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「ブラッシングをしようとしたら頭皮にニキビが・・・」「頭に触るとプツッと吹き出物が有る」
こんな頭皮ニキビを感じることが増えていませんか?それはもしかしたら、頭皮環境が悪化しているサインかもしれません。
頭皮ニキビはかゆみを感じにくいため放置しがちなのですが、そのまま放っておおくと薄毛の原因になることも。「おかしいな?」と思ったら、早めに適切な対処をすることが大切です。
頭皮ニキビの原因が今までのシャンプー選びやケアにあることも多いので、ヘアケアの全体的な見直しをしてきましょう。
今回は頭皮ニキビの原因や対策について、ヘアケア初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
頭皮ニキビにはどんな特徴がある?
頭皮ニキビ(とうひにきび)とは、その名のとおり頭皮(スカルプ・頭の皮)にできるニキビ(尋常性ざ瘡)のことです。
ニキビというと顔や首等にできるもの・・・というイメージがありますが、頭皮も「皮膚(肌)」の作りは基本的には同じ。そのため、頭皮も顔とほぼ同じようなニキビのトラブルが起こります。
頭皮ニキビの元となる菌も、思春期ニキビ対策でよく聞く「アクネ菌」という常在菌です。ただし頭皮ニキビの場合、一般的なニキビとは異なる以下のような特徴があります。
痛みやかゆみが少ない
一般的なニキビの場合、炎症が起こって赤くなると「かゆみ」「痛み」といった違和感を伴うことが多いです。
ところが頭皮ニキビの場合、このようなニキビによる違和感をおぼえる人は少ない傾向にあります。
発見が遅れる・気づきにくい
上記のような違和感の少なさから、頭皮ニキビは「できていても気づかれにくい」という特徴があります。
頭皮ニキビが腫れてかなり大きくなってから、手でさわったりブラッシングで触れたことで「ニキビがある」とようやく気づくケースが多いです。
放置すると薄毛の原因にも
頭皮ニキビは毛髪に隠れて見えないため、顔ニキビに比べて優先順位が低く、対処をされずに放置されてしまうことが少なくありません。
しかし頭皮ニキビが悪化して膿んだ場合、頭皮の角質層が傷ついて、その部位の毛穴の毛髪生成がうまくいかなくなってしまうこともあります。
また繰り返し頭皮ニキビができる環境は皮脂分泌等の何らかの問題が発生していることが多いです。放置をしているとニキビの問題だけでなく、「薄毛」を引き起こす原因ともなります。
「たかがニキビ」とあなどらず、原因に合わせた対策を取ることが大切です。
頭皮ニキビができる5つの原因
では頭皮ニキビができる原因は何なのでしょうか?まずは頭皮ニキビができる仕組みを見てみましょう。
- 頭皮の毛穴に皮脂や老廃物がつまる
- 毛穴がふさがれ、常在菌であるアクネ菌が増加する
- アクネ菌による炎症が起こる(ニキビが腫れる、赤くなる等)
このような段階を経てニキビとなっていくため、ニキビができる「きっかけ」になるのは、以下の3つということになります。
ニキビができるきっかけ
- 頭皮の「皮脂の分泌」が活発になる
- 頭皮に「不要な老廃物や雑菌」が増える
- 頭皮のターンオーバー(生まれ変わり)が遅くなり毛穴が固くなる
毛穴が詰まる「皮脂や老廃物」が増えているか、もしくは毛穴自体が詰まりやすくなっている状態になっているというわけです。
このような「きっかけ」ができる原因には、以下のようなものが挙げられます。
血行不良によるターンオーバーの低下
新しい頭皮は「ターンオーバー」という皮膚の生まれ変わりによってできますが、それが滞りやすくなる理由のひとつが頭皮への血行の不良です。
血液は酸素や栄養素等、新しい頭皮の角質層を作る原料を運ぶ大事な運搬通路です。ところがちょっとした要因で血行が悪くなると血液がキチンと循環せず、新しい皮膚が作れなくなってしまうのです。
頭皮には古い角質が徐々に堆積し、徐々に柔らかさを失って固くなっていきます。
