「部分染め」で白髪をカバー!失敗しないリタッチ製品のやり方や選び方を徹底解説
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「生え際のちょっとだけ白いところが気になる」「髪が伸びてきた部分がキラキラしてみっともない...」このような「少量の白髪」に悩まされている人は、最近では20代~30代の方にも多いと言われています。
「この部分の白髪だけなんとかしたい!」そんな時に便利な対策となってくれるのが「部分染め(リタッチカラー)」です。今回は部分染めのメリットやデメリット、上手な製品選びや使い方のコツ等についてご紹介していきます。
「部分染め」とは?
部分染めとは、髪の一部(生え際・つむじ・地肌周辺等)の少ない範囲の髪を染めることを指します。
部分染めのことは「リタッチ(リタッチカラー)」とも呼ばれます。ちなみに全体を染めることは「フルカラー」と言いますので覚えておきましょう。
リタッチとフルカラーの違い
部分染め |
リタッチ(リタッチカラー) |
全体を染める |
フルカラー |
部分染めするのはどんな時?
部分染めは、以下のようなシーンで主に行われます。
白髪の量が少ない場合の白髪隠し
白髪が全体のうち5本~10本程度ということであれば、ハサミで白髪を根元から切って白髪を目立たなくすることもできますね。しかし生え際部分などですとカットした部分が目立ってしまうものです。
また、後頭部・つむじ部分等に生えてきている白髪は、後ろから見ると意外に目立ちます。このような少量の白髪・特定範囲だけに目立つ白髪をカバーするのには「部分染め」が向いています。
生えてきた部分の白髪隠し
一般的な白髪染め(ヘアカラー)の色持ち期間は、平均2ヶ月~3ヶ月程度です。そのため一度全体染め(フルカラー)をすれば染めた部分はある程度白髪に色が付いた状態を保てます。
問題なのは「伸びてくる部分」です。日本人の髪は平均3日に約1mm、1ヶ月で約1cmほど伸びます。伸びてきた部分には当然のことながら染料が入っていませんので、その部分が白く目立ってしまうのですね。特に生え際・つむじ・分け目部分等は伸びてきた白髪が目立ちやすい箇所となっています。
このような「生えてきた部分」の白髪を隠す対策としても、部分染めは用いられます。
褪色した部分の白髪隠し
白髪の量や髪の傷みの状態等によっては、白髪部分の褪色(色あせ)によって髪色がまだらに見えてしまうこともありますね。色あせの程度・部分染め製品によっては、このような部分的な褪色をカバーすることもできます。
なお最近では、一時的に白髪のカバーをする製品(髪を染色はせず、シャンプーをすることで色が落ちる製品)のことも「部分染め製品」に含めることがあります。ただ今回はこの一時的な白髪隠しについては「髪を染める製品」では無いことから除外し、3・4日~1ヶ月以上髪色を維持できる「髪染め」の製品についてを解説します。
部分染めをするメリット・デメリット
部分染めをするメリットは?
部分染めのメリット
- 「白髪目立ち」を防ぎキレイな状態を維持
- 髪の傷みを少なくできる
- コストが抑えられる
「白髪目立ち」を防ぎキレイな状態を維持
白髪にはメラニン色素がほとんど含まれていないため、陽の光等を浴びると反射してキラキラと光ります。黒髪の中に白髪が2~3本あるだけでも「白髪がある」というのはとても目立ってしまうものです。
また全体染め(フルカラー)で髪を明るい色に染めた場合、白髪の部分は白く、黒髪の部分は黒く生えてくるので「プリン頭+白髪が目立つ」という状態になってしまいます。
部分染めで白髪部分、根元部分を染めておけば、このような白髪が目立つ状態やプリン頭になるのを防ぎ、キレイな状態を長く維持することができます。
髪の傷みを少なくできる
一般的な白髪染め(ヘアカラー)には強いアルカリ性の成分が含まれており、髪のキューティクルを一度破壊して化学染料を入れ込む方式を取っています。アルカリ成分による髪へのダメージは強いため、短期間のうちに何度もヘアカラーを繰り返せば髪の乾燥・パサつき等が増え、切れ毛が枝毛が目立つ傷んだ髪になってしまうのです。
「白髪が目立つから」といって1ヶ月に1回といったハイペースでヘアカラーによる全体染めを繰り返すと、髪のダメージは甚大に。ダメージが蓄積すると色抜け(褪色)も起こりやすくなるので、余計に何度も白髪染めをしなくてはいけない...という悪循環になってしまいます。
「部分染め」で気になる部分だけを染めれば、毛先等の染める必要の無い部分が何度もダメージを受ける心配がありません。髪のダメージをできるだけ減らし、白髪をカバーしながら髪の状態を健康的に維持することが期待できます。
コストが抑えられる
生え際・分け目といった一部分のみを染める場合、全体染め(フルカラー)に比べて混合剤・液剤を使う量はかなり少なく抑えられます。セミロングの場合、フルカラーの1/10程度で済むという方もいるほどです。そのためセルフカラーの場合、1回あたりの髪染めにかかるコストは大幅に抑えられることになります。
また美容院やヘアサロンでも、リタッチ(部分染め)については割安な価格に設定している店舗が少なくありません。ヘアカラーで全体染めをしている方の場合、リタッチを途中で何度か行えば再度フルカラーをするまでの期間も伸ばすことができます。「白髪対策にかかるコストをできるだけ抑えたい、でも白髪が目立つのは困る」という方に、部分染めはおすすめというわけです。
部分染めをするデメリットは?
