今日からできる化粧崩れ防止テク!ヨレない・テカらないためのコツを徹底解説
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「せっかくメイクしても、すぐにヨレる」「朝の顔はキレイなのに午後には顔がテカテカ...」
こんな化粧崩れの原因について「ファンデが良くないのかも」と思っていませんか?
メイク崩れの原因は、実は化粧品ではなく「メイクの方法」や「肌の状態」の影響が大きいと言われています。
ほんのちょっとのコツさえおさえておけば、手持ちのファンデーションで一日中キレイ肌をキープすることもできるのです。
ここではメイクが崩れる原因や、ヨレない・テカらない肌を作るためのコツについてご紹介していきましょう。
メイクキープならコレ!
皮脂吸着パウダーでよれない
メイク仕上げや化粧直しに
あなたの原因はどれ?メイク崩れの5大原因
多すぎる油分
多すぎる油分チェックリスト
- オイリー肌である
- 前日に脂っこいものをたくさん食べた/お酒をたくさん飲んだ
- 寝不足である、疲れている
- メイク前に乳液やクリームをたっぷり塗っている
ファンデが崩れる大きな原因は皆さんもご存知の「皮脂」です。
油分は油分で落ちやすいものです。ファンデーションにも油分が含まれるため、皮膚から分泌される皮脂と混ざってファンデーションが落ちやすい状態になるのです。
また皮脂が出ることによりファンデーションも浮いて密着度が低下してしまいます。
皮脂分泌の激しいオイリー肌は、そのぶんメイクも崩れやすくなります。
やってはいけない「乾燥対策に油分をプラス」
また「乾燥するから」といって乳液・クリーム等の油分が多い基礎化粧品をメイク前に過剰に使うことで、一時的な「オイリー肌状態」になることもあります。
肌は食べた物にも影響されます
この他、揚げ物等の油分が多いものを食べたりアルコールを多く摂取した場合には「油脂肌」に傾きやすくなります。
これは皮脂をコントロールするビタミンB6やB12等が油・アルコール分解のために使われてしまい、肌の皮脂管理機能が不安定になっているためです。
寝不足も原因に
寝不足や生活時間の乱れ等でも体内の皮脂コントロール機能が乱れるため、肌はベタつきやすくなります。
水分の不足(肌乾燥)
水分不足(乾燥肌)のチェックリスト
- ドライ肌/インナードライ肌/敏感肌/混合肌だと思う
- 朝も夜も同じ洗顔方法を行っている
- 朝のスキンケアで化粧水は使わない/化粧水は少量しか使わない
- 皮脂が浮いてきたら「あぶらとり紙」で吸い取っている
- 日中の肌の水分補給には気を使っていない
- Tゾーンや頬の毛穴が目立つ
近年増えているのが、この「乾燥によるメイク崩れ」です。
肌は水分を失って乾燥しても自分では水分をなかなか補えません。そのため、水分の代わりに「油分(皮脂)」を分泌してしまいます。
つまり「肌内側は乾燥しているのに、表面が脂ぎっている」という状態になりがちなのです。
皮脂を取り除くと悪循環に...
「脂ぎっているから」とあぶらとり紙などで皮脂を取りすぎれば、肌はどんどん乾燥して「カサカサなのにベタベタ」という状態になっていきます。
頬等は粉が吹いてメイクが乗らないのに、Tゾーン等はベタついてファンデがすぐ取れる...このような状態は、いずれも「乾燥」が原因と考えられます。
肌表面には皮脂が多く、内部が乾燥した状態を「インナードライ肌」と呼びます。下記のページでインナードライ肌の原因や改善法を紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。
インナードライ肌になりやすい6つの原因と対策~改善は洗顔や食べ物で
ファンデーションの厚塗り
ファンデーションの厚塗りチェックリスト
- パフ・スポンジの替えを持っていない/毎日は交換しない
- ファンデを取る時も、顔に塗る時もスポンジの持ち方はいつも同じ
- ベースメイクはファンデーション/BBクリームのみで、コンシーラー・コントロールカラーは使わない
- お化粧直しはコンパクト型ファンデーションで行っている
- シミ・シワ等が気になる部分についファンデを塗ってしまう
ファンデーションが最も美しく映える状態とは
ファンデーションは非常に小さな粒子が集まってできています。それらの粒子が「肌にピッタリとついた状態」で初めて吸着力や保水力を発揮します。
ファンデの上にさらにファンデが重なって層のようになると粒子同士が均一にくっつくことができません。これがヨレの原因となるわけです。
崩さない・ヨレないためには「ファンデーションは薄く付ける」が鉄則なのです。
やってるつもりはなくても厚塗りに。なぜ?
