犬の幼稚園を徹底解説! 料金? しつけ教室との違いは?

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犬を可愛がる男性

犬の幼稚園(保育園)の人気は年々高まっています。でも「犬の幼稚園に愛犬を通わせようか」と思いつつ、犬の幼稚園としつけ教室との違いや料金システム等がわからず、迷っている人も多いのではないでしょうか。

ここではそんな飼い主さんのために、犬の幼稚園(保育園)について、ペットホテルやしつけ教室といった他施設との違い、料金相場、メリット・デメリット等、気になるポイントを詳しく解説していきます。



犬の幼稚園・保育園とは?どんなところ?

ボール遊びする犬

人間の幼稚園・保育園は、保護者に変わって子どものお世話をしてくれたり、教育をしてくれるところですよね。犬向けの幼稚園・保育園もこれとほとんど同じです。

犬の幼稚園では朝(8時~10時頃)に飼い主さんから愛犬を預かり、日中、ドッグトレーナーなどの専門家によるトレーニングや、犬同士でのふれあいができる遊びを行います。お迎え時間は園によって違いますが夕方5時~7時頃です。

「しつけがうまくいかない」「日中にお世話ができない」「犬同士でのトラブルが多い」といった飼い主さんの不安やお悩みを解決できる施設として、犬の幼稚園・保育園は現在注目を集めています。


犬の幼稚園の一日

犬の幼稚園で愛犬がどのような一日を過ごすのかを見てみましょう。もちろんサービス内容は園によって少しずつ違いはありますが、ここでは一般的な園の一日をご紹介します。


お預かり(8:00~10:00頃)

飼い主さんと一緒に幼稚園にやってきた犬を、園がお預かりします。園によってはお迎えのサービスもあります。登園した犬は、スタッフによって丁寧に体調チェックを受けます。


遊びタイム(10:00~11:00頃)

お友達の犬たちと一緒に遊びながら、犬の中での集団生活に慣れていきます。シャイな子の場合には、最初はスタッフと遊んだり、他の犬とのケージごしの挨拶等から慣らしていくことも多いです。

またスタッフとの遊びの中で「おすわり」「まて」などの基本のしつけトレーニングを並行していく園もあります。


ランチタイム(12:00頃)

犬とドッグフード

食事やおやつの指定がある場合には、持込によるオーダーOKという園も多いです。園での生活とご家庭での食習慣がズレないような配慮もしてくれます。


ハウス/ケージトレーニング(13:00~14:00頃)

ハウスやケージの中でのお昼寝タイムです。コンパクトなハウスやケージを「自分だけの空間である」と認識し、ゲージの中でもリラックスできるようになることを目的としています。

家庭内でも来客時にスムーズにケージに入れられる、通院・通園等の長時間移動が円滑になるといったメリットが多々あります。


パーソナルトレーニング(15:00頃~)

「おすわり」「まて」等の基本のしつけトレーニングや、子犬向けのパピートレーニング等、その犬の状態にあった訓練をドッグトレーナーが行います。園によっては、有料オプションでのお散歩トレーニングを取り入れているところもあります。


グルーミング・トレーニング(16:00頃~)

トリマーの在籍している園だと、ブラッシングや耳掃除等のお手入れの時間を設けているところもあります。お手入れ好きな犬のリラックスタイムになるだけでなく、ブラッシング等がニガテな子に対しグルーミングに慣れさせることで、動物病院やトリミングサロンで吠えたり鳴いたりしない訓練にもなります。


お迎え(17:00~19:00頃)

お友達やスタッフさんと楽しく遊んでいるうちに、飼い主さんのお迎え時間が来ます。飼い主さんは担当スタッフから今日一日の様子の報告を受け、愛犬と一緒にお家に帰ります。園によってはオプションサービスでご自宅までのお送りができるところもあります。


犬の幼稚園とペットホテル・しつけ教室・シッターの違いは?