部分染めのデメリット
- 色が合わないと不自然になる
- セルフカラーだと色ムラができやすい
- 後頭部が仕上げにくい
色が合わないと不自然になる
部分染めで難しいのが、染める部分と染めない部分の色をきちんと合わせるという点です。「メッシュのようになってもOK」という方であればそこまで色合わせに慎重になる必要はありませんが、「根元の部分だけを上手に染めたい」「生え際や分け目を目立たないようにカバーしたい」という方の場合、元々の髪の色にできるだけ染める部分の色を馴染ませなくてはいけません。
極端な例ですが、全体染めで明るいライトブラウンに染めているのに部分染めで濃いブラックを使えば、その部分だけが浮いてしまいますよね。ここまで大きな間違いをする人は少ないですが、実は「色味で失敗をした」というケースは意外と多いのです。
セルフカラーだと色ムラができやすい
全体染めに比べると部分染めは塗るテクニック・放置時間の調整等が難しく、色ムラができやすい傾向にあります。美容院・ヘアサロンでリタッチ(部分染め)をお願いする場合であれば色ムラができる心配はほぼありませんが、自分でヘアカラーで染める場合には要注意です。特にセルフカラーに慣れていない方、白髪の量が多い方の場合、製品によっては部分染めの難易度が高くなることがあります。
後頭部が仕上げにくい
一般的な白髪染め(ヘアカラー)で部分染めをする時に、かなり難しいのが後頭部の仕上げです。「根元部分だけを染めたかったのに、全体に液剤が付いてしまった」「きちんと塗ったつもりなのに、つむじの部分がキレイに染まっていなかった」等の失敗ケースも多く聞かれます。
関連ページもCHECK
マニュキュアでは難しい後頭部やうなじの白髪をむらなく処理するのには、シャンプーやリンス、トリートメントなどのケア方法もあります。各ページで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
どれで染める?部分染めの方法
白髪を染める製品には様々なものがありますが、部分染めにはどのような製品が向いているのでしょうか。髪質や白髪の量、セルフカラーの慣れ等によっても適切な製品が変わってきます。下記の4種類を説明していきます。
- 白髪染め(ヘアカラー・グレイカラー)
- ヘアマニキュア
- カラートリートメント
- ヘアカラースティック/毛髪着色料
白髪染め(ヘアカラー・グレイカラー)
美容院・ヘアサロンで施術が受けられる他、スーパー・ドラッグストア等で白髪染めを購入し自分で部分染めを行うこともできます。
色持ち期間は最も長い
白髪染め(ヘアカラー)は「永久染毛剤」と呼ばれるほど髪色の維持期間が長く、平均2~3ヶ月、長い人では4ヶ月程度色味が持ちます。
色味を明るくできる
一般的な白髪染め(ヘアカラー)には脱色剤が含まれているので、黒髪部分を明るい色に染めることができます。
刺激は強い
ヘアカラーには強いアルカリ成分が含まれており、髪や地肌に対しての刺激は今回ご紹介している4つの製品の中で最も強いです。敏感肌の人、アレルギー体質の人、妊娠中の人等は使用を控えた方が良いでしょう。
セルフカラーの難易度はやや高い
根元部分を全体的に染めたい、後頭部を染めたいといった場合には、部分染めの難易度はかなり上がります。また白髪の量が多い場合には、色ムラができやすいです。
【ヘアカラーがおすすめなタイプ】
- 今すぐ白髪をカバーしたい人(即効性を求める人)
- 既に全体染めで白髪染め(ヘアカラー)を使い、髪を地色(黒)以外に染めている人
- 生え際・分け目の部分白髪を地色に近い色に染めたい人
- 自分で染める場合、セルフカラーに慣れている人
ヘアマニキュア
美容院・ヘアサロンで施術が受けられる他、現在ではスーパー・ドラッグストア等でも市販製品が販売されるようになっています。
刺激はヘアカラーよりは弱い
脱色成分を含まない酸性染料であるヘアマニキュアは、髪や頭皮へのダメージがヘアカラーよりもグッと少なめです。
色持ち期間は3週間程度
ヘアマニキュアの色の維持期間はヘアカラーよりは短く、平均して3週間~4週間程度です。
色味は明るくできない
ヘアマニキュアには脱色剤が含まれていないため、髪の黒い部分の色を変えることはできません。色が付くのは白髪部分のみです。
そのため髪を既に明るいブラウン等に染めている方で、黒髪の量の方が多いという場合、伸びた部分のうち黒髪部分は黒のままということになります。いわゆる「プリン頭」の改善はできないということです。
