
ひび・あかぎれ、カサつきに手のかゆみ・・・乾燥しやすい季節、このような「手荒れ」に悩む女性は全体の68%も居ると言われています。
乾燥による痛み・かゆみ等が起きてしまう前に、早めに正しいハンドケアをしておきたいですね。
今回は手荒れの種類や原因別の対処法、また尿素やヘパリン類似物質といった配合成分によるハンドクリーム選びのコツ等を詳しくご紹介していきます。
ひび・あかぎれ、カサつきに手のかゆみ・・・乾燥しやすい季節、このような「手荒れ」に悩む女性は全体の68%も居ると言われています。
乾燥による痛み・かゆみ等が起きてしまう前に、早めに正しいハンドケアをしておきたいですね。
今回は手荒れの種類や原因別の対処法、また尿素やヘパリン類似物質といった配合成分によるハンドクリーム選びのコツ等を詳しくご紹介していきます。
「手荒れ」には、初期の症状やだいぶ進んだ状態など様々な種類や段階があります。
「この程度なら」と本格的なハンドケアを先延ばしにすると徐々に症状が重くなり、治りにくい炎症になることもあるのです。
「いつもと手の感覚が違うかも」と感じたら、早めにキチンとしたスキンケアを始めましょう。
体の末端部(指先)は、手肌の中でも特に乾燥・カサつきを感じやすい場所です。
「指先の乾燥は手荒れの第一段階」というわけですね。
肌の水分量が比較的多い場合、この段階では手荒れに気づかないこともあります。
指先の乾燥サイン
徐々に指の甲側~指の根元、そして手の甲へとカサつく部分が拡がると、多くの人が手肌の違和感をおぼえます。
放置をすることで徐々に肌が固くなり、ゴワつきが気になるようになっていきます。
手は人間の体の中でも特に関節が多く、細かな動きができるようになっています。
その分、手肌は本来、曲げ伸ばしがしやすいように弾力が有る状態になっており、拳を作れば関節部の皮膚が伸び、指を伸ばせば適度に縮むようになっています。
手の甲も同じように、伸縮に対応しているのです。
ところが手肌の乾燥が進むと肌の表皮層が弾力を失い、ちょっとした動きでも亀裂が入りやすくなります。
これがいわゆる「手のひび(ヒビ割れ)」と呼ばれるトラブルです。
「ひび」の段階では、皮膚の亀裂は皮膚の外側(表皮部分)にとどまっています。
ところが皮膚の乾燥が収まらないと、「ひび」が徐々に悪化して亀裂が深くなり、肌の奥側の「真皮」にまで到達してしまいます。
このような「ひび」が悪化した症状が「あかぎれ」です。
年齢を重ねた肌はトリグリセリド等の皮脂腺由来の脂質やセラミド(細胞間脂質)・脂肪酸等の体内生産量が低下し、水分の蒸発を防ぐ力が弱くなり、より「乾燥肌」に傾きやすい状態です。
そのため秋冬には乾皮症のひとつである乾燥性皮膚炎(かゆみの症状)も出やすくなります。
掻き壊すことによって湿疹となるケースもあります。
「主婦湿疹(しゅふしっしん)」とは、医学的には進行性指掌角皮症・接触皮膚炎・刺激性皮膚炎などと呼ばれる手肌の病気の一種です。
様々な刺激により肌のバリア力が極端に低下し、炎症が治りにくい状態となっています。
俗称として「主婦湿疹」と呼ばれますが、主婦だけがかかる病気ではありません。
美容師・トリマー・調理師等の水仕事をする人が特にかかりやすい他、アトピー性皮膚炎の人やなんらかのアレルギー(金属アレルギー、動物アレルギー等)を持つ人は罹りやすいと言われています。
主婦湿疹の症状には、一般的な手荒れと混同されやすい「乾燥型」と、「湿潤型」の2種類があります。
手の乾燥状態が続くと、手の真皮層の弾力が失われてちりめん状・線状等のシワができるようになります。
このような初期段階のシワはいわゆる「乾燥ジワ」と呼ばれるものです。
乾燥ジワは早い段階で対処をすれば薄くすることができますが、放置すると肌の奥にある「真皮層」にまでシワが刻まれ、取れないシワとなります。
手の乾燥は老けて見える手、つまり「老け手」の大きな原因なのです。
乾燥等によって手にエイジングサインが出ると、見た目年齢は5歳以上もアップすると言われています。
また顔の部位とは異なり、手肌はヒアルロン酸注入等の美容施術による効果が生まれにくい箇所です。
老化現象が一度目立ってしまうと、美容皮膚科・美容外科等でも手を若返らせられないとされています。
若々しい印象を保つためにも、手肌の潤いをキープすることは大切なのです。
手肌の乾燥や手荒れの原因は、乾燥肌・アトピー肌といった「肌質」とは限りません。
生活習慣等で手肌の乾燥が促進していることもあります。
手荒れの原因となる習慣をチェックして、今日からできる保湿対策を始めてみましょう。
油汚れがスルッと落ちるような便利な洗剤、ついつい素手で扱っていませんか?
