毎日のヘアケアで白髪を増やさない!スカルプマッサージやシャンプー
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「鏡を見るたびに白髪が気になる」「髪をかきあげると、必ず白髪が見つかる」…こんな白髪の悩みを感じたら、早めに見直しておきたいのが毎日のヘアケアです。現在の白髪をカバーするために「白髪染め」や「白髪用トリートメント」等で白髪に色を付けておくのも、もちろん悪いことではありません。
でも「出来てしまった白髪」に後から対処するだけでは、白髪がどんどん増えてしまう可能性があります。基本のヘアケアを見直して髪や頭皮へのダメージを減らし、「白髪ができにくい土台作り」をしていきましょう。
ここでは自分でできるスカルプマッサージや頭皮に負担をかけないシャンプーのコツ、紫外線対策等、白髪予防・白髪改善のために今日から始められるヘアケアのヒントをご紹介していきます。
頭皮マッサージで血行アップ!
白髪の原因の中でも重要な要素として考えられているのが、「頭皮の血行(血の巡り)」の悪化です。
血行が悪いとどうして白髪になる?
黒い髪の色の元となる「メラニン色素」は、「メラノサイト」という色素細胞で作られています。ところが頭皮への血行が悪くなってしまうと、このメラノサイトへの栄養補給が不足してしまい、活動が低下してしまいます。メラニンを作っている酵素であるチロシナーゼの働きも鈍くなり、黒色色素であるメラニンを十分に作れなくなる=白髪になってしまうというわけです。
血行が悪いと....
頭皮を軽くつまんでみた時にほとんどつまめなかったり、頭皮を前後に揺すってみてもあまり動かないという場合、頭皮が硬くなり、かなり血行が悪くなっている可能性があります。
いくら髪に良い栄養素を食事やサプリメントで補給しても、それらの栄養素がきちんとメラノサイトにまで届けられなければ意味がありません。毎日のヘアケアで血行改善をして、摂取した栄養素がきちんと頭皮の隅々にまで届くようにしていきましょう。
カンタンにできるセルフマッサージ
頭皮の血行をアップさせるための方法として最も代表的とされているのが、頭皮を直接押したり動かしたりする「スカルプマッサージ」です。スカルプマッサージは美容院・ヘアエステ等で受けることもできますが、自分で行うセルフマッサージであれば毎日手軽に血行改善対策ができます。
セルフスカルプマッサージの手順
- 両手の手のひらで顔を包むようにして、指先をこめかみに沿わせます。
- 10本の指の腹で、頭皮をゆっくりと押します。
- 徐々に手を後頭部へと動かしながら、頭皮全体を指圧します。
- 両手で前から後へ髪をかきあげるようにしながら、指の腹で頭皮を掴むように持ちます。
- 頭皮全体を前後に揺さぶるように動かします。
- 両手で耳を塞ぐようなポーズを取りながら、耳の後に指を当てます。
- 耳の上~後の頭皮を前後に揺さぶるように動かします。
- 耳の上のこめかみ部分に指を当てて、ゆっくりと抑えます。ここには頭部への血行を促すツボ「角孫(かくそん)があります。3秒程度抑えてゆっくり離すことを2~3回繰り返します。
- 頭頂部の周辺に指を置き、静かに抑えます。つむじ周辺を抑えることでツボ「百会(ひゃくえ)」を刺激し、血行改善・自律神経の正常化を促します。
- 手のひらを首と頭の境目のあたりに置いて、上に向かって押し上げます。
マッサージのポイント
マッサージはできるだけゆっくりと静かに行いましょう。深く呼吸をしながらマッサージをすると脳がリラックスし、白髪の元となる「ストレス」を解消する効果もアップします。
セルフマッサージの注意点
いくら頭皮の血行改善に良いマッサージでも、間違った方法を続けていれば頭皮を傷つけたり、頭皮に却って負担をかけてしまうことがあります。特に以下のような点には注意するようにしましょう。
グイグイ押すのはNG!
