脱毛石鹸の使用法やメリット・デメリットを解説!
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脱毛石鹸は、人気アイドルやモデル・タレント等が愛用していることからも現在非常に注目度の高まっているムダ毛対策方法ですが、実際に使用した人からの評価は賛否両論となっているようです。
ここでは脱毛石鹸の効果的な使い方や選び方、メリット・デメリットについて、わかりやすく解説していきます。
脱毛石鹸とは?
脱毛石鹸とは、石鹸内の成分によって現在生えている体毛を細く柔らかくしながら、同時に発毛を抑える働きかけを行うことを目的とした製品です。
シャワーや入浴時に使っていた石鹸やボディーシャンプーを「脱毛石鹸」に置き換えればOKという圧倒的な手軽さが魅力です。
「脱毛石鹸にはどんな種類があるかすぐにでも知りたい!」という方は、おすすめ脱毛石鹸10アイテムを解説した下記のページをチェックしてみて下さい。
脱毛石鹸の選び方と市販や通販で人気のおすすめ10選を解説
- 脱毛石鹸の効果的な使い方
- 使用時の注意点
- 脱毛石鹸の選び方
- 発毛抑制タイプ
- 大豆イソフラボン
- ラレアディバリカタ葉エキス
- 発生の抑制
- 自然酵素タイプ
- 人工除毛成分タイプ
- 美肌成分プラスタイプ
- 脱毛石鹸のメリット・デメリット
- 脱毛石鹸と脱毛クリームと比較すると?
- おわりに(脱毛石鹸総評)
脱毛石鹸の効果的な使い方
脱毛石鹸の使い方はとてもカンタンです。通常使っているボディーシャンプーや石鹸と同様に、スポンジ等で固形石鹸を泡立てて体を洗い、洗い流せばお手入れ終了となります。
ただ使用効果を高めたりトラブルを防ぐためには、いくつかのコツを抑えておいた方が良いようです。実際の使用者からの口コミ等をまとめると、以下のような使い方が安心かつ効果的と考えられます。
脱毛石鹸の利用手順
- 【1】体毛カット
- 【2】体を温める
- 【3】髪をまとめる
- 【4】石鹸を泡立てる
- 【5】体を洗う
- 【6】放置する
- 【7】洗い流し
【1】体毛カットをしておく
体毛が短い状態である方が抑毛成分が毛穴に浸透しやすくなります。体毛が太い人(剛毛の人)・体毛が非常に長い状態の人の場合には、脱毛石鹸で処理を始める2~3日前に一度カミソリ等でのシェービングもしくは脱毛クリーム(除毛クリーム)等での処理を行っておきましょう。
【2】体を温める
浴槽に浸かるか熱めのシャワーを体に長めにあてておき、体を温めて肌の毛穴をしっかりと開いておきます。特に冬場等で毛穴が締まりやすい場合には長めに入浴しておきましょう。
【3】髪をまとめる
脱毛石鹸の泡が髪に触れないよう、長い髪はゴムやヘアクリップ等でまとめておきます。短い髪で首まわり(襟足等)の処理を丁寧に行いたい人の場合には、ダッカールピン等で襟足を上げておくと安心です。
【4】石鹸を泡立てる
きめ細かい泡が立っている状態の方が体毛を包みやすく、また毛穴に入り込みやすくなります。泡立てネット・泡立ちの良いスポンジ等を使って、しっかりと泡立てを行いましょう。
【5】体を洗う
初めて使用する場合には、テスト使用として脚や腕外側等の皮膚が厚めの部分のみに脱毛石鹸を使用します。特にデリケートな場所であるVゾーン・Iゾーン等の洗浄は、継続使用して肌トラブルが無いことを確認してから行いましょう。
【6】放置する
たっぷりとした泡を肌に載せた状態でしばらく放置します。製品によって推奨される放置時間は異なりますが、60秒~3分程度が平均的です。
放置時間(平均):60秒~3分程度
【7】洗い流し
石鹸成分が皮膚に残らないよう、丁寧に洗い流します。
脱毛石鹸使用時の注意点
髪や顔に泡を触れさせない
脱毛石鹸には体毛を構成する「タンパク質」を分解させる酵素成分や人工除毛成分等が含まれています。この成分は髪やまつげ・眉毛等の分解も行う恐れがあり、長期的な接触によっては髪の傷み等が心配されます。髪や顔周辺には泡を触れさせないようにしましょう。万一泡がついた場合には、早めに水で流します。
使用量を抑えない
「ムダ毛対策にかけるコストを抑えたいから」と石鹸使用量を抑えてしまうと泡が立たず、抑毛成分の浸透度が下がることから、効果が感じられるまでに時間がかかってしまうようです。
