薄毛タイプに合った育毛剤の選び方~男性編

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ヘアケア

「毛が細くなってきた気がする」「地肌の目立ち方が気になってきた...」こんな薄毛の症状を感じてきたら、早めに育毛ケアを始めたいところですね。薄毛対策の手始めとして選ばれることが多いのが、スプレータイプやトニックタイプ等の「育毛剤」です。

でも現在の日本で販売されている男性用の育毛剤は実に200種類を越えるとも言われています。「どれを選んだらいいんだろう」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?効率的に薄毛の対策をするためには、自分の薄毛タイプに合った成分を選ぶことが大切です。

ここでは薄毛の原因を5つのタイプに分け、それぞれに合った育毛剤の成分やおすすめ製品を解説していきます。薄毛タイプを診断しやすいチェックリストもありますので、普段の自分の生活習慣や髪の状態等を振り返りながら適切なタイプを選んでみましょう。




血行不良が原因の場合には【血行促進タイプ】

煙草

頭皮の血行不良は、薄毛を促進させる大きな要因です。血流の流れが悪くなると、食品やサプリメント等から摂取した栄養素や酸素が毛母細胞にまできちんと届きません。

また不要となった老廃物や水分等も排出しにくくなることから細胞の働きがますます弱り、抜け毛が増える等のヘアサイクルの乱れが起こってしまうのです。

血行促進を主目的とした育毛剤は、頭皮の毛細血管を拡張させたり、血の流れをスムーズにすることで毛母細胞の活動を活発にさせていきます。

以下のような生活習慣がある人、また症状を感じている人の場合、頭皮の血流が滞っている可能性が高くなります。

血行促進タイプが向いている人

  • 喫煙をしている
  • 慢性的な運動不足である(デスクワークである、運動習慣が無い)
  • 首や肩が凝りやすい
  • 手足に冷えを感じやすい
  • 頭皮がつまめない


血行促進タイプに配合されている成分とは?

血行促進を改善するための成分には、以下のようなものがあります。

ミノキシジル

ミノキシジル

出典 大正製薬 リアップX5プラス
http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/product/

「ミノキシジル」は元々、高血圧治療のために研究開発された血圧低下・抑制作用のある成分です。血管の拡張等による発毛作用が認められたため、現在では薄毛治療対策に用いられることが増えています。発毛作用が認められている数少ない有効成分です。

しかし、ヒゲ等の体毛が濃くなる・多毛症になるといった副作用もあり、取扱には十分注意する必要があります。また低血圧・高血圧等の血圧治療を行っている人、循環器系の疾患がある人などはこの成分が入った製品を使用できません。


塩化カルプロニウム

塩化カルプロニウムは医療機関向けの脱毛症薬である「フロジン液」等にも配合されている成分です。医療機関では、ストレス・免疫機能の異常等から発生した円形脱毛症等の治療等にも用いられています。

塩化カルプロニウムはアセチルコリン(副交感神経を刺激する神経伝達物質)の働きを活発に促す「コリン作用」を持ち、体をリラックスさせて血管を拡張し、血流の流れを良くしてくれます。

なお市販されている医薬品に配合される塩化カルプロニウムの配合量は最大でも1%~2%までです。医療機関で処方されるフロジン液やアロビックス外用液等の外皮用薬の場合には、5%の配合が認められています。


センブリエキス

センブリ

リンドウ科の二年草「センブリ」から抽出された天然植物エキスです。センブリは日本では古くから「薬」として珍重されてきた植物で、現在もドクダミ等と並び日本固有の三大民間生薬として知られています。

センブリは非常に苦いことで有名ですが、この「苦味」の成分であるスウェルチアマリン(キサントン誘導体)に血行促進作用があることから、薄毛対策成分として用いられることが増えてきました。

また近年では同様の苦味成分「アマロゲンチン」「アマロスウェリン」等に毛母細胞の発毛司令塔である「毛乳頭」を刺激する作用があるとした研究結果も発表されるようになり、注目を集めています。


クララエキス

クララ

マメ亜科の多年草である「クララ」の根から抽出されたエキスです。クララという名前(和名)を知らない方も多いかもしれませんが、「苦参(クジン)」という名前で昔から漢方薬・生薬等にも使われています。

