
白髪染めを使わずナチュラルに白髪を楽しむ「グレイヘア」の人気は、年々上がり続けています。
あえて染めずにオシャレを楽しむ人、テレビや雑誌でも増えていますよね。
でも「白髪があっても素敵」に見せるには、ファッションやメイクにちょっとしたコツが必要って知っていましたか?
今回は白髪ヘアに似合うレディースファッションや男性向けメンズファッション、メイク選びのコツ等をご紹介していきます。
白髪染めを使わずナチュラルに白髪を楽しむ「グレイヘア」の人気は、年々上がり続けています。
あえて染めずにオシャレを楽しむ人、テレビや雑誌でも増えていますよね。
でも「白髪があっても素敵」に見せるには、ファッションやメイクにちょっとしたコツが必要って知っていましたか?
今回は白髪ヘアに似合うレディースファッションや男性向けメンズファッション、メイク選びのコツ等をご紹介していきます。
「白髪を染めるのをやめたら、今までの服が似合わなくなった」・・・
こんな感覚、実は白髪染めを卒業した方の70%以上が感じているのだそうです。
髪の色や質感が変わると、今まで続けていたファッションスタイルがいきなり似合わなくなることもあります。
まずは現在のファッションスタイルについてチェックしてみましょう。
白髪が増えると真っ先に似合わなくなるのが、カジュアルすぎるコーディネートやデザインです。
カジュアルファッションというと「ジーンズ」が思い浮かびますが、ジーンズそのものがダメ!というわけではありません。
「ジーンズ」というアイテム自体に問題はなくても、ライン・素材感・他の服や靴との組み合わせ等で「カジュアル一辺倒」といった雰囲気になってしまうんですね。
カジュアル過ぎになる例
無造作感・ラフさが魅力のカジュアルコーディネートは、一見すると「若者らしい」と見えそうですが・・・
実は「若者らしい」のではなく「若い世代にしか似合わない」服なんです。
白髪になり「大人感」がアップした人が20代の頃と同じカジュアルコーディネートをすると、かえって違和感が出やすくなります。
男女共に休日等に選ぶことが多いのが「リラックスできる服」ですね。現在では1マイル(1.6キロ程度)の場所に着ていく服ということで「ワンマイルウェア」なんて言い方もされています。
部屋着と外出着の中間くらいの存在です。コンビニやスーパー等のお買い物、駅前程度に出る時の服・・・と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
このワンマイルウェアは、白髪ヘアになると難易度が高くなるスタイルです。以下のようなスタイルはほぼ似合わなくなると考えた方が無難と言えます。
白髪ヘアに合わないワンマイルウェア例
なぜ「ラクな服」が似合わなくなるのでしょう?
それは「白髪ヘア」(特に完全に白髪になりきっていないグレイヘア)が、黒髪・茶髪に比べて「リラックス・無造作」という印象が強いためです。
リラックス感満載のファッションアイテムをグレイヘアの方が身につけると、「髪の印象」+「服の印象」で「だらしない雰囲気」が目立ってしまいます。
カンタンに言うと「オジサン感/オバサン感」がアップしてしまうんですね。
リーズナブルな価格で購入できるファストファッションは、いまや定番とも言える存在です。
でも「グレイヘア」になったら気をつけたいのが、それらのリーズナブルなアイテムの「素材感」。
黒髪・茶髪のファッションに比べて、白髪ヘア・グレイヘアでは服の「質感」による印象が目立ちます。
チープな服(安っぽく見える服)を勢いで着こなすのが難しくなってくるんです。
注意したい素材・服例
高級ブランドにこだわる必要はありませんが、服の色やデザインだけでなく「質感」には着目したいですね。
ウール100%、シルク、スーピマコットン、カシミヤといったできるだけ上質な素材を選びましょう。
