SBI新生銀行は日本国内で早くからインターネットバンキングやATM手数料無料化のサービスを提供するなどパイオニア的な銀行です。

ここでは、SBI新生銀行の住宅ローンの特徴について解説します。

  • 融資手数料が最安水準
  • 安心パック加入で団信保障が無料
  • 低金利(ネット銀行の平均的水準)
  • 保証料なし
  • 繰上返済の手数料無料
  • 来店不要でいつでも申し込み可能

 

SBI新生銀行住宅ローンの評価まとめ

SBI新生銀行の住宅ローンを他のネット銀行と項目ごとに比べて表にします。項目ごとに比較することで、特徴を分かりやすくします。

SBI新生銀行の住宅ローンの諸費用(保証料と手数料)は非常に低く、ネット銀行の中で最低水準です。安心パック加入で要介護状態になると住宅ローン残高が0円になる保障が無料で付けられます(安心パック加入の手数料は必要)。

申込み条件は標準的ですが、金利はネット銀行の中では少々高めです。

 

「SBI新生銀行」 vs その他ネット銀行 ~ 項目別比較まとめ
比較項目 評価
保証料と融資事務手数料
とても良い
保証料は不要。融資事務手数料はネット銀行の中では最安水準保証料と融資手数料の詳しい評価
審査:申込み条件
ふつう
勤続2年以上、年収300万円以上と平均的な申込み条件申込み条件の詳しい評価
繰上返済手数料
まぁ良い
ネット銀行の平均より無料範囲が広い繰上返済手数料の詳しい評価
保険:団信と特約
まぁ良い
安心パック加入で安心保障付団信が無料付帯団信と特約の詳しい評価

では各項目を詳しく見ていきましょう。

SBI新生銀行住宅ローン パワースマート住宅ローン

  • 事務手数料が非常に低い
  • 安心パックWで返済時もカバー
  • ミックス・ローン対応
SBI新生銀行住宅ローン
  • 事務手数料が非常に低い
  • 安心パックWで返済時もカバー
  • ミックス・ローン対応
  • 対応範囲:新規・借換
  • 融資額:500万円~1億円以下(10万円単位)※1
  • 融資単位:5年以上35年以内(1年単位)※2

※1 担保評価額の100%以内
※2 長期固定金利タイプの場合は21年以上35年以内

金利

SBI新生銀行のパワースマート住宅ローンには変動金利(半年型)タイプと当初固定金利タイプ、長期間固定金利タイプ、ステップダウン金利タイプの4種類が用意されています。また、SBI新生銀行ではこれらの金利タイプを組み合わせるミックス・ローンサービスも提供しています。

変動金利(半年型)タイプ

SBI新生銀行の変動金利タイプでは契約当初の「当初借入金利」が適用されます。金利は毎年2回(5月1日と11月1日)に見直しがされて、6月と12月の約定返済日翌日から金利が適用されます。

なお、利率変更時点で変動金利タイプから固定金利タイプへ金利タイプを変更することも可能です。固定金利に変更する場合、5,500円の変更手数料が発生します。

この金利を選択すると、安心パックWと安心パックSは利用できません。

固定金利型

SBI新生銀行の固定金利型には2つのタイプがあります。それが当初固定金利タイプと長期間固定金利タイプです。

当初固定金利タイプ

当初固定金利タイプは金利の固定期間を選んで、その期間中の金利を一定にできます。期間は1年、3年、5年、7年、10年、15年、20年の7つが用意されています。固定金利期間が終了すると固定金利にするか、変動金利にするかを選択できます。なお、契約者から申請がない場合には、変動金利タイプが選択されるので注意をしましょう。また、この金利タイプの1年、3年、5年、10年固定を選択すると、安心パックSは利用できません。