汚れがすばやく取れる洗剤類には多くの石油系界面活性剤が配合されており、汚れと一緒に手肌の潤いも奪います。
またシャンプー・ボディシャンプー等の洗浄力にも注意が必要です。
特にヘアジェル等の整髪料を付けたままでも一回で泡立つような便利なシャンプーは、頭皮とともに手肌の皮脂の多くを奪います。
日常生活でよく使う洗剤の例
食器洗いには「ゴム手袋」を使う習慣を付けてみましょう。
薄手型のゴム手袋ならフィット感もあり、食器類が滑る心配もありません。
また炎症がひどい場合、お風呂でのシャンプーの時にもポリウレタン樹脂製・ラテックス製等の手袋を使うことをおすすめします。
乾燥がそこまで酷くなく、手袋をするのはちょっと・・・という場合には、洗剤類を手肌に優しいものに切り替えるのも手です。
洗濯石鹸を粉石けんに、食器洗いを無添加の液体石鹸に変えるだけでも、手肌へのダメージを減らすことができます。
【おすすめゴム手袋】
ロイヤルタッチ グローブ(ロングタイプ)
薄さはわずか0.03mmの極薄タイプで、手袋をはめている違和感が少なく、更にお湯の温度等もある程度感じることができます。
ポリウレタン樹脂は髪に引っかかりにくいので、シャンプーの時に使っても安心です。
全長43cmで肘のあたりまでしっかりと隠せ、付属のクリアバンドで袖口を止めれば内側に液垂れをする心配もなくなります。
1枚あたりの価格も割安で、洗浄・乾燥をすれば繰り返し使え、コストパフォーマンス的にも優れています。
人間の表皮細胞を構成している「タンパク質」は、お湯の温度が39℃~40℃を越えると溶け出しやすくなります。
つまり熱いお風呂に入ると肌の表面をカバーしているバリアが壊れ、潤いが失われて乾燥しやすい肌になるのです。
1回や2回のお湯との接触で乾燥肌になるわけではありませんが、毎日の習慣でバリア力は徐々に失われていきます。
食器洗い等では、ゴム手袋を使えば熱いお湯を使用しても大丈夫です。
ただ入浴・シャワー等の場合には、できるだけ熱いお湯の使用を避けることをおすすめします。
特に「洗顔」「シャンプー」等のお湯に触れる時間が長いプロセスでは、お湯の温度は35℃~37℃前後に設定するのが良いでしょう。
浴槽に張るお湯の温度も、38℃前後に設定するのが理想的です。
秋冬は外気の湿度が下がり、季節風による冷たく強い風が吹き付けます。都市部の乾燥ぶりは特に酷い状態です。
例えば東京都の2011年1月の平均湿度は9%にまで落ち込みました。
カラカラの印象があるサハラ砂漠でも、平均湿度は32%前後あります。
つまり日本人は砂漠以上に乾燥した空気の中で毎日を過ごしているのです。
手袋等できちんと手肌を保護せず、秋冬の外気に手肌をさらしている状態が長い・回数が多いと、それだけ手が乾燥しやすくなります。
また自転車・バイク等では、手の甲の部分に特に強い風があたります。
ニット製の手袋程度では隙間から入る風によって肌乾燥が起こり、手荒れの原因となるケースも少なくありません。
外気での乾燥が起こりやすい人
秋冬の外出時には、手袋は絶対に必要です。
外出の頻度や使いやすさ等、ライフスタイルに合った素材や形の手袋を選び、外気に手肌が触れる時間をできるだけ減らしましょう。
手袋の形 | 特徴やおすすめする人 |
---|---|
ミトンタイプ | 着脱しやすいので、スーパーやコンビニ等、近所に出かけることが多い人に |
スマホ対応の手袋 | 電気を通す「導電糸」が縫製されているので、外出先でも手袋を脱がずにスマホを操作ができて便利 |
革製・化学繊維の グローブ |
自転車・バイクに乗ると実際の気温以上に寒く感じ、肌の水分も奪われます。 革の防寒性能は抜群ですし、化学繊維では軽くて保温効果のあるものが多いです |
普段の生活の中で手肌の皮脂を強く吸い取りやすいもの、実は「紙類」なのです。
特に段ボールや新しい本等は脂を吸い取る力が強く、長時間触れていると、想像以上に指先の皮脂が奪われてカサカサになります。