ファンデーションを分量どおり取って塗っているのに厚塗感やヨレが出る、直しても直してもメイクが崩れるのはなぜでしょうか?そんな時は
- 「ベースメイクをファンデーションのみで仕上げていないか?」
- 「スポンジやパフが汚れていないか?」
この2つポイントを見直してみましょう。
これらに当てはまるとどうしても「厚塗り」が生まれてしまいやすのですが、それにはワケがあります。
隠しきれないアラは下地やコンシーラーでカバー
顔中心部分にある肌の悩みはファンデーションだけで全て隠す必要はありません。
ニキビやシミ、クマはコンシーラーでカバーし、赤みは下地にコントロールカラーを使って肌色を調整します。
コンシーラーでカバーしたところはファンデーションを軽くおさえるだけでOKですし、赤みが補正されていればファンデーションを重ねて隠す必要なくなり、厚塗りから開放されます。
汚れたパフの恐ろしさ
汚れたパフにファンデーションを取っても、パフ自体にファンデが均一に取れません。当然肌に塗る時もムラになります。
しかも汚れたパフでは最初に置いたところにファンデがたまり、薄く伸ばすこともできないのです。
さらにパフについた皮脂などを餌にした雑菌が繁殖し肌荒れの原因にもなります。
人は顔のどの部分を見ている?
相手の顔を見る時、顔全体を隅から隅まで見ることはありませんよね。人が顔を見た時にまず目が行く場所は顔の中心です。
メイクにおいては眉間からあごにかけての顔の中心と目頭のちょっと下、頬の最も高いところと小鼻を結んだ三角ゾーンがキレイになっていると肌全体がキレイという印象を与えることができます。
極端に言ってしまえば頬の下、エラのあたりは何も塗らなくてもいいくらいなのです。
化粧品成分の混合
化粧品成分が混合してるかをチェック!
- 化粧水をつけた後、すぐに乳液やクリームを付けている
- スキンケアを行った直後にメイクを始める
- メイクが崩れた時には更にファンデーションを塗る
化粧品成分の混合とは?
下地やファンデーションの肌への吸着効果・皮脂の抑制効果等は、製品に含まれる成分や粒子の機能が存分に発揮されてこそ維持できるものです。
水や汗・皮脂といった余分なものが肌に残った状態ではもちろん、他の基礎化粧品の成分とメーキャップ用品の成分が混じり合うことで、メイク製品本来の機能が低下するケースも多く見られています。
汗・熱・火照り
汗・熱・火照りチェックリスト
- 洗顔・入浴の直後にメイクを始めている
- 手足は冷えやすいのに顔ばかりが火照ることがある
- 一旦汗をかくとなかなか汗がひかない
- 夏季でも日傘・帽子等は使わない
顔の火照りや顔に受ける熱は、皮膚の温度を上昇させて汗や皮脂を分泌させやすくします。
また洗顔・入浴直後の皮膚は通常時より温度が2℃近くも高いことがあり、これが「化粧ノリ」を悪くさせる原因ともなっています。
日傘や帽子の選び方なら下記のサイトがおすすめです。メイク崩れと紫外線、両方の対策をいっぺんに!
紫外線対策グッズの賢い選び方~日傘の色は?服の素材は?UV対策のコツを徹底解説
洗顔・スキンケアでのメイク崩れ防止策
朝は「超ぬるま湯」で洗顔を
朝の洗顔で、手に触れた時「温かい」と感じる温度のお湯で顔を洗っていませんか?