毛穴もふさがりやすくなり、ほんの少しの皮脂の分泌でもつまりやすい状態になってしまうのです。
血行が悪くなる要因例
- 運動不足
- ストレス
- 冷え
- 喫煙
- 髪型
- 帽子やヘルメットの着用 等
中でも原因となりやすいのはストレスです。ストレス等による自律神経の乱れは、血行不良の大きな要因となります。
新年度・新学期等で緊張をしたり、引っ越し等で環境が大きく変わった時等もストレスを受けやすいので、春は頭皮ニキビができやすい季節と言えます。
また髪を洗った後に濡れたままで置いておくのも「頭皮の冷え」の原因に。
その他、帽子やヘルメットを長期的に着用したり、髪を同じ位置で縛っていることも頭皮の血行を阻害し、頭皮ニキビを生む要因となります。
通気性の悪さ・ムレによる雑菌繁殖
頭皮にはたくさんの毛髪が生えており、空気が溜まりやすくなっています。特に汗をかいたり、体温が高くなっている時には高温で湿度の高い状態が続きがちです。
このような「高温・高湿」の環境は、アクネ菌等の細菌にとって繁殖しやすい状態。一気に雑菌の量が増え、ニキビが増えることもあります。
蒸れやすくなる要因
- 気温の上昇
- 汗の放置
- ヘアスタイル(おだんご頭・まとめ髪等)
- 部分ウィッグやカツラの使用
- 帽子・ヘルメットの着用
熱い時期や運動後には体や顔の汗をふきますが、頭皮の汗は放置されてしまがちです。
特に汗かきの人や運動を多くする人の場合、「ムレ」が頭皮ニキビを悪化させている可能性が高いと考えられます。
シャンプー等による刺激
シャンプーやヘアトリートメント等のヘアケア製品は、原則として「つけっぱなし」にして良いものではありません。
すすぎ等が不十分で頭皮に成分が残ると、それは「老廃物」の一種として毛穴に溜まってしまいます。
石けんやシャンプー等の残りカスは、頭皮ニキビの元であるアクネ菌の大好物です。
シャンプーの成分が強すぎたり、成分が肌に何度も残ることによって頭皮ニキビが増えるケースは多々見られます。
頭皮の刺激になるヘアケア
- シャンプー原液をそのまま髪につけている
- すすぎの時間は1分程度である
- シャンプー前の「予洗い」をしていない
- 説明書よりも多いシャンプー量を使っている
- トリートメントを流しきれていない
- ヘアオイルを頭皮につけている、つけすぎている
なんとなく行っているヘアケア、良かれと思ってしているヘアケアが、頭皮ニキビを増やしている可能性も考えられます。
ホルモンバランスによる頭皮のベタつき
頭皮の皮脂分泌が増える理由には様々なものがありますが、大きな要因としては「ホルモンバランスの乱れ」が挙げられるでしょう。
人間には「男性ホルモン」「女性ホルモン」が分泌されており、それぞれが適度なバランスを保っています。
ところが以下のような時にはホルモンバランスが崩れて、女性ホルモンであるエストロゲン等が低下。
男性ホルモンのテストステロンやジヒドロテストステロン等が優位となり、頭皮の皮脂分泌が活発になりがちです。
ホルモンバランスが乱れやすい時期
- 思春期・成長期(10代後半~20代)
- 生理前後・生理中
- 妊娠中・出産後
- 更年期・閉経後
男性の場合は10代からの思春期、また50代ころからの男性更年期の頃がホルモンバランスが乱れやすい時期です。
女性の場合は毎月の月経の他、妊娠・出産・閉経等が大きなターニングポイントとなります。
頭皮の乾燥
頭皮の毛穴に皮脂が詰まる理由は、必ずしも頭皮がオイリー肌だからとは限りません。極度な頭皮の乾燥が、過剰な皮脂分泌を招いていることもあります。
頭皮が乾燥し水分量が低下すると、肌は「表面のバリアを守らなくては」と潤いを保たせようとします。
しかし本来の潤いである「水分」を捻出することができないので、そのかわりとして「皮脂」でカバーをしようとするのです。
このような肌の状態は「インナードライ(隠れ乾燥)」と呼ばれています。頭皮のインナードライを招く理由としては、以下のようなものが挙げられます。
頭皮の乾燥を引き起こす理由
- 洗浄力の強すぎるシャンプーの使用
- シャンプー回数の多さ