発汗・解熱・鎮痛作用があるほか、マトリン・オキシマトリン等のアルカロイドに血行促進作用及び毛乳頭を刺激する作用があると言われています。また「蛆殺(ごうじころし)」という別名を持つほど殺菌作用が強く、頭皮の状態を健やかに保つ働きも持つ成分です。


トウガラシエキス

トウガラシエキス

ナス科植物である唐辛子(トウガラシ)を乾燥させ、抽出したエキスです。辛味成分である「カプサイシン(カプサイシノイド化合物)」にはエネルギー代謝を活発化させ血流をアップさせる働きがあるため、頭皮の血行促進成分として用いられることが増えています。

また昔から天然の防腐剤として使用されるほど殺菌作用が強いため、頭皮の雑菌繁殖を抑える作用も期待できます。また同様の効果を持つものとして「オランダカラシエキス」等を配合する製品もあります。


トウキエキス

トウキ

セリ科多年草である「トウキ」の根から抽出されたエキスです。乾燥させたトウキには血流の長れを良くする作用・末梢血管を拡張させる作用があるとして、中国・漢方薬の世界では昔から冷え性改善や滋養強壮等のために用いられてきました。頭皮の血流改善の他、ビタミンB12やリグスチリドによる抗炎症作用もあります。



【おすすめ育毛剤】

リアップX5プラスローション/大正製薬

リアップx5

リアップX5プラスローション
http://www.taisho.co.jp/

血行促進成分(有効成分)である「ミノキシジル」を5%配合した壮年脱毛症向けの育毛剤(発毛剤)です。5%という配合率は日本国内で認可されている育毛剤の中で最高濃度となっています。血行不良を改善し発毛へと結びつけたい人にとっては最適の製品と言えるでしょう。

ただし分類上は第1類医薬品(使用にあたってリスク・危険がある薬)となることから、店舗での購入前には薬剤師の説明を受ける必要があります。店舗開店中の場合でも薬剤師(資格保有者)が不在の場合には購入ができませんので注意しましょう。

また毛細血管を拡張する効果が強い分、血圧の低下、それによる頭痛や眩暈といった副作用が起きる可能性があります。特に心肺機能・血圧等に疾患がある人は使用前に必ず医師に相談してください。

この他、成分の刺激が強いため、発疹・かゆみ・かぶれ等が起こったというケースも多く見られています。副作用発現率が8.82%(10人に一人弱程度の割合)と比較的高いため、副作用のリスクに常に注意をし、説明書をよく読んだ正しい使用を心がけましょう。


食生活や睡眠の乱れが原因 ⇒ 【毛母細胞活性タイプ(栄養補給タイプ)】

インスタント食品

髪の毛が太く丈夫に伸びるためには、髪の根元にある「毛母細胞」が活発に細胞分裂をしなくてはなりません。このためには毛母細胞が潤沢に栄養を受け取っており、活性化していることが必須となります。

しかし睡眠サイクルや食生活の乱れが起こると毛母細胞が栄養不足となり、細胞を分裂させる力(髪を伸ばす力)が弱ってしまうのです。

毛母細胞活性・栄養補給を主目的とした育毛剤では、毛根(毛母細胞)に直接的に栄養を与えることで毛母細胞をイキイキと活性化させ、太く強い髪の毛を育てる環境づくりを促します。


毛母細胞活性・栄養補給タイプが向いている人とは?

  • 外食・レトルト・インスタント食品を食べることが多い
  • 朝食抜き等、食事を三食きちんと食べていないことが多い
  • 食事の時間が安定していない
  • 食べ物の好き嫌いが多いと思う(栄養バランスが偏りがち)
  • 平均睡眠時間が常に6時間を切っている・睡眠不足である
  • 睡眠時間・起床時間が安定していない
  • 夜勤等、夜間に遅くまで起きていることが多い
  • 髪の細さ・コシの無さを感じている


毛母細胞活性・栄養補給タイプに配合されている成分とは?