実は熱いお湯ではなくこの程度の温度でも顔の皮膚から潤いを奪い、かえって皮脂を多く分泌させる原因となるのです。
肌の皮脂が溶け出す温度
人間の手が「温かい」と感じるのは大体36℃~37℃以上のお湯ですが、肌の皮脂が溶け出す温度は30℃~32℃程度からとなっています。
つまり「温かい」と感じるお湯を使うと、肌が必要とする皮脂までも取り去ってしまうのです。洗顔時に使用するお湯は、30℃程度の「かなりぬるい」と感じる設定にしておきましょう。
洗顔料使用は控えめに
洗顔料の使いすぎも、過剰な皮脂を分泌させる要因となります。自分の肌タイプにあわせて、朝の洗顔料の使用量や使い方に気を配ってみましょう。
ドライ肌
朝はできれば洗顔料無しで、ぬるま湯のみでの洗顔を行います。
混合肌・インナードライ肌
Tゾーンやアゴ等、皮脂浮きの気になる部分のみ洗顔料を付けて洗い、その他の部分はぬるま湯のみにしてみましょう。
炭等の皮脂吸着率の強い成分は避け、マイルドに潤いを残す製品にした方が皮脂分泌を防げます。
メイク崩れが起きやすいインナードライ肌。その最大の原因は洗いすぎです。
下記ページでインナードライ肌に合うクレンジング剤を紹介しています。チェックリストもあるので、自分がインナードライ肌かどうか是非確かめてみて下さい。
インナードライ肌の改善は化粧水よりクレンジングから!原因と正しい対策を解説
オイリー肌
洗顔料は使用してOKですが、スクラブ入り等の刺激の多い洗顔料は避けます。
【おすすめ洗顔料】ファンケル 乾燥敏感肌ケア 洗顔リキッド
FANCL(ファンケル)
60ml 1,100円税込
アトピー肌・敏感肌の人のために開発された液状型洗顔料です。
マルチトール、グリコシルトレハロース等の保湿剤が多種配合され「潤いを残す」ことを重視した成分バランスになっています。
また消炎作用のあるグリチルレチン酸2Kも配合されており、大人ニキビ等の炎症が穏やかに鎮静されることも期待できる製品です。
オイリー肌におすすめの洗顔料は下記のページでも是非チェックしてみて下さい。
おすすめ洗顔料を肌悩み別で紹介!乾燥・毛穴・ニキビ対策や肌質ごとの洗顔料選び
「化粧水」の浸透をしっかりと
化粧崩れを防ぐために大切なのがメイク前の「水分の補給」です。
洗顔後の肌の水気をタオルで優しく吸い取ったら、すぐに化粧水での水分補給を開始します。
今まで「乳液・クリーム」等の油分補給を多めにしてきた人は、油分控えめ・水分(保水成分)多めというバランスに切り替えてみましょう。
化粧水はできたらコットンやシート等を肌に置き、しっかりと浸透させるのが理想的です。
でも朝にシートパックをするのは、時間的にも難しいですよね。この場合にはハンドプレスで構いません。
「一度で大量の化粧水をつける」ではなく、「小分けにして二度付けし、浸透させる」という形を取った方が、肌をしっかり潤すことができます
ドライ肌・混合肌は潤い重視の化粧水を「アミノ酸・ヒアルロン酸配合」で
アミノ酸は水溶性で、化粧水に配合しやすい保湿剤です。
外気や肌の奥にある水分をキャッチし、角質層に導いてくれます。
分子が小さいので肌に浸透しやすく、サラリとしたテクスチャーでもしっかりと肌を潤す傾向があります。
ヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na)は、1グラムで6リットル以上もの水分を保持できるほどの強力な保水力を持つ成分です。
ただし配合量が多いとテクスチャーがモタっとして重くなるので、浸透させるまでには時間がかかります。その点には注意をしましょう。
【おすすめ化粧水】セルケア GFプレミアム アミノローション
アメニティコーポレーション
120ml 参考価格3,000円程度
8種類のアミノ酸と浸透率の良いスーパーヒアルロン酸を配合し、保湿効果を高めた化粧水です。
また上皮細胞増殖因子(EGF)・線維芽細胞増殖因子(FGF)等の5種のグロスファクター(細胞再生因子)も配合されており、肌のターンオーバーを活性化する形でのエイジング対策も期待できます。
品質の高さからエステティックサロン等でも取り扱われることの多い製品です。
その他のインナードライ肌向けの化粧水を下記のページで紹介しています。
インナードライ肌が避けたほうがいい化粧水の成分も解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
インナードライ肌を化粧水で改善!厳選おすすめ11選~原因と保湿成分を解説
オイリー肌・ニキビ肌は「ビタミンC誘導体」で皮脂抑制
水溶性のビタミンC誘導体(APS/アスコルビルリン酸Na、L-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム等)は、美白効果やハリ効果を持つだけでなく、皮脂の過剰な分泌を抑制する効果を持っています。
洗顔直後から肌がベタつく人、10代~20代前半で皮脂分泌が過剰である場合などには、水溶性ビタミンC誘導体で余分な皮脂の分泌を防ぎましょう。
