ビフィズス菌サプリでよく見る機能性表示食品とは?トクホ、栄養機能食品、医薬品との違いってなんだろう?

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サプリメントと表示

ビフィズス菌のサプリメントを選ぼうとすると、目にするのが「機能性表示食品」という文字です。

機能性表示食品....体に良さそうというイメージはあっても、どういうものなのかはっきり分からない方がほとんどでしょう。

機能性表示食品のビフィズス菌サプリと共に、機能性表示食品の安全基準や医薬品との違いについて詳しく説明していきます。



機能性表示食品とは?

はてな02

機能性表示食品について消費者庁のホームページでは以下のように記載されています。

「機能性表示食品とは、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届けられた食品です」

引用:消費者庁 機能性表示食品
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/about_foods_with_function_claims/pdf/150810_1.pdf

つまり、機能性表示食品は、消費者庁で認可されるものであり、事業者が科学的根拠のもと効果がある製品につける事ができるものという事です。


機能性表示食品制度のはじまりは?

機能性表示食品の制度が生まれたのは2015年と比較的最近のことです。

2015年以前、機能性が表示できる食品は、これまでに国が認可を個別に許可した特定保健用食品(トクホ)と国の規格基準に適合した栄養機能食品に限られていました。

2015年以降、機能性表示食品の制度ができてからは機能性をわかりやすく表示した商品の選択肢を増やす事で、消費者が正しい情報を得てから選択する事がよりできるようになりました。

機能性表示食品の制度の基本的な考え方

  • 安全性の確保
  • 科学的根拠の設定
  • 適正な表示による消費者への情報提供

機能性表示食品の制度には基本的な考え方が3つあります。

1つ目は、安全性の確保。2つ目は、機能性表示を行うにあたって必要な科学的根拠の設定。3つ目に適正な表示による消費者への情報提供です。

この3つすべてを満たす事が機能性表示食品の制度の根底にある考え方です。


パッケージへの表示

機能性表示食品のパッケージには必ず表示される項目がいくつかあります。パッケージの表側には、機能性表示食品という言葉、届出番号、届出表示が記載されています。

届出表示には、科学的根拠を基にした機能性について、消費者庁長官に届け出た内容が記載されています。パッケージの裏側には、1日当たりの摂取量、摂取の方法、使用上の注意などが書かれています。



機能性表示食品の安全性はどのように確保されているの?

サプリメント02

機能性表示食品の認可のところで「安全性の確保」がありましたが、その安全性はどのように確保されているのでしょうか?

まず、事業者は販売を開始する60日前までに消費者庁長官あてに、「国の定めた安全性や機能性といった基準をこの商品は満たしている」という評価と、「生産過程についてしっかり管理されている」という評価を出す必要があります。

その後、その情報は消費者庁のホームページに公開され、その商品について消費者が詳しく知る事ができるようになります。

安全性の評価ポイント

  • 今まで広く食べられていたかどうか
  • 安全性に関する既存情報の調査
  • 動物や人を用いた安全性試験

安全性の評価に関してのポイントは、今まで広く食べられていたかどうかの食経験、安全性に関する既存情報の調査、動物や人を用いた安全性試験の実施です。この3つによって安全性が確かめられます。

また、機能性に関しては、最終製品を用いた臨床試験、最終製品または機能性関与成分に関する文献調査によって判断されます。これらの情報が消費者庁のホームページに記載され安全性・機能性のルールをクリアした商品が機能性表示食品として世の中で販売されることになります。



機能性表示食品と医薬品の違い

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機能性表示食品の定義とは?

機能性表示食品と医薬品はどのような部分が異なるのでしょうか?

機能性表示食品とは、健康食品やサプリメントとして広く認識されています。健康食品の定義は、健康の保持増進に資する食品全般です。一方サプリメントは特定成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品と定義されています。

呼び方は異なりますが、健康食品とサプリメントには明確な違いはなく、同じものと認識してもらって大丈夫です。健康食品やサプリメントなどの機能性表示食品は、毎日の食事だけでは不足しがちな栄養素を補う事を目的として作られたものであり、病気の治療や予防を目的としたものではありません。

また含まれる成分に関しても、人間が本来から持っているものと同じ成分であり、単なる食品としての位置付けになります。


医薬品の定義とは?

医薬品とは病気の予防や治療を目的として作られたものです。

そのため、その名称や成分内容、効果効能、副作用、用法や容量、分量など細かく書かれており、その品質や有効性、安全性に関して調査が行われたうえで正式に厚生労働大臣や都道府県の知事から承認を受ける必要があります。

医薬品には人間が本来持っている成分以外の成分が多く含まれています。医薬品には、医師しか処方できない医療用医薬品と処方箋は不要で一般販売が可能な一般用医薬品があります。

ドラックストアなどで私たちが購入できるものはこの一般用医薬品に分類されているものです。


機能性表示食品と医薬品の違いは?

機能性表示食品と医薬品はまず認可を行う場所が違いますね。機能性表示食品は消費者庁が、医薬品は厚生労働省や各都道府県の知事が行います。

また、機能性表示食品は健康上必要な栄養素を補うもの、医薬品は病気の治療や予防を行うものという作られた目的も大きく異なります。認可に必要な手続きも全く違う事から、この2つははっきりと異なるものとして理解しましょう。



機能性表示食品と特定保健用食品(トクホ)の違いは?