毛母細胞活性タイプの育毛剤に選ばれる成分は幅広く、製品によって成分配合の違いも大きい傾向にあります。ここでは代表的な成分をご紹介していきましょう。

パントテニルエチルエーテル

パントテニルエチルエーテルは「ビタミンB5誘導体」と呼ばれるビタミンB群の一種です。毛根の中程にある「バルジ領域」に対して働きかけ、細胞分裂を活性化させる力を持つと考えられています。

また保湿作用・抗菌作用があることから、基礎化粧品等にも用いられることの多い成分です。頭皮を柔らかく潤す作用も期待できます。食品等にも用いられることが多く、副作用や健康被害等の心配がほぼ無い安全性の高さも魅力となっています。


ペンタデカン酸グリセリド

ペンテデカン酸グリセリドには毛乳頭細胞周辺にある「アデノシン三リン酸」を刺激する働きがあると考えられています。

カンタンに言えば、ヘアサイクルの中で「休止期」に入っている毛乳頭に対し栄養を送り届け、再度活発に働くよう働きかける成分というわけです。またケラチン生成をサポートする作用もあるとされており、髪を強く太くする働きも期待できます。


アミノ酸

アミノ酸とは「髪の毛」を作っているタンパク質(ケラチン)を構成している物質(有機化合物)のことです。グリシン・リジン・アスパラギン酸・シスチン等の多様な種類があります。

育毛剤ではケラチンを構成しているアミノ酸の中でも最重要とされる「メチオニン」や、髪・地肌の再生をサポートする「システイン」等が配合されることが多いです。また血管拡張・血液循環の改善を目的として、「タウリン」や「アルギニン」等が配合されることもあります。


オトギリソウエキス

オトギリソウ

セイヨウオトギリソウから抽出されたエキスで、「セントジョーンズワート」とも呼ばれています。セイヨウオトギリソウはヨーロッパでは古代ギリシャ時代から薬効があるとして珍重されてきたハーブで、主に抗うつ剤・不眠症対策等に用いられてきました。

現代の研究では、オトギリソウエキスに含まれるヒペリシンやヒペルフォリンにセロトニン等の神経伝達物質のバランスを整える作用があることがわかってきています。

また毛の成長を抑制する働きを阻害する作用があると考えられており、育毛剤に使用されることが増えてきました。抗酸化作用・保湿作用等もあることから、頭皮の酸化を防ぎ若々しい状態に保つ効果も期待できます。



【おすすめ育毛剤】

薬用毛髪力 イノベート/ライオン

薬用毛髪力イノベート

薬用毛髪力イノベート
http://www.lion.co.jp/

タンパク質の増殖を促す成分「サイトプリン(6-ベンジルアミノプリン)」、髪の元であるケラチンの生成をサポートする「ペンタデカン」を配合した育毛剤です。またビタミンE誘導体(酢酸トコフェロール)が加えられているので、血行促進や頭皮のエイジング防止作用も期待できます。

後発製品である「薬用毛髪力ZZ(ダブルジー)」とは異なり皮脂分泌抑制成分等は配合されていませんが、ベタつきや痒み等の皮膚トラブルが無いようであれば、上記の栄養補給成分でも十分でしょう。後発製品が発売されたことで実店舗・オンライン店舗等での割引率が大きくなっている傾向も見られます。参考価格の50%~60%近い販売価格となっていることも多いので、無理なく育毛ケアを続けたい人には助かりますね。


皮脂の多さ・ベタつきが原因 ⇒ 【皮脂分泌抑制・皮脂除去タイプ】

頭を掻く

皮脂とは元々肌を保護する役割のものであり、皮脂自体が「頭皮に悪いもの」というわけではありません。

しかし過剰に頭皮が分泌されている状態の場合、シャンプー等の洗浄によっても皮脂が取り切れず、頭皮に残った皮脂が毛穴をつまらせたり、酸化して「過酸化脂質」となることがあります。

この過酸化脂質は肌に対して刺激となる物質であり、痒み・赤みといった炎症を起こしてしまうことも少なくありません。繰り返される炎症が頭皮環境を悪化させ、これが抜け毛を促進させることもあるのです。


 多すぎる皮脂が引き起こす脂漏性皮膚炎

皮脂は頭皮に潜む常在菌「マセラチア菌」の大好物でもあります。過剰な皮脂の分泌によってマセラチア菌が異常繁殖した起こるのが「脂漏性皮膚炎」です。最悪の場合には脂漏性皮膚炎による「脂漏性脱毛症」となる恐れもあることから、皮脂の適度な抑制は薄毛対策で欠かせないものとなります。

特に男性の場合には女性に比較して皮脂の分泌量が多いため、適切な皮脂の除去・皮脂抑制をしておくことが大切です。

皮脂分泌抑制・皮脂除去タイプが向いている人とは?

