白髪染めをやめるとき~方法やタイミングと染めないメリット・デメリット

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美容院で染める

「毎月染めるのが面倒」「白髪染めで髪が傷む」「もう白髪を染めるのをやめたい!」・・・

こんな「白髪染め卒業」を考えている人の率、実は50才以上では7割にものぼるのだそうです。「いつやめよう」「でも止めたら老けて見える?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

白髪染めをやめるべきか、続けるべきか・・・?

今回はそんな選択のヒントになる「白髪を染めるメリット・デメリット」と「白髪染めの卒業する時の注意ポイント」についてご紹介していきます。




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オシャレで若く見える?白髪を染めるメリットは?

白髪染めで年齢が5~10才若く見えることも

頬に手を置く

白髪を染める大きなメリットが「若く見える」という点です。人間の視覚的イメージは、「髪、肌、歯」の3つの印象で決まると言われています。

ただ「相手の顔」をまじまじ見ては失礼と感じる人が多いので、肌や歯の状態をチェックされるのは後から。

反対に髪には目をやりやすいため、第一印象では「髪」が最も大きな印象を決める要素となるのです。

化粧品会社のアンケート調査では、白髪が染められていない場合、外見による年齢の印象は以下のように変わることがわかっています。

白髪量で変わる見た目年齢

  • 白髪の量が2本~3本→年齢が5才上に見える
  • 白髪の量が10本以上→年齢が10才上に見える
  • 白髪の量が全体の10%を超える→年齢が15才上に見える

20代後半の人に少量白髪があれば、30代に見られてしまう可能性も。また50代の方で白髪の量が多い場合、60代以上に見える可能性もあるわけです。

反対にヘアカラー・ヘアマニキュア等で白髪を丁寧にカバーしていけば、実年齢よりも上に見られる可能性は大きく回避できます。


清潔感を出しやすい

OL

白髪を染めると生まれやすいのが「清潔感」です。ここでいう「清潔感」とは、実際の「清潔さ」とは異なります。

例えばファッションの面で考えてみましょう。きちんと洗濯がしてあったとしても、色褪せをしていたり、ほつれたり、首周りが伸びた服を着ていたら「清潔感」は感じにくいですよね。

わざと傷ませる加工をした「ダメージジーンズ」はファッションのひとつのスタイルですが、オフィス・冠婚葬祭といったオフィシャルなシーンではNGとされています。


白髪は飛び出たりハネたりしやすい

「白髪」の場合もこれと同じなんです。特に日本人の場合は元の髪色が暗いので、少量の白髪が非常に目立ちます。

また白髪部分はその他と髪質が異なりやすく、ハネたり縮れたりしがち。毎日キチンと髪を洗い、こめまにカットをしていても「ボサボサ感」「だらしなさ」が目立ってしまいやすいんです。

その点、白髪染めで髪をきちんと全体に馴染ませれば「清潔感」を手軽に生み出せます。「キチンとしている」「まめに手入れをしている」という印象も与えやすいのです。


好みや自分に合った髪色を選べる

アッシュカラー2

「白髪染め=黒か茶」という時代は、とうに昔のこととなりました。

現代では白髪染め(グレイカラー)の色展開も幅広くない、ローズブラウン・カッパーブラウン・アッシュグレイ等、様々な色味を楽しめるようになっています。

また色のトーン展開も多彩で、昔に比べればかなり明るめの色味にも白髪を染められるのです。

色のバリエーションが幅広くなれば、ファッションスタイルや好みにあわせて髪色を自由に変えられます。それだけではなく、「自分に合った色」を選べるのもメリットです。


自分に合った髪色で垢抜ける

髪の色と肌や瞳の色・顔の形・体型等が合っていると、若々しく健康的に、垢抜けて見えます。でも必ずしも「自毛の色」があなたの肌や瞳と合っているとは限りませんよね。

美容院等でプロにカラー選びをお願いすれば、現在の自分に合った色味を選んで貰えます。「個性的にオシャレを楽しみたい」という人だけでなく、「ナチュラルにセンスアップしたい」という人にも白髪染めはピッタリなのです。


髪染めで「肌」を明るく見せられる

上向く外人女性

白髪を染めない方からよく聞かれるのが「ファンデーションの色が合わなくなった」「お化粧しても肌が暗く見える」「顔がぼんやりする」という声です。

これは髪色によって、肌の「くすみ」が目立つため。白髪が80%を越えている程度だと髪色が明るくなるのですが、それまでの場合には黒と白が混ざった「濃いグレー」の状態ですよね。

この「グレー」が顔にかかると、肌色が濁って見えやすいんです。


肌のくすみは男性にも!

