シミの無い白い肌へ!徹底美白したい人のための化粧品・食事・サプリとは?
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日焼け止めや紫外線防止アイテムでどんなにUV対策をしても、肌が浴びる紫外線をゼロにすることは不可能です。
紫外線を浴びた刺激によって肌細胞内にメラニン色素が発生すると、シミやソバカスができたり、黒い肌になってしまいます。
シミの無い輝く素肌を手に入れるには、美白化粧品による外側からのケアと、栄養補給による体の内側からのケアを行うことが大切。
ここでは美白化粧品の成分や選び方のコツ、食事やサプリによる美白について詳しく解説していきます。
もちろん、美白化粧品は日焼け止めや防止でUV対策をした上でのプラスの対策です。
日焼け止めや紫外線防止グッズの選び方は、下記のページで詳しく解説しています。あわせてチェックしてみて下さい。
紫外線から肌を守る!正しい日焼け止めの選び方徹底講座
紫外線対策グッズの賢い選び方~日傘の色は?服の素材は?UV対策のコツを徹底解説
賢い美白ケアはまず美白化粧品の特徴を知ることから
シミの無い肌を目指すにあたって、まず思いつくのは基礎化粧品による美白ケアです。
でも一口に美白化粧品といっても、配合された成分にはそれぞれ異なる目的があります。目的に合った成分配合の製品を選べば、理想に近い美白ケアが行えるというわけです。
まずは美白化粧品の成分の目的、そしてそれぞれの成分の特徴をおさえていきましょう。
美白化粧品の3つの目的とは?
いわゆる「美白系」の基礎化粧品に含まれる成分の目的は、大きく分けて以下の3つに分類できます。
シミ・肌の黒化の予防=メラニンができるのを防ぐ作用
紫外線を受けたことによるメラニン(黒い色素)の発生を抑えるための成分です。
シミ・肌の黒化の改善=できてしまったメラニンを無色に戻す作用
既に発生し、沈着したメラニンを無色に戻すための成分です。つまり「既にできているシミ・ソバカス」や「黒くなってしまった肌」を白く取り戻すことを目的としています。
乾燥対策
日焼けによる乾燥からのエイジング(シワ・たるみ等)を予防するのが主な目的です。
ですが、肌は乾燥でバリア機能が低下して紫外線を受けやすい状態になりますし、乾燥でターンオーバーが乱れると、できてしまったシミがいつまでも肌に留まることになります。
乾燥を防ぐことは、肌を美しく保つ基本となるのです。
またシミ予防成分・還元作用成分による乾燥を防ぐ目的で配合されることも多いです。
現状の肌が必要とする成分が多く含まれているものを選ぶ
多くの製品は上記の3種類をバランス良く配合していますが、製品によっては還元作用成分が配合されないもの、還元成分の配合量が少ないものもあります。
肌の現状をよく考え、現在の肌が必要とする成分が多く配合された製品を選ぶことが大切です。
次はこれらの目的を持つ成分について説明していきます。
メラニンができるのを予防する成分
紫外線を多量に浴びた直後にメラニンを発生させないための成分です。
シミやそばかすの元を作らせないだけで美しい白い肌にぐっと近づくことができます。
紫外線は浴びた瞬間から皮膚細胞に働きかけメラニン色素を作ろうとするので、これらの成分で年間を通じたケアをすることが重要です。
カミツレエキス
カミツレの花から抽出した天然エキス。最近では「カミツレ」というよりも「カモミール」と言った方がわかりやすいかもしれませんね。また「カモミラエキス」とも呼ばれます。
エキスにはフラボノイド、アズレン、カマズレン等の成分が含まれ、メラニンを生成するメラノサイト刺激ホルモンの働きを抑制し、シミの発生を未然に抑えていく効果があると考えられています。
カミツレエキス配合おすすめ美容液:エトヴォス アルティモイストセラム
