クレジットカードの種類～サービス編～一番人気はポイントサービス

クレジットカードには種類によって、年会費無料、海外旅行保険、ポイント還元、電子マネー、モバイル決済などの付帯サービスがあります。こうした付帯サービスの種類や特徴を知ることで、目的に合ったお得なクレジットカードを選択・利用しましょう。

付帯サービスの種類

クレジットカードには、さまざまな付帯サービスがあります。

付帯サービスとは、クレジットカードのショッピング機能やキャッシング機能のほか、年会費が無料、ポイントがたまる、マイルがたまるといった暮らしやレジャー向けのサービスや、国内や海外旅行向けの保険が付いているといった便利なサービスのことです。

クレジットカードの申込みをする際に、会社の知名度や使える場所などで選ぶこともありますが、どのような付帯サービスがあるのかを知っておくと、目的に合った効果的な利用が可能になります。

付帯サービスに共通しているのは、クレジットカードの利用が増えれば増えるほど、ポイントがたまることや、カード会社が提供しているキャンペーンに該当するサービスをカード利用によって使うことで、より多くのサービスの提供が受けられるということです。

付帯サービスによるカードの選び方として一般的なのは、「年会費無料」があります。これはカードの利用の有無にかかわらず、会員でいる以上はクレジットカードの会費が無料という付帯サービスです。

まったくクレジットカードを使わないという人でも年会費が無料ですので安心して持つことができます。

旅行好きの人には、海外旅行保険の付帯サービスがあるクレジットカードを選ぶのも一つです。海外旅行に頻繁に行く人であれば、普段は保険に掛けていないという人でも、海外旅行保険が付帯したクレジットカードを保有していると、もしものときに役立ちます。

もっとも身近な付帯サービスはポイント還元でしょう。入会時にボーナスポイントといって何千ポイントものサービスを提供しているカード会社もあります。

通常はカードの利用額に応じてポイントが加算されていくシステムで、100円に対して1ポイント、あるいは200円あたり1ポイントというようにポイントがたまる仕組みです。

たまったポイントは、カード会社で提供しているキャンペーンやネット市場などで利用することもできますし、提携している飲食店で利用することもできます。また、ポイントではなく、利用した分が後日、キャッシュバックされるといった付帯サービスもあります。

なるべく高いポイント還元率のカードが希望という人には、会費は少し高めですがゴールドカードやプラチナカードといった、高水準のカードの利用がおすすめです。

電子マネー

電子マネーとはその名の通り、現金に代わってカード一枚で決済できる「電子型のお金」のことです。

利用する方法は、カードにあらかじめお金をチャージするプリペイド型と、後日、クレジットカードによる自動引落しを設定したポストペイ型に分けられます。

プリペイド型電子マネーには、Edy（エディ）、nanaco（ナナコ）、WAON（ワオン）といったショッピング系、Suica（スイカ）やPASMO（パスモ）といった交通系があります。

ポストペイ型電子マネーには、iD（アイディ）、QUICPay（クイックペイ）などのショッピング系のほか、PiTaPa（ピタパ）などの交通系もあります。

ポストペイ型は、少額でもポイントやマイルがたまり、事前のチャージが不要なうえ、クレジットで後払いなので利用しやすいという特徴があります。

全国の主要交通機関のなかでPiTaPaは唯一、ポストペイ型の電子マネーで、京阪神を中心にした交通機関やショッピング等で利用できます。こちらは運賃割引などのほか、ショッピングによるポイントもたまり、ポイントは交通費等に利用できます。

全国でもっとも多く利用できる電子マネーは、Edy（エディ）です。提携企業が多いほか、全国のコンビニ、タクシーなどでの利用のほか、エディ同士で電子マネーの交換ができるというメリットもあります。

いずれにしても、現金を持ち歩くことはないうえ１円単位の煩わしい決済は不要になります。また、クレジット機能が付帯した電子マネーは紛失補償も付いていますので安心です。

モバイル決済

モバイル決済とは、スマートフォンやiPadといったタブレット端末を使ってクレジットカードによる決済ができるようにしたシステムのことです。

モバイル支払いと混同しそうですが、モバイル支払いはレジなどにある読取端末などにモバイルをかざして決済するのに対し、モバイル自体で決済できるのがモバイル決済です。

利用方法は簡単で、モバイルのイヤフォンジャックなどに専用のリーダーを取り付け、リーダーにカードを通すだけというシンプルな方法です。領収証などは印刷も可能ですが、モバイル上で表示されますのでコストはかかりません。

モバイル決済の利用者としてのメリットは、クレジットカードの情報が端末の内部に保管されないといったセキュリティ面にあります。

現在、モバイル決済ができるのは、Square（スクエア）、PayPal Here（ペイパル・ヒア）（ともに本社は米国）、Coiney（コイニー）、楽天スマートペイ（ともに日本）の4社となっています。

クレジットカードの付帯サービス