失敗しない白髪染め!白髪染めのおすすめの選び方や正しい使い方を解説

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美しい髪色

白髪を隠す方法として、最もポピュラーなのは「白髪染め(ヘアカラー)」ですね。

現在では自宅で白髪を染められるセルフカラー用の製品も数多く登場していますから「ヘアカラーで白髪を染めたことがある」という人は多いことでしょう。

でも何気なく使っている白髪染めに、実はデメリットもあるということはご存知ですか?

また上手に白髪をカバーするには、製品選びや色選びにもコツがあるんです。

今回はヘアカラーを使った白髪染め対策について、そのメリットやデメリット、製品の上手な選び方や、うまく染めるコツ等をご紹介していきます。




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白髪染めを使うメリット

染まり具合チェック

まずは白髪対策に「白髪染め」を使う利点と欠点について知っておきましょう。


白髪染め(ヘアカラー)のメリット

即効性がある

例えば白髪を隠すためのカラートリートメント(白髪トリートメント)の場合、染色力が弱いため一度で白髪を隠すのは難しいところです。

白髪が黒髪の中で目立たないようにするためには、最低でも3回~5回、白髪の量によっては一週間以上の継続使用をする必要があります。

「明日のお出かけのために、今すぐ白髪を目立たなくしたい!」と思っても、カラートリートメント等では対処がしにくいのです。

その点ヘアカラー(白髪染め)は、染色力が強く1回でも白髪をキレイに染めることができます。

「今すぐ白髪をなんとかしたい!」という時、「白髪の量が多いからしっかり染めたい」という時に、白髪染め(ヘアカラー)は大活躍してくれる存在というわけです。


髪全体の色を変えられる

ヘアカラー(白髪染め)には、脱色剤が含まれていて黒髪部分の色を少々取り除き、新たに色を付けるこができます。

例えば「ブラウン系」の白髪染めを選べば、白髪の部分だけでなく黒髪部分も茶色に染められて、全体的に色を統一させることができるわけです。


ヘアカラー(白髪染め)の色が定着するワケ

ヘアカラー(白髪染め)は髪染め剤の中でも「酸化染毛剤」というグループに含まれます。

酸化染毛剤の特徴

  • 染める時に一度髪のメラニン色素を脱色する
  • 髪の硬い表面を薬剤で開き、髪内部に染料を浸透させる
  • 化学染料を酸化させて髪の内部で結びつける

この方式だと髪の表面にも内部にも染料の色素がしっかり入ります

ご自宅で白髪染めを使った方なら、髪を染める時に「1剤」と「2剤」を混ぜた経験がおありでしょう。

非常にカンタンに言えば、ヘアカラーは「脱色用の成分」と「染めるための成分」を混ぜて、脱色をしながら同時に髪内部に色つけを行うのです。

だから地毛の色を変化させ、色を長持ちさせることができるのです。


白髪用ヘアマニキュアでは地毛の色は変わらない

ちなみに「酸性染料」である白髪トリートメントやヘアマニキュアでは、このように黒髪部分の色を変えることはできません。

酸性染料の特徴

  • 脱色はしない
  • 髪表面の染料の一部が内部に浸透する
  • 白髪部分はしっかり染まるが、黒い部分はほとんど色が変わらない

色を付けられるのは白髪の部分だけで、地髪はほとんど元の色のまま、ということになります。

「髪の色全体を変えてオシャレを楽しみたい」という方、「髪全体が白髪というわけではない」という方の場合は、ヘアカラーの方が髪全体の統一感を生み出せます


セルフカラー製品の展開が幅広い

ヘアカラー(白髪染め)は、美容院・ヘアサロンで施術が受けられるだけでなく、自宅でセルフカラーを行うこともできます。

かつての「自宅用白髪染め」というとブラウン・ブラックといった基本的な色展開しかありませんでした。

しかし現在ではスーパー・ドラッグストア・量販店等で購入できる白髪染めも、幅広いカラー展開を行うようになっています。

例えば年間売上No.1※のシエロヘアカラーEXクリームでは18色もの色展開。

シエロヘアカラー

出典:CIELOシエロ ホーユー公式サイト