- ヘアカラー・パーマの頻度が多すぎる
- エアコンの効いた箇所に居る時間が長い 等
上記のリストにあてはまるものが多い場合、頭皮ニキビの原因は「頭皮乾燥」かもしれません。
特に女性の場合、ていねいなヘアケアをしていたつもりが「頭皮の乾燥」を招いていたというケースも多く見られます。
紫外線による刺激
顔や体の皮膚に比べて、「頭皮の日焼け」を気にする人は少なめです。
ところが実際には、頭皮にも多くの紫外線(UVA・UVB)が降り注いでいます。日々受けている紫外線刺激が頭皮ニキビを悪化させていることもあるのです。
紫外線の種類
UV-B(紫外線B波)
一般的な「日焼け」のイメージはUVBによるものです。高温によるヤケドのような症状をもたらしたり、頭皮の乾燥を起こします。特に5月~9月頃には照射量が多くなります。
UV-A(紫外線A波)
熱を感じない紫外線で、ガラス等も通過します。頭皮(角質層)の奥にまで入り込み、肌細胞を錆びつかせて老化させる一因となります。UVBとは異なり、冬になっても照射量がほとんど落ちません。
紫外線刺激を受けやすいシーン
- 屋外作業が多い職場
- 海やプール
- スキー・山登り等のウィンタースポーツ
- 日々の通勤通学 等
日傘をさす習慣が無い人の場合、頭皮が強い紫外線刺激を蓄積している恐れもあります。
今日から始める!頭皮ニキビ対策のヘアケア
では頭皮ニキビを改善し、今後のニキビ生成を予防するには、どのような対策をすれば良いのでしょうか?
頭皮ニキビ向けのシャンプー選び
まずは毎日使う「シャンプー」を見直すところから始めてみましょう。
頭皮ニキビができている頭皮は、過剰に乾燥をしているか、頭皮の皮脂が残りがちになっています。自分の肌タイプ等と相談しながら、ベストなシャンプーを選ぶことが大切です。
ベタベタ頭皮は「抗菌シャンプー」でしっかりケア
- 顔や体もオイリーでベタつきがち
- 顔にもニキビが多い
- 髪がすぐにベタッとボリュームダウンする
- 汗かきだと思う
「毎日洗っているのにニキビが一向に良くならない」「常に皮脂や汗で頭皮がオイリーに傾いている」
そんな方は、アクネ菌や肌カビ菌(真菌)等の発生を防ぐ殺菌作用・抗菌作用や抗炎症作用が入っている薬用シャンプーがおすすめです。
特に、頭皮は背中同様、ニキビによく似た「毛包炎」ができやすいため、通常のシャンプーで洗うだけでは改善しないことがあるからです。
「グリチルリチン酸2k」等の抗炎症作用で頭皮ニキビの炎症を抑えつつ、殺菌成分で菌の繁殖を食い止めるようにすると、頭皮環境が正常に改善していきます。
なお「ニキビ用」「薬用」と書いてあっても、メントール(清涼剤)やアルコール等の刺激が多いシャンプーは避けた方が良いでしょう。
香料や色素を使わない低刺激性の処方のものを選んだ方が、頭皮ニキビへの刺激も避けられ、頭皮のターンオーバー低下も防げます。
抗炎症成分のおすすめシャンプー
「モーガンズ スキャルプケア 草花」
スカルプケアと思えないおしゃれなヘアケア
身体に蓄積しやすいダメージ成分を使わず、自然派にこだわるヘアケア製品をそろえる「mogans(モーガンズ)」の頭皮ケアシャンプーです。
抗炎症成分のグリチルリチン酸2Kが皮脂過多の炎症やかゆみを鎮め、フラボノイドの抗酸化作用が頭皮に有効に働きかけます。
必要な皮脂は残して洗えるよう洗浄成分は全てアミノ酸系を使い、「ラウリル硫酸NA」「ラウレス硫酸NA」等は一切使用していません。
コリアンダー果実油やゼラニウム、イランイラン等の精油を加え、爽やかな甘さとスパイシーな香りで心もリラックス。
スキャルプケアというとスーッとした清涼感一辺倒、というイメージを一新してくれるアイテムです。
- 価格:5,148円税込
- シャンプー300ml・コンディショナー200g
- 発売元:モーガンズ mogans
ドライ頭皮には「アミノ酸シャンプー」
- 顔の肌は乾燥しがち
- 頭皮が固くなっている気がする(頭皮がつまめない)
- パーマやヘアカラーをしている
上記に思い当たる点が多い人は、頭皮がかなり乾燥している可能性が高いです。
