エアコンの取り付けと取り外し@DIYと業者どちらが良い?買取や無料回収も解説

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エアコンの取り付け

  • 引越しでエアコンが不用になった。
  • 買い替えでエアコンを取り外して新しエアコンを設置する必要がある。

こんな時、エアコンの取り付けと取り外し、業者に依頼しないで自分でできるのでしょうか?

業者に頼んだときの相場や時間はどのくらいかと自分で行う場合の労力でどちらがいいのか判断するのが良策です。

このページではエアコンの取り付けと取り外しを自分で行う方法と業者に頼んだ場合の費用などを解説します。また、取り外したエアコンが不用な時の買取や無料回収についても説明します。





エアコンのパーツを再確認

エアコンのパーツ

エアコンのパーツ
出展:ひかりTVショッピングhttps://shop.hikaritv.net/

エアコンの取り外しと取り付けについてご紹介する前に、一般的な壁掛けエアコンの各パーツについて簡単に確認しておきましょう。

室内機
室内に設定してある機械で、ここから暖かい、または冷たい風が出て暖房や冷房の役割を果たします。
リモコン
壁掛けの場合リモコンで操作しますが、買取依頼をするとき紛失している査定のマイナスポイントになります。
室外機
外に設置されています。吹き出し口から暖房運転時は冷たい風が、冷房時には温かい風がでてきます。
配管
室内機と室外機の間には配管があり、冷媒や電線が通ってます。配管カバー、またはテープに包まれていて途中まで見えてませんが、排水(ドレン)ホースも一緒に入っており、外部に排出されるようになっています。

隠蔽配管なら対応業者へ依頼

隠蔽配管

隠蔽配管
出展:コジマネットhttps://www.kojima.net/

配管が外壁内を通っていることを隠蔽(いんぺい)配管といいます。室内から見た配管が壁へ入っている位置と外から見た配管の出てくる位置が違う場合は隠蔽配管です。

今使っているエアコンが隠蔽配管ならば、取り付け・取り外しどちらの場合であっても業者に依頼することをおすすめします。また、隠蔽配管が対応できないと業者もあるので確認してから依頼しましょう。

自分で行うと建物の壁を痛めて修理費がかさむ可能性が高くなります。

エアコンの取り外し方法

一番お得な取り外し方法

不用となるエアコンが製造から5年以内なら、一番お得な取り外し方法は買取業者に依頼することです。買取時に無料でエアコンの取り外しも行ってくれます

例えば、引っ越しで不用になる、新製品に買い替える場合がこのようなケースに当てはまります。

特に性能の良い新製品への買い替えではほとんどの方が新製品を購入した際に利用した量販店に依頼して有料で引き取ってもらいます。しかし、スケジュールをあわせて買取業者に見積りをお願いした方がお得になります。

買取業者への依頼についてはエアコンの買取 ~ 損をしないポイントの項目で説明しています。



自分で行うエアコンの取り外し

エアコンの取り外し作業は業者に依頼しなくても、説明書を読んで理解できる方であれば自分でも取り外しは可能です。

まずは、室内機と室外機の場所を確認し、自分で作業できるか判断します。特に室外機の周囲が狭くて移動が難しそうならば、無理せずに業者に依頼しましょう。


必要な道具

工具

まずは工具を準備します。エアコンの取り外し時に必要な工具は特殊な物はなく、自宅になくてもホームセンターで購入できます。以下が必要な道具です。

エアコンの取り外しに必要な工具

  • スパナ
  • ニッパ
  • プラスドライバー
  • 六角レンチ
  • カッター
  • ビニールテープ:配管まとめ用
  • パテ:配管を抜いた後にできる穴を埋める
  • ゴミ袋:出たごみを入れる

エアコンの取り外し方

1. 室外機の側面カバー、六角ナットをはずす
室外機

側面カバー

エアコンの室外機の側面カバーを外します。室外機のカバーを外したら六角ナットのバルブキャップが2か所触れる状態になります。スパナなどで取り外します。


2. ポンプダウン
ポンプダウン

ポンプダウン
出展:一般社団法人日本冷凍空調工業会
https://www.jraia.or.jp/

ポンプダウンとは室内機と配管パイプ内にあるフロンガスを室外機へ封じこめる作業です。

設定温度を最低にして冷房運転します。室外機の送り側バルブを六角レンチを使って右廻しに閉めるとフロンガスを室内機に送り出すことを停止でき、室外機に封じ込めることができます。

