増毛の種類のひとつ「増毛エクステ」とは?メリット・デメリットを徹底解説!
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「髪にボリュームが無くなった」「分け目や生え際が目立つ」...こんな悩みを持つ人達から今、熱い注目を浴びている存在が「増毛エクステ」です。
従来のかつらやヘアピースに比べて自然で、植毛よりお金がかからない...様々な魅力が人気の理由となっています。
でも初めての「増毛エクステ」についてわからないことがあったり、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
このページでは増毛エクステとファッションエクステとの違いや、増毛エクステのメリットだけでなくデメリットについても詳しく解説していきます。
「増毛エクステ」とは何?
「増毛エクステ」とは髪を増やす増毛手段の1つです。エクステンション(付け毛)の技術を使って髪のボリュームアップや薄毛のカバーを目指します。
かつらや育毛を扱うサロンで施術を受けられる他、増毛・育毛の毛髪関連企業でも増毛メニューがあります。
人口毛を結びつける増毛法
増毛エクステでは、ごく細い人工毛(ファイバー毛)2本~8本を自分の髪の毛1本の根元に結びつけていきます。
自毛1本が2倍~8倍にボリュームアップするため、髪が細くなってしまった部分に行うとふっくらとした自然なボリューム感に。
また地肌の透けが気になる部分に増毛エクステを行えば、薄毛をナチュラルにカバーすることができます。
エクステンションは最大100種類以上
自髪につける人工毛(ファイバー毛)は、店舗によって異なりますが、太さ・硬さの違いで3~4種類があります。
さらに各種類で黒髪~ブラウンヘアー等の25色~40色展開が行われていることがほとんどです。
つまり100種類以上の人工毛の中から、自分の髪にもっとも近い雰囲気のエクステンションを選んで付けて貰えるということになります。
ヘアカットの他カラー・パーマも可能
増毛エクステで結びつけた人工毛(ファイバー毛)は、好みのヘアスタイルにカットすることが可能です。また髪を切るだけでなく、装着後にヘアカラーやパーマ等も行うことができます。
増毛エクステとファッションエクステとの違いは?
「エクステ(エクステンション)」というと、若い女性達がオシャレのために行う「ファッションエクステ(ヘアエクステ)」を連想する方も多いのではないでしょうか。
以前に行ったヘアエクステを思い出して「あれはちょっと…」と思っている人も居るかもしれません。
しかし、ファッション向けのヘアエクステと増毛エクステには以下のような違いがあります。
増毛エクステは「数本」で付ける
オシャレ用のヘアエクステやファッションエクステでは、太い場合には100~200本以上、細い場合でも20本程度の「毛の束」を自髪に付けていきます。
そのため毛の根元の部分等を見ると、付け毛を付けていることがハッキリとわかりやすいです。
また束の部分に人工毛が集中するので、手触りやツヤの面等でも「この部分は付け毛だな」とわかりやすい傾向にあります。
対して『増毛エクステ』では、1本の毛には多くて6本程度、少ない時にはたった2本の人工毛しか結びつけません。毛の根元の部分にごく小さな結び玉ができる程度なので、見た目にはとても自然です。
また自髪に混ぜるようにして人工毛を結びつけていくので、400本~1,000本程度の増毛であれば、手触り・ツヤ等も自髪と変わらないような状態をキープできます。
増毛エクステは金属や接着剤・糸ゴム不使用
オシャレ用ヘアエクステ・ファッションエクステの場合には、以下のいずれかの法法で付け毛を地髪に付けていきます。
オシャレ用ヘアエクステ・ファッションエクステをつける方法
金属チップ
地毛と人工毛の束を金属のリングで綴じてから、ペンチ等を使って地毛の根本に圧着する方法です。
地毛と人工毛の圧着力が強いのがメリットですが、場合によっては地肌がひきつれて痛みを感じることもあります。
接着剤
ケラチン接着剤やチップ型接着剤等を使って、地毛に人工毛の毛束をくっつけていく方法です。接着剤を塗るにはグルーガン等を用い、取り外しには専用の薬液を使います。
自髪に対するダメージが大きく、また取り外し薬剤によるキューティクルの剥がれ問題等も指摘されています。