市販のシャンプー(高級アルコール系洗浄剤を使ったシャンプー)では皮脂を取り去る洗浄力が強すぎてかえって多くの皮脂を出してしまい、その刺激が頭皮ニキビを悪化させている恐れがあります。
また、イメージでは肌に優しそうに見える「石けん系」のシャンプーも頭皮ニキビの多い人にはNG。
石けんカスが頭皮に残りやすく、ニキビ菌であるアクネ菌を繁殖させる要因になります。弱酸性で頭皮への刺激が少ない「アミノ酸系シャンプー」を選びましょう。
アミノ酸系シャンプーの洗浄成分
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルアラニンTEA
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ラウロイルグルタミン酸Na
- ココイルメチルタウリンNa
- ラウラミドプロピルベタイン 等
かつてはアミノ酸系シャンプーは美容院等のサロン専売品がほとんどでしたが、最近ではドラッグストア・薬局やインターネットでも頭皮ニキビに良いアミノ酸系シャンプーが取り扱われるようになっています。
アミノ酸系のおすすめシャンプー①「haru kurokamiスカルプ」
洗浄成分は「ココイルグルタミン酸TEA・コカミドDEA・ココイルメチルアラニンNa・ココイルグリシンK」のアミノ酸系に限定されています。
さらにイランイランやオレンジ油等の天然アロマを加え、洗っている間もリラックス感を味わえます。
皮脂を過剰に洗い流さず、保湿成分も入っているため
リンスやコンディショナー要らずでこの1本で6役をこなします。
ノンシリコンでありながら髪の仕上がりが柔らかいので、髪が長めの女性にもきしまずに仕上げられるでしょう。
ただ、ガチガチのハードスプレーやワックスなどの強力な整髪料を使った場合、2度以上洗う必要があります。それだけ穏やかな洗浄力ということですね。
- 定期購入価格:3,168円税込 送料無料 定期回数の指定なし
- 内容量:400ml
- 発売元:株式会社nijito
- 初回は30日間全額返金保証つき
おすすめアミノ酸系シャンプー②マイルドクレンジング シャンプー」
きめ細かい泡で頭皮ケア
無添加化粧品ブランドの代表格である「FANCL」のシャンプーです。ココイルアラニンNa等のアミノ酸系洗浄成分を中心に、頭皮にやさしい成分配合となっています。
オレンジ果皮油 ・ラベンダー油等の天然エッシェンシャルオイルのやさしい香りも魅力です。
防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤等の刺激物を使っていないので、頭皮ニキビができやすい敏感な頭皮でも使いやすいのもポイント。
ラウレス硫酸系を使用しないアミノ酸系シャンプーは高価格帯になりやすいのですが、
価格が比較的抑えられているのも嬉しい点と言えるでしょう。
- 価格:1,570円税込
- 内容量:250mL
- メーカー:FANCL(ファンケル)
軽い皮脂残りには「炭酸シャンプー」でスペシャルケア
- 時々頭皮の匂いが気になる
- 生理前等には顔にもニキビができやすい
- 肌質が変わってきた気がする
- 顔や体の肌はノーマル肌~ドライ肌
顔や体はオイリーではないのにホルモンバランスの乱れによって時々頭皮がアブラっぽく感じる・・・そんな人には、週に一度程度の「炭酸シャンプー」がおすすめです。
炭酸シャンプーとは、炭酸を閉じ込めた濃密な「泡」が出てくるシャンプーのこと。パチパチと弾ける炭酸泡が毛穴の奥の汚れまでスッキリと取り除いてくれます。
アルコール類を使わないので頭皮への刺激も少なく、ソフトに頭皮ニキビケアをしたい人にピッタリです。
ただし価格が少々高いのと、毎日使うと髪がきしむことがあるので、匂いやベタつきが気になる時の「スペシャルケア」として使うと良いでしょう。
おすすめ炭酸シャンプー「ナプラ インプライム ソーダシャンプー」
汚れを浮かせてサッパリ落とす