  • 顔・体がオイリー肌である
  • 頭皮のベタつきが気になる
  • 頭の痒みを感じやすい
  • 髪が油分でボリュームダウンしやすい
  • 頭の匂いが気になりやすい


皮脂分泌抑制・皮脂除去タイプに配合されている成分とは?

皮脂分泌抑制・皮脂除去タイプの育毛剤には、以下のような成分が配合されています。

グリチルリチン酸(甘草エキス)

甘草

甘草(カンゾウ)の根から抽出される成分(グリチルリチン酸)には抗炎症作用があり、古くからカンゾウは天然の炎症を抑えるための鎮静剤・抗炎症剤として用いられてきました。

近年では天然のカンゾウエキスだけではなく、グリチルリチン酸にカリウムを加えた「グリチルリチン酸ジカリウム」が使用されるようになっています。

抗アレルギー薬・アレルギー薬等、医療目的として使われることも多い成分です。育毛剤では過剰な皮脂分泌等による頭皮の荒れ・炎症を抑えるために配合されています。


ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)

ピリドキシン塩酸塩

出典 医薬品医療機器総合機構
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3179117D1125_1_03/

ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)はタンパク質・脂質の代謝をサポートし、頭皮等の皮膚・粘膜等の正常に維持する働きを持ちます。ビタミンB6が不足することで現れやすいのが頭皮トラブル等の「肌荒れ」です。

ビタミンB6を頭皮に直接的に投与すれば頭皮環境の状態の改善をサポートしてくれる他、アレルギー等の炎症抑制効果や免疫力の活発化等も期待できます。


イオウ

イオウは強い皮脂分泌抑制効果を持つことから、皮膚科等で処方されるニキビ薬等にも配合される成分です。また角質の表面を溶解させ、毛穴に詰まった皮脂や雑菌を排出させやすくし、頭皮表面を滑らかに保つ働きも持ちます。

また皮脂分泌によって増えた雑菌の繁殖を抑える抗菌・殺菌作用もあるので、特にベタベタ皮膚で頭皮トラブルが多い人には向いた成分です。

ただし作用が強いことから、肌質によっては過度の乾燥によって更なる皮脂分泌を促してしまったり、赤み・痒みといった炎症が起きることもあるため注意が必要です。


カシュウ(カシュウチンキ)

カシュウはタデ科のツルドクダミの根から抽出されたエキスに含まれる成分です。ツルドクダミは古くから漢方薬にも用いられてきた植物で、滋養強壮やコレステロール低下のため等の薬用酒等にも多く配合されています。

カシュウはアントラキノン・タンニン等を多く含み、主に毛穴からの過剰な皮脂の分泌を抑制する働きを持ちます。また毛穴の皮脂づまりも解消してくれるので、特にシャンプー後にもスッキリ感が得られないという人には向いた成分です。


ビタミンC(ビタミンC誘導体)

ビタミンC誘導体

ビタミンCには余分な皮脂の分泌を抑制する働きがあり、昔からニキビ・吹き出物等の肌荒れ改善に用いられてきました。

ただしビタミンCの成分自体に光毒性があるため、現代では皮膚に浸透してからビタミンCとしての効果を発揮する「ビタミンC誘導体」が用いられるようになっています。皮脂抑制作用だけでなく抗酸化作用等もあるため、頭皮を健やかな状態に保つことが期待できます。

この他、ドクダミエキスやイソフラボン、チオキソロン等も皮脂分泌抑制のために配合されることが多い成分です。


【おすすめ育毛剤】

カロヤンプログレEX O(forOILY SKIN)/第一三共

カロヤンプログレEXO

カロヤンプログレEX O
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_karoyan/products/progreex/

皮脂の脂質量を下げる生薬・カシュウチンキに加え、皮脂抑制力の強いピリドキシン塩酸塩等の成分を配合したオイリー肌向けの育毛剤です。

この他、抗菌力の高いヒノキチオール(ヒバ・ユズコ等から抽出したエキス)等、過剰な皮脂の分泌によるかゆみや炎症を抑える成分も多種配合されています。消炎成分である「l-メントール」によってペパミントに似たサッパリとした香りも生まれるため、頭皮のイヤな匂いが気になる人にもピッタリです。