ちなみにこの「肌のくすみ」は、女性にも男性にも起こります。男性の方が女性よりもメイクによるカバーをしにくいので、更に肌年齢は上がって見えがち。

髪年齢に加えて「肌年齢」が上がって見え、余計に加齢が目立ちやすくなってしまうんですね。

でも白髪染め等で自分に合った色を選べば、肌を明るく元気に見せられます。「髪色を変えたら、ファンデを使う量が減った」「クマやくすみが気にならなくなった」という人も多いんですよ。


髪が傷む?白髪を染めるデメリットは?

髪染めのための手間・時間がかかる

時計とコーヒー

「白髪染めをやめたい」と感じている人達が「やめたい理由」の第一位に挙げているのが、髪染めにかかる「手間」や「時間」の問題です。

染めるための手法や髪の長さにによっても時間の取られ具合は変わってきますが、平均して髪を染めるには以下のような時間がかかります。

美容院・ヘアサロンでの施術の場合、店舗までの往復時間や待ち時間等もかかりますから、半日程度が髪染めのために費やされてしまうという人も居るかもしれませんね。

方法 所要時間と頻度
美容院のグレイカラー(ヘアカラー) カット込みで2時間~3時間
(月1回~2ヶ月に1回)
美容院でのヘアマニキュア カット込みで約2時間
(平均月1回)
セルフカラー 1時間~1時間半
(月1回~2ヶ月に1回)
ヘナ(ヘナカラー) 3時間~4時間以上
(2週間に1回~月1回)
カラートリートメント 1回あたりの放置時間10分~20分
(毎日~週3回程度)

カラートリートメントは毎日の負担にも

また髪を傷めにくいヘナやカラートリートメントは、髪の表面にしか色が付かない分、色の維持期間が短いのがネックです。

多くのカラートリートメントでは、1日置きもしくは毎日といった使用を推奨しています。1日あたり10分の放置時間としても、1ヶ月にしてみれば300分(約5時間)。

自宅で白髪対策をする方も、美容院で対策をする方も、大体1ヶ月に3~5時間といった時間を髪染めのために費やさなくてはならないわけです。


生え際がとても目立つ

白髪染めは黒髪染めと違い、新しく生えた髪の根元が非常に目立ちます。2週間ほどで生え際が気になってくる方も多いのではないでしょうか。

黒髪より色の差がはげしいので放置できず、こまめにリタッチして根元を隠さなくてはなりません。

特にお仕事が忙しい方、子育てや家事に時間を取られる方の中には、「1分1秒でも多くプライベートのため、自分のために時間を使いたい」と考えている方も多いことでしょう。

常に白髪をキチンとカバーしようと思った場合、これらの点を厳しいと感じる人が多いのも頷けます。

生え際だけを染め直す「リタッチ」。おすすめの方法や製品の選び方は下記のページで解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

「部分染め」で白髪をカバー!失敗しないリタッチ製品のやり方や選び方を徹底解説


髪染めのためのコストがかかる

小銭と札

「手間・時間」と共に、「白髪染めをやめたい大きな理由」として挙げられているのが「コスト(費用)」の問題です。

こちらも髪染めの方法・長さ・店舗等によって違いはあるものの、髪染めのためには継続して一定の出費が必要になります。

方法 料金
美容院のグレイカラー(ヘアカラー) カット込みで7,000円~12,000円
(ロング料金別)
美容院でのヘアマニキュア カット込みで6,000円~10,000円
セルフカラー 1本あたり1,000円~2,000円
ヘナ(ヘナカラー) 一包あたり1,000円~2,000円
(美容院の場合には5,000円~10,000円)
カラートリートメント 1本あたり1,500円~3,000円