多めの泡をたっぷりと肌に載せるようにしましょう。
いきなり全身に使用しない
脱毛石鹸の多くは天然成分を主とした肌に優しい配合がなされています。しかし特にデリケートゾーン等の粘膜部分等については成分による刺激を受けやすい場所であり、人によっては赤み・ヒリヒリ感といった肌トラブルが起きることもあるようです。
まずは脛(ヒザ下)・腕(肘下)外側といった部分から使用をスタートし、肌の状態をチェックしてから全身使用に切り替えましょう。また敏感肌の人の場合には、より丁寧なパッチテストを行った方が安心です。
使用時のポイント
- 脛(ひざ下)や腕(肘下)外側から使用 ⇒ 様子を見て全身へ
- 敏感肌の人 ⇒ 丁寧なパッチテスト
毎日継続使用する
脱毛石鹸は体の洗浄の度に少しずつ体毛と毛根に作用を与える方式を取っています。週1回といった使用頻度では、効果を感じられるまでに非常に時間がかかってしまうでしょう。毎日のお風呂・シャワーの度に脱毛石鹸を使用することが推奨されています。
使用上限は1日2回程度
「早く効果を感じたいから」とあまりにも頻繁に脱毛石鹸を使用すると、皮脂分解成分及びタンパク質分解成分によって肌ダメージが与えられ、肌の乾燥や赤みといった肌トラブルに発展する恐れがあります。朝のシャワー、夜の入浴といった1日2回程度の使用に収めましょう。
脱毛石鹸の選び方
脱毛石鹸に含まれる有効的な成分は、大きく分けて「体毛の発生の抑制」を目的とした成分(抑毛様成分)と「現在の体毛への働きかけ」(除毛様成分・除毛成分)に分かれます。殆どの脱毛石鹸ではこの2つを組みあわせていますが、成分配合率や成分内容は製品によって異なります。
- 「体毛の発生の抑制」を目的とした成分 ⇒ 抑毛様成分
- 「現在の体毛への働きかけ」を目的とした成分 ⇒ 除毛様成分・除毛成分
成分表示では配合量が多い順から記載をされているため、何が多く含まれているかを確認することが可能です。成分の特長を把握し、目的に沿った製品を選びましょう。
ムダ毛を生えにくくしたい人は「発毛抑制タイプ」
ムダ毛の発毛に関わる成分としては、主に以下の3つが挙げられます。
大豆イソフラボン |
大豆イソフラボン、豆乳発酵液等 |
その他イソフラボン |
ヒオウギエキス、プエラリアミリフィカ等 |
ラレアディバリカタ葉エキス |
キャピスロー抽出エキス |
大豆イソフラボン
「大豆イソフラボン」は体毛の発毛に関わる女性ホルモン『エストロゲン』に近い働きをすると考えられており、女性ホルモン投与に似た体毛抑制効果が期待されている成分です。その他のイソフラボンも同様にエストロゲンに類似した作用が注目されています。
ラレアディバリカタ葉エキス
また「ラレアディバリカタ葉エキス」は樫類の樹木であるキャピスローをリボソーム化したもので、体毛発生に必要な細胞の増殖を抑制させる作用があると考えられている成分です。
発生の抑制
上記のような発毛抑制に関わる成分を多めに配合した脱毛石鹸は、長期的に見てムダ毛を減らしたい人、ムダ毛の発生を抑えていきたい人に向いています。またタンパク質分解効果成分が少なめである分、肌への刺激はより穏やかであると言えるでしょう。
ただし、ムダ毛発生の抑制作用は、短期間の使用で効果が感じられるものではありません。毛乳頭や発毛細胞への働きかけには時間がかかるため、効果実感までには継続した定期的な使用が必要となります。
今あるムダ毛に対処したい人は「自然酵素タイプ」
現在生えてくるムダ毛に対処する自然成分としては主に以下の2つが挙げられます。
ブロメライン |
パイナップル酵素、パイナップル抽出エキス等 |
パパイン |
パパイヤ酵素、パパイヤ抽出エキス等 |
ブロメライン
『ブロメライン』はパイナップルから抽出される酵素で、体毛を構成する主成分であるケラチン(タンパク質)を分解し吸収する作用を持っています。体毛を細く柔らかく分解する役割を持つ他、毛乳頭への働きかけによって体毛が再度生えてくる速度を遅くさせる効果も期待される成分です。
パパイン
『パパイン』はパパイヤから抽出された酵素で、ブロメラインと同じタンパク質の分解・溶解といった働きを持っています。
今生えてくる体毛へ自然成分で
