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髪の痛みを減らしたい、手間をかげず自然に目立たなくしたい、という人たちに根強い人気なのが、手軽に髪を染められるカラーリンスやカラーコンディショナーです。
カラーリンスが日本で開発されたのは1965年(昭和40年代)頃と、意外に歴史を持つ商品なんです。
50年以上もの長い間、白髪対策として女性からも男性からも愛されてきた製品なんですね。
人気の理由には、ササッとつけてすぐ流せる・手に色がつかないといった「圧倒的な扱いの手軽さ」が挙げられているようです。
普段のリンスの代わりに使えるので、「白髪初心者向けの最初の一本」とも言われています。
そんな「手軽な白髪対策」として好まれてきたカラーリンスについて、上手な使い方やメリット・デメリット、失敗しないカラー選び等をご紹介していきましょう。
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白髪用カラーリンス・カラートリートメントの利用者から口コミを集めました。
人気の11商品について染まりやすさや染色の持続性など8項目で評価。特に気になる染まりやすさや髪以外の着色汚れの落としやすさ、長所と短所については、コメントで確認できます。
白髪用カラーリンスは男性向け?女性でも使える?
ヘアカラーリンス・カラーコンディショナーのメリット・デメリットや使い方等を調べてみると、カラーリンスは以下のような人に向いた製品と言えます。
カラーリンスの使用がおすすめな方
- 白髪対策をこれから始める人
- 髪が短めの人
- 白髪の量が少なめ(部分的~ごま塩風等)の人
- ヘアカラーをあまりしない人(髪色が黒・焦げ茶等ベーシックな人)
- 薄毛等、髪のボリューム低下の悩みはあまり無い人
- 毎日が忙しく、白髪対策に時間がかけられない人
- ヘアカラー・白髪染めに抵抗がある人
特に男性には使いやすい!
上記の特徴を見ていくと、白髪に悩む方の中でも特におすすめなのは男性です。
短髪で黒やチャコールグレーといったダークトーンの髪色が多い男性には、暗い色が中心のカラーリンスがぴったりです。
お風呂でついでに染められるところや、1度で不自然に黒くならないのも男性支持を受けるポイントでしょう。
もちろん男性限定というわけではありませんのでご安心下さい。
女性を意識した製品もたくさんありますので、ここからカラーリンスについて使い方や特徴を詳しくみていきましょう。
白髪用カラーリンスのメリット・デメリット
白髪対策にカラーリンスを使うと、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
カラーリンスのメリットは?
カラーリンスのメリット
- 入浴・洗髪しながら髪染めができる
- 素手で扱ってOK
- 放置時間が短い
- 色ムラが起きにくい
- 染色成分で髪が傷みにくい
- 低刺激でパッチテスト不要の製品が多い
- コストはかなり安め
入浴・洗髪しながら髪染めができる
一番のメリットとしては、入浴時に気軽に白髪対策ができる点が挙げられるでしょう。
カラーリンスであれば、ヘアカラー・グレイカラー(白髪染め)のように事前にケープ等を巻くといった下準備をしたり、1剤と2剤を混ぜる・クシで丁寧に塗布するといった手間も不要です。
使い方も通常のヘアリンスとほとんど変わらないと言ってよいでしょう。
普段の入浴・洗髪の習慣をほとんど変えることなく、気軽に白髪対策を行えます。
素手で扱ってOK
お風呂場で白髪対策ができるグッズとしては「カラートリートメント」がありますが、カラートリートメントは製品によっては「素手での塗布をNG」としているものもあります。
染色力が強すぎて、素手で扱うと手肌に色味が残ってしまうのです。
