人気のBBクリームとは?塗り方や選び方、機能別のおすすめアイテムを紹介
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BBクリームは、いまや手軽なベースメイクの定番アイテムです。
化粧品メーカーが行ったアンケートによれば、「普段のメイクにBBクリームを使っている」と回答した人は2013年時点で53%以上にのぼり、いまや二人に一人はBBクリーム経験者です。
ところがその使い方や選び方等については「よく知らないままに使っている」という人が多いのが現実です。
BBクリームのことをもっとよく知って、上手に使いこなしてみませんか?
ここではBBクリームに対するよくある誤解やメリット・デメリット、上手な選び方や塗り方を解説していきます。
70%が勘違い?BBクリームへの3つの誤解
BBクリームのこと、あなたはどれだけ知っていますか?まずは正しい基礎知識をさえておきましょう。
「BB」の意味は?
BBクリームの「BB」について「ビタミンBのB」「Beauty(美容)のB」と思っている人も多いようです。
しかし実際には『blemish balm』もしくは『blemish base』の略称です。
「blemish」とは英語で『傷』を意味する言葉、そして「balm」は傷薬等の『軟膏薬』「base」は『土台・基材』等を意味します。
つまりBBクリームとは「傷・炎症がある肌に塗るためのクリーム」というのが本来の意味なのですね。
BBクリームの発祥はどこ?
「BBクリームと言えば韓国コスメだから、韓国が発祥」と言われることも多いですね。実はこれもちょっと違うのです。
発祥はドイツの医療品クリーム
BBクリームが生まれたのは1960年台のことです。
薬草研究・皮膚管理研究等専門の学者Dabkus(ダブカス女史)が開発し、皮膚科・美容皮膚科医師である Schrammek(シュラメック氏)が初めて患者に処方しました。
つまり発祥はドイツということになります。
この時のBBクリームは、医師のピーリングや美容手術等によってダメージを受けた肌の保護のために開発・処方されたもので、「医療品」として用いられるクリームだったのです。
韓国ではクリニックのアフターケアからブームに
1980年台~90年台に入ると、韓国では美容クリニックでの整形手術やケミカルピーリング等が盛んになりました。
そこで手術後に用いられたのがBBクリームです。美容成分が多く肌に優しいクリームは、一躍人気のアイテムとなります。
更に女優・モデル達が普段のコスメとして用いたため、BBクリームは大ヒット商品となりました。
そして、ミシャやエチュードハウスなどの韓国ブランドから多彩なBBクリームが一斉に発売され、BBクリームは韓国女性のベースメイクとしてすぐに定番化しました。
東洋系の女性の肌に合うカラー展開が行われたことも人気の一因であった、と言われています。
ミシャ BBクリーム UV
韓国を代表するBBクリームのひとつ・ミシャです。ヒアルロン酸・セラミド・アルブチンなどの美容成分で、ファンデーションのように肌本来が放つツヤを消さず、肌のくすみやシミを自然にカバーします。1本でSPF40・PA+++の高いUVカットが可能です。
日本では手軽なメイク品として人気
2000年台以降の日本での韓国ブーム(韓流ブーム)に乗って、日本でもK-POPアイドルや韓国人女性達の肌の美しさが話題となりました。
そこで注目されたのが「韓国コスメ」としてのBBクリームです。時短メイクが可能となる手軽さが話題を呼び、日本でもBBクリームブームが起こりました。
このブームを受けて、『資生堂』『カネボウ』『KOSE』といった日本の化粧品ブランドもBBクリームの開発・発売に乗り出します。
その後、UVカット機能・オールインワン処方といった高機能性の国産BBクリームが多数出回るようになりました。
欧米ブランドも販売を開始
韓国・日本でのBBクリーム人気を受けて、2012年頃からはヨーロッパ・アメリカの一流コスメブランドもBBクリーム展開を始めるようになっています。
『LANCOME(ランコム)』『CLINIQUE(クリニーク)』『MAYBELLINE(メイベリン)』『Dior(ディオール)』、挙げだせばキリがありません。
BBクリームは東アジアのみならず、全世界で「手軽なコスメ」として愛される存在となってきたわけですね。
ファンデーションとはどう違う?
「BBクリームはファンデと違って肌に優しい」と思い込んでいませんか?