これらタンパク質分解酵素が多めに配合された脱毛石鹸は、現在生えている体毛に早く対処したい人や、お手入れ回数を減らしたい人に向いた製品と言えるでしょう。ただし体毛を分解させる酵素は皮膚のタンパク質(上皮細胞)も分解するため、人によってはやや刺激を感じるかもしれません。
より早くムダ毛をなくしたい人には「人工除毛成分タイプ」
今現在生えている毛をより早く細くしたり取り除きたい人向けに、以下のような人工的な除毛作用成分が配合された製品も販売されています。
人工的な除毛作用成分
- チオグリコール酸カルシウム
- チオグリコール酸アンモニウム
- 水酸化カルシウム
これらの成分は自然抽出成分に比べてタンパク質分解作用が強いため、今ある毛をより早く除去したい人には向いています。ただし肌のタンパク質の溶解作用や肌への刺激も強くなるのが問題です。カンタンに言うと肌を洗う度に皮膚の上辺を少しずつ溶かしていることになります。
肌が弱い人や敏感肌の人の場合、刺激を受けて赤みやかゆみ・乾燥といったトラブルが起きる可能性もありますので、必ずパッチテストを行ってから使用しましょう。また洗浄時に強く肌を強くこするといった刺激を与えず、優しい処理を行った方が無難です。
肌をよりキレイにしたい人には「美肌成分プラスタイプ」
以下のような美肌成分を加えた脱毛石鹸を使用すれば、「肌の洗浄+ムダ毛対策+美肌対策」を一気に行うことができます。入浴後のボディケアをする時間が無い人にもおすすめです。
グレープフルーツ果実エキス |
ビタミンC、ビタミンAを多く含み、皮膚の弾力化アップと美白効果が期待できます。 |
サポニン |
抗酸化作用(アンチエイジング効果)があるとして、現在注目されている成分です。 |
サトウカエデ樹液 |
天然の保湿成分で、肌の角質も柔らかくしてくれます。 |
ビルベリーエキス |
アントシアニンを豊富に含んでおり、肌のターンオーバーを活性化、肌荒れ予防、細胞保水力の上昇等の働きを持つことが近年発見されています。 |
脱毛石鹸のメリット・デメリット
脱毛石鹸の優れた点・メリットは?
肌へのダメージが少ない
カミソリや電気シェーバーといった剃毛(シェービング)では毛穴部分の角質を削りとってしまうため、肌にダメージが蓄積されてしまいがちです。結果として毛のう炎やポツポツとした毛穴の開き、色素沈着といった肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
その点、脱毛石鹸は植物等から抽出した天然成分によって少しずつ体毛に作用する方式を取る製品が多く、毛穴等への直接的な肌ダメージを減らすことができます。
手軽でスピーディ
毎日の入浴やシャワーで体を洗うだけでOKなので、ムダ毛対策の時間を特別に取る必要がありません。
泡を体に載せて放置する時間は必要ですが、今までの入浴時間に5分程度をプラスすれば十分と言えるでしょう。忙しい人、とにかく手軽にムダ毛対策を済ませたい人には非常に助かる存在と言えます。
全身ムダ毛に対処できる
製品によって使用可能な部位は異なるものの、ハイジニーナ処理(Vゾーン・Iゾーン等)での使用OKとしている製品が多いです。またスポンジやタオルに泡を載せて洗うだけで処理できるので、背中やおしりと言った手が届きにくい背面部もひとりで対処できます。
幅広い部位のムダ毛対策が行いたい人、ハイジニーナ脱毛にはまだ抵抗があるという人には嬉しいポイントですね。
処理中の痛みが無い
家庭用脱毛器や毛抜きのように毛根から物理的に引き抜くといった処理を行わないため、
ムダ毛処理中に痛みを感じることはありません。物理的な痛みに弱い人、毛を引き抜くダメージを肌に与えたくない人には向いています。
処理中の匂いが気にならない
脱毛石鹸はその殆どが天然植物由来の成分と洗浄成分で構成されており、脱色クリームや脱毛クリーム等のようなアンモニウム系の刺激臭はありません。パーマ液系の匂いが苦手という人には助かりますね。
他のムダ毛処理の回数を減らせる
タンパク質分解酵素等の作用によって体毛の伸びるスピードが抑えられるため、脱色クリームや脱毛クリーム、脱毛ワックス等で処理をした後の状態を長くキープできます。手軽なムダ毛の補助対策として取り入れている人も多いです。
脱毛石鹸のデメリット・良くない点は?
