家庭用脱毛器・脱毛シェーバー(抜くタイプ)の使用法、メリット・デメリットを徹底解説!
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剃るのではなく抜くタイプの家庭用脱毛器といえば『ソイエ』のCMを思い出す方も多いでしょう。「きれいなお姉さんは好きですか?」をキャッチコピーにしたこのCMの大ヒットにより、脱毛シェーバーは一躍メジャーな脱毛法となりました。
松嶋菜々子さん・中谷美紀さん・仲間由紀恵さん等の有名女優さんの広告起用が話題を呼びました。しかし現在では、その評価はやや低調気味です。ここでは抜くタイプの脱毛器について、使い方やメリット・デメリット等をわかりやすく解説していきます。
抜くタイプの脱毛器とは?
「抜くタイプ」とは、その名の通り物理的にムダ毛を引き抜く脱毛器のこと。Panasonicのソイエ、BRAUNのシルク・エピル等が有名です。
抜くタイプの脱毛器は電気シェーバーのような形で、ローラーでムダ毛を掴んで抜くという方式を取っています。そのため「脱毛シェーバー」と呼ばれることもあるようです。
- 正しい使い方
- 使用時の注意点
- 抜くタイプの脱毛器の選び方
- 脱毛器(抜くタイプ)の優れた点・メリットは?
- 脱毛器(抜くタイプ)の良くない点・デメリットは?
- 家庭用脱毛器とエステのフラッシュ脱毛と比較すると?
- おわりに~抜くタイプの脱毛器・脱毛シェーバー総評~
脱毛器(脱毛シェーバー)の正しい使い方
脱毛器(脱毛シェーバー)使用手順
- 【1】プレカット
- 【2】洗浄
- 【3】あたため
- 【4】脱毛準備
- 【5】脱毛開始
- 【6】毛を落とす
- 【7】クールダウン
- 【8】アフターケア
【1】プレカット
初めてムダ毛を処理する場合には毛を短めにカットします。処理の3~4日前にカミソリかシェーバーで剃るか、ハサミで短めに切りましょう。
【2】洗浄
脱毛後に毛穴から雑菌が入ると肌トラブルの原因となるので、脱毛する箇所を洗って清潔な状態にしておきます
。
【3】あたため
入浴または蒸しタオルで、全身もしくは脱毛するパーツをあたためます。毛穴が開いた状態の方がムダ毛が抜けやすく、痛みも軽減されます。
【4】脱毛準備
製品のヘッドを適切なものに付け替えます。泡脱毛等、入浴しながら脱毛できる機器の場合には、ヘッド部にボディーソープを入れます。乾燥状態で脱毛を行う場合には、肌やムダ毛についた水分を丁寧に拭き取りましょう。
【5】脱毛開始
製品を肌に垂直(90度)にあてて、ゆっくりとすべらせるように動かします。ワキの場合には腕を伸ばし、その他の場合には片手で軽く肌を抑えて伸ばすと抜けやすくなります。
動かす方向は?
抜くタイプの脱毛器では、毛流れに逆らった動かし方をします。脚(ヒザ下)の場合には下から上、腕(肘下)の場合には外から内側に動かしましょう。
【6】毛を落とす
脱毛が終了したら、肌に残った毛を落とします。入浴対応型の場合には、シャワーで軽く流しましょう。乾燥型の場合には、柔らかいガーゼ等で肌を優しく拭きます。
【7】クールダウン
冷水に浸し絞ったタオルを脱毛した部分にあて、肌のほてりを冷まします。おしぼりを事前に冷蔵庫に入れておくと手軽です。
【8】アフターケア
即時でのアフターケアがOKな製品では、乳液・保湿クリーム等で肌を保護しましょう。
『ソイエ』の現行製品の場合、ワセリン等によるケアは原則48時間経過以降とされています。説明書でアフターケア可否をよく確認してください。
脱毛器・脱毛シェーバー使用時の注意点
長い毛のまま脱毛しない
脱毛箇所と長さ目安
脱毛箇所 |
長さ目安 |
脚(ヒザ下)・腕(肘下) |
5mm |
ワキやVライン(ビキニライン) |
2mm |
ムダ毛を長く伸ばした状態で脱毛を行うのは止めましょう。ムダ毛を引っ張る力が強くなりすぎ痛みが強くなったり、ローラーの絡まりで脱毛器が故障する可能性があります。理想的な毛の長さは、脚(ヒザ下)・腕(肘下)の場合には5mm程度、ワキやVライン(ビキニライン)では2mm程度です。
脱毛後の入浴・洗浄はNG
浴室での脱毛、泡を使った脱毛(泡脱毛)がOKの製品でも、脱毛後に浴槽に浸かったり、更に体の洗浄を行うのは避けましょう。石鹸やボディーソープによる刺激、またお風呂のお湯の雑菌等が毛穴に入り込むと、毛嚢炎等の深刻な肌トラブルを起こしかねません。脱毛後の洗浄は「ぬるめ~冷水」のシャワーのみで済ませるのが理想的です。
使用できない時期
生理中・生理前後は肌が不安定な状態になるため、抜くタイプの脱毛器は使用できません。また妊娠中および妊娠後1ヶ月以内もホルモンバランスが乱れている状態であるため、使用するのは止めましょう。
脱毛後に必ず行うこと!