確かに元々医療用として開発されたBBクリームは、肌にソフトな印象がありますね。
ところが実際には、BBクリームとファンデーション(リキッド・クリーム)は、分類・表示について明確なラインがありません。
BBクリームに対する考え方がブランドによって大きく違うのが現状です。
美容成分が多く肌に優しい製品もあれば、成分的には他社のリキッドファンデとほぼ変わらない製品が「BBクリーム」として販売されることもあり、全てのBBクリームが肌に優しいとは限らないのです。
そのため、購入時には成分配合をよく確認する必要があります。
BBクリームのメリット
BBクリームを上手に使いこなすために、良い点・悪い点を押さえておきましょう。
「時短メイク」ができる
BBクリームは、何と言ってもその手軽さが最大のメリットです。
化粧下地・ファンデーション・コンシーラーの3つのベースメイク機能を備えている製品がほとんどとなっています。
朝の忙しい時間に、下地とファンデを丁寧に塗り、コンシーラーで隠して…という工程を行うのは大変なものです。
そんな時、1本塗るだけでサッとベースが完成するのは助かりますね。
またテクスチャーの伸びが良く、手指でスルリと伸ばせるのも時短のポイントで、スポンジやブラシを使わずにカンタンに仕上げることができます。
1本で多機能、なおかつスポンジやブラシが不要とあれば、外出先や旅先の荷物を減らしたい時にも重宝します。
美容成分豊富な製品が多い
BBクリームには「ビタミンE(ビタミンE誘導体)」「ビタミンB6」「ビタミンB12」といった美容成分を高配合した製品が多い傾向にあります。
また美白系BBクリームでは「ビタミンC誘導体」を配合した製品もあり、メイクをしながら肌に栄養補給ができます。
肌の疲れが気になる時や生理前後の肌が不安定な時等にも使用しやすいメイクアイテムとなっています。
乾燥肌・敏感肌・エイジング肌対策に
BBクリームには、保湿成分の配合率が高いものも多く、中には「化粧水後の保湿はBBクリームのみでOK」と謳うものもあります。
「パウダーファンデだとパサパサ感が気になる」という乾燥肌・ドライ肌・インナードライ肌の人には、嬉しい成分配合ですね。
また近年では、敏感肌向け・エイジング肌向けの成分配合が行われる製品も増えています。
幅広い年代から支持されるBBクリームですが、年齢肌にはよりカバー力・保湿力のあるものがおすすめです。
下記のページで選び方を解説していますので、是非チェックしてみて下さい。
40代・50代に合うBBクリームの選び方~保湿力・カバー力重視のおすすめBBクリーム
シミ・シワ・たるみを産む紫外線対策に
紫外線B波(UVB)を浴びた肌は、メラニン色素の発生によりシミやソバカスが増えてしまいます。
また冬季でも量が減らない紫外線A波は、シワやたるみといったエイジングを引き起こす困った存在で、顔の肌のUV対策は、年間を通じて必要となってきます。
UVカット機能付きのBBクリームを選べば、毎日のUV対策も気軽に行えます。
薄付きでナチュラルな仕上がり
製品によって違いはあるものの、BBクリームは平均的に色素成分の配合量はやや少なく、薄付きで自然な質感となっています。
「日常的なメイクはナチュラルにしておきたい」という人にもおすすめです。
価格は比較的安価
「BBクリーム=日常的なコスメ」という考え方が消費者層に定着しているため、各メーカーもBBクリームの価格をファンデーションより安めに設定する傾向にあります。
メイクのコストを抑えたい人には嬉しいポイントですね。
BBクリームのデメリットは?