http://www.cielo.jp/lineup/cream/


キャメルブラウン・ライトブラウン・アッシュブラウン等、微妙に色合いの違うブラウン系の展開も豊富です。

自分の好みに合った色合いを見つけ出すことも比較的カンタンと言えるでしょう。

※インテージSRIヘアカラー市場/販売金額/2016年8月~2017年7月


セルフカラーならコストがかからない

自宅用白髪染めの製品展開が増えるにつれて、製品の価格帯も年々低下する傾向を見せるようになりました。

現在では多くの製品が1,000円以下で高くても2,000円前後で購入できるようになっています。

コストを抑えて白髪対策をしたい人にとって、製品価格が安いヘアカラーは助かる存在と言えるのではないでしょうか。

セルフカラー


出典:ウェラ公式サイト
https://www.wella.com/retail/jp-JP/haircolor


アットコスメ第1位のウエラトーン2+1クリームはネット最安価格1,500円程度で美容室の1/3~1/4程度です。


白髪カバーの維持期間が比較的長い

ヘアカラー(グレイカラー・白髪染め)は、髪のキューティクルの中に入り込んで色を付けるため、色合いが長持ちしますし、洗っても落ちません。

色が取れにくいことから「永久染毛剤」という呼び名が付けられているほどです。

髪質・白髪の量等によっても維持期間には差がありますが、平均2ヶ月程度、長い人では3ヶ月程度も髪色を維持することができます。


ヘアカラー(白髪染め)なら根元から染められる

酸性染料である「ヘアマニキュア」の場合、染料を髪の表面に付着させてコートするように染める方法であるため、少しでも地肌に液剤が付いてしまうと「地肌」が髪染めの色に染まってしまいます。

そのためヘアマニキュアは地肌から1cm程度離して液剤を塗布する必要があり、特に生え際・分け目部分等の白髪が根元から染まりきらず、少し髪が伸びるとすぐに目立ってしまうという問題があります。

これに対してヘアカラーは、染料を髪の内側に入れてから染める方式を取っており、肌に付着してもヘアマニキュア程には色が付きません。

そのためヘアマニキュアよりも地肌に近い場所に液剤を塗布でき、根元近くも染めやすくなっています。


白髪染め(ヘアカラー)のデメリット

髪が傷む、パサつきやすい

髪の痛み

白髪染め(ヘアカラー)の最も大きなデメリットとして挙げられるのが「髪の傷み」です。


白髪染め(ヘアカラー)は髪の表面を破壊する

ヘアカラーはアルカリ性の成分で髪の細胞同士の繋がりを一度破壊し、そこに染料を入れる方法で髪に色を付けます。

酸化剤で再度キューティクルを繋げ直してはいますが、完全にキューティクルが再生するわけではありません


水分や栄養分が流出

細胞同士の繋がりが破壊されたことで水分や栄養分が流れ出やすくなり、髪は潤いをなくてしまいます。

短いサイクルで繰り返しヘアカラーを使用するとダメージが更に蓄積し、髪が細くなったり、切れやすくなるという問題もあるのです。

特にセルフカラーの場合でそのような問題が多いようです。

セルフカラーでの問題点

  • 塗布時間がかかりすぎる
  • 放置時間の置きすぎ
  • 褪色の速さでサイクルが頻繁になる

頭皮への刺激が強い

白髪染め(ヘアカラー)は強いアルカリ成分で髪を染めていく髪染め剤です。

弱酸性である肌(頭皮)に対しての刺激は強く、大きなダメージとなることもあります。

人によってはフケが出やすくなったり、頭皮が乾燥しやすくなることも。

短いサイクルでヘアカラーを繰り返したことで頭皮環境が悪化し、健康な髪が生まれにくくなる可能性も指摘されています。


パッチテストを行う必要がある

上記のとおり強い刺激を伴うヘアカラー(白髪染め)は、人によっては甚大な肌トラブルやアレルギーの発症を起こす危険性もあります。

そもそもヘアカラー(白髪染め)は、その成分の強さから「化粧品」ではなく「医薬部外品」という扱いとすることが薬機法(医薬品医療機器等法)で定めれているものです。

医薬品とは異なりスーパー等の一般店舗でも販売はできますが、「化粧品」であるヘアカラートリートメント等に比べれば成分的にも強い作用があるものという認識を持つ必要があります。