根元ギリギリには塗布できない
ヘアマニキュアは肌に付着すると非常に取れにくいため、根元にペタッと塗るという方法が取れません。そのため素人がセルフカラーで部分染めをすると、根元部分を大きく残して塗ることになるため、あまりリタッチの効果が得られなくなります。白髪対策に慣れているサロンで施術を受けた方が、満足の行く仕上がりになるでしょう。
パーマがかかりづらくなる
ヘアマニキュアの染料でコートをした髪は、染料が完全に剥がれるまで(平均2ヶ月前後)はパーマがかかりにくくなります。
【ヘアマニキュアがおすすめなタイプ】
- 白髪の量が非常に多い人
- 白髪対策のためにヘアサロンに定期的に行く余裕がある人
- ロングヘアの褪色をナチュラルにカバーしたい人
- パーマをかけない(かける予定が無い)人
フルカラーにも使えるヘアマニュキュアについて詳しく知りたい方は白髪対策にヘアマニキュアがいい理由とは?4つのメリットとおすすめ商品のページをご覧ください。
カラートリートメント
酸性染料が入ったヘアトリートメントです。スーパー・ドラッグストア等で市販されている製品のほか、現在ではインターネット等の通販専用の製品も多く販売されるようになっています。「白髪染めトリートメント」「白髪用トリートメント」と呼ばれることもあります。全体染め用と思われやすい製品ですが、製品によっては部分染めに適しているものもあります。
刺激は弱く髪に優しい
カラートリートメントはキューティクルを開かず、髪の外側に成分をコートさせるように染める仕組みとなっています。キューティクルが壊されず、更にトリートメント作用のある成分が含まれているため、髪に優しいのが魅力です。
素手で使える製品が多い
カラートリートメントはヘアトリートメントのように、素手で伸ばして使える製品がほとんどです。素手で触れるくらい成分による刺激が弱いんですね。ヘアカラーやヘアマニキュアのように、ビニール手袋を嵌めたり、コールドクリームでフェイスラインや首周り等を保護する必要もありません。
色ムラになりにくい
カラートリートメントは少しずつ色を髪に入れていくため、髪染めに慣れていない人でも色ムラになりにくいです。
染まるまでの期間が比較的長い
カラートリートメントは「1回でキレイに染まる」という製品ではありません。白髪が目立たなくなるまでは平均3回~5回、製品によっては一週間以上の連続使用を必要とするものもあります。「今すぐ白髪を隠したい」という即効性を求める人には向いていません。
色持ち期間は短め
カラートリートメントの色持ち期間は比較的短く、5日間~1週間程度となっています。平均では週に1日~2日、製品によっては毎日使用をすることを推奨しているものもあります。部分染めをした後にも、継続して全体的な使用をした方が色合いは保てるでしょう。ただ繰り返し使用をすることで色持ち期間はやや長くなり、10日間前後は色を保てることもあります。
明るい色には染められない
カラートリートメントには脱色成分が含まれていないため、髪の黒い部分をそれ以上明るくすることはできません。染まるのは白髪の部分だけです。
色展開はやや少ない
ヘアカラーに比較すると、ヘアカラートリートメントの色展開はやや少なめです。黒系・ダークブラウン系といったベーシックな展開に留まる製品が多い傾向にあります。
【ヘアカラートリートメントがおすすめなタイプ】
- できるだけ手軽に部分白髪をカバーしたい人
- 髪の傷みが気になる人
- 頭皮が敏感でヘアカラーがしにくい人
- シャンプー後のトリートメント使用を継続できる人
- 髪色を黒・ダークブラウン等のベーシックな色に染めている人
- 髪を染めていない場合には、白髪の量が少ない人
部分染めに適したヘアカラートリートメントについては後ほど解説しますが、全体染めでも利用したい方には「白髪染めトリートメント・カラートリートメントで白髪をカバー!上手な使い方や選び方は?」にて詳しく説明してますのでご覧ください。
ヘアカラースティック/毛髪着色料
いわゆる「白髪隠し」と呼ばれる製品です。スティックの先からパウダーが出てくるもの、先端が小さなブラシやハケになっていて塗るタイプのもの等、様々な形状があります
。
速攻で部分白髪をカバーできる
ヘアカラースティックは、気づいた時にサッと塗るだけで白髪をカバーし、徐々に髪を染めていきます。「あ、白髪がある」と出かける前に気づいてからヘアカラー等をするのは難しいですが、ヘアカラースティックであれば短時間で白髪対策をすることが可能です。
