失敗しないベビーシッターの選び方・10のポイント
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ベビーシッターというと、昔は「お金持ちだけが利用するサービス」という印象が根強かったようです。しかし最近ではベビーシッター料金の低下に伴い、息抜きやリフレッシュのため等にたくさんの人がベビーシッターを利用するようになりました。
キッズラインの調査レポートによれば、「条件が合えばベビーシッターを利用したい」と回答する人も60%以上になるほどの注目度だとか。でも「使ってみたいけど、どうやってベビーシッターを選べばいいの?」と迷っている人も多いのではないでしょうか?
ここではそんな初心者の人向けに、失敗しないベビーシッター選びのポイントを詳しく解説していきます。
1.「3つのベビーシッター事業者」の違いを知ろう
ベビーシッターサービスの料金やサービス内容について調べる前に、まず知っておきたいのがベビーシッターを提供するサービス元の種類についてです。
現在の日本では、大きく分けて次の3つのベビーシッターサービスがあります。
料金体系や注意点等も、この3つの種類でそれぞれかなり違います。まずは3つがどのようなベビーシッターサービス提供元なのか、特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。
派遣型のベビーシッター
派遣型のベビーシッターとは、企業が展開するサービスです。各ベビーシッターは派遣会社に登録をしており、その会社の社員・スタッフとして働いています。
サービスを提供する企業の中には、小学館やベアーズ等、全国展開している大手企業も多いです。
【派遣型ベビーシッター事業者の例】
派遣型ベビーシッターのメリット・良い点
信頼性が高い
派遣会社にとってスタッフの一人一人は「会社の顔」です。そのため、当然のことながら登録時には社内での審査や面接・資格の確認などがしっかりと行われています。さらに多くのベビーシッター派遣会社では、登録している社員に対してきめ細やかな研修制度を設けています。
また、トラブルがあった際の賠償保険等のシステムも手厚いです。ベビーシッターサービスとしての信頼度は、派遣型が最も高いと言えるでしょう。「知らない人に家に入られる」「初めての人に我が子を預ける」ということに不安を覚えている保護者の方にとっては、この信頼度の高さは大きな魅力となります。
別のシッターに変えやすい
派遣型ベビーシッターの場合、例えば「Aさん」というシッターとご家庭での愛称が良くない場合には、派遣企業に相談をして別の「Bさん」にベビーシッターを変えることもできます。
これが個人事業型等の場合だと、一度契約した人を変えたい場合には契約を解除して、「またゼロから人探し」となってしまいます。しかし派遣型の場合には、切り替えは比較的カンタンです。
「どんなベビーシッターさんが居るのか知りたい」「いろいろなシッターと子供の愛称を見てみたい」という場合にも向いています。
派遣型ベビーシッターのデメリット・良くない点
- ベビーシッターの料金が高め
- サービスエリアが限定されることも
ベビーシッターの料金が高め
ベビーシッター派遣会社では、サービス利用開始時に入会金が発生したり、年会費が必要となるところが多いです。
また、基本料金・オプション料金等については、各スタッフの能力のレベルに関わらず、一律としている企業がほとんどとなっています。
もちろん企業によってベビーシッターの料金設定は異なりますが、マッチング型・個人事業型に比較すると、シッターにかかる費用が高めになりやすいです。
サービスエリアが限定されることも
派遣型のベビーシッターは、その企業がサービスを提供する地域でしか働くことができません。
例えば「ポピンズ」の場合、サービスの対応エリアは関東(首都圏)・中部・関西地方となっています。また首都圏内でも茨城県等の対応は一部地域に限定されており、全圏内地域がカバーされているわけではありません。
住んでいる地域によっては、希望する派遣会社のベビーシッターサービスが受けられないこともあります。
マッチング型のベビーシッター
マッチング型とは、ネットのマッチングサイトに登録したベビーシッターと取引ができるサービスです。
ベビーシッターは基本的にフリーランスで、サイトによっては学生がシッターとして登録できるところもあります。