パッチテストは一度だけでなく使用のたびに行うことが推奨されており、安全のためとは言えこの点を手間と感じている人やパッチテストをしない人も多いです。

しかし、アレルギー・甚大な炎症を防ぐために、ヘアカラーは使用前にかならずパッチテストを行うことが勧告されています。


生理中・妊娠中には使用できない

妊娠中のヘアカラー

女性の場合、生理中・生理前後・妊娠中・授乳中等にはホルモンバランスが崩れて肌が非常に不安定になります。

通常であれば問題の無いヘアカラーが甚大な炎症を起こす危険性も高くなるということです。

そのため生理中・妊娠中等には、ヘアカラーの使用は避けた方が良いとされています。

また経皮毒等の問題を考え、妊娠中のヘアカラーを避けることを提言している産科医も居ます。

白髪染め(ヘアカラー)の上手な選び方

美容室で白髪を染める時には、美容師さんに「こんなイメージ」と伝えれば髪質・髪の状態等を考えた上でベストな色を選んで貰えますね。

でも自分で液剤を選ぶ場合、「思っていのたのと違う仕上がりになった」という方も多いのではないでしょうか?

ヘアカラーで失敗をしないために、上手な選び方のコツを抑えておきましょう。


テクスチャーで選ぶ

色選びをする前に、まず着目しておきたいのがテクスチャー(素材・質感)の違いです。

現在の市販の白髪染めでは、クリームタイプの他、乳液タイプ、泡タイプ、ジェルタイプといった商品も出てきています。

それぞれ長所短所がありますので、自分に合ったテクスチャーを選ぶようにしましょう。


クリームタイプ~髪に最も密着

クリームタイプ

美容院・ヘアサロン等で扱う業務用のヘアカラー(グレイカラー)に近いタイプです。

液ダレが起きにくく、髪に密着しやすいという特徴を持っています。

密着度が高い分だけ染まりがよく、染色力は3種類の中で平均的に最も強い傾向を持っています。

また広がらずピンポイントに薬剤を置けるので部分染めにもクリームタイプが向いています。

しっかり染めたい人、色をキレイに出したい人にはオススメです。

ムラになりやすい

ただその反面、テクスチャーの伸びがあまり良くないため、ハケ・コーム等を使って上手に染めないと色ムラを起こすことがあります。

セルフカラー初心者の方の場合にはやや扱いにくいテクスチャーと言えるかもしれません。

セルフカラーに慣れている方、手作業に自信のある方に向いているタイプです。

クリームタイプのおすすめ白髪染め
シンフリー

出典:POLA公式オンラインストア
https://net.pola.co.jp/ec/pro/disp/1/G0083


シンフリー トリートメントヘアカラー クリームタイプ/POLA(定価1,980円税込)