洗い流し不要
ヘアカラースティックは、その他の製品のように塗布をしてからお湯で洗い流す必要がありません。工程としては「サッと塗るだけ」で、手間がかからないのが魅力です。
携帯できる製品が多い
ヘアカラースティックの多くは、持ち運びがカンタンにできる形状になっています。製品によって使い方は異なりますが、外出先のトイレ等でササッと塗れるという製品も多いです。
染色力は弱い
酸性染料が含まれているヘアカラースティックの場合、髪に付いた色素は少しずつ髪に浸透し白髪を染めていきます。ただ染色力はあまり強くありません。洗い落としをしても色がしっかりと残るようにするには、何度も繰り返して使用する必要があります。また染色された後の色持ち期間も短く、3日~一週間程度となっています。
明るい色には染められない
ヘアカラースティックもヘアマニキュアやカラートリートメントと同じく、黒髪部分を明るい色に染めることはできません。
色移り・色落ちしやすい
ヘアカラースティックは、塗布後に水や雨・汗等で塗れると染料が剥がれ落ち、周囲の繊維や肌等に色移りを起こすことがあります。
【ヘアカラースティックがおすすめなタイプ】
- 隠したい白髪の量が少ない人
- 黒・濃い茶色等のベーシックな髪色に染めたい人
- 髪が短めの人
- ヘアカラーで後頭部がうまく部分染めできない人
- 旅行や出張等が多く、白髪対策に時間がかけられない人
- アウトドア・プール等での使用予定が無い人
失敗しない製品選びのポイントとおすすめの商品
ヘアカラーの選び方
クリームタイプ/部分隠し専用タイプを選ぶ
部分白髪が出やすい生え際や分け目等の部分は、実は最も白髪が染まりにくい箇所でもあります。そのためできるだけヘアカラーの液剤がしっかりと密着する染色力が強いものを選ぶことが大切です。
ヘアカラーの3つのタイプ
- クリームタイプ
- 液状タイプ(リキッド・乳液タイプ)
- 泡タイプ
ヘアカラーには「クリームタイプ」「液状タイプ(リキッド・乳液タイプ)」「泡タイプ」等がありますが、部分染めには密着力が強いクリームタイプを選ぶのが良いでしょう。
また、最近は「部分染め専用」「部分隠し専用」のヘアカラー剤も市販されるようになっています。部分染め専用製品では、1剤・2剤を少量ずつ混合できるようなっていたり、次回使用のための保管がしやすいように工夫されています。色味が合うものがあれば、このような部分染め専用製品を使うのもおすすめです。
コレが付いているものを選ぶ
全体染め(フルカラー)に比べて、生え際や分け目等の部分はより細かい塗布作業が必要になります
。ノズルの先が粗いコームになっているものなどは、細かい作業にはあまり向いていません。
ヘッドが小さく、目がやや細かめのコーム・ブラシ等がある方が塗布がキレイにできます。自分で塗布用のコーム・ブラシを用意することもできますが、目の細かなブラシやコームが付いている製品を選んだ方が便利ですね。
全体染め済みの場合にはブランドを揃えるのが理想的
セルフカラーで全体染めを行っている場合には、部分染め用のヘアカラーもできるだけ同じメーカー・同じブランドで色名・トーンが同じものを選ぶのが理想的です。例えば同じ「ダークブラウン」でも、メーカーによって色味が濃さ・明るさ、黄色味/赤みの強さ等は微妙に異なります。部分染めをすることを踏まえて、フルカラー用・部分染め用で同じ色展開を行っているブランドを選ぶのも手です。
【おすすめヘアカラー】
ウエラトーン ツープラスワン 分け目・フェイスライン用
全体染め用である「ウエラトーン ツープラスワン」の他、ホーユーの「シエロ」や「ビゲン」、花王の「サロンドプロ」等で染めた髪色とのカラーマッチングが行われている部分染め用ヘアカラーです。
付属しているブラシの持ち手・先端角度等がよく計算されており、分け目部分に的確にクリームが塗れる形状になっています。
ただ色展開はやや少なく、明るさのみでのカラーマッチとなりますので、赤み・黄色みなどが非常に強い色合いに染めている方には色合わせが難しいかもしれません。
色 |
明るいナチュラルブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン |
容量 |
A剤24g、B剤24g、エッセンス3ml |
タイプ |
クリーム |
参考価格 |
