髭・眉毛・鼻毛の白髪は染める?隠す?脱毛?白髪になる原因とおすすめ対処法を解説
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「鼻毛に白髪を発見!」「眉毛に白髪が一本」「ヒゲに白髪が目立つ」・・・鏡を見た時、こんなショックを受けている人も多いのではないでしょうか?
白髪は髪の毛だけでなく、鼻毛・眉毛・髭(ヒゲ)といった体毛にも生まれます。
鼻毛・眉毛・白髪が目立つ年齢は30代~40代と言われていますが、最近では20代でも眉毛白髪・鼻毛白髪・ヒゲ白髪を発見される方が増えているようです。
髪の毛の白髪は「白髪染め」や「白髪隠し」でカバーするのが一般的ですよね。でも眉毛や鼻毛・ヒゲの白髪には、どうやって対処したら良いのでしょうか。
ここでは鼻毛・眉毛・ヒゲの白髪の対処法や、鼻毛白髪・眉毛白髪・ヒゲ白髪を改善するための方法についてご紹介していきます。
ヒゲの白髪の対処法
白髪になったヒゲを抜くのはリスクが高い?
一本か二本だけ見つけた白髪の髭・・・抜いてしまった方がサッパリすると感じますよね。でも毛抜きやピンセットで脱毛をする方法は、あまり強くおすすめはできません。
というのも、メラニンを失った白髪は毛質が非常に硬い・太い状態になっているため、頬や顎の肌に負担をかけてしまいやすいんです。
繰り返し毛抜きでの脱毛を行うことで肌にダメージが蓄積し、色素沈着・シミ等ができてしまうことがあるんですね。
また毛穴の部分から再度生えてきた毛が肌の中で埋もれる「埋没毛」もできやすく、見た目が却って悪くなってしまうこともあります。
ただ「どうしても抜きたい」という場合には、以下の点に注意をしながら毛抜きを使用しましょう。
白髪ヒゲを抜く際のポイント
毛抜き前には肌を清潔に
毛抜きを使用する前には、必ずぬるま湯で顔を洗って肌を清潔な状態にしておきます。毛抜きをアルコールティッシュ・消毒用アルコールに浸したコットン等で拭き、消毒しておきます。
毛穴を開く
お湯にひたして絞ったタオルか電子レンジで作った蒸しタオルを肌に当てて、毛穴を緩ませます。もしくは入浴して体温を上げ、毛穴を開くのでもOKです。
毛の流れに沿って抜く
毛抜きはヒゲの根元の部分に当てて、力を入れずにそっと引き抜くようにします。毛の流れに逆らわないようにするのが肌を傷めないコツです。
抜いたら肌をクールダウン
ヒゲを抜いたら、すぐに冷たい水にひたして絞ったタオルか保冷剤を当てて、肌のほてりを冷やす「クールダウン」を行います。
毛抜き後は肌を鎮静する
肌を十分に冷ましたら、消炎作用・鎮静作用のある化粧水かクリームで肌を保湿します。
ヒゲ白髪は質の良い電気シェーバーで剃るのが基本
髭に白髪が何本も目立つようになったら、無理に毛抜きで抜くよりもヒゲをキレイに剃る方法を取った方が手軽ですし仕上がりは良いです。
色素の無い白髪ヒゲは黒い色素のあるヒゲよりも剃り跡が目立ちにくいというのはメリットとも言えます。
なお「白髪ヒゲ」が生えてきた人の場合、加齢・栄養不良・血行不良等で白髪が生まれている可能性があるため、白髪以外の「顔の肌」への負担も考えた方が良いでしょう。
「カミソリ」は深剃りができるのは良い点ですが、肌の角質も一緒に削ってしまうため、肌ダメージが蓄積しやすい傾向があります。
質の良い電気シェーバーを使ってヒゲのお手入れをして、白髪の増加の予防・改善もしていきましょう。
ヒゲ白髪を染める・カラーリングすることはできる?