美容サロン専用のヘアカラーやヘアケア製品のメーカーである『ナプラ』の炭酸シャンプーです。
ホイップ状の濃密な泡が毛穴の奥の皮脂をやさしく浮かせて洗い上げてくれます。
ベースがアミノ酸系界面活性剤を使ったシャンプーなので、肌への刺激を最小限に抑えられるのもポイント。セージやタイム・ローズマリー等のハーブエキスが気持ちもリラックスさせてくれます。
口コミでも高評価が多い人気の炭酸泡シャンプーですが、唯一の難点としては取扱店舗が少ないところが挙げられるでしょう。
Amazon・ヨドバシカメラ等の大手通販モールでは取り扱いがあるので、ネット通販を使うのがもっとも手軽な購入方法と言えそうです。
- 実売価格:1,400円前後~
- 内容量:200g
- メーカー:napla(ナプラ)
シャンプー前にはブラッシングを!
頭皮ニキビができた箇所が1~2ヶ所程度である場合には、今後のニキビ増加を防ぐために「ブラッシング」をていねいに行いましょう。
特にシャンプー前のブラッシングはとても大切!フケや汚れを頭皮から浮かせてくれるので、汚れ取りの効果がさらにアップします。
またブラッシングによる適度なマッサージ効果で血行も改善しやすく、頭皮のターンオーバーを正常化させる要素ともなってくれるのです。
ただし、ヘアブラシの選び方には注意しましょう。ブロー用のブラシや100円均一のプラスチックブラシ等はNG。
ブラシの先端が頭皮を傷つけ、頭皮ニキビを増やす原因にもなります。また、ニキビが頭皮全体にある場合にはブラッシングはお休みしましょう。
ブラッシング用ヘアブラシの選び方
- 製品が木製等の天然製品・もしくは柔らかなゴム製であること
- ブラシの毛先先端が尖っておらず丸くなっていること
- 静電気が起こりにくいこと
- ヘッドが小さすぎないこと(パドルブラシがおすすめ)
正しいシャンプー方法でスッキリ洗う
いくら頭皮ニキビに良いシャンプーを選んでも、シャンプーの方法が誤っていては意味がありません。もう一度シャンプーの基礎的な方法を見直してみましょう。
シャワー温度は37℃以下で
熱すぎるお湯で髪を洗うのは絶対にNGです!頭皮の皮脂だけでなく潤いまでも洗い流してしまい、頭皮が乾燥する原因になります。温度は37℃以下、少しぬるく感じるお湯を使いましょう。
シャンプー前に予洗いを
シャンプーで洗い始める前に、ぬるま湯で2分程度は予洗い(前洗い)をします。お湯だけでもホコリ汚れは落とすことができるので、しっかりと汚れを落とすように心がけましょう。
また整髪料を付けている場合には、さらにていねいに予洗いを行います。
シャンプーは泡立ててから使う
シャンプーは適量を手のひらに出してからぬるま湯を加えて、手のひらで泡立ててから髪(頭皮)に乗せます。
原液のままで髪につけると粘度(ねばり)が強く、髪や頭皮に成分が残りやすくなってしまうのです。これが頭皮ニキビの元になります。
しっかりと泡立ててから使うことで汚れ落ちも良くなり、泡切れもアップ・すすぎ残しも少なくなります。
爪を立てずにマッサージ
頭皮ニキビを増やさないために、シャンプー中は頭皮全体を軽くマッサージするように指の腹でやさしく動かしていきましょう。
ただし、爪を立てるのは厳禁です。また、シャンプー中のブラシ(マッサージブラシ)も使ってはいけません。
濡れている間の頭皮はとても敏感でデリケートな状態なので、あまり強い刺激をかけない方が良いのです。
すすぎは最低でも3分かける
シャンプー後のすすぎは最低3分、髪が長い場合には5分程度は行います。「泡が見えなくなったからOK」ではなく、頭皮のぬるつきが残らないことを重視してください。リンスやトリートメントの後のすすぎも同様です。
整髪料が多い場合はシャンプーを2回
ヘアスプレーやワックス等を使った日には、シャンプーがなかなか泡立たないこともありますね。この場合にはシャンプーをどんどん増量するのではなく、シャンプーを2回繰り返すようにしましょう。
1回のシャンプーで量を増やして髪を洗うと、すすぎ残しが増えて頭皮ニキビを作る元になります。
シャンプーは1日1回が基本!