ひと月最大5,000円程度が多数派

髪染めのための1ヶ月あたりの出費については、美容院で髪染めを行う方の場合には「5,000円程度」、セルフケアを行う方の場合には「1,000円~2,000円前後」と回答する方が42%以上を占めており、最も多い結果となりました。

カラートリートメント等のセルフケア方法が多彩となったことで全体的な費用面の平均価格はグッと下がっていますが、それでも「費用が辛い」と感じている人は少なくありません。


髪・頭皮がダメージを受けやすい

ダメージヘア

白髪染め気になる点のひとつが、髪や頭皮へのダメージですよね。

「白髪」が生まれたということは、生活習慣・血行不良・加齢といった何らかの理由で髪のメラニン色素の形成等の「健康な髪細胞の生成」がうまくいかなくない状態。

つまり白髪ではない髪自体も傷みやすく、以下のようなトラブルが出やすい状態となっています。

白髪以外の髪のトラブル例

  • 髪が細くなる
  • 髪の乾燥が気になる(パサつく)
  • 枝毛・切れ毛が出やすくなる
  • 髪がまとまりにくくなる
  • 髪にボリューム感が出なくなる(立ち上がりが悪い、ペタンコになる等)
  • 縮毛・ハネ等が気になる

グレイカラーの負担は大きい

上記のようなトラブルを抱えている髪は、ちょっとした刺激でも大きくダメージを受けがちです。

特に白髪染めによる髪への負担はかなり強いもの。ヘアカラーはアルカリ性成分でキューティクルを開き、過酸化水素水等で脱色をしながら化学染料を入れる方式を取っています。

髪の内側にまで色素を入れるので色持ちは良いのですが、一度開いたキューティクルを完全に再生するのはなかなか難しいのです。

中には開いたキューティクルから水分が出て髪がパサついたり、何度ものカラーリングでダメージが蓄積し、切れ毛等が一気に増えた・・・という人も。

白髪をキレイに染めたくても、染め続けることが難しくなってしまう人も居ます。


セルフカラーが最も大きな髪ダメージ

白髪染め・カラーリングによる髪へのダメージは、平均的には以下のようになっています。

髪・頭皮へのダメージ度(平均)

  1. 市販のグレイカラー(白髪染め)
  2. セルフでのヘナカラー(化学染料が混入しているもの)
  3. 美容院でのグレイカラーやファッションカラー
  4. 美容院でのヘアマニキュア
  5. カラートリートメント(染色力の強いもの)
  6. セルフでのヘナ(ヘナ単体での髪染め)
  7. 美容院でのヘナ(ヘナ単体での髪染め)
  8. カラートリートメント(染色力の弱いもの)
※髪・頭皮への刺激の強さは、使用製品・成分によっても異なります。
※髪をオレンジ・赤以外に染められるヘナカラーにはヘンナ(天然植物)以外の化学染料が含まれている可能性が高いです。染色時間が長いため、頭皮・髪への刺激はヘアカラーと同等程度となりうることがあります。
※ヘアマニキュアはセルフでの白髪染には適していないため、項目には掲載されていません。

誰でも簡単に染められる=ダメージが強い

最も髪へのダメージが強いのは、実はドラッグストアや薬局等で買える「市販の白髪染め」なんです。これは専門知識が無い素人が行っても髪に色が入るよう、過酸化水素水等の濃度が高い状態であるから。

また誰が使っても「染められた!」と感じられるよう、染料にも強い成分が使われています。更に美容院で使う業務用カラーとは異なり、市販品には揮発(きはつ)成分が使えません。

刺激となる成分を空気中に逃せず、強い成分が髪に留まってしまうのです。

コスト的には最も安い部類の「市販の白髪染め」ですが、髪を傷める大きな原因となってしまうんですね。近年では手軽に様々な白髪染めが購入できる分、「セルフカラーによる髪の傷み」を訴える方も増えています。