ヒゲを伸ばしている場合、「白髪ヒゲを剃らずに染めたい」という方も居ることでしょう。髭(ヒゲ)も眉毛と同様で、白髪染め(カラー剤)で染めることは可能です。
ただ眉毛と同じくデリケートな顔の皮膚にカラー剤が触れるので、市販のヘアカラー剤・白髪染め・ヘアカラートリートメント等で白髪ヒゲを染めることはおすすめできません。
白髪ヒゲを染めたい・カラーリングしたい場合には、ヒゲのカラーリングを専門的に扱っているメンズ用美容院・ヘアサロンに相談してみましょう。
実績のあるヒゲカラーリングサロンであれば、肌質・肌の状態等もチェックしながら適切なカラーリング方法を提案してくれます。
白髪になったヒゲを脱毛できる?
「白髪も目立つし、いっそヒゲを永久脱毛しようかな」と考えている人は意外と多いようです。白髪ヒゲは脱毛できるんでしょうか?
「フラッシュ脱毛」「レーザー脱毛」はNG
多くの「ヒゲ脱毛」のサロンで扱っている「フラッシュ脱毛(光脱毛)」やクリニックでの「レーザー脱毛」では、白髪ヒゲには対応できません。
フラッシュ脱毛やレーザー脱毛は、「IPL(Intense Pulsed Light)」という特殊な光を当てて毛の黒い色素(メラニン色素)に反応させ、毛根部の発毛機能を停止させる脱毛方法です。
白髪ヒゲの場合、この光に反応をするメラニン色素が無い状態なので、白髪部分だけは脱毛できずに残ってしまうことになるのです。
白髪ヒゲを脱毛するなら「ニードル脱毛か美容電気脱毛」
「白髪ヒゲを脱毛したい」という場合には、「ニードル脱毛」「美容電気脱毛」を行っているヒゲ脱毛サロンや医療機関を選びましょう。
ニードル脱毛ではごく細い針(ニードル)、美容電気脱毛ではプロープを使って毛幹部に電気を流し、物理的な刺激で毛乳頭の働きをストップさせます。
これらの方法であればメラニン色素の有無は関係無いので、白髪ヒゲでも脱毛ができるというわけです。
施術できるところは少なめ
医療機関のニードル脱毛やエステサロンで行う美容電気脱毛は、専門的な技術を必要とする方式のため、扱っているところが少ないのがネックです。
美容電気脱毛が受けられるのは「MENS TBC」「ダンディハウス」です。(店舗によって対応できる施術が異なる場合があります)
クリニックに関しては医療脱毛大手ではメニューが無く、地域の少規模なクリニックがメインとなります。
ヒゲ脱毛や男性用エステサロン、クリニックを探す場合には、「ニードル脱毛」「美容電気脱毛」に対応しているかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
美容電気脱毛やニードル脱毛が可能なところは?
美容電気脱毛やニードル脱毛ができる施設は少数ですが、全くないわけではありません。
下記に、施術ができる脱毛サロンやクリニックの一部を紹介していますので、参考にチェックしてみて下さい。
美容電気脱毛ができるメンズ脱毛サロン
美容電気脱毛をする場合は、別途プロープ料金やその他費用がかかることがあります。
ニードル脱毛(針脱毛)ができるメンズクリニック
クリニックでニードル脱毛を行う場合は、初診料・再診料・血液検査や初回針代と交換代など、施術費用以外の費用がかかることもあります。
一見女性専門院に見えるクリニックもありますが、男性治療も行っていますのでご安心下さい。
ただし女性向け治療メインの場合は、患者さんに女性が多い可能性がある、という点も踏まえてご参考下さい。
眉毛の白髪があった場合には?
白髪の眉毛を抜くのは大丈夫?