受け側バルブは開いたままなので、これで室内機に残るフロンガスを強制的に室外機に送り込んで封じ込めることができます。2~3分程運転してもう一方の受け側のバルブを六角レンチを使って右廻しに締めます。これでポンプダウンが完了です。エアコンのスイッチを切り、コンセントを抜きます。


3. バルブにキャップする

ポンプダウン前に行ったバルブキャップを元に戻します。


4. 配管をはずす

バルブキャップ横にあるナット(銅管パイプにつながっている)を送り側、受け側両方とも外します。


5. 電源コードを切断

電源コードは黒、白、赤の順番に切断していきます。電源コードが切断できたら室外機を撤去します。


6. 室外機の撤去

室外機と台座に固定しているボルトを4つとも取り、室外機の撤去します。


7. 室内機の撤去

室内機の撤去時に水が漏れる事があるのでビニール袋を切ったものなどで周囲を保護しておきます。

エアコン下面の三角形のプッシュマークのある箇所を上に持ち上げ、開いた隙間に厚みのあるものを挟み内部からの配管作業スペースを作ります。

配管に巻いてあるビニールテープをはがし、銅管、コード、ドレーンパイプを1m以上残し切断します。ここまで行うと、エアコン室内機の取り付け金具をドライバーで外すことが可能です


8. 配管の穴を塞ぐ

配管が通っていた穴が空洞になるので、パテで穴を塞ぎます。ダクトキャップが有る場合はキャップをはめます。

エアコンを自分で取り外す場合の注意点

エアコンの取り外しで注意すべきことはポンプダウンです。ポンプダウンがうまくいってないとエアコンの不具合の原因になります。取り外したエアコンを今後も使う、または買取査定に出す場合は慎重に行いましょう。


業者に取り外しを依頼する

費用はどのくらい?

室外機壁付け

業者に取り外しを頼んだ時のの基本的な相場は1台5,000円(※)です。※室外機や室内機の大きさなどによって料金は変動

その他にも、出張費用なども追加で請求される場合もあります。

また、室外機や配管の位置による追加料金も発生します。

室外機の設置方法

  • 屋根置き
  • 天井吊り下げ
  • 壁付け
  • 隠蔽配管

全体でかかる金額をよく確認しておきましょう。


業者依頼時の作業時間

追加料金が発生しない場合、30分から50分で済みますが、追加料金が発生する場合などはもっと時間がかかるので、見積時に作業時間の見込みも確認しておきます。追加作業が有る場合は作業当日は後の予定は入れてない方がいいでしょう。


アコンの取り付け方法

エアコンの取り付けも取り外し同様、自分で行う、または業者に頼むという2通りの方法があります。

エアコンの取り付けはDIYと業者依頼どちらが良い?

エアコンの取り付けは業者へ依頼をおすすめします。理由は下記の2つあります。

理由その1:専用の工具が必要

エアコン取り付けを行う時は、真空ポンプやフレアーツールなどの専用の道具が必要になります。エアコン取付の為だけに道具を購入するのはトータルで高くつきます。


理由その2:取り外しに比べ難易度が高い

工具だけでなく、設置する壁のに対する知識や真空引きやフレアの加工など、取り外しに比べて難易度が高く、失敗すると壁を傷めたりガス漏れで被害が大きくなる可能性があります。



自分でエアコンを取り付ける~DIY

エアコンの取り付け方法は下記の流れになっています。

1. 据付板を取り付ける

据付板はエアコンの室内機を取り付けるための板で、最終的な設置位置に関係します。室内機の上部と左右5cm以上スペースをあけて水準器で水平を測り位置決めします。

位置が決まったら、据付板の穴の部分に印をつけます。印を付けた穴にドリルで軽く穴を開けて、壁側にも印を付けておきます。

壁材と金具

壁材により、取り付ける金具が違うので注意が必要です。

  • 石膏ボード ⇒ ボードアンカー
  • 鉄筋コンクリート ⇒ オールアンカー

2. 壁に配管用の穴を開ける

穴を開けた所にボードアンカーを差し込んでいきます。


3. 壁に背面版を取り付ける

室内機を取り付ける場所を確かめ、壁に背面版を取り付けます。


4. エアコンの室外機を備え付け

室内機本体に収めてある配管パイプを引き出しビニールテープを外します。配管のフレアを加工し、配管にテープを巻きあげます。次にスパナを2本使用して配管パイプのフレアナットを緩め、外しておきます。外したフレアナットはフレア加工時に必要です。


5. 配管の取り付け

配管のフレアを加工し、配管にテープを巻きあげます。次にスパナを2本使用して配管パイプのフレアナットを緩め、外しておきます。外したフレアナットはフレア加工時に必要になるので無くさないように注意しましょう。