ローマカミツレ花エキス、カミツレ花エキスと二種類のカミツレエキスの他、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキスなど6種の花エキスが配合されています。3種の植物オイルも入っており、美容液と乳液を一本で補えるほどの保湿効果を持たせてあります。さらにヒト型セラミド、ナイアシンアミド配合で肌を整えてくれます。
洗顔からクリームまで入った7日間のお試しセットでまずは肌の相性を確かめてみてください。
ソウハクヒエキス
桑(クワ)の根の部分から抽出させた天然エキスです。メラニンを増やそうとする酵素「チロシナーゼ」の働きを抑える役割を担います。
ソウハクヒエキス配合おすすめスキンケア:ポーラ モイスティシモシリーズ
たっぷりのうるおいを肌に与える、というコンセプトの保湿系スキンケアラインです。
角層を満たすようなもっちり感で、肌のキメを整えてくれます。
保湿がメインで美白には向かないと思われがちですが、基本のスキンケアにソウハクヒエキスが配合されています。
シミやソバカスを引き起こす乾燥を防ぎながら、美白ケアも期待ができます。
- 価格:3,000円~7,000円台
- メーカー:POLA(ポーラ)
- スキンケア5点トライアルセット:3,520円税込
クジンエキス
苦参(クジン)という植物から精製された天然エキス。「クララエキス」と呼ばれることもあります。
クジンは中国ではるか昔から、肌や髪等のトラブルを治す薬として珍重されてきました。生薬系・オーガニック系の美白化粧水・美白基礎化粧品に配合される傾向があります。
クジンエキス配合おすすめスキンケア:ポーラ ホワイティシモシリーズ
ポーラ化粧品の美白スキンケアライン「ホワイティシモ」シリーズでは、ポーラオリジナル成分である「ファンクションC」にクジンエキスが配合されています。
美白ケアのメイン成分であるビタミンC誘導体と保湿や美白の植物エキスをあわせた「ファンクションC」が、角層をたっぷりのうるおいで満たし、光を美しく反射する肌を目指します。
クジンエキスやクララ根エキスは、スキンケアだけでなくファンデーションなどのメイクアップ商品にも使われています。
- 価格帯:4,000円~10,500円程度
- メーカー:POLA(ポーラ)
アルブチン
シミ予防の成分として、現在最も有名な成分のひとつ。苔桃(コケモモ)等の植物から抽出される天然成分です。
シミを作る酵素・チロシナーゼの働きを抑え、メラニン色素の生成を強く抑制します。
「日焼けをしすぎてしまった」という応急処置の時にアルブチン配合の基礎化粧品の効果が期待できます。
一見万能に見えるこのアルブチンですが、下記のようなデメリットがあります。
浸透力の弱さがデメリット
アルブチンの難点として、肌細胞への浸透度がやや弱いという傾向があります。そのためキチンとした効果を出すには、高濃度製品を選択した方が良いです。
高濃度製品は価格が高め
しかし高濃度アルブチン配合製品についてはやや価格帯が高額になる傾向があります。シミ予防の基礎化粧品は継続使用がカギなので、価格が難点かもしれません。
高濃度アルブチンのおすすめ化粧水:カバーマーク プレシャスブライトローション
高濃度アルブチン配合の化粧水としては、『カバーマーク』のプレシャスブライトローション等が挙げられます。
加齢や乾燥による肌のくすみや影にアプローチ、しっとりと整ったキメから生まれる肌からの自然な光を取り戻すそうとするケアです。
- 価格帯:7,700円税込
- メーカー:COVERMARK(カバーマーク)
ルシノール(フェニルエチルレゾルシノール)
メラニン抑制に対する高い効果が注目される期待の成分です。
