増毛エクステのお店の選び方と具体的な比較ポイントとは~専門店やサロンにリペアやリタッチも解説
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髪のボリュームダウン・薄毛の解決法として「増毛エクステ」を選ぶ女性は年々増加しています。
増毛エクステとは、自分の髪に人工毛(エクステンション)を少しずつ結びつける増毛法です。「バレずに薄毛がカバーできる」「髪のボリュームアップが自然にできる」といった点が人気の大きな理由となっています。
最近ではファッション雑誌やテレビでも頻繁に取り上げられるようになりましたから、「増毛エクステを知っている・興味がある」という人も多いことでしょう。
でも「増毛エクステに挑戦したいけど、どのサロンを選んだ良いかわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
ここでは増毛エクステのお店選びのポイントを、いろいろな項目に分けて詳しく解説していきます。
「増毛エクステで失敗したくない」「増毛バレしたくない」「髪のオシャレを自由に楽しみたい」と思う人は、参考にしてみてくださいね。
専門店・ヘアサロン・その他サロンのどれを選ぶといい?
増毛エクステは、どんなお店で施術を受けられると思いますか?「増毛=髪を扱うのだから、美容院?」「専門店しか無いのでは?」と考える人も多いはず。
実は美容院(ヘアサロン)も専門店も正解です。さらには、それ以外のお店でも増毛エクステの施術を受けることができます。
増毛エクステができるお店
- 増毛エクステ専門店・増毛エクステサロン
- 美容院・ヘアサロン※
- ネイルサロン・エステサロン等の美容サロン※
※美容師またはスタッフに増毛エクステ施術者が居る場合
選択範囲が広い分、まずこの時点で迷ってしまいますね。では、それぞれのお店のメリット・デメリットについて解説していきます。
増毛エクステ専門店
専門店のメリット
- 高品質な技術に期待できる
- プライバシーに配慮してくれる
高品質な技術に期待できる
増毛エクステの仕上がりの良さは、エクステを結びつける人の技術力や知識・経験で大きく左右されます。
結ぶ場所の正確さによって自然さが大きく変わりますし、結ぶ本数の見積もりを正確に行うことも大切です。
また短い髪になるほどエクステが結びつけにくくなりますが、スタッフの技術力があればかなり短めの髪(15センチ程度)でも装着は可能です。
短い髪にもキチンと結びつけておける技術があれば、それだけ生え際等の見栄えが良くなります。
増毛エクステ専門店の場合、扱う人数が多いですから、技術力は磨きやすいものです。エクステ装着者の実績がある分だけ、技術力には期待できます。
プライバシーに配慮してくれる
増毛エクステサロン・専門店に訪れる人は、みんな薄毛や髪のボリュームダウンに悩む人ばかりです。
また全員がエクステ装着やリペアのために来るのですから、お店側も対応に慣れていますし、プライバシー等にも配慮した対応をしてくれるでしょう。
美容師が居ないとカット・カラーはNG
日本の法律(美容師法)では、人間の髪(地の髪)を切ったり、パーマやカラー等の化学薬剤を使った施術を行う行為ができるのは国家技術者である「美容師」のみと決められています。
ただ「増毛エクステ」の施術だけの場合だと、人工毛を結びつけるだけなので、美容師でなくても施術を行えます。
つまり増毛エクステ専門サロンと言っても、美容師が在籍して「美容院」として保健所に登録しているサロンと、そうでないサロンがあるのです。
美容師が在籍しているサロンであれば、後述するヘアサロンと同じで、自髪のカットやカラーも行ってくれます。
しかし美容師不在のサロンの場合、自髪のカット等はできません。現在の自髪に合わせた長さにエクステを切って装着するというスタイルになります。
ヘアサロン・美容院
ヘアサロン・美容院のメリット
- エクステ後に自髪のカットやパーマもOK
- 普段のカットやカラーでも配慮してくれる
エクステ後に自髪のカットやパーマもOK
増毛エクステを導入しているヘアサロン(美容院)なら、増毛エクステの装着作業の前後等に美容師が自髪のカット・パーマ・カラーなどもあわせて行うことが可能です。
例えば長めのエクステを装着した後に自髪とエクステをまとめてカットすることで、より自然でオシャレな雰囲気にすることもできるというわけです。