「皮脂が気になるから」と、一日に何回もシャンプーをするのは髪にも頭皮にも良くありません。基本的には髪の洗浄は1日に1回(夜の洗浄)で十分です。
汗や匂いがどうしても気になる場合には、アミノ酸系の洗浄力がやさしいシャンプーで朝に1回(もしくは運動直後等に1回)のシャンプーを加えます。
シャンプーの回数が1日2回以上になる場合には、後述する頭皮化粧水等で保湿ケアをすることも忘れないようにしましょう。
ドライヤー後には「頭皮化粧水」で保湿
肌質が乾燥肌の人の場合、シャンプーを洗浄力がやさしいアミノ酸系シャンプーにするだけでなく、シャンプー後の頭皮の「保湿ケア」をするのがおすすめです。頭皮用の化粧水で肌に水分を補ってあげましょう。
頭皮用化粧水は肌用とは異なり、ベタつき(ねっとり感)が少なくヘアスタイルをジャマしません。
セラミドやヒアルロン酸等の保水成分を補ってあげることで頭皮に潤いを与え、水分不足による皮脂の過剰分泌を防ぎます。
アミノ酸系シャンプーと同様、最近では頭皮専用の化粧水(ローション)もドラッグストアや薬局・スーパー等で取り扱われるようになりました。
まだ少々選択肢が狭いのが難点ですが、実店舗で気軽に購入ができるのが魅力です。
おすすめ頭皮化粧水「花王キュレル 頭皮保湿ローション」
ノンオイリーでニキビ増加の心配なし
頭皮の荒れが気になる部分に直接塗れるノズル式の保湿ローションです。肌を整えるユーカリ葉エキスや天然保湿因子(MNF)の一種であるアルギニン、グリセリン等の保湿剤が配合されています。
メンソールやエチルアルコール等の刺激のある成分は使われておらず、肌と同じ弱酸性の処方なので、頭皮ニキビ等のトラブルが起きやすい頭皮にも安心。
また油分を使わないノンオイリー処方なので、アクネ菌等が増える心配もありません。
- 参考価格:1,100円前後~
- 内容量:120ml
- メーカー:花王
タオルドライとドライヤーも重要
シャンプーと保湿をしたら、そのまま放置して自然乾燥・・・これは厳禁です!
