日本人の成人男性の中で、AGA（男性型脱毛症）を発症している人は全体の30％以上であるとも言われています。
また2005年に行われた製薬会社による調査では、30代～50代の女性のうち「髪のボリュームの無さ」に悩んでいる率はなんと55％以上、更に全体の10％は「薄毛」に悩んでいることも判明しました。
テレビに出ている芸能人・有名人の中にも、「薄毛」に悩んでいる人は少なくありません。近年では薄毛治療に取り組んでいることを公言し、その内容等を明確にしてくれる人も増えてきています。
「薄毛治療を始めてみたいけど、どんな対策を取ればいいのかわからない」「実際の費用って、どれくらいかかるんだろう？」こんな悩みを抱えている人にとっても、「実際の治療」を受けた人の発言は参考になります。
ここでは薄毛の治療をされたことを公言されている芸能人・有名人について、その治療内容や結果について詳しく解説をしていきます。
1990年のコンビ結成以降、『ナインティナイン』は常にお笑いシーンのトップを走っている存在として知られています。
『ぐるぐるナインティナイン』等の複数のレギュラー番組は安定した視聴率を持っており、最近では『チコちゃんに叱られる』で子どもからの人気も上昇中です。
また、ラジオでは岡村隆史さん単体での『オールナイトニッポン』等の番組も人気です。
芸能界の中でも有数の存在感を示す岡村さんですが、「薄毛対策」を公言したことでも注目を浴びています。
TVのバラエティ番組では、岡村さんが40歳を過ぎた頃から、相方の矢部浩之さん等から薄毛を指摘されるネタが増加しています。
この頃の岡村隆史さんの髪型は、前髪をできるだけ前に倒し、短い髪を逆立てたショートモヒカンスタイルです。髪のボリュームダウンと生え際の進行をカバーしようとしていることがわかります。
しかし頭頂部の密度の薄さは隠すことができず、出演者から度々指摘を受けていました。また髪が汗で濡れたり水を被ったりすると、髪の密度の少なさが目立っています。
岡村さんの薄毛状況
以上から岡村さんの薄毛・抜け毛の状態はAGA（男性型脱毛症）であったと考えられます。
また岡村隆史さんが2010年頃（40才頃）に体調不良で約5ヶ月間の長期休養をしたことが髪の状態に影響を与えたという説もあるようです。
体調不良の原因については伏せられていますが、抑うつ状態であったことが本人の発言等からも見て取れます。激務等によるストレスが抑うつ状態を発生させただけでなく、髪の栄養状態を悪化させてしまった可能性も考えられますね。
また岡村隆史さんはラジオ番組の中で、40才以降に「薄毛キャラ」として扱われることについて「かなり悩んでいた」とも発言しています。薄毛を話題にされるストレスも、薄毛を促進させた一因と考えられるのではないでしょうか。
岡村隆史さんが薄毛治療を開始されたのは、2013年・43才頃のことです。開始してまもなくの頃にラジオ番組にてゲストの出川哲朗さんに「治療開始」を暴露され、これがカミングアウトのきっかけとなっています。
それまでの岡村さんは「薄毛が促進してしまうなら、どんどん促進してしまえ」といった内容の発言を公にはしていたそうです。
しかし内心では「このままではいけない」と考えており、一年発起してAGA治療専門の病院に駆け込んだ旨を発言しています。番組での企画といった形ではなく、自分自身の考えで治療を選択されたのですね。
岡村隆史さんのラジオ番組の発言からは、AGA治療の内容も推測可能です。
岡村さんのAGA治療（推測）
以上の発言から、まず治療内容が「内服薬」と育毛シャンプーによるものであったことがわかります。
2013年段階でのAGA治療薬（内服薬）の第一候補に挙げられるのは「プロペシア」（フィナステリド）です。
また体毛の濃さが感じられるという発言から、発毛効果のある「ミノキシジル」が加えられていた可能性が高くなります。
「プロペシア」はAGAを促進させるホルモン「DHT」の働きを抑えるための薬です。DHT（ジヒドロテストステロン）は通常の男性ホルモンが肝臓等から分泌される酵素「5αリクターゼ」と結びつくことによって生まれます。
プロペシア（フィナステリド）の成分が5αリクターゼ還元酵素が生まれるのを阻害することで、髪を抜けさせてしまうホルモンDHTを抑制し、健康な髪を生まれさせます。