引っ越しや大掃除などで、一時的に手荒れが酷くなる人も少なくありません。
皮脂を奪い取る紙類の例
また最近では、パソコンやスマホ等の電子機器類に長時間触れることで、手荒れが悪化するケースも増えていると言われています。
ダンボール等の紙類に触れる作業をする場合には、短時間でも「軍手」をはめる習慣を付けましょう。
また症状が重い場合、読書の時や現金に長く触れる時にも薄手の「綿手袋」を使うことをおすすめします。
オフィスのパソコン操作等では、指先まで覆うグローブ類だと違和感を覚えることが多いので、指先第二関節までをカバーする「ハンドウォーマー」を使ってみるのも手です。
手が濡れている・湿っている状態は、最も手肌がパリパリに乾燥しやすい時です。
これは手肌に付着している水分が蒸発する時に、肌が必要とする水分も一緒に気化してしまうため。
手を洗ったり濡らした後にはしっかりと拭いておかないと、余計に肌が乾燥してしまうのです。
「手拭き時間が5秒以下」という人は、肌に余計な水分が残っている可能性が高くなります。
つまり洗うたびに肌を乾燥させている可能性が高いのです。
乾燥しやすい人
手を洗ったり水仕事をした後には、必ずハンカチやタオル・ハンドドライヤー等で丁寧に水分を取りましょう。
指の股の部分等には特に水分が残りやすいので注意します。
ハンドクリーム等でのケアは、しっかりと水分をぬぐった後で行いましょう。
皮膚の乾燥は、血行不良によっても起こります。
血液(血)は、酸素や水分・ビタミンやミネラル等、皮膚細胞が必要とする様々な成分や栄養素を運んでくる大切な存在です。
私達の生活に例えれば、食べ物や飲み物等をすべて宅配で送って貰っていて、その宅配業者が血液(赤血球・ヘモグロビン等)ということになります。
ところが体が冷えて血行が悪くなると、血液は新鮮な栄養を各部に届けられなくなってきます。
特に手・指先といった末端部は血液のめぐりが滞りやすい箇所で、栄養が不足しやすいのです。
コラーゲン等の栄養が不足した手肌の皮膚は、徐々に潤いを失ってカサつきやすくなっていきます。
「保湿ケアをしているつもりなのに、手肌等の乾燥が酷い」「乾燥肌で手荒れも起きやすい」という場合、その原因に「冷え」が隠れていることも多いのです。
現代では運動不足による筋肉量の低下や、IT機器の長時間使用による自律神経の乱れ等により、男女ともに多くの人が「隠れ冷え性(内蔵が冷えている状態)」となっています。
特に以下のような点に思い当たるところが多い人の場合には注意が必要です。
身体が冷えやすい人
食生活や毎日のちょっとした習慣を切り替えるだけでも、体の奥の「隠れ冷え」を改善していくことができます。
意識的に体の奥を温めて、血行不良を改善していきましょう。
体を温める生活習慣
またハンドクリームを塗る際やお風呂の中などで、ハンドマッサージをするのもおすすめです。
血液やリンパ液の流れがよくなって乾燥改善のサポートとなるだけでなく、腕の疲れや肩こり等の改善にも役立ちます。
ハンドマッサージはハンドクリームでも行えますが、自宅でのゆっくりとしたマッサージなら植物性のオイル(キャリアオイル)を使うのも手です。
お好みのエッセンシャルオイル(精油)を加えれば、アロマテラピーを楽しむこともできます。
【おすすめオイル】
生活の木 スイートアーモンドオイル
アーモンドから抽出されたアーモンドオイルは肌触りがなめらかで滑りもよく、マッサージに最も適しています。
オレイン酸を多く含んでおり、肌に馴染むと水分が蒸発するのを適度に抑えながら、肌を柔らかくする効果もあると言われるオイルです。
炎症等がある肌にも比較的刺激が優しく、特に乾燥肌の人には好まれています。
手肌の乾燥・手荒れの原因、実は「日焼け」のせいかもしれません。
肌細胞が紫外線(UVA、UVB)にさらされると、その影響で肌の内部には悪玉の活性酸素が増加します。
この刺激によってコラーゲン等が破壊されてしまうと、皮脂膜・角質層のバリア機能が低下した肌(=乾燥しやすい肌)になってしまうのです。
