かながわ信用金庫の住宅ローン一覧
かながわ信用金庫の住宅ローンは、自己資金を多めに持っていると金利が得になります。
新規借入・借り換え:両方対応
- 住宅ローン:自己資金が豊富な人向けです。
- フラット35:全期間固定金利の住宅ローン。
『住宅ローン』新規借入の場合
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- 対応範囲: 新規借入・借り換え
- 融資額:10万円~1億円(担保評価額の85%以内)
- 融資期間:35年以内(中古の場合、もっと短くなることがあります)
申込み条件
用途
自己居住用の土地・住宅購入、新築、増改築、中古住宅購入、それらの他金融機関からの借換え、住替え資金(旧住宅の売却価格と旧ローンの返済額との差額)、諸費用(保証料、登記費用、保険料など)
年齢
借入時に20歳以上65歳未満、完済時80歳未満であること。
親子リレーローンを利用する場合、主債務者(親)は借入時70歳未満、継承者(子)は借入時20歳以上60歳未満、完済時80歳未満であること。
収入・勤労年数
安定継続した収入があり、次の勤続年数があること。金利優遇を受ける場合は、それぞれ1年足した年数になります。
給与所得者
1年以上
自営者
同じ場所・同じ業種で2年以上営業し、通年決算が2期以上あること。
地域制限
かながわ信用金庫の会員資格があること。会員資格は、次の場所に済んでいるか勤めている、または事業所がある会社の役員であること。
その他
- 保証会社は全国保証株式会社ほか。
- 原則、団体信用生命保険に加入が必須となります。親子リレーローンの場合は、親と子のどちらかが加入できること。
- 保証人は原則不要です。
- 対象物件には、第1順位の抵当権がつきます。すでに他のローンの担保に差し入れている場合は、新規に住宅ローンを組むのが難しくなります。
- 長期火災保険は、借地上の物件(借りている土地に建てた住宅)を対象物件とする場合に、必要となることがあります。その場合、保険金額は時価相当額とする必要あり、質権を設定されます。質権とは、保険の請求権を担保にいれることです。保険料は一括払いです。
保証料
保証料は一括前払いです。金額は、借入額や期間によって変わります。全国保証株式会社の場合、100万円・35年だと17,102円~149,648円です。
事務手数料(金額は税抜き)
- 保証事務手数料(全国保証の場合)50,000円
- かながわ信用金庫の手数料が40,000円かかります。
- 繰り上げ返済手数