眉毛のお手入れを頻繁にしている女性の場合、「白髪眉毛を見つけたら、毛抜きで即抜く」という方もいるのではないでしょうか?でも白髪眉毛が出てきた方の場合、眉毛を気軽に抜くのはリスクが高い方法なんです。
白髪眉毛を抜くデメリット
眉毛が生えてきにくくなる
白髪眉毛が生えてきたということは、加齢・血行不良・栄養不良等の何らかの原因で眉毛の色素の生成機能が低下していることになります。
眉毛の健康な生成がしにくい状態となっている可能性もあるため、無理に眉毛を抜くことでその後に眉毛がほとんど生えてこなくなってしまう恐れがあります。
健康な眉毛が生えなくなる(細い、ねじれている等)
白髪眉毛は黒い色素である「メラニン色素」が無い分、硬い毛質で抜く時に毛穴に大きな負担がかかります。そのため次回に生えてくる眉毛が細くなったり、生える向きがおかしくなる、捻れたように生えることがあります。
炎症が起きる可能性がある
血行不良・栄養不良等で白髪眉毛が生えている場合、眉毛等だけでなく「肌」も抵抗力が弱まっている可能性があります。眉毛を抜いたことでその部分がダメージを負い、炎症や吹き出物等が出来てしまう恐れもあるのです。
上記のような理由から、白髪眉毛を抜くのはあまりおすすめはできません。たしかに白髪眉毛が一本程度で、普段のお手入れでも常に抜いているような箇所であれば問題ないこともあります。
でも「白髪が2~3本以上出ている」「生えてこなくなったら困る箇所である」という場合、毛抜きで抜く方法は避けた方が無難です。
少量の白髪眉毛は「眉毛ハサミ」で根元からカット
眉毛の白髪一本だけ程度であれば、抜かずに眉用のハサミ(アイブロウシザーズ)で根元の部分からカットしてみましょう。
1本だけのカットであれば、眉の形が大きく変わってしまうといった心配もほとんどありません。また抜くのではなく「カット」なので、毛穴や肌に対するダメージも心配要らずです。
眉毛は平均2ヶ月程度で生え変わるため、短めに切っておけば次回に「黒い眉毛」が生えてくる可能性もあります。
白髪眉毛が増えたら「眉用マスカラ」がおすすめ
出典:KISSME ヘビーローテション公式
https://www.isehan.co.jp/heavyrotation/
眉毛の白髪の本数が増えた場合、眉毛を根元からカットすると眉毛が薄く見えてしまうことがありますね。
アイブロウライナー等で眉を描く習慣のある女性であれば大きな問題にはならないかもしれませんが、男性の場合ですと少々困る方が多いのではないでしょうか。
こんな時に便利なのが、眉用のマスカラです。現在では幅広いタイプの眉用マスカラが販売されており、カラーリングも白髪の人が使えるものが増えています。
ブラック~ダークブラウン系の濃いめのカラーを選んでおけば、ナチュラルに白髪眉毛をカバーできますよ。
眉用マスカラの塗り方
眉毛用のマスカラは白髪部分のみを塗るよりも、眉毛全体を塗るようにした方が自然に仕上がります。
- 目尻~目頭に、眉毛の流れに逆らうようにして全体を塗る
- 目頭~目尻に、眉毛の流れを整えるようにして全体を塗る
- 白髪部分に色が付いていない場合、マスカラブラシをタテに持つようにして毛をコーティングするように塗る
おすすめ眉用マスカラ:シュウウエムラ アイブローマニキュア
出典:shuuemura公式
プロ御用達のメーキャップアイテムブランドである「シュウウエムラ」による本格眉用マスカラです。少し丸めのブラシの形状によってマスカラ液がとても馴染みやすく、自然な雰囲気に仕上げてくれます。
髪色の濃い方の場合には、アッシュブラウン等の落ち着いた色味を選ぶと良いでしょう。
白髪眉毛を染める方法
白髪の眉毛の量が増えてくると、「眉毛を染めた方が早いのでは」と考える方も多いです。でも眉毛って、染めることができるのでしょうか?
ヘアカラー・グレイカラーで白髪眉毛は染められる?