犬の躾

犬のお預かりや教育関連施設としては、犬の幼稚園(保育園)の他に、ペットホテルやしつけ教室等がありますね。またペットシッターにも犬のお世話はお願いできます。これらと犬の幼稚園には「サービス内容」や「お預かり期間」「お預かりのペット数」等の違いがあります。それぞれのサービスとの違いをチェックしていきましょう。

「犬の幼稚園」の類似・関連サービス

  • ペットホテル
  • しつけ教室
  • ペットシッター

ペットホテルと犬の幼稚園の違い

ペットホテルは、飼い主さんがお留守の際に、かわりにペットを預かる宿泊施設のことを言います。ペットホテルサービスを単体で行う施設もあれば、トリミングサロンやペットショップ、動物病院等がペットホテルサービスを並行して行っていることも多いです。


ホテルは「短期お預かり」幼稚園は「長期かつ定期」

ペットホテルは飼い主さんのご旅行や出張といった都合に合わせ、原則として「短期的」に犬をお預かりするサービスです。利用期間は一般的に2日~1週間程度となります。 これに対して、犬の幼稚園は半年~1年以上といった、長期的かつ定期的な通園スタイルを基本としています。まさに「年に何度か泊まるホテル」と「週に何度も通う幼稚園」の違いですね。


ホテルは「お泊り」幼稚園は「日中」

ペットホテルは1泊2日、2泊3日というように、日中から夜にかけて一日中のお預かりをお願いできるところです。対して犬の幼稚園のお預かり時間は、原則として朝から夕方までとなっています。


ペットホテルは「お預かり」幼稚園は「教育」

ペットホテルの滞在中に行われるサービスは「基本的なお世話」です。

ペットホテルのサービス内容

  • 食事のお世話
  • 排泄のお世話
  • 散歩など

もちろんオプションでトリミング等もお願いできる施設もありますが、あくまでも「お預かり」をメインとしたサービスと言えます。これに対して、犬の幼稚園は「犬の教育面」に力が入れられています


犬の幼稚園のサービス内容

  • 食事のお世話
  • 排泄のお世話
  • 散歩やドッグラン等での運動
  • トレーナーによるトレーニング(しつけ学習)
  • 他の犬との触れ合いによる社会学習

犬の社会的な成長や、家庭内でのスムーズな生活を目指した施設が「犬の幼稚園」と言えるでしょう。


こんな時にはペットホテル

  • 旅行や出張中に短期間、犬を預けたい
  • 家族や友人等の預け先がない
  • 日中だけでなく一晩中犬を預けたい

こんな時には犬の幼稚園

  • 半年~1年以上、定期的に犬を預けたい
  • 日中に犬を預けたい
  • 犬のしつけをしてほしい、成長させたい

なおペットホテルの施設が日中に「犬の幼稚園サービス」を行っていたり、反対に「犬の幼稚園」をメインに行う施設が、短期のホテルサービスを行うこともあります。


しつけ教室と犬の幼稚園の違い

お手をする犬

「犬をしつけるための施設」というと「犬のしつけ教室」も思い浮かびますね。「犬のしつけ教室」と「犬の幼稚園」にはどんな違いがあるのでしょうか。


しつけ教室は「飼い主と犬」が教育を受ける

しつけ教室も犬の幼稚園も、専門のドッグトレーナーがしつけ指導を行っていくのは同じです。ただし学ぶ対象が少し違います。しつけ教室の場合には、犬だけでなく「飼い主」もしつけやトレーニングについて学ぶのです。

しつけ教室には原則として飼い主も同伴します。そして的確な指示の出し方、命令の言葉の選び方、褒め方等をドッグトレーナーから教わっていきます。犬自身が指示をキチンと聞ける子になるだけでなく、飼い主側が「良いしつけができる人」になることも目指す場所なのですね。

対して「犬の幼稚園」では、原則として飼い主さんに対する教育学習は行いません。朝に犬をお預かりして、犬に対してしつけトレーニングや社会学習を行います。


しつけ教室は短期集中型

犬と飼い主が通うしつけ教室は、数回程度の短期集中型で開催されるものが多いです。1回の授業は1~2時間程度で、これを3回~4回行います。また定期開催型でも、多くが3~4ヶ月程度の比較的短い期間で行われます。