1,000円台 |
メーカー |
HFCプレステージジャパン合同会社 |
ヘアカラートリートメントの選び方
乾いた髪・濡れた髪の両方に使えるタイプを
ヘアカラートリートメントの3つのタイプ
- シャンプー後の濡れた髪に使うもの
- 乾いた髪に塗布し、洗い流すもの
- 濡れた髪にも乾いた髪にも使えるもの
ヘアカラートリートメントには上記の3種類があります。乾いた髪に塗布をした方が染色力が高まるので、早めに部分染めの効果を出すなら「乾いた髪」に塗れることを明記した製品の方がおすすめです。また乾いた髪・濡れた髪の両用に使える両用タイプなら、時間に余裕のある時にはしっかりと部分染めをして、普段はシャンプー後にカラートリートメントを使って少しずつ染めて色ムラを防ぐといった対応も取れます。
色展開が豊富で、混合できるブランドを選ぶ
全体染め(フルカラー)で髪の地色を変えている方の場合には、できるだけ色展開が豊富なメーカー・ブランドの製品を選ばれることをおすすめします。ブラックとブラウンの2色展開のみといった製品の場合、ブラウンの色味が合わずに不自然な仕上がりとなったり、全体染めで仕上げた色合いが変わってしまう恐れがあります。またできれば2色・3色を混合して使えるような製品だと、より自分の髪色に近づけることができます。
ヘアカラーに対応した製品が理想的
最も理想的と言えるのは、ヘアカラー(白髪染め)に対応した色展開を行っているヘアカラートリートメントです。「ヘアカラーで全体染め→カラートリートメントでリタッチ」という方法を継続されるのであれば、ヘアカラーとカラートリートメントの両方を展開しているブランドを選ぶと良いでしょう。
【おすすめカラートリートメント】
レフィーネ ヘッドスパトリートメントカラー
全5色と色合いの展開が豊かなヘアカラートリートメントです。ダークブラウン・ナチュラルブラックといった基本色の他、マロンブラウン・ローズブラウンといった他社には珍しい色合いも揃っています。
各色を混ぜて使うことができるので、より自分の髪色に近づけて部分染めを行うことも可能です。
乾いた髪にも濡れた髪にも使用でき、素手で扱うことができます。
色 |
ダークブラウン、ライトブラウン、マロンブラウン、ローズブラウン、ナチュラルブラック |
容量 |
300g |
通常価格 |
4,107円 ※初回割引 定期購入で割引あり |
メーカー |
スヴェンソン |
ワンタッチのヘアカラー(白髪隠し)の選び方
全体染めより1トーン濃い色を
ワンタッチのヘアカラーでは、生え際・分け目等のごくわずかな部分を染めるという方が多いですよね。このような小さな部分の場合、明るめのカラーを選ぶとなかなか色が周囲に馴染まず、かえって浮いてしまうことがあります。全体染めのカラーよりワントーン落とした暗めのカラーを選ぶと、部分染めをした部分が目立ちにくいです。例えばナチュラルブラウンでフルカラーをされている方なら、やや濃い目のブラウンを選ぶといった具合です。
【おすすめの白髪隠し】
アートミクロンプラビ パウダー&スプレーセット
お出かけ前に気になるところにポンポンとパウダー(パフ)をあてたあと、スプレーで固定するので雨や汗での色落ちの心配ありません。マスカラタイプの白髪隠しと違い、スプレーは毛束感や流れを出せるので
ペタッとせずにヘアスタイルを楽しめます。
スプレー後でもシャンプー等で簡単に落とせるので、地肌など間違った場所につけてしまっても安心です。
色 |
ブラウン、ダークブラウン、ナチュラルブラック |
容量 |
パウダー 8g、スプレー 80mL |
定期購入の価格 |
6,688円 税込(※) |
初回限定の価格 |
7,106円 税込 |
通常価格 |
8,360円 税込 |
メーカー |
アートネイチャー |
※2回目以降も同額で購入可能、継続回数の縛りはありません。
【おすすめの白髪隠し】
利尻ヘアファンデーション
コンパクトタイプで化粧ポーチに入れてもかさばらないタイプなので持ち歩いていつでも気になる部分をケアできます。また、ジアミンやパラペン、鉱物油が無添加なので地肌に塗っても問題ありません。白髪と一緒に気軽に地肌までカバーできるのが最大の特徴です。
色 |
ダークブラウン、ブラック |
容量 |
8.5g |
初回限定価格 |
1,980円(税込) |
通常価格 |
2,750円(税込) |
メーカー |
Sartty |
部分染めをうまく染めるコツは?