しかしカラーリンスについては、ほとんどの製品が素手による塗布をOKとしています。
「シャンプー後にわざわざビニール手袋をはめるのは面倒」という人、「できるだけ普段通りの洗髪で白髪対策をしたい」という人にはピッタリですね。
放置時間が短い
ヘアカラー・グレイカラー(白髪染め)の場合、放置時間は20分~30分程度もかかります。
またカラートリートメント(白髪トリートメント)についても、放置時間を10分~15分程度としている製品が多いようです。
ヘアカラー・カラートリートメントは髪のキューティクルの内側にまで染毛成分を浸透させる必要があるため、どうしても放置時間が長くなりがちなんですね。
その点、カラーリンス製品の放置時間は平均5分程度と短めです。
「入浴は朝のシャワーでサッと終わらせるから、放置時間を長く取れない」という人でも、放置時間5分でOKならば無理せず白髪対策を続けられるのではないでしょうか。
色ムラが起きにくく自然な仕上がりに
一気にしっかりと色を入れるヘアカラー・グレイカラー(白髪染め)の場合、セルフカラー(自宅での髪染め)に失敗をしてしまうと染めに色ムラが出来てしまうこともあります。
特に今までヘアカラー経験の無い方の場合、「髪の表側と裏側で染まり具合が変わってしまった」「放置時間を間違えて染めすぎてしまった」といった失敗をしてしまうケースも多いようです。
せっかく白髪対策をしているのに、自然さが失われてしまっては意味がありませんよね。
また少し白髪が伸びてしまった箇所と、しっかりと染まっている箇所の境目が目立ってしまいやすいのもヘアカラーのネックと言えるでしょう。
その点、少しずつ髪に色を入れていくカラーリンスでは、サッと手ぐしで伸ばす方法でも色ムラがあまり起こらず、自然な仕上がりになります。
日常的にカラーリンスを使っておけば、白髪が伸びてきた箇所と染めた箇所の境目も目立ちにくいです。
染色成分で髪が傷みにくい
ヘアカラー・グレイカラーでは、強いアルカリ成分で髪のキューティクルを一度破壊し、そこに色の成分を入れていきます。
しっかりと色が入るのが魅力ですが、その分だけ髪のキューティクルが傷みやすく、パサつきや乾燥・切れ毛等が目立ってしまうことも少なくありません。
しかしカラーリンスの場合、染色成分は髪の外側(表面部分)に着色させるだけでなので、キューティクルを内部から破壊するという心配は無しです。
染色成分による髪の痛みが気になる人、できるだけ髪に負担をかけずに白髪対策をしたい人に向いています。
低刺激でパッチテスト不要の製品が多い
ヘアカラー・グレイカラー等の毛染め製品では、必ず使用前に「パッチテスト」というかぶれ・皮膚アレルギー試験を行うことが求められます。
アルカリ成分・染色成分が強い分だけ、万一かぶれやアレルギーが起こった場合の炎症が甚大になる恐れがあるのです。
しかしカラーリンスの場合、前述したとおり染色成分による刺激が少ないことから、パッチテストを義務付けている製品はほとんどありません。
もちろん使用テストをしておいた方が安心ではありますが、テスト不要とされるほど低刺激であるという点はメリットと言えるでしょう。
特に頭皮や顔・手肌が敏感肌の人等には扱いやすい白髪対策製品と言えます。
低コストで白髪カバーを続けられる
美容院・ヘアサロンで白髪カバー(グレイカラー・白髪染め)を行った場合、相場は6,000円~10,000円程度はかかります。
仕上がりが美しく長持ちするのが魅力のヘアサロンですが、コスト的にはかなり高いですよね。
これに対して、カラーリンス・カラーコンディショナーの平均価格帯は1,000円~2,000円程度です。
週2回程度の使用を行った場合の月間コストは500円~1,000円程度というのが平均的なところでしょう。
「無理なく白髪対策をしたい」という人でも、お財布にあまり負担をかけずに白髪カバーを続けていけるのではないでしょうか。
カラーリンスのデメリットは?