ドライヤーを使わない方法は一見すると髪や地肌に優しそうに見えるかもしれません。ところが濡れている状態の頭皮は体温によって徐々に蒸れはじめ、アクネ菌や真菌を増やす温床となります。
さらに自然乾燥によって頭皮が乾く時は、気化熱で頭皮の熱が奪われるため、頭が冷えてしまうことに。血行がどんどん悪くなって、頭皮ニキビや薄毛等の髪トラブルを増やしてしまうのです。
洗髪と保湿が終わったら、すみやかにタオルドライとドライヤーで髪を乾かしましょう。
タオルドライで80%を乾かそう
ドライヤーだけで髪を乾かそうとすると、熱による刺激で頭皮が乾燥しすぎることになってしまいます。タオルでやさしく頭皮と髪の水分を取りましょう。80%~90%は乾かすつもりでていねいにタオルドライを行います。
ドライヤーは30センチ以上離して
ヘアドライヤーは必ず30センチ以上離して使用します。また、同じ部分に熱風をかけ続けるのは厳禁。小刻みにドライヤーを動かしながら、熱風を直接あてつづけないように意識しましょう。
ミストやペーパーで汗取りを
運動をすることが多い人・汗をかきやすい人の場合、汗かき直後の頭皮の汗ムレが気になりますね。
すぐにシャワーが浴びられれば良いのですが、なかなか髪を洗っていられないことも多いことでしょう。
こんな時には、ササッと頭皮の汗・皮脂が拭けるデオドラントシートや水の要らないドライシャンプーがおすすめです。
こまめに汗・皮脂を取り除いておくことで不快感も軽減し、頭皮ニキビの他に匂いやフケ等も予防できます。
おすすめデオドラントシート「ルシード カラダと頭皮のデオペーパー」
汗のニオイもスッキリ拭ける
背中やワキ等の汗拭きだけでなく、頭皮も拭けるデオドラントシートです。植物フラボノイドや緑茶エキスの効果で気になる汗のニオイもスッキリ。
頭皮ニキビの原因となる菌をサッと拭き取れる他、加齢臭を抑えることも期待できます。
無香料なので、いつでもどこでも使いやすいのも魅力。ショートカット~ベリーショートの人に特におすすめです。
- 実売価格:400円前後
- 内容量:215mL
- メーカー:マンダム
ひどい頭皮ニキビはニキビじゃない病気かも?
こまめにヘアケアをしても頭皮ニキビがなかなか治らない・・・そのような場合、頭皮にできた吹き出物はニキビ(尋常性ざ瘡)ではなくその他の皮膚炎である可能性も考えられます。
頭皮ニキビに似た症状のある病気
- 脂漏性皮膚炎(しろうせい・ひふえん)
- アトピー性皮膚炎(あとぴーせい・ひふえん)
- 尋常性乾癬(じんじょうせい・かんせん)
このうち特に多いと言われるのは脂漏性皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎は、アクネ菌ではなくマラセチア菌というカビ(真菌)によって起こります。脂漏選皮膚炎の特徴としては以下のようなものが挙げられます。
脂漏性皮膚炎の特徴
- 頭皮からフケが非常に多く出る
- 鼻・頬等にも赤い発疹が出やすい
- 胸・ワキ・背中等にも発疹が出ることがある
- 肌質がオイリー肌であることが多い
脂漏性皮膚炎の場合、自宅でのセルフケアで根治をするのは困難です。専門医の指導の元、抗菌薬やステロイド外用薬等で対策をしていく必要があります。
「頭皮ニキビが長引いている」「ニキビがどんどん広がっている」というような場合には、早めに皮膚科医に相談をしましょう。
おすすめ抗菌シャンプー「コラージュフルフル ネクストシャンプー」
日本初めて抗真菌成分を配合した本格抗菌シャンプー
肌のカビの元である真菌に対抗するミコナゾール硝酸塩や、抗菌成分であるオクトピロックス(R)を配合した本格的な抗菌シャンプーです。
皮脂をしっかりと取り除き、頭皮ニキビの他、フケやかゆみも防ぎます。低刺激性の処方で、肌が敏感な人でも使いやすいのも魅力。
洗いすぎているわけではないのに「ニキビが全く良くならない」という方はこちらを試すのもいいでしょう。
価格が少々高いですが、安価な詰替え用も登場した他、Amazon・ヨドバシカメラ等のネット量販店では割引販売されることも増えています。
おわりに
頭皮ニキビは目に付きにくいため、ついつい対策を後回しにしてしまいがちな人が多いものです。
でも頭皮ニキビができたということは、スカルプケアをしっかり見直す良いタイミングでもあります。適切なケアに切り替えることで、今後の薄毛の促進といったトラブルの予防にも繋がるのです。
いきなりすべてのヘアケア対策を切り替えるのは難しいかもしれません。まずは使っているシャンプーを切り替えたり、シャンプー方法を見直すところから始めるだけでもOKです。
少しずつでも「頭皮に合ったケア」をする意識を持つことが、頭皮ニキビを改善する近道となることでしょう。
※本記事で紹介している製品の情報は公式サイト等で最新をご確認ください。