放置時間が比較的短く、手軽に白髪のお手入れができるクリームタイプの白髪染めです。

白髪染めによくあるツンと来る匂いが少なく、快適にお手入れをすることができます。

セットになっている染毛用ブラシはコーム部とブラシのリバーシブル型になっており、こちらもなかなか使いやすい出来です。

ただ長い髪の方の場合には、より粗目のクシ等を用意した方が良いかもしれません。


乳液タイプ(液状タイプ/ジェルタイプ/リキッドタイプ)~なじませやすい

クリームタイプよりも液体に近く、さわり心地がトロリとしています。

伸びが良いため長い髪等にもまんべんなく塗っていきやすいですし、なじませるのも比較的カンタンです。

1.色ムラを抑えたい方、2.髪の量が多い方、3.ロングヘアの方等には使いやすいタイプでしょう。

液ダレで皮膚に付きやすいのが難点

ただその反面、液ダレが起きやすく、液剤が頭皮・顔等に付着してしまう恐れがあります。

特に根元部分・分け目部分等に塗布をする時には液剤が付着しやすく、頭皮に長時間液剤が付着すると皮膚へのダメージとなります。

頭皮が敏感な方、薄毛・髪のボリュームダウンが気になる方の場合には、液ダレに十分に注意しましょう。


乳液タイプのおすすめ白髪染め
ビゲン香りのヘアカラー


出典:ビゲン香りのヘアカラー ホーユー公式サイト
https://www.bigen.jp/


ビゲン 香りのヘアカラー 乳液タイプ/hoyu(ホーユー)

乳液タイプですがテクスチャーが濃く液ダレを比較的おこしにくい白髪染めです。

ノズルの先がコーム状になっているので、コーム使いになれない人でも髪全体にラクに液剤を伸ばしていくことができます。

全15色と、市販の白髪染めにしてはかなり色展開が幅広いのも魅力です。

赤みを抑えた深めのアッシュブラウン、紫味の濃いナチュラリーブラウンといった品の良い色合いも楽しめます。

価格帯が安価(オープンプライス:実売価格500円~600円台)なので、気軽に白髪染めにチャレンジできるのも嬉しいですね。


泡タイプ(ホイップタイプ)

ポンプで作られたふわふわ・もこもことした泡を髪に乗せていくタイプです。

液体タイプよりは頭皮に付着をしにくいです。

また泡で髪をきちんと包めば密着力もそれなりに強いのでクリームタイプよりは色ムラを起こしにくく、髪をしっかり染めることもできます。

クリームタイプと液体タイプの弱点を改善したような形状で、どちらかというと初心者向きなテクスチャーと言えます。

ただホイップタイプの場合、なじませる時にコーム等を使わず、手でしっかりともみこむことを推奨している製品も多いのがネックです。

色ムラを防ぐためには仕方がないのですが、染色剤を強く揉み込むことでキューティクルが更に剥がれ、髪が傷みやすくなる危険性があることは考慮しておきましょう。


泡タイプのおすすめ白髪染め
サロンドプロ泡のヘアカラー


出典:サロンドプロ 泡のヘアカラー ダリヤ公式サイト
http://salondepro.jp/


サロンドプロ 泡のヘアカラー エクストラリッチ/DARIYA(ダリヤ)

従来品に比べて更に泡の密度が上がり、ピタッと髪に密着するようになった泡タイプの白髪染めです。

1剤と2剤を混ぜる手間がなくワンプッシュで液剤を出せる他、染めたい部分を塗り終えたら次回に液剤を取っておくこともできます。

全体染めにはもちろん、部分染めにも比較的使いやすいタイプと言えるでしょう。

ただクリームタイプ・液状タイプに比較するとやや色の入りが弱いという口コミも見られます。(オープンプライス:実売価格800円~1,000円)

しっかりと濃い色を入れたい場合には、ワントーン暗めの色を選んだ方が良いかもしれません。

「髪質」で色を選ぶ

髪質チェック

  • パーマは1回でキレイにかかる(時間を延長されたことが無い)
  • 髪の色が比較的薄い(茶色っぽい)と思う
  • 髪の根元部分がヘタりやすい(ボリュームが出にくい)
  • 髪が切れたり絡まったりしやすい
  • 髪に触れた時の手触りが柔らかい
⇒「YES」が多い場合は髪質が細く柔らかい人「軟毛タイプ
⇒「NO」が多い場合は髪が太く固い硬毛タイプ
という可能性が高いです。