20才～50才を対象としたプロペシア服用の臨床試験では1年間の服用によって50％以上、3年間の服用によって80％弱という高確率でのAGA抑制効果が認められています。
元々は高血圧治療のための薬（血圧を低下させるための薬）として開発された成分です。血流の改善による強力な発毛作用が認められたためにAGA対策等に用いられることが増えています。
外用薬としてミノキシジル成分を配合したものを用いることもありますが、内服薬として飲用した方が効果が早く感じられる傾向が見られています。
発毛実感ができるのが早いのが魅力の薬ですが、反面、頭髪以外の体毛（腕毛・胸毛・指毛等）の発毛も促進されやすく、その点が難点とされています。
また血圧抑制効果によって動機・眩暈・倦怠感といった副作用が起こる可能性もあるため、血圧や循環器に問題がある人は使用できません。
プロペシアの相場は月間でおおよそ10,000円前後（※クリニックにより異なる）です。これにミノキシジルを加えた治療が行われていれば30,000円前後となることは十分に考えられます。
予算金額が名言されている分、これに増毛・植毛といった別の対策が加えられている可能性は低いと言えるでしょう。
岡村隆史さんがラジオで治療開始を公言してから4ヶ月～6ヶ月程度、共演者からも視聴者からも「頭頂部の地肌が目立たくなっている」という点が指摘されるようになりました。
また一年後には前髪をアップにし、生え際を見せたヘアスタイルにも挑戦されていました。髪の密度が高まっているだけでなく髪のボリューム感が出ていることから、髪一本一本の太さも改善されたことがわかります。
しかし治療開始から2年が経過した2015年頃には「治療・服用を2ヶ月程度中断したところ、髪が元の状態に戻ってしまった」そうです。
その後には再度髪の状態の改善が見られているので、治療を再開されたのでしょう。
岡村さんのケースでもわかるように、プロペシアやミノキシジルによる服用効果は永久的なものではありません。治療効果を実感するには、継続した投薬治療を行うことが大切なのです。
「AKB48」「SKE48」と言えば、今や国民的アイドルといった存在ですね。そんなアイドルグループの中に「薄毛」に悩んでいた人が居ることに驚かれる人も多いのではないでしょうか？
松村香織さんは2009年にSKE48のオーディションに合格し、研究生として活動を開始したメンバーです。『かおたん』の愛称で親しまれながら2015年にはAKB総選挙で選抜入りし、その後も精力的な活動を続けられています。
Google＋やYouTube公式個人チャンネル等で活発な情報発信をしていることでも有名です。そのGoogle＋で「薄毛」の悩みを公開したことから、アイドルファン以外からも注目を浴びる存在となりました。
松村香織さんが髪の状態の変化を感じたのは2012年頃のことで、当時彼女はまだ20代前半でした。
髪全体のボリューム感の低下・抜け毛の増量等から徐々に症状が進行し、「部分的には地肌が見える」という状態に進んでいきます。
特に生え際の抜け毛・頭頂部の進行が早く、生え際が頭頂部に向かってハッキリと後退していることが確認できる状態だったのです。
「前髪を下ろす」というヘアスタイルでカバーをしても髪の量が減り額が出るのを隠しきれず、一時期は「アイシャドウで額を黒く塗る」という方法で髪の少なさを目立たないようにもされていました。
後の治療内容や状態から、松村さんは女性に多い「びまん性脱毛症」であったことが判明しています。
髪のボリューム感低下を感じた頃から松村さんはサプリメント・育毛剤等による対策を開始されていますが、ハッキリとした効果を感じられず、また薄毛の原因が特定できないことにも悩んでいました。
そのため「薄毛をビジネスチャンスにしてみよう！」と、Google＋を使用して現在薄毛に悩んでいることを大々的に宣伝し、発毛・育毛に関わる企業への強力を呼びかけたのです。
女性にとって薄毛をカミングアウトするのは勇気の要ることですが、それほどまでに悩みが大きかったのでしょう。
そこに協力の手を挙げたのが、整形分野で名高い『高須クリニック』の名古屋院院長・高須幹弥さんです。TV出演等でも知られている高須克弥院長の息子さんですね。
元々AKB・SKEのファンであったという高須さんは、ブログ上でSKEメンバーである松村さんへの協力を申し出、薄毛治療が本格的にスタートすることになります。