超音波
超音波アイロンを使って、特殊な接着剤(ヘアボンド)を溶かしながら地髪にエクステを付けます。上の接着剤と同じように、熱や薬剤による問題があります。
熱収縮チューブ
上で解説した金属チップの素材が、金属から熱加工で溶ける素材に変更されたタイプです。髪にチューブを通してから溶かすので根本が目立ちにくいですが、取り外しには専用の薬液が必要です。
シールエクステ
エクステの根本の部分に粘着テープのようなシールが付いているタイプです。比較的カンタンに取り付けができるのが魅力ですが、やはり髪へのダメージが問題視されています。
編み込み
毛の根元に三編みまたは四つ編みで人工毛を編み付けてから、糸ゴム等で固定する方法です。
自分でエクステを取り外せるのが魅力ですが、装着部分が匂いやすい、頭皮がひきつれやすいといった問題点があります。
増毛エクステでは頭皮に負担大きい方法は使わない
上記のような従来のヘアエクステ(ファッションエクステ)では、自髪や地肌に対する負担が大きいのが問題点でした。
特にヘアボリュームの低下や薄毛等に悩む人の場合、髪や頭皮にダメージが蓄積するタイプの増毛法は避けたいですよね。
その点『増毛エクステ』では、上記のような「化学薬品」「金属」「熱加工」「強く引っ張る編み込み」といった髪に負担がかかりやすい接着法は一切使われません。
髪の根元に一本一本に「手」で人工毛を結びつけるという手仕事なので、薬品類等の使用はゼロ。
更に細い毛を優しく結びつける技術が確立しているため、編み込むような地肌のひきつれもありません。
自毛に馴染む自然な色味のカラー
ファッションエクステ・ヘアエクステの場合には、装着部分がエクステであることをアピールさせるような色味のものもたくさんあります。
例えばピンクやブルーなどのエクステをインナーカラーとして使ったり、グラーデーションカラーにするような方法です。
対して『増毛エクステ』の場合には、よりナチュラルで地髪に近い色合いのカラーバリエーションが豊富です。
黒系の他、ダークブラン・アッシュブラウン等の自然な茶系の色味が多いので、髪を染めない人も増毛をすることができますし、白髪染めと同じ色合いのエクステを選ぶこともできます。
増毛エクステのメリット・良い点は?
増毛エクステの利用者数や施術を受けられるサロン数は、年々増える傾向にあります。増毛エクステに人気が集まる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
生え際やつむじの自然さがメリット
従来のかつら(ウィッグ)の場合、おでこ周辺の「生え際(はえぎわ)」部分等はどうしても不自然な仕上がりになりがちなのが問題でした。
またツムジ部分の薄毛をカバーしようと部分かつら(ヘアウィッグ)を付けてみても、どうも地毛となじまない...とお悩みの人も少なくありません。
その点、自分の髪の1本1本にエクステを付けていく「増毛エクステ」では、部分的な増毛も自然に行えます。
髪1本に対して付けるエクステ本数を調整できるので、例えば「生え際には地毛1本に対してエクステ2本」とし、根本の結玉を通常よりさらに小さくすることができるのです。
エクステが結ばれた程度なら、結び目の玉の大きさは地肌のギリギリにまで目を近づけてやっと確認できるほどの極小です。
「増やしている」とバレることなく、ナチュラルに髪の毛をボリュームアップできるというわけです。
シャワーやプールで髪が濡れても大丈夫
増毛エクステでは、地髪とエクステを特殊な結び方で結びつけています。そのため水に濡れたり頭を水につけたりしても、ウィッグのように「ズレる」「浮く」といったトラブルは起きません。
ふだんのシャンプーも、自分の髪の毛を洗うのと同じように行うことができます。またジムのシャワーや温泉旅行、プールや海等に行った時も、堂々と髪を濡らすことが可能です。
「バレたらどうしよう」と心配することなく、レジャーやアウトドアを愉しむことができます。
少しずつ段階的に増やしていける
例えば髪のボリュームが少ない人がフルウィッグをかぶったら、その違いは見た目にも極端ですし、すぐに「かぶっている」ということがわかりますよね。
部分ウィッグの場合にも同様で、付けている時とはずした時の差が大きく出やすいです。