セルフで髪を染めすぎた結果、美容院でも白髪染めを断られた・・・というケースも珍しくないのです。


「パサパサ髪」が老けて見える原因にも

特にセルフカラーによるダメージで問題なのが、キューティクルが完全に開いた「パサパサ髪」になるリスクです。

いくら「染めた方が若く見える」とは言っても、これは髪に適度なツヤや潤いがある状態のこと。

髪がパサパサとしていたり、ナイロン繊維のような状態になっていては、いくら黒い髪でも不健康で年齢が上に見えてしまいます。

またパサパサ髪は「安っぽさ」や「カジュアルさ」といった印象を与えやすい傾向にあります。

10代~20代前半の方がカラーリングで多少髪がパサついても、カジュアル系ファッションとならバランスがなんとか取れることも。

でもオフィス向きのファッションやフォーマル服・着物等の「大人向けファッション」と「パサパサ髪」は、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。

せっかくの髪染めのメリットである「清潔感」も失われてしまうのです。


色によっては顔がキツく見える

考えるビジネスマン

「とにかく白髪をカバーしたい!」と髪を真っ黒や濃い焦茶に染める方が居ますが、実はこれが「老け顔」の原因となることもあります。

人間の筋肉の量は20代をピークに徐々に減るため、30代・40代と年齢を重ねるごとに頬が少しそげ、骨の凹凸が目立ちがち。また眉・目尻等が少し下がり、全体的に優しい印象になります。

そのため20代の頃とまったく同じような黒・濃い色に髪を染めると顔立ちが締まりすぎ、却って顔が暗く不健康に見えることもあるんです。

特に以下のような方の場合、トーンの暗すぎる色で染めるのが逆効果となることがあります。

暗すぎる色合いが難しい方

  • 体型が細い(特に男性で、体の筋肉量が少ない方)
  • 顔型が面長・卵型
  • 輪郭を隠すようなヘアスタイル(前髪をおろす、サイドシャギー等)
  • 髪が肩以上の長さ(ミディアム以上)でダウンスタイルが多い
  • 顔色がくすみがち、唇の色が薄い
  • 年齢が50才以上

デメリットはわかっていても何かと便利なセルフカラー。色の選び方やなるべく髪の痛みを抑えながら染めるコツは下記のページで紹介しています。是非ご覧下さい。

セルフカラーで失敗しない!白髪を自分でキレイに染めるコツを徹底解説


白髪染めを止めてもOK?白髪染め卒業時の7つのチェックポイント

1.白髪染めを止める年齢はいつ?

老夫婦

「白髪染めをやめよう」と考える年齢は人それぞれ。でもアンケートによる回答結果からは、以下のような傾向が見られています。


女性の場合

「白髪染めをやめることを考える」と答えた層が最も多かったのは60代。しかし近年の「グレイヘア」(白髪染めで染めない髪)のブームによって、40代~50代の方でも「染めるのを止めようと思う」という率がここ数年で徐々に高くなっています。

しかしその反面、「染めるのを止めることは考えない」という年齢も上がっており、70代・80代になってもオシャレを楽しみたいという傾向も伺えます。


男性の場合

「白髪染めをやめることを考える」と答えた層が最も多かったのは50代で、女性よりもやや早い傾向が見られます。

ただ30代~40代層では「止める気は無い」「止めたくない」と回答する層が多く、女性ほどには「グレイヘア」のブームが浸透していない傾向です。

ファッションやヘアスタイルに興味を持つ男性が増えていることから、40代以降の男性でも「自分に似合った髪色を選びたい」「髪の傷みを考えながら白髪対策をしたい」といった白髪染めへのこだわりが見られるようになっています。