松村さんの薄毛治療対策として用いられたのは「HARG療法」と「パントガール」の服用です。
HARG療法とは再生医療を用いた薄毛対策で、日本での臨床開始が2007年という業界の中でも最先端の治療法です。
HARG療法では、「カクテル」と呼ばれる薬液を直接的に頭皮に注入します。
HARGカクテルには幹細胞から抽出した成長因子やミノキシジル等の成分が配合されており、これらの成分が頭皮の幹細胞を活性化させ、発毛を促してくれるのです。
頭皮への直接注入であることから、育毛剤等に比べて浸透度が高い点が最大のメリットとなっています。
そのため発毛率も90％～99％と高く更に効果が継続することから「薄毛の根本的対策」として注目を浴びています。
AGA（男性型脱毛症）だけでなく、女性の脱毛症や円形脱毛症、ストレスによる脱毛といった幅広い脱毛に対応可能な治療法です。
パントガールとは、女性の薄毛（びまん性脱毛症、分娩後脱毛症等）に対応した世界初の医薬品です。
チアミン（ビタミンB1）、パントテン酸カルシウム、L-システイン、ケラチン等の成分が配合されており、毛乳頭への栄養の供給によってスカルプターンオーバーを正常に戻し、髪の発毛を促していきます。
臨床試験では70％という高い改善効果が見られ、また現在までに重篤な副作用が認められないことから、安全性の高い「飲む育毛剤」として注目されている存在です。
この他、外用薬・内服薬による治療も平行していたとの記述も見られますが、その他の服薬内容は明確にはされていません。
松村さんの薄毛は「ストレスや過労から起こる皮膚炎（頭皮炎症）→頭皮環境の悪化による脱毛症」であったとのことなので、おそらく頭皮の炎症を治す治療薬等が用いられていたことが推察されます。
また皮膚炎の原因が「ストレス・過労」であったことから、これらの療法とあわせてストレスの緩和や生活習慣の改善（特に睡眠の質の改善）等が推奨されていたこともわかっています。
Google＋での衝撃的なカミングアウトから2年後の2015年AKB総選挙で、松村香織さんは13位にランクインし選抜インタビューを受けています。
この際に「薄毛が完治した」ということをファンに報告し、治療を行った高須氏に対しても感謝の意を述べていました。選抜入りの際には髪のボリューム感等にも改善が見られています。
なお松村香織さんの薄毛治療によって一気に注目度が高まった「HARG療法」ですが、効果が高い分だけ治療費も非常に高いという点がネックです。
自由診療であるため料金に院による差はあるものの、半年～1年弱の治療で60万円～200万円以上もの費用がかかります。
松村さんの場合には2年弱の治療であり、更にパントガールの服用等もあったわけですから、総医療費は400万円を突破した可能性も高いです。
松村さんの場合には高須氏の提案により「無料モニター」という形で診療を受けられたわけですが、これはまさに「特例」といえるケースでしょう。
土屋礼央さんは、2001年にメジャーデビューしたアカペラボーカルグループ『RAG FAIR』の中心的存在です。
また近年ではソロプロジェクト「TTRE（Today Tsuchiya Reinvent Entertainment）」でも精力的な活動を行いつつ、トークセンスの高さから『オールナイトニッポン』等を初めとした複数のラジオ番組でラジオパーソナリティとしての活動も行っています。
サッカー好き・鉄道好きとしても有名でマニア的位置づけとして『トーキョー魂！』『タモリ倶楽部』等にも多数出演しており、音楽以外の活動でも名を知られる存在です。
土屋礼央さんがAGA治療をスタートしたのは2011年、35才頃のことです。30代に入ってから髪のボリューム感の少なさを意識するようになり、「ヤバイと思うようになっていた」と発言されています。
ライヴ・コンサート等で人から見られるような時には、地肌が目立たないようなヘアスタイルをヘアメイクさんに依頼していたとの記述も見られます。
ただ土屋さんの髪型はやや長めのショートカットといったスタイルであり、ふんわりと立たせているスタイルが多いことからパッと見にはそこまで薄毛の進行が把握できません。
本人の発言からも「（ある程度の）頭髪は維持できていた」とのことで、AGA治療スタート段階でも「眉から生え際」の距離感は7cm前後に留まっていたようです。