抜くタイプの脱毛器は、ヘッド部分に抜いた体毛が溜まるようになっています。この毛くずが溜まるとローラーの回転力等が落ち、脱毛が正常に行われなくなるのです。取扱説明書をよく読み、専用ブラシや水洗い等、製品に合ったメンテナンスで後片付けを行いましょう。
特にボディーソープをヘッドに入れるソイエの場合、石鹸成分の洗い残りが多いと次回利用時にヘッドの毛を掴む力が落ちます。丁寧に水洗いをすることが大切です。
抜くタイプの脱毛器の選び方
防水タイプ/非防水タイプで選ぶ
防水タイプ
防水タイプには以下の3つの種類があります。年式・型式によって防水機能が異なりますので、機能説明はよく確認しましょう。
1. メンテンナンスのみ水OK
ヘッドを取り外す等して水洗いはできますが、浴室での使用(電源ON)は感電の危険性があるためできません。
2. 浴室で使用可能なもの
湿気の多い浴室でも使用可能です。ただし脱毛時の石鹸使用はできず、体の洗浄後に製品単体で脱毛を行います。体を入浴で温め毛穴が開いた状態で脱毛ができるので、乾燥時に比較して痛みが少ないのがメリットです。
3. 石鹸を使った脱毛OK(泡脱毛)
入浴中に、石鹸やボディーソープを使って脱毛ができます。例えばソイエES-ED95の場合には、ヘッドにボディーソープを入れての脱毛が可能です。石鹸成分による摩擦抵抗の少なさで、脱毛時の痛みを軽減できます。
防水タイプは水洗いできるため、製品を清潔に保てるのが良い点です。また入浴時にお手入れができれば手軽ですし、家族等にお手入れを見られることもありません。ただし非防水タイプに比較すると価格が高めです。特に浴室脱毛・泡脱毛と機能が上がるほどに高額になる傾向にあります。
泡脱毛OK製品のメリット
- 水洗いOKだから製品を清潔に保てる
- 入浴時に手軽にお手入れOK
- 入浴時に行うから家族に見られないで済む
非防水タイプ
水に濡らせないタイプの「抜く脱毛器」です。湿気の多い浴室での使用はできません。入浴後には肌やムダ毛の水気を拭き取り、乾燥した状態で脱毛を行うことが大切です。
防水タイプに比較すると手軽さには劣りますが、全体的に価格が安い傾向にあります。「とりあえず抜く脱毛器を試したい」という人や「お風呂場で脱毛する気は無い」という人なら、非防水タイプでも良いでしょう。
充電式/コード式/乾電池式で選ぶ
充電式脱毛器
コードレスでお手入れがしやすいのがメリットです。製品によって充電時間は異なりますが「1時間充電して30分~40分使用可能」というものが多いです。ただし初回には12時間程度のフル充電が必要になります。
電気シェーバーや携帯電話のような「据え置き充電型」はほとんど無く、コードに繋いでの充電となるので、手間を感じる人もいるかもしれません。「充電を忘れそう」という人はコード使用も可能な交流式を選ぶと良いでしょう。例えばBRAUNのシルク・エピル3(SE3270)は交流式タイプです。
コード式脱毛器
電源にコードを繋いで使用します。充電式よりは比較的価格帯が安めです。しかし製品によって電源コードの長さが異なりますので、その点をしっかり確認しましょう。コードが短すぎるとお手入れがしにくくなります。
また海外旅行等で使用する場合には、海外電源対応の確認が必要です。例えばPanasonicソイエES-WS33の場合、海外使用には対応可能ですが、別途プラグアダプターの購入が必要になります。
購入時のポイント
- コード長さが十分長いか
- 海外旅行使用予定なら海外でも使えるか
乾電池式脱毛器
3つの中では最も価格帯が安いです。Panasonic「アミューレ」のようにお風呂で使える製品もあります。充電やコードを気にせず、旅行や出張、出先など、いつでもどこでも気軽に使えるのがメリットです。
どちらが経済的?
