クレジットカードの利用時には、サインもしくは暗証番号の入力が必要です。暗証番号をうっかり忘れてしまうと利用できないことがありますので注意してください。

暗証番号を忘れてしまったときは、カード会社に問い合わせると郵送で教えてもらえます。

クレジットカード利用の流れ

クレジットカードが利用できるのは、カード会社からカードが届いてからになります。

クレジットカードを手にしたら、まず、カードに記載されている内容に間違いがないかを確認しましょう。間違いがなければ裏面に自分の名前を書入れます。

よく忘れがちなのは、裏面に自分の名前をサインしないことです。カードの裏面にサインがないと、クレジットカードの利用はできません。

名前を書いたら、クレジットカードを実際に利用してみましょう。

手順その1:購入商品の決定

まず、購入したい商品を決めます。ここで注意してほしいことは、クレジット利用可能枠はいくらなのかを覚えておくことです。

初めて利用する人や高額の商品を購入する予定がない人であれば問題ありませんが、すでに使っている人で現在の利用可能枠を超えてしまっているとクレジットカードが使えません。

手順その2:カードの提示

商品をレジに出したあとに、クレジットカードで支払うことを伝えます。そしてクレジットカードを提示します。

クレジットカードを提示したときに、レジ担当者から支払い方法を聞かれますので、一括払いか、あるいは分割か、もしくはリボ払いかのいずれかを伝えます。

カードの表裏には、利用者の個人情報が記載されています。よく、商品と同時にレジにクレジットカードを出す人がいますが、誰が見ているかわかりませんので、念のため支払う直前までクレジットカードを提示しないほうがよいでしょう。

手順その3:売上処理

レジ担当者は、差出されたクレジットカードをレジに設置されたカードリーダーに通します。

ここで、レジからカード情報がカード会社に伝わります。もしクレジットカードが何らかの理由で利用できないとき、カード会社から使用停止などの情報が流れてきていると考えられます。

手順その4:サインまたは暗証番号入力

クレジットカードが利用できることがわかると、暗証番号を入力するかサインをする必要があります。暗証番号を入力するには、レジに接続したプッシュボタン付きの電子決済端末があるので、そちらに申込み時に登録した4ケタの暗証番号を押します。暗証番号が支障なく読取れたらレジが開きます。

よく暗証番号を忘れたという人もいますが、その際には領収証と一緒にクレジット売上伝票がレジから出力されますので、クレジット売上伝票にサインをします。

ただし、暗証番号だけで取扱われる場合もあって、サインでは受付けてくれないこともあります。

手順その5:商品受取り

暗証番号に問題なければ決済できます。あとは領収証とクレジットカードを受取って、商品を受取ります。領収証にサインをしたときは、サインしていない領収証と一緒にクレジットカードが手渡され、商品を受取ります。これで終了です。

商品と領収証は受取ったのに、肝心のクレジットカードを返してもらうのをうっかり忘れてしまったということもありますので、必ずクレジットカードを返してもらうように伝えましょう。

手順その6:支払い(銀行口座からの自動引き落とし)

支払いは、利用者の指定した銀行口座に商品の代金を事前入金します。期日になると自動的に引落とされます。これで決済は終了します。

フロー

出所:一般社団法人日本クレジット協会

暗証番号登録の注意点

クレジットカードの申込み時に暗証番号の登録を行います。暗証番号は4ケタの数字で登録しますが、登録にあたってはいくつか注意が必要です。

まず、誕生日、電話番号、住所といったパーソナルデータを暗証番号にすると、たとえば個人情報が流出したときにクレジットカードが悪用されるおそれがあります。

暗証番号は自分とあまり関係ない番号か、わかりづらい番号にすることが必要です。

暗証番号を忘れてしまったときには、カード会社に問い合わせます。たとえ本人であっても電話では暗証番号を教えてくれません。後日、郵送で暗証暗号を記載した書類が送られてきます。

クレジットカードの有効期限

クレジットカードには有効期限があります。カードの表面をよく見ると、有効の年月がパンチされているのがわかりますが、有効期限を過ぎるとカードが使えなくなります。

有効期限はとても重要で、インターネット上でクレジットカード決済による申込みなどをするときに有効期限を打ち込む必要があります。

有効期限がまだ何年もあると、カード利用期間も長いことから、ある程度の信用も高いのですが、有効期限が切れそうな状況だと次回の更新ができるかどうかわかりません。

有効期限は単にカードが利用できる期間というだけでなく、利用する際の信用の目安となるということも覚えておくとよいでしょう。