アルブチン以上に肌細胞への浸透度が高いとされており、少量配合でも高い効果が得られると考えられています。
今後の有効美白成分のメインを担う存在であると言えるでしょう。
エラグ酸
ラズベリーやクランベリー、イチゴ、ザクロ等に含まれる抗酸化性のフェノール物質。いわゆる「ポリフェノール」の仲間です。
天然成分であるため副作用の心配が少なく、ナチュラル系の美白基礎化粧品等によく使用されます。
エラグ酸の雑学
最近では、コストを抑えるためにベリー系ではなく「タラ」というマメ科から抽出したタンニンを酸化生成してエラグ酸を作ることが多いようです。
この生成方法が確立されたことでアルブチンやルシノール等に比較すると成分価格が安価となったため、ボディ用の美白化粧水(ボディウォーター)やボディ用乳液用等にもよく配合されます。
ルムプヤン
インドやインドネシアで生息するショウガ科の植物「ルムプヤン」の根から抽出した成分です。インドネシアでは古来から肌等のトラブルを治療するための民間療法として使用されてきました。
日本では主に保湿成分として使用されることが多いですが、実は「美白」にも役立つ成分として注目されています。
多くのシミ予防成分がチロシナーゼの働きを抑制するのに対し、ルムプヤンに含まれる成分は「チロシナーゼの発生そのもの」を抑える働きを持っているのです。メラニン発生を根本から押さえ込む成分と言えるでしょう。
ルムプヤン配合のおすすめスキンケア:ベアミネラル スキンロンジェヴィティ VP
ルムプヤン配合の基礎化粧品では、ミネラルファンデーションでお馴染みベアミネラルから出ている『スキンロンジェヴィティ』シリーズがあります。
沖縄に古くから生息する長命草やカリフォルニアポピーとルムプヤンの3つの植物エキスで、健康的で透明感のある肌に導きます。
シリーズの中では、美容液の「スキンロンジェヴィティ VP インフュージョン」が人気です。
- 価格帯:税抜4,800円~7,000円程度
- メーカー:bearMineral(ベアミネラル)
コウジ酸
米麹(こめこうじ)から発見された美白成分。シミへの対策に用いられる他、エイジングによって黄色くくすんでしまった時への対策にも良いとされています。
また日焼けによるシワやたるみの原因となる活性酸素の発生を抑制する効果も持っており、「美白+アンチエイジング」という二本立ての働きをしてくれる嬉しい成分です。
甘草エキス
マメ科の多年生植物である「甘草(カンゾウ)」から抽出されるエキス。リコリスエキス、アマクサエキス等と呼称されることもあります。中国では様々な薬効のある漢方薬として珍重されてきました。
強い美白力及び活性酸素除去効果を持ち、日焼けによるシミの他、肝斑(かんぱん:目のまわりや頬等にできる薄茶色のシミ)の対策としてもよく用いられます。
保湿効果もあるため、保湿剤として配合する基礎化粧品も多いです。
日焼け・シミになった肌への対策成分
既に日焼けして色が黒くなっている場合や、既にできてしまったシミに対しては、メラニン色素を無色にする作用のある成分を選ぶことが大切。この作用のことは「還元作用」と呼ばれます。
ビタミンC誘導体
メラニンの発生を抑制し、更に黒くなった肌を白くさせる還元効果も持つのが「ビタミンC」。つまり「予防」と「後からの対策」の両方に使える成分というわけですね。
しかし多量のビタミンCをそのまま肌に塗ると強い肌トラブルとなります。そのためリン酸を加え、肌の奥へと入れてから作用させるようにしたのが「ビタミンC誘導体」です。
美白対策だけでなくシワの予防等にも使われる成分で、幅広い美容目的に使用できます。
乾燥が進む!?ビタミンC誘導体配合の化粧品を使う時の注意点