これは期間内でも「飼い主さん」の学習による犬の飼い方・しつけの仕方の改善が見込まれるためです。もちろん本格的にドッグトレーナーを目指す場合等には専門的かつ長期的なスクーリングが必要でしょう。しかし家庭内で「飼い主さんの」しつけやトレーニングのやり方の改善が目的であれば、短期集中教室でも比較的結果が出やすいというわけですね。

対して「犬の幼稚園」の場合には、通う期間は半年~1年以上を目安としているところが多いです。これには「学ぶ対象」がまだ小さな子犬であったり、しつけが難しい犬であることも関係します。定期的かつ長期のトレーニングを繰り返し行なうことで、犬自身の社会性をしっかりと培うのです。

こんな時にはしつけ教室

  • 犬を飼うのが初めて
  • 犬のしつけやトレーニングの仕方を学びたい
  • 犬と一緒に飼い主も通うことができる

こんな時には犬の幼稚園

  • 日中に犬を預けたい
  • しつけ教室も行ったが改善されない
  • 幼犬時期に集中的にしつけしたい

なお「犬の幼稚園」が定期・不定期に飼い主さんに対する「しつけ教室」を開催していることもあります。


ペットシッターと犬の幼稚園の違い

最後にペットシッターと犬の幼稚園との違いです。ペットシッターとは、飼い主さんに変わってペットのご飯・トイレ・散歩等のしつけを行う職業のことを言います。中には犬のしつけやトレーニングのサービスを行うシッターも居るのですが、幼稚園との違いはどこにあるのでしょうか。


ペットシッターは「自宅訪問型」が基本

ペットシッターは原則として飼い主の自宅まで訪問し、犬の世話をするサービスを提供しています。犬にとってはいつもと同じお家の中でお世話を受けられるのがメリット。反面、自宅に他人を入れることに抵抗感を覚える飼い主さんも居ます。


「1対1」のシッターor「犬の集団」に慣れる幼稚園

ペットシッターが自宅等に預かって犬をお世話するサービスを提供していることもあります。しかし原則としてお世話はペットとシッター1対1(または2~3匹に対して一人)であり、犬の集団生活を想定したものではありません。

反対に犬の幼稚園では、数匹以上、あるいは10~20匹近くの多彩な犬たちが集まっています。(お預かり頭数制限は園により違います)お預かりされた犬は「犬の集団」の中で犬の社会生活やコミュニケーションを学ぶことになります。

こんな時には犬の幼稚園

  • 他犬との触れ合いに慣れさせたい
  • 犬に社会性をつけさせたい
  • シッターが家に入るのに抵抗がある

こんな時にはペットシッター

  • 犬の環境を変えたくない
  • 他犬との接触がストレスになりやすい
  • 自宅訪問には抵抗が無い

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犬の幼稚園はどんな子向き?制限はある?

子犬

「うちの子は犬の幼稚園に向いているのかな」「犬の幼稚園に年齢や大きさの制限はある?」と心配な人も多いことでしょう。現在の犬の幼稚園の受入状況についてまとめてみました。

「1歳未満の子犬」が多い?

犬の幼稚園に通っているワンちゃんのうち、1歳未満の子犬が半数という施設も見受けられます。これは犬が人間に比べてとても早く成長するので、生後1歳未満でのトレーニングが特に良いとされているためです。生後3ヶ月~1年のワンちゃんは、人間で言うと5~16歳程度に該当します。

人間が15歳位まで(義務教育の中学3年生まで)幼稚園や学校に通って集団での社会生活を学ぶように、パピー(子犬)の頃から幼稚園に慣れ親しみ、社会性や学習能力を獲得することが推奨されているのです。

子犬の社会化期といわれる生後3ヶ月までに、様々なや犬・環境にどれだけ慣れさせることで、大人になってからのストレス回避能力が変わると言われています。ちなみにペット先進国であるスイスやドイツ等では、この年齢の子犬は専門の幼稚園に入ることが義務付けられています

なお、子犬の受け入れは基本的に「生後1~2ヶ月以上」で、「ご家庭に受け入れて10日~2週間以上が経過してから」という施設が多いです。混合ワクチン接種等を済ませ、ご家庭にある程度馴染んでからの通園が理想的というわけですね。


3歳以上もOK?年齢制限はある?