美白成分としても使われる水溶性のビタミンC誘導体
水溶性ビタミンC誘導体は皮脂分泌をコントロールするだけでなく、メラニンの発生を抑えて黒いメラニンを白く戻す還元効果も持っていて、美白化粧品に配合されることが多い成分です。
これをドライ肌・混合肌の人が使用すると、皮脂の抑制によって肌が乾燥してつっぱった状態になり、化粧崩れの原因になることがあります。
ドライ肌・混合肌で乾燥部分の美白を行いたい場合、乾燥しにくい「油溶性ビタミンC」もしくは「APPS」「APIS」入りの美容液等を使用した方が良いでしょう。
【おすすめ化粧水】シーボディ VCローション
大人ニキビや肌荒れを改善してツルリ肌に
従来型ビタミンC誘導体の200倍の浸透力を持ち、さらに安定性を高めた「APIS(イソステアリルアスコルビルリン酸2Na)」を配合したローションです。
「APIS」は角層まですばやく浸透し、しかもビタミンCにすばやく変換される最新のビタミンC誘導体です。
そのビタミンCを助けるビタミンAとEに、厚く溜まった角質を柔らかくするサリチル酸、炎症を抑える働きのあるカンゾウ根エキスなど8種の美容成分も配合し、皮脂バランスが崩れやすい大人の肌コンディションを整えていきます。
毛穴づまりと過剰な皮脂で化粧崩れする方、大人ニキビに悩む方におすすめです。
- 価格:8,800円税込
- 内容量:150mL(約1ヵ月分)
- メーカー:シーボディ
VCローションの他に薬用VCエッセンスやVCビタールをまとめて
お手頃価格で試せるスターターセットもあります。
乳液・クリームの使用量は「パーツ単位」で考える
乳液・クリームを肌に付ける時、手のひらに乗せてから顔全体にタップリと伸ばしていませんか?
この方法だと顔全体に均一に油分がのり、皮脂分泌が多い箇所は「油分過多」になってしまいます。パーツに合わせた塗り方を意識しましょう。
パーツに合わせた乳液・クリームの伸ばし方
- 手順1.
手のひらに推奨量を取り、しばらく温めてテクスチャーを柔らかくします。
- 手順2.
乾燥の特に気になる箇所に小豆一粒程度を載せて馴染ませます。
- 手順3.
目尻・額・頬・アゴに少量ずつを載せます。ただしベタつく部分がある場合、この段階では塗るのを避けます。
- 手順4.
ごく薄くパーツ毎にクリームを伸ばします。
- 手順5.
手に残ったクリームをベタつきやすい箇所に少しだけ塗ります。
- 手順6.
付けすぎた箇所はティッシュでオフします。
メイク下地を使ってヨレ・崩れ防止策<メイク開始前>
メイク開始は「スキンケア後10分後」!
基礎化粧品が肌に浸透するまでには、最低でも5分~7分はかかります。
できればスキンケア後に10分の間隔を置いてからメイクにとりかかるのが理想的です。
また下地を塗ってからファンデに取り掛かるのにも、3分程度の間隔を置くことをおすすめします。
火照り肌は「クールダウン」をしてから
朝にシャワーを浴びたり髪を洗う人は、特に顔の皮膚が温まった状態になっています。
40℃以上の熱いお湯を体や頭にかけた場合、皮膚の温度が下がるまでには20分以上かかるのです。
「メイクをするまでにそんなに待てない!」という場合には、以下の方法で入浴後の肌を冷やしましょう。
朝のシャワー後のクールダウン
- 冷水で冷やした手を顔にあてる
- 低刺激の化粧水を冷蔵庫で冷やしておき、軽くパッティングする
- 保冷剤・アイスパックをガーゼでくるみ、肌に当てる
【おすすめグッズ】アイスノン やわらかフィット
白元アース
参考価格:700円~1,000円程度
通常の保冷剤とは異なり、ゲル化剤と不凍液の力で「柔らかいのに冷たい」という触り心地が得られるアイスノンです。
ソフトゲルタイプは顔のカーブにフィットをさせやすく、短時間の冷却でも的確に火照った肌の熱を冷ましてくれます。
冷凍庫に入れておけば繰り返し使えますから、毎朝のメイク前の習慣にもしやすいですね。
顔汗対応の制汗クリームを使ってみる
化粧崩れの大きな原因となる汗。
真夏ともなるとちょっとした外出、通勤だけでもメイクが崩れてしまいます。
ダラダラと湧き出る顔汗に真っ向から対抗、顔にも使える制汗ジェルを使ってみるのも手です。
【おすすめ制汗グッズ】
サラフェプラス 薬用制汗クリーム
withCOSME(ウィズコスメ)
SNS拡散中!朝、化粧水の後に塗るだけの新感覚の化粧崩れ防止スキンケアです。
有効成分のフェノールスルホン酸亜鉛が、毛穴をキュッと小さくして汗を流れ出さないようにして、日中のしたたる顔汗を抑えることができます。
伸ばしやすいジェルクリームで塗った後はサラサラ感触、また、メイクの上からでもOKなのも嬉しいところ。
お化粧直しのクイック汗止めとしても使えます。
下地はムラなく伸ばす
ファンデーションに比べて、下地については「ザッと塗るだけ」という人がほとんどです。
でも、メイク下地のムラはファンデが取れやすくなる大きな原因です。
製品の規定使用量をしっかりと守りつつ、今までより丁寧な塗り方を心がけてみましょう。
ムラを出さない下地の塗り方
- 手順1.
