痛みの少ない脱毛方法は?サロンは?7つの疑問を解説!
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ネットアンケート調査では、20代~50代の女性のうち実に87.1%が「痛みの少ない脱毛方があれば、本格的な脱毛にチャレンジしたい」と回答してます。
「今年こそは本格脱毛でムダ毛を無くそう」と思いつつ、脱毛の痛みが気になって最初の一歩が踏み出せない...そんな人も多いのではないでしょうか?
このページでは痛みが少ない脱毛法の比較やサロン選び、痛み対策について「サロン脱毛と痛み」にまつわる情報を7つのポイントにまとめて詳しく解説していきます。
1.脱毛の痛みが起きる理由・原因は?
そもそもサロン脱毛ってどうして「痛み」があると言われているのでしょうか?脱毛で痛みが発生する理由には、大きく分けて2つの原因があります。
脱毛の痛みの原因
- 針や通電による痛み
- 毛根への光作用時の熱刺激
針や通電による痛み
旧来の永久脱毛(ニードル脱毛/針脱毛)では、細い針(電気針)をムダ毛の部分に挿し込んで、毛根部に電気を流して毛母細胞を破壊する方法を取っていました。そのため昔の脱毛の時には「肌に針をさす痛み」と「電気を流す刺激」という2つの痛みがつきものだったのです。
1980年頃までは「美容脱毛=ニードル脱毛」で、その他の方法を選ぶことはできませんでした。今でもその世代の方ですと「脱毛はとても痛い、耐えられない」と思っている方が少なくありません。
しかし、現代の日本では痛みの強いニードル脱毛はほとんど行われなくなり、より刺激の少ない脱毛方法が選ばれるようになりました。「美容脱毛の痛み=ニードル脱毛や針脱毛の痛み」とイメージするのはちょっと昔の感覚と言えそうです。
毛根への光作用時の熱刺激
エステの光脱毛、医療脱毛(医療レーザー脱毛)、家庭用の脱毛器...様々な脱毛法が生まれました。
どのようなタイプの照射型脱毛でも、基本的には「なんらかのエネルギー」をムダ毛に向かって照射して、ムダ毛の根っこ(毛根・毛包・毛母細胞等)に対して「熱」による働きかけを行う仕組みを取っています。
周りに伝わるから刺激を感じる
ただしその熱は毛根部分だけでなく、その周辺の皮膚組織(肌)にも伝わってしまいます。そのため脱毛法の種類によっては、熱を伴う弾くような刺激(痛み)を感じることがあるのです。
この刺激は、よく「輪ゴムでパチンと弾いたような刺激」と例えられます。電気針の痛みに比べれば格段に痛みのレベルは下がりましたが、人によっては不快感を覚える方もいるかもしれません。
痛みの原因 まとめ
- 針や通電の痛み
⇒ 現代ではほとんど選択されない方式
- 光作用時の熱刺激
⇒ 輪ゴムでパチンを弾いたような刺激
2.脱毛で痛みが出やすいタイプは?
脱毛の痛みには個人差も大きいと言われています。
Aさんが「痛みの少ない脱毛サロンだった!良かった」と口コミに書いていても、Bさんは「そんなことない、痛かった」と感じることもあります。
この理由は単に「Bさんが痛みに弱い体質だったから」とは限りません。次のような要素で、脱毛による痛みの少ない・多いは変わることがあります。
色黒肌は痛みに要注意
いくつかのサロン脱毛法では、ムダ毛の黒い色素(メラニン色素)に反応する光(キセノンランプ)を当てます。
しかしこの反応の鍵であるメラニン色素(melanin)は、ムダ毛にだけ含まれるものではありません。「肌の黒さ」も、メラニン色素が作っているものなのです。
【メラニン色素が多い肌】
- 日焼けをしている
- 地黒・色黒である
- シミが多い
- ホクロが多い
- 色素沈着している
サロン脱毛では、ホクロには絆創膏等でカバーをして、その部分には照射をしないようにします。
また脱毛法によっては、「日焼け肌お断り」ということもあります。日焼けの程度によっては脱毛の痛みが激しすぎて、甚大な肌トラブルが起きてしまう可能性があるからです。
「肌を焼いている」というほどではなくても、色黒さんだと肌の黒さにランプが反応しやすく、脱毛による痛みが強く出やすい傾向があります。
乾燥肌は痛みが出やすい?