即時での効果は無い
脱毛石鹸の最大のデメリットが「即時性の無さ」です。洗った直後や翌日からツルツルといった即時効果を求める人には向いていません。製品によって効果期間は異なるものの、効果が実感できるまでには早い人でも1ヶ月以上の継続使用が必要であり、「2ヶ月程度の使用でなんとなく毛が生えにくくなった」といった穏やかな作用となる製品がほとんどとなります。
効果に個人差がある
脱毛石鹸の自然成分による体毛分解の働きは、例えば人工アルカリ成分による溶解といったような一律に劇的な効果をもたらすものではありません。また抑毛効果については個人のホルモンの分泌量や体質・体調によっても左右されるものであり、効果実感までの期間には個人による開きが見られています。
人によっては効果を実感するまでに3ヶ月以上、6ヶ月以上といった期間が必要となるケースもあるようです。エステサロンでの脱毛のような効果を早く感じたい人にとっては、この個人差の大きさは不満点となるかもしれません。
顔には使用できないことが多い
ほとんどの脱毛石鹸では「顔」への使用をNGとしています。これは成分のタンパク質分解作用がまつ毛や眉毛等にも作用してしまう恐れがあるほか、目に入った場合等のトラブルが問題視されるためです。ヒゲ対策や顔のウブ毛対策がしたい人にとっては、脱毛石鹸は向いていません。
購入経路・選択肢が限られる
ドラッグストア・薬局で取扱われている脱毛石鹸は種類が少なめで、選択肢がやや狭まります。公式サイトからの直販・電話通販等もあまり無く、amazon・楽天といった大手通販サイトを経由しての購入となるのが一般的です。
また製品によっては頻繁に品切れ・品薄(入荷待ち)となるものもあり、欲しい脱毛石鹸がすぐに手に入るとは限りません。ネット通販に抵抗がある人や、今すぐ希望の商品を手に入れたい人にはややハードルが高くなる可能性があります。
返金保証制度は無い
抑毛剤・抑毛ローション(豆乳ローション等)の場合、大手メーカーでは公式サイト直販購入の場合に返金制度を設けるところも増えています。通販型基礎化粧品(化粧水や乳液等)で返金・返品制度を設ける企業が多いことが影響を及ぼしているのでしょう。
しかし、脱毛石鹸の場合には上記のような返金・返品保証を設けるメーカーは殆どありません。これは「基礎化粧品」というよりも「石鹸(洗浄剤)」というカテゴリに入る製品だからと言えます。肌に合わない場合等にも返金ができないため、いきなりまとめ買いをするよりも単品購入でテストを行った方が安心です。
エステ脱毛とは併用できない
エステサロンでの脱毛やクリニックでの脱毛では、施術はムダ毛のターンオーバーにあわせて定期的に行われます。現在外に生えている体毛は全体の1/3程度なので、残りの体毛が生えてくる度に脱毛処理を行っていくのです。
ところが脱毛石鹸を使用すると体毛の発生が抑制されターンオーバーの期間が長くなるため、定期処理の頻度が間遠くなってしまいます。サロン脱毛を現在行っている人や、近々エステでの脱毛を予定している人の場合には使用を控えた方が良いでしょう。
脱毛石鹸と脱毛クリームと比較すると?