6.エアコンの室外機を設置

エアコンの室外機は床に直に置くのではなく、プラブロックなどの上に設置します。室外機の周囲には下記のスペースを確保しておきます。

室外機の周囲に必要なスペース

  • 室外機の左右 ⇒ 5cm以上
  • 室外機の全面 ⇒ 25cm以上

7.室外機の接続部を接続

室内機本体を壁に設置する前に、ケーブルを接続します。


8. 真空引きを行う
真空抜き

真空抜き
出展:一般社団法人日本冷凍空調工業会
https://www.jraia.or.jp/

配管の中に水分を含んだ空気や不純物が入り込まないように配管内を真空にさせます。


9. 電線配線を接続し、前面パネルを取り付けて試運転

冷たい(または暖かい)空気が出れば、エアコンの取り付けが成功です。



取り付けを業者に任せる

自分で行う場合にはいろいろと準備しなければならないものが多くありますが、業者に依頼するとその必要がないため大変楽です。


取り付け費用は?

エアコンの取り付けを行う業者に依頼すると平均5,000円~10,000円程度かかります。

家電量販店でエアコンを購入し他場合にも別途取り付け費用はかかります。時期によりキャンペーンなどで無料取り付けを行っている場合もあるので量販店で買い替えする場合はそれを利用するとお得です。

ただし、夏の繁忙期に依頼すると、不慣れな業者や(大量の設置作業をこなすため)雑な場面に遭遇することも聞かれます。夏以外の時期で、地元のエアコン工事店を探すことがおすすめです。


標準工事以外の工事費用

取り外しのセクションのでも説明しましたが、ここでも室外機の位置や配管の長さで必要が有る場合は追加料金が発生します。室外機をどこに置くか、配管は隠蔽(壁内に配管)か露出(外を這わせる)するかなど見積時に確認しましょう。


工事にかかる時間は?

業者に頼んだ時の標準工事の目安は60~90分です。配管の延長や隠蔽配管など場合によって前後するのでこの点も見積時に確認しておきましょう。


他にも業者依頼した方が良いところは?

取り外しに比べて、エアコンの取り付けは業者にお任せした方が無難です。梅雨から夏の台風の時期に雨樋の不調に気付く方も多くいます。エアコンの取り付けと同じように特に2階の雨樋は業者にお任せした方が安全です。

点検して、雨樋の強固な汚れや破損が見つかった場合は「雨樋の掃除と修理 ~ DIYの範囲と業者の価格相場、火災保険も確認」のページを参考に依頼してしまう方がいいでしょう。


不用なエアコンを買取・廃棄する方法

リサイクル

不用なエアコンの処理方法は下記の4つになります。費用と手間を比較して表にしました。

方法 費用 手間
買取業者
◎マーク
0円~
買取額がプラスになり、取外しも無料※
◎マーク
不用品回収業者
●マーク
無料
◎マーク
販売店
青色三角マーク
基本工事代金を払う(キャンペーンで無料も有)
◎マーク
自治体
バツマーク
リサイクル券1500円~10000円(持ち込みできない場合は運搬費が必要)
バツマーク
取り外し、持ち込み

※買取不可の場合は3,000円程度で取り外ししてもらえる

以前はエアコンを粗大ごみで出すことが可能でしたが、家電リサイクル法によって今は全国的にできなくなりました。廃棄する時には、各市町村長で取り決められた方法に沿って処分する必要があります。

有料で処分してもらうよりも、買取業者や不用品回収業者に依頼した方がお得なのでこの2つの方法について解説します。



エアコンの買取 ~ 損をしないポイント

エアコンの買取

買取のメリット

人気があり需要が高いものは15,000円程度で買取をしてもらえます。買取可能ならば、取り外しは無料でやってもらえます。

買取ができないエアコンだった場合でも、取り外し作業は3,000円で請け負ってくれますし、そのまま回収もできます。買取不可で回収になる場合は業者により有料と無料の違いがあります。

買取不可の場合は、そのまま買取業者に依頼するか、不用品回収業者に依頼するか判断することになります。買取業者に依頼する前に、不用品回収に出した場合無料回収が可能かどうかも事前にチェックしておきましょう。


高価買取してもらうには?