上記のような記述から、以下のような症状を感じられていたのだと推測できます。
スタート段階の自覚
AGA（男性型脱毛症）の症状の中でも最初期と言える状態だったのではないでしょうか。
人から見られることが多く、髪型等も頻繁に整える職業ですから、髪質の変化といった細かな点についても意識をされるのが早かったのかもしれませんね。
土屋礼央さんはKADOKAWA『ダ・ヴィンチ』でエッセイの連載を行っており、その中でレーシックやそばうち、資産運用等、今まで自分が体験してこなかった毎月様々な行動に挑戦されています。
AGA治療についてもこのような「企画」のひとつとしてチャレンジをスタートされたようです。
土屋礼央さんはエッセイの中で治療内容を克明に記述されています。AGA対策として用いられているのは以下の2つです。
土屋礼央さんのAGA対策
「プロペシア」で酵素・5αリアクターゼを抑制しAGAが進行するのを防ぎながら、『リアップ』で血行改善と発毛を促すという二本立てですね。
『リアップ』には発毛成分である「ミノキシジル」も含まれています。内服・外用という違いはあるにせよ、岡村隆史さんと同じ「プロペシア（ホルモン抑制）＋ミノキシジル（発毛）」という対処方針です。
処方をされた医師からは「プロペシアの服用は若い内から始めた方が良く、30代からの服用であれば十分間に合う」といった太鼓判を押された記述があります。
また『リアップ』をしっかりと使う為に、朝にきちんと起きる・夜には早めに入浴するといった生活の改善もされていました。
土屋礼央さんはエッセイ内で処方された「プロペシア」の価格について「1ヶ月分で9,000円」と公言されています。
また『リアップ（大正製薬）』の当時の最新製品の価格は2ヶ月分で約6,000円です。のAGA治療対策は1ヶ月あたり12,000円程度かかっていることになりますね。
ご本人もこの価格については「結構なお値段がする」といった発言をされており、高額と感じていた様子です。そのせいかネット購入できる「フィンペシア」の安さに惹かれ、一度は購入されています。
ただ処方薬では無い点等に不安を抱かれたことから、結局「フィンペシア」は使用せず、処方薬による治療を続行したようです。
土屋礼央さんはAGA治療対策をスタートしてから3ヶ月程度の継続使用で、ヘアスタイル担当のスタッフさんから「髪質が増えている・髪が増えている」といった指摘を早々に受けています。
髪を扱うプロがすぐに気付くほどなのですから、大きな髪質の改善が見られたのでしょう。
またご本人も帽子を被った後等の髪のヘタリが少なくなった等、ボリューム感の改善等を感じられたそうです。
土屋礼央さんの場合、症状が進行しないうちに予防対策を行ったことが早期的な改善に繋がったケースであると考えられます。
土屋さんが細かくAGA治療についてレビューを行ってくれたことで、「早めにAGA対策をしよう！」という考えを持てた人も多いのではないでしょうか。
「フットボールアワー」は、今や誰もが知っている漫才コンビですね。
1999年の結成以降メキメキと頭角を表し、2002年にはM-1グランプリ準優勝、そして2003年には悲願のM-1初優勝も果たしている実力派です。
岩尾望さんは現在ではバラエティ番組への出演の他、『トットてれび』等を始めとしたドラマで俳優としても活動されています。
「吉本ブサイクランキング」で3年連続の1位を取得し殿堂入りする等いわゆる「ブサイク芸人」として有名ですが、実は美容やファッションに対して強い興味関心を持つ「隠れオシャレ芸人」としても知られる存在です。
岩尾望さんの薄毛症状の進行はやや早く、1999年のコンビ結成時点（24才頃）で10代の頃に比べるとやや額の広さが目立つようになっています。
またこの頃から頭頂部の薄毛の進行が始まっており、一時期には「薄毛」をネタにして笑いを取ることもありました。
しかしこの頃から岩尾さんご本人は薄毛をネタにされることについて悩んでおり、「なんとか対策をしたいと考えていた」と後に公言しています。
岩男さんの薄毛の特徴
以上の特徴から、岩尾さんはAGA（男性型脱毛症）の中でも若年性の「O型」の進行が進んでいたと考えられます。
O型（O字型）は男性ホルモン（DHT）の影響だけでなく、髪の栄養不足や睡眠不足、また頭皮環境の悪化によっても進行しやすいと言われる薄毛のタイプです。