セラミド(細胞間脂質)やNMF(天然保湿因子)等が不足している肌は角質層が隙間だらけなので、ちょっとした刺激でもバリア機能が働かず、すぐに炎症を起こしやすくなります。
紫外線の侵入も更に激しくなりますから、色素沈着やシミ・シワといった肌トラブルが起きやすくなる外、すぐに乾燥しやすくなる・・・という悪循環が起こります。
日焼け乾燥タイプ
紫外線A波(UVA)は、一年中ほとんど変わらない量が降り注いでいます。
夏の紫外線B波(UVB)の量が厳しい時期にはもちろんですが、秋冬にも日焼け止めクリーム・UVカット手袋などによる日焼け対策は行った方が良いでしょう。
日常生活では、肌負担の少ないSPF・PAが軽めの日焼け止めクリームでも十分です。
【おすすめ日焼け止め】
無添加日焼け止め 岡田UVミルク
合成界面活性剤や着色料・ミネラルオイル・紫外線吸収剤・合成ポリマーやシリコン・紫外線吸収剤等、肌の刺激となりやすい添加物を配合せずに作られたノンケミカルの日焼け止めです。
グリセリンやアロエベラキス等の天然由来の植物原料をベースに作られており、赤ちゃんや敏感肌の人でも使いやすい日焼け止めとして人気を博しています。
サラッとしたミルクタイプなので、ハンドクリームとの併用もしやすいです。
ある化粧品メーカーのアンケート調査によれば、「ハンドクリーム選びに時間をかけていない」と回答をした人は85%以上にもなるのだとか。
また「クリームの使用回数が1日1回程度」という人も多く、ケア不足の現状が浮かび上がっています。
ハンドクリームのNGな選び方と使用法
ハンドクリームは、肌の状態に合わせたものをキチンと選ぶようにしましょう。
ハンドクリームの使用量は、一般的には指先から第一関節までがカバーできる量(片手で10円玉程度)が目安となります。
手荒れが酷い場合には第二関節にまで行き渡るよう、片手で500円玉くらいの量を使用することもあります。
荒れやすい指先までしっかり保湿するには、想像しているより多くのハンドクリームが必要なのです。
またクリームはササッと塗って終わらせてはキチンとした効果が得られません。
丁寧に刷り込んでからてのひらで抑えるようにして、表皮層にしっかりと浸透させましょう。
クリームは水に弱いので、手を洗う・水仕事をするごとに使用することも大切です。
夜寝る前等には更にたっぷりとハンドクリームを塗って集中ケアをします。
手の乾燥の度合いや手荒れの症状によっても、ピッタリと来るハンドクリームは異なります。
4つのハンドクリームのタイプから肌に馴染むものを探してみましょう。
初期の手指の荒れやカサつきが気になる場合には、以下のような保湿成分が配合されたハンドクリームを選んでみるのがおすすめです。
従来の「クリーム」は「油分でフタをして水分の蒸発を防ぐ」という考え方でしたが、上記のリピジュアやセラミドは角質層に浸透して、肌細胞の内側から潤いを高める働きも持っています。
継続して使い続けることで、ふっくらとした手肌になることも期待できます。
【おすすめハンドクリーム】
ALLNA ORGANIC ハンドクリーム
自然の力を最大限に活かしつつも、安定した状態で使えるように少しだけ科学の力を取り入れた、そんなブランドがALLNA ORGANIC(オルナオーガニック)です。
120種から23種まで厳選した植物エキスを使い、セラミドNP・ヒアルロン酸・コラーゲンなどの保湿成分もたっぷりと配合されています。
カサカサが酷くて掻痒感(チリチリ・ムズムズとしたかゆさ)がある、ちょっとした刺激でもすぐに炎症が起きてしまう・・・
そんな肌には「ヘパリン類似物質」が配合されたハンドクリームが合っています。
保湿剤の種類と浸透性の違い
出典:小林製薬「さいき」
https://www.kobayashi.co.jp/brand/saiki/heparin/
「ヘパリン」とは牛・馬等の生物の肝臓(幹細胞)で発見された物質で、小腸や筋肉・肺や脾臓等、体内の様々なところに存在している成分です。