長期間固定金利タイプ

長期間固定金利タイプでは契約日の金利が、ローン期限まで続きます。固定期間中は金利の変動はありません。また、固定期間中に変動金利に変更することもできません。

ステップダウン金利タイプ

借入れから10年経過した後に5年ごとに金利がさがるタイプです。この金利を選択すると、安心パックWと安心パックSは利用できません。

ミックスローン

契約者は変動金利タイプ、当初固定金利タイプ、長期固定金利タイプから任意で2つの金利タイプを組み合わせて住宅ローンを契約できます。

1回の借入金額が3,000万円以上、それぞれが500万円以上が利用条件です。

返済方法

SBI新生銀行の返済方法は元利均等返済です。元利均等返済とは借入期間中の返済額を一定にして支払う方法をいいます。

また、毎月の返済に加えてボーナス払いも行う半年毎返済方式も選択ができます。毎月26日に返済用口座から返済額が引き落としされます。

保証料と事務手数料

保証料

保証会社を使わないため不要です。

融資事務手数料

契約時に下記の事務手数料を支払います。

安心パックを付けることにより安心保障付団信などを無料で利用できます。安心パックについて詳しくは「3つの安心パック」をご覧ください。

タイプ 事務手数料
通常 55,000円
安心パック 110,000円
安心パックW 165,000円
安心パックS 165,000円

 

良いの?悪いの?他行と比較!

融資事務手数料は分割払い(ローン返済と共に分割払い)と一括払い(借入時に支払う)の選択が可能です。
 
ここでは一括払い利用し、3,000万円を30年ローンで借りた場合の融資事務手数料を試算し、5つのネット銀行間で比較してみましょう。
 

融資事務手数料の比較(3,000万円30年間で借りた場合)
銀行名 融資事務手数料
ソニー銀行 定額制:44,000円(定率制に金利0.3%上乗せ)
定率性:660,000 円
SBI新生銀行(安心パックなし) 定額制:55,000円
定率制※:660,000円※変動/固定セレクト住宅ローン
auじぶん銀行 660,000円
住信SBIネット銀行 660,000円
イオン銀行 定額型:110,000円(定率型に金利0.2%上乗せ)
定率型:660,000円

 
手数料には定額制(借入額に関係なく一定の金額)と定率制(借入額 × 一定の%)があります。
 
ソニー銀行「住宅ローン」、次点でSBI新生銀行手数料が他行に比べて格安となりました。こちらはそれぞれ定額制です。
 
低率制のauじぶん銀行は借入額の2.20%(税込)、住信SBIネット銀行は借入額の2.2%を借入時に一括で支払います。
 
手数料は金利とともに返済総額の多寡を左右する要因ですから、しっかり比較検討することをおすすめします。
 
比較検討の際は、手数料だけでなく、返済額(元本と金利負担分)と諸経費(融資手数料や保険など)を合計した返済総額で比べるようにしてください。
 

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審査と申込み条件

用途

契約者本人もしくは家族(※1)が住むため下記の用途で使用できます。

  • 戸建て・マンションの新築資金、購入資金(中古物件を含む)
  • 他行・他社で現在借入中の住宅ローンの借換資金
  • 物件購入・借換にあたって必要となるリフォーム資金(※2)

※1 家族とは契約者の配偶者、もしくは配偶者以外で契約者の健康保険の扶養家族として登録している方、契約者または配偶者の両親が対象
※2 リフォーム資金のみ、賃貸物件等は当てはまりません

年齢

借入申込時点に20歳以上65歳以下で、完済時年齢が80歳未満の方

収入

給与所得者

連続して就業2年以上あり、前年度税込み年収が300万円以上の正社員または契約者員の方

法人役員、自営者

業歴2年以上あり、かつ2年間の平均所得が300万円以上ある方

 

良いの?悪いの?他行と比較!

 

申込み条件を比較
銀行名 給与所得者
前年度税込年収
自営業
前年度所得
イオン銀行 100万円以上 100万円以上
auじぶん銀行 200万円以上 200万円以上
SBI新生銀行 300万円以上 2年平均300万円以上
ソニー銀行 400万円以上 400万円以上
住信SBIネット銀行 安定かつ継続した収入

住宅ローンの一般的な申込条件は「年収200~300万円以上」と言われていますので、SBI新生銀行の「年収300万円以上」は標準的な条件と言えそうです。
 
その他のインターネット銀行に限定して言えば悪くない条件です(ソニー銀行は年収400万円以上)。
 
ちなみに、インターネット銀行の中で比較的申込みしやすいのはイオン銀行で「年収100万円以上」から申し込みが可能でです。
 

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借入金額

500万円~1億円以下(10万円単位)