水溶性ビタミンC誘導体はニキビ予防等にも使われるほどに皮脂吸収作用が強く、乾燥肌・インナードライ肌だと肌乾燥が促進される場合があります。乾燥促進が穏やかな脂溶性ビタミンC誘導体を選ぶか、乾燥が酷い場合にはまず乾燥対策からスタートした方が良いでしょう。
ビタミンC誘導体のおすすめスキンケアブランド:トゥヴェール
水溶性ビタミンC誘導体・脂溶性ビタミンC誘導体等の幅広い成分を扱う化粧品ブランドとしては『トゥヴェール』が有名です。
高浸透型ビタミンAPPSの100%パウダーなど、美白に特化したスキンケアアイテムが多く揃っています。
- 価格帯:化粧水、エッセンスともに3,000円台
- メーカー:toutvert(トゥヴェール)
ハイドロキノン
メラニン色素生成・活性の強い抑制、及び皮膚に沈着したメラニン色素の漂白を行う非常に強い成分です。
メラニン色素の抑制力が非常に強く、そのパワーはビタミンC誘導体・アルブチン等の既存物質の100倍以上であるとも言われています。
イチゴ・ブルーベリー等の果実類にも含まれている天然物質ですが、現在では化学精製されたものが使用されています。
化粧品といえど、その高い効果には注意
ハイドロキノンの副作用についてはやはり注意が必要です。
現在でも基礎化粧品によるハイドロキノン配合量は低めに設定されていますが、人によっては白斑(色が部分的に真っ白に抜けてしまう)、ただれ、かぶれ等が起こることがあります。
ハイドロキノン配合の基礎化粧品の使用にあたっては、必ずパッチテストを行い皮膚トラブルが起こらないかを確認してください。
自己判断で使うのはおすすめしません
通販や個人輸入等の海外製品の中にはかなり高濃度のハイドロキノンの製品がワンクリックで手に入ります。しかし高濃度ということは白斑等のリスクも高まるということです。
それに海外製品は生産国の人の肌にあわせてつくられているため、日本人の肌でも同様の効果が得られるかは確信が持てません。
どうしても高濃度のものを使いたい場合はクリニックで医師等の専門家の診断に従いながら使用することをおすすめします。
ハイドロキノンの雑学:ハイドロキノンは「高嶺の花」
美白化粧品というとドラッグストア等で好きなだけ、簡単に手に入れられるイメージがありませんか?
しかしハイドロキノン配合製品はその強力な効果を持つゆえ、肌トラブルになることも多いため、日本では医師による処方箋が無いとハイドロキノン配合のクリームは手に入れることができませんでした。
低濃度のものが基礎化粧品等にも使用できるようになったのは厚生労働省による薬事法改正以降、2010年のこと。意外と最近なんです。今でも高濃度製品は医師による処方箋が必要です。
火棘(かきょく)エキス
火棘(かきょく)というバラ科の植物から抽出された天然エキスです。日焼けによる肌のくすみ・エイジングの原因となる「活性酸素」を除去する効果があると考えられています。
ラズベリーケドングルコシド
ラズベリーを発酵させて作った配糖体です。シミを作る要因となる細胞内の一酸化炭素を体内から除去する働きを持っています。
まだこの成分が配合された製品は少ないですが、自然由来の還元作用がある成分として高い注目を浴びています。
できてしまったシミへのもうひとつの対策として、「ピーリング」も挙げられます。
厚くなりすぎた角質を取り除いてターンオーバーを正常に戻そうとするのがピーリングですが、合う肌合わない肌があります。
乾燥対策のための成分
意外と知られていないのが、シミに対する肌の乾燥(角質層の水分不足)です。乾燥はシミの生成を非常に促進させてしまう問題なのです。
裏を返せばシミ対策には乾燥対策が欠かせないことになります。
特に乾燥肌の人の場合にはシミ予防成分・還元作用成分で乾燥することがあるため、まず乾燥対策をしっかり行うことが重要になります。
プラセンタ