特に最初のうちは力加減がわからず、グイグイと強く押しすぎてしまう人が多いようです。また初めのうちは頭皮が固い状態であることから、マッサージに痛みを感じやすいとも言われています。
こんな時、「痛い!」と感じるようなマッサージを無理に続けるのは逆効果にしかなりません。頭皮に走っている毛細血管は、その名前の通り毛のように細く華奢な血管です。あまりに強い刺激を与えられると毛細血管が傷つき、血管内部が硬化して血の巡りを悪くさせてしまうこともあります。
またマッサージが痛いと体が無意識のうちに緊張してしまいますよね。体や脳が緊張すると交感神経が刺激されて血管が収縮してしまうので、マッサージの効果が半減してしまいます。スカルプマッサージは「気持ちが良いな」と感じられる程度の強さで十分です。
「適度な力加減がわからない」という場合には、美容院やヘアエステ等で一度プロのマッサージを受けてみて、力の調節具合を実感してみるのも良いでしょう。
爪を立てずに優しく
特に頭皮を掴む時・前後に頭皮を動かす時等に爪を立てると頭皮に傷が付き、炎症を起こさせてしまう原因となります。頭皮に触れる時には、かならず「指の腹」の部分で抑えるようにして、爪が頭皮に触れないようにしましょう。
ジェルネイル等で爪が非常に長い状態にありどうしても頭皮に触れてしまう...という場合には、残念ですがハンドマッサージは控えた方が無難です。後述するブラッシングでのマッサージ等をメインにされることをおすすめします。
早く手を動かすと効果半減
「サクサクマッサージしてしまおう」と焦ると、つい指の動きが早くなってしまいますよね。でもスカルプマッサージで大切なのは、しっかりと頭皮を抑えて動かすことです。
指の動きが早くなると頭皮は動いておらず、指が頭皮の表面をこすっているだけ...ということになってしまいがち。「じっくり・ゆっくり」を意識してみましょう。
「時間が無くてマッサージの手順が全部できない」という時には、無理に全部のプロセスを早くやろうとするよりも、ひとつのプロセスを丁寧に行った方が効果的です。
例えば頭皮を前後に動かすマッサージだけ・つむじ周辺(ツボ・百会)を抑えるだけにすれば、1~2分程度の短い時間でもゆっくりマッサージができますね。
ブラッシングで頭皮マッサージ
「手でマッサージを毎日するのは、ちょっと続けられないかも」という人にオススメなのが、ヘアブラシを使ってのマッサージです。毎日髪を梳かす時にちょっと工夫をすれば、頭皮をほどよく刺激して血行を促すことができます。
ブラッシングの手順
- 髪の毛先側、5~10センチ程度のところから梳かし始めます。
いきなり地肌からブラッシングをスタートすると髪のもつれ等によって髪・地肌に余計なダメージを与えてしまうので、必ず毛先側からもつれを解くようにしましょう。
- 頭の側面(右側・左側)を、前から後ろに向かって梳かしていきます。
- 頭頂部を、前から後ろに向かって梳かしていきます。
- 頭を左側に傾けて、右側の髪を下から上に向かってブラッシングします。
- 頭を右側に傾けて、左側の髪を下から上に向かってブラッシングします。
- 頭を前に倒して、ブラシを襟足から頭頂部に向かって動かします。
- 髪の流れに沿ってブラッシングをし、髪を整えます。
ブラシでマッサージをする時の注意点
地肌・髪は乾いた状態で行う
濡れて水分を多く含んだ髪や頭皮は、細胞同士の繋がりが弱くなって剥がれやすい状態になっています。そのため髪が濡れていたり、大量に汗をかいているような時にブラッシングを行うと地肌や髪を傷つけやすく、逆効果になってしまうのです。
ブラッシングはシャンプーを行う前等、髪が乾いている時に行うのが原則とされています。ただ乾燥しすぎて静電気が起きる、パサついてもつれてしまうという場合には、摩擦を減らすブラッシング用のプレローション等を使った方が良いでしょう。
ナイロン・金属製ブラシ等でのブラッシングはNG
髪型をセットするために使用するブロー用ブラシとブラッシング用のブラシでは、素材や形状に大きな違いがあります。
ブロー用のブラシはドライヤー等の熱に耐えるために固めのナイロン・プラスチック等が使われていることが多いです。通常のプラスチック製のブラシでブラッシングを行うと静電気が生じて髪の傷みを促進させてしまうだけでなく、先端の形状によっては頭皮への刺激が強すぎ、炎症を起こしてしまうこともあります。
白髪対策のために丁寧にブラッシングをするのであれば、頭皮にほどよく刺激を与えてくれる馬毛・猪毛等の「獣毛ブラシ」、もしくは天然木等で作られたブラッシング用ブラシがおすすめです。