一人の契約者では希望の借入金額に届かない場合は配偶者や親子など2人の収入で審査を受けることも可能です。詳しくは「ペアローン・収入合算」のセクションをご覧ください。

地域制限

特にはありませんが、下記の物件は取り扱っていません。

  • 建物の敷地が定期借地権・普通借地権である場合
  • 対象物件が市街化調整区域内にある、もしくは都市計画区域外にある場合
  • 対象物件が別荘の場合

その他

その他の条件として以下の3つがあります。

  • SBI新生銀行のパワーフレックス口座を開設している、もしくは申込と同時に解説している必要があります。
  • 団体信用生命保険の加入できる方
  • 日本国籍または永住許可を有している方

繰上返済手数料・金利変更手数料

SBI新生銀行のパワースマート住宅ローンを契約後、変更や繰上返済時に下記の手数料が必要となります。

手数料(1回・1件につき)
金利タイプ変更手数料 税込5,500円
一部繰上返済手数料 0円
全部繰上返済手数料 0円(※)

※全部繰上返済で下記に当てはまる場合は、165,000円(税込)の手数料が発生します。

  • 安心パックWを利用
  • 借入れから5年以内に完済

 

良いの?悪いの?他行と比較!

住宅ローンの返却期間は長く、必ずしも申し込み時に想定した通りにことが運ぶとは限りません。収入や支出が増えたり減ったり、金利が下がったり上がったり…そんな局面で関係してくるのが金利変更手数用や繰上返済手数料です。
 

繰上返済手数料を比較
銀行名 一部繰上返済手数料 全額繰上返済手数料
auじぶん銀行 0円 変動金利適応中 ⇒ 0円
固定金利適応中 ⇒ 33,000円(税込)
SBI新生銀行 0円 0円(※)
ソニー銀行 0円 0円
イオン銀行 0円 54,000円(税込)
住信SBIネット銀行 0円 変動金利期間中 ⇒ 0円
固定金利特約期間中 ⇒ 33,000円(税込)

※安心パックW加入かつ、借入れから5年以内の完済では165,000円(税込)別途支払が必要です。
 
SBI新生銀行は一部繰上返済と全部繰上返済(一部を除いて)が無料です。諸経費ほとんどの項目でSBI新生銀行は最安水準で、他行より健闘している印象を受けます。
 

金利変更手数料を比較
銀行名 金利変更手数料
auじぶん銀行 0円
SBI新生銀行 変動 ⇒ 固定金利へ変更:55,000円(税込)
ソニー銀行 変動金利 ⇒ 固定金利へ変更:0円
固定金利 ⇒ 新規固定金利へ変更:有料
イオン銀行 0円
住信SBIネット銀行 0円
※変動金利期間、固定金利特約期間終了時

金利変更は固定金利期間の終了時に、再度固定金利を選ぶ場合などに必要となります。ほとんどの銀行でどの場合でも無料となっていますが、SBI新生銀行は固定金利を選択する時に55,000円必要となっています。
 

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安心パック・安心パックW(ダブル)・安心パックS

SBI新生銀行の住宅ローンには「安心パック」「安心パックW(ダブル)」「安心パックS」というパックサービスがあります。

安心パックの種類と対応サービス一覧
種別 安心パック 安心パックW 安心パックS
コントロール返済
安心保障付団信
病児保育サービス
家事代行サービス・ハウスクリーニング
自然災害時債務免除特約
事務手数料(税込) 110,000円 165,000円 165,000円
注意点 ※1 利用不可金利有り ※2 利用不可金利有り

※1 変動金利(半年型)とステップダウン金利で契約すると利用不可
※2 変動金利(半年型)、当初固定金利(1年、3年、5年、7年、10年固定)、ステップダウン金利で契約すると利用不可
 

安心パックには「コントロール返済」と「安心保障付団信」のサービスが付帯されます。また安心パックWには先の2つに加えて「病児保育サービス」と「家事代行サービス・ハウスクリーニング」が付帯されます。安心パックSは安心パックの2つのサービス他に「然災害時債務免除特約が」つきます。

安心パックW・安心パックに申込むには「借入金額1,500万円以上」「借入期間25年以上」などの条件を満たす必要があります。他にも各々条件があるのでSBI新生銀行の公式サイトをご確認ください。