豚・牝馬・牝羊等の動物の胎盤から抽出した成分です。ミネラル・アミノ酸をたっぷりと含み、高い保湿効果があるとされています。
乾燥・エイジングによるシミ・シワへの対策として用いられる他、色素沈着を防ぐ効果があるとも言われており、シミ対策で注目される成分です。
プラセンタ配合のおすすめ美容液:フラコラ ホワイテストプラセンタエキス原液
原液美容液が初めてでも使いやすいのが、フラコラのプラセンタ原液です。
徹底した健康管理・衛生管理のもとで育てられた、国産SPF豚の胎盤から抽出したプラセンタエキスを使っています。
原液や美容液ときくと、とろみのあるテクスチャーを想像しますが、こちらの美容液は成分がたった5つのサラリ感触です。
このサラサラとしたテクスチャーこそが
余分な混ざりもののない原液の証拠です。さらに着色剤や香料など6つの無添加で安心して使うことができます。
- 容量:30ml(約30日分)
- 通常価格:3,667円税込
- 定期購入:3,300円税込
- メーカー:フラコラ
セラミド
セラミドは人間の皮膚にもある存在で、表皮の細胞間を埋める水分のクッション役を担っています。
乾燥肌・アトピー肌等の人の場合、肌のセラミド量が少ないために細胞間のスキマが大きくなっており、日焼け等による刺激が強くなる(=メラニン等も発生しやすくなる)ことも多いのです。
基礎化粧品に含まれるセラミドには合成セラミド・ヒト型セラミドがありますが、ヒト型の方が細胞への吸収率が良いと考えられています。
ヒト型セラミド配合基礎化粧品
ヒフミドシリーズ
ヒト型セラミド1・2・3を配合した、小林製薬による『ヒフミド』シリーズはセラミド化粧品の代表的な存在で、スキンケアの全てにセラミドが配合されています。
ヒト型セラミドは、人の皮膚に存在するセラミドと同じ構造を持っているため、疑似セラミドや植物セラミドよりも角質層に馴染みやすく浸透も早いとされています。
- 価格帯:3,000円~7,500円程度
- メーカー:小林製薬
美白化粧品の選び方
現在の肌悩みに合わせたおすすめ美白ケア
肌全体が黒い/顔全体に多くのシミソバカスがある⇒還元作用の化粧水
既に肌が黒くなってしまった、シミやソバカスができてしまっている場合には、還元作用成分が入った化粧水・クリーム等で肌全体のメラニン色素無色化を目指します。
特に気になる箇所については高濃度成分等が配合された美容液等で特別ケアを行いましょう。
鼻周辺等の特定箇所にシミがある⇒還元作用の美容液
還元作用成分が入った美容液やクリームで、シミ箇所に対する集中ポイントケアを行います。
顔全体についてはシミ予防成分が入ったものでシミの発生を未然に抑えていきます。
効果的なケア方法は?
ビタミンC誘導体等の予防・還元両方の効果を持つものを使用する場合、シミ箇所に対しては濃度の高い美容液を、顔全体については濃度低めの化粧水をといった使い分けをするのも手です。
現在気になるシミは無いが今後の予防をしたい⇒予防成分入りを
シミ予防成分配合の化粧水等で予防ケアを行っていきます。
アウトドア・海等で日焼けをした⇒予防成分入りの中でも効果の高いものを
高濃度アルブチン、ルシノール等のシミ予防効果の高い成分が配合された美白化粧水・美容液で、シミ生成を抑えていきます。
乾燥肌である/日焼けによって乾燥している⇒セラミド等でまず乾燥対策
まずは保湿成分が多めの基礎化粧品で、保湿を重点的に行います。
シミ予防成分・還元成分の中には乾燥しやすいものや刺激が強いものもあるので、乾燥した状態で用いると肌トラブルとなる可能性も高いのです。
ルムプヤンや甘草エキス等、保湿効果と美白効果の両方を持つ成分の配合量が多い基礎化粧品を使っても良いでしょう。
美白化粧品を選ぶ・使う時のポイント
美白化粧品ではパッチテスト必須!