軟毛タイプの人は染料が入りやすいので、白髪染めの色が強く出やすいです。

反対に硬毛タイプの人は染料が奥にまで入りにくく、色見本よりも染まらない確率が高くなります。


明るめの色を選ぶ場合

ライトブラウン等の黒髪部分も明るくするような色を選ぶ場合

  • 軟毛タイプ・・・見本色通りの色を選んでOKです。
  • 硬毛タイプ・・・希望する色味よりトーンを一つ明るいものを選んだ方が見本色に近い色合いに染まります。

暗めの色を選ぶ場合

アッシュブラウン・ダークブラウン・ブラック等の暗い色で白髪をしっかり染める場合

  • 軟毛タイプ・・・トーンを一つ明るめのものに

    軟毛タイプの方の場合、色がしっかりと入りすぎてしまい「思っていたより色味が暗い」と感じることが多いです。

  • 硬毛タイプ・・・まずは見本色通りの色味で試してみることをおすすめします。

    「どうしても白髪部分がキレイに染まらない」という場合には、トーンをワントーン落として暗めのものを選びましょう。

「白髪の量」で色を選ぶ

白髪の量

白髪用のヘアカラー(グレイカラー)の見本色は、原則として「白髪50:黒髪50」の状態で染めた色合いを見せることになっています。

(※製品によっては完全な白髪状態に染めた色合いを見せていることもあります)

白髪が50%よりも多い場合には色味はより明るめに、ハッキリと見えます。

反対に黒髪の量が多い(部分白髪)という場合、色味は見本色よりも暗めになりやすいです。

白髪の量 選ぶ色
白髪の量が全体の50%以上 見本色よりもワントーン暗めにすると希望する色合いに近い仕上がりに
白髪の量が全体の50%以下
または部分白髪
見本色よりも少し明るめを選ぶのがおすすめ

初めて白髪染めを選ぶ時には?

特に初めて自宅でのヘアカラー・白髪染めにチャレンジされる方の場合、第1回目の髪染めでは「色の仕上がりが思っていたのとちょっと違った」ということが起こる可能性は十分にあります。

このような時、問題になるのが「2回目に色が変えられるか?」という点です。


濃い色を明るく染め直すことはできない

非常に濃いダークブラウンやブラックといったダークトーンの場合、万一染めすぎてしまった場合に、上から別の色をかけて色を変えることができません

黒く塗ったクレヨンの上に、ベージュで絵を書こうとしても色は出ませんよね?

それと同じで、最初に濃い色を使ってしまうと後から色を調節することは、ほぼ不可能になってしまうのです。


初めての白髪染めなら明るめを選ぶ

「今までヘアカラーをしたことがない」「初めてセルフカラーをする」という人の場合、第1回目の白髪染めの時には希望色よりも少し明るいトーンを選ぶことをおすすめします。


真っ白の頭を真っ黒に染めるのは危険?

真っ黒

白髪の量が非常に多い方で「とにかく白髪を隠したい」からと「真っ黒」を選ぼうとする方は少なくありません。

特に男性の場合に「ブラック」一辺倒で選ぶ方が多いようです。

しかし日本人の髪色は白髪でも欧米人に比べて黄色みが強く、そこに黒の染色を入れると「緑~青」の色味が強くでてしまうことがあります。

特に髪質がしっかりとしている方の場合、緑が強く出て不自然な仕上がりになる傾向が観られます。


やや赤みのある濃い茶色(ダークブラウン)がおすすめ

白髪の量が多く、ナチュラルに白髪をカバーしたい方は、純粋なブラックよりもやや赤みのある濃い茶色(ダークブラウン)等を選ばれた方が自然な仕上がりになりやすいです。

また敢えて「真っ黒」に染めず、グレイ系のカラーに染める方法を選ばれる方も居ます。


白髪染めの上手な染め方

白髪染めの手順

ほんのちょっとの塗り方や放置の仕方の違いで、ヘアカラーの仕上がりは大きく変わってきます。

白髪をキレイに染めるコツはどんなところにあるのでしょうか?


