電子マネーには、お金を事前にチャージして利用するプリペイド型と、利用した分は後日、クレジット決済で行うポストペイ型に大別されます。

電子マネーと一体型のクレジットカードなら、電子マネーに残高がなくてもクレジット機能で利用可能になります。また、チャージのたびにポイントがたまるクレジットカードもあります。

Suica

SuicaはJR東日本が発行している電子マネーです。電車やバスの自動読み取り部分にタッチすることで自動的に交通費が精算できるほか、乗り越しなども精算でき、Suicaマークの付いたお店で電子マネーとして利用することもできます。

Suica自体にはクレジット機能が付いていませんが、クレジット機能を付与することで、より利便性の高いカードになります。

家電量販店のビックカメラで発行しているビックカメラSuicaカードは、ビックカメラのポイントカードとSuicaカードがプラスになったカードです。ビックカメラで利用した金額がポイントとしてたまった分が、Suicaに部分に自動的にチャージされる仕組みです。

JALカードSuicaは、JMB(JALマイレイージバンク)カードとJALカード、JALタッチ&ゴーサービスとSuicaの4つの機能が1枚になったカードです。これを利用すると、入会搭乗ボーナスとして最大5,000マイル、毎年の初回搭乗ボーナスが最大2,000マイル、そして、搭乗ごとに最大25%プラスのボーナスが付帯されます。

飛行機だけでなく、新幹線との乗り継ぎをするときも、Suicaが付帯していますので、チケットレスで利用ができるという利便性があります。

PASMO

PASMOは、Suica同様に鉄道やバスなど、電子マネーとして利用できるカードです。Suicaは全国の鉄道などでも利用でき、首都圏のほか、札幌、仙台、新潟といった地域でも利用することができます。

PASMOはSuicaに比べて利用範囲が狭いことから、限定地域で利用頻度の高いクレジットに付帯したカードを利用するとよいでしょう。

東急電鉄を利用している人なら、TOKYU CARD ClubQがおすすめです。東急グループでショッピングをすると最大で10%の還元率があるほか、PASMOのチャージでも1%がたまります。

マイルをためている人なら、ANA To Me CARD PASMOがお得です。PASMOチャージでマイルがためられることや、クレジットカードの利用で100円につき1マイルをためることができます。

楽天Edy

楽天Edyは、全国40万ヵ所で使用できる楽天グループの電子マネーです。事前にチャージをして使用するプリペイド型カードです。楽天Edy機能が付いたクレジットカードも色々ありますが、還元率をみると概ね200円=1ポイントが多いようです。

ANAマイレージクラブは、Edyマイルプラス対象店舗における還元率は200円=2マイルと若干よいようです。

また、プレミアムドライバーズカード ショッピングポイント(ネクスコ中日本)は、NEXCO中日本サービスエリア・パーキングエリアでは200円=2Pと若干還元率が高くなっています。

WAON

WAONは、イオン系のお店を中心に、全国に「WAON」の表示された店舗で使用できる電子マネーです。クレジット機能が付いたカードには、イオンカードやイオンカードセレクト、コスモ・ザ・カード・オーパスなど7種類が用意されています。

また、マイレージ一体型のクレジットカードには、JMBWAONイオンJMBカードビックカメラJMBなどがあります。

iD

iDは、チャージ不要のポストペイ型の電子マネーです。NTTドコモと三井住友カードが共同開発したもので、オサイフ携帯や専用カードを読み取り端末にかざすだけで決済ができます。三井住友カードiDは、コンビニや自動販売機などで買い物をするときに便利でサインも不要です。

QUICPay

QUICPayは事前のチャージ不要で、少額決済でも使い勝手がよく、支払いも早く、暗証番号も不要な電子マネーです。QUICPayが付与されたクレジットカードには、オリコQUICPay三菱UFJニコスQUICPay(nanaco)などがあります。

こんな人におすすめ!

電子マネーを頻繁に利用する人にとっては適した商品です。クレジットが付与されれば電子マネーに残高がなくても利用できます。

また、頻繁にチャージをする人なら、プリペイド型のカードがおすすめです。早くポイントがたまるので、とても便利です。