「乾電池代が意外とかさむ」という口コミも多く見られています。製品によって電池消費は異なりますが、たった5分の使用で8回~10回使ったら電池が無くなったという製品もあります。ワキ等の小さなパーツなら1回5分使用で十分ですが、広いパーツを脱毛したい人だと更に電池消費は早まるでしょう。長い目で見ると充電式・コード式の方が経済的です。
様々なパーツの脱毛ならアタッチメント式
アタッチメント式の脱毛器は、脱毛箇所にあわせてヘッド部を取り替えられます。例えば「ワキ用」に取り替えることでカーブのきついワキ部分にもピッタリと沿わせたり、「Vライン用」で細かく抜くようににする等、部位に合った脱毛が行えるのです。
脚や腕だけでなく幅広い脱毛が行いたい人は、アタッチメントを取り替えられるタイプを選びましょう。
脱毛器(抜くタイプ)・脱毛シェーバーの優れた点・メリットは?
処理後の肌はツルツルにできる
抜くタイプの脱毛器は、毛抜きのように毛を根元から引き抜きます。そのため処理後には毛が残らず、肌をツルツルとした状態にすることが可能です。電気シェーバーのような根元が残る仕上がりに不満がある人には向いた製品と言えます。
効果維持期間がカミソリより長い
カミソリやシェーバー、脱毛クリームの場合、処理した毛は処理後からすぐに伸びてきます。例えばカミソリだと、ムダ毛が見えない状態を維持できるのは半日~1日程度が限界です。
それらに比較すると、抜くタイプの脱毛器は効果の維持期間がやや長めです。「毎日ムダ毛のお手入れをするのは…」という人には嬉しいポイントとなっています。
気軽にお手入れ可能
入浴OK・石鹸OK等の製品を選べば、入浴中にでもサッと脱毛を済ませられます。脱毛クリームや脱色剤のように換気に気を使ったり、放置時間を長く取る必要もありません。
家庭用脱毛器としては安価
家庭用のフラッシュ式脱毛器(例:ケノン)やレーザー式脱毛器(例:トリア)は、価格が安くても5万円台、高いと10万円以上します。それらに比較すると「抜くタイプの脱毛器」は安価です。メーカー品でも、安いものならば4千円~5千円。高機能タイプでも1万5千円程度で購入できます。
有名メーカー品が多く安心
抜くタイプの脱毛器の中には、大手家電メーカーであるパナソニック(松下電工)や、ひげ剃りシェーバーで有名なドイツのブラウン等、一流企業の製品が数多く販売されています。1~2年のメーカー保証を設けて無料での故障対応を行うメーカーも多く、安心して使用することが可能です。
また保証期間後にも有償の故障対応、部品交換に応じるメーカーもあります。長く安心して脱毛機器を使いたい人には、メーカー・ブランド品が多い「抜くタイプ脱毛器」は向いていると言えそうです。
脱毛器(抜くタイプ)・脱毛シェーバーの良くない点・デメリットは?
脱毛時に痛みがある
抜くタイプの脱毛器の「掴んで引き抜く」という原理は毛抜きと同じです。更に複数の毛を一気に抜くため、慣れないうちには痛みを感じる人がほとんどとなります。特に毛が太い人、ムダ毛の量が多い人の場合、引き抜く際の負担が強くなる分、痛みも大きくなります。
短い毛が抜きにくい
最短で3mm~5mmの長さがないと、脱毛シェーバーのヘッドがムダ毛をキャッチできません。そのためお手入れ前にはムダ毛を少し伸ばす必要があります。特に毛質が太い人、毛の量が多い人の場合、お手入れ前日には見た目が気になる…という人も多いかもしれません。
なると厄介な埋没毛に...