「2歳を過ぎた成犬のしつけはムリだし、犬の幼稚園に入れても…」と諦めてしまってはいませんか?子犬に比べると時間はかかりますが、2~3歳以上の成犬も定期的な通園とトレーニングを繰り返すことで問題行動が改善されやすくなります。

そもそも年齢制限を設けている犬の幼稚園のほうが少ないのです。「幼稚園=子犬が行くところ」というわけではありません。

犬の幼稚園は問題行動がある子にも○

犬の幼稚園では、日中のお預かり時間中に専門のドッグトレーナーによる個別トレーニングや、お預かり犬同士でのプレイタイム、散歩トレーニング等の様々な遊びの中で、社会性を培っていきます。

以下のような問題行動のあるワンちゃんに困っている飼い主さんにとって、生活改善サポートをしてくれる犬の幼稚園はとても頼れる存在なのです。

  • 他の犬がニガテでトラブルになりやすい
  • 甘噛みをしてしまう
  • 上手にトイレができない
  • ムダ吠えが多い
  • 散歩でまっすぐ歩けない、引っ張ってしまう 

犬の幼稚園のメリット・デメリットは?

成犬と子犬

犬の幼稚園の良い点・悪い点について見ていきます。


犬の幼稚園のメリット

多くの人に選ばれるようになった「犬の幼稚園」ですが、メリットにはどんな点があるのでしょうか。以下のメリットについて一つ一つみていきます。

犬の幼稚園のメリット

  • 犬の社会化トレーニングができる
  • 散歩やお出かけがしやすくなる
  • 家庭内の生活がスムーズに

犬の社会化トレーニングができる

犬の社会化とは、「犬が社会に順応する力」を養うことを言います。犬は元々、親犬や兄弟犬と接する中でまず「犬同士のコミュニケーション」を獲得し、さらに飼い主さんの元で様々な人と知り合ったり多彩な環境に触れることで、さらに人間社会にも順応していく動物です。

しかし生後まもないうちに兄弟犬と離れたりすると、犬同士のコミュニケーションがうまく取れなくなっていることもあります。また生育環境によっては、飼い主さん以外の人とほとんど会わなかったり、お出かけ範囲が狭かったりで、他の犬や人、環境等に過敏に反応してしまうこともあるのです。

犬の幼稚園では、その犬の個性や特質に合わせ、社会化のトレーニングを行っていきます。例えば他の犬に慣れない子がいれば、最初は柵ごしから、徐々に距離を詰めて・・・といったように、犬同士の触れ合いに慣れさせて、犬社会に馴染む学習をさせていくのです。


散歩やお出かけがしやすくなる

犬の幼稚園では、専門のドッグトレーナーさんが日中のお預かり時間に「散歩のトレーニング」や「他の人や犬とのふれあい方」等のしつけを行ってくれます。

外出先での問題行動例

  • 散歩で自分の行きたい方向に引っ張る
  • まっすぐに歩けない
  • 他の人を見ると吠えてしまう
  • 他の犬とトラブルを起こしてしまう

このようなお出かけ先での問題行動の改善サポートを、犬のプロが定期的に行ってくれるわけですね。犬の幼稚園に定期的に通う中でワンちゃんがトレーニングを習得すれば、飼い主さんとの散歩やお出かけなどがスムーズに行えるようになるのです。

ドッグランでお友達と楽しく遊んだり、ペット可の旅館でご主人さまと旅行を楽しんだり・・・犬の幼稚園でトレーニングを受けることは、ワンちゃん自身にとっても、飼い主さんにとっても楽しい経験を増やすサポートとなることでしょう。