脱毛の熱による刺激は、一般的に肌の水分度が低い時の方が強く感じられやすいと言われています。一部の脱毛サロンでは脱毛時に毎回肌の水分量を測定し、一定の水準以下の場合にはその日の照射をお断りしているほどです。
つまり乾燥肌の人ほど、サロン脱毛時の痛みが出る可能性が高くなるのです。アトピー肌や敏感肌等の肌バリア機能が弱い人も、脱毛による肌トラブルが起きやすい傾向があります。
ムダ毛が太いと痛い?
ムダ毛の毛質が太くて黒々としていると、照射ランプがメラニン色素に反応しやすく、その分だけ熱刺激も起こりやすい傾向があります。
標準よりもムダ毛が太い人の場合、脱毛による痛みが強い可能性を考えておいた方が良いかもしれません。
ムダ毛の色が薄すぎる
反対にムダ毛の毛質が極端に細かったり、ムダ毛の色が全体的に薄い場合も注意が必要です。毛の色素が光に反応しにくいため、一般的な照射レベルでは脱毛効果がなかなかあらわれません。光の照射レベルを上げなくてはならず、その分だけ刺激が強くなる可能性があります。
痛みが強くでるタイプだったら?
肌が乾燥しやすかったり、色黒だったりする場合には、特に
痛みの少ない脱毛方式のサロンや痛み対策をしっかり行ってくれる店舗を選んだ方が良いでしょう。
3.脱毛で痛いパーツは?
脱毛時に特に「痛い」と感じやすい部位・パーツはどこなのでしょうか。代表的なのは以下の2つです。
痛みの強い脱毛部位
- VIOライン(ハイジニーナ脱毛)
- 顔脱毛・フェイス脱毛(頬・口周り・額等)
VIOライン(ハイジニーナ脱毛)
Vライン・Iライン・Oライン等に生えているアンダーヘアは、体毛の中でも特に太く硬いです。そのためメラニン色素が多く、脱毛器の光が強く反応する部位となっています。
またIライン・Oラインは粘膜に近くデリケートな場所でもあり、脱毛による熱刺激の影響を強く受けやすいパーツです。
顔脱毛・フェイス脱毛(頬・口周り・額等)
顔に生えている産毛(うぶげ)は、黒い色素(メラニン色素)が特に少ない毛です。脱毛効果を出すためには出力を上げて、強い光を照射する必要があるため、状況によっては痛みが強く出る可能性があります。
さらに顔の皮膚は人体の中でも最も薄く、水分量もすぐに変化します。特に冬場は乾燥しやすく、脱毛による痛みが増幅しやすいです。
上記のパーツを部位脱毛する場合や、顔・VIOを含む全身脱毛を考えている場合には、痛みの少ない脱毛法を採用しているサロンを選んだ方が良いでしょう。
4.SHR?IPL?痛みの少ない脱毛方式を比較
では実際にサロンやクリニックで採用されている脱毛方式のうち、どの方式が痛みが少ない脱毛方式なのかを比較してみます。
光脱毛(エステ脱毛)の痛み比較表
脱毛方法 |
痛み |
IPL脱毛 |
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SCC脱毛 |
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SHR脱毛 |
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HSK脱毛 |
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医療脱毛(レーザー脱毛)の痛み比較表
脱毛方法 |
痛み |
YAGレーザー脱毛 |
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アレキサンドレーザー脱毛 |
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ダイオードレーザー脱毛 |