下地は必ず手の甲に出し、使用量を確認します。
- 手順2.
額・頬の上側(目の窪み下側の中央部分)・アゴ・鼻筋の順番で、5つのポイントに下地を乗せます。アゴ・鼻に載せる下地の量は少なめにしましょう。
- 手順3.
中指と薬指の日本の指全体を使って、5つのポイントを内から外へ放射状に伸ばします。指で均一に伸ばすのが難しい場合には、スポンジを使ってもOKです。
- 手順4.
指やスポンジに残った量で、目の周辺に下地を伸ばします。
パーツごとに下地の使い分けを
下地には大きく分けて「保湿タイプ」と「皮脂抑制タイプ」の2種類があります。
基礎化粧品のクリーム・乳液をつける時と同様に、下地もパーツで使い分けると化粧崩れしなくなります。
オイリー肌の場合
顔全面に「皮脂抑制タイプ」を使用してもOK。使用量は守りましょう。
乾燥肌やインナードライ肌
「皮脂抑制タイプ」を顔全面に使うと、水分が不足している頬や目元等が余計に乾燥し、ヨレやすい状態になります。
パーツごとに使用する下地を切り替え、頬・目元等の薄く乾燥しやすい場所には「保湿タイプ」を、Tゾーン・アゴなどには「皮脂抑制タイプ」を少量使用します。
また、密着度の高い高機能下地なら透明感を出しながらも化粧持ちをアップさせることができます。
【おすすめ密着下地】
資生堂マキアージュ ドラマティックライティングベース
資生堂
25g 2,860円税込
化粧崩れしないのは当然で、さらに立体感や内側から輝く自然なツヤ感を出せるのがマキアージュの新しい下地です。
スルリと伸びる「うるおいベース処方」
やさしいピンクベージュでクリームと乳液の中間のようなテクスチャーです。
ベース基剤はうるおいを閉じ込めゆるく繋げたネット構造になっていて、この「ゆるさ」のおかげでつけた瞬間に柔らかく伸びていきます。
秋冬用ということもあり、使い心地はかなりしっとりとした感じなので、乾燥による崩れが気になる方には特におすすめです。
下地とファンデが引きつけ合う!
下地とファンデーションに含まれるパウダーやオイル成分がお互いに引きつけ合う「スーパーマグネット効果」で、ファンデーションがピッタリと密着!
13時間の化粧もちデータもとれており、夕方でも粉吹きせずナチュラルな美肌が長続きします。
「影」までコントロール
陰影を操る板状パールが顔の低い部分であえて光反射を抑えることで、高い部分の光が目立つ仕組みです。
影の部分にはもう1つの板状パールの赤みが働いて、血色感を無くさずに顔の立体感をしっかりと出してくれます。
【おすすめ皮脂抑制系下地】ソフィーナ プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地
「
皮脂崩れと言えばコレ!」と言われ、様々な雑誌のコスメランキングで金賞をとる大人気下地です。
「皮脂吸着パウダー」が分泌された皮脂を抱え込んで固め、更に皮脂を弾くコート処理を行ったパウダーによってファンデーションと皮脂が混ざるのも防いでくれます。
SPF20・PA++とUVカット効果も付加されており、日常的な紫外線対策は下地で十分に行えるのも嬉しいですね。
その他、化粧崩れ防止におすすめの下地を下記のページで解説。ファンデーションのりが変わるスポンジやブラシのおすすめも紹介しています。
是非参考にしてみて下さい。
毛穴開きは化粧下地とメイクツールで徹底カバー!おすすめ化粧下地とブラシ&スポンジ10選
プチプラでも優秀な使えるコスメならこちら。1,200円以下限定のスキンケアアイテムを厳選しました。こちらも参考にしてみて下さい。
プチプラコスメでスキンケア!1,000円台でも使える優秀アイテム
メイクでヨレ・崩れを防止
「汚れたスポンジ」は絶対NG
先程も触れましたが、ファンデの崩れやヨレを防ぐ上で避けたいのが「汚れたパフ(スポンジ)」の使用です。
一度使ったスポンジは表面で化粧品成分と肌の水分・油分が混じり合い、ザラザラ・ガサガサとした状態になっています。
そのため「サッとひとハケ」というつもりでファンデを取っても、キレイな状態に比べて実に3倍以上のファンデを削るように付着させてしまうのです。
数日放置したパフは便座並みの雑菌数
一度使ったパフには、雑菌がたっぷりと繁殖しています。その雑菌の数は、夏季では8万個以上、冬季でも4万個以上と言われるほどです。
何日も洗わないスポンジは、なんと便座よりも汚い状態なのです。
このような「汚れ」が肌に付けば肌荒れの原因になるのはもちろん、その日の肌の状態まで不安定にさせます。
スポンジは、常にキレイな状態にしておきましょう。
高価なスポンジを無理してひとつだけ買うより、リーズナブルでもきめ細やかさがあるスポンジを複数所持し、使いまわした方が効果的です。
スポンジの「持ち方」を変えてみる
スポンジを持つ時、三本の指と親指でしっかりとスポンジを挟んで、ファンデを「ペタッ」と力を入れて取っていませんか?
