電気、ガス、水道などの公共料金や税金・社会保険料、携帯電話やインターネットなどの通信費、新聞などの料金も、今やクレジットカードで簡単に支払いができるようになりました。

クレジットカードで支払いをすることで、料金に応じてポイントをためることができるメリットがあります。

公共料金の決済に広く対応しているかチェック

公共料金というとガスや電気、水道といった光熱費や、スマホやインターネットといった通信費、さらには自動車税などの税金などさまざまです。こうした公共料金の支払いも、今やクレジットカードで支払えるようになりました。

公共料金の支払いをするときのクレジットカードの選び方としては、公共料金を支払える対象会社がどれだけあるかが決め手です。

たいていのクレジットカードなら公共料金の支払いができますが、すべての公共料金の支払いに対応しているわけではありません。カード会社のサイトで対応している公共料金の確認をすることが大切です。

また、クレジットカードを利用する最大のメリットはポイント加算です。公共料金の支払金額に応じてポイントが加算される仕組みなので、どれだけポイントが付くのかもカード選びの条件になります。

電気

クレジットカードによる電気料金の支払いが可能なのは、北海道電力、東北電力、東京電力など、全国の主な電力会社です。

楽天カードでは、各種公共料金の支払い額に応じでポイントがたまるサービスを提供しています。利用料金が100円で1ポイントたまりますので、年間にすると相当なポイントが加算されます。

申込に際しては、電力会社のネット上の「公共料金クレジットカード払い申込み」というページにアクセスし、そこから公共料金支払いの登録をすれば、利用することができます。

ガス

ガス会社に対応しているのはイオンカードが最も多く、北海道ガスや東京ガス、大阪ガス、九州ガスなど全国20社に対応しています。

オリコカードザポイントでは、全国6社のガス会社のガス料金支払いに対応しています。付帯サービスの「暮らスマイル」なら、クレジットカードによる支払いで1,000円あたり1ポイントがたまります。

水道

水道については自治体によってクレジットカードによる支払いができるところとできないところがあります。

イオンカードでは、東京都や大阪市など、全国13の地域の水道局の支払いができます。インターネットによる資料請求と電話による資料請求がありますので、自治体の請求方法に即して申込むようにします。

固定電話

固定電話や携帯電話についても、クレジットカードによる支払いができます。

携帯ではドコモやau、SOFTBANK、Yモバイルといった主要会社に対応しているところがほとんどです。

固定電話は、イオンカードはKDDIやSOFTBANK、フュージョンの3社、オリコカードは、上記に加え、NTT(東日本、西日本、コミュニケーションズ)も対応しています。

申込みに際しては、インターネットや電話でNTTなどの通信会社にクレジットカードによる支払いの申込みをして、利用額に応じてクレジット支払いをします。

インターネットプロバイダ

インターネットプロバイダの利用料金支払いは、イオンカードがもっとも多く対応していて、YAHOO!BB、OCN、au one net、ODNなど14社ほどの支払いが可能です。支払いの手続きは、直接、プロバイダのサイトにアクセスして行います。

新聞購読

新聞購読料金もクレジット支払いができます。

JCBカードでは中央紙のほか、西日本と東日本の主要地方紙の支払いができます。

税・社会保険

各種税金や国民健康保険や住民税といった社会保険関係の支払いもクレジット支払いができます。

税や社会保険の支払いでは、各社のクレジットカードを利用してインターネット上で24時間いつでも支払いができる、Yahoo!Japanの公金支払いサイトがあります。

サイトに入ると、住んでいる地域の税金等の支払いが可能かどうかを調べることができ、とても便利です。

また、クレジットカードによる支払いだけでなく、TポイントカードのTポイントで支払うことも可能です。
また、Yahoo!Japanカードで支払うと、税金等支払い100円分につき1ポイントのTポイントたまります。

クレジットカードで支払いができる公共料金一覧
公共料金の種類 事業会社
電気 北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
ガス 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、九州ガス、大和ガス、京葉ガス、西部ガス、北海道ガス、北ガスジェネックス、四国ガス、河内長野ガス、山口合同ガス、北陸ガス、仙台市ガス局、広島ガス、千葉ガス、大多喜ガス、東彩ガス、岡山ガス、中部ガス、豊岡エネルギー、静岡ガス、日本ガス、東部ガスなど
水道 東京都水道局、多摩地区都営水道、横浜市水道局、尾鷲市水道部、福岡市水道局、尼崎市水道局、水戸市水道部、長崎市上下水道局、札幌市水道局、浜松市上下水道部、神戸市水道局、京都市上下水道局、大阪市水道局など
固定電話 KDDI、SoftBank (ソフトバンク)、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、ジーエーピーなど
携帯電話・PHS NTTドコモ、au(エーユー)、SoftBank(ソフトバンク)、Y!mobile(ワイモバイル)など
プロバイダ イオン・ネット、YAHOO!BB、OCN、au one net、ODN、BIGLOBE、nifty、Spin Net、SANNET、BROBA、So-net、ZERO、ネスク・インターネット、TikiTikiインターネットなど
放送 NHK、スカパー!、WOWOW、J:COM、iTSCOMなど
新聞 朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、スポーツニッポン、産経新聞、サンケイスポーツ、東京新聞、東京中日スポーツ、大阪日日新聞、北日本新聞、日本経済新聞、日本海新聞、中国新聞、西日本新聞、神戸新聞、熊本日日新聞、福井新聞、中日新聞 など
※上記はあくまでも一例です。
すべてのカード会社で取り扱っているわけではありません。
支払可能の公共料金については、カード会社のサイトで確認してください。

こんな人におすすめ!

「公共料金の支払いはとにかくめんどう」「できれば一括で支払いたい」「支払うのを忘れて止められてしまった」、こんな人におすすめなのがクレジット支払いです。

クレジット支払いの手続きはすこしだけ面倒ですが、ネット上で対応してくれるカード会社もありますので、どこがもっとも便利か、検討してほしいところです。

また、ショッピングやキャッシング同様に、公共料金の支払いでポイントがたまるサービスを実施しているカード会社がほとんどです。

毎月必ず支払いが発生するのが公共料金ですので、年間にすると相当なポイントがたまりますから、ポイントの還元を考える人にとっても満足度が高いといえるでしょう。