マッチング型ベビーシッター事業者の例
マッチング型ベビーシッターのメリット・良い点
- 自分に合ったベビーシッターを選べる
- 連絡や支払いもカンタン
自分に合ったベビーシッターを選べる
ベビーシッターのマッチングサイトでは近年、シッター登録者数が急激に増加する傾向を見せています。サイトではシッターの勤務地だけでなく、経験・資格・特技等を詳しくチェックして、ベビーシッターを選ぶことが可能です。
「病児保育可」「深夜対応可」「安価な料金」等、各ご家庭でベビーシッターに求める要素は異なるもの。マッチングサイトであれば、様々な要望に合ったシッターをスピーディに探すことができます。
連絡や支払いもカンタン
マッチング型の場合、シッターとの日程調整や連絡は、原則としてサイト内で行います。またベビーシッターのサービス利用後の料金支払も、シッターに直接ではなくサイト側を通すところがほとんどです。
最近では、ベビーシッターとの連絡・日程調整や、サービス利用後のシッターからの報告・料金支払までを一括してアプリで行えるマッチングサイトも登場しました。スマホひとつでベビーシッターが利用できる点が大きな魅力と言えそうです。
マッチング型ベビーシッターのデメリット・良くない点
- 年会費や手数料がかかるケースも
- トラブル時の対応には差がある
年会費や手数料がかかるケースも
マッチング型ベビーシッターの料金は、派遣型に比べると全体的に安めです。ただし、最近では年会費や入会料がかかるマッチングサイトも増えてきている他、手数料の率が高いサイトも登場してきました。必ずしも「安いマッチングサイトばかり」とは言えなくなってきています。
トラブル時の対応には差がある
手厚い対応をするマッチングサイトの場合には、登録シッターに保険をかけており、何らかのトラブル時には保険対応をしてくれるところもあります。しかし全てのマッチングサイトがこのレベルというわけではありません。
「トラブル時の対応は利用者とベビーシッターで解決」といったマッチングサイトも多々あります。トラブル時の対応は事前によく確認しておくべきでしょう。
個人事業・小規模事業型のベビーシッター
個人事業型・小規模事業型とは、フリーランス等で個人で独立して事業を行っているベビーシッターのことです。サービス利用者とベビーシッターは直接契約をし、連絡や料金支払等の取引もすべて直接的に行います。
個人事業型ベビーシッターのメリット・良い点
サービスの自由度が高い
個人事業型のベビーシッターは、料金設定や勤務時間等を自分で自由に決めることができます。
派遣型等に比べてサービスの幅が広く、利用客に合わせた柔軟な対応を取ってくれるシッターも多い傾向です。
地域密着型のシッター
個人事業型のベビーシッターは、シッター自身が住んでいる街や近隣地域で働くことが多いです。
保育施設や店舗などの地域情報にも詳しく、地域に密着したベビーシッターサービスを行ってくれることが期待できます。
個人事業型ベビーシッターのデメリット・良くない点
相対的に信頼度が低い
フリーランスのベビーシッターは、派遣型のように実績等をを証明するものが少ないです。選定時には時間をかけてじっくりと選ぶ必要があります。
トラブル時の対応が難しい
個人事業型シッターと利用客は直接契約を結びます。万一のトラブルがあった時、派遣型のように間に企業が入ることはありません。「解約をしたい」といった話をしにくいといったケースも見られます。
2.ベビーシッターの料金相場を確認
ベビーシッターを依頼する前に、料金がおおまかにいくら位かかるのか知っておきたいという人は多いことでしょう。ここでは上で解説した3つのベビーシッターサービスの料金相場を見ていきます。
派遣型ベビーシッターの料金相場
派遣型ベビーシッターの料金目安
入会金 |
20,000円~60,000円 |
年会費 |
10,000円~20,000円 (子ども一人あたり) |
基本料金 (定期利用) |
1時間2,000円~4,000円 |
基本料金 (スポット) |
1時間4,000円~6,000円 |
例:ポピンズ ナニーサービス スタンダードコース
- 入会金 50,000円(税抜)
- 年会費 10,000円(税抜:子ども一人あたり)
- 通常料金(定時利用) 1時間2,500円(税抜:1回3時間~)