このような力の入る持ち方は、厚塗りになる原因です。
プロのメイクアップアーティストは「スポンジの持ち方」で薄付きなキレイ仕上げを実現しています。
ファンデを取る時、広い範囲・狭い範囲を塗るときと、それぞれの持ち方を変えてみましょう。
ファンデーションを取る時
手のひらを広げ、人差し指・中指・薬指の3本の指の上にスポンジを置きます。
人差し指と薬指をスポンジの上に持ってきて、スポンジを丸めるように持ちます。
コンパクトの上にごく軽くスポンジを置き、「ポンポン」と軽く叩くようにしてファンデーションを取ります。
広い範囲にファンデを伸ばす時
スポンジの一番端を人差し指・中指・親指の3本で持ちます。
スポンジを「ヒラヒラ」と振れるようなイメージで持ってみましょう。
この状態だと力が入れにくく、ごく軽くファンデを伸ばせます。
狭い範囲にファンデを叩き込む時
スポンジの角の部分を人差し指で押さえ、角の部分を丸めるようにして持ちます。
広い範囲の部分よりも力が入りやすいので、手の力を抜くように意識しましょう。
難しいテクは不要!使うだけでベースメイクの仕上がりが変わるメイクスポンジやファンデーションブラシを下記のページで解説しています。是非チェックしてみて下さい。
毛穴開きは化粧下地とメイクツールで徹底カバー!おすすめ化粧下地とブラシ&スポンジ10選
「動く部分」は一段薄く塗る
ファンデーションは全体的に薄く塗りますが、特に薄く仕上げたいのが「まぶた」「目元周辺」「口元周辺」「ほうれい線部分」です。
この4箇所はまばたきや表情の変化で特に動きやすい箇所であり、特にヨレが目立ちやすくなっています。
目元や口元等は塗るのを最後に残しておき、スポンジに残ったファンデでサッと撫でるように塗ってから、静かに抑えて密着させます。
アラ隠しは「コントロールカラー」or「コンシーラー」で
「シミやクマ、シワが気になるから」とファンデを塗り重ねるのは厳禁です!
シミが隠せる程に全体にファンデを塗れば、顔全体の透明感も薄れます。
またクマやシワの箇所に厚塗りをすれば、その部分の乾燥が目立ち、余計に「老け顔」に見えることもあるのです。
お悩み別の使用アイテム
シミやクマが気になる箇所には、ポイント使いができてカバー力の高い「コンシーラー」を使用しましょう。
皮膚が動きにくい部分には硬めのコンシーラーを、クマのようによく動く部分には柔らかめのコンシーラーを使います。
またくすみやシワ部分には「コントロールカラー」や「CCクリーム」等をファンデ前に塗り、色味や光の拡散で気になる箇所を目立たなくします。
- シミやクマ ← 「コンシーラー」
- くすみ、シワ部分 ← ファンデ前に「コントロールカラー」や「CCクリーム」
【おすすめCCクリーム】
コーセー米肌 澄肌ホワイトCCクリーム
コーセープロビジョン
毛穴やくすみを隠したいからと下地やコントロールカラーを重ねてしまいがちな方におすすめ。
澄肌ホワイトCCクリームは、コンシーラー機能が追加されてなんと1本6役の多機能CCクリーム。
皮脂吸着等のパウダーでサラサラ毛穴レスな肌を一日キープ、イエロー・ブルー・レッドの3色のコントロールパウダーで色ムラ・くすみを自然にカバーして透明感のある肌に仕上げます。
澄肌の特徴である米発酵液で潤いも守りつつ、SPF50・PA++++の最高レベルの紫外線カットで真夏でも安心です。
コンシーラーはテクスチャや形状の違う様々なタイプがあり、悩み別に使い分けると、肌悩みをしっかり隠しながら透明感のある肌が作れます。
下記のページでコンシーラーやコントロールカラーの選び方・タイプ別の特徴・使い方を詳しく解説しています。ぜひチェックしてみて下さい。
クマ・シミ・赤み隠しに!コンシーラーの使い方と選び方~おすすめアイテムや使う順番も解説
コントロールカラーの使い方を解説!色の選び方&おすすめコントロールカラーも
リキッドファンデにはフェイスパウダーをプラス