眉毛も髪の毛も「白髪になる仕組み」は基本的には同じなので、白髪染め(グレイカラー・ヘアカラー)を使用することで眉毛を染めることは理論的には可能です。
ただし、市販の白髪染め・ヘアカラーで眉毛を染めることはできません。
セルフカラー用の白髪染め(市販のヘアカラー)は、美容師資格を持っていない人が染めてもカンタンに白髪が染められるように、刺激の強い過酸化水素や化学染料が使われています。
薄い顔の皮膚にこれらの薬剤が付くと甚大な炎症を起こす可能性があるのです。
最悪の場合、やけどをしたようなケロイドが肌に残ってしまうこともあります。自分で白髪眉毛を染めるのは絶対に止めましょう。
眉を染めたい時は美容院で
「白髪眉毛をしっかり染めたい!」という場合には、カラー剤の強さを調整しながら染めてくれる美容院に依頼をされることをおすすめします。
「眉カラー」がメニューにあり、実績のある美容院・ヘアサロンを選ばれると良いでしょう。ただ眉毛の場合、全体の毛の長さが非常に短く「伸びてきた部分」が目立ちやすいのがネックです。
眉カラーを行っても、3週間程度で白髪の部分が目立ってくることがあります。
1ヶ月以内といったハイペースでの眉カラーは皮膚への負担となるため、眉マスカラ等と併用しながら白髪をカバーしていく方法を取られる方が多いです。
ヘアカラートリートメントで白髪眉毛を染められる?
髪に負担をかけずに白髪を染められることで人気が出ている「カラートリートメント(白髪用トリートメント)」。
これで眉毛も一緒に染めてしまえればラクだな・・・と思う方も多いのではないでしょうか。でも残念ながら、この方法はおすすめできません。
体の中で一番薄い顔の皮膚の中でも、まぶた・眉の周辺は更に皮膚が薄くデリケートな箇所になっています。
そのため頭皮であれば問題の無いカラートリートメントでも、眉周辺に塗って放置をすることでカブれ・赤み・炎症といった問題が出る可能性が考えられるのです。
カラートリートメントは避けたほうが無難
1回程度の使用でいきなり炎症が起きるケースは稀ですが、カラートリートメントの場合、数回以上連続で使用をしないとそもそも色が入りません。
また色を入れるためには、数分~20分近くもトリートメントを肌に載せておく必要が出てきます。
肌に対する負担が大きいため、「眉に使ってOK」と名言しているカラートリートメントがほぼ無いのが現状なのです。
ヘナ(ヘナカラー)で白髪眉毛を染められる?
ヘナ(ヘンナ)は元々ボディペイントやマニキュア・ペディキュア等のために用いられてきた自然素材の染料。そのため眉毛を染めることはできます。
ただヘナ自体の染料成分は「ローソン」という赤~オレンジ系の色素でです。ヘナ単体の使用で、白髪を「黒く染める」「暗く染める」ことはできません。
またヘナは眉毛の外側に色素が付くように染める染料なので、眉カラー(白髪染め)のように「黒髪部分を別の色に染める」ということも不可能です。
ヘナ単体で眉毛を染めた場合、黒い部分はそのままで、白髪部分のみが赤っぽく染まることになります。
ヘナで黒めの色にすると地肌も染まる可能性が
毛を黒っぽく染めるには、ヘナで染めた後に更にインディゴ(藍)を使って色味を変える必要が出てきます。
ただヘナ+インディゴを眉毛に使用した場合、眉毛の毛の部分だけでなく地肌の部分が染まってしまう可能性も高いです。
「アートメイクのようになってもOK」という場合であればヘナ+インディゴで白髪眉毛をカバーできることもあるのですが、不自然な仕上がりになるのが不安な方はヘナを得意とするナチュラル系のヘアサロンに依頼をした方が良いでしょう。
オレンジ以外に染められるヘナカラーは使用しない
なおブラウン等、オレンジ以外の色に染められるとするヘナ(ヘナカラー)には、ヘアカラーと同じタール系色素やジミアン等の酸化剤、もしくはヘアカラーと同じHC染料や塩基性染料が含まれている可能性が高いです。
これらを白髪眉毛を染めるのに使うのはヘアカラー・ヘアカラートリートメントで染めることと同じなので、おすすめはできません。
ヘナという名は知っていても、材料やヘナの選び方などはよく知らない人が多いのではないでしょうか。下記のページでヘナを詳しく解説しています。是非参考にしてみて下さい。
頭皮や髪の痛みが気になるならナチュラルに白髪を染められるヘナカラー!
鼻毛の白髪があった場合には?
鼻毛の白髪を抜くのは絶対NG!