どの基礎化粧品の使用においてもパッチテストは重要ですが、特に美白系成分については必ずパッチテストを行いましょう。
例えば高濃度のビタミンC誘導体では、稀に強い乾燥やピリピリとした刺激、赤くなるといったトラブルが起こる人もいます。
化粧品を初めて使う際には、二の腕の裏側等で必ず24時間以上のパッチテストを行いましょう。
敏感肌の人の場合には、パッチテスト後にも48時間の休憩時間を置き、肌に赤みやハレといった問題が置きないかを確認してください。
大手化粧品メーカーの白斑トラブル
美白化粧品によるトラブルと言えば2014年に大問題となった、カネボウ化粧品の白斑問題を覚えている方も多いことでしょう。この問題の製品に含まれていた成分は「ロドデノール」というもので、現在この成分が使用された製品は販売されていません。しかし美白系成分の漂白作用は、場合によっては上記のような多大なトラブルとなる可能性もあるのです。
成分表の「ビタミンC」に惑わされない
時折「ビタミンCが配合されているから美白化粧水?」と思われている方がいますが、残念ながらこれは不正解。
「ビタミンC誘導体」と「ビタミンC」では、使用される目的が全く異なります。
ビタミンCそのものは、基礎化粧品の酸化を防ぐために配合されているもの。配合量も非常に少なく、これだけでの美白効果は望めません。
ビタミンC配合化粧品を選ぶポイント
有効な美白効果を求めるのであれば、ビタミンC誘導体やその他のシミ予防成分・還元成分が配合された製品を選びましょう。
食事やサプリで体の中から美白!
美白で大切な栄養素と食品は?
肌細胞を作るのは、口から入る食事やサプリに含まれる栄養素。効率的に美白をするのなら、食事内容やサプリメントでの補助を考えることも大切です。
内側からの美白の基本は三食の食事。どんな栄養素を重点的に取るべきか、効率的な食べ方のコツ等をご紹介していきます。
ビタミンC=肌のためのビタミン
「美白と言えばビタミンC」と言われる程の大切な栄養素。メラニン色素を無色化させる働きを持っています。
また皮膚の膠原線維を再生する役割も持つため、シワ・たるみの予防もしてくれる、まさに「ビタミンCは肌のためのビタミン」です。
ビタミンCは体内にとどめておける時間が非常に短い上に、まとめて食べても尿に混じって体外に排出されてしまいます。
また日焼け・運動・喫煙等でどんどん破壊されるビタミンなので、三食ごとにきちんと摂取することが大切です。
ビタミンCを多く含む食品
- 柑橘類(レモン・夏みかん・オレンジ・グレープフルーツ・夏みかん・ハッサク等)
- ベリー類(イチゴ・ビルベリー等)
- その他果物類(カキ・キウイ等)
- 青菜類(小松菜・大根葉・かぶの葉等)
- 緑黄色野菜(ピーマン・ブロッコリー等)
ビタミンCは熱に弱いので、野菜・果物類はできるだけ生で食べるのが理想的。また水溶性であるビタミンCを逃さないために、お湯で茹でずにレンジ加工するのも手です。
青汁・グリーンスムージー等の野菜ジュースであれば、野菜類も生で摂取することができます。
なおビタミンCは空気に触れると破壊されてしまいやすいたという特徴も持っています。生ジュースやおろした野菜等は可能な限り「作りたて」を素早く飲んだり食べたりすることも大切です。
ビタミンE=エイジングケアのビタミン
ビタミンEは抗酸化作用が高く、日焼けによるシミ・シワ・たるみ等のエイジングを防いでくれる栄養素。
さらにビタミンCの働きを助ける効果も持つため、ビタミンCと共に摂取をするのが良いとされています。
ビタミンEを多く含む食品
- 豆類(大豆等)
- 緑黄色野菜(かぼちゃ、にら、ホウレン草等)
- ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ等)
- 魚介類(鮭・うなぎ等)
- ゴマ類(黒ゴマ、エゴマ等)
- 果物類(アボカド等)
ビタミンEは油によく溶ける脂溶性という特徴があるので、青魚や牛肉といった良質な脂質を含む食品と一緒に摂取するのがおすすめです。ごま油・エゴマ油等のビタミンEを多く含む植物油を使用するのも良いでしょう。
手軽にビタミンEを多量に摂取できるのは「食べる美容液」とも呼ばれるアボカド。朝食やサイドメニューなどでも、積極的に食べておきたいですね。
リコピン=肌だけでなく病気対策にも
活性酸素を除去する抗酸化作用の強さで注目を浴びているカロテノイド。天然色素の一群のことをそのように呼んでいます。
中でもリコピンは高い酸化防止効果があるとされ、現在では美白効果の他、病気対策にも期待される成分となっています。
リコピンもビタミンE同様に脂溶性なので、トマトを食べる際にはオリーブオイルやごま油等の良質な油と一緒に食べると良いでしょう。