また装着するエクステの色味に合わせて、ヘアカラー・グレイカラーを行うこともできます。
特に装着する本数が多い人の場合、エクステと自髪のバランスを整えられる美容師在籍のサロンがおすすめです。
普段のカットやカラーでも配慮してくれる
増毛エクステは、装着後にもパーマやヘアカラー等を自由に行うことができるのが大きなメリットです。
しかしエクステが外れることを防ぐため、シャンプーやパーマ等の施術ではいくつか注意するべきポイントがあります。
増毛エクステ装着後に別の美容院でヘアカット・ヘアカラーをしてもらう場合だと、美容師さんに増毛エクステ中であることを申告しなくてはなりません。
「増毛中です」と言いづらい・・・という人も居ることでしょう。
その点、増毛エクステ施術を受けたヘアサロンなら、エクステ装着中であることはスタッフさんもわかっています。普段のカラーやカット等でも、エクステがはずれないように対応してくれるので安心です。
料金が高くなりやすい
ヘアサロン・美容院の場合だと、「増毛エクステ+カット」「増毛エクステ+シャンプー」等、ヘアメニューとセットにしてのプラン・コースを展開しているお店が多いです。
そのため増毛エクステにかかる料金が平均的に高くなりやすい傾向があります。
エステ・ネイルサロン等の美容サロン
料金が安いお店が多い
エステサロンやネイルサロン等の美容サロンの場合、クーポンや割引制度を様々に展開しているお店が多い傾向です。
「初回20%割引」「紹介者割引」等を使うことで、増毛エクステにかかるコストを大幅に抑えることも期待できます。
自髪のカット・カラーはできない
エステサロンやネイルサロン等の美容サロンでは、自髪のカット・カラー等は行うことができません。
とは言え髪の長さに合わせてエクステを整えてくれるので、ボブ以上の長さがあれば十分に自然に仕上げることは可能でしょう。
比較的髪が長めの人、つむじや分け目等のポイント増毛の人であれば、「増毛エクステは美容サロンで、髪のケアはヘアサロンで」といった使い分けをしている人も多いです。
ただし前述したとおり、他店でのカット・カラー・パーマの際には増毛エクステ装着中であることを必ず申告しましょう。
可能な施術や技術レベルをチェック
店舗の形態による違いがわかったら、次は個々の店舗ごとの施術内容をチェックしていきましょう。
そのお店でできること・できないことをを明確にし、自分が希望する施術と照らし合わせていくと通いたいお店が絞られていきます。
増毛エクステのカラーバリエーションは多い?
「増毛エクステ」の「エクステ(エクステンション)」とは、化学繊維でできた人工毛のことを意味しています。
自髪に結びつける結毛タイプの場合、原則として人毛エクステは使用しません。すべて化学繊維のファイバーエクステ(人工エクステ)です。
ただ一口に「人工毛」といっても、そのバリエーションには様々なものがあります。
多様なブラウンや個性的なカラーを扱う店も
一般的なブラック~ブラウン系に加えて、近年では華やかな色合いのエクステも登場しています。
ここでは一例として、美容商材ブランドS.REGGINA(レッジーナ)のWINGループ4本型のカラーバリエーションを紹介します。
WING4本ループのカラーバリエーション全17色
画像出典:S.REGGINA
ブラック系 |
ブラウン系 |
カラー系 |
ゴールド・シルバー系 |
ナチュラルブラック |
ナチュラルブラウン
ピュアブラウン
キャラメルブラウン
チャコールブラウン
マロンブラウン
オリーブ
コーラル
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グレープ
プラム
べビーラベンダー
マカロンピンク
スモーキーグリーン
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シルバーホワイト
ディープシルバー
シルバーフォックス
ファストゴールド
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上手な色の選び方
自然さを重視する場合には、自髪に近い色、またはトーンが深めの色を選びます。
ただ白髪が増えてきている人の場合、敢えてワントーン明るめの色を選んだ方がエクステが馴染むこともあります。
またポイントのみにカラーエクステを使用して、個性的でオシャレなヘアスタイルにすることもできます。
エクステ毛の太さはどのぐらい?
