円 |
無料 |
無料 |
クリニックC |
時間 |
3,000円/5分 |
5,000円 |
3,000円 |
4,000円 |
クリニックD |
本数 |
8,000円/16本 |
4,000円 |
無料 |
4,000円 |
目安として、ワキの場合では15分あたり60~80本程度を脱毛することができますが、全範囲を脱毛し終えるには数万円~25万前後がかかるとされています。
ニードル脱毛のデメリット
本当の永久脱毛であれば誰もが選びたくなる脱毛方法のように見えますが、ニードル脱毛には見過ごせないデメリットもあります。
毛量が多いほど脱毛料金が割高
ニードル脱毛の料金は、基本的に1本または時間単位で計算されます。
例えば「ワキ」の場合、フラッシュやレーザー脱毛では部位で価格は均一ですが、ニードル脱毛は毛量が多ければ多いほど高くなり、全身ともなると費用がかさみます。
ただし、美容電気脱毛に関していうといくらか価格が抑えめで、狭い範囲の処理に絞れば驚くほど高額になることはありません。
サロンではお試し脱毛ができますので、そのようなキャンペーン利用で出費を抑えることができます。
脱毛時間がかかる
ニードル脱毛はムダ毛を1本ずつ処理していく方法のため、脱毛完了までとても時間がかかります。
ワキを例にすると平均的なムダ毛の本数は、目に見えている毛で50~300本程度、肌の下で成長している毛も入れると数百本~2,000本前後と言われています。
さらに、産毛なども合わせると3,000本を超える可能性もあります。
あるクリニックでは15分で60~80本の処理スピートとなっているので、3,000本以上を脱毛し終えるには途方もない時間がかかるということが想像できますね。
脱毛が痛い
ニードル脱毛は痛いとよく言われますし、実際ニードル脱毛には痛みがあります。
しかし他の方法、例えばワックス脱毛にも痛みはありますし、1本ごとの痛みは医療脱毛などと比べ物にならない痛みというわけではありません。
違いとしては痛みの持続時間です。
フラッシュ脱毛や医療脱毛は、1回の照射で広範囲を処理できるので痛みの時間が少ないですよね。ワキならば5分程度耐えれば施術が終わります。
しかしニードル脱毛は1本ごとの処理なので、もしワキ全体を脱毛すると1時間以上痛みと付き合わなくてはなりません。
痛みを我慢する時間が長いところが「ニードル脱毛が痛い」というイメージに繋がっているのかもしれません。
痛みの程度は、施術者の技量も関わってきます。
ニードル脱毛を扱うところが少ない
ニードル脱毛や美容電気脱毛は、施術に経験や知識・高い技術が必要になるため、特に脱毛サロンではニードル脱毛をやってくれるところが限られています。
大手ではTBCやミスパリなどです。
医療機関でのみ行える「絶縁針脱毛」であれば、医療脱毛を扱う美容皮膚科クリニック等でやってくれるところがあります。
では次の章から、ニードル脱毛ができる脱毛サロンやクリニックの選び方を解説していきましょう。
ニードル脱毛のサロンやクリニックの選び方
毛穴に針を刺すという行為は難しいものです。
そのため、施術するスタッフによって技術に大きく差があり、あまり上手でないところで受けると内出血や腫れ、皮膚の知覚障害などのトラブルが起きる可能性は、ゼロとは言えません。
脱毛サロンの美容電気脱毛は費用を抑えることができますが、絶縁処理されていない針を使用していることは理解しておきましょう。
衛生面は厳しくチェック
皮膚に針を入れるので、衛生管理がしっかりしているかは最重要項目です。
ニードル脱毛ではお客さん1人1人に専用の針を使用するのは大前提です。
施術の直前に新品のパックを開封するところを確認し、もしそうでない場合は施術を断るぐらいの慎重さが必要です。
経験の長いサロンやクリニックを
クリニックでは、肝炎などの感染症の有無を調べる血液検査がありますし、針は自分だけが使うものを購入します。
費用は高めですが、安全性を考えるのであればクリニックでの絶縁針脱毛をおすすめします。
サロンならCPEを持つところを
クリニックでは血液検査までの安全性を求めることはできませんが、脱毛技術に関してはCPE(認定電気脱毛士)という資格があり、高度な技術を持つエステティシャンを認定しています。
CPEを取るには、受験資格として1年以上・かつ600時間以上の実務経験と実技の予備試験を通過する必要があります。
皮膚構造や衛生管理、法律も試験項目となり決して簡単ではない内容です。
取れば終わりの資格ではなく5年毎に継続教育を受け更新が必要、という点からも信頼性のある資格です。
サロンで美容電気脱毛をしたい場合は、CPEの資格を持つエステティシャンが在籍しているところを選びましょう。
セルフのアフターケアもしっかり
肌トラブルを防ぐためには、施設選びだけでなく、アフターケアに気を配ることも大切です。
脱毛した毛穴はしばらく炎症の赤みが出ますので、部位は保冷材などを使ってよく冷やし、しっかり保湿するようにしましょう。
クリニックで化膿止めや炎症を抑える薬を処方されたら、それも忘れずに塗るようにしてください。
また、施術当日は血行を良くするお風呂や運動、サウナは厳禁です。汗を流すなら、軽くシャワーを浴びる程度にしておきましょう。
ニードル脱毛や美容電気脱毛ができるサロンとクリニック
これまでの解説にもある通り、ニードル脱毛や美容電気脱毛ができる店舗は、その他脱毛方法に比べて数がありません。
選択肢が少なく比較しにくいため、下記でおすすめのサロンやクリニックをピックアップし、特徴やおすすめポイントを解説しました。
是非店舗選びの参考にしてみて下さい。
女性の美容電気脱毛ができるサロン
お試し美容電気脱毛ができる
おすすめの理由
- 1本単位で脱毛できる
- 脱毛した部分は2度と生えない
- 処理した途端に抜ける
TBCスーパー脱毛の料金
コース名 |
部位の例 |
メンバー価格 |
ビジター価格 |
デリケートゾーン |
ひじ下、ひざ下、ワキなど |
130円/本
|
169円/本
|
プレーンゾーン |
えりあし、顔、首、手足の甲、指など |
120円/本
|
155円/本
|
※メンバーは入会金が必要
技術を持った専門スタッフのみが施術
美容電気脱毛が受けられる数少ないエステサロンです。2つの脱毛方法がありますが「TBCスーパー脱毛」が美容電気脱毛のメニューとなります。
TBCではCPE(認定電気脱毛士)を始めとする各種美容関連の資格を奨励していて、美容電気脱毛についても高い技術を持つ専門のスタッフのみが施術します。
肌に直接触れるプローブは、滅菌された個人用を使用し施術後は廃棄処理をしますので、衛生面でも安心です。一部プローブでは自社開発した特許取得のものを使用し、TBCでしかできない脱毛をしてもらえます。
1本100円台で永久に生えてこない脱毛ができるのは魅力的です。
トータルビューティフィット(Total Beauty Fit)
美容電気脱毛専門で31年!