ちなみに「質感・素材感」の違いは、写真・画像ではわかりにくいものですが、実物を見ると光沢感や厚みの違いがよくわかります。
インターネットでお洋服を購入されることが多い方の場合には特に注意が必要です。
特に男性では、キレイな色味を避けてダーク系一辺倒の服しか持っていないという方が少なくありません。
また女性の場合でも、50代以上になると「派手な色は似合わない」と、落ち着いた色味のものばかりをお召しになる方が居ます。
でも以下のような「暗い色味だけ」を使ったファッション、実はグレイヘアには似合いにくいんです。
注意したいカラー
特に白髪の量がまだ7割以下の場合、髪の色は白よりも「濃いグレイ」に近い状態です。この色味は、黒髪・茶髪の頃よりも肌の色がくすんで見えがち。
そこにダークカラー・くすんだ色だけのコーディネートをすると、年齢が上がってみえてしまう・・・というわけなんですね。
もちろんこれらの色を「ファッションに絶対使ってはダメ!」というわけではありません。
「黒+濃いカーキ」「黒+ダークブラウン」「グレイ×黒」だけで構成されたような「暗い色だけ」でまとめたコーディネートを避けた方が良いという話です。
お手持ちにダークカラーのアイテムが多いという方は、後述する「似合う色」や「カラー配色」等も参考にしながら、新しいアイテムを加えることを考えてみましょう。
やはりカジュアルなファッションが好き、という方は白髪染めをすると全体の印象がまとまります。下記のページで白髪染めの選び方やおすすめ製品を紹介していますので是非参考にしてみて下さい。
ファッションを切り替えるために、まず考えたいのが服の「色味」です。
「何年か前に買ったトップス、今年着てみるとなんだか顔色が冴えない」「お気に入りのカラーコーディネート、最近似合ってない気がする」白髪染めを卒業して白髪ヘア(グレイヘア)になった方からは、よくこんなお悩みも聞かれます。
前述したとおり、グレイヘアになるとダーク系一辺倒のコーディネートといった「似合わない色・色合わせ」も出てくるもの。
でも反対に、グレイヘアになったことで「似合う色」だって増えるんです。
「パーソナルカラー」という言葉を聞いたことがありますか?「パーソナルカラー」とは、肌や瞳の色、頬や唇の色といった個人個人で異なる「その人の色味」と調和しやすい色のことを指します。
カンタンに言えば「似合う色」というわけですね。このパーソナルカラーを決める要因となるひとつには「髪の色」も入っています。
つまり白髪が増えてグレイになったり、更に白髪量がアップして白さが増すと、今までのパーソナルカラーとは異なるカラーが似合うようになるのです。
ちなみにこのパーソナルカラーとは、単に「赤が似合う」「青が似合う」といったものではありません。一口に「赤」といっても、その明るさやクッキリ加減は違いますよね。
今まで「ハッキリとした燃えるような真紅」が似合っていた人が、やや落ち着いた「ワインレッド」のような色が似合うようになったり、朱色っぽい色が似合うようになったり・・・
同じ系統の色でも、彩度・明度の違いで肌の印象が変わって見えるんです。そこまで考慮した上で「似合う色」を知るためには、パーソナルカラーが重要となるわけです。
パーソナルカラーと服の色味が合っていると、以下のようなメリットがあります。
パーソナルカラーに合ったファッションのメリット
肌が明るくキレイに見える
白髪があっても、肌が明るければ表情や雰囲気も明るくなります。透明感が生まれ、健康的な雰囲気に見えるんです。
若く見える
無理に「若作り」をしなくても、ナチュラルな若々しさをアピールできます。
自分らしさが演出できる
肌や瞳の色といった「その人らしさ」が強調され、没個性的ファッションから抜け出せます。
パーソナルカラーは大きく分けて「春(Spring)」「夏(Summer)」「秋(Autumn)」「冬(Winter)」の4つのグループがあります。
