最近、カードローンの申込みにあたっては、インターネットによる手続きが便利になりました。店舗などに出向かなくても24時間いつでも受け付けしてもらえるため、自分の時間の都合で申込みできるのが、インターネット申込みのメリットです。
来店不要・非対面型のインターネット申込み
インターネットによるカードローン申込みの利点は、何といっても自宅のパソコンなどから簡単に申込み手続きができることです。
わざわざ店舗に足を運んで手続きをする必要はありませんし、ローン会社の窓口で対面による手続きをする煩わしさなどもありませんからとても便利です。
インターネットによるカードローンの申込みは、ローン会社のインターネットサイトの手続きフォームを見ながら操作します。
一般的な流れは、ローン会社のインターネットサイトに「インターネットから申込む」「ウェブサイトから申込む」などと記されたボタンがありますので、そこをクリックします。
手続きの順序はローン会社で少し違いはありますが、申込みにあたって「個人情報の取扱いに関する同意書」「会員規約」「申込み利用規約」「保証委託契約」などの事項に同意をするように求められます。これらの同意をしてから、次の画面に移ります。
次の画面では、お客様情報を記入する手続きフォームに移ります。手続きフォームには、名前、住所、連絡先、収入、勤務先、勤務形態、居住年数、健康保険の種類、他社からの借入状況などの欄があります。
この欄の中には必ず記入しないと次の画面に移れない「必須」項目がありますので、漏れなく記入します。未入力項目があれば、「未入力の項目があります」などといった表示が出ますので、未入力項目はすべて埋めます。
入力した内容を確認するための「入力内容の確認」という画面に移りますので、入力した内容が正しいかどうか、入力漏れがないかどうかをもう一度確認します。
確認が終われば、次の画面というボタンをクリックすると、審査の手続きに入ります。ローン会社の多くは、審査結果をパソコンや携帯(スマートフォン)などにメールで案内してくれますので、たとえ自宅にいなくても確認することができます。
審査が終われば、申込者の指定の金融機関口座にお金を即日振り込んでもらえます。
最短30分のスピード審査
最近のカードローンの特徴は、審査がとても早くなったことです。以前は1日以上かかっていた審査が、その日に申し込んで即日に融資してもらえるというほど、早くなりました。
審査が早いといっても、審査の手続きが簡単になったり、審査基準が緩和されたりしたわけではありません。ローン会社の審査では、スコアリングシステムと呼ばれるスピード審査を可能にする方法で、過去の利用者の膨大なデータに基づいて借入れが可能かどうかの判断をしています。
提出された書類、個人信用情報機関に記録されている情報、過去の個人カード使用履歴などが確認され、一定基準をクリアしていると審査の手続きは終了します。
インターネット申込みのデメリット
時間や場所を選ばず自由に申込み手続きができるのがインターネット申込みのメリットですが、注意したいデメリットもあります。
インターネット申込みでは、ローン会社はあくまで申込みフォーマットに記入された内容と個人信用情報機関の情報を頼りに審査を行います。
もし申込みの内容に誤りがあったり、審査の基準をクリアできない情報があったりするときは、何度手続きを繰り返してもカードローンの審査に通らないこともありますので、注意が必要です。
次に、本人確認書類の提出はローン会社によって取扱いが異なります。たとえば、本人確認書類を郵送または窓口に持参するように求めているローン会社もありますし、メールやファックス等で本人確認書類を送付するように条件を付けているローン会社もあります。
メールで送付するときは、運転免許証などを画像に取り込んで送付しますが、画像化するにあたって見づらかったりすると、再度、本人確認書類を送付する必要が出てきます。
もし急いで借入れをしたい場合には、インターネット申込みだとかえって時間がかかることもありえます。
また、勤務先等の所在の確認については、勤務先等に電話がかかってきますので、まったくローン会社と接点をもたないで済むというわけにはいきません。どちらにしても本人確認は必要になりますので、その点は十分に考慮しておく必要があります。
さらに、インターネット申込みの場合、ローン会社の多くはカードの即日発行は対応できないようです。
借入れについては、指定口座に即日振り込んでもらえますが、申込み時間内(午前9時から午後2時までなど)でなければならないなど、時間制限が設けられていることがありますので、注意が必要です。