色数が少ない
パウダー・リキッド等のファンデーションであれば、どんなに色数が少ないブランドでも4色~8色程度の色展開を行うものです。
ピンク系・オークル系の区分けだけでなく、自分の肌色の明るさに合わせたメイクができます。
ところがBBクリームの場合、ほとんどのブランドが色展開を2色~3色のみとしていて、自分の肌にピッタリと合った色を探すのが少々難しくなります。
カバー力・維持力は弱め
美容成分・保湿成分の配合率が高いBBクリームは、その分、使用量に対する色素成分や吸着成分等の配合率は平均的に低めです。
結果としてシミ・ソバカス・毛穴を隠すカバー力はファンデに比較するとやや劣る傾向にあります。
またメイクをキープする力も弱めなので、「午後・夕方になるとメイクが崩れる」という人も多いようです。
BBクリームは好きだけど崩れが気になる方には、普段のメイクの最後に取り入れるだけの化粧崩れ防止のミストやスプレーがおすすめです。
下記のページで詳しく解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
化粧崩れを防ぐ化粧下地とスプレー&ミストを徹底比較!優秀おすすめ14選
オイリー肌・ニキビ肌には向かない製品も多い
BBクリームはどちらかというと「保湿」と「潤い」を重視する製品です。
ミネラルオイル等の油分配合率が高いものも多く、オイリー肌の人には「ベタつく」「重い」と感じられることもあるようです。
またそのオイル成分はニキビの元・アクネ菌の好物であるため、ニキビ肌の人に合わない製品もやや多い傾向があります。
購入時には成分配合をよく確認し、テスター等でのチェックをした方が良いでしょう。
BBクリームのテカリや重たさが苦手な方は、肌色補正をしながらもつけ心地が軽いCCクリームはどうでしょうか?下記のページで詳しく紹介しています。
CCクリームの基礎知識~機能と人気で選ぶおすすめ6選
クレンジングは必要
「BBクリームはクレンジングしなくて良い」というのは大きな誤解!
美容専門家によれば「お湯や洗顔料のみで完全にオフできるBBクリームはほぼ無い」と言われています。
クレンジング無しでBBクリームを使い続けたために「毛穴詰まり」や「くすみ」が起きているケースも多くあり、BBクリームでメイクをした日にも、メイク落としは必須と考えた方が良いでしょう。
ただし吸着力が弱い分、メイク落としにはクレンジングミルク・クレンジングクリームといった肌に優しいものが使用できます。
クレンジングによる肌ダメージを減らせるのは、メリットととも言えますね。
クレンジング剤6種を徹底比較!オイル、クリーム、リキッド...肌に合うのはどれ?
安すぎる製品では肌負担になる?
100円ショップでもBBクリームが販売されるようになった現在では、500円台といったプチプライスのBBクリームは今や珍しくありません。
しかし安価すぎる製品では、以下のような成分が多く含まれているという問題があります。
- 防腐剤/防カビ剤:パラベン、メチルイソチアゾリノン、EDTA-2na等
- 合成界面活性剤:セスキオレイン酸ソルビタン、ジポリヒドロキシステアリン酸等
- 顔料:酸化鉄等
- 合成香料
防腐剤が多かったり、安価で粗悪な成分が使われているものだと、継続使用によって肌には大きな負担となります。
「安いから」と安易に選択せず、安心して使用できる製品を選びましょう。
BBクリームの選び方とおすすめのアイテム
デパートコスメからプチプラのスキンケアメーカーまで、実にさまざまな会社からBBクリームが発売されています。
韓国コスメが上陸したばかりの頃に比べると、現在は色味やテクスチャー、伸び、カバー力、保湿力のどれも各社かなりの違いがあります。
ここでは肌質とUVカット機能に注目した選び方を解説していきます。
肌質で選ぶ
乾燥肌は保湿成分を重視!
冬季の乾燥や夏季のエアコンによる乾燥が気になる肌には、以下のような保湿成分が多く配合された製品がおすすめです。
ヒアルロン酸Na
肌の水分が外に飛散するのを抑え、表皮の水分保持率を高めます。乾燥ジワ(ちりめんジワ)・乾燥による肌荒れなどを予防する基本的な保湿成分です。
コラーゲン
元々人体に備わっているタンパク質のひとつで、肌の内側の真皮層を形成する主成分です。
肌の弾力を保ち、ハリのある肌を作ります。
ヒアルロン酸に負けないほどの保水力を持つ、という特徴もあります。
ただし紫外線を浴びる等のダメージを受けるとコラーゲン繊維が減るため、BBクリーム等で補っていく必要があります。
セラミド