埋没毛になりやすいという点です。埋没毛(まいぼつもう)とは、皮下再生毛とも呼ばれる肌の下で伸びる毛のこと。根元で抜かれた毛が再度伸びる際、肌の角質層を突き破れず、皮膚の下で伸びていってしまうのです。トグロのように毛が巻いてしまうこともあります。
埋没毛が起きた場合、その部分だけ皮膚をつついたり、無理に抜くのは絶対にNG。浴槽に浸かって皮膚を柔らかくし、ヘチマタワシ等の硬めの洗浄用グッズで皮膚をこすり、毛先を出す必要があります。
また埋没毛がどうしても出てこない場合、皮膚科もしくは美容外科でレーザー脱毛/ニードル電気脱毛で処理をするケースもあるようです。
埋没毛は見た目にも悪い上、毛先を出すために強く皮膚をこするといった肌ダメージを与えなくてはなりません。特にふくらはぎ等の皮膚の柔らかい部分や皮膚が薄い人の場合には埋没毛が起こりやすくなります。
毛穴が色素沈着しやすい
物理的に毛を引き抜く脱毛法では、毛穴が強く引っ張られ、一時的に毛穴が広がるほどの大きな負担がかかります。この刺激の繰り返しで毛穴部分にメラニン色素が発生し、黒ずみ・色素沈着が起こりやすくなるのです。特に肌の弱い人、色白の人は毛穴の部分だけがポツポツと茶色っぽく目立つので注意すべき点です。
毛嚢炎の心配がある
毛嚢炎(もうのうえん)とは、毛穴に雑菌が入り込んでできるニキビのような炎症です。ポツポツと赤っぽく腫れたり、酷い場合には膿むことがあります。毛のう炎が起こった場合にはすぐに市販薬等で対処を行い、酷い場合には皮膚科医に相談しましょう。ニキビと同じで、きちんと直さないと痕になることがあります。
処理中の音がうるさい
内部のローラーが高速回転するため、モーター音に加えて振動音が出ます。現在の機種では静音性が高められていますが、それでも住居形態によっては深夜のお手入れ等は難しい可能性も高いです。できれば量販店等で実機を手に取り、作業音を確認することをおすすめします。
非常に細い毛(ウブ毛)は抜きにくい
製品によってヘッドのキャッチ機能は異なりますが、腕の上側に生えているウブ毛のような非常に細い毛については掴めない製品も多いです。
ムダ毛は繰り返し生えてくる
毛抜きで抜いた眉毛は、しばらくすると生えてきますよね。それと同じで、「抜くタイプの脱毛器」で抜いた毛穴からも、ムダ毛は再生してきます。医療行為である永久脱毛とは異なり「一度抜いたらずっと生えない」というものではありません。
定期的な処理が必要になる
一度抜いた毛が再生されるまでには、数週間程度がかかります。しかし人間の体毛とは、肌表面に出ている毛が全てではありません。外側に出ている毛は、全体の1/3程度。つまり残りの2/3は、処理した翌日からも普通に生えてくるのです。
そのため「ムダ毛が目立たない状態」をキープするには、週1回程度の定期的なお手入れが必要になります。
切り替え・併用がしにくい
エステ等で行うフラッシュ脱毛では、肌トラブルがある箇所・色素沈着が酷い箇所等は照射ができない場合があります。また埋没毛に対してはフラッシュ脱毛で対処しにくいケースもあるようです。そのため、今後エステ脱毛をする予定がある場合、脱毛シェーバーでの処理は避けた方が良いと言えます。
またクリニックやエステでの脱毛では、施術前には毛が短く残っている状態であることが必要とされます。つまり抜くタイプの脱毛器や毛抜きで毛を抜いた状態の毛穴には、もう一度毛が生えてくるまで、本格脱毛の処理ができないのです。エステでの脱毛中に併用するならば、剃るタイプの電気シェーバーが適切です。
家庭用脱毛器とエステのフラッシュ脱毛と比較すると?
「脱毛」という名前が付くため、エステの脱毛と同じなの?と思われがちな抜くタイプの脱毛器・脱毛シェーバー。でもエステサロンでのフラッシュ脱毛とは、様々な面が異なります。
|
即効性 |
仕上り |
対応箇所 |
永久性 |
脱毛シェーバー |
○ |
× |
× |
× |
フラッシュ脱毛(エステ) |
× |
○ |
○ |
○ |
即効性では?