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光脱毛(エステ脱毛)の比較
まずは美容施設であるエステサロンの脱毛法(光脱毛)の中で痛みや刺激を比較してみます。
IPL脱毛
痛みの少なさ:
IPL脱毛はメラニン色素(黒い色素)の多さに大きく影響を受ける脱毛法です。地黒だと熱刺激が強くなりやすいので、あまりおすすめできません。日焼け肌には基本的に照射NGです。
またIPLは照射範囲が広く一気にスピード脱毛できるのが魅力ですが、その分、様々な波長のエネルギーをまとめて照射してしまいます。毛以外の周辺部の肌に対しても熱刺激を加えてしまいがちです。
光脱毛の中では、痛みレベルは「標準~やや強い」と考えておいた方が良いでしょう。
IPL脱毛とは
インテンス・パルス・ライト脱毛(IPL脱毛)は、もっとも多くのエステサロンで採用されているメジャーな脱毛法です。
メラニン色素に反応するライトをあてて、ムダ毛の毛母細胞(もうぼさいぼう)に働きかけを行います。
SCC脱毛
痛みの少なさ:
SCCの脱毛ではジェルに抑毛効果があるため、照射ではそこまで強いパワーを出力する必要がありません。またジェルの塗布が肌を保護する作用も果たすため、さらに肌刺激を抑えられます。
IPLがバチッと弾くような刺激としたら、SCCはピンと軽く触れる程度の軽い刺激と言えるでしょう。ただしメラニン色素の影響は多少受けますし、しっかりと日焼けした肌には照射ができません。
SCC脱毛とは?
スムース・スキン・コントロール脱毛(SSC脱毛)は、脱毛したいパーツに制毛成分を含んだジェルを塗って、その上からクリプトンライトという特殊な光を照射する脱毛方式です。
IPLのような「現在の毛を抜くだけ」ではなく「現在の毛への働きかけ+成長期の毛を今後生えなくするための脱毛」という新しいタイプの脱毛方式と言えます。ジェルにはイソフラボン等の成分が配合されており、美肌効果が期待できる点も魅力です。
SHR脱毛
痛みの少なさ:
従来の光脱毛(IPL脱毛)等で発生する熱刺激の温度は70℃~80℃前後でしたが、SHR脱毛で発生する熱は45℃前後とグッと低めです。45℃といえば、熱めのお風呂程度の温度。その分だけ熱刺激も少なく、じんわりと温まる程度にまで刺激が抑えられています。
またSHR脱毛はメラニン色素ではなく「毛包」にアプローチするため、顔の産毛等にも照射がしやすいですし、日焼け肌等でも安心して施術を浮けることができます。
SHR脱毛とは?
スムース・ヘア・リムーバル脱毛(SHR脱毛)は、従来のIPL方式とは異なる「蓄熱式(ちくねつしき)」と呼ばれる脱毛方式です。
高熱で毛母細胞を刺激するのではなく、低温でムダ毛の毛包とバルジ領域(毛が生えるように命令する部分)にじっくりと働きかけます。毛を作る指令を出す部分にダメージを与えて、少しずつムダ毛を生えにくくする脱毛方法です。
HSK脱毛
痛みの少なさ:
ハイパースキン脱毛では肌の奥の毛母細胞ではなく肌表面へ照射を行えば良いため、高温照射が必要ありません。上のSHR脱毛よりも温度はさらに低く、HSKの熱温度は36℃~37℃です。人間の体温と同じであり、熱刺激を感じることはほとんどありません。
またハイパースキン脱毛は子ども向けの脱毛にもよく採用されており、「最小年齢は3歳から」となっています。小さな幼児でも受けられるほど痛みが無いということです。4つの脱毛方式の中で、もっとも痛みの少ない脱毛方式と言えます。
HSK脱毛とは
ハイパースキン脱毛も、上のSHR脱毛と同じ蓄熱式の脱毛方法です。SHRと違うのは、毛を生み出す種の部分である「発毛因子(はつもういんし)」に働きかけるという点です。