肌細胞同士をつなぐ「細胞間脂質」の一種です。
水分をたっぷり蓄えて肌を潤し、細胞同士を滑らかに埋めることで肌バリア機能を高める役割を果たします。
20才頃をピークに皮膚内セラミド量が減る他、元々皮膚のセラミド量が少ない人もいて、乾燥肌・敏感肌の人には必須と言える保湿成分です。
肌が乾燥に傾く原因や、乾燥肌・インナードライ肌におすすめの成分が入った化粧水は下記のページで解説しています。是非チェックしてみて下さい。
乾燥肌6タイプの特徴を解説!かゆみや赤みの原因とおすすめのスキンケア
インナードライ肌を化粧水で改善!厳選おすすめ11選~原因と保湿成分を解説
オイリー肌にはビタミンC誘導体を
ベタつき感・テカリ感が気になるオイリー肌には、ビタミンC誘導体が配合された製品がおすすめです。
ビタミンCというと「美白」というイメージを持つ人が多いですが、実は、ビタミンC誘導体には皮脂の分泌をコントロールしてくれる役割もあるんですよ。
オイリー肌向けBBクリーム:オルビス ホワイトニングBB
紫外線カット・シミ予防・テカリ防止の3機能
皮脂を抑制する効果のあるビタミンC誘導体でも持続性の高いものを採用。気になる皮脂の分泌を適切にコントロールしてくれます。
化粧崩れしやすい夏肌を考え、3種類の粒子の細かいパウダーで皮脂のテカリや毛穴落ちを防止します。
テクスチャーもサラリとみずみずしく、BBクリームにありがちなベタつきがありません。
- 価格:2,750円税込
- 内容量:35g
- メーカー:ORBIS(オルビス)
エイジング肌にはEGF+プラセンタ
エイジングが気になりはじめた肌の場合、まずは乾燥肌の人と同様に保湿成分が多く配合されたものを選びましょう。
また以下のようなアンチエイジング成分が含まれたものをセレクトするのも手です。
EGF(ヒトオリゴペプチド-1)
EGFとは「Epidermal Growth Factor」の略称で、日本語では「上皮成長因子」と呼ばれます。
元々は傷のある肌の再生、皮膚移植手術等に用いられる効果の高い医療用成分です。
高価格であるため美容製品には採用できない「高嶺の花」でしたが、最近では抽出技術の発展でBBクリーム等のスキンケア用品にも配合されるようになっています。
プラセンタ
豚・馬等の動物の胎盤から抽出されるエキス。美しい肌を作るのに欠かせないアミノ酸を15~18種類以上も含んでいます。
またコラーゲン・エラスチン・ミネラル等の美肌成分も豊富です。
欧米のハリウッドスター等も愛用しているため「セレブなアンチエイジング対策」とも呼ばれています。
エイジング肌向けBBクリーム:エバンジェリストBBクリーム

ツヤとハリのある3Dメイクに
注目の成分EGFに加えて、人体への吸収率が高いとされる「馬プラセンタ」のエキスを使った
本格的エイジング対策向けBBクリームです。
薄くのばすとベースに、叩き込んでファンデーション並みのカバー力、薄くつける部分とカバーする部分を使い分け立体的なベースメイクに仕上がります。
同シリーズのスキンケアパウダーもEGF・プラセンタ配合なので、ライン使いをすれば更に高い効果が期待できます。
楽天ベースメイクランキング1位、amazonベストセラーBBクリーム部門1位等を獲得した人気製品です。
敏感肌なら無添加のものを
ほんの少しの刺激でもかぶれや炎症が起きる敏感肌の場合、以下のような成分が配合されない無添加の製品を選んだ方が安心です。
刺激になりやすい添加物
- パラベン(防腐剤)
せるだけの、最強時
- アルコール(エタノール等)
- 鉱物油(ミネラルオイル等)
- 合成色素
- 紫外線吸収剤
敏感肌向けBBクリーム:マナラ BBリキッドバー
バーをすべらせなじませるだけの、最強時短BB
上記で解説したの5つの成分のほか、石油系界面活性剤・合成香料も入れない
無添加BBクリームです。
とろけるような感触なので、ゴシゴシとこすらず均一に塗りひろげられます。
繰り出し型のバータイプが珍しいですが、クリームタイプと違って手を汚さず顔全体にササッと広げられます。
ブライトピーチパウダーでふんわりとした血色のある肌色に、凸凹補正で毛穴のブツブツもなめらかに隠します。
- 価格:3,740円税込
- 内容量:7g
- メーカー:マナラ
UVカット機能(日焼け止め機能)で選ぶ
夏季でもSPFは20~30程度でOK
「SPF」はUVB(紫外線B波)をカットする強さ指数というのは、有名です。
「紫外線を浴びたくないから、できるだけ指数が大きい方がいい!」と考える人が多いのではないでしょうか?