春(Spring)
明るく濁りの無い色味が基本。澄んでいて「いかにもカラフル」といった色合いが揃います。ターコイズブルー、明るいグリーン、イエロー等。
夏(Summer)
明るめで柔らかな印象のパステルカラーが基本。どこかふんわりとした、上品さ・エレガントさを感じさせる色味が多いです。ピンクベージュ、ローズブラウン、淡いラベンダー、スカイブルー等。
秋(Autumn)
深みがあり、暖かさを感じさせる色合いが基本。大人っぽく知的で、落ち着いた印象の色合いが揃います。マスタードイエロー、ティールブルー、キャロットオレンジ等。
冬(Winter)
ハッキリとしたツヤ・輝きを感じられる色合いが基本。ブルー~グリーンの青みの強い寒色系、ブルーの混じったピンク系、グレイ系等が多く、黄色・茶色系は少なめです。華やかで個性的な印象となります。
黒髪・茶髪だった時にパーソナルカラー診断をして、「自分はSpring」「自分はWinter」ということで洋服の色合いを決めていた人もいるかもしれませんね。
でも白髪の量が増えてくると、以下のような「白髪の色味」で似合う色のグループが変わってきます。
白髪量が多く「髪の色が完全に白っぽい(明るい白である)」という人、また「黒髪部分がまだあるけれど、その部分が銀髪系」という人は、シルバーグレイ系の人。
この場合、柔らかで上品な「Summer」の色合いが似合いやすいです。また肌色にやや黄身よりがある場合にはクリアな「Spring」が似合うこともあります。
白髪量が多く「髪の色がやや黄色っぽい(白髪に輝きが無い、ややくすんで見える」という人、また「黒髪部分がグレイというよりも茶系」という人の場合、どちらかというとシルバーグレイよりはシャンパンゴールド系の髪色ということになります。
この場合には、暖かさのある「Autumn」の色合いが似合いやすいです。
※パーソナルカラーは肌の色・瞳の色・体格等によっても変動します。
今回カラーの例として挙げてみた春タイプや秋タイプの色合いは、どれもキレイな色ばかりです。
白髪が増えて髪の色が明るくなると、それだけより「明るい色合い/きれいな色合い」が似合いやすくなっていきます。
肌色/黒だとコントラストが強いので、淡い色合いは浮いてしまいがち。でも白っぽい髪色だと肌色/白でコントラストが弱く、明るい色や淡い色がしっくり馴染むようになるんです。
明るい色をコーディネートに取り入れることで、肌色はより明るく、雰囲気にも若々しさが生まれます。
年齢が上に見られがちな白髪ヘアでも、カラー配色で「素敵」に見せることができるというわけですね。
「キレイな色合いを着ましょう」と言っても、例えば「ターコイズブルーのコート」や「イエローのジャケット」を着る・・・というのは、ちょっと難しいですよね。
まずはベーシックなカラー配色のコーディネートの中に、「差し色(ポイントカラー)」としてキレイな色を使うようにしてみるのがおすすめです。
ポイントカラーに使いやすいアイテム
特にスカーフやマフラーといった「顔(髪)」に近いアイテムは、コーディネートの印象を大きく変えてくれるのでおすすめです。
「白髪ヘアだけど、暗い色合いのコートやジャケットしか持っていない」という時には、上からストールやスカーフを巻いて「色の暗さ」をカバーしてみましょう。
「黒ORダークブラウン+キレイな色」といった色使いだと、コントラストが強いので「派手すぎる」「個性的すぎる(きつすぎる)」と見えてしまうこともあります。
「黒・焦茶」といった重い色合いのアイテムが多かった方は、これからベーシックカラーのアイテムを買う時に「ベースを柔らかな色味」にチェンジしてみるのも手です。
例えば明るいベージュや柔らかなグレイ等は前述した「キレイ色」とも馴染みやすく、コントラストも弱いので全身の印象が上品でシックになります。