フラッシュ脱毛の即効性
フラッシュ脱毛では、光を照射してから毛が抜けるまで1週間~2週間程度かかります。つまり「当日にツルツル!」と言うものでは無いわけですね。
脱毛シェーバーの即効性
その点、脱毛シェーバーは「今現在、生えている毛」を掴んで引き抜きますから、処理直後にはツルツル状態にすることが可能です。即効性という意味では、脱毛シェーバーの方が優れていると言えるでしょう。
仕上がりでは?
脱毛シェーバーの仕上がり
毛を物理的に引っ張る脱毛シェーバーでは、毛穴及び角質層へのダメージを避けきれません。毛穴がポツポツと目立ったり、角質層が剥がれて白っぽくなるケースも散見されています。
フラッシュ脱毛の仕上がり
これに対し、光を当てて毛が抜けるように促すフラッシュ脱毛では、毛穴の開き・角質の剥がれといった物理的なダメージは少なめです。埋没毛・毛穴の色素沈着といった心配は殆どありません。
フラッシュ脱毛用の機器に使われる技術は、元々毛穴の引き締め・肌の角質層を整える目的で研究されたものでした。そのため毛をなくしつつ、同時に美肌にすることも可能なのです。
対応箇所では?
脱毛シェーバーの対応箇所
脱毛シェーバーは、顔脱毛、デリケートゾーンであるIライン・Oライン脱毛には対応していません。毛を直接抜くダメージが大きく、皮膚が薄い場所、粘膜の多い場所には使用できないのです。また腿の内側、腕の内側といった肌の柔らかい部分の脱毛をNGとしているものもあります。
フラッシュ脱毛の対応箇所
対してフラッシュ脱毛の場合、眉間・口元等の顔の脱毛、デリケートゾーンを含むVIOライン脱毛(ハイジニーナ脱毛)に対応する店舗も多いです。
痛みはほとんど同レベル?
フラッシュ脱毛では照射時に軽く弾かれる刺激があるため、「痛そう」と心配されることがあります。しかしかつてのニードル脱毛(電気針を刺す方法)に比較すると、痛みは大きく軽減されています。「細いゴムで弾いた程度だった」「心配するほどではなかった」とする人が多いようです。
対して脱毛シェーバーの場合、一気に多数の毛を掴んで引き抜くため、時には出血するような痛みを伴う場合があります。特に自己処理ではプレケア(毛穴の開き)が不十分になりやすく、強い刺激となることもあるようです。刺激という点ではほぼ同レベル、もしくは肌のプロに任せられない脱毛シェーバーが不利となります。
「脱毛」という意味が...
フラッシュ脱毛はIPL(インテンス・パルス・ライト)等の光を照射し、毛を自然に抜きながらムダ毛の再生力を落としていく脱毛法です。毛幹部(毛母細胞)に対して働きかけ、毛を細く薄くしていきます。
対して抜くタイプの脱毛器では、毛幹部・毛母細胞への働きかけはありません。「現在生えている毛を抜くだけ」というものであり、長期的効果を目的としたものではないのです。同じ「脱毛」という名前が付いていますが、根本的にはまったく意味が異なります。
おわりに(抜くタイプの脱毛器・脱毛シェーバー総評)
『ソイエ』が発売されたのは1992年のこと。90年代当時、エステ脱毛は一握りのセレブや芸能人のためのもので、一般ではカミソリ等で処理をする人がほとんどでした。「家庭で毛が抜ける」という脱毛シェーバーは、画期的な商品だったのです。
しかし技術促進によってエステ脱毛の価格が大幅下落し、誰もがお手入れ不要のツルツル素肌を手に入れられる現在、定期的な手入れの必要と肌ダメージがある脱毛シェーバーには満足できない人も増えています。
抜くタイプの脱毛器・脱毛シェーバーに向いている人は?
- 週一回以上の継続したお手入れが苦にならない人
- お手入れ前にムダ毛を伸ばしてもOKな人
- 肌が丈夫で、乾燥肌・敏感肌・アレルギー等の問題が無い人
- 肌が厚めな人
- ムダ毛が細めで、生えている量が少なめの人
- 今後もエステサロン脱毛・永久脱毛をする予定は無い人
上記にあたる人であれば、抜くタイプの脱毛器・脱毛シェーバーの手軽さ・即効性がメリットとして感じられるのではないでしょうか。