白髪を染める手順

1.事前準備

皮膚に染毛剤の色が付かないように、コールドクリーム等で生え際・耳裏・首の後ろ等を保護します。

ハンドクリームやワセリンでもかまいません。

これらを使う場合は髪にたっぷりと着くと白髪の染まりが悪くなってしまうことがあるので、生え際を塗る際は注意しましょう。

付属の耳カバー、ケープをかけ、ビニール手袋をはめます。

眼鏡の方はメガネを外すか、ツル部分にラップ等をまいて保護します。


2.薬剤の塗布

液剤を混合させる

全ての準備が整ってから、1剤と2剤を説明書に従って混ぜ合わせます。

塗り始める

白髪の気になる部分およびフェイスラインから液剤を塗り始めます。

分け目を塗る

目立ちやすい分け目の部分に液剤をしっかりと塗ります。

全体を塗る

前髪→サイド→耳の後ろ→襟足→後頭部と液剤を塗っていきます。後頭部は塗り残しが出やすいので、たっぷりと塗るようにしましょう。

毛先に塗る

髪が長い方の場合には、最後に毛先を染めます。手を添えてなじませるようにしながら液剤を伸ばします。

最後に、目の粗いコーム等を使って髪をとかし全体に混合液をなじませます。


3.放置・洗い流し

放置する

説明書に従った放置時間で放置します。

すすぐ

36℃程度のぬるま湯で、ヘアカラーの色が出なくなるまでしっかりとすすぎます。

シャンプーをする

シャンプーで髪を2回洗います。非常に傷みやすい状態になっているので、髪同士をこすり合わせたりしないように注意しながら優しく洗いましょう。

コンディショナーをする

コンディショナーでケアをし、十分に洗い流します。

タオルドライ

汚れても良いタオルで水分をしっかりと取ります。この時も髪をこすらず、上から軽く叩くように水分を取りましょう。


4.ドライヤーで仕上げる

最終仕上げにドライヤーで髪を乾かします。

髪の表面にあるキューティクルは濡れた状態だと開くので、せっかく入れたカラーや保湿成分が流れてしまいます。

また、周囲への色移りを防ぐため、早めに髪を乾かしましょう

アウトバストリートメントを付けてから乾かすと髪のダメージを軽減できます。


上手に染めるコツは?

白髪染めの手順

染める一週間前からはノンシリコンシャンプーを

ツルッとした仕上がりになるのが魅力のシリコン配合シャンプーですが、この合成シリコンで髪がコートされた状態になっていると白髪染めの染料がなかなか入りません

できれば髪染めをする2週間前、最低1週間前からはノンシリコンシャンプーを使っておいた方が、白髪染めの染料が入りやすく、染まりやすくなると言われています。


髪が汚れている場合は事前にシャンプーを

ヘアカラー(白髪染め)は乾いた髪に使いますが、以下のような場合だと髪・頭皮の油分が染料を弾き、染まりが悪くなったり、色ムラの原因になります。

  • 暑い時期等、汗をたくさんかいた後
  • 1日以上髪を洗っていない状態
  • ホコリっぽい場所等に外出した後
  • ワックス・ムース・ヘアオイル等の整髪料を使っている状態