血液が固まるのを抑える「抗凝固薬」の働きを持つ他、繊維芽細胞の過剰な働きを抑えケロイドやバリア機能等を修復したり、皮膚に水分を保つ作用等を持っています。
現在では動物から抽出した「ヘパリン」そのものではなく、ほぼ同じ性質を持った人工物質「ヘパリン類似物質」が使用されるようになっています。
皮膚科で処方される保湿クリームにも、この「ヘパリン類似物質」が使われていることが多いです。
ヘパリン類似物質には傷を治す・炎症を鎮めるといった効果があるため、敏感肌の人やかゆみのある乾燥肌の人の手肌ケアには特に向いています。
ただ血液が固まりにくくなるという副作用もあるため、出血が起こるような傷が頻繁にできていたり、ただれているような箇所には使用できません。
また出血しやすい持病(出血性疾患)の人も使用できない製品です。
不安な場合には、購入前に医師・薬剤師に相談してから購入しましょう。
【おすすめハンドクリーム】
ロート製薬 ヘパソフトプラス 治療薬クリーム
外出先にも持ち歩きたい人やはじめて使う人は、携帯性があるチューブタイプがおすすめです。
自宅で毎日のケアに使うという場合には、大容量のジャータイプの方がコストパフォーマンス的に優れています。
ただし市販薬(治療薬)ですので、長期連用はせず、痒み等の炎症が収まった場合には保湿系ハンドクリーム等にシフトした方が良いでしょう。
ひび・あかぎれが何度も起きてしまう、手先がいつも冷えているので「冷え」が乾燥の原因だと思う・・・
という場合、保湿に加えて「血行」を改善してくれる成分が入ったハンドクリームを選ぶことが大切です。
血行改善の働きを持つ成分としては、ビタミンE(ビタミンE酢酸エステル)、ビタミンC等のビタミン類が挙げられます。
ビタミンEやCには皮膚のハリをアップさせる働きもあるため、使い続けることで手肌がイキイキとしてくる結果も期待できます。
【おすすめハンドクリーム】ユースキンA
配合されているビタミンB2の影響でクリームの色は黄色いですが、すりこんでしまえば色は気になりません。
価格も手頃で、薬局・ドラッグストア等で気軽に購入できる点も魅力となっています。
乾燥が進んで肌がカチカチ・ゴワゴワになってしまった・・・という場合、角質肥厚によって通常のクリームだと保湿成分が浸透せず、まったく効果が見られないということがあります。
こんなときには、角質を柔らかくして潤い成分を浸透させる働きを持つ「尿素」が配合されたハンドクリームを使ってみましょう。
ただし尿素の角質(肌)を柔らかくする働きは非常に強い点には注意が必要です!
いつまでも使い続けると角質を薄くしてしまう恐れがあります。
ガサガサ感がなくなったらすぐに保湿系クリーム等に切り替えるようにしましょう。
副作用が気になる場合、節等の固くなってしまった部分だけにポイント使いをするのも手です。
【おすすめハンドクリーム】
資生堂 薬用尿素10%クリーム
塗った時にベタつきが少ないので、秋冬だけでなく夏の手荒れケアにも使いやすいでしょう。
また香料等が入っていないので、仕事場や外出先等でもスメハラ等を気にせずに使うことができますね。
価格が500円台からとプチプラのハンドクリームなので、「ちょっと尿素を試してみたい」という時にもチャレンジしやすそうです。
一般的な「手荒れ(肌乾燥)」から始まった肌トラブルでも、乾燥状態を改善せずに炎症が酷くなると、セルフケアでは治せなくなることがあります。
例えば湿潤型の主婦湿疹等の場合には、専門医の指導の元でステロイド薬を使いながらでないと、炎症をなかなか治められません。
上記のような症状に思い当たるところが多い場合には、無理に自宅での保湿対策を続けず、早めに皮膚科専門医に相談をしましょう。
※商品情報は公式サイト等で最新をご確認ください。
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