ムダ毛は発毛因子が分裂することによって成長しますが、低温でじっくりと発毛因子に働きかけを行って細胞分裂を止めれば、今後の発毛を抑えることができます。「ムダ毛の生える量を減らしていく」「少しずつムダ毛の生えてこない肌にする」というイメージです。
医療脱毛(レーザー脱毛)の比較
次に、医療機関(美容クリニック・美容皮膚科・整形外科等)で受けられるレーザー脱毛・医療脱毛の方式を比較してみましょう。
YAGレーザー脱毛
痛みの少なさ:
肌の奥深くに対して照射をするため、肌表面のメラニン色素による影響を受けないのはYAGレーザーの魅力のひとつです。
色黒肌でも日焼け肌でも色素沈着肌でも、特に気にすることなく脱毛できます。乳首周り等、黒ずみが気になりやすいパーツも大丈夫です。
ただし、脱毛による痛みのレベルは全方式の中でも最強クラスと考えた方が無難です。肌の奥にまでレーザーが届く分、刺激も相当あります。
また冷却ジェルを塗らない脱毛方式なので、照射終了後に肌に赤みがあらわれやすいのも欠点と言えるでしょう。
「痛みの少ない脱毛」を最優先とする人には不向きな脱毛方式です。
「設置機器がYAGレーザーだけ」というクリニックは比較的少ないです。しかし、痛みが少ない脱毛をしたいと思って近くのクリニックを訪れたらYAGレーザー脱毛だったという事もあり得るので事前にチェックしておきましょう。
YAGレーザー(ヤグレーザー脱毛)とは?
YAGレーザー(ヤグレーザー脱毛)は、とても長い波長のレーザーをあてる比較的新しい脱毛方式です。深い皮下組織にまでレーザーをあてることができるため、3~4回程度の照射でも脱毛効果を出すことができます。
特にVIO脱毛(ハイジニーナ脱毛)やワキ脱毛等、濃くて太いムダ毛が生えるパーツに使われることの多い脱毛方式です。
アレキサンドレーザー脱毛
痛みの少なさ:
アレキサンドレーザーの仕組みは、ざっくり言えば「IPL脱毛の上位版」です。働きかけをより強力にして肌の奥にまで照射をし、毛母細胞そのものを破壊します。
光がメラニン色素(黒い色素)に反応する仕組みなのも、IPLと同じです。ですから色黒肌さんになるほど痛みは強くなりますし、太い毛の時ほど刺激も強くなります。日焼け肌の人は刺激・痛みが強すぎるため、アレキサンドレーザー脱毛を受けることができません。
ただレーザー方式は、ムダ毛のメラニン色素だけに対して集中的に熱を加えるための波長の光が選ばれています。そのため、毛の周辺の皮膚に対しての刺激は光脱毛よりやや少なめです。IPLに比べれば、肌への刺激は穏やかと言えます。
アレキサンドレーザー脱毛
アレキサンドレーザー脱毛は、比較的多くの脱毛クリニックで採用されている医療脱毛方式です。サロンの光脱毛に比べて高出力でレーザー照射が行なえるため、少ない回数で脱毛効果が発揮できるのが魅力の一つです。また照射範囲を細かく調整できるので、細かい部分の脱毛にも向いています。
ダイオードレーザー脱毛
痛みの少なさ:
ダイオードレーザー(ショット式)の場合の痛みはやや強く、ゴムで軽く弾くような痛みががあります。しかし蓄熱式の場合は熱作用は60℃前後で、温かい飲み物が入った容器を当てた程度の穏やかな刺激です。
蓄熱式の場合であれば、日焼け肌・地黒肌にも照射OK。またダイオードレーザー脱毛は波長が長く皮下組織の奥にある毛根にまで作用させられるため、顔等の産毛に対しても効果が出やすい点も魅力となっています。
ダイオードレーザー脱毛とは?
ダイオードレーザー脱毛は、半導体(はんどうたい)を使った近赤外線レーザーでムダ毛に働きかける脱毛法です。YAGレーザーの次に波長の長い800~940mmの光を照射する点が特徴となっています。
従来の脱毛方式に近い「ショット式」と、上で紹介したSHR等に近い「蓄熱式」の2種類があります。
5.痛みの少ない脱毛ができるサロンはどこ?