色味の問題について解決した後は、いよいよファッションスタイルについて考えていきます。
まずはグレイヘア・白髪ヘアのレディースファッションスタイルについて見ていきましょう。
「白髪ヘアで最も馴染みが良い」とも言われているのが、上品でエレガントなスタイルです。
ただエレガントと言っても、イブニングドレスやレースたっぷりの服を着る・・・というわけではありません。
お手本としては、年齢を重ねた美人女優さんのプライベートなスタイルや、40代以上のオシャレな女性アナウンサーのファッション等が挙げられます。
シャツ、ジャケット、パンツといったシンプルな服でも、ちょっとしたコツを押さえれば「エレガント風」のスタイルが作れるんです。
例えばジーンズを履くのなら、足元はスニーカーではなくヒールの靴をプラスしてみましょう。
「ヒールがどうしても辛い」という場合には、ドレッシーな素材を使ったバレエシューズ等をあわせてみます。
ニットならばざっくりしたローゲージよりもハイゲージ、シャツは襟付きのもの等が「上品さ」を出しやすいです。
シンプルなアイテムを使うことが多いエレガントスタイルでは、指輪・ブレスレット・ネックレス等の「アクセサリー」がポイントになります。
大人ファッションとして仕上げるのであれば、できれば宝石やゴールドを使った「ジュエリー」が顔周りに一点欲しいところです。
白髪の多いヘアには、鮮やかな色合いの宝石を使ったジュエリーもよく似合います。
また金・プラチナ等の輝きは、くすんでしまいがちな肌の色を明るく見せる効果も!
「シャツ+パンツ」といったシンプルコーデでも、ピアスやイヤリングを付けるだけで「エレガント感」が生まれますよ。
2000年代以降、急速な人気を得た「ナチュラルファッション」。リネン(麻)やコットン(綿)等の自然素材を元に、柔らかく優しい雰囲気のコーディネートが好まれます。
一時期の大ブームには落ち着きが見えるものの、現在では「定番スタイル」のひとつとして定着しました。
白髪ヘア(グレイヘア)のナチュラルさとも馴染みがよく、肩肘を張らないスタイルなので「プライベート向き」のファッションとして選ぶ人も多いです。
40代・50代以上の方にも取り入れる方が増えており、近年では大人の女性向けのナチュラル系ファッション誌がいくつも創刊されました。「グレイヘア」のお手本が多いのには助かりますね。
ナチュラル系ファッションと言うと、代表的な色合いがナチュラルカラーの「生成り・ベージュ・ブラウン」といった組み合わせですね。
でも残念ながら、この「王道スタイル」は白髪の多いグレイヘアにはあまり似合いません。
年齢を重ねた肌とグレイが強くなった髪色の場合、「生成り・濃いベージュ」で光沢感の無い麻・綿を合わせると、肌のくすみや暗さが強調されてしまいます。
またメリハリの無い茶系同色系の組み合わせだと印象がぼやけ、「おばあさん感」がアップしてしまうんです。
ナチュラル系のファッションでも、ベースカラーをネイビーやグレイ等に切り替えて、差し色にキレイな色を入れると雰囲気は大きく変わります。また生成りではなく「白」を使ってみるのも手ですよ。
ボディラインを余り見せず、リラックスした雰囲気を感じさせるナチュラルファッション。これをグレイヘアの方が行うと、ともすると「だらしない」「部屋着っぽい」「オバサンっぽい」と見えてしまうことがあります。
この問題を避けるためにも大切なが、バッグや靴等の小物類です。
例えばカジュアルさの強い布のトートバッグを上質な山羊革等を使ったトートバッグに変えれば、雰囲気はグッと大人っぽいイメージに。
また優しい雰囲気のラウンドトゥのシューズでも、太めのヒールが付いていれば「お出かけらしさ」が出ます。
このほか、キリリとしたレースアップシューズ等をあわせてみるのも良いでしょう。
やや「大人フォーマル」な雰囲気を意識すると、グレイヘアとのバランスが取りやすくなります。