染める人/染めない人の二極化

ファッションやライフスタイルの多様化によって、「染めない人」はかなり早い段階から「染めないこと」を考え始めるようになっているようです。

オーガニックなライフスタイルやナチュラルファッションを好む人が増えたことで、特に女性からは「染めない」という選択肢が増えてきている傾向が見られました。

しかし「若く見られたい」「オシャレに見られたい」という率も多く、染める人と染めない人が二極化する傾向にあります。

「×歳になったから白髪染めをやめる」ではなく、ライフスタイル・ファッション等によって白髪染めの有無を選択する傾向は、今後もより強くなっていくと予測されています。

「年齢」よりは「現在の自分や今後のライフスタイルに合っているか」を重視した方が良いかもしれません。


2.白髪の量

8割白髪ウィッグ

出典:レディースウィッグ専門店シェイプヘアー
http://shop.shape-hair.net/item/post-372.html

前述したとおり、「白髪と黒髪が混じり合っている状態」だと髪がグレイに見えるため、肌色がくすみ、年齢が高く見える傾向があります。

しかし白髪の量が「全体の70%~80%」を越えた状態になると髪色が「明るいグレー(シルバー)~白」になるため、肌感は明るく、柔らかく見えるのです。

ファッション誌によるアンケート調査でも、「白髪でもキレイに見える」という回答を多く得られたのは「白髪量80%以上」の女性・男性でした。


「髪全体が明るめグレー」が目安

反対に白髪50%程度~40%以下の場合ですと「老けて見える」「暗く見える」といったネガティブな印象を持つ方が多いようです。

白髪の増え方には個人差もありますが、「白髪が全体の7割」を超える頃、もしくは「髪全体が明るめのグレーに見える」という状態がひとつの目安となっていると言えます。

「年齢が上」という印象よりも「オシャレさ」や「清潔感」をアピールできるのがこの白髪の量と考えておきましょう。


3.髪のボリュームはどのくらい?

髪を気にする女性02

白髪染めを止める前に、チェックしておきたいのが髪のボリューム感です。実は髪のボリュームが無い方・薄毛が気になる方が白髪染めを完全に止めると、一気にボリュームの低下が目立ってしまうことがあります。

それは白髪の「色」の問題です。

私たちが「白髪」と呼んでいる髪は、実際には「白」という色が付いているわけではありません。黒い色素(メラニン色素)が抜けている状態であるので、白というよりもほぼ「無色透明」の状態なんですね。

白髪がキラキラっと光って見えるのは、完全な「白」ではなく「半透明」で光を通しているためなんですね。


髪の少ない場合は地肌が際立ってしまう

髪のボリュームが多い方であれば、ごく薄い無色透明の髪が重なりあって髪は「白/シルバー」の色に見えます。

しかし髪の量が少ない方の場合、半透明の部分が増えると髪の量が一気に減ってみえてしまうことも。また地肌が透けやすくなり、「分け目が目立つ」「つむじが目立つ」といった薄毛の悩みが余計に目立ってしまうこともあります。

「髪のボリューム低下」が気になっている方の場合、「明るめのブラウン系」「明るめのグレー系」といった柔らかな色合いを入れた方が、髪の存在感が生まれやすい傾向です。


4.肌の状態・スキンケア時間・メイク時間はどれくらい?

鏡でチェック_女性

前述したとおり、白髪染めを止めると外見の印象は「+5才~10才」は上がって見えます。

「老けて見えても全然構わない!」という人であれば問題は無いのですが、やっぱり実年齢程度、それより少し若くは見えたいと思うものです。

髪の印象による年齢が上がって見える分、大切になってくるのが「肌年齢」です。

肌年齢が実年齢程度、もしくは上の場合、髪の印象と合わさって「+20才」といったエイジングの印象を与えてしまう場合があります。

肌年齢チェック

  • くすみが気になる
  • 毛穴が開いている
  • 肌が乾燥している、乾燥じわが気になる
  • シミが気になる
  • 顔がたるんできていると思う
  • 洗顔しないで寝ることがある/クレンジングシート等のみで寝ることがある
  • エアコンのいる室内に8時間以上いる日が週5以上ある
  • タバコを吸う
  • お酒を飲む(週3回~毎日)
  • 便秘もしくは下痢をよくする/時々する

上記の肌年齢チェックで5つ以上が「YES」、なおかつ「何らかの対策をしていない」という場合、肌年齢はかなり上がってしまっている可能性が大!「白髪染め」をしない分、肌年齢をカバーする必要が出てきます。


「肌のエイジングケア」を丁寧に

特に男性の場合、年齢が上がってきても「スキンケアは洗顔のみ・・・」といったケースが珍しくありません。これは絶対にNG!