高価買取が期待できる要素は下記のとおりです。

高価買取が期待できるエアコン

  • 製造から5年以内のもの
  • 国産の有名メーカー(ダイキン、三菱電機、東芝、日立、パナソニック、ナショナル、シャープ、富士通ゼネラルなど)
  • 状態が良い(汚れや臭い)
  • 付属品が揃っている
  • 能力(○○kw)が大きいもの

人気のあるモデルで製造から5年以内の物であれば買取をしてもらえます。

製造から10年の製品ならば、高くは売れなくても買い取って貰える可能性があるので、無料で行える査定依頼をしてみましょう。

その他、能力(○○kw)有名メーカーかどうか、状態、付属品が揃っているかどうかによって値段がつきます。最低限フィルターや外側からできる掃除だけはしておきましょう。

エアコンのクリーニングについては自分で行う方法と業者依頼時に注意したい点を下記ページでご紹介してます。参考にしてみてください。

エアコンのクリーニングで快適に♪臭いや汚れを取る掃除方法と業者依頼のポイント

自分で取り外しを行うと、買取額がアップするところと、(取り外し前の査定時に動く状態を見たいため)買取額がダウンしてしまう業者があるので依頼前に確認しておきます。


いつ売ると良い?

少しでも高く売りたいのであれば6月前に買取依頼に出しましょう。

エアコンを良く使う時期と言えば夏です。冬場の暖房はエアコン以外にも方法はありますが、夏場に扇風機だけで過ごす方は少数で、多くの方がエアコンを使います。

つまり、エアコンの需要がもっとも高くなるのは夏です。そのため夏前に不要なエアコンがあると売りに出せば、通常よりも高い査定額が付きやすいです。


買取業者へ依頼した時の流れ

  1. 依頼時にエアコンの情報を知らせる
  2. 業者が訪問でエアコン査定
  3. 査定額に了承後、取り外し作業
  4. 現金を支払われる

依頼時には、メーカー、製造年、形式や型番、エアコンの室外機や室内機の写真提出を求められる場合があります。

予定日に買取業者が家に来てエアコンを査定、買取金額を出します。了承すれば、取り外し作業を行ってもらいます。

エアコンの取り外しが完了後、その場ですぐに現金を受け取ることができます。


気を付けたい点

買取業者の中には出張買取のサービスがなく、エアコンを自分で取り外す必要があるところもあります。

万が一取り外しに失敗をしてエアコン内部を故障させてしまうと買取をしてもらえなくなり、無料回収となることも。トラブルを避けるためにもエアコンの買取の際には取り外しを行ってくれるところに依頼することがおすすめです。

エアコン一台からでも出張買取してくれるところがほとんどですが、中には売りに出す物が数点ないと出張対応ができない業者もいます、。その場合は、他に買取りしてもらえそうな不用品も準備しておくと良いでしょう。



処分するなら無料回収業者

エアコン廃品

不要なエアコンが古くて買い取ってもらえないものであれば、自分で処分費用を払うよりも、無料回収業者を利用することをおすすめします。


なぜ無料で回収してくれる?

「エアコンを無料回数します」などと書かれた紙がポストに入っていたことは無いでしょうか?また新聞チラシにも折り込まれていることがあります。エアコンは壊れていても無料で回収してくれるのには訳があります。壊れているエアコンを無料で引き取り、そのエアコンを修復して別の人に販売をするためではありません。

エアコン内部の部品に檜物が隠されているのです。実はエアコンには、銅、白金、レアアース類、レアメタル類の金属やプラスチックなどが部品に使われています。この金属は単体で価値があります。

エアコンの処分を無料で引き受ける回収業者は、不要になったエアコンからこの金属を取り出して転売するのです。

不要になったエアコンから金属を取り出すと、だいたい1台当たり4,000円から5,000円前後になります。無料で引き取ったものがお金に変るのですから、業者としてはうれしいですし、壊れていて処分に困っている方は無料で回収してもらえてお得に感じるためお互いに利害があるのです。


トラブルもあるので注意

エアコンの処分を無料で引き受ける回収業者のなかには、悪質な業者もいます。回収を行っている業者は通常許可を受けて業務を行っています。しかし、中には許可を得ずに廃棄物の収集や処分を行う業者がいます。

このような悪質な業者はエアコンを無料で回収し、お金になる金属だけを取り出して残りの不要なものは不法廃棄しています。エアコンの不要な部分だけは山林などに不法廃棄して、環境破壊助長しているのです。

また、エアコンの処分は無料と言いながら、トラックまで運ばないと無料ではない、トラックまで運んだから費用が掛かると言って、高額な金銭を要求してくる業者もいます。エアコンの処分を無料で引き受ける業者の中には悪質な所もあるので、十分注意してください。






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