「鼻毛の白髪が気になる」と感じると、「1本だけなら、抜けばいいかも」と思う人も多いかもしれません。でも鼻毛を抜くのは絶対にNGなんです。
鼻毛が生えている鼻の穴の中の肌は「粘膜」という、人体の中でもとてもデリケートな箇所になっています。
また鼻毛は他の体毛に比べても毛質が太い上に、鼻毛が白髪になると更に毛質が硬い状態になるため、抜いた時に肌・毛穴に大きな負担がかかってしまうのです。
何度も鼻毛が抜かれることで鼻の内部が傷つき、細菌が入り込んで炎症を起こしたり、鼻の内部から鼻血が出やすくなることもあります。鼻毛の白髪を無理に抜くのは絶対に止めましょう。
鼻毛の白髪は染めることができる?
デリケートな粘膜部に生えている鼻毛は、化学染料等で染めることができません。無理に染めようとすると鼻腔内に炎症が生まれ、甚大な病気を発症する恐れもあります。
残念ですが、鼻毛の白髪を染める対処をすることはおすすめできません。
少量の鼻毛なら「ハサミでカット」が基本
1本~2本程度の鼻毛の白髪であれば、ハサミで切るのが一番早くて安全な方法と言えます。ただハサミと言っても、文房具用のハサミや眉毛カット用のハサミを使うのはNGです。
鼻毛切り専用のハサミを使用して、白髪部分の鼻毛をカットしましょう。
鼻毛切りはさみの選び方
刃先が丸くなっているか?
粘膜を傷つけないよう、鼻毛用ハサミは刃先が丸く作られるのが一般的です。しかし稀に「鼻毛用」と書いてあっても刃先が尖っているものがあります。必ず刃先の丸いものを選んでください。
刃先の丸い部分が大きすぎないか?
刃先の丸い部分が大きすぎると、鼻毛の白髪部分を狙いにくいです。丸く仕上げてありながら、丸みの口径が小さいものを選ばれることをおすすめします。
指を入れる部分が大きく使いやすいか?
鼻毛切りハサミは小型であることが多いのですが、指をかける部分はできるだけ大きめのものを選んだ方が良いです。特に男性の場合、指が入らずに手元が安定しないケースが見られています。
ステンレス製の表記が製品にあるか?
100円均一等の安価な製品の場合、稀にですがステンレス刃ではないものが販売されていることがあります。
サビ・汚れ等が付きやすい金属製品ですと鼻の炎症を起こす恐れがあるので、必ずステンレススチール表記のあるもの、信頼できるメーカー製品を選びましょう。
おすすめ鼻毛用ハサミ:貝印 KAI関孫六 プレミアムセーフティハサミ HC-1812
出典:貝印オンラインストア
ステンレス製品のトップメーカーである「貝印」が販売する鼻毛専用のハサミです。先端が小さい円形でありながら切れ味が非常に良く、太い硬い白髪鼻毛も的確にカットしてくれます。
持ち手の大きさも比較的大きく、男性の手にも馴染みやすい形状になっています。(参考価格・1,540円税込)
白髪の鼻毛をカットする方法
鼻の穴の奥側にある鼻毛をカットすると、鼻の粘膜に傷を付けてしまうことがあります。この部分は極端に短くカットしようとせず、見える部分のみを切るようにしてください。
事前に鼻掃除
事前にティッシュペーパーで鼻の中を掃除しておきます。鼻の穴の外に近い部分で下側に白髪がある場合には、鼻孔とハサミが平行になるようにハサミを沿わせ、白髪部分をできるだけ短めにカットします。
鼻の奥にある場合は...
鼻の穴の奥に近い部分に白髪がある場合には、指で小鼻の片側を抑えて、鼻の穴からはみ出てきた鼻毛をカットします。更にもう一度、口の両端を上げて鼻孔を開いてチェックをし、はみ出る部分をカットします。
鼻の真ん中あたりにある場合は...