有効成分の配合量が多いため「医薬品(薬)」に分類される育毛剤ですが、安全・健康上のリスクは比較的低く第3類医薬品にグループ分けされています。薬局・ドラッグストア等の他、amazonやケンコーコム等のオンラインショッピングでも気軽に買えるので、「育毛ケアをコッソリ始めたい」という人にも助かりますね。

とは言え医薬品(薬)の使用では副作用等が起こる危険性もありますから、使用前には説明書をしっかりと読み、容量・用法を守るようにしましょう。


乾燥・頭皮の弱さが原因 ⇒ 【頭皮保湿・頭皮保護タイプ】

乾燥

近年増えていると言われているのが、「頭皮の乾燥」によって抜け毛が進行しやすくなっているケースです。前述のとおり皮脂(油分)が過剰であることも頭皮にとっては悪影響ですが、油分・水分が著しく不足している状態も良くありません。

頭皮が乾燥をした状態になると、角質細胞同士の繋がりが弱くなり皮膚のバリア機能が低下します。そのため細菌や外気の刺激等を如実に受けやすくなり、炎症等の皮膚トラブルも起きやすくなるのです。頭皮全体が弱った結果、毛母細胞の働きも鈍くなり、髪が抜けやすくなったり、丈夫な毛が育ちにくくなります。


頭皮保湿・頭皮保護タイプが向いている人とは?

  • 顔や体の皮膚が乾燥肌・敏感肌である
  • 冬に顔・体にアカギレ・カサカサ感を感じやすい
  • ヘアトニック等が頭皮に合わないことが多い(刺激を受けやすい)
  • フケが出やすい
  • 頭皮のUV対策はしていない
  • パーマ・ヘアカラーを頻繁に行っている
  • 洗浄力の強いシャンプーで髪を洗っている


頭皮保湿・頭皮保護タイプに配合されている成分とは?

フコイダン・海藻エキス

フコイダンはめかぶ・もずく・ワカメなどの海藻に含まれるヌルヌルとした食物繊維から抽出された成分です。髪・頭皮への強い保湿効果を持つ他、近年ではワカメから抽出されたフコイダンに毛母細胞の成長因子に働きかける力があるとされ、育毛剤に配合されることが増えています。


イチョウ葉エキス

イチョウ

乾燥させたイチョウ(銀杏)の葉から抽出したエキスです。銀杏独特の成分であるとされる「ギンコライド」に抗酸化作用とPAF(血小板活性化因子)抑制作用があることがわかり、育毛ケアにおける働きが期待されています。

また銀杏は30種以上のフラボイド(香り成分)を持ち、ケルセチン・ケンフェロール、イソラムネチン等の成分には血行促進作用もあると考えられています。


ローヤルゼリー

ローヤルゼリーとは、ハタラキバチ達が集めてきた蜜の中で最も栄養価が高く、女王蜂だけが食することができる部分のことです。タンパク質・アミノ酸・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンE等、髪と頭皮を健やかに保つための成分がギュッと凝縮されています。


ヒアルロン酸・コラーゲン

ヒアルロン酸はわずか1グラムで6リットル以上もの水分を保持できるという強力な保湿剤です。また皮膚を構成する物質であるコラーゲンも、保湿剤として定番の成分となっています。化粧水・美容液等にもよく用いられる成分であり、使用したことによる皮膚トラブル等の危険性が低く、安心して使える点がメリットです。



【おすすめ育毛剤】

バイオニクス育毛剤 BUBKA ZERO(ブブカゼロ)/株式会社T.Sコーポレーション

バイオニクス育毛剤 BUBKA ZERO

バイオニクス育毛剤 BUBKA ZERO

コラーゲンやヒアルロン酸、そして海藻から抽出されたエキスである「M-034」等、保湿成分の配合に力を入れている育毛剤です。「M-034」は予防のための最新医学で注目されている外毛根鞘に存在するバルジ領域を強くサポートしてくれます。

17型コラーゲンが発毛活性化に役立つことに着目し、17型コラーゲンを量産できるマジョラムエキスを配合。太い毛根を育てるカモミラエキスや、センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸トコフェロールの薬用有効成分も配合しています。

育毛剤の中では珍しく、頭皮の刺激となりやすいアルコール成分を大幅にカットしている点もポイントです。「敏感肌だけど育毛ケアをしたい」「刺激の強い育毛剤が合わなかった」という人には特に向いている製品です。