派遣型の場合、スポットサービス(当日だけの単発利用)に対応する企業は比較的少なめです。
例外として「ベアーズ」がスポットサービスに対応していますが、1時間あたりの費用は4,000円(税別)で3時間制となっており、交通費も含めると1回あたりの料金は税込14,117円となります。
なお企業によっては、一定の入会金や年会費を収めることで基本料金が割引になるところもあります。派遣型ベビーシッターは、「週3回」「月に4回」等、定期的にベビーシッターを利用する人の方に向いていると言えそうです。
マッチング型ベビーシッターの料金相場
マッチング型ベビーシッターの料金目安
入会金 |
無料 |
年会費 |
無料 |
手数料 |
料金の15%~20% |
基本料金 (定期利用) |
1時間 1,000円~3,000円 |
基本料金 (スポット) |
1時間 1,500円~4,000円 |
例:アイマム
- 入会費:無料
- 年会費:無料
- 手数料:契約成立時にサイト利用料として3,000円(単発の場合は1,000円)
- 基本料金:1時間 1500円~3,000円(シッターにより異なる)
マッチング型サイトの場合、1時間あたりの基本料金設定は派遣型に比べて安めの傾向です。シッターによっては1時間1,000円程度でサービスが利用できることもあります。
ただし、料金支払い時にマッチングサイトに料金の1割~2割程度を支払うサイトが多い傾向です。サイトの料金システムをよく確認しましょう。
個人事業型ベビーシッターの料金相場
個人事業型ベビーシッターの料金目安
入会金 |
0円~10,000円 |
年会費 |
0円~10,000円 |
基本料金 (定期利用) |
1時間1,000円~4,000円 |
基本料金 (スポット) |
1時間2,000円~5,000円 |
個人事業型ベビーシッターは、他のシッターに比べて料金設定の幅が広いです。特に看護師資格等の有資格者の場合だと、料金設定が高くなる傾向も見られます。
3.ベビーシッターのサービス内容をチェック
一口に「ベビーシッター」と言っても、その業務内容・対応には微妙に違いがあります。ベビーシッターを決定する前に、その派遣会社やシッターが「通常料金内の業務」をどのように規定しているかを確認しておきましょう。
【例1.ラビットクラブの通常サービス】
- 調乳
- 授乳
- 室内あそび・屋外あそび・日光浴
- 沐浴
- オムツ替え・着替え
- 寝かしつけ
- 食事の盛りつけ・温め
- 送迎 等
※
2時間以上の屋外での保育については、年齢・子どもの健康状態を考えた上でNGとされる場合あり
※
遊園地や動物園等の遊戯施設への動向は安全上NG
【例2.マミーズエンジェルの通常サービス】
- 調乳
- 授乳
- オムツ交換
- 寝かしつけ
- 離乳食提供(生後2ヶ月ごろまで)
- 食事・おやつ提供
- 排泄トレーニング 等
※
送迎はオプションサービス(1,600円/回・税抜)
「送迎」「屋外」「沐浴・入浴」は要チェック
次の「追加料金システム」でも解説しますが、「送迎」については基本サービスに含むベビーシッターサービスと、オプションサービスにしているところで分かれます。屋外(自宅以外)での保育についても同様です。
また沐浴・入浴については、有資格者が多いベビーシッターサービスだと「通常サービス」に含めていることがありますが、オプションとしているところも多いです。
送迎や沐浴等のサービスを頻繁に使いたい場合、通常料金にこれらのサービスが含まれるベビーシッターを選んだ方が安上がりとなることもあります。
4.ベビーシッターの追加料金を確認
ベビーシッターのサービスを利用する時には、基本的な料金プランだけでなく、追加料金・オプション料金の部分をよく確認しておきましょう。
新生児対応(0歳時対応)
- 新生児対応(0歳時対応):1時間あたりプラス300円~500円
0歳時・新生児については、保育の難易度が上がるため、オプション料金としているベビーシッターサービスが多いです。また、中には新生児・0才児は対応不可としているベビーシッターサービスもあります。対応年齢をよく確認しておきましょう。
入浴介助・沐浴
沐浴をオプションサービスとしているベビーシッターのほか、「沐浴あり」の特別プラン(0才児対応プラン、産後プラン・産褥プラン等)を設けているところもあります。