しかし『増毛エクステ』では、付けるエクステの量を希望に応じて増減することができます。400本程度の軽い増毛から、本格的な4,000本まで、少しずつ増やしていくことも可能です。
段階的にエクステの量を増やしていけば「増毛対策をしている」と周囲に気づかれることもありません。「なんとなくツムジが目立たなくなっている」といったような、自然な仕上がりにすることもできます。
地肌がムレたりしない
ウィッグ(かつら)を付けている人、付けたことがある人ならば「地肌が蒸れる」という不快さを感じた人も多いことでしょう。
近年では『コンフォートクール』新型の繊維も登場しているものの、頭皮にピッタリと密着するウィッグはどうしても通気性に劣りやすく、地肌が蒸れやすい傾向にあります。特に熱い夏のかつら装用には不快を覚える人が多いようです。
ムレによる雑菌の繁殖で地肌に炎症が起きたり、不快感でイライラする...といったケースも。無理な連続装用が、薄毛を悪化させてしまう恐れもあります。
その点『増毛エクステ』の場合、エクステが地肌に直接触れることはほとんどありません。
根本に近い部分にエクステを結びつけるだけなので、蒸れが起こる心配はゼロです。地肌の雑菌繁殖等のトラブルを心配せず、快適な状態をキープできます。
薬品使用や手術の必要もなく安心
上の『ファッションエクステとの違い』でも紹介したように、増毛エクステでは特殊な化学薬品や溶剤を使う必要はありません。
薬品や化粧品等でかぶれやすい敏感肌の人や、アトピー体質の人、その他肌が弱い人でも、安心して増毛することができます。
また頭皮を切り取って移植する「植毛」のように本格的な「手術」を行う必要もありませんから、体への負担の心配もなし。気軽にヘアボリュームの調整を行えます。
髪が伸びたらリペア可能なエクステも
自髪の根元に結びつけたエクステンション(人工毛)は、髪が伸びるとともに少しずつ髪の上の方へと動いていくことになります。このズレた位置を再度根元の方へと戻す作業が「リペア」です。
増毛エクステの中には、このようなリペア対策が可能な施術もあります。
髪の長さやヘアスタイル、求めるボリューム感等に合わせて1~3ヶ月にリペアを行えば、キレイな状態を長持ちさせることができるのです。
リタッチ可能なエクステなら経済的
『増毛エクステ』に自毛に直接エクステを結びつける方法なので、自分の髪が抜けてしまうと一緒にエクステも取れてしまいます。
でも「再利用OK」のエクステや店舗であれば、もう一度自分の髪にエクステを付け直してもらうこともできるのです。
このような「付け直し」の作業のことは、多くのお店では「リタッチ(またはレタッチ)」と呼ばれています。
リタッチの場合、エクステを買う必要はなく、リタッチのための技術料だけで済ませることができます。繰り返し使えるタイプのエクステであれば、コストパフォーマンスもよく経済的です。
施術時間が短めで気軽
増毛エクステの取り付けにかかる時間については、その技術内容や店舗によっても微妙に差があります。
ただ平均的には「100本で15分~20分」というお店が多いようです。400本であれば1時間、800本でも2時間半前後で装着が完了します。
施術時間1~2時間といえば、髪にパーマをかけたりヘアカラーをするのと大きな違いがありません。パーマやサロントリートメント感覚で行える、気軽な増毛法と言えるでしょう。
まだ一度装着してしまえば自分の髪と一緒にお手入れができますから、フルウィッグ等に比べると手入れにかける時間は少ないでしょう。
自分らしいヘアスタイルを楽しめる
『増毛エクステとは』で解説したとおり、増毛エクステではエクステ装着後にも地髪にパーマをかけることはできます。またヘアカラー(白髪染め・グレイカラー含む)の使用もOKです。
今までの自分の髪型、髪色スタイルを変えることなく、自然に髪を増やすことができるのです。
もちろん、ボリュームアップに合わせた新しいヘアスタイルに変えることもOK!自由度が高い点は、大きな魅力と言えるでしょう。
価格がフルウィッグや植毛に比べて安い
女性向けのかつら(ウィッグ)や植毛手術等の薄毛対策の場合、平均的な価格は以下のようになっています。
女性向け薄毛対策の価格目安
- フルフィッグ(既製品)の場合:5万~30万円程度