上記のような場合には、ヘアカラーを使用する数時間前にシャンプーをしておき、髪を十分に乾かしておきましょう。


部屋の温度を調節する

ヘアカラー(白髪染め)は、おおよそ20℃~30℃で使うことを前提として作られています。

室温が20℃よりも低い状態ですと成分が十分に働かず、髪がしっかりと染まりません。

また反対に30℃よりも暑い状態で髪を染めると放置時間内でも髪が染まりすぎたり、製品によっては製品が発熱する恐れもあります。

特に冬期で部屋やお風呂場が寒いという場合には、エアコンを使って室温を上げたり、お風呂のお湯を張って風呂場の温度を上げるようにしましょう。

また反対に夏季で熱すぎる場合にも、エアコンで部屋の温度を下げ、染める場所の温度を適温に調節するようにしてください。


染まりにくい部分から塗り始める

白髪染めの手順

特にセルフカラーの場合、最初の塗り始めと最後の塗り終わりでは15分以上のズレが起きることも珍しくありません。

染まりにくい部分は一番最初に塗りましょう。

白髪染めで色が入りにくい部分は「白髪が多い部分」と「フェイスライン(生え際等)」です。

の2つのポイントからしっかりと塗るようにしてください。


液剤の量を増やす

白髪染め製品によっては、1回で全量を使うのではなく次回のために保存しておけるものもありますよね。

「次回も使えるのだから」と、説明書に書いてある目安に使用量を抑えようとする人も多いことでしょう。

でも以下のような人の場合には、目安量よりも使用量を増やした方がキレイに仕上がります。

  • 白髪の量が多い人
  • 髪質が固い人
  • 髪の量が多い人
  • ヘアカラーを初めて使う人

特に白髪が多い部分や分け目の部分等には、液剤をたっぷりと塗るようにしましょう。

最初の頃は「適量」が把握しにくいと思いますが、「多め」と感じるくらいに塗ってなじませた方が色ムラも起きにくいです。


放置時間を調節する

  • 髪が太い・硬い人
  • 白髪の量が多い人
  • ヘアカラーを初めて使う人
  • 室温が20℃を切りそうな場合 等

以上のような場合には比較的髪が染まりにくいので、放置時間を少し長め(5分程度)に置きます。

例えば「目安15分」の場合の放置最長時間は20分、「目安20分」の場合の最長時間は25分置くということです。


放置時間を大幅に超えるのは危険

なお「もっとしっかり染めたいから」と放置時間を大幅に越えて時間を置こうとする人がいますが、これは絶対にNG

放置時間を長引かせると髪のダメージが深刻になりますし、頭皮に炎症が起きる可能性も考えられます。

また必要以上に髪が傷むと褪色(色あせ)が起きやすいので、結局早いサイクルでまた髪染めをしなければならなくなります。

セルフカラーの場合、自己判断で放置時間を過剰に長くすることは止めましょう。


白髪染めでの髪のダメージを減らすには?

ダメージを減らす

前述のとおり、白髪染め(ヘアカラー)は髪にダメージを与えてしまう存在でもあります。

できるだけ髪のダメージを軽減しながら白髪染めを使っていくためのアフターケア方法を抑えておきましょう。


ヘアトリートメントでしっかり髪を補修

白髪染めを使用した直後の髪はキューティクルが剥がれやすく、水分を失いやすい状態になっています。

ヘアカラー使用後2週間、最低でも1週間程度は毎日補修力の強いトリートメントで髪に栄養を補ってあげましょう。

ヘアカラーをした髪専用のトリートメントを使用すると、褪色(色あせ)を防ぐこともできます。


カラートリートメントで維持期間を伸ばす

ダメージを減らす

髪に栄養を与えながら徐々に色を付ける「ヘアカラートリートメント(白髪用トリートメント)」を使えば、白髪に色が付いている状態を長くもたせることができます。

ただ色味が合わないとヘアカラーで染めた色味が変わってしまうことがあるので、できるだけヘアカラーの色味に近い展開を行っているトリートメント製品を選ぶことが大切です。


伸びてきた部分には「リタッチ」で対応

ヘアカラーの色味は2~3ヶ月間もたせることができますが、生え際や分け目の部分等は白髪が伸びてきたところが1ヶ月程度で目立ちやすいものですね。

このような時にはリタッチ(伸びてきた部分だけを染める)という方法を取りましょう。

美容院でも「リタッチ」をOKとして割安な価格にしているところも多いですし、クリームタイプの白髪染めであればセルフカラーでもリタッチが行いやすいです。

全体染め(フルカラー)を間隔をできるだけ開ければ、髪のダメージを軽減できます。


おわりに

白髪染め(ヘアカラー)は、上手に使いこなせば白髪をカバーするための強力な対策となってくれる製品です。

しかし「色選びに失敗した」「ムラになってしまった」と頻繁に白髪染めを繰り返せば、髪に大きなダメージを与えてしまうこともあります。

製品選びや塗り方・アフターケアには十分に注意して、満足の行く仕上がりを長持ちさせるようにしましょう。




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