食事作り
通常サービスの範囲内となるのは、すでに用意されている食事の温めや盛り付け迄となることがほとんどです。調理サービスは別途オプションとなります。
また調理については「ハウスシッター」のサービスを別途契約する必要がある場合もありますので注意しましょう。
送迎サービス
保育園等への送迎を行うサービスです。派遣型ベビーシッターは原則として自宅での訪問サービスとされていることが多いため、送迎サービスのオプション料金は高くなる傾向が見られます。
夜間対応・時間外対応
- 夜間対応・時間外対応:基本料金プラス400円~1000円(1時間あたり)
多くのベビーシッターの基本料金は平日9:00~18:00頃の時間帯で規定されています。ベビーシッターサービスによっては、17:00以降が夜間料金となるところもあります。
22:00~朝9:00頃までの利用の場合だと、深夜早朝料金として更に割増料金となるベビーシッターも。時間帯がどのような取り決めとなっているかは、丁寧に確認しておいた方が良いです。
宿泊対応
宿泊対応については、「5歳以上」「小学校入学以降」としているベビーシッターも多いです。
延長料金
当日になってからの延長料金(割増料金)は、10分~15分単位で発生するベビーシッターがほとんどです。
かつては+10%~+20%という延長料金を設定するところが多かった様子。しかし近年では当日延長が増えていることによる抑止力という意味合いもあり、延長料金が高額化する傾向が見られています。
個人のベビーシッターとは丁寧に内容確認を!
派遣型のベビーシッターサービスの場合、オプション料金や追加料金の制度は細かく規定されていて、事前の面談でも明瞭に説明が行われます。最初に制度をまとめて聞くと「高そう」と思われるかもしれませんが、先に確認をしておくことで、後々のトラブルを回避するという意味もあるのです。
反対にマッチングサイトや個人事業型のベビーシッターの場合、細かな部分の取り決めを曖昧にしたままで契約を開始してしまい、後からシッターに追加料金を請求されてトラブルとなるケースも見られています。
派遣型の料金システムを参考に
「何が無料で何が追加料金となるのか」は事前に逐一確認しておきましょう。
5.シッターの交通費のシステムは?
ベビーシッターに自宅まで来て貰うには、列車・バス等の公共交通機関、もしくは自家用車等で移動をして貰う必要がありますね。この時に発生する「交通費」は、基本的にサービス利用者側(客側)の負担となります。
ただし、1回あたりで交通費がいくら発生するシステムになっているかは、会社やシッターによって異なります。基本料金等とあわせて確認しておいた方が安心です。
【交通費の発生例】
ポピンズ |
一律1,100円 |
HAS |
一律1,000円 |
ベアーズ |
一律917円 |
キッズライン |
シッター自宅~利用者自宅 の最安ルート |
キズナシッター |
シッター自宅~利用者自宅 の最安ルート |
フローレンス |
1日1,000円を上限に実費 |
派遣・大手は一律型
ベビーシッター派遣会社の場合だと、交通費は1日(1回)あたりの一律料金としているところがほとんどです。平均1日900円~1,000円となっています。
個人は実費型が多いが要チェック
マッチングサイトや個人事業型のベビーシッターの場合、公共交通機関の最安ルート等の実費を後から請求とするタイプが多いです。
ただし駅やバス停から利用者自宅までの距離が極端に離れている場合等には、別途自家用車等のガソリン代・駐車料金等を求められるケースもあります。契約前によく確認をしましょう。
タクシー利用は事前に確認を
通常料金では交通費を一律としている場合でも、早朝・深夜利用でタクシーが必要となる場合には、別途実費での請求とするベビーシッター派遣会社も多いです。
深夜利用が多くなりそうな場合や、公共交通機関の本数が極端に少ない地域等の場合には、タクシー利用時の交通費についても事前に確認した方が安心です。
キャンセル時の規定は?
ベビーシッターを当日ギリギリになってからキャンセルした場合、交通費がキャンセル料に加算される場合があります。
6.ベビーシッターの病児・病後児対応をチェック
免疫が少ない赤ちゃんや幼児はちょっとしたことでも病気になってしまいがち。でも病気になった時、ベビーシッターにお世話をおまかせできるのでしょうか?