人の平均的な髪の太さはだいたい0.08mmと言われ、エクステ用人口毛の太さはその0.08mm前後の物が多いです。
種類によっては「0.06」「0.08」「0.1」などと太さの違いがあるタイプのエクステもあります。
例えば、増毛やウィッグ大手の「アートネイチャー」で扱っているMRP01(マープゼロワン)は、0.1mmという太めの人口毛を使い、少ない本数でも密度を出せることが特徴です。
エクステ毛の手触り・柔軟性・強度等は?
施術後にカラーやパーマをする人の場合や、ヘアアイロンをする人の場合、耐熱仕様型のファイバーエクステを使用するのが一般的です。
しかし近年では、アレルギーがある人や敏感肌の人向けに、より肌当たりが柔らかで柔軟性が高いタイプの人工エクステも登場しています。
増毛していることをバレずに自然に薄毛をカバーするには、自髪に合った色・太さ等のエクステを装着することが大切です。
様々なエクステのバリエーションを揃えているサロンの方が、より高い仕上がりとなることが期待できます。事前にどのようなエクステを取り扱っているか確認しておくと良いでしょう。
伸びた分を戻す「リペア」ができる?
増毛エクステでは、人工毛を地肌から約0・5センチの場所に結びつけます。
髪の毛は少しずつ伸びていきますから、人工毛を結びつけた位置は1ヶ月後には地肌から1.5センチ程度、2ヶ月後には2~3センチの場所にズレていくわけです。
頭皮の付近にエクステがなくなってしまうと、徐々につむじや分け目の部分の薄毛が目立つようになってしまいます。この問題を解決してくれるのが「リペア」です。
増毛エクステの「リペア」とは、エクステの結び目をスライドさせて、根元の方に戻す作業のことを指します。
髪が伸びたことで浮いてきたエクステを地肌の方に一本一本戻していくことで、最初に装着した時のようにボリュームアップした状態を維持できるのです。
「リペア」は装着に比べると時間もかかりませんし、料金も安めなのが嬉しいポイントとなっています。ただし全ての増毛エクステでリペアができるとは限らないので、注意が必要です。
リペア可能な増毛エクステ
「戻せる増毛エクステ」とも呼ばれます。1.5ヶ月~3ヶ月のペースでリペア(結び玉を地肌に近づける作業)と自然脱毛した部分の付け足しを行うことで、長くキレイな状態を保てるのが魅力です。
ただ増毛エクステを結びつける時に特殊な結び方が必要になるので、エクステ装着料金がやや高い店舗もあります。
リペア対応が向いている人
- 今後長く増毛対策を行いたい人
- 髪が長めの人(ボブ以上の長さ)
- 髪の量が全体的に細く少なめの人
上記のような人はリペア可能なタイプを選んだ方が、見た目だけでなくコストパフォーマンス的にも良いでしょう。
リペアできない増毛エクステ
「戻せない増毛エクステ」とも呼ばれます。こちらの場合は一度結びつけた部分を動かすことはできません。
基本的に装着した部分は4~5ヶ月程度放置し、結び目部分は自髪と一緒にカットしてしまいます。
どうしても外したい場合には高温アイロンで結び目を溶かすといった方法もありますが、自髪を傷めることにもなるため、あまりおすすめはできません。
結毛タイプの増毛エクステの場合、エクステのリムーブ(取り外し)を一切行わないお店もありますし、特別料金が発生する場合もありますので注意しましょう。
ただリペア不可能なエクステの方が、平均的にリペアOKのエクステに比べて料金は安いです。
リペア対応が向いている人
- とりあえず増毛エクステを試したい人
- 髪が短めの人(ショートに近い人)
- 装着本数が少なめでOKの人
上記のような人であれば、リペア無しタイプの増毛エクステでもOKでしょう。
取れたエクステを付ける「リタッチ」はある?