- フルウィッグ(オーダーメイド)の場合:30万円程度~
- 毛髪再生医療(ダーマスタンプ等):1回5万~8万円程度
- ケラステム毛髪再生:150万円程度~
- 毛髪再生メソセラピー:1回8万円程度~
- 植毛手術(500グラフト):1回50万~80万円程度
- 増毛エクステ(400本):1回8千円~1.1万円程度
既製品ウィッグの場合、比較的価格帯は安めの分見た目にバレやすいというのがネックです。
反対にフルオーダーウィッグや植毛、毛髪再生等になると、超高価格の料金が必要になってしまいます。
その点『増毛エクステ』は400本の平均料金が8千円~1.1万円程度、1千本でも2万円~3万円程度と比較的手軽な価格帯となっています。もちろん価格帯はエクステ代金だけでなく、施術代金込みです。
また前述したとおりエクステは繰り返して使用ができるので、リペア・リタッチであれば料金をさらに抑えることもできます。
マッサージやヘッドスパもOK!
『増毛エクステ』ではしっかりと人工毛と地毛が結んであるので、頭皮マッサージやヘッドスパ等を行うことももちろんOKです。
適度に頭皮をほぐしてあげれば血行が良くなり、薄毛の進行を抑える効果も期待できます。
増毛エクステにデメリット・良くない点はある?
『増毛エクステ』には上で解説したような様々な魅力があり、薄毛に悩む人たちから人気を集めています。
しかしもちろん「良い点だけ」で出来ているサービスはありません。もちろんデメリットもありますし、合わない人も居ます。
では増毛エクステにはどんなデメリットがあるのでしょうか。
細かいクシの使用はNG
『増毛エクステ』では、非常に目が詰まった細かいクシで髪をとかすのはNGとされています。
根元の細い結び玉にクシがからまってしまい、エクステがとれたりズレたりしやすくなるためです。
とはいえ、幅が広めのコームやブラシ等であればブラッシング自体はOKなので、そこまで心配することはありません。
ブラッシングのコツ等もサロンで教えてもらえるので、装着後に聞いておくと良いでしょう。
髪が抜けた時に毛が目立ちやすい
『増毛エクステ』装用後の髪は、自分の髪1本に対して2本~8本の人工毛(エクステ)を結びつけた状態になっています。
この髪が1本抜けると、人から見たら髪が4~5本一気に抜けたように見えてしまうわけです。
特に髪が長い人や髪質が太めの人の場合、髪が抜けたのが目立ちやすいのが難点と言えます。
そのため『増毛エクステ』装用中は、家でしっかりブラッシングをして、その日に抜けてしまいそうな髪を取り除く対策をしている人が多いです。
自分では取り外しできない
『増毛エクステ』では、編み込み型のファッションエクステとは異なり、自分で取り外すことができません。
また『増毛エクステ』の技術方法の種類によっては、一度装着したエクステを解くことができず、自然に髪が抜ける(または髪を切る)までは取り外し不可というケースもあります。
「ボリューム感が増えすぎた、思っていたのと違う」となっても、気軽にやり直しはきかないので注意が必要です。
まずは少量の400本・800本等から様子を見て、少しずつ本数を増やしていくといった方法を取るのも良いでしょう。
短すぎる髪には取り付けられない
『増毛エクステ』では、髪にエクステを結びつけるという手作業を髪の一本一本に対して行っていきます。
髪や地肌に負担をかけずにしっかりとエクステを装着するために、特殊な結び方の技術が採用されているのです。
この『増毛エクステ』の結び方を行うためには、一定の髪の長さが必要になります。増毛エクステ技術の種類によっても違うのですが、髪の長さは平均12センチ~15センチ必要とされることが多いです。
ベリーショート等で装着部分の髪がとても短い人の場合、増毛エクステができないと判断されてしまう可能性があります。
高温ヘアアイロン・縮毛矯正はNG
『増毛エクステ』で使われるファイバー毛(人工繊維毛)はとても丈夫で、パーマやヘアカラー等にも耐えることができます。しかし超高熱に対してはあまり強くありません。
製品によっても異なりますが、大体「190℃~200℃」の熱を与えるとエクステが溶ける可能性が出てきます。
この温度を与える施術でいうと、昔からの高熱アイロンを使った方法で行う「縮毛矯正」等があります。また200℃近い出力があるタイプのヘアアイロンの使用は禁止です。