鼻の中隔部分に白髪が生えている場合には、片手で軽く鼻を押し上げ、ハサミを中隔部と平行になるように沿わせてカットします。下・横から鏡を見て、鼻毛が見えない状態か確認できたら終了です。
使い終わったハサミは消毒
ハサミの刃は必ずアルコールティッシュ、もしくは消毒用アルコールに浸したコットンで拭き、消毒するようにしましょう。
白髪鼻毛が増えたら「鼻毛カッター」で対処
「何本も白髪の鼻毛が出てきて目立つ」「いちいちハサミでカットするのが面倒」そんな時には、手軽に鼻毛の処理ができる「鼻毛カッター」を使ってみましょう。
鼻毛カッターの選び方
水洗いができる
鼻毛カッターはとにかく「清潔をキープできること」が重要です。本体ごと丸洗いができる、もしくはトップ部分・刃先を外して洗えるものを選びましょう。
カッター内部の刃先は手入れをしにくいため、「拭くだけタイプ」は雑菌が繁殖しやすくおすすめできません。
電動式である
鼻毛カッターには手動タイプと電動タイプがありますが、手軽さで言えば電動式が圧倒的に便利です。ただ電動式の場合、やや壊れやすい・耐久性に欠ける製品も見られます。
「手軽さより頑丈さ」を重視される場合には、手動式を選んでも良いでしょう。
鼻孔に沿う形になっている
白髪鼻毛を短くカットするには、鼻孔にきちんと沿うようなヘッドの形になっていることが重要です。
刃の切れ味が良い
鼻毛の白髪は硬いため、安価過ぎる鼻毛カッターだときちんと切れずに絡まり、鼻毛を巻き込んで抜いてしまうことがあります。
鼻孔を痛める原因となるので、カミソリメーカー・家電メーカー等の一定の評価を持つメーカー製品を選んだ方が安心です。
全ての鼻毛をカットしないこと
なお鼻毛カッターを使用する場合も、「鼻の奥の方に白髪があるから」と鼻毛を奥まで全部剃るのはNGです。鼻毛は鼻孔から体内に入ろうとするウイルス・雑菌・ホコリ等をシャットアウトするフィルターの役割も果たしています。
奥側の鼻毛をあまりにも短くカットするとフィルター作用がなくなるため、風邪や鼻炎・花粉症等のアレルギー症状を起こしてしまう可能性も高まってしまうのです。鼻毛の処理は「見える範囲」をケアする程度に留めるようにしましょう。
おすすめ鼻毛カッター:フィリップス 鼻毛/耳毛カッター NT1152/10
出典:PHILIPS公式
髭剃りメーカーとして有名な「PHILIPS」による鼻毛用カッターです。本体をまるごと水洗いできるので、お手入れがとてもカンタンなのが大きなポイント。
また耳毛ケアもできるようにヘッドが小さめに作られているので、鼻の穴がやや小さめの人でも鼻孔にピッタリと添わせながら白髪鼻毛のお手入れができます。
「鼻毛と一緒に一緒に眉毛の手入れもしたい」という方は、同ブランドの「NT3162」にすると眉毛をカットするための付属コームも付いてきます。
(参考価格・1,000円台)
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ヒゲ・眉毛・鼻毛の白髪、増やさない・改善するためには?
いくら眉毛や鼻毛をカットしたり染めても、これからどんどん白髪が増えてしまっては困りますよね。眉毛や鼻毛・髭の白髪を増やさないためには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
食生活を見直そう!