なお、安心パックは事務取扱手数料110,000円(税込)、安心パックWと安心パックSは165,000円(税込)を支払う必要があります。

詳しく説明していきます。

コントロール返済

SBI新生銀行のコントロール返済とは、一般で言う「一部繰上返済」です。契約者の手持資金に余裕がある場合に繰り上げて支払いをします。また繰上した場合には、将来負担が増えた際に元本返済を休むこともできます。電話申し込みをすることが可能で、コントロール返済にかかる手数料は0円です。

安心保障付団信

症状を問わず、契約者が要介護状態になり、その状態が180日以上続いた場合に保険金が支払われます。また、契約者が「要介護3以上」に認定された場合にも保険金が住宅ローンに充当されます。これにより住宅ローン残額が0円にできるのです。なお、保険料はSBI新生銀行が支払うため、契約者に負担はありません。

病時保育サービス

病時保育サービスは安心パックWに含まれます。このサービスは生後6カ月~小学校6年生までの子供を、契約者に代わって預かってくれるサービスです。万が一、子供が熱や風邪などを引いた場合に、専門の保育スタッフが面倒を見てくれます。なお、面倒は「認定NPO法人フローレンス」の専門スタッフが対応します。

家事代行サービス・ハウスクリーニング

家事代行サービス・ハウスクリーニングも安心パックWの1つです。こちらは契約者に代わって専門業者が家事代行・ハウスクリーニングをしてくれます。なお、対応する会社は「株式会社ベアーズ」です。

自然災害時債務免除特約

安心パックSのみ対応しています。借入れから10年間、自然災害による損害の程度に応じて住宅ローンの返済が免除になります。例えば、全壊なら特定返済24回分が免除になります。

保険について

住宅ローン保険

団体信用生命保険

SBI新生銀行では団体信用生命保険に加入する必要があります。団体信用生命保険とは、契約者(被保険者)が死亡、または高度障害状態になった場合に、保険会社がSBI新生銀行に対して住宅ローン残高相当額の保険金を支払うものです。これによって以降のローン支払いは不要になります。

なお、団体信用生命保険の保険料はSBI新生銀行が負担します。そのため、契約者が保険料を支払う必要はありません。

団体信用生命保険と特約(保障)の種類
タイプ 保険料 その他
団体信用生命保険(一般団信) 0円
安心保障付団信(介護団信) 0円 安心パック加入が必須:手数料110,000~165,000円
安心保障付団信

安心パック(安心パックW、安心パックSも含む)に加入すると安心保障付団信(団体信用介護保障保険)に加入できます。普通の団信にプラスして、所定の要介護状態に180日以上なった場合、残りの住宅ローン残高が0円になる保障です。

疾病付特約は他行でもありますがSBI新生銀行では病気を特定せず、要介護状態であることが要件になるため、病気によって対象外になってしまうということがありません。保険料は銀行負担になり、利用者は支払う必要はありませんが、安心パックの加入に税抜10万円~16万円の事務手数料の支払う必要があります。

 

良いの?悪いの?他行と比較!

一般団信は全ての銀行で無料付帯は一般的となっています。ネット銀行ではその上を行き、一般団信に付ける特約や保障を無料付加できるというサービスがあります(特約や保障には金利上乗せが一般的)。
 

ネット銀行の団信を比較
銀行名 特約(保障)の保険料 ワイド団信
auじぶん銀行 がん50%保障団信 ⇒ 無料
がん100%保障団信 ⇒ 年0.05%金利上乗せ
がん100%保障団信プレミアム ⇒ 年0.15%金利上乗せ
(※)
有り⇒ 年0.3%の金利上乗せ
SBI新生銀行 安心保障付団信 ⇒ 無料(安心パック加入で手数料11万~16.5万円) 無し
ソニー銀行 3大疾病保障特約 ⇒ 年0.3%金利上乗せ 有り ⇒ 年0.2%金利上乗せ
イオン銀行 ガン保障特約 ⇒ 年0.1%金利上乗せ
8疾病保障 ⇒ 年0.3%金利上乗せ
有り⇒ 年0.3%金利上乗せ
住信SBIネット銀行 全疾病保障 ⇒ 無料
がん診断給付金(女性限定) ⇒ 無料
無し