トクホ

出典 サントリー 
https://www.suntory.co.jp/

次に機能性表示食品と特定保健用食品(トクホ)の違いを見ていきたいと思います。まずは特定保健用食品(トクホ)とは何なのか解説したいと思います。


特定保健用食品(トクホ)とは?

特定保健用食品(トクホ)は消費者庁によると、下記のように定義されています。

「許可を受けて、食生活において特定の保険の目的で摂取する者に対し、その摂取により当該保険の目的が期待できる旨の表示をする食品」

引用:消費者庁 特定保健用食品
https://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin86.pdf

通称はカタカナでトクホと呼ばれ、テレビのコマーシャルなどでも聞きなじみがある言葉かと思います。トクホの管轄は消費者庁が行っており、人間が両手両足を広げているマークが有名です。

トクホは「保健機能食品」の中に含まれるもので、「保健機能食品」はトクホと「栄養機能食品」に分かれています。

トクホで表示できる8つの効果

  • おなかの調子を整える
  • コレステロールが高めの方に適する
  • 食後の血糖値の上昇を緩やかにする
  • 歯の健康維持に役立つ
  • 食後の血中中性脂肪が上昇しにくい
  • 身体に脂肪がつきにくい
  • カルシウム等の吸収を高める
  • 骨の健康維持に役立つ

トクホで表示できる効果は上記の合計8つです。聞きなじみがある言葉も多く含まれていますね。

特定保健用食品に指定されているヨーグルトを下記のページで紹介しています。こちらもあわせてチェックしてみて下さい。

発酵食品は「食べるスキンケア」!発酵効果でキレイになる6つの理由


機能性表示食品と特定保健用食品(トクホ)の違いについて

違いは3つあります。

1.マーク

まずはマークがあるかないかです。トクホのマークは人間が両手両足を広げているものですが、機能性表示食品のマークはありません。


2. 国の審査

2つ目に国の審査があるかないかです。トクホの方はあるのに対し、機能性表示食品は事業者の責任で消費者庁に提出するという形であるため国の審査はありません。


3.届け出内容の公開義務

3つ目に申請届け出内容の公開が義務になっているかいないかです。トクホの場合は公開が義務ではありませんが、機能性表示食品の場合は義務になっています。


4.商品数と施行年数

認可されている商品数はトクホが1200個ほど、機能性表示食品の方が600個ほど、施行年数はトクホが1991年、機能性表示食品が2015年です。

このように機能性表示食品とトクホにはかなり異なる点がありますね。



機能性表示食品と栄養機能食品の違いとは?

最後に機能性表示食品と栄養機能食品の違いについて解説していきたいと思います。その前にまずは栄養機能食品とは何なのか解説していきます。


栄養機能食品とは?

栄養機能食品は消費者庁によると、下記のように定義されています。

「栄養機能食品とは、特定の栄養成分の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するもの」

引用:消費者庁 栄養機能食品
https://www.caa.go.jp/

栄養機能食品は栄養成分の機能を表示して販売されます。栄養機能食品として販売するためには一日当たりの摂取目安量に含まれる当該栄養成分量が定められた範囲内にある事が必須になります。

例えば、亜鉛の場合は1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分が2.10mgから15mgの範囲内である事が必須です。これは成分によって範囲がそれぞれ決まっており、その範囲を満たすものだけが栄養機能食品と認定されることになります。

また栄養機能食品は栄養機能表示だけではなく、注意喚起表示を行う必要があります。


機能性表示食品と栄養機能食品の違い

機能性表示食品は届け出をする必要がありましたが、栄養機能食品は届け出の必要がありません。栄養機能食品は栄養素を補う事を目的としていますが、機能性表示食品は栄養素を補うもの以外でも機能性表示食品と認定されます。



おすすめの機能性表示食品のビフィズス菌と乳酸菌サプリ

最後におすすめの機能性表示食品のビフィズス菌と乳酸菌のサプリメントを紹介したいと思います。

ビビダスBB536

ビビダスBB536

森永乳業から販売されているビビダスBB536は排便回数の増加、便のにおいの減少に効果があります。ビビダスBB563にはビフィズス菌536株という菌が使われており、このビフィズス菌は胃酸に強いという特徴があります。この商品は排便回数の増加が期待できるため機能性表示が認められています。


ビフィリゴ10000

ビフィリゴ1000

ビフィリゴ10000にもビフィズス菌BB536が豊富に含まれています。そのほかにも、イソマルトオリゴ糖や乳酸菌EC-12が含まれている機能性表示食品です。便秘解消に特化した効能が人気の理由になっています。


ビフィーナS

ビフィーナS

ビフィーナSは森下仁丹から販売されている機能性表示食品です。ビフィーナSに含まれている乳酸菌は人間由来のもので、安全性はかなり高くなっています。カプセル状になっており、大腸まで必ず届く作りになっているのもうれしいですね。

お腹のビフィズス菌を上手に増やす方法については、下記のページで詳しく解説しています。是非参考にしてみて下さい。

ビフィズス菌を増やす方法とは?食べ物やサプリ、タイミングなど効果的な方法を伝授

機能性表示食品のまとめ

  • 機能性表示食品は消費者庁で認可され、2015年から始まった
  • 機能性表示食品の制度によって消費者がより効果のある商品を選びやすくなった
  • 機能性表示食品と特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品は似ているが違いがある



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