「SHR脱毛」「ダイオードレーザー脱毛」と脱毛方式の名前だけを言われても、どんなサロンでその脱毛が受けられるのかがピンと来ないという人も多いのではないでしょうか?
痛みの少ない脱毛方式を採用しているサロンやクリニックをご紹介します。
脱毛方式 |
SHR脱毛 |
店舗数 |
72店舗 |
料金 |
全身脱毛 月額4,400円~ |
痛みが少なく、産毛にも効果が出やすいといわれる「SHR脱毛」を採用したことで大人気となっている脱毛サロンが『STLASSH』です。
店舗展開は東京・神奈川・千葉・埼玉等の関東エリアが中心ですが、最近では名古屋・大阪・福岡にも出店しています。今後もさらに経営拡大する可能性も高そうです。
STLASSH(ストラッシュ)の特徴としては全身脱毛の料金に月額制(※)がある点です。「なるべく痛みの少ない全身脱毛をしたいけれど大金を用意できない」という人でも、月額制があれば安心ですね。※月額制は分割払いとは異なり、月謝のように払いきりの支払いスタイルです
脱毛方式 |
ルミクス脱毛(SHR脱毛) |
店舗数 |
87店舗 |
料金 |
全身脱毛 月額3,300円~ |
ラココの「ルミクス脱毛」は、システム的にはSHR脱毛(スーパーヘアリムーバブル脱毛)と同じと考えて良いでしょう。痛み・刺激の少ない脱毛方式であることに加えて、全身脱毛で月額3,300円という破格の価格設定が話題となっています。
「全身を30分で照射できる」という超スピード対応も特徴です。パワフルかつ照射範囲が広い脱毛器を使っていることがわかります。
『ラココ』は店舗数を増やしているので、どの地域の人も自分のエリアの近くに店舗を見つけやすいサロンです。「痛みの少ない脱毛を選びたいけど、やっぱり安い料金も大切」という人はチェックしみるといでしょう。
脱毛方式 |
ハイパースキン脱毛(HSK脱毛) |
店舗数 |
7店舗 |
料金 |
Sパーツ2,800円、Lパーツ5,600円(税抜・回数割引あり) |
ハイパースキン脱毛方式の脱毛器具を制作しているメーカー・株式会社カンナの直営サロンです。
創業27年の老舗格であり、低刺激の脱毛サロンとして度々メディアの取材等も受けています。「こども脱毛」にも積極的で、幼稚園・保育園から脱毛を受け入れている脱毛サロンです。
惜しむらくは店舗展開が九洲・沖縄エリアにほぼ限定されている点でしょうか。反対に店舗展開エリアにお住まいの方でしたら、チェックしてみる価値はあるでしょう。
脱毛方式 |
ダイオードレーザー、ネオジウムヤグレーザー |
施設数 |
26院(提携医院含む) |
料金 |
全身脱毛(顔・VIOなし 5回)900円/月~ |
医療レーザー脱毛専門クリニックである『リゼクリニック』では、複数の脱毛器機器を導入しています。
肌が敏感な部分の部位脱毛や痛みに弱い人には蓄熱式ダイオードレーザーを、早くしっかり効果を出したい人にはYAGレーザーを...等、毛質や肌質等に合わせてベストな脱毛方式を選んでもらえるのが魅力です。
ただし脱毛方式は医師が診察を行った上で決定するので、患者側が勝手に脱毛機器を指定することはできません。
また、笑気麻酔や麻酔クリームによる痛みの緩和も可能です。
『リゼクリニック』では医師による無料カウンセリングを受けることもできるので、痛みの少ない脱毛を受けたい場合には事前に相談をしてみるのも良いでしょう。
無料テスト照射を受けてみよう!
脱毛サロンやクリニックによっては、無料カウンセリング時に脱毛照射(テスト照射)を受けることができます。無料テスト照射のサービスがある場合には、ぜひ照射を試してみましょう。
実際にどの程度の痛みなのかがわかることで、気分もグッとラクになります。公式サイトに書いていなくてもテスト照射ができる場合もあるので、一度問い合わせをしてみることをおすすめします。
6.脱毛の痛みを少なくする対策は?