ヘアカラーでうまく染めるには?
【ヘアカラーで部分染めをする手順】
- ケープ等で首を覆い、コールドクリームで生え際等を保護します。ビニール手袋は必ず嵌めてください。
- 混合式の場合、1剤と2剤を同量出して塗る直前に混ぜ合わせます。
- 生え際部分の白髪が気になる箇所に混合剤を塗布します。
- フェイスライン → 後頭部という順に、白髪の気になる箇所に塗っていきます。
- 目の粗いクシで、ごく軽く塗布した部分を馴染ませます。
- 残った混合剤があれば、綿棒・コットン等で根元部分に塗り込んでおきます。
- 使用説明書に書かれた放置時間に従って放置します。
- 36℃程度のぬるま湯ですすぎ、シャンプーをして仕上げます。
液剤はたっぷり塗る
「部分染めだから」と液剤を少量しか塗らない方がいますが、これはNGです。特に生え際・こめかみ部分等は非常に染まりにくい箇所なので、薬剤の量が少ないと十分に染まらないことがあります。部分染めに慣れない頃は、多少余りが出てもかまわないので多めに混合剤を作り、余裕をもって塗布を行いましょう。
髪はキレイな状態で染める
特に根元部分を染める場合、頭皮から出た皮脂が薬剤を弾いてしまって、キレイに染まらないということがあります。またヘアオイルや整髪料等が髪に残っているのも、色ムラの原因になります。ヘアカラーは乾いた髪に塗布しますが、髪に汚れが整髪料が残っている場合には事前にシャンプーをして、よく乾かした状態でヘアカラーを行いましょう。
ヘアカラートリートメントで綺麗に染めるには?
【ヘアカラートリートメントで部分染めをする手順】
- 室内で塗布を行う場合には新聞紙等を敷き、汚れても良い前開きの服を着て準備をします。
- 乾いた髪の白髪が気になる部分に、カラートリートメントをたっぷりと塗ります。
- 手ぐしで軽く馴染ませます。
- シャワーキャップを被り、30分程度放置します。
- 36℃程度のぬるま湯ですすぎます。
- 汚れても良いタオルでタオルドライをし、ドライヤーで仕上げます。
放置時間を長めに取る
カラートリートメントは染色力が穏やかなので、少し長めに放置時間を取った方が色が着きやすくなります。刺激が弱い製品なので、長く放置時間を置いてもヘアカラーのような炎症が起きる心配が殆どありません。
しっかりと部分染めをしたい場合には、30分~40分程度放置をした方が良いでしょう。ただし素手で扱えないような染色力が強い製品の場合には、説明書に従った放置時間を越えないようにしてください。
ワンタッチのヘアカラーをうまく使いこなすコツ
【ワンタッチのヘアカラーで部分染めをする手順】
- 白髪の気になる部分に塗布面を当てて、液剤もしくはパウダーを塗布します。
- 後頭部は髪を束のように持ち上げ、鏡を見ながら少しずつ塗っていきます。
- 液剤が乾くまでは手や顔・衣類等が髪に触れないようにします。
※製品の形状によっては、塗布方法が異なる場合があります。
クリップで毛先を抑える
ワンタッチのヘアカラーの液剤が肌に付くと、なかなか落ちてくれません。フェイスライン周辺の髪を塗布した後には汚れても良いヘアピン/ダッカールクリップ等で毛先を抑えておき、乾くまで留めておいた方が顔周りに液剤が付着するのを防げます。