とは言え一般的なホットカーラーや低温アイロン等であれば使用できますし、近年人気の「低温ストレート」であれば施術を受けることもできます。
大量に付けると手触りが不自然になることも
『増毛エクステ』で付ける人工毛(ファイバー毛)は自毛より軽く、手触りも人毛に近いようなしなやかさを持っています。部分的な使用であれば、髪の手触りに不自然さは感じられないでしょう。
しかし装着量が3,000本~4,000本になってくると、髪全体のファイバー毛の量が20,000本近く(髪全体の20%以上)になるため、人工毛の手触りがやや目立つようになります。
定期メンテナンスの必要がある
自分の髪に結びつけるタイプの『増毛エクステ』は、付けたら一生そのまま...というわけではありません。
自分の髪が抜ければエクステも取れてしまいますし、髪が伸びる毎にエクステの位置も変わっていきます。
そのためキレイでふんわりとしたボリュームのある状態をキープするには、1ヶ月~3ヶ月に1回ペースでのリペア・リタッチ等のメンテナンスが必要です。
パーマやヘアカラー等と同じですね。定期的にサロンに通うのがめんどうな人や、忙しくてサロンに通う時間が取れない人には不向きかもしれません。
カットやパーマのサロンが限定されることも
上でもご紹介したとおり、『増毛エクステ』をした髪でもカラーやパーマはできます。そのため基本的にはどの美容院・ヘアサロンでも、増毛エクステ後に髪を整える施術を受けることは可能です。
ただし「細かいクシが使えない」「高温NG」といったお手入れの注意点があるため、美容院側には「増毛エクステ使用中の注意書き」等を読んでもらう必要があります。
何も言わずにパーマやカラーをされると、最悪の場合エクステがゴッソリ取れたり溶ける恐れがあるのです。
「増毛エクステの話をわざわざ外でするのには抵抗がある...」という人も多いのではないでしょうか。
そのせいか、エクステを付けたサロン、またはエクステサロンと提携したヘアサロンでその後のヘアカットやパーマを依頼する人が多いようです。
妊娠中・出産直後には不向き
アレルギー等の不安が無いことから、病気療養中の薄毛対策等にも用いられている『増毛エクステ』ですが、中には例外もあります。
妊娠中や出産直後等には、あまり増毛エクステがおすすめできません。
これは妊娠中・出産直後にはホルモンバランス(エストロゲン等の黄体ホルモンの分泌量)が激しく乱れやすいせいです。女性ホルモンは髪を司るホルモンであり、この分泌が乱れると一時的に髪が抜けやすくなることがあります。
せっかく増毛エクステでボリュームアップをしても、自髪が抜けやすい状態ではあまり意味がありません。地髪と一緒にエクステも取れてしまうからです。妊娠中の場合には、
増毛エクステはおやすみしておいた方が良いでしょう。
同様に「脱毛」の副作用が症強く出る薬の服用中には、増毛エクステは向かないと言われています。
この他「円形脱毛症」の場合には、症状が悪化する恐れがあるため、施術を受ける前に医師に相談しましょう。
薄毛範囲がとても広いとカバーできない
『増毛エクステ』は、元々ある髪の毛に人工毛を数本結びつけることで髪をボリュームアップさせる増毛法です。極端な例ですが「髪が一本も無い」という状態からは毛髪を増やすことはできません。
同様に「髪が生えていない部分」がとても広い場合、増毛エクステだけでは薄毛をカバーできないことがあります。
増毛エクステは、主に下記のような見せ方を目的とした増毛法であると考えた方が良いでしょう。
- つむじや生え際・分け目等の部分的なカバーリング対策
- 全体の髪をフンワリと見せるボリュームアップ対策
サロンが遠い可能性がある
『増毛エクステ』は、ヘアカットやパーマとは異なり、どのヘアサロン(美容院)でも受けられる施術ではありません。
お住いの地域等によっては、家から近い範囲には『増毛エクステ』を行っているサロンが見つからない可能性もあります。
また「増毛施術をされているところを人に見られたくない」という場合、完全個室制のサロンを探す必要も出てきます。
1ヶ月~3ヶ月に1回といったペースで通える範囲内に希望するサロンがあるかどうか、確認はしておいた方が良いかもしれません。
こんな人には『増毛エクステ』がおすすめ!