私達の髪の毛は、毛周期によって少しずつ自然に抜け落ちていきます。一般的な抜け毛の本数は、1日あたり50本~100本前後です。
1ヶ月で最低でも1500本位は古い髪が抜けて、新たに毛が生える「生え変わり」が起きていることになります。
増毛エクステではできるだけ新しい毛を選んで人工毛を装着しますが、それでも1~2ヶ月の間に「エクステを付けた毛」が自然脱毛してしまうことはあります。
「せっかく付けた毛なのにもったいない!」と思う人も多いのではないでしょうか。
増毛エクステサロンによっては、このような「落ちてしまったエクステ」を再度付け直す作業である『リタッチ』を行ってくれるところもあります(お店によってはレタッチとも言います)。
リタッチだけの場合、人工毛を新たに買わなくて良いので料金は技術料だけで済みます。
新たな人工毛をすべて付け替えるのに比べて、増毛エクステの料金を大幅に抑えることもできる!というわけです。
ただ、どんなサロンでもリタッチをしてくれるとは限りません。お店によっては衛生面等を考えて「人工毛の持ち込み(レタッチ)はNG」という場合もあります。
リタッチOKの増毛エクステサロンはこんな人におすすめ
- 薄毛対策にかかる料金を安く抑えたい
- 髪が長めでエクステが見つかりやすい
- エクステをキレイに保存しておける
- 増毛エクステをするのが初めて・慣れていない
特に増毛エクステを付けて最初の頃は、ブラッシングやシャンプーに慣れなかったり、クセで髪をさわっているうちに自毛ごとエクステを取ってしまった…というケースが多く見られます。
このような場合には、安く増毛エクステのリタッチを引き受けてくれるサロンを選んでおいた方が安心と言えそうです。
公式サイト・ブログで施術例はチェックできる?
増毛エクステのサロン選びで必ず確認しておきたいのが、そのお店のエクステの施術例です。公式ホームページやブログ・Instagram等をチェックしてみましょう。
具体的には次のようなポイントを見ておくと、自分に合った増毛エクステサロンかどうかが判別しやすくなります。
施術例の写真は多い?
増毛エクステの装着例の写真は、基本的に多ければ多いほど理想的です。それだけ多くの顧客を手掛けているという「実績」の証とも言えます。反対に施術例ゼロの店は避けた方が良いでしょう。
自分に近い髪型や薄毛タイプの施術例はある?
何枚か増毛エクステの施術例の写真がある場合には、その写真が自分のお悩みに近いかどうかもチェックしましょう。
自分の悩みと合わせてチェックするポイント
- スタイルはショートかロングか?
- 分け目の薄毛対策か?
- 生え際の薄毛対策か?
- つむじの薄毛対策か?
- 装着本数はどのくらいか?
施術例から「腕」を予想
単純に「技術力」という面から言うと、短めの髪のカバーができているお店の方がエクステ装着はうまい傾向です。
また生え際・分け目は少ない本数を丁寧に結びつけていく作業が必要になるので、キチンと対策を行っているサロンかどうかの見極めにもなります。
エクステモデルの年代はどのくらい?
増毛エクステというと40代以上の女性向けと思われがちなのですが、実際には20代・30代の女性でも薄毛に悩み、増毛エクステを使用している人が多く居ます。
そのため最近では、若い女性に気軽に来てもらえるように、若年層のエクステモデルを掲載している増毛エクステサロンも少なくありません。
掲載されているエクステモデルの年代を見ることで、大人の女性向けのサロンなのか、若年層も来るサロンなのかをある程度は把握できます。
お店の客層を把握するという意味でも、施術例はチェックしておくと良いでしょう。
施術環境やサービスの内容をチェック
通常のファッションエクステと違い、増毛エクステは薄毛というデリケートな悩みを持つ方が施術に来ます。
カウンセリングや施術をする環境を、技術と同じぐらい気遣ってくれるお店に出会いたいものですよね。
ここからはそういったサービス面でチェックしておきたいポイントを解説します。
初回カウンセリングがキチンとある?