シャンプーによるダメージを減らそう
白髪を始めとした髪トラブル対策で重要とされているのが「毎日のシャンプーによる頭皮へのダメージを減らすこと」です。
白髪が増えてきた頭皮は、健康な髪を生み出す力がやや低下してきている状態と言えます。また白髪をカバーするために白髪染め・おしゃれ染め等を頻繁に行っている場合、染色剤の成分による頭皮へのダメージも蓄積している状態です。
誤ったシャンプー選びや髪の洗い方を続けて更に頭皮の負担が増えれば、健康な黒髪を作る機能はますます低下してしまうことでしょう。従来のシャンプー習慣を見直して、頭皮の状態を健康にすることが大切です。
「頭皮を守るシャンプー」を選ぶ
「頭皮に優しいシャンプー」というと「ノンシリコン」を思い浮かべる人も多いことでしょう。でも、頭皮と髪を守るためにまず大切なのは洗浄成分(界面活性剤)の種類です。
実はNGなもの
界面活性剤には様々な種類がありますが、市販のシャンプーの多くには「高級アルコール系」(イソステアリルアルコール・オレイルアルコール・ラウリルアルコール等)の界面活性剤が使用されています。
高級アルコール系界面活性剤は、洗浄力が非常に強いのが特徴です。「洗浄力が強い=キレイに洗える」と感じる人もいるかもしれませんが、実は強すぎる成分は髪にも頭皮にもよくありません。
油汚れを落とすための強力な台所洗剤で手を洗うことを想像してみましょう。毎日続けていたら、手の皮脂が奪い取られてカサカサに乾燥してしまいますよね。これと同じで、強すぎるシャンプーを毎日使うと本来残すべき「潤い」までも落としてしまうんです。
洗い過ぎると...
「でも、頭皮がベタベタするからきちんと洗わないと...」と思っている人こそ要注意と言えます。洗いすぎによって乾燥した頭皮は、自分を潤わせようとしても水分が出せないのでかわりに「油分」を出してしまうのです。
つまり「ベタベタ頭皮=乾燥はしていない」と思っていたのが、実は「乾燥しすぎで油分分泌が過剰になっていた」というケースがとても多いんです。近年、スキンケアの分野では「インナードライ肌(外側がベタベタして、内側が乾いている肌)」という存在が知られるようになりましたが、頭皮においてもこのような状態の人が増えていると指摘されるようになっています。
おすすめシャンプーと頭皮美容液 ~ アミノ酸系シャンプーが理想的
白髪を予防・改善したい場合には、「アミノ酸系洗浄成分」が使われたシャンプーを選ぶのが最も理想的と言えます。アミノ酸系洗浄成分は、人間の頭皮と同じ弱酸性でできているため低刺激です。
またトレオニン・アスパラギン酸等のアミノ酸は「天然保湿因子(NMF)」という肌細胞を潤すための因子を持っており、肌が水分を適切に保てるようサポートしてくれます。適度な洗浄力で髪を洗いながら、同時に頭皮ケアも行ってくれるというわけですね。
アミノ酸系洗浄成分には、「ラウロイルグルタミン酸Na」「ラウロイルメチルアラニンNa」「ココリルグルタミン酸Na」「ココイルメチルタウリンNa」等があります。今後シャンプーを購入する際には、成分表の上位に上記のようなアミノ酸系洗浄成分が表記されている製品を選ぶようにしてみましょう。
おすすめアミノ酸系洗浄成分
- ラウロイルグルタミン酸Na
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココリルグルタミン酸Na
- ココイルメチルタウリンNa
【おすすめシャンプー】
haru kurokamiスカルプ シャンプー
アミノ酸系洗浄成分で髪を優しく洗い上げるスカルプシャンプーです。
頭皮トラブルを予防する効果があると言われる植物由来成分「キャピキシル」を配合しており、髪の元気さを取り戻す効果が期待できます。
また黒い髪の元であるメラニン色素を生む酵素「チロシナーゼ」を活性化させる
「ヘマチン」も配合。ノンシリコン天然系シャンプーでありながら、白髪対策にもなってくれる心強い逸品です。
30日間の保証制度も設けられているので、万一肌や髪に合わなかった時でも安心ですね。
- 通常価格:4,070円税込
定期コース価格:3,256円(20%OFF)
- 内容量:400ml
- 発売元:株式会社nijito
正しいシャンプー法や髪の乾燥におすすめのヘアケア製品は、下記のページで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
パサつく髪の乾燥にはオイル?ミルク?乾燥の原因・対策とおすすめヘアケアを解説
髪・頭皮をいたわるシャンプーの方法