白髪に似合う色やファッションをご紹介しましたが、やはりちょっと面倒という方には一式スタイリストにお任せしてレンタルしてしまうという手もあります。
今度は白髪が多い男性・グレイヘア(銀髪風)のメンズファッションについてご紹介していきます。
男性のビジネスファッションとして欠かせないのがスーツスタイルですね。
グレイヘアの男性のビジネスファッションでは「落ち着き・威厳・存在感・責任感」等のイメージをアピールできるような、上質なスタイルが求められます。
リーズナブルすぎるスーツ+白髪ヘアだと、「身なりに手をかけていない」「貧相」といったイメージが強調されやすいので注意が必要です。
スーツスタイルの場合、品質の良さが目立ちやすいのが「仕立て」です。
誰もが同じようなデザインの服を着ている分、「肩が合っていない」「袖丈・背丈・裾の長さが長すぎる/短すぎる」「ボディラインがぶかぶか/きつすぎ」といった点が非常に目立ちます。
本人は「着られるのだから大丈夫!」と思っていても、後ろから見ると「合っていないスーツ」の線の悪さは如実に出て、最悪「だらしない」という印象にもなりかねません。
特に白髪が気になり始める年齢に入りますと、男性のボディラインは肩周り・お腹周り等が20代の頃と大きく変わってきます。
できればスーツはオーダー、もしくはセミオーダーで、自分の現在の体のラインにしっくりと馴染むものを着用するようにしましょう。
前述したとおり、白髪ヘア・グレイヘアでは「カジュアル過ぎるコーディネート」とのバランスが取りにくい傾向にあります。
できれば休日等のカジュアルシーンでも、清潔感がある「きれいめカジュアル」を心がけた方が良いでしょう。
「キレイめ」のキチンと感を演出してくれるのが、カジュアルシーンに着られるジャケットです。
ジャケット+ジーンズ、ジャケット+チノパンといったオーソドックスなスタイルは清潔感を生みやすく、同時に無理の無い若々しさも演出してくれます。
またジャケットを着ない場合には、Tシャツ・カットソー等に襟付きシャツやカーディガン等をプラスします。
ジャケット・パンツ等のデザインでは、体に適度に沿ったどちらかというと細身のラインのものを選んだ方が、スッキリとした雰囲気を生みやすいです。
「体が太ったから/楽だから」という理由でルーズなものを着ると、余計に太って見える+白髪感によって「中年っぽさ」が強調されてしまいます。
なお「細身」といっても、20代向けの「ピタピタ」のラインを着るのはNG!「細すぎライン」もカジュアル感をアップさせる元です。
スキニーデニムではなくスリム~適度に細めのストレートのジーンズ等を選びましょう。
白髪ヘア(グレイヘア)を選んだら、ファッションと同時に見直したいのが「メイク」の方法です。
白髪染めを止めたら、最初に確認したいのがファンデーションの色です。白髪量の少ない濃いグレイの方の場合、肌色にグレイが混ざって肌がくすんで見えやすいこともあります。
また反対に白髪量が8割を越えて明るいシルバーグレイとなった場合には、髪の効果で肌が明るく見えて、「今までよりナチュラルなカラーのファンデの方がしっくり来る」という方も多いです。
普段お使いのファンデーションを扱っているコスメブランドカウンターにまで行って、BAさんに色味の再チェックをして貰うことをおすすめします。
またお試しでファンデを塗ってもらった後には、前髪等をおろして髪色との相性をよくチェックしましょう。
できれば一度お店の外に出て、陽光の下での色合い等も確認しておくと安心です。
白髪ヘア・グレイヘアの方は、お顔立ちが柔らかく見えやすいのが特徴です。
ここで「アイラインを太くくっきり!」「つけまつげで目元パッチリ!」といった強いアイメイクをしてしまうと、目だけがギロリと悪目立ちをしてしまいます。