おすすめの理由
- 脱毛歴31年のベテラン技術者
- 1時間近くでもOKの丁寧なカウンセリング
- CPEライセンスも取得済み
遠方からの来客も多いサロン
東京・高円寺にあるニードル脱毛専門31年の歴史あるサロンです。
カウンセリングを30分~1時間と多めにとっていて、ニードル脱毛の施術についてを詳しく説明してくれます。
ニードル脱毛歴が長いベテラン技術者が施術。もちろんCPEライセンスも取得済みです。
表面にあるムダ毛を何時間かかっても処理してくれる、女性限定の顔やワキなど特別価格もあります。
技術力に自信があるからこそできるサービスを展開しています。
女性のニードル脱毛ができるクリニック
ビューティースキンクリニック
医療針脱毛の症例実績1,000件以上
おすすめの理由
- 10年以上の経験豊富な看護師の施術
- 米国FDA認可の脱毛機使用
- 麻酔は3種を用意
料金例
絶縁針脱毛ができる希少クリニック
手頃な価格の医療レーザー脱毛で人気の「ビューティスキンクリニック」では、絶縁針脱毛も扱っています。
約1,000件の症例数を持つ経験豊富な看護師が施術を担当し、使用する脱毛機は「IME5000」というもので、米国FDAにも認可された安心のマシンです。
麻酔もガス麻酔と塗るクリーム麻酔から選ぶことができます。医療脱毛では処理しきれなかった数本を、絶縁針脱毛で脱毛するという賢い使い分けも可能です。
渋谷皮フ科医院
女性院長で行きやすい
おすすめの理由
- 開院20年以上の歴史
- 美容皮膚科専門のクリニック
- 院長は女性で相談しやすい
顔(眉・口周り・顎)、Vラインなど5分 |
初診料 |
絶縁針代 |
3,300円 |
3,300円 |
5,500円/1本 |
20年以上の絶縁針脱毛の実績
渋谷皮フ科医院は、渋谷駅から徒歩1~2分の美容皮膚科専門クリニックです。
2019年で開院20周年を迎え、絶縁針脱毛に関しても20年以上の歴史と実績があります。
カウンセリングを行う院長は女性なので、デリケートな内容でも相談しやすいのがメリットで、1時間たっぷりとカウンセリングやテスト脱毛を行ってくれます。
Webからの予約すると、初診料や針代などの諸費用は必要ですが、カウンセリング時のテスト脱毛料金は無料になります。
男性の美容電気脱毛ができるサロン
MEN'S TBC(メンズティービーシー)
フラッシュも美容電気脱毛もできる
おすすめの理由
- 1本単位の料金計算
- フラッシュ脱毛もOK
- 男性スタッフがいる
1本単位のお手頃価格設定
TBCは女性向けサロンでも美容電気脱毛ができますが、メンズ向けにも同様のメニューが用意されています。「MEN'S TBC スーパー脱毛」というメニューです。美容電気脱毛で「ずっと生えてこない」をサロンにいって施術を受けた時点で実現する即効性があります。
ブレンド法ではなく高周波法という処理スピードの速い方式を採用しているため、施術時間は比較的短くなります。
男性スタッフに相談できることも
メンズTBCでは男性スタッフが在籍しているサロンもあります。
男女スタッフを選択することはできませんが、どうしても男性に施術してほしい場合は、予約やカウンセリングで相談してみましょう。
サロン内装も男性向けに落ち着いた雰囲気です。行きやすいカジュアルさもあるので気軽にサロンに足を運んでみてください。
おわりに~ニードル脱毛はサブ的な方法として活用!
ニードル脱毛は、コストがかかる脱毛法ではあるものの、どの脱毛方法より確実な効果があるのが最大のメリットです。
これらのメリットやデメリットを総合すると、おすすめなのは下記のような部位になります。
- 口元やあごなどの数本単位
- 他の脱毛で増毛化してしまった部位
- 形を整えたい部位(眉上下やヒゲ)
- 色素沈着のあるデリケート部位
つまり、フラッシュ脱毛や医療脱毛で脱毛できなかった部位に第2の方法として使う、というのがメリットを活かした上手な使い方になるのです。
また、基本的に安全な脱毛法ではありますが、それはあくまでも確かな技術と衛生観念を持ったスタッフがいる場合です。
カウンセリングなどで実際に店舗に行き、衛生管理の状態やスタッフに知識やしっかりとした管理意識があるかどうかを確かめてから施術するようにしましょう。