毎日なんとなく行っているシャンプーの方法によって、頭皮に負担が蓄積してしまっていることもあります。髪や頭皮を大切にするシャンプー方法で、頭皮環境を良好な状態へと導きましょう。
シャンプー前にはブラッシングを
ブラッシングには前述した「スカルプマッサージ」の効果があるだけでなく、頭皮や髪についている皮脂汚れ・ホコリ汚れを浮かしてくれる作用も持っています。
シャンプー前にブラシで髪を梳く一手間をかけることで、使用するシャンプー量を抑えて髪のダメージを減らすこともできるんです。また事前に髪を梳かしておけばシャンプー中の髪がもつれにくくなり、キューティクルが開いて髪のツヤが失われることも防げます。
お湯の温度は38度程度で
朝のシャワーの時等には、「目を覚ますために」と熱いお湯で頭を洗っている人も多いようです。でも熱すぎるお湯で髪を洗うと頭皮の皮脂が奪われすぎてしまい、地肌の乾燥を促進させてしまいます。お湯の温度は38度前後を目安にするようにしましょう。
シャンプー前にはお湯でしっかり髪を洗う
「髪はザッと濡らす程度で、すぐにシャンプーを付ける」という習慣にしていませんか?実は髪・頭皮の汚れの70%程度はお湯で落とせると言われています。
しっかりとお湯で汚れを落とせば、過剰にシャンプーを使う必要もありません。「髪を濡らす」のではなく「お湯で汚れを洗い落とす」をイメージして、1分~2分程度かけて頭皮全体をしっかりと洗い流すようにしてみましょう。
原液を頭皮につけない
いくら頭皮に優しいシャンプーを選んでも、原液をそのまま髪や頭皮にベットリと付けてしまっては意味がありません。シャンプー原液は粘度が高いため、原液をそのまま付けるとかなりしっかりと「すすぎ」を行っても成分が頭皮に残ってしまいます。残ったシャンプー成分が酸化して、フケや匂いの元となってしまうこともあるんです。
泡立てて洗おう
更にシャンプーの洗浄成分である界面活性剤は、水分としっかり合わさらないと適切な洗浄効果が生まれません。シャンプーは「泡が立った状態」で使ってこそ、汚れをしっかり落としてサッとすすげるようになってくれるのです。
シャンプーは必ず一度手のひらに出してぬるま湯を加え、しっかりと泡立ててから髪に乗せるようにしましょう。
うまく泡立てられないなら?
「うまく泡立てられない」という人の場合、一回に出しているシャンプー液の量が多すぎる(加える水分量が少なすぎる)可能性も考えられます。
まずは一度に出す量を従来の1/2程度に抑え、ぬるま湯を多めに加えてから泡立てるようにしてみましょう。どうしても足りない場合には少しずつ追加するようにすると、シャンプーの使いすぎによる成分の残留を防げます。
シャンプー中にも血行改善を
シャンプーの洗い方に工夫をすれば、シャンプーをしながらでも頭皮の血行改善を促すことができます。ただし前述したスカルプマッサージをシャンプー中に行ってしまうのはNG。
濡れている頭皮をギュッと押してしまうと頭皮が傷つき、却って頭皮環境を悪化させてしまう恐れがあります。シャンプーで洗いながら血行促進をさせるための方法も知っておきましょう。
シャンプーの手順
- 髪に泡を載せたら、前髪部分から頭頂部に向かって両手の指を軽く交差させるように動かしていきます。
- 頭頂部~つむじ周辺を、指を前後に動かしながら洗っていきます。つむじ周辺はツボが多く皮脂が溜まりやすい箇所なので、特に丁寧に洗いましょう。
- 耳の上から頭の上に向かって、両手の指を前後に動かしながら洗っていきます。「指だけ」を動かすのではなく、肘の先から腕全体を動かすようにすると力が入りすぎません。あまり大きく動かさず、3~5センチ程度指が動くことを意識してみましょう。
- 両手指を襟足部分に起き、襟足から頭頂部に向かって両手の指を交差させるようにしながら洗っていきます。
すすぎも大切なポイント
シャンプーの成分を頭皮に残さないようにするためには、ショートヘアでも2分~3分程度のすすぎを行うことが必要です。ロングの場合には、更に長い時間を必要とすることもあります。
ところがシャンプーメーカーの調査によれば、20代~50代の女性がすすぎにかけている時間は平均して1分~1分半程度。多くの人が「すすぎ残し」をしたままで、リンスやトリートメントのプロセスに移ってしまっているんですね。
まずは今までの2倍程度の時間を「すすぎ」にかけるようにしましょう。「泡が出なくなったらOK」ではなく、髪や頭皮の手触りにヌルつきが無いかもよくチェックするようにしてください。
紫外線対策をする
頭皮や髪の日焼けが白髪を増やすかもしれないこと、知っていましたか?