特に20代で眉毛・鼻毛・ヒゲ白髪が出てきたら疑いたいのが、栄養不良・栄養失調というポイントです。黒さの元となる「メラニン色素」がたくさん入った毛を作るには、以下のような栄養素が必要となります。
- チロシン・フェニルアラニン(アミノ酸の一種)
- ビタミンB6(ピリドキシン)
- ビタミンB12
- 葉酸
- 銅 等
過剰なダイエットや外食・レトルト中心の生活をしていると、アミノ酸やビタミンB、銅・葉酸等のミネラルは不足してしまいがちです。
「体毛の黒さ」は体内での優先順位が低いため、栄養が不足するとかなり早い段階で白髪が生まれるとも言われています。
上記の栄養素をバランスよく摂取するには、肉類(レバー等)・魚介類・チーズ・ナッツ・ごま・ほうれん草等の食品を積極的に取ることをおすすめします。
フェイスマッサージをしてみよう
白髪が生まれる原因のひとつが、血行の不良です。血液の巡りが悪くなると髪の黒さを生み出す「メラノサイト」に栄養が十分に行き渡らなくなり、白髪が生まれやすくなります。
顔の筋肉を動かさなかったり、首・肩等が凝りやすい人の場合、顔面の血の巡りが悪くなりがち。フェイスマッサージで顔の筋肉をほぐし、血液の巡りを改善する習慣を付けてみましょう。
マッサージの手順
- 両手を首にあてて、首の上から鎖骨に向かって何度かなでおろします。
- 耳の後ろに指をあてて、何度か鎖骨に向かってなでおろします。
- 4本の指をおでこにあてて、額の中央からこめかみに向かってゆっくりと押していきます。
- 鼻の両筋から小鼻に向かって、優しく10回程度なぞります。
- 上唇の中央→口の端の口角→下唇の中央の順で、口の周辺をゆっくりと押していきます。
- 目の周辺の骨のくぼむ位置に沿って、ゆっくりと押していきます。
- 両手で顎を挟むように持ち、顎の中心から耳に向かって押していきます。
マッサージ時には手に力を入れず、ごく柔らかく行うようにしましょう。フェイスクリーム、オイル等を使うと肌に負担をかけにくいです。
スマホ・パソコン・メガネによる「眼精疲労」に注意
特に眉毛等の白髪の原因となりやすいと言われているのが、眼精疲労(目の疲れ)による頭部の血行不良です。
最近ではスマホ・パソコン等の長時間の利用、ブルーライトによる刺激によって知らないうちに眼精疲労になり、血の巡りが悪くなっている人が増加していると言われています。
以下のような点に気をつけて、目の疲れを取る習慣を付けましょう。
- スマホでは20~30分、パソコンでは50分毎に連続使用を止めて、10分以上の休憩を取ります。
- 薄暗い場所でのスマホ・パソコンでの使用はできるだけ避けます。
- ブルーライトをカットするシートや眼鏡で刺激を減らします。
- パソコン・スマホを使用した後には、蒸しタオル等で目の周辺を温めます。
- メガネ・コンタクトレンズ使用の場合、現在使用中のレンズの度数が合っているかどうかを眼科で再確認します。
ストレス解消法を見つけよう
白髪を作る「血行不良」の大きな原因となるのが、ストレスによる自律神経の失調です。特に大きな悩みが無い場合でも、慣れない環境での緊張や過労等を脳が「ストレス」と感じていることがあります。
入浴・運動・音楽を聞く等、リラックスできる習慣をいくつか見つけて、一日の中でストレスをこまめに解消することが大切です。
「睡眠不足」を改善しよう
黒く健康的な眉毛やヒゲを作るには、成長ホルモンの働きが欠かせません。成長ホルモンは深い睡眠時に多く分泌されます。
毎日のような睡眠不足や、ベッドに入る時間・起きる時間の乱れがあると、成長ホルモンは十分に分泌されず、体毛の生成にも支障をきたします。
また睡眠の質が低下することで自律神経も乱れるため、顔を含む全身の血行も悪くなってしまうのです。一定の睡眠時間を取るように心がけ、できるだけ同じ時間に眠る・起きることを意識してみましょう。
白髪予防の生活習慣については下記のページで詳しく解説しています。性格に合ったストレス解消法や冷え症についても触れていますので是非参考にしてみて下さい。
生活習慣で白髪を予防・改善しよう!今日から始める5つの改善ポイント
おわりに
眉毛・鼻毛・ヒゲ等に白髪を発見すると「病気なのかも?」と不安に思われる方も多いようです。
白髪=病気というわけではありませんが、栄養の不足・血行の不良といった「体の不調」が白髪の原因となっていることも多々あります。
今まで問題の無かった生活サイクルでも、エイジングによって身体機能が落ち、血行不良等が起きていることもあるのです。眉毛・鼻毛・ヒゲ等の白髪を見つけたら、それは自分の体からのサインと考えてみましょう。
染める・カットするといった対処をするだけでなく、食生活・生活リズム等を見直すことも大切です。
白髪になる原因をさらに詳しく解説しているのが下記のページです。是非参考にしてみて下さい。
白髪になる原因・習慣をチェック!改善のためのアドバイスも