病児・病後児の対応を確認しておきましょう。
【病児・病後児とは?】
病児とは、現在何らかの病気にかかっていることを医師から診断された赤ちゃん・幼児のことを言います。
病後児とは、症状が多少収まって、回復期間にある子どものことを指す言葉です。病後児の規定はベビーシッター派遣会社等によって異なりますが、おおまかに次のような状態であるとされています。
- 熱が37.4℃未満の微熱
- 熱がおさまり、咳・鼻水等の軽い症状が残っている
- 登園禁止期間等、病気が完治するまでの回復状態にある
- 怪我・傷等の症状が固定されていると医師により診断を受けている
ベビーシッターの病児対応例
HAS |
病児対応は不可、病後児の場合はOK(ただし事前相談が必要) |
ポピンズ ナニーサービス |
病児対応可、1時間あたり1,000円プラス、東京のみ看護師訪問サービスもあり |
ベアーズ |
病児・病後児対応は不可、ただし定期サービス利用者に向けて病児保育業者を優待価格で紹 |
キズナシッター |
病児・病後児対応は不可 |
キッズライン |
病児保育可能なシッターであれば可(原則として病院での診断後の利用が推奨) |
フローレンス |
病児OK |
「病児」のお世話は、原則として看護師や保育の有資格者が担当することが求められます。また安全性の確立のため、派遣会社によっては、病児・病後児の保育が一切できないということも。
個人登録型のマッチングサイトや個人事業の場合、シッターの資格の有無や実績で病児・病後児の対応可否が変わります。
感染症は原則対応不可
病児・病後児の対応ができるベビーシッターであっても、次のような「感染症」については基本的に対応ができません。
感染症の例
- インフルエンザ
- 水疱瘡
- 新型コロナウイルス
- 赤痢
- コレラ
- はしか
- 百日せき
- 結核
- ジフテリア 等
はしか等の感染症に感染していたにも関わらず、それを隠してベビーシッターを依頼した場合、損害賠償等を求められるケースもあります。
病児保育専用サービスを利用する手も!
「よく病気にかかる子だから、ベビーシッターさんにおまかせできないかも・・・」こんな時には、病児保育に特化したベビーシッターサービスを利用するのも手です。
例えば『フローレンス』では、病児保育に長けたスタッフが100%マンツーマンで保育を担当。病院への通院代行も行ってくれます。
感染症対策もしっかり行っているため、「はしか」以外の感染症であれば基本的に保育対応が可能なのも魅力です。事務局には常に看護師も常駐しているので、緊急時の対応も安心しておまかせできます。
7.ベビーシッターの指名はできる?
「自宅に来る人は毎回同じ人が良い」「子どもと愛称の良いベビーシッターさんに毎回来て欲しい」と考える親御さんは多いことでしょう。
個人事業型のベビーシッターであれば、直接契約かつ長期の契約をすれば毎回同じ人に来てもらえます。
でも派遣型ベビーシッターやマッチングサイトの場合は、同じベビーシッターを指名できるのでしょうか?
派遣型は定期サービスなら対応OK?
HAS |
予約時に希望は受付可 |
ポピンズ |
予約時に希望指名は可 |
ベアーズ |
定期プランの場合は指名可能 |
フローレンス |
指名不可 |
派遣型ベビーシッターの場合、予約時にシッター指名の希望をできるだけ聞いてくれるところは多いです。
ただしスポットサービス(単発)の場合、人気のシッターさんは早くに予約が埋まってしまうため、希望のベビーシッターさんが来れない・・・というケースも少なくありません。
毎回同じ人に来て欲しい場合には、定期サービスを利用した方が安心です。
マッチング型は長期契約が難しい
マッチング型のベビーシッターの場合、同じ人に毎回来て貰うにはサイト内の「定期契約」「定期サービス」等の制度 を利用する必要があります。
しかし派遣型に比べるとマッチング型の「定期予約」は契約できる期間が短めです。例えばキッズラインの場合、定期予約ができるのは当月を含めて3ヶ月後までと定められています。
8.ベビーシッターの資格は確認できる?