家庭内の生活がスムーズに

犬が待てをしている

犬の幼稚園に通ってトレーニングを受けるメリットは、お出かけ先だけではありません。ドッグトレーナーによるトイレトレーニングや家庭内を想定した訓練は、飼い主さんやご家族とのふれあいのサポートにもなります。

家庭内での問題行動例

  • 人に向かって飛びついてしまう
  • 「待て」ができない
  • ムダ吠えを繰り返す
  • 定めた場所でトイレができない
  • 同居の動物とうまくいかない

このような問題行動が幼稚園でのトレーニングによって改善されていくことは、飼い主さんご本人だけでなく、ご家族の負担軽減にも繋がることでしょう。


犬の幼稚園のデメリット

様々な魅力のある「犬の幼稚園」ですが、メリットだけとは限りません。良くない点やデメリットも知り、検討しておいた方が良いでしょう。

犬の幼稚園のデメリット

  • 飼い主さんやご家族の指導にはならない
  • お預かりのための費用がかかる

飼い主さんやご家族の指導にはならない

犬の幼稚園でトレーニングを受けるのは原則として「ワンちゃん自身」のみです。いくらトレーナーの元で訓練を積んで問題行動が改善の方へと導かれても、ご家庭での指示が的確ではないと、ワンちゃんが混乱を起こし、問題行動がなかなか直らないこともあります。

例えば「待て」は、同じ言葉、同じ抑揚で繰り返し指示を出さなくてはなりません。怒鳴ってしまったり、焦って「待て!待つのよ!待つんだから!」と言い方を変えてしまっては、犬は指示を認識することができないのです。

お世話をする方のメインが小学生程度のお子様の場合であったり、犬の世話をしたことが無い方がご家庭に多い場合、「犬の幼稚園」とあわせて「しつけ教室」で指示の出し方のレクチャーを受けた方が、問題行動が早く改善されるかもしれません。

なお、最近では犬の幼稚園でも飼い主さん向けのレッスン時間を設ける施設が登場しています。指示の出し方、犬の飼い方全般に不安がある場合には、このような施設を選ぶのも手ですね。


お預かりのための費用がかかる

犬の幼稚園には当然のことながら利用料金が発生します。料金についてはこの後で解説しますが、園や地域によっては料金設定が少々高いところも。日中の長時間をプロにお預かりしてもらうので仕方がないのですが、ある程度の費用がかかる点は考慮しておく必要があります。


犬の幼稚園にかかる料金は?相場はいくら?

お財布からお金を出す

では実際、犬の幼稚園にはどれくらいの料金がかかるのでしょうか。犬の幼稚園・保育園の料金相場を見ていきます。


子犬の幼稚園料金相場

まずは子犬が犬の幼稚園に通う場合の料金について見ていきましょう。

名称 コース 1回あたり料金
THE ケネルズ東京
10回
61,600円
6,160円
ベルシアン
週1回(月4回)
22,400円
5,600円
プレイボゥ
週2回(月8回)
88,000円
11,000円
アットホーム
週1回(月4回)
28,000円
7,000円

子犬(パピー)向けコースを用意している幼稚園の1回あたりの平均料金は7,440円(税込)、平均価格帯としては1回6,000円~7,000円位が主流となっています。

パピーコースは人気があることや、しつけが比較的入りやすいこともあるため、料金価格帯は犬の幼稚園の中でもっともリーズナブルです。


子犬(パピー)の区分けに注意

なお「子犬(パピー)」の規定が園によって違うため、その点に注意が必要です。1歳未満をすべてパピー扱いする園もあれば、6ヶ月以上は成犬扱いとなることもあります。事前によく確認をしておきましょう。


小型犬の幼稚園料金相場

次に成犬の犬の幼稚園料金を見ていきましょう。成犬のコース料金はサイズで区分けがされていることも多いです。

名称 コース 1回あたり料金
THE ケネルズ東京
10回
70,400円
7,040円
ベルシアン
週1回(月4回)
24,400円
6,100円
プレイボゥ
週2回(月8回)
96,800円
12,100円
ラブワン
1回~12回
7,000~67,200円
5,600~7,000円
東京DOGS
4回
26,400円~
6,600円~