カラーリンスのデメリット
- 1回では染まりきらない
- 色を維持できる期間は短め
- 予想と違う色に染まることがある
- 栄養成分の浸透は行われない
- カラー・製品の選択肢が少ない
- 染色後の育毛剤の使用はNG
- 髪質・髪の量によってはコストアップ
1回では染まりきらない
カラーリンスは手軽・時短な反面、染毛力はかなり弱めです。
ヘアカラー・グレイカラー(白髪染め)のように1回の染色で白髪にしっかり・クッキリと色を付けるということはできません。
白髪が目立たくなる期間には個人差もありますが、平均して5回~6回(5日間~6日間)程度の連続使用が必要となります。髪質が太い人・白髪が多い人の場合、更に期間がかかってしまうこともあるようです。
「明日のお出かけのために白髪を目立たなくしたい」「今すぐ白髪をカバーしたい」というような即効性を求める場合には、カラーリンスは不向きと言えます。
色を維持できる期間は短め
カラーリンスは「髪の表面のみ」に作用をするものなので、強力なヘアカラートリートメントのような染色維持力は持っていません。
言うなれば弱めのヘアマニキュアのような扱いです。
ヘアカラー・グレイカラー(白髪染め)の場合、色を維持できる期間は平均1ヶ月~2ヶ月程度ですね。
色持ちに関しては、ヘアカラートリートメントの場合は2週間程度色味を維持できるものもあります。
しかしカラーリンスの場合、使用を中止した後には色は4~5日程度で抜けていってしまいます。
そのため最初の連続使用で白髪に色が付いた後には、週2~3回程度のペースか毎日カラーリンスを継続使用していく必要があるのです。
予想と違う色に染まることがある
カラーリンスの使用では、以下のような髪の場合、色味が予想(製品の使用イメージ)と異なる色になる場合があります。
- パーマを繰り返して髪が傷んでいる
- ヘアカラー・グレイカラー(白髪染め)を繰り返して髪が傷んでいる
- プール・海などによく行く(髪が海水・塩素の水によく触れている)
- 紫外線によって髪のパサつき・乾燥が気になる
- 枝毛・切れ毛等が目立つ
上記のような髪の状態の場合、想定よりも色味が強く入りやすく、ブラウン系の場合は赤・紫色が強く出たり、アッシュ系の場合には青紫系の色が強く出ることがあります。
また髪質によってはブラウン・ブラックの色が予想よりも強く入ってしまうこともあるようです。
ただ入った色味は数日間すれば落ちていくので、ヘアカラー等に比べると「思っていたのと色合いが違う」となった場合でもリカバーがしやすいのはメリットと言えます。
まずは1本!まとめ買いしない
口コミ大人気商品や限定セールの時は買っておきたくなりますね。しかしいきなり何本もカラーリンス製品を買いだめせず、まずは一本だけ使って色味や持ちを確認してからにすると失敗が少ないですよ。
栄養成分の浸透は行われない
「トリートメント」と「リンス(コンディショナー)」の違いには、作用する場所の違いが挙げられます。
トリートメントとは髪の表面に加えて髪のキューティクルの内部に栄養成分を浸透させて、髪に栄養を与える製品です。
これに対して、リンス(コンディショナー)は髪の表面に皮膜を作って、髪の乾燥を防いだり、髪表面の傷みの保護を行います。
カラーリンスに入っている栄養成分は髪の内側にまでは届きません。
白髪以外に切れ毛・うねりといった髪のトラブルが起こっている場合、別途週1回~2回のペースでヘアトリートメントによる毛髪補修を行った方が良いでしょう。
カラー・製品の選択肢が少ない
カラートリートメントの場合、近年では白髪対策だけでなくヘアカラーによる褪色防止のために使用されることも増えたため、色味のカラーバリエーションが広がっています。
またサロン専売品から市販品まで選択肢の広がりが増え、ドラッグストア等で購入できる製品も増加傾向です。
しかしカラーリンス・カラーコンディショナーの場合、製品の選択肢はやや少なめです。
実店舗での取扱を行わない製品も多いため、amazon・楽天・メーカー公式サイトといったネット通販を利用できない人の場合、2~3製品程度の中から選ぶ等、選択肢が非常に狭まってしまう可能性も高くなります。
またひとつの製品でのカラーバリエーションも少なく、ブラック・グレー・ダークブラウンといったいわゆる「定番色」内で2色~3色程度の展開に留まっています。
染色後の育毛剤の使用はNG
カラーリンス使用直後に育毛剤・養毛剤等を使うと、液剤に含まれたアルコール成分等がリンスの染色を溶かしてしまい、せっかくの染色が剥がれてしまいます。