ベビーシッターは無資格でもなれる職業です。例えばまったく経験の無い学生が「今日からベビーシッターをやります!」といってベビーシッターのマッチングサイトに登録することもできてしまいます。
しかし保護者の方からしたら、やはり経験や実績、専門知識がある人に大切なお子様を預けたいですよね。信頼性の高いベビーシッターを選ぶために、ベビーシッターの持っている資格を確認しておきましょう。
ベビーシッター関連の資格例
- 保育士資格
- 幼稚園教諭免許
- 看護師免許
- 認定ベビーシッター資格(全国保育サービス協会) 等
個人シッターは書面で資格確認を
派遣型のベビーシッターで、会社が「有資格者です」と紹介してくれる場合には、会社側で資格証明を確認しているわけですから心配は要りません。
しかし個人事業型のベビーシッターの場合、自称している実績や経歴が偽証だった・・・というケースも。「資格所有者」という場合には、免許証の写し等を確認させてもらった方が安心です。
全員有資格者のマッチングサービスを選ぶ手も
ベビーシッターとのマッチングサイトである『キズナシッター』では、登録シッターの100%が看護師・幼稚園教諭免許所持等の有資格者となっています。
「マッチングサービスを使ってみたいけれど、有資格者をいちいち探すのは大変そう」と思った時には、このようなサービスを使ってみてはいかがでしょうか。
9.きょうだい割引はある?
「ベビーシッターを頼むなら、きょうだい全員の面倒を見てほしい!」と考える保護者の方は多いことでしょう。でも兄弟姉妹の一人ずつにベビーシッターの料金がかかってしまうと、費用が嵩んでしまって大変ですよね。
ベビーシッターのサービス提供元によっては、きょうだい2人目・3人目の料金を割引してくれるところもあります。割引精度があるかどうか、事前に確認しておきましょう。
【きょうだい割引制度の例】
HAS |
家族2人目より料金50%割引 |
ポピンズ ナニーサービス |
同家族の二人目は利用料金半額 |
ベアーズ |
子どもの年齢によっては2名まで保育可能 |
フローレンス |
入会金2人目から50%オフ、3人目以降無料 |
10.ベビーシッターの面談制度はある?
ベビーシッターサービスを利用する場合、必ず行ってほしいのがシッター本人やスタッフとの面談です。
保育の内容は、ご家庭によって大きな違いがあります。
- 寝る時間は何時か?
- おむつの場所は?
- アレルギーの有無は?
このようなことを保護者とベビーシッターは様々な情報を交換し、情報共有をしておく必要があるのです。厚生労働省のベビーシッター利用時の注意点でも、トラブル回避のための面談制度の利用は強く推奨されています。
面談制度の有無
キズナシッター |
必ず1時間の面談あり(有料) |
ケーバイエヌ |
定期保育の場合は事前にスタッフとシッターが面談(初回のみ) |
ベアーズ |
定期サービスの場合は担当マネージャーとの無料面談あり |
キッズライン |
事前面談・お試し保育を推奨、初回利用者向けのポイント進呈あり |
フローレンス |
保育スタッフとの事前面談は無し |
できれば3社以上の面談を!
ベビーシッター利用経験がある人達を対象にしたアンケートでは、「3社以上(3人以上)と面談した」という人が40%以上という結果が見られています。
複数の面談を行う理由やメリットについては、次のような回答が多く見られました。
面談を行うメリット
- いくつかの会社・シッターを見ることで比較がしやすくなる
- シッターとの相性の良さ・雰囲気等がわかってくる
- 自分に合うサービスが絞り込めてくる
面談で実際にベビーシッターさんと顔を合わせることで、ネットでは気づかなかった質問や気になる疑問等がわかったという人も多いです。
最近では面談用のクーポンを進呈したり、無料面談を行える会社も増えています。面談を積極的に行って、ピッタリと来るベビーシッターを選びましょう。
おわりに
ベビーシッター選びというと、どうしても料金面ばかりが気になってしまいがちなものです。でも何よりも大切なのは「お子様を大切に扱ってくれるシッターを選ぶこと」そして「信頼しあえる関係をシッターと築くこと」と言えます。
実績があり信頼できるシッターを見つけたことで、その後の育児における物理的・精神的な負担がとても軽くなったと感じている保護者の方は大勢居ます!ぜひ長期的な目線で、細かな部分にも納得が行くベビーシッターさんを選んでくださいね。