小型犬の幼稚園料金平均価格は1回あたり7,768円(税込)。相場となる価格帯は6,500円~7,500円位が主流となっています。

成犬の場合だとパピー(子犬)に比べてトレーニング等の難易度が上がることから、子犬料金より1ヶ月あたり500~1000円のアップとなる園が多いです。


大型犬の幼稚園料金相場

成犬の大型犬の幼稚園料金についても見ていきます。

名称 コース 1回あたり料金
THE ケネルズ東京
10回
88,000円
8,800円
ラブワン
1回~12回
9,900~95,600円
7,967~9,9000円

大型犬の幼稚園料金平均価格は9300円(税込み)。相場となる価格帯は9,000円~10,000円台となっています。

お世話するスタッフ人員・ケージの大きさ等が求められることから、犬の幼稚園料金の中ではもっとも高いコースです。


大型犬対応ができない幼稚園もある

犬の幼稚園によっては、大型犬については他の犬とのふれあいが難しいといった理由で「お預かりNG」となっていることがあります。料金がサイズごとに設定されておらず、一律料金となっているところだと、そもそも小型~中型までしかお預かり対応できない施設も多いです。

また「大型犬については別途オプション料金が発生する」という園もあるので要注意。できるだけ事前に大型犬コース料金や対応について確認をとっておきましょう。


犬の幼稚園の「入園料」に要注意

犬の幼稚園の中には、入園時に「入園料」を設定しているところもあります。入園料は一般的に5,000円~10,000円程度が相場ですが、犬の幼稚園の月額料がとても安い園の場合、逆に入園料が30,000円以上もかかることも。月額料の価格だけでなく、入園料の設定についてよく確認しておくことが大切です。


犬の幼稚園のオプションサービスは?送迎はある?

車の中に居る犬

犬の幼稚園には、園によって様々なオプションサービスも用意されています。犬の幼稚園の送迎サービス等、オプションについて見ていきましょう。

送迎サービス

朝、ご自宅まで車で犬を迎えに来たり、夕方に送ってきてくれるオプションサービスです。忙しくて犬の通園の送迎ができない方には助かりますね。

送迎の料金は?

平均価格は片道800円~1,000円前後。長期契約することで、割引となる園もあります。

送迎サービスのルールに注意

なお送迎サービスの利用には、一定の規定がある園がほとんどです。

  • 前営業日までに要予約
  • 犬の乗車時間が片道30~45分以内、園から3キロ以内等
  • ケージに入れた状態での搬送

特にお迎え可能なエリア対応についてはよく確認をしておきましょう。遠すぎる園だとお迎え・お送りに時間がかかり、ワンちゃんの体力を消費させてしまうことにも繋がります。

また、幼稚園の送迎では安全確保のためケージ搬送となると考えておいた方が良いです。自家用車の移動の際にフリーにしているご家庭も多いですが、可能であればケージ搬送に慣らしておくことをおすすめします。


時間外対応(朝・夜)

犬の幼稚園は、基本的に朝8時~10時ころにお預かりがスタートし、夕方5時~7時ころがお迎え時間となります。しかし園によっては、その前の早朝お預かりや、夜遅くまでのお預かりに特別対応してくれるところもあります。

早朝対応

園によって対応可否・対応時間は異なりますが、概ね朝7時位からが早朝対応となります。料金は規定の朝のお預かり時間から30分ごとに300円~500円前後です。

夜・深夜対応

園の規定のお預かり時間を過ぎたところから「夜の時間外対応」になります。料金は規定時間から30分ごとに平均500円前後です。

対応可能時間は20時~21時頃という施設が多いですが、中には23時以降までという深夜対応が可能な犬の保育園もあります。飼い主さんのお仕事の都合等でお迎えが遅くなりがちなといった場合には、このような施設を選ぶのも手です。


散歩サービス

犬の散歩

散歩サービスとは、犬の幼稚園の園内ではなく、周辺ルートをドッグトレーナー等と散歩するサービスです。日々の散歩がうまくできていない時や、運動不足が感じられる犬等に向いています。

散歩サービスの料金は?