「できるだけ痛くない脱毛」にするためには、痛みの少ない脱毛方式を選ぶだけでなく、痛みを減らすためのその他の対策を施すことも大切です。お店側で行ってくれるた対策と、自分で行う対策の両方を解説していきます。
痛みを少なくする2つの対策
- サロンやクリニックの対策
- 自分で行う対策
1. サロンやクリニックの脱毛痛み対策
まずは店舗側で行ってくれる脱毛の痛み軽減のための対策を見ていきましょう。
脱毛の痛み対策4つ(サロン・クリニック編)
- クーリング(肌を冷やす)
- 照射出力の調整
- 麻酔クリーム・麻酔シート
- 笑気ガス(笑気吸入鎮静法)
クーリング(肌を冷やす)
脱毛施術前後に肌をしっかりと冷やすことで、脱毛による痛みを少なくできるだけでなく、ヤケド等のトラブルや肌へのダメージを減らすことができます。
クーリングの方式例
- 冷却ジェル・スプレー
- 保冷剤
- エアー噴射
- 冷却型ヘッド 等
ジェルやスプレー等を使う方式では、それらの保冷アイテムに美肌成分が含まれており、スキンケア・保湿ケアにもなるという魅力があります。
また最近ではマイナス30℃の冷却した空気を噴射する吹出口が付いていたり、肌にあてるヘッド部分がマイナス5℃以下になる新型脱毛器も登場しています。
照射出力の調整
サロン脱毛・医療脱毛では、肌の状態や毛の状態等を見ながら施術者が照射レベルを調節していきます。
個人差がある肌質・毛質に合った照射レベルを適切に調整できるかどうかは、エステティシャンや看護師の技術力の見せ所と言えるでしょう。
「脱毛時の痛みが強くて辛い」と感じる場合には、無理をせずに申告を。利用者がストレスを感じないレベルに出力を調整することも可能です。
麻酔クリーム・麻酔シート
脱毛クリニック(医療施設)での脱毛では、施術の前に「麻酔」を受けることもできます。ただし麻酔と言っても、注射をするわけではありません。
リドカインやプロピトカイン等が含まれる麻酔クリーム(またはシート)を肌に塗ることで肌表面の刺激を感じる力が一時的に弱くなり、脱毛による痛みを少なくすることができます。
笑気ガス(笑気吸入鎮静法)
一部の脱毛クリニック(医療施設)では、脱毛施術の際に笑気ガス(笑気吸入鎮静法)を行っているところもあります。
笑気ガスとは?
笑気麻酔
出展:リゼクリニック
笑気ガスとは、亜酸化窒素(N2O)と酸素を混ぜ合わせた吸入麻酔薬の一種です。
このガスを口から吸い込むことによって気持ちが落ち着いてリラックスした状態になり、痛みやストレスを感じにくくなります。笑気ガスは脱毛クリニックだけでなく、一部の歯医者さんなどでも使っています。
笑気ガスのメリット
肝臓等には負担がかかりませんし、呼吸器・循環器などにもほとんど影響を与えません。
また吸入をやめればスピーディに効果が切れるため、脱毛施術が終われば数分で麻酔状態から覚めて普通に行動できるのもメリットのひとつです。
どんな場合使う?