ここで言う「カウンセリング」とは、増毛エクステ施術の前に行う聞き取りや、スタッフによる施術内容の提案等を意味しています。
増毛エクステでは、人工毛を自分の髪1本に対して2本~6本程度を結びつけていきます。
エクステ装着は全て手で結びつける方法で行うため、薬品や金属などは使用しません。そのためヘアカラーやパーマなどに比べても髪や頭皮へのダメージが少なく、安心・安全な増毛法と言えます。
とは言え、増毛エクステでの「失敗」は必ずしもゼロであるとは言えません。
不便さやケアの必要性をしっかり教えてくれる店を
なんの知識もなく、いきなり増毛エクステを付けてしまうと、「思っていたのと違った」「ライフスタイルに合っていなかった」といった結果になってしまうことも考えられます。
また増毛エクステ後はそれまでとは違い、毎日のヘアケアやレジャー等でもちょっと気をつけておきたいポイントもあります。
今までどおりのケアを続けていたら、せっかくのエクステがすぐに取れた・・・といった問題も生まれやすいのです。
カウンセリングではこのような失敗を避けるために、技術者がお客様の要望を聞き取りながらベストな増毛エクステの内容を提案し、キレイな状態が長持ちするためのお手入れ方法などもアドバイスします。
事前カウンセリングの内容例
希望する増毛箇所・本数の確認
薄毛やボリュームダウンが気になる箇所をチェックします。またどの程度のカバーを希望するか等を確認する場合もあります。
いきなり本数を増やすと手触りや雰囲気が変わってしまうこともあるので、最初はワンパーツ200本~300本前後で、徐々に希望のスタイルに合わせながら本数を増やすケースが多いです。
頭皮・髪の状態をチェック
増毛エクステを付けても問題が起こらないかどうか、現在の頭皮や髪の状態をチェックします。
頭皮ニキビ等の炎症が起きている場合にはその箇所を顧客と技術者双方で確認し、炎症箇所は避けての施術を行います。
なおエクステ装着は髪の根元から0.3センチ~5センチ程度の部分に装着するので、頭皮に負担はほとんどかからないのですが、脂漏性湿疹等で激しい頭皮の炎症が起きている場合、施術をお断りする増毛エクステサロンもあります。
希望ヘアスタイルの確認・提案
増毛エクステ装着後に自髪のカット・カラーも行う場合、希望するヘアスタイルの打ち合わせも事前に行うのが一般的です。
髪がボリュームアップすることで、今までは避けていたヘアスタイルが楽しめるケースも多々あります。
なお増毛エクステは、13センチ~15センチ以下の髪には原則として結びつけることができません。
そのため今後のエクステ増量のために、長めのヘアスタイルへのシフトチェンジを相談する人も多く見られます。
エクステの種類選び
自髪に合う色・太さのエクステンションを、技術者と一緒に選んでいきます。
ヘアカラーができるお店の場合、エクステを選んでから、その色となじみやすいヘアカラー・グレイカラーの施術を行うケースもあります。
施術後のカウンセリング例
ブラッシング指導
細かいクシで髪をとかしたり、強いブラッシングを行うと増毛エクステがはずれやすくなります。
エクステが取れないように、髪を正しく梳く方法をブラシを使って指導してくれる増毛エクステサロンが多いです。
シャンプー指導
増毛エクステ後には、毎日のシャンプーも通常通り行えます。
ただこちらもエクステがはずれないように、絡まらせない・引っ張らない工夫が必要です。エクステが取れにくいシャンプー方法をスタッフがレクチャーします。
お店によってはヘアカット前後のシャンプーの時に、エクステ後のシャンプーのやり方を体感してもらうサロンもあります。
その他注意点レクチャー
増毛エクステは、水にも熱にも強いのが魅力です。プールやサウナ等で髪が濡れても大丈夫ですし、ドライヤーも通常通りかけることができます。