「どうしても育毛剤・養毛剤等を使用したい」という場合には、カラーリンスを使用してから一日程度は時間を置いてからの方が無難です。
ただ頻繁に育毛剤・養毛剤を使用される方の場合、染色効果が落ちやすいということは考慮しておいた方が良いでしょう。
髪質・髪の量によってはコストアップ
費用をあまりかけずに白髪対策ができるカラーリンスですが、白髪の量が極端に多い人(ほとんど真っ白等)、髪質が太い人等の場合には使用量が平均の2倍~3倍程度必要となることもあります。
またロングヘアの方の場合、1回の使用量がショートヘアの方の5倍近くもなることもあるようです。
髪質・髪量によってはリンス・コンディショナーの消耗が激しく、コストが高く付いてしまう可能性も考えられます。
白髪用カラーリンス・カラーコンディショナーの使い方
では実際のカラーリンスの使い方について見ていきましょう。
基本の使い方
- シャンプーを通常どおりに行い、よくすすいでおきます。
- 髪の水気をよく切ります。
- カラーリンスを適量手に出します。分量は製品によっても異なりますが、ショートヘアでピンポン玉1/2個、セミロングでピンポン玉1個~2個程度というのが平均的です。
- 白髪が気になる部分を中心に、髪全体に塗り広げます。
- 塗布をした手をお湯+石鹸でよく洗います。
- 数分間、放置します。放置時間は製品によって異なりますが、5分程度が平均的です。
- 36℃~37℃程度のぬるま湯で、お湯に色がつかなくなるまで洗い流します。
- 汚れても良いタオルを使い、しっかりと髪をタオルドライします。
- ドライヤーで髪を乾かして仕上げます。
白髪用カラーリンスの染毛力を上げるコツ
シャンプー後にタオルで軽くドライ
カラーリンスは、シャンプー+すすぎで濡れた髪にも使うことができる製品です。でも使用する前に一度タオルで軽く髪を拭いておくと、更に染毛力はアップします。
髪を乾かす時のようにしっかりとしたタオルドライを行う必要はなく、フェイスタオル等でザッと水気を取る程度でOKです。ちょっとした一手間を行うことで水分によって染毛成分が弾かれず、より的確にカラーリンスの成分で髪をコーティングさせることができます。
気になる部分にはたっぷり塗る
生え際・耳の上等、白髪が多く生えていて気になる部分には量を多めに塗布するようにしましょう。全体的にリンスを塗布した後に、気になる部分に重ね塗りをするのもおすすめです。
待ち時間を2~3分増やす
カラーリンスの放置時間は平均5分程度です。しかししっかりと染めたい場合には、放置時間を増やした方が効果的であると言われています。カラーリンスの場合には髪染め(ヘアカラー)のように「放置しすぎて染まりすぎる」という心配は殆どありません。
入浴中には先に髪を洗ってカラーリンスを塗り、その後に体や顔を洗ったり浴槽に浸かったりして、最後に髪を流すようにすれば、放置時間を適度に取ることができます。
白髪用カラーリンスの色移り防止対策
頭皮に刷り込まない
カラーリンスを頭皮に付けて刷り込んでしまうと、染毛成分が頭皮に付着し、暫く色が残ってしまうことがあります。またリンスに含まれる染毛成分(タール色素)が頭皮を刺激し、かゆみ・赤みといった炎症を起こしてしまう可能性も否定できません。
特に地肌に近い箇所(生え際・襟足・もみあげ部分等)に塗る際には、地肌にカラーリンスを押し付けてしまわないように注意しましょう。
手についたリンスはすぐに洗い流す
カラーリンスの成分がいつまでも手に残っていると、染毛成分によって肌・爪に色が付いてしまうことがあります。カラーリンスの塗布が済んだら、速やかに両手を丁寧にお湯と石鹸で洗い流すようにしましょう。特に爪と指とのスキマ等に成分が残りやすいので、気をつけて洗い流してください。
濃い色のタオルを使用する
カラーリンス後に髪をタオルドライすると、カラーリンスの色味(ブラウン系・ブラック系等)がタオルに多少色移りをします。白・クリーム色・淡いピンクやブルー等の淡色系のタオルの場合、色移りが目立ちやすいです。
手・肌に付いた染色の色味は洗い流せば殆ど落とせますし、数日間で目立たなくなります。しかしタオル等の繊維に付いた色は、残念ながら洗濯をしてもあまり落とすことができません。カラーリンス後のタオルドライには、紺色・茶色等の濃色のタオルを使用するか、汚れても構わないタオルを使うようにしましょう。
白いタオルに色がついたら?