特にVIOや顔等のデリケートな部位の脱毛では、麻酔クリームと笑気ガスを併用する利用者が珍しくありません。
自分で行える!脱毛の痛み対策5つ
痛みの少ない脱毛にしたいなら、痛み対策をお店だけに任せていてはいけません!自分でもしっかり対策することで、脱毛時の痛みや刺激のレベルは変わってきます。
5つの脱毛の痛み対策(自分編)
- 日焼けをできるだけ避ける
- 美白ケアをする
- 保湿ケアをしっかりする
- 生理周期を安定させる
- 脱毛回数を重ねる
日焼けをできるだけ避ける
サロン脱毛を始めたら、とにかく徹底して紫外線を避けましょう。特にメラニン色素の発生を促すUVB(紫外線B波)をカットすることは大切です。
一見して肌が黒く見えなくても、紫外線を浴びた肌はその日の夜~翌朝からメラニン色素を増やしてしまいます。
紫外線対策の例
- 日傘や帽子を使う
- 日焼け止めをこまめに塗る
- UVカットの上着やショール・手袋を使う
- 窓際を避ける(室内焼け防止)
- アウトドアレジャー(海、スキー等)を避ける
脱毛施術の2週間前からは、海や野外フェス等の日焼けしやすいイベントは避けるようにしましょう。特に5月~9月はUVB(紫外線B波)の照射量が増えますので、紫外線対策には十分な注意が必要です。
美白ケアをする
既に日焼けをしてしまって肌が黒い、シミやそばかすが多い...そんな時には、痛みの少ない蓄熱式脱毛を選ぶだけでなく、美白ケアで肌の黒さを緩和することをおすすめします。
美白ケアの例
- ビタミンC誘導体でスキンケア
- アルブチンでスキンケア
- ハイドロキノンで美白ケア
- 高濃度ビタミンC点滴
- 美白注射 等
速攻なら
「アルブチン」は黒い色素(メラニン色素)を作る酵素チロシナーゼの生成を邪魔する働きを持っており、予防対策としての美白ケアにも効果を発揮します。「今日は油断して日焼けしてしまった!」という日の速攻ケアにも便利です。
医薬品に頼る
ハイドロキノンは、できてしまったシミやそばかす等にも働きかけてくれる強力な美白力があります。
ただし昔は医薬品としてしか使えなかったほど、肌への刺激がそこそこ強いのがネックです。継続使用すると肌力そのものが弱まることもあるので、肌の状態に合わせて使用量を調節する等、適切な使い方をすることが大切です。
もっとしっかりケアしたい時は...
なお日焼けサロン等でしっかりと焼いてしまった肌の場合、セルフ美白ケアだけではなかなか効果が出ないケースもあります。この場合には、よりスピーディーな効果が得られる高濃度ビタミン点滴や、美白注射等も視野に入れた方が良いでしょう。
保湿ケアをしっかりする
「顔のスキンケアは真面目にやっている」という人でも、ボディケアはちょっと適当...というケースは多いです。前述したとおり、脱毛時に肌が乾燥していると痛みは強くなりやすい傾向があります。
特に乾燥肌・敏感肌の人はボディの保湿ケアをしっかり行って、刺激を受けにくい肌に整えましょう。
保湿ケアの例
- ヒアルロン酸でスキンケア
- セラミドでラメラ構造を形成
- シアバターでナチュラルケア 等
生理周期を安定させる
なぜ生理が関係するのか?
生理前後や生理中にはホルモンバランスが乱れ、肌の状態が不安定になります。
普段であれば問題の無い程度の脱毛照射レベルでも、強い痛みを感じたり肌トラブルになる可能性もあるわけです。できれば生理中はもちろん、生理前後も脱毛施術を受けるのを避けるのが理想的とされています。
痛みの少ない脱毛施術を受けるなら、生理時期や排卵期を避けて脱毛サロンの予約を入れた方が良いでしょう。
周期が安定してない場合は?
しかし生理周期が安定していない方ですと、予約スケジュールを立てるのも大変ですよね。特に生理不順が気になっている人は、本格的な対策を考えることをおすすめします。
生理不順の対策
- 過度なダイエットを避ける
- ストレス発散の習慣を作る
- 運動のしすぎに注意
- 太り過ぎにも要注意
- 徹夜や夜ふかしを避ける
- 低用量ピルで対策
ちなみに生理不順の一番の原因は激しいダイエットです。食事抜きや一品ダイエット等は肌の調子も著しく悪化させます。痛みの少ない脱毛をしたいなら、ダイエット内容の見直しをすることも大切ですよ。
脱毛回数を重ねる
脱毛の回数を重ねてムダ毛の量が減っていくと、それだけ1回の照射時の痛みのレベルも少なくなっていきます。
第1回の照射に比べれば第4回の方が、さらに第5回の方が…と、少しずつラクになります。
「最初の1回が痛かったから」と脱毛を諦めてしまっては、もったいない結果になってしまうかもしれません。きちんと脱毛の回数を重ねていくことも、脱毛の痛みの軽減につながっていきます。
7.痛みの少ない脱毛のデメリット・注意点は?