人間の肌細胞の生成(新しい肌が生まれるまでのターンオーバー)は20代をピークに徐々に下がり、肌細胞が水分を蓄えるための細胞間脂質や天然保湿因子の生成量は減っていきます。

カンタンに言うと、「年齢が上がるほど、肌は荒れやすくなる」ということです。


肌水分量は男性のほうが少なめ

ちなみに男性と女性では、「皮脂量」は男性の方が多め。そのため「自分は乾燥肌ではない」と思っている人が多いんですが、水分量が少ないのは実は男性です。

更に男性の場合、毎日の髭剃りで角質を削っていますから、余計に肌は荒れる状態に。

40代以降の男性・女性の場合、洗顔後の化粧水+乳液・クリーム・美容液といった「保湿」に加えて、ある程度の「紫外線対策」も必要になってきます。

肌の保水力が下がっているのに10代の頃と同じスキンケアを続けていると「インナードライ肌」になる恐れがあります。

下記のページでインナードライ肌になる原因と対策を解説していますので、是非参考にしてみて下さい。

インナードライ肌になりやすい6つの原因と対策~改善は洗顔や食べ物で


基本的には「メイク」は必須

女性の場合、白髪染め無しの場合ですと顔の印象が非常に弱くぼやけて見えます。これも「老け顔」の原因のひとつ。「白髪ありでも健康的に若く見せたい」と思われる場合には、原則としてメイクは必須です。

薄いナチュラルメイク、時短メイクでも構いませんが、「完全すっぴん」ですと外見年齢は著しく高く見えると考えた方が良いです。

「女優さんやモデルさんで、白髪+ノーメイクの人が居るけど・・・」と思われる方も多いと思います。すごく美人!というわけではなくても、清潔感のある女優さん・モデルさんも居ますよね。


芸能人はエイジングの徹底ケアをしている

これは前述した「肌年齢」をものすごく若くキープできるようにケアしているのと、「各パーツ」が丁寧に整えられているので、「白髪+ノーメイク」でも清潔感が生み出せているんです。

芸能関係の方の場合、ノーメイク派の方ほど以下のような対策を行われています。

  • エステサロンでのリフトアップマッサージ
  • ヒアルロン酸の注入
  • 歯のホワイトニング
  • 肌のシミ取り(レーザー照射等)
  • 顔の脱毛(産毛等)
  • まつ毛、眉毛の植毛
  • まつげエクステ 等

このレベルの徹底したスキンケア・デンタルケアがあれば、「白髪あり+ノーメイク」でも「年齢相応~年齢より若い」と見せられるわけです。

ただ値段的にも手間としてもハードルがかなり高いケアなので、「手軽に元気に・若く見せたい」ということであれば、メイクをされた方が無難かと思われます。

白髪が素敵な芸能人を下記のページで紹介しています。「なぜ白髪なのに魅力的なのか?」そのポイントを解説していますので是非ご覧ください。

白髪を染めないおしゃれな有名人~厳選7人!マネしたい芸能人のグレイヘア


5.ヘアケアにかけられる時間はどのくらい?

風呂場のポンプ

白髪を染めない場合、月に何時間かかかっていた髪染めの時間は大きく省略できることになります。

でも・・・実は「白髪アリの状態で、キレイに若く見せたい」という場合、「ヘアケアの時間」は染める場合と同等、もしくはそれ以上にかかることもあるんです。

というのも、「白髪」は通常の黒髪に比べて水分量が少なく、乾燥してしまいがち。

更にメラニン色素が無い白髪は繊維の状態が固くなっているので、必要の無いところで「ピン!」と髪がハネてしまうこともあります。

10代~20代の頃と同じケアのままでは、「ボサボサ」「汚い」といった印象を与えてしまいやすいんです。


トリートメントは必須

水分量の失われがちな白髪ヘアには、週1回~2回以上のペースでのトリートメントによる栄養の補給は必須。エイジングヘア用のリッチなトリートメントで、しっかりと潤いを与えるようにしましょう。