増毛エクステのメリット・デメリットを見ていくと、以下のような人に向いた増毛法であることがわかってきます。
髪の状態
- 髪のペタンコ感・ペシャッと感が気になる
- 分け目が広くなってきた気がする
- つむじの薄さが気になっている
- 前髪のボリュームが減ってきている
『増毛エクステ』はその仕組みから、いわゆる男性の脱毛症(0字型薄毛・M字型薄毛等等)にはあまり向かないと言われています。
それよりも、全体的なボリュームダウンや部分的な頭皮の見え方が気になる「女性の薄毛」に比較的適した増毛法と言えそうです。
ヘアスタイル
- 髪の長さは長めのショートカット以上
- ヘアカラーを楽しんでいる
- 白髪染めを使っている
- パーマをかけている
『増毛エクステ』はパーマやヘアカラー等、髪のオシャレを楽しみたい人にもうってつけの増毛法です。
近年ではエクステンションのカラーバリエーションにゴールドやシルバー、レッドカラー等も登場し、より華やかな色合いを愉しむこともできるようになりました。
いくつになっても「自分らしさ」を大切にしていきたい人にこそ向いた増毛法と言えるでしょう。
ライフスタイル
- 旅行やジム等を思い切り楽しみたい
- 毎日の髪の手入れは気軽に行いたい
- サロンに定期的に通える
ウィッグのように毎日の手入れのことや、万一のズレ等を心配しながら過ごしたくない人には『増毛エクステ』はピッタリです。
髪の状態にもよりますが、月1~3ヶ月に1回、2~3時間の施術が受けられる人であれば、無理なく増毛エクステを続けてゆけるでしょう。
薄毛対策
- 周囲にバレずに薄毛対策をしたい
- 自然に髪の毛を増やしていきたい
- 育毛ケアと並行して髪も増やしたい
- コストを抑えて薄毛対策をしたい
育毛剤や生活習慣対策等で薄毛の対策・育毛ケアをしている人も多いことでしょう。もちろんそれらの対策は、これからの「自分の髪」を守っていくために大切です。
でも育毛ケアだけではなかなかボリュームアップができない...そんな時の併用対策としても、頭皮への負担が少ない増毛エクステはちょうど良い存在と言えます。
企業によっては、増毛と育毛を同時に行ってくれるところもあります。
頭皮ケアやマッサージ等をていねいに続けながら増毛エクステをすることで、ワンランク以上も素敵な自分になれることでしょう。
おわりに
増毛エクステにはウィッグ(かつら)や従来のファッションエクステとは異なる様々な特色があります。
髪との付き合い方・ライフスタイル等に合っていれば、デメリットを軽減しつつメリットを最大限に享受できることでしょう。
近年では体に負担をかけないナチュラルな薄毛対策を好む人が増え、その影響もあって『増毛エクステ』ができる店舗も増加傾向にあります。
ご自宅や通勤エリアの近くに通いやすい増毛エクステサロンがあるかどうか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。