※新団信は2023年7月1日以降お借入れの方に適用
◎上記全ての銀行で一般団信は無料
 
他行での「特約保証」に当たるのがSBI新生銀行の「安心保障付団信」です。要介護状態が続くと、ローン残高が0円になります。
 
ネット銀行の中では唯一、病気による制限がありません。所定の要介護状態かどうかで判断されるので安心です。
 
安心パック加入の手数料として税抜10万円から16万円支払が必要ですが、金利上乗せに比べるとぐっと費用が抑えられます。
 
ちなみに、auじぶん銀行の住宅ローンは「がん50%保障団信」が無料で付帯、住信SBIネット銀行の住宅ローンは「全疾病保障」が無料で付帯します。この保障はあらゆる病気や怪我で就業不能状態に陥った場合、ローン返済を負担してくれるという優れモノです。
 

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ペアローン・収入合算

夫婦や親子など2人の収入を対象に住宅ローンを契約すると、1人の契約より借入可能額が多くなる効果があります。

方法は下記の2つがあり、SBI新生銀行はどちらも対応しています。

  • ペアローン
  • 収入合算
ペアローン

夫婦または親子が同居して、持分を共有する住宅に対してそれぞれローンを組む方法です。ペアローンの場合は契約者同士で互いの連帯保証人になります。なお、契約者2人ともが住宅ローン控除を受けられます。SBI新生銀行のペアローンの申込条件は、下記のとおりです。

ペアローンの申込条件

  • 合算した借り入れ申し込みの金額が500万円以上
  • ペアローンを組む二人の関係が夫婦(※)か、一親等まで
  • 融資対象の物件を二人の共有名義にする

※婚約者と共同で物件を所有する(または既に共有で所有している)場合、ローン契約までに入籍していること

収入合算

夫婦または親子の収入を合算してローンを組む方法です。なお、収入合算者は住宅ローン控除を受けることはできません。

収入合算者は1名までで、連帯保証人になります。契約時は来店が必須です。

収入合算者の申込条件は以下の通りです。

収入合算者の申込条件

  • 契約者の配偶者(※)、父母、義父母、子供または子供の配偶者
  • 申込時に20歳以上65歳以下
  • 同一の勤務先に勤続2年以上、前年度年収200万円以上(自営業者は2年平均200万円以上の所得)

※婚約者の場合、ローン契約時までに入籍が確認できる公的書類等を提出する必要があります

担保と保証人

融資対象の土地または建物に対して、SBI新生銀行を第一順位とする担保権設定・設定登記をします。なお、この担保設定にかかる費用は契約者が負担する必要があります。また、担保提供者が提供する土地などの不動産に対しても抵当権を設定することがあります。

保証人は原則として不要です。ただし、契約者が永住許可を持っていない場合には配偶者等が連帯保証人になる必要があります。

そのほか、住宅ローンを契約する場合には、SBI新生銀行が認める火災保険に加入しなければなりません。これは住宅ローン契約期間中、継続して加入し続ける必要があります。

その他サービス

リフォーム資金

SBI新生銀行では住宅ローンの契約時にリフォーム資金を申し込むことも可能です。リフォーム資金の申込条件は住宅購入資金が500万円以上で、リフォーム資金が30万円以上であることです。

リフォーム資金単体での申込はできないので注意をしてください。また、ミックス・ローンサービス利用時にも契約はできません。

融資までの流れ

  1. 申込書提出
  2. 審査書類提出
  3. 契約手続
  4. 融資実行

融資までにかかる時間

申込みから融資までは1ヶ月半以上かかる場合もあります。余裕をもって早めに申込み、スケジュールを立てることが重要です。

申込み前のチェックポイント

  • 申込書・審査書類に不備があると申込受付までに時間がかかることもあるようです。申込み前に、記入内容に抜け・漏れがないか確認をしましょう。
  • 住宅ローンの費用は住宅の購入資金だけでなく、諸費用も含めて検討することが大事です。SBI新生銀行窓口では諸費用も含めた住宅ローンの相談ができます。なお、相談先には電話窓口や、店頭窓口があります。
  • SBI新生銀行で住宅ローンを組む際には、SBI新生銀行の預金口座が必要です。あらかじめ用意しておくか、もしくは住宅ローン申込みと一緒に口座を開設するようにしてください。
  • 申込書の提出はWEB、もしくは郵送で受付をしています。都合がいい方法で申込み手続きを済ませるといいでしょう。
  • 住宅ローンの申込に当たっては本人確認書類(健康保険料)と収入証明書類(課税証明書、源泉徴収票)などが必要です。あらかじめ用意しておくとスムーズに申込できるでしょう。