通常価格が高い点が難点ですが、初回購入向けの70%近い大型割引キャンペーンが定期的に展開されており、また定期購入を選べば50%~75%近い割引を受けられます。購入方法をきちんと選択すれば、コストを抑えられます。
※初回購入割引・定期購入割引あり


男性ホルモンの影響・AGA(男性型脱毛症)が原因 ⇒ 【男性ホルモン抑制・拮抗タイプ】

父と子

男性の薄毛・抜け毛の原因で多いのが男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン(DHT)」の増加による脱毛である「AGA(男性型脱毛症)」です。DHTは「テストステロン」というホルモンが肝臓や睾丸等から分泌される酵素「5αリクターゼ」と結びつくことによって生まれます。

DHTは毛母細胞を攻撃して毛乳頭の働きを弱らせ、最終的には毛母細胞の細胞増殖をストップさせてしまうのです。男性ホルモン抑制・拮抗タイプの育毛剤は、DHTを作り出す酵素「5αリクターゼ」の生成を阻害したり、男性ホルモンそのものを働きを抑制することを主目的としています。

男性ホルモンによる毛乳頭への攻撃を抑制することで、抜け毛の増加や薄毛の進行を停滞化が期待できるわけですね。

男性ホルモン抑制・拮抗タイプが向いている人とは?

  • 父親・祖父・親類(特に母方血縁)に薄毛が多い
  • 特定箇所(生え際・頭頂部等)で抜け毛・薄毛の症状を感じやすい


男性ホルモン抑制・拮抗タイプに配合されている成分とは?

男性ホルモン抑制・拮抗タイプの育毛剤には、主に以下のような成分が配合されています。

フィナステリド

DHTを生み出す酵素「5αリクターゼ」の働きを抑える成分です。現在の日本では内服薬型の育毛剤にのみ配合されています。

ただし国内製品は処方箋が必要な処方薬のみ(薬名・プロペシア)となっており、購入にあたってはAGA治療専門クリニック等を受診する必要があります。また保険診療の適用外となることから、薬品価格が高額となるのがネックです。


キャピキシル

アカツメクサ花エキス・アセチルテトラペプチド3を組み合わせた成分で、従来のAGA治療薬にはなかった「天然由来成分」である点、また副作用の心配が少ない点などで注目を浴びている存在です。

5αリクターゼを阻害する働きを持つ他、発毛作用が血行促進成分である「ミノキシジル」の3倍以上であるとの報告も見られています。


エストラジオール

エストラジオールは女性ホルモンの一種です。女性ホルモンを直接的に投与することで、男性ホルモンの過剰な働きを抑え、薄毛の促進を停滞化することが期待できます。

この他、オウゴンエキス・チョウジエキス・ビワ葉エキス・ヒオウギエキス等の天然植物エキスも5αリクターゼ阻害作用があると言われています。



【おすすめ育毛剤】

フィンジア/ユーピーエス

フィンジア

フィンジア
https://finjia.jp/

「キャピキシル」を国内最大濃度とされる5%、更に副作用の少なさで注目される「ピディオキシジル」を2%配合した育毛剤です。

2つの有効成分の副作用がいずれも低い点が魅力であり、特に「ミノキシジル」が肌に合わなかった人、「フィナステリド」が体質に合わなかった人等から評価を受ける傾向が見られています。

通販限定製品ですが、商品名等を送り状に明記せず無地の箱で届けるといったプライバシー保護制度が徹底されているので「コッソリとケアを始めたい人」にも向いています。また全額返金保証が付いていますから、万一合わなかった場合にも安心ですね。
※まとめ買い・定期コース割引あり


おわりに

血行促進・栄養補給・男性ホルモン抑制等、育毛剤に配合されている成分の方向性は様々です。しかしいずれの成分でも「ヘアサイクルの正常化」を目的としているという点は共通しています。

髪の生え変わりであるヘアサイクル(毛周期)は、正常な場合においても「成長期2年→退行期2週間 → 休止期3~4ヶ月」という2年半近い長期的なスパンで動いているものです。

乱れてしまったヘアサイクルを正常化するためには、短くても3ヶ月~4ヶ月以上の継続したケアが必要となります。1週間・1ヶ月といった使用期間で安易な判断をせず、きちんと使い続けて状態をチェックしていきましょう。





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