アイラインはごく細く自然に入れて、目元の優しさを強調してみましょう。リキッドタイプを止めてペンシルタイプにすることでも、柔らかな印象を作れますよ。
またマスカラもセパレートタイプ等の「がっつりまつげ」にならないものがおすすめです。ビューラーであまり強くまつげを立ち上げず、控えめなカールにすることでも柔らかな雰囲気になります。
メイクでも「ダーク系カラー・地味色カラー」の使いすぎには要注意です!ダークブラウン・カーキ系等を多用した「デカ目」を作れるアイメイクは、目元をくすませて見せてしまうことも。
また落ち着いた色合いのベージュ系リップが、口元の印象をぼやけて見せてしまうこともあります。
せっかく明るい色が似合うようになったのですから、今までトライしてこなかったラベンダー系・アイスブルー系・コーラルピンク系等、明るく柔らかな色合いにトライしてみましょう。
ファッションと同じく、肌色・白髪の色味にあわせて「Summerの色合い」「Autumnの色合い」でアイシャドウ・チーク・リップの色味を揃えると、華やかな色を使ったメイクでも統一感が生まれますよ。
「白髪をナチュラルに染めないのだから、できれば顔もナチュラルにノーメイクで・・・」とお考えになる方もいらっしゃることでしょう。
でもグレイヘア・白髪ヘアの方が「完全ノーメイク」にされると、地味感とエイジングが非常に強調されます。
「黒・焦茶」といった顔周りを縁取る「髪(額)」がなくなり「グレイ・白」といった存在感の無い額になるので、お顔立ちがぼやけて見えてしまいやすいんです。
「ファンデーションは塗らない」という方でも、「眉」と「口元」だけはメイクで整えることをおすすめします。。
白髪ヘア・グレイヘアの優しげで上品な雰囲気には、曲線的で柔らかい印象の眉毛が好バランスです。
ただペンシルで眉でくっきりと書くと、眉だけが黒々と浮き出た印象になってしまうので、アイブロウパウダーでふんわりと仕上げましょう。
すっぴん派・ナチュラル派の方の場合、眉毛が非常にしっかりされている方ならカットで整えるだけでOKです。ただ白髪が増える年齢になると、眉毛の毛質も細く弱めになりがち。
「眉の形を変える」というよりも「足りない部分を足す」というイメージでアイブロウパウダーでふんわりと眉を書けば、ナチュラルな印象を崩さずに若々しさもプラスできます。
10代~20代の女性だと、ここ数年のリップ事情では韓国風メイクの影響が大きいですよね。輪郭を取らずにリップグロスをポンポンと載せるティントリップ・グラデーションリップ等も人気です。
でも年齢を重ねたグレイヘアの女性の場合、この手の「ぼんやりリップ」はNG!いくら明るい色を使っても口角が下がって見えやすい上に、口元の印象が締まらないんです。
グレイヘア・白髪ヘアの女性の場合、ナチュラルに顔色を明るく見せてくれるカラーできちんと輪郭を取る方法をおすすめします。
リップブラシを使う方法はもちろん、輪郭がぼやけやすい人はリップペンシルを使ってもOK。
やや口角を上に置いて輪郭を書き、自然に微笑んでいるような柔らかい口元を作りましょう。
白髪ヘア・グレイヘアに似合うファッションやメイクのコツをざっくりとまとめれば「明るさのある、上質な大人感」ということになるでしょうか。
「上質」というとすごくお金がかかりそうに見えますが・・・極端な話「ユニクロ」のアイテムでも、質感・シンプルで体に適度に沿うライン・自分に合ったカラーを選べば、「大人らしさのあるカジュアルスタイル」に合わせるアイテムにもできるんです。
大事なのは、今までの「この色しか似合わない、このスタイルしかダメ」という思い込みを手放すこと!「白髪の自分」に似合うスタイルとカラーを見つけて、ワンランク上の「素敵なオトナ」を演出してみましょう。
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