痛みの少ない脱毛であれば施術中にガマンしなくて良いですし、サロンに通う間のストレスも少ない等、たくさんの魅力があります。
しかし痛みの少ない脱毛方は、残念ながら良い点ばかりではありません。デメリットがあることを知っておくことも大切です。
効果が出るまでに時間・回数がかかる
痛みの少ない脱毛方法は、基本的に脱毛効果が出るまでに時間がかかります。
例えば、 IPL脱毛やアレキサンドレーザー脱毛のような「ちょっと痛みありの脱毛」の場合、高熱で直接的に毛に働きかけるので、3~4回で脱毛効果が見えてきます。
一方、痛みが少ない蓄熱式だと脱毛効果を感じるまでに6~8回はかかるというのは珍しくありません。
蓄熱式は、今ある毛母細胞を壊すわけではなく、今後生まれてくる毛を抑毛する仕組みです。一気にスピーディーに毛がなくなるのではなく、ゆっくり少しずつ毛が減っていきます。
蓄熱式が合ってない場合
- 少しでも早くムダ毛を減らしたい
- 結婚式等の脱毛結果を出す時期が近い
- ムダ毛の量が著しく多い
上記の場合、痛みの少ない蓄熱式だけで脱毛を進める方法はあまり合っていないでしょう。
2種類以上の脱毛方式を取り入れているサロンを選ぶか、パーツ毎に脱毛サロンを使い分けるといった対策を取ることをおすすめします。
店舗数が少ない・サロンが混む
サロン脱毛の主流はIPL脱毛、医療脱毛の主流はアレキサンドレーザー脱毛であり、痛みの少ない蓄熱式脱毛を導入しているサロンやクリニックはまだまだ少ないのが現状です。
都市部を除くと、「通いやすいエリアに痛みの少ない脱毛サロンが無い」というケースは珍しくありません。遠いサロンに通う手間や時間がかかったり、サロンが混んでいてなかなか予約が取れないとったリスクは考えておいた方が良いでしょう。
麻酔や笑気ガスは高い
脱毛クリニック(医療施設)で受けられる麻酔や笑気ガスは、脱毛料金には含まれていません。その都度オプションとして、別途料金を払います。
保険が効かない
また歯科での治療行為とは異なり、脱毛は保険適用外です。麻酔や笑気ガスの利用に各種保険は使えませんし、料金設定もクリニックの自由診療である分、かなり高額に設定されている傾向があります。
相場は?
麻酔の1回の料金は、3,000円~5,000円前後。笑気ガスは5,000円以上の料金となる施設もあります。
脱毛を痛みの少ないものにするためには、かなりのコストが発生する可能性が高いのです。麻酔クリーム・笑気ガスの利用を考える場合には、事前に1回あたりの料金を問い合わせて確認した方が良いでしょう。
おわりに
2000年代に入ってから、脱毛の技術・対策は大きな進化を遂げました。脱毛は必ずしも痛くて辛いものではなくなったのです。最近では「昔は脱毛が痛くて一度諦めたけど、今の新しい脱毛方式で全身脱毛に挑戦したい」という人も増えています。
特に痛みに弱い人・肌が敏感な人にとって、痛みの少ない脱毛サロンは大きな救世主となってくれるはずです。ストレスや恐怖感なく通えるサロンを見つけることが、ムダ毛の無いツルツル素肌を獲得する近道となることでしょう。
※本記事で紹介している料金等の情報は公式サイト等で最新をご確認ください。