しかしSPF50といった強い指数の製品では、必然的に紫外線吸収剤や紫外線拡散剤の配合量が増えます。
そのため、毎日付けるBBクリームに高いSPF値を選ぶと、肌にかかる負担が大きくなってしまうのです。
デイリーユースのBBクリームの場合、SPFの強さは夏季でも20~30程度で十分、また冬季ではSPF8~10程度でもOKです。
PAは「+」もしくは「++」表示を
シワ・たるみといった肌のエイジングをもたらすUVA(紫外線A波)をカットする力は、「PA」で表示されます。
こちらについては「+」(UVAカット効果あり)もしくは「++」(かなりの効果あり)を選んでおきましょう。
ちなみにUVAは雲やガラスなどを通過するため、曇の日や室内・車の中にも降り注ぎます。
家の中での室内やけを防ぐために、軽くBBクリームを塗っておくのも手ですね。
SPF30以下のBBクリーム:キュレルBBクリーム
例えば花王の敏感肌用スキンケアブランド「キュレル」のBBクリームはSPF3030・PA+++で、日常の紫外線防止には十分な数値を持っています。
キュレル独自の疑似セラミド配合で、乳液のようなかなり伸びのいいなめらかな使い心地が特徴、肌をこすることなく少量で顔全体に使えます。
カバー力は強くないのでシミ・ソバカスをしっかり隠すとまではいかないため、素肌に負担をかけたくない薄化粧派におすすめです。
気になる
紫外線吸収剤は無配合で、キュレルらしい低刺激にこだわったBBクリームです。
肌への刺激を抑えながら紫外線もカットする、そんな日焼け止めの選び方を下記のページで解説しています。是非参考にしてみて下さい。
紫外線から肌を守る!正しい日焼け止めの選び方徹底講座
BBクリーム基本の塗り方~薄づきでもカバーするコツ
時短メイク用塗り方ステップ
- 洗顔後、化粧水等で保湿をしておきます。
- 適量(平均パール1粒大程度)を指に取ります。
- 額(おでこ)・目の下(両頬上部)・顎(あご)の中央・鼻筋上部の5つのポイントにクリームを乗せます。
- 目の下の頬上部を、顔の中心から外側に向かってクリームを伸ばしていきます。
- こめかみ周辺をよくなじませます。
- 唇の下から首に向かって、顎周辺のクリームを下側に向けて伸ばしていきます。
- フェイスラインと首の境目部分をなじませます。
- 眉上から生え際に向かって、おでこに乗せたクリームを上側に向けて伸ばします。
- 生え際部分を丁寧になじませます。
- 鼻筋中央に乗せたクリームを、鼻筋全体に下に向けて伸ばします。
- 小鼻まわりを指で軽くポンポンと叩き、よくなじませます。
- 手に少量残ったクリームを、まぶた全体に軽く塗っておきます。
- 少量のBBクリームを指に取り、シミ・ソバカスが気になる箇所に重ね付けします。重ね付けした部分は軽く叩くようにしてなじませていきます。
ポイント1:使うのは「中指」と「薬指」
BBクリームは手でサッと塗れるのが嬉しいポイントです。
でも塗る時に「人差し指」を使っていませんか?人差し指は5本の指の中で、最も力をかけやすい指なのです。
人差し指で肌に触れると無意識に力を込めてしまい、摩擦ダメージが大きくなってしまいます。
BBクリームを塗る際には、中指と薬指の2本を使ってやさしく伸ばしていきましょう。
ポイント2:境目部分をなじませて自然さをアップ
BBクリームはファンデーションに比べて色展開が少ないため、本来の肌の色との調和力にはやや劣る傾向にあります。
頭との境目・首との境目等をよくなじませないと、顔の色だけが浮いて不自然に見えることも多いのです。
BBクリームは「顔中央→顔の外」に向かって伸ばすのが鉄則です。
また残ったクリームで「こめかみ」「生え際」「フェイスライン(Uライン)」等の境目部分をよくなじませるようにしましょう。
ポイント3:気になる箇所だけ「重ね付け」
「薄付き」の傾向があるBBクリーム。シミやソバカス等へのカバー力はやや弱めなので「推奨使用量ではアラがが隠しきれない」という人も少なくありません。
だからと言って、顔全体に対しての使用量を増やすのはNG!