1回300円~700円前後の料金設定にしている施設が多いです。なお、トレーナーと1on1で、より高度な散歩トレーニングを行う場合だと、料金が高くなります。


一時預かり

一時預かりとは、通園する規定日以外の営業時間内に犬を預かって貰えるサービスです。通常の通園とは異なりトレーニング等は行いませんが、園の中でいつものお友達やトレーナーさんと一緒にリラックスして過ごすことができます。

急なご用事ができて、通園日以外にも犬を見ていてほしい時に助かるサービスです。

一時預かりサービスの料金は?

3~4時間程度までのお預かりで1,000円~3,000円という施設が多いです。ペットホテルのショートステイサービスと同額程度か、少々割安な設定になっている施設が多く見られます。


マッサージ・筋力ケア

トリミング等も行っている犬の幼稚園だと、幼稚園のオプションサービスとしてマッサージやストレッチ等が受けられることもあります。

また最近では年齢を重ねたシニア犬のエイジングケアとして、水中でのウォーキング等の筋力ケアをオプションサービスとして導入している施設もあります。

マッサージや筋力ケアの料金は?

1回あたり1,000円~1500円前後の施設が多いです。パピー(幼犬)の頃にはあまり需要が無いですが、シニア犬は適切なマッサージや筋トレをすることでストレス発散になることも。ある程度の年齢を重ねた犬を幼稚園・保育園に入れるなら、このようなサービスが充実している施設を選ぶのも手です。


犬の幼稚園に入れないこともある?

病院に居る犬

ほとんどの犬の幼稚園には、年齢制限等の制限はありません。入園を希望すれば、ほぼ入園は可能だと考えて良いでしょう。ただし次のような場合には、入園拒否や入園待機となる場合があります。

ワクチンの不接種

犬の幼稚園では、次のワクチンの接種は入園の基本事項となっています。

  • 混合ワクチン接種
  • 狂犬病予防接種

上記のワクチン接種について、入園時に「混合ワクチン接種証明書」と「狂犬病予防接種証明書(または予防接種済票)」の提出が必要です。証明書の提出ができない(または証明書が古い)場合は、入園をお断りされてしまいます。


のみ・ダニ・寄生虫・感染症

犬の幼稚園では、次のような病気や諸症状が見られる場合の通園はできません。

  • ノミ
  • ダニ
  • 寄生虫
  • 感染症

入園時に何らかの症状が見られる場合、まず獣医師の検査を求められる場合もあります。また入園後、園外やご家庭での活動中に感染症等に罹患した場合、獣医師の診察を受けて「問題なし」とお墨付きが出るまでは通園はお休みとなります。


加齢等による歩行困難・食事困難

犬の幼稚園・保育園では、シニア犬の受け入れも行っている園がほとんどです。ただし加齢等による歩行困難があり他のお友達と一緒に遊べない場合などには、「危険度が高く、通園が難しい」と判断される場合もあります。

また加齢等によってシニア向けフードでも一匹で食事をすることが難しく、特別な介助が必要といった場合も同様です。通園はOKでも、介助スタッフの人員を増やすため、追加料金が必要となることもあります。歩行や食事等に不安がある場合には、事前に園に相談をしてみると良いでしょう。


おわりに

犬を撫でる

犬の幼稚園・保育園について、サービス内容や料金等について詳しく解説をしましたが、家族である愛犬に向いたサービスだったでしょうか?定期的に犬の幼稚園に通うことは、ワンちゃんのお留守番の寂しさ解消のみならず、人間社会で犬と人間のお互いが快適に過ごすためのサポートにもなります。

短期間のお試し通園をリーズナブルな料金で行っている犬の幼稚園も多いです。「犬の幼稚園がちょっと気になる」と思ったら、まずは「お試し」からスタートしてみてはいかがでしょうか?





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