しかし220℃以上の熱を与えるとファイバー毛が変質してしまいますので、高温のヘアアイロン等は原則として使うことができません。
また増毛エクステの本数が多い人の場合、今までの整髪料が合わなくなる可能性もあります。
増毛エクステを長持ちさせつつ、快適な生活を送るためのポイントをスタッフがレクチャーしてくれます。
育毛のためのヘアケアアドバイス
サロンによっては、今後の髪のボリュームダウン・薄毛の進行を食い止めるために、育毛のための生活習慣やヘアケア方法をアドバイスしてくれるところもあります。
20分~30分程度のカウンセリングは必須
初回の増毛エクステの場合、上記のような施術前後のカウンセリングで20分~30分程度はかかります。
良心的なお店であれば、予約前にカウンセリングを考慮した所要時間についてのアナウンスがあるでしょう。
反対に初回からスピード対応を謳うサロンの場合、このようなカウンセリングをキチンと行っていない可能性があります。
お店の信頼度を測る意味でも、初回カウンセリングの有無は確認しておいたほうが良いでしょう。
個室またはパーテションがある?
「周囲の人に増毛していることを知られたくない」「見られたくない」と感じている人は多いのではないでしょうか。
増毛エクステでは、一人または二人のスタッフが自髪に人工毛を結びつけていきます。
施術のスタイルはサロンによって少しずつ違いますが、基本的にはヘアカットをする時のように、椅子に座って行うスタイルです。
装着する本数が多い場合、シャンプーをする時のように椅子を倒して、フロントやサイドの髪の装着することもあります。
パッと見にはヘアカラーやパーマ、またトリートメント等をしているのとそこまで大きな違いはありませんが、扱っているのが人工毛ですので、隣の人が見れば「毛を結びつける作業をしている」というのは判別できるレベルです。
「増毛をしているところを見られたくない」と感じる方の場合、以下のようなプライバシー対策を行っているサロンを選ぶことをおすすめします。
プライベートサロン
1名のみで貸切にできるタイプの小規模サロンです。
「完全個室制サロン」とも言います。利用は基本的に完全予約制で飛び込みは不可。周囲の目を一切気にせず、受付等で人と合う心配も無いのがメリットです。
反面、キャンセル等には厳しい対応を取るサロンが多い傾向です。
個室・分室型サロン
1名ずつの個室があるか、増毛エクステ施術者のみが入れる分室があるタイプのサロンです。
ヘアサロンの場合、マッサージ・まつげエクステ等を行うための分室を増毛エクステにあてている場合もあります。
ちなみに一般的なヘアサロンの場合ですと、カウンセリングや施術は個室(分室)ですが、レジや受付等は一般メニュー客と同じとなる店舗がほとんどです。
大手の増毛サロン・かつら店舗系列のヘアサロンだと、受付も一人ずつといった対策をしている店舗もあります。
パーテション型
椅子や洗髪台等を、簡易的な家具やカーテン等で間仕切りしたスタイルのサロンです。天井まで壁がつながっている「個室」とは異なり、隣の声等は聴こえます。
個室型が「カラオケボックス的」としたら、パーテション型は「ネットカフェ」などに近いスタイルです。
時間制サロン
個室やパーティションに加えて、受付する時間を細かく指定するタイプのサロンです。受付時間を他の客と重複させないことで、ロビーや会計時のプライバシーを守ります。
大手の増毛サロン等では、この時間制が採用されていることが多いです。プライバシーがキチンと守れる分、遅刻やキャンセル等に厳しい傾向があります。
詳細な対応を知りたい場合は店舗に確認を
増毛サロンの内装は、公式サイトやブログ・SNS等でもある程度確認ができます。また予約・受付の制度は、申込フォーム等でもチェック可能です。
不安な場合や詳細を知りたい場合には、事前に問い合わせ確認をしておくと良いでしょう。
お試しプランはある?