BBクリームの保湿力の高さが「もったり」「べったり」といった質感を生み、厚塗りしている印象を与えてしまいます。
またBBクリームは厚塗りをするとヨレやすく、化粧崩れが激しくなりますから、顔全体に塗る使用量は必ず製品の「適量」を守るようにしてください。
シミ・ソバカス等のカバーをしたい部分は、全体を塗った後で少量を重ね付けした方が自然に仕上がります。
肌悩み別!BBクリームの賢い使い方
毛穴が隠れない時には「カバー下地」をプラス
シミ・ソバカスには「重ね付け」で対応ができるBBクリーム。でも「毛穴隠し」については、やや苦手な傾向にあります。
というのも、BBクリームのテクスチャーは平均して柔らかめ。毛穴部分にクリームがしっかりと入り込み、重ね付けすると却って毛穴が目立つことも多いのです。
テクスチャーが堅めの製品を選ぶ手もありますが、しっかり毛穴カバーをするなら「下地のみをプラスする」という方法がおすすめです。
毛穴と反対方向に向かって下地を伸ばすだけで、なめらかな毛穴レス肌に見せてくれます。
毛穴が気になる箇所だけに使用できる「ポイント用下地」を選べば、時間も費用も抑えられますね。
毛穴カバー下地:オルビス スムースマットベース
発売以来530万本を売り上げた、毛穴専用の下地です。
光を反射させるパウダーを配合しており、自然に毛穴を目立たなくしてくれるカバー力に優れています。
開き毛穴・たるみ毛穴・角栓の黒ずみ毛穴など全ての毛穴に色と光でふわりとぼかして対応します。
香料・鉱物油・界面活性剤・アルコール等を使わない無添加配合なので、敏感肌の人にも向いています。
頬・鼻周辺といったポは少なくコスパ的にも優秀です。
- 価格:1,320円税込
- 内容量:12g
- メーカー:ORBIS(オルビス)
BBクリームに下地は必要?ファンデーションと併用してもいい?こんなBBクリームの使い方の悩みには下記のページがおすすめです。是非参考にしてみて下さい。
化粧下地は必要?BBクリームと下地やファンデの崩れない使い方~おすすめ下地も
色が合わない時には「コントロールカラー」をプラス
BBクリームの場合には「質感は合ってるのに、色がいまひとつ合わない!」というお悩みは非常に多いです。
塗った途端に白っぽく浮いて見えたり、午後になるとくすんで見えるのは色が合っていない証拠です。
韓国ブランドの場合には「グレージュ」とも呼ばれる、グレーめのくすんだベージュ色という独特な色味を持つものも多く、黒めな肌の人は逆に顔色が悪くなってしまうようです。
質感も色もピッタリの一本が見つかれば良いのですが、BBクリームはとにかく色数が少なめ。なかなか「適切な一本」が見つけにくくなっています。
手軽な対策としては、BBクリームを塗る前にコントロールカラーをサッとなじませておく方法がおすすめです。
顔中心部等にポイント使いするだけでも、白浮き・くすみといった印象が軽減されます。
コントロールカラーの選び方
- イエロー系:肌がくすんで見えたり、色ムラが気になる時に。
- ピンク系:BBクリームで肌が暗く見える場合に。
- グリーン系:BBクリームでは肌の赤みが目立つ場合に。
- ブルー系:肌が黄色っぽくくすむ「黄ぐすみ」や白浮きが気になる時に。
- パープル系:肌全体がもったりして見える時や、大人っぽく見せたい時に。
コントロールカラー:無印良品UVベースコントロールカラー
ホホバ種子油、カミツレ花エキス等の植物系保湿成分を配合した3色展開のコントロールカラーです。
2018年5月のリニューアルでUVベースとなり、紫外線吸収剤不使用なのに驚きのSPF50・PA+++で高いUVカット効果が期待できます。
価格も下がりプチプライス系でありつつ機能性の高さはそのままです。
ブルーは全体にたっぷり塗ると血行が悪く見えるので要注意!顔の中心部のみに少量を使うのがコツです。
リニューアル前の製品では
twitterでのクチコミから「ブルー」の人気に火が付き、「色白に見せてくれる」との高い評価を得ました。
- 価格:950円税込
- 内容量:30ml
- メーカー:無印良品
コントロールカラーの使い方や塗り方・色の効果などもっと詳しく知りたい方は、下記のページがおすすめです。
コントロールカラーの使い方を解説!色の選び方&おすすめコントロールカラーも
不自然になってしまう時には「ポイントのみスポンジ」をプラス
「生え際のあたりが不自然」「なんだか厚化粧のように見える」「すぐにヨレてしまう」、というこれらの理由の多くは、指による「ぼかし」がうまくいっていないのが原因です。
人の指先は、スポンジやブラシに比べると細かく顔料を塗り込むことが苦手です。
そのためフェイスラインとクリームがうまく馴染んで見えず、結果的に厚塗り感が出ることになります。
これを解決するには、ぜひメイク用のスポンジを使いましょう。
とは言えファンデのように顔全体をスポンジで丁寧に塗っていたら、せっかくの「BBクリームでの時短メイク」というメリットが無くなってしまいますよね。
時短を大切にしたい人には、「ポイントのみ」にスポンジを使うのがおすすめです。
BBクリームを顔全体に塗り広げたら、スポンジで「顎下(Uライン)・こめかみ・生え際」の3点を集中的にぼかします。
この3つをキレイにぼかすだけでも、ナチュラルさはグッとアップしますよ。
また最近では、ポイントぼかしにメイク用のブラシを使う人も増えています。
よりプロ感のある仕上がりになりますから、一歩進んだBBクリームメイクをしたい人にはブラシを選択してみては?