リキッド(クリーム)ファンデーションは伸びが良くカバー力は高いのですが、油分の配合量が多いので「化粧もち」はパウダリーに比べて劣ります。
リキッドタイプの肌への密着度を上げるには、全体に塗った後に何もつけないスポンジで「抑え直し」をしておくのも手です。
またリキッド・クリームのみの塗布では浮いてきた皮脂と混ざりやすいので、「フェイスパウダー」で仕上げを行っておきましょう。
カサつきが目立つときは
混合肌・乾燥肌で頬等のパサつきが目立つ場合、その部分にまでパウダーをはたく必要はありません。
Tゾーン・フェイスライン上等の崩れやすい部分のみに薄くパウダーを付け、最後に何もついていないブラシもしくはティッシュで余分な粉を落とします。
パウダーを密着させる方法
夏場に汗をかく時等は、お化粧直後からメイクが崩れることもありますよね。
こんな時には、パウダーの密着度を「水分」で上げてみましょう。
パウダーの粒子同士は水分で結びつきが強くなり、水分が蒸発すると肌にピッタリと貼り付いてくれるのです。
夏場に「水あり」ができるファンデーションを使うのも手ですが、従来のファンデのままで「水ありファンデ」と同じ効果が得られるのが「ミスト+ティッシュ」という方法です。
水なしファンデでもできる!ミスト+ティッシュでの密着仕上げ
- 手順1.
いつも使っているファンデーションでメイクを行います。
- 手順2.
スプレータイプの化粧水(もしくは普段使っている化粧水をスプレーボトルに詰めたもの)を、30センチ程度離して顔全体に下側から噴射します。
スプレーの粒が粗かったり近すぎる場所でスプレーを行うと、水分の付着にムラができやすいので注意しましょう。
- 手順3.
ティッシュ2枚を顔の上下に分けて広げ、上を向いて30秒程度放置します。
- 手順4.
ティッシュを顔から剥がし、残っている水分があればごく優しくティッシュで吸い取ります。
日中のメイク崩れ防止策
浮いた皮脂はコレでOFF
浮いた脂は「あぶらとり紙」で取るのが常識...こう思っている人、まだ多いですよね。
しかし、あぶらとり紙では皮脂の吸収力が強すぎ、必要な油分までも吸い取られてしまいます。
そのため肌が「もっと脂を出さなくては!」と、過剰に皮脂を分泌し、却ってメイクがどんどん崩れていくことになります。
また「取りすぎる→出過ぎる」という悪循環で肌が疲れ、くすみやシワ等の原因になることもあるんです。
「テカリが気になる」と思ったら、柔らかなティッシュペーパーもしくはトイレットペーパーを広げて、そっと肌を押さえましょう。
ギュッと押し付けたり、こするのはNGです。
【おすすめティッシュペーパー】ネピア 鼻セレブ Itsumo
明らかに肌触りが違う、柔らかな織りのペーパーに天然由来の「スクワラン」や保湿成分「ソルビット」を加えた保湿効果に優れるティッシュペーパーです。
過剰に皮脂を取りすぎないだけでなく、ペーパーとの接触による肌ダメージも軽減してくれます。
通常のポケットティッシュと異なり、最後まで袋にキレイに保存しておける携帯性の良さも魅力です。
水分は頻繁に補給
日中に肌の水分が不足すると、肌は皮脂を多く分泌してテカリやヨレを生みやすい状態になります。
暖房の温風や空気が乾燥してしまう冬は特に危険です。
化粧直しをこまめにする前に、まずは「肌への水分補給」の習慣を付けましょう。
保湿性の高いミストタイプの化粧水をサッとスプレーして肌をくぐらせれば、失われがちな水分を補給できます。
メイクの上からでもスプレーできるタイプを選べば、いつでも気軽に水分補給ができます。
【おすすめミスト】資生堂dプログラム アレルバリアミスト
化粧水層にオイル層を加えた2層構造タイプのミストです。
アレルバリアテクノロジーで肌に均一な膜を作り、メイクの密着感をアップさせてくれます。
夕方の化粧崩れが格段に改善する、おすすめの1本です。
(57mL 1,650円税込)
アレルバリアミストの体感レポートは下記のリンクからどうぞ。
化粧崩れや乾燥は防げる?資生堂アレルバリアミストの体験レポート