アウトバストリートメントも理想的

乾燥しがちな白髪は、ドライヤーや紫外線等でもダメージを受けてしまいがちです。髪を乾かす前には、アウトバストリートメントもプラスするのが理想的と言えます。

白髪予防のケアは白髪にももちろんOKです。頭皮マッサージや頭皮を守るシャンプー選びで白髪も黒髪も健康に!下記のページで詳しく解説しています。

毎日のヘアケアで白髪を増やさない!スカルプマッサージやシャンプー


6.運動習慣はありますか?

ジム

白髪ヘアでも若く見える方には共通した点があります。それが「体の若々しさ」。体がしっかりとされている方は、白髪ヘアでも元気よく健康的に見えるんです。

反対に以下のような方の場合、白髪ヘアによる印象+体型・姿勢による印象が「加齢」を余計に感じさせてしまうことがあります。

  • 筋肉が無い
  • 痩せすぎである、骨っぽい
  • 下半身・肩周り等の年齢による肉付きが気になる
  • 背筋が曲がっている、猫背
  • 歩く姿等、動作がキビキビとしていない

特にデスクワーク+運動習慣が無いという方の場合、筋肉量が落ちて「体年齢」が上がって見えがち。生き生きとした印象を与えられるよう、ボディラインを見直すことも大切です。


7.ファッションを変える・見直せる?

アパレル

白髪の多いヘアスタイルになると、似合うファッションや合わないファッションが大きく変わってきます。

髪の「キチンとしている感」がやや減る分、より「清潔感」や「センス」をしっかり出すファッションがないとバランスを取りにくいんです。

以下のようなスタイルだと、一気に「老け感」「チープ感」が上がります。

  • ファストファッション(素材の安さが目立ちやすくなる)
  • カジュアル感の強いファッション(ジャージ、スウェット、パーカー等)
  • くすんだ色合いのファッション(黒、カーキ、ダークトーンで光沢が無いもの等)

髪のバランスが「大人感」を増している分、より「素敵なオトナ」に見せるファッションを意識していく必要があると言えるでしょう。

今まで好んできたスタイルが合わなくなる可能性も考慮しておいた方が良いかもしれません。

白髪だからこそ似合うメイクやファッションを下記のページで紹介しています。似合う服・似合わない服などを知って、グレイヘアをもっと魅力的に!

白髪染めをやめた人に!グレイヘアこそ似合うファッションとメイク~色やアイテム選びを解説


おわりに~髪以外のケアに気を遣っている

黒い靴

「白髪染めを完全に止める」とは、「髪というパーツでは『若っぽく見せる』を止める」ということですね。

そのためヘアスタイル・肌・ファッションといったその他のポイントで「品良く・清潔感があるように見せる」という意識をしていかないと、一気に「おじさん・おばさん感」が目立つことになります。

「手間がかからず、ラク」という印象がある「グレイヘア(染めない髪)」ですが、それを素敵に見せるにはなかなか手間と時間がかかる・・・というわけです。


白髪染めの方法を見直す手もあり

「今すぐ白髪ヘアにするのは、ちょっとハードルが高いかも」「もう少し染めていたほうがいいかな」と思う方も居るかもしれませんね。

「髪の傷みが気になるけど、染めたい」という場合には、セルフカラーよりはダメージの少ない美容院でのヘアカラー、もしくはカラートリートメントといった方法で白髪を染めてみてはいかがでしょうか?

染める方法・色を変えることで、髪の傷みや不自然さといった問題が改善できるケースも多いです。

カラートリートメントの上手な選び方・使い方は下記のページで詳しく解説していますので、是非参考にしてみて下さい。

白髪染めトリートメント・カラートリートメントで白髪をカバー!上手な使い方や選び方は?




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