お肌のUVケアはバッチリ!という人でも、頭皮のUVケア対策については意外と忘れてしまいがち。でも頭皮に降り注ぐ紫外線の量は、実は顔に受ける量の200%~300%近くにもなるのです。
紫外線B波
夏に陽を浴びると、肌が赤くなったり、その後は黒く焼けたりしますよね。これは何種類かある紫外線のうちの「紫外線B波(UVB)」の仕業。頭に降り注いだUVBは頭皮にも赤い炎症を起こさせ、頭皮の乾燥等を促進させてしまいます。
紫外線A波
また近年、問題とされているのがもうひとつの紫外線である「紫外線A波(UVA)」の存在です。UVAはUVBのように「日焼けをした」という感覚を起こさせない紫外線なのですが、波長が長いため頭皮の奥にまで届いてしまい、頭皮等の皮膚の老化をもたらす大きな要因であることがわかったのです。
2つの紫外線を受けると
紫外線A波・B波によって頭皮がダメージを受けると、頭皮が徐々に硬くなっていきます。この硬質化が頭皮の血流を悪くさせて、黒髪作りに必要な細胞機能を低下させてしまうこともあるのです。白髪を増やさないためには、頭皮のUVカット対策をしっかりと行う必要があります。
日傘で紫外線対策
頭皮紫外線対策の代表選手とも言えるのが「日傘」ですね。女性では既にお持ちの方も多いと思います。でも日傘選びや使い方によっては、UVケア効果が落ちてしまっていることもあるんです。現在の日傘対策をちょっと見直してみましょう。
日傘の状態
日傘の状態をチェック!
- UVカット率表示はチェックしていない
- 同じ日傘を3年以上使っている
- 晴雨両用の日傘を使っている
上記に思い当たる点が多い場合には、使用中の日傘のUVカット効果がだいぶ落ちている可能性が高いかもしれません。
UVカット率が示されていない(UVカット効果が施されていない)パラソル等の場合、薄色・白色のものだと紫外線を80%近くも透過してしまいます。真っ黒の布地でも「UVカット効果」が施されていないとある程度は紫外線を透過してしまうので要注意です。
寿命はこんなに短い!
「UVカット機能有り」となっている日傘も、その寿命は大体2年~3年程度とされています。UV加工は徐々に剥がれていってしまうので、3年以上使いこんだ場合にはUVカット率が30%~50%にまで落ちていることもあるんです。
更に「晴雨両用型」で雨の日にも日傘を使っている場合、UVカット加工の劣化はより早くなります。また裏側が白地・明るい色の日傘の場合、アスファルトからの照り返しを日傘が受けてしまい、日傘の中で紫外線を浴び続けていることがあります。
日傘の使い方
日傘の使い方をチェック!
- 曇りの日には日傘はささない
- 日傘をさすのは6月~9月の暑い時期だけ
- 10分程度の外出なら日傘はささない
頭皮の老化をもたらすUVA(紫外線A波)は、波長が長いので「雲」を通り抜けて地上に降り注ぎます。曇りの日にも、実は快晴の日の9割分くらいのUVAが頭皮に当たっている状態なのです。
また夏の日焼けをもたらすUVBとは異なり、UVAは冬場になっても降り注ぐ量は落ちません。真冬の1月でも、真夏の7月の8割程度のUVAが髪と頭皮に降り注いでいます。
つまり「陽光が強い時だけ日傘をさす」ではUVAはシャットアウトできておらず、頭皮の老化は促進されやすい状態のままなのです。白髪対策のためには、日傘等のUVケアは年間を通じて行うようにしましょう。
ちょっとならいい?