お問い合わせ方法

SBI新生銀行では住宅ローンに関して下記の方法で問い合せや相談ができます。

  1. 新生パワーコール(電話)
  2. 住宅ローンセンター(対面)
  3. TV電話

 

新生パワーコール(電話)

SBI新生銀行では「新生パワーコール」と呼ばれる電話窓口を開設しています。土日祝日を問わず、毎日9時~19時まで営業しており、電話口で住宅ローンの相談が可能です。申込受付後には申込者ごとに担当者がつくため、最後まで安心できるでしょう。
 

住宅ローンセンター(対面)

SBI新生銀行では住宅ローンセンターを設置して、対面相談も可能にしています。基本的には平日9時~17時まで営業しており、住宅ローンの相談が可能です。なお、対面相談の場合には前年度の年収が確認できる資料、売買契約書などがあるといいでしょう。
 

TV電話(Skype)

住宅ローンセンター以外のSBI新生銀行でもTV電話(Skype)で住宅ローンの相談が可能です。営業時間は平日9時から17時までとなっているので、自宅に居ながら対面相談に似た形で相談できます。

良いの?悪いの?他行と比較!

ネット銀行では対面での相談が不可能と思われがちです。しかし、実際には窓口が用意されてます。

住宅ローン相談窓口のあるネット銀行
SBI新生銀行 ローンセンター、ファイナンシャルセンター(全国に店舗あり TV相談も可能店舗あり)
イオン銀行 イオンの一部店舗(土日祝日も営業)
住信SBIネット銀行 SBIマネープラザ(全国に店舗あり)
ソニー銀行 CONSULTING PLAZA(東京都中央区銀座)、ソニー生命株式会社など
auじぶん銀行 住宅ローン相談会(au関連施設にて期間・曜日限定で開催。要予約)

イオン銀行の窓口は特にショッピングモールに併設されている形が多く、21時まで営業している店舗もあります。会社帰りや土日の買物のついでにいける便利さがあります。
 
SBI新生銀行のTV電話(Skype)は住宅ローン相談窓口のあるネット銀行で唯一対応しています。対面に近い状態で相談できるうえ、家や出先からでもインターネットに接続できれば可能なので便利です。
 

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借り換え時:パワースマート住宅ローン

住宅ローン借り換え

SBI新生銀行のパワースマート住宅ローンは借換えにも対応しています。基本的には新規契約と同様の借入条件・返済条件で住宅ローンを組むことが可能です。そのため、パワースマート住宅ローンは他社・他行に比べると、金利が低かったり、諸費用が安かったりするメリットがあります。

ただし、審査・申込に当たって「現在利用している住宅ローンに関する書類」を提出する必要があります。具体的には返済予定表や返済用口座の通帳等です。あらかじめ必要書類を確認しておくとスムーズに借換え手続きをすることができるでしょう。

住宅ローン付随サービス

SBI新生銀行で住宅ローンを契約すると、下記のような付随サービスを受けることも可能です。

新生プラチナサービス

SBI新生銀行のステップアッププログラムにおいて、最高ステージの「新生プラチナ」のサービスを利用できます。プラチナになるとネット経由での国内他行宛振込手数料が無料、外貨預金の為替手数料が割引、円・通貨の各種預金の金利優遇、海外送金手数料1回無料、プラチナ専用ダイヤルを利用できます。

生活貸越サービス

契約者が希望すれば、貸越金を借り入れることが可能です。

おトクなプログラム

ANAのマイルやTポイント等がプレゼントされるサービスです。

インターネットバンキング

借入状況の確認や一部繰上返済、金利タイプの変更等の手続きが行えます。

住宅ローンシミュレーション

借入可能金額や新規・借換えといった目的別にローンシミュレーションを試すことができます。