手軽な方法として、トマトジュースやスープとして食べるのもおすすめです。
リコピンの理想摂取量は1日20mg程度ですが、この量であればトマトジュースコップ1杯でもクリアすることができます。
ルテイン=食べるサングラス
ルテインは、リコピンと同じくカロテノイド(カロチン)の一種。抗酸化作用の他、青い光を吸収する遮光効果を持っており、主に目から吸収される紫外線をカットする働きが期待されています。
人間の脳は目からの紫外線刺激によって肌細胞へメラニン色素発生の信号を出すため、目の紫外線防止はとても大切。
ルテインは「食べるサングラス」のような存在と言っても良いでしょう。
エラグ酸=シミ対策とアンチエイジング
エラグ酸は、メラニンの生成を行う酵素『チロシナーゼ』の働きを抑えるポリフェノール。
高い抗酸化作用も持つため、シミ対策のほかシワ・たるみ等のアンチエイジング効果も期待できます。
エラグ酸を多く含む食品
- イチゴ
- ザクロ
- ブラックベリー
- クランベリー
- くるみ
- ペカン
ブラックベリーやクランベリーは日本ではあまり生食用は販売されていませんが、最近ではジャムやドライフルーツ等で手軽に購入できるようになっています。
朝食時のヨーグルトに入れたり、オヤツ代わりにベリー系のドライフルーツを楽しんでみるのもおすすめです。
L-システイン=食べる美白剤
L-システインとは、体の代謝をサポートするアミノ酸の一種です。ビタミンCを助けて皮膚細胞がメラニン色素を生成するのを抑える働きを持つ他、皮膚細胞がメラニン色素を体外に押し出そうとする時の助けともなってくれます。
更にコラーゲン生成の促進も行ってくれるので、肌をふんわりと柔らかく、ハリのある状態へと導いてくれる効果も。「食べる美白剤」と言われる程に重要なアミノ酸です。
L-システインを多く含む食品
- 大豆・大豆食品(豆腐、豆乳、油揚げ等)
- ハチミツ
- 小麦胚芽(小麦粒の胚芽部分)
1度にたっぷり、ではなくこまめに摂取
小麦胚芽は「全粒粉」が使われたパンやクッキー、ビスケット等に多く含まれます。
オヤツの時間にダイジェスティブ・ビスケットを食べたり、胚芽の入ったシリアルを朝食にすれば、手軽にL-システインが摂取できます。
また普段の食事に和食を増やせば、自然と大豆関係の食品摂取量は高くなります。コーヒーや紅茶等に豆乳(ソイミルク)を入れてみるのも手です。
なおL-システインはビタミンC同様、一時的に大量摂取しても体内に留めておける時間が短いのが難点。摂取は1日2回、3回と定期的に行う必要があります。
食事のみでのL-システイン補給が難しい場合には、サプリメントや飲料等で補うと良いでしょう。
L-システイン配合のおすすめ美白サプリ:ホワイピュア
ホワイピュアは、紫外線によるシミやソバカスの予防と、黒くなってしまったメラニンを無色化する還元、さらにメラニンを排出する3つの作用を持つ医薬品です。
L-システインを最大量の240mg配合し、先程解説したビタミンCとビタミンEも入っています。
また、ビタミンB2やビタミンB6で肌のターンオーバーのリズムを高めて皮膚の代謝を促し、肌に残ったメラニンが早く排出されるようになります。
アスタキサンチン=強力な抗酸化性
天然色素である「カロテノイド」の一種。βカロテン等の仲間です。アスタキサンチンはビタミンCの6000倍以上という強力な抗酸化性を誇ります。
紫外線を受けたダメージによって肌がエイジングするのを防ぐ他、メラニン色素の発生を抑制する効果も。近年熱い注目を浴びている栄養素です。
アスタキサンチンを多く含む食品
- 鮭(紅鮭)
- エビ・カニ等の甲殻類
- いくら・鮭ハラス・筋子
- 赤鯛(桜鯛)
アスタキサンチンは赤い魚介類・甲殻類に多く含まれるのですが、これらの食品を毎日食べるのは少々難しいところ。
そのため最近では「ヘマトコッカス藻」という植物(藻)からアスタキサンチンを生成する方法が確立し、アスタキサンチン配合サプリメント・健康食品として販売されるようになっています。
アスタキサンチン配合のおすすめ美白サプリ:マスターホワイト
マスターホワイトは、アスタキサンチン(ヘマトコッカス藻色素)をはじめ、ヒアルロン酸やコラーゲンと同様に肌をみずみずしく保つプロテオグリカン・ヒアロコラーゲン・エラスチン・ビタミン類・セラミドなどの成分を配合した、体の中から肌をケアするインナー美容のサプリです。
1日4粒で16種類もの成分を摂取できるため、「飲む美白」として肌のシミやどんよりしたくすみにアプローチして透明感をサポートしてくれます。
- 価格:通常7,700円
- メーカー:ビジョンステイト
- 定期購入 5,400円※送料無料
サプリや健康食品で栄養不足をカバー!