早くから人気芸能人として活躍をされており激務であったこと等も、薄毛の進行に影響を及ぼしていたのかもしれませんね。
岩尾望さんは2008年に吉本興行の人気お笑い芸人達によって始められた「育毛企画」に参加したことで、本格的に薄毛治療をスタートされています。
この企画は『K-BO-BOプロジェクト』というもので、薬用育毛シャンプー「スカルプD」で有名な「株式会社アンファー」が主体となって行われました。
「スカルプD」と同時に薄毛専門医による治療を約1年間受けることで、薄毛に悩む芸人さん達がどのような変化を遂げるかを知ってもらおうという企画だったのです。
この企画にはアンファーのイメージキャラクターだったこともある『雨上がり決死隊』の宮迫博之さん・蛍原徹さん等も参加され、薄毛の改善効果を公開しています。
岩尾望さんの薄毛治療対策として公開されているのは、以下のシャンプーの使用です。
「スカルプD（脂性肌用）」には皮脂溶解成分である「サリチル酸」が配合されており、ベタベタしがちな皮脂をスッキリと洗い流してくれます。
また有効成分である「ピロクトンオラミン」は殺菌薬として使われるほど抗菌性の高い成分で、フケ等の発生や皮膚炎の原因となるマセラチア菌の異常繁殖等も防いでくれる存在です。
この他、抗炎症作用のある有効成分「グリチルリチン酸2K」を配合する等、頭皮の状態を健やかに保ち、頭皮環境を正常化する成分配合に力が入れられています。
頭皮環境の悪化によって進行がしやすい「O型薄毛」だった岩尾さんにとっては、ピッタリのシャンプーと言えそうです。
またこのシャンプーの使用と同時にAGA専門治療を受けていたことは公言されており、同時参加した芸人さん達からは「プロペシア」及び「ミノキシジル」の内服薬が処方されたことが名言されています。
岩尾望さんも同様の内服薬治療を行った可能性が高いと言えるでしょう。
「スカルプD 薬用スカルプシャンプー」の価格は約2ヶ月分で4000円程度です。これに2種類の内服薬治療を加えた場合、1ヶ月での薄毛治療対策費用は25,000円～30,000円程度になることが推測できます。
岩尾さんの場合には企業主導の企画であるため企画中は完全無料で診療が受けられた筈ですが、全てが有料という場合にはやや高額な対策と感じられますね。
岩尾望さんの治療中の髪の変遷については、TV番組で丁寧に画像付き解説が行われたため確認がしやすいです。治療開始後5ヶ月程度で頭頂部の髪の密度に変化が現れており、地肌が見えにくくなっています。
また企画終了時の1年後の状態では、頭頂部の地肌がほとんど見えない状態にまで薄毛が改善されていました。岩尾さんご自身も、当時交際されていた恋人から「黒い頭になった」と褒められて嬉しかったと、結果に満足されている旨を表明されています。
しかし企画終了後の2010年頃からは徐々に薄毛の再進行が見られ、2013年～2014年頃には「元に戻った」と言われる状態になってしまいました。
おそらく企画の終了後からしばらくして、内服薬での治療を中断されたのではないでしょうか。
岩尾さんがAGA治療を中断した理由は明らかにされてはいませんが、「副作用が気になったのでは？」という意見が多く見られているようです。
ナイナイ岡村隆史さんの項で解説したとおり、ミノキシジルは強い発毛効果がある分、ヒゲや胸毛や指毛・腕毛といったその他の体毛も毛深くする等、多毛症となる副作用があります。
岩尾望さんは元々ヒゲや体毛が濃いことで知られており、2009年の『タモリ倶楽部』出演時には相方の後藤輝基さんから「ヒゲを気にして、楽屋で一日中ヒゲを剃っている」と暴露もされていました。
「体毛を薄くしたい」と思っていた岩尾さんにとって、全身の発毛を促してしまう内服薬治療は合わなかったのかもしれませんね。
実際に薄毛治療をした有名人・芸能人の治療内容や結果を見ていくと、以下のようなことがわかります。
有名人の結果からわかること
特に問題として挙げられるのは、薄毛治療は長期継続をしないといけない点ではないでしょうか？
薄毛治療をするクリニックを選ぶ時には目先の安易な選択をせず、「長く通う」ということを考慮した上で選んでおきたいですね。
Copyright (C) なるナビ | 薄毛＆育毛 All rights Reserved. 運営者情報