人工毛を人間の手で結びつける「増毛エクステ」は、従来のファッションエクステ(付け毛)のように化学薬品のグルー(接着剤)を使ったり、金属を使って縛り付けるといった方法は取りません。
また大量の毛束を一気に取り付けるわけではないので、自髪・地肌へのダメージも最小限に抑えられます。様々な増毛法の中でも、安全面は高い部類に入ると言えるでしょう。
とは言え、初めて増毛をする時に不安になるのは当然とも言えます。
「手触りはどんな感じになるのか?」「慣れることができそうか?」「見た目は本当に自然かどうか?」等は、やはり自分で体験して確認してみるのが一番ではないでしょうか。
増毛エクステサロンによっては、初めて増毛エクステに挑戦する人向けに「100本~300本」前後の本数少なめプランを「お試しプラン」として提供しているところがあります。
安く、気軽に増毛エクステにチャレンジしてみたい人には助かる存在です。
増毛エクステの料金目安
タイプ |
通常価格 |
お試し価格例 |
1本あたり |
20円~40円 |
- |
300本 |
6,000円~9,000円 |
平均3,000円~5,000円前後 (250本~300本) |
※表内価格は目安です
300本は薄いカバー程度
なお200本~300本未満の装着の場合、あくまでも「使用感・手触りの確認」や「部分的な薄毛の軽いカバー」くらいと考えておいた方が良いです。
髪の全体的なボリュームアップや、進行してきた薄毛のカバーの場合にはより多くの本数が必要になります。
お試しの場合は「分け目の目立つ部分だけ」といったポイントカバーをお願いしてみてはいかがでしょうか。
通いやすい場所・営業時間?
増毛エクステのサロンを選ぶ時、やはり「通いやすい場所か」「営業時間や定休日などがライフスタイルに合っているか」といった点は重視すべきと言えます。
薄毛カバーのために増毛エクステをする場合、エクステは「1回付けて終わり」ではないからです。
前述したとおり、増毛エクステでは髪が伸びるのに合わせてリペアをしたり、自然脱毛した分のエクステの付替えやリタッチといったメンテナンスを行う必要があります。
キレイな状態をキープするには、原則として2ヶ月~3ヶ月に1回といったペースで増毛エクステサロンに通うことになるわけです。
またエクステの本数によって、施術にかかる時間も変わります。
装着本数 |
所要時間 |
100本 |
15分~20分 |
200本~300本 |
45分~1時間 |
800本 |
2時間~3時間 |
300本リペアのみ |
約30~40分 |
600本リペアのみ |
約1時間 |
長時間・長期間つきあう店として考えよう
装着本数が少ない場合には1時間前後で施術は終わりますが、薄毛の範囲が広かったり、髪の全体的なボリュームアップをする場合だと800本~1,000本といった大量の装着が必要です。
この場合だと、3時間~5時間程度の時間がかかる場合もあります。
定期的かつ長期的なお店通いになることも考えた上で、サロン選びをした方が安心です。
増毛エクステサロン選びのチェックポイント
- 無理なく通える範囲にある?
- 夜の営業は何時まで?
- 定休日はいつ?
- 予約はいつから取れる?
- スマホ予約・LINE予約等に対応してる?
最近ではスマホからのWeb予約やLINE等のSNSを経由することで、料金を割引する増毛エクステサロンも多数登場しています。いくつかの予約方法を比較してみるのも手です。
おわりに~地髪を大事にしてくれるサロンを
増毛エクステの人気ぶりによって、近年では安い料金だけを売りにした粗悪なサロンも登場するようになっています。
もちろん安さも大切ではありますが、特に女性の薄毛対策では「自然さ」に加え「オシャレさ」を大切にしたい!という方が多いはず。エクステ装着後の髪型やヘアケア・ヘアアレンジ、そして地髪を大切にすることを一緒に考えてくれるサロンを選ぶことが大切です。
自分らしく髪のオシャレを楽しめる増毛サロンを選ぶことが、薄毛対策を成功させる早道となることでしょう。