10分程度の外出でも、紫外線は頭皮にダメージを蓄積させてしまいます。UV対策はこまめに行うことが大切です。
帽子を被る
「日傘」の次に選ばれることが多いのが「帽子」ですね。日傘と同じく、帽子も必ず「UVカット効果」が付いているものを選ぶようにしましょう。「UV効果が無いけど、オシャレのために被りたい」という時には、UV効果が後から付けられる布地用等のUVカットスプレーを使うのも手です。
また帽子選びで気をつけておきたいのが「通気性」の問題です。風の通らない帽子を長く被っていると中で「蒸れ」が生じてしまいます。蒸れは頭皮環境を悪化させて、健康な黒髪作りのための機能を阻害してしまうこともあるんです。通気性の良い素材で作られた製品を選ぶようにしましょう。
頭皮・髪用日焼け止め
日傘や帽子が使えない...という時に助かるのが「日焼け止め」です。現在では髪や頭皮にも使える日焼け止めが多数登場しています。上手に使いこなして、頭皮への紫外線ダメージを防ぎましょう。
手軽に使えるスプレータイプが便利!
髪・頭皮全体にサッと一吹きでUVケア対策が完了する「スプレータイプ」なら、気軽に紫外線対策ができますね。ただスプレータイプは付着力が比較的強いので、使用した後にはしっかりとシャンプーで日焼け止め成分を落とすようにしましょう。
【おすすめ日焼け止め】デープロテクターUVスプレー/資生堂プロフェッショナル
出典:デープロテクターUVスプレー
「日焼け止めスプレーをすると髪が絡まりやすい」というネックを改善した逸品です。ベタつきが少ないので、ロングヘアの人でもボリュームダウンを気にすることなくUVスプレーを使用することができます。香りがほとんど無いので、シャンプーや他のヘアスタイリング剤の香料とバッティングしないのも嬉しいポイントです。
ヘアトリートメントできる日焼け止めも登場
最近人気が出てきているのが、洗い流さないヘアトリートメントにUVカット効果が追加されたタイプです。中でもオイルタイプのトリートメントは頭皮にも優しく、少量でもよくのびてコストパフォーマンスも良いことから注目されています。白髪に加えて髪の乾燥が気になっているという人には特にオススメです。
【おすすめ日焼け止め】ディーセス エルジューダ サントリートメント セラム / ミルボン
出典:milbon
https://www.milbon.co.jp/brand/detail/52
ヘアスタイリング剤業界では大人気を誇るメーカー「ミルボン」による洗い流さないヘアトリートメントオイルです。髪と頭皮に潤いを与えつつ、ツヤ感のあるサラサラ髪に仕上げます。「SPF25、PA+++」なので、日常生活のUV対策にピッタリです。白髪染め等のヘアカラー・グレイカラーの褪色を防ぐ働きも持っています。
3,080円(税込)
おわりに ~ ヘアケアで一番大事なこと
現代の日本で「髪を洗わない・ヘアケアをしない」という人はほとんど居ないことでしょう。
しかしながら、スカルプマッサージや正しいシャンプー方法といった「髪・頭皮をいたわるヘアケア」がきちんと出来ている人は全体の10%~15%程度しか居ないとも言われています。「白髪」という髪を作る機能の低下を感じた時にこそ、「基本のケア」で頭皮にダメージを与えていないか、頭皮を疲れさせていないかを見直すことが大切なのです。
そしてもうひとつ、ヘアケアで何より重要なのは「継続」であるとされています。今回ご紹介したケア方法をいきなり全部行おうとすると「続けるのが難しい」と感じられるかもしれません。
まずは「出来ていないな」と感じたポイントの中で1つ・2つを選んで、少しずつヘアケアを改善し、しっかりと続けていくようにしましょう。
最終的に「マッサージ・シャンプー・紫外線対策」という基本のケアをキチンと続けていけるようになれば、5年後・10年後の「将来の白髪」の状態も大きく変わってくるはずです。
また、睡眠や運動などの日々の習慣で白髪を予防する秘訣については下記リンクのページで紹介してます。あわせてお読みください。
生活習慣で白髪を予防・改善しよう!今日から始める5つの改善ポイント