白タオルの場合には、強力な漂白剤を使うことで色を目立たなくすることはできます。
染色後の髪はすぐに乾かす
髪が濡れた状態のままだと、髪の表面に付いているリンスのカラー成分が剥がれやすく、他の繊維に色移りを起こしやすくなります。
例えば髪が湿ったままでパジャマを被るように着たりベッドに倒れ込んだりすると、パジャマや枕カバー、シーツ等に色が付いてしまう可能性があるわけです。洗髪・カラーリンスをした後にはすぐにタオルドライをし、速やかにドライヤーで髪を乾かすようにしましょう。
失敗しない!白髪用カラーリンスの色選び
カラーリンスは主に「ブラウン~ダークブラウン系」「アッシュ系/グレー系」「ブラック系」の3系統のカラー展開が行われています。
カラーリンスの色の種類
- ブラウン~ダークブラウン系
- アッシュ系/グレー系
- ブラック系
初めてのカラーリンス選びの時には、どれを選んで良いか迷ってしまうかもしれませんね。ここでは色染めに失敗をしないためのカラー選びのポイントを解説していきます。
白髪用カラーリンスは「地髪」の色で選ぶ
ヘアカラーの場合には、一度地毛の髪色を軽く抜きながら染色を行うので、白髪だけでなく黒い髪の部分の色も変えることができますね。
例えばヘアカラーで「ブラウン」を選べば、白髪の部分に加えて黒髪の部分も茶色にできるというわけです。
しかしカラーリンス・カラーコンディショナーは、このようなブリーチ力を持った染毛製品ではありません。
あくまでも白くなっている髪の表面に色を乗せることを目的とした製品です。
色が乗らない理由
真っ黒の色紙の上にピンクや青色のクレヨンや色鉛筆で絵を描くことを思い浮かべてみましょう。
いくらクレヨンを塗りたくっても色は浮かび上がらず、真っ黒の状態のままですよね。
これと同じで、「元々が真っ黒の髪の状態に白髪が混じっている」という場合にブラウン系のカラーリンスを使えば、白髪部分だけが色合いの違う「茶色」になる、というわけです。
地毛の色なら自然になじむ
もちろん、敢えて白髪部分だけに違う色を入れて「メッシュ」のようなオシャレさを楽しむという手もあります。
でも「自然に白髪を目立たなくしたい!」という人の場合、この方法はちょっと合わないでしょう。
「自然なカバー感」を重視したいのであれば、カラーリンスは「元の髪の色」にできるだけ近い色を選ぶことが大切なのです。
すでに染めている場合はブラウン系
特に女性でヘアカラー・グレイカラー(白髪染め)等をお使いの方の場合、多くはナチュラルブラウン・マロンブラウン系統に髪色を変えられていることでしょう。
この場合には、元の髪色の色合いにあわせてブラウン~ダークブラウンのカラーリンスを選んでおくと大きな失敗にはなりません。
「白髪カバー重視」か「ぼかし重視」かで色味選び
ただ髪色を非常に明るくしている場合、ダークブラウンでは髪のトーンがワントーン程度暗くなってしまう可能性があります。
白髪カバーを重視したいならダークブランを、元の髪色とのバランスを取りたい時はできるだけ淡いブラウン色のリンスを選ぶことをおすすめします。
また髪を染めていない方でも、髪色が元々淡い方、日に透けると茶色~オレンジ色に見える(髪色の赤みが強い)という方の場合、ダークブラウン系の方がキレイにまとまります。
自然なぼかしで男性に人気「アッシュ・グレイ系」
50代~60代以上の特に男性に人気なのが、「白髪を完全に隠すのではなく、ごく自然な感じで目立たせない」という仕上がりになるアッシュ系・グレイ系です。
アッシュ・グレイ系のカラーはブラックほど染め色が強くなく、「白髪はあるけれど、キラキラと光ったりせずに目立たない」という上品な雰囲気に仕上がります。
最近ではナチュラル系ファッションの人気によって、「髪染め感をしているという不自然さを減らしたい」という女性達からも注目されている色合いです。
しっかりカバーをさせる「ブラック系」
今まで殆どカラーリングをしておらず、しっかりと白髪をカバーしたいという場合には「ブラック/ナチュラルブラック」がおすすめです。
特に30代後半~40代の男性等、オフィス勤めの方には落ち着いた黒色が人気の高い色となっています。
ただ白髪が非常に多い方の場合、髪がブラックに染まりきらずに濃いグレー色になり、白髪と黒髪の色合いの違いが気になってしまうこともあるようです。
白髪の量によっては、一度ヘアカラー(グレイカラー)等で髪を黒めに染めてから、褪色防止や次のカラーまでのつなぎとしてカラーリンスを使う、という方法もあります。
女性でもメンズでも!おすすめ白髪用カラーリンス
資生堂プリオール カラーコンディショナーN
コンディショナー系には珍しいライトなブラウン
資生堂プリオールのカラーコンディショナーの他との決定的な違いは、その色展開です。カラーリンス・カラーコンディショナーの中では珍しく、明るめのブラウンの色味、さらにはグレイがあります。
染めていない髪はもちろん、
ヘアカラー・グレイカラー(白髪染め)で既に染めた髪に対しても、色合いや退色防止を考えてくれています。
明るめのブラウンなら、イエロー系・ベージュ系・ゴールド系等で普段カラーリングを行っている人でも、髪色を損ねずに自然に白髪を目立たなくさせることができます。
ヘアカラー・白髪染めの褪色を防ぐ同シリーズの「カラーケアシャンプー」とあわせて使うことで、より高い効果が感じられるでしょう。
ただ「プリオール」のシリーズは、例えば資生堂『TSUBAKI』のようにどこのドラッグストアでも購入できるブランドではありません。
取扱店舗は全国3,000店舗はあるものの、地域によっては
県内の取扱店舗が10~20店舗しかないところもあるようです。
お近くに取扱店舗が無い場合には公式サイト・amazon・LOHACOでのネット販売、もしくは電話での通販となります。
- 価格:1,408円税込
- 内容量:12g
- メーカー:資生堂
- 資生堂ネットショップなら頭皮美容液つきの限定セットが同じ価格で送料無料!