【おすすめミスト】ジルスチュアート フルーツ&アロマミスト
肌を潤すローズウォーターに新鮮なフルーツのエキスを加えたミストタイプの化粧水です。
メイクの上からでも使用でき、細かな霧状なので水分ムラ等もできにくくなっています。
肌に水分を与えつつ、心癒されるアロマの香りで気分もリフレッシュできます。
(JILL STUART 2,420円・税込)
メイクの仕上げや直しに活躍するその他のミストやスプレーは下記のページがおすすめです。
肌質別のアイテム比較をしていますので、是非参考にしてみて下さい。
化粧崩れを防ぐ化粧下地とスプレー&ミストを徹底比較!優秀おすすめ14選
メイク直しでの崩れ・ヨレ防止策
コンパクトでサッとお直し...は間違い
メイク直しと言えば、皮脂を取ってからパウダーファンデーション。
実はこの「化粧直しにファンデ」という方法が、更なる化粧崩れを作る原因となります。
ファンデを全体を重ねると透明感が薄れる上に、素肌にファンデーションを塗る時の注意と同じように粒子がミルフィーユのように重なって一層ヨレやすくなっていきます。
では何を使ってメイク直しする?
ゆっくりとメイクを直す時間が無いと雑になり、重ね塗りするファンデの量は多くなりがちです。
「時短でメイク直し」をするときほど、ファンデ使用は避けた方が無難です。
崩れにくく、なおかつ時短なメイク直しをするのなら、気になる部分だけにコンシーラー(スポット用ファンデ)を使用するのが効果的です。
サッと直すなら「コンシーラー+プレストパウダー」
短時間でヨレないメイク直しをする方法
- 手順1.
ティッシュペーパーもしくはトイレットペーパーで皮脂を優しく吸い取る
- 手順2.
Tゾーン等の崩れが気になる部分のみに、指でコンシーラーを載せる
- 手順3.
何もつけていない指で再度コンシーラーを塗った部分を軽く叩き、全体に馴染ませる
- 手順4
全体もしくはコンシーラーを塗った部分にプレストパウダーをごく薄く載せる
ドロドロに大崩れした時は
「もうドロドロ!」という位にメイクが取れた時には、焦ってファンデを塗り直すよりも一度メイクをオフした方が効果的です。
でもシートクレンジング等でメイクをオフすると、シートに含まれたアルコール等が顔に残り、却って肌の乾燥を促進させてしまいます。
こんな時には、ゆるやかにメイクをオフしながら潤いも補う「乳液」を使ってみましょう。
大崩れした時は無理に修正せず「乳液」で保湿&メイクオフ
メイクオフしてから直す方法
- 手順1.
ティッシュペーパーもしくはトイレットペーパーで皮脂を優しく吸い取る
- 手順2.
コットンもしくはティッシュに乳液を含ませ、崩れた部分を中心に優しく馴染ませる
- 手順3.
乳液を付けすぎた場所は、何もつけていないティッシュでオフする
- 手順4.
肌の状態を確認し、崩れが気になる部分にコンシーラーを馴染ませる
- 手順5.
全体にプレストパウダーを薄くのせる
【おすすめ乳液】無印良品 ハーバル乳液(携帯用)
岩手県釜石の天然水を使用し、カミツレ花エキス、ローズマリー、西洋ハッカ等の8種の有機栽培植物から抽出したエキスを加えた保湿系乳液です。
アロエベラの天然保湿効果で、肌を穏やかに整えてくれます。
弱酸性の配合で、付けた後の肌への負担も軽めです。少量でも馴染みが良いので、携帯使用にも向いています。
(590円・税込)
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皮脂吸着パウダーでよれない
メイク仕上げや化粧直しに
おわりに
皮脂を取りすぎない・ファンデを重ねすぎないメイク方法は、「ヨレない・崩れない」という嬉しい効果があるだけでなく、肌へのメイクによるダメージも軽減してくれます。
つまり、毎日メイクでキレイ肌を維持しながら「すっぴん肌」も元気が生まれるというわけですね。
ほんの少しのコツを押さえるだけで午後や夕方の肌の見え方は大きく変わってきますから、早速今日から「崩れない肌作り」をスタートしてみましょう!