毎日の食事だけでは、どうしても取り切れない栄養素もあります。そんな時に助かるのが、手軽に栄養素を摂取できるサプリメントや健康食品です。
ここでは特に食事で摂取しにくい栄養素と、それを含んだサプリや食品について紹介していきます。
ニュートロックスサン
「ニュートロックスサン」とは、柑橘類とローズマリーから抽出したポリフェノールの一種。
紫外線によって発生する体内の活性酸素量を抑制する効果を持つとされています。
またUV対策からの日照不足によって体内量が減るビタミンD群の生成を助けてくれるのも嬉しいポイントです。
女優さんやモデルさんが愛飲していると話題となった「飲む日焼け止め」と呼ばれるサプリメントの主要な有効成分も、その多くがニュートロックスサン。現在最も注目される美白成分と言えるでしょう。
ACGコンプレックス
美容業界で注目されている新成分。プロビタミンC・フィッシュコラーゲン・天然型グルコサミンを複合させた素材で、皮膚の抗酸化・タンパク質の促進・メラニンの無色化という3つの働きを同時進行してくれます。
日焼けによるシミ、毛穴の開き、たるみ(ハリがなくなる)という3つの悩みにそれぞれ答えてくれる役立ちアイテムです。
プラセンタエキス
哺乳類の胎盤から抽出された成分で、主にUVA(紫外線A波)によるエイジング対策(たるみ・シワ・ハリ対策)として選ばれることが多い栄養素です。
肌の抗酸化力を上げる「活性ペプチド」、コラーゲンの生成を促す「アミノ酸」、肌のターンオーバーを活性化させる「核酸」等が多量に含まれ、紫外線によって疲れた肌の再生を進めてくれます。
飲用プラセンタとして日本国内で流通しているのは、羊プラセンタ・豚プラセンタ、そして馬プラセンタが主流です。
特に肌の新陳代謝を上げる力が高いと言われているのは、馬のプラセンタです。
水素
紫外線を浴びることによって体内に増えるのが、悪玉の活性酸素。この活性酸素が肌細胞を攻撃することで、肌は老化をしていくことになります。
そこで注目されているのが、水素を体内に取り込む方法による活性酸素の除去です。
体内で水素と活性酸素を結びつければ、水(汗や尿)として悪い活性酸素を押し流せるというわけですね。
水素は水素吸引装置や水素サーバーの他、「水素水」でも摂取することが可能です。
最近では大手飲料メーカーからも水素水が販売されるようになっています。コンビニ等で手軽に購入できるのも嬉しいポイントです。
まとめ
肌質・状態に合った美白化粧品ケア、毎日の献立、そしてサプリや健康食品による栄養素の補給...美白を成功させるには、これらを肌の状態にあわせて有効に組み合わせることが大切です。
現在の肌の状態や食事内容を振り返りつつ、いまのあなたの肌が必要としている成分や栄養素を補えば、肌は「美白肌」に確実に近づきます。