ホーユー メンズビゲンカラーリンス
意外と色のつくカラーリンス
こちらもスーパーやドラッグストア、量販店等でも手に入れられるメンズ向けカラーリンスです。
男性向け白髪染めトップブランドである『ホーユー』の製品であり、口コミサイト等でも「カラーリンスにしては染色力がある」「色合いがキレイ」といった高い評価を受けています。
価格帯が1,000円以下というのも助かりますね。
白髪対策を手軽に初めたい男性にはピッタリの「最初の白髪対策アイテム」と言えるのではないでしょうか。
暗めな髪色の女性にも使える
ちなみにメンズ向けということで香りがシトラス系の爽やかなものになっていますが、その点さえ問題なければ
女性にも使える一本です。
現在の髪色がダークブラウン・アッシュブラウン等のベーシックな方であれば、グレイカラー・ヘアカラーをしている合間の「つなぎ」として利用するのにも便利です。
1点注意として元の髪の黒色が薄いほど、ブラック系は青みが、ブラウンは赤みが強く出ます。
部分的に白髪が集中している方だとその部分に赤黒・青黒っぽい色が目立ってしまう可能性があります。
- 参考価格:700円~900円台
- 内容量:160g
- メーカー:hoyu(ホーユー)
アンファー スカルプD ヘアカラーコンディショナー
染める力はダントツ
抜け毛・薄毛対策シャンプーとして有名な「スカルプD」から登場した男性用白髪染めコンディショナーです。
1回での染まり具合がかなり強く、リンス・コンディショナー枠の中では珍しく「1回で染まった」「3回使用で殆ど白髪が目立たなくなる」という口コミも多く見られる
スピーディな染色が魅力となっています。
価格が他製品と比べるとやや高めですが、継続使用は週1~2回ペース程度でOKなので、ヘアスタイルがショートの方であれば1本当たり平均1ヶ月半~2ヶ月半程度は使うことができるでしょう。
ノンシリコン・パラベンフリー・石油系界面活性剤フリー等、髪に優しい成分配合が行われているのもポイントが高いです。
染まる分手間も増える
ただ染色剤の配合量が多い分、手や爪につくと色が落ちにくいことがあります。
素手では使えず、原則として手袋の着用し専用のブラシで塗布を行うこととなっています。
またトリートメント後は完全に乾かし、枕や衣服は漂白剤が使えるものを推奨しています。
色移りはもちろん心配ですし、「通常のコンディショナー・リンス感覚で気軽に白髪染めをしたい」という人の場合、この点が手間に感じられるかもしれません。
- 定価:2,343円税込
- 内容量:150g
- メーカー:アンファー
- 定期購入:1,991円税込
おわりに
白髪用カラーリンスの染色力はあまり強くないので、染まることが最優先の方には向いていません。
しかし、5分程度の放置で手軽に髪を染められる点、手袋等を使用しなくても良い点などは大きな魅力です。
「ぼかす程度でいい」「普段のヘアケア時間を変えたくない」という方は、早速今日から毎日のシャンプー後のカラーリンス習慣を始めてみてはいかがでしょうか?
カラーリンスより一歩進んだ「白髪用カラートリートメント」
カラーリンスの色味や染色力に納得が行かない方は、白髪用トリートメントという方法もあります。具体的には、
- ハリのなさやパサつきを改善したい
- 1~2度でしっかり染まって欲しい
- 単純なブラウンはつまらない
- 以前より白髪が増えてきた
こちらに当てはまる方は、白髪染めトリートメントやカラートリートメントが断然おすすめです。
染まり具合の違いや、商品の上手な選び方・使い方などは下記のページでチェックしてみて下さい。
白髪染めトリートメント・カラートリートメントで白髪をカバー!上手な使い方や選び方は?