メイク用ブラシ:資生堂ファンデーションブラシ131
しなやかな毛がしっかりと植えられた上質なファンデーションブラシです。
プロのテクニックがなくても誰でも美しくベースメイクを仕上げられ、高級すぎず手が届く価格であることも人気の理由です。
パウダリー・リキッド・クリーム、ねりファンデーションのような固形のクリームファンデーションの他、BBクリームにも使えます。
斜めにカットされたブラシ表面が肌にキレイに沿うので、BBクリームの仕上がりの完成度が大きく上がります。
各種ドラッグストア・ヨドバシカメラ/ビックカメラ/ドン・キホーテ等の量販店・amazon等のネットストアでは定期的に割引が行われています。
購入前には価格比較をしっかりしておきましょう。
- 価格:資生堂
- 内容量:1本
- メーカー:1,980円税込
ベースメイクをワンランクアップした美しい仕上がりにするには、スポンジやブラシなどのメイクアップツールが活躍します。
下記のページで人気のアイテムを解説していますので、是非チェックしてみて下さい。
毛穴開きは化粧下地とメイクツールで徹底カバー!おすすめ化粧下地とブラシ&スポンジ10選
メイク崩れが気になる時には「ルースパウダー」をプラス
美容成分・保湿成分を多く含むBBクリームは、その分どうしても維持力に劣る面があります。
「お昼前にはもう崩れてる」「汗をかいたらすぐに落ちてしまった」という経験がある人もいるのでは?
このメイク崩れ問題を解決してくれるのが、「白粉(おしろい)」や「ルースパウダー」をプラスする方法です。
色の付かないルーセントパウダー等をサッとはたいておけば、汗・皮脂をパウダーが吸ってくれるので化粧持ちはグッと長くなります。
またUVカット機能が付いたパウダーを選んでお化粧直しの際にも使用すれば、午後のUV対策も万全になるはずです。
穏やかな紫外線カット効果:セザンヌ うるふわ仕上げパウダー
紫外線吸収剤なし・SPF16・PA++のフェイスパウダーです。
皮脂吸着パウダーでメイクの崩れを防ぎながら、肌をふわっとなめらかに見せます。
- 価格:858円税込
- 内容量:5g
- メーカー:セザンヌ
顔全体ではなくポイントにつけて乾燥防止
「パウダーをはたくと乾燥が気になる」という場合には、ポイントのみにパウダーを付けるのもおすすめのテクニックです。
Tゾーンとフェイスラインだけに軽くパフでパウダーを付け、その後にキレイなパフでクルクルと円を描くように肌を撫で、余計な粉を落とします。
崩れやすい部分はきちんとカバーしつつ、乾燥が目立つ目元や頬等は艶やかな状態にキープしておけますよ。
おわりに
BBクリームについての様々な情報はいかがでしたか?
いまや日常メイクに欠かせない存在となったBBクリームは、今後もさらに高機能製品が登場することが期待されています。
BBクリームの選び方や使い方をしっかりえておけば、毎日手間をかげずにキレイ肌メイクができるはずですよ。
※価格・内容量など製品についての詳細は公式サイトをご覧下さい。