|
速攻性 |
対応箇所 |
肌への優しさ |
永久効果 |
脱毛石鹸 |
× |
○ |
○ |
× |
脱毛クリーム |
○ |
× |
× |
× |
即効性では脱毛クリームの圧勝
脱毛クリームの即効性
脱毛クリーム(除毛クリーム)はチオグリコール酸アンモニウム等の人工的なアルカリ成分で今現在生えている体毛を溶解するため、処理をすれば即時でツルツルとした肌にすることができます。
脱毛石鹸の効果が表れるまで
しかし脱毛石鹸はこのような作用の強い除毛成分を含んでいないため、例えば「明日のお出かけのために急いでケア」という使い方はできません。効果即効性という意味では脱毛クリームの方が適しています。
適応箇所の幅広さは脱毛石鹸が有利
脱毛クリームの対応箇所
脱毛クリームはVライン等のデリケートゾーンへの使用を禁止する製品が多いほか、「ワキには使用不可」「脚専用」といった部位の限定性をもたせた製品も多い傾向です。また背中等には自分で処理することが難しくなります。
脱毛石鹸の対応箇所
その点、脱毛石鹸であればVIOライン、背中といった幅広い部位を処理することが可能です。より広範囲のムダ毛処理をしていきたい人には脱毛石鹸の方が良いかもしれません。
肌へのダメージでも脱毛石鹸が優勢
脱毛クリームの肌ダメージは?
脱毛クリームには体毛を分解する強い成分が入っており、この成分が肌のタンパク質も同時に分解してしまうため、人によっては強い刺激を受けたり、赤みやかゆみといった肌トラブルの原因となることもあります。
脱毛石鹸の肌ダメージは?
脱毛石鹸の場合、自然素材を中心とした成分配合のものであれば、肌へのダメージは控えめです。
同じレベルの脱毛石鹸も..
ただしチオグリコール酸カルシウム等の人工成分も配合しているものの場合、蓄積するダメージは脱毛クリームとあまり変わらないという製品もありますので注意しましょう。
「脱毛ではない」という意味では両方同じ?
脱毛クリームは「脱毛」と銘打ってはいますが、含まれているのは現在肌の外に生えている毛を分解する成分であり、毛幹部分や発毛機能への作用はありません。「除毛クリーム」と言った方が正しいでしょう。
対して脱毛石鹸はというと、現在生えている毛に対する穏やかな除毛効果、そしてホルモン分泌等に働きかける「抑毛」が主となっています。つまりこちらも本来は「抑毛石鹸」と言った方が正解なのです。
いずれにしてもエステサロンやクリニックで行われるような、毛乳頭への光照射・レーザー照射といった発毛組織への直接的なアプローチを行う「脱毛」ではありません。また「永久脱毛」については医師のみが行える医療行為であり、「クリームや石鹸で永久脱毛ができる」というのは大きな誤解となります。
違いに注意!
「除毛・抑毛」という言葉の認知度が低く、「ムダ毛対策=脱毛」という認識をしている人が多いことから、「脱毛クリーム・脱毛石鹸」という呼称を用いている製品が多いのですが、この違いについては認識をしておいた方が良いでしょう。
おわりに ~脱毛石鹸総評~
脱毛石鹸は日常的に行う「入浴」という作業の中でスピーディにムダ毛対策を行えるのが最大の魅力です。しかし即効性が無い上に、長期的効果の実感までには個人差も大きいという問題点もあり、その手軽さに比較すると「満足する人を選ぶ製品」と言えます。
脱毛石鹸:こんな人にオススメ♪
- とにかくラクにムダ毛対策をしたい人
- カミソリ・脱毛クリーム・脱色クリームでのお手入れ頻度を減らしたい人
- 誰にも知られずにVIOラインの処理をしたい人
- 体毛が細めな人
- 今まで基礎化粧品やピーリング等での肌トラブルが無い人
- 気長にムダ毛対策を継続できる人
「市販されている脱毛石鹸にはどのようなものがあるのか?」を知りたい方は、人気脱毛石鹸を解説した下記のページもあわせて参考にしてみて下さい。
脱毛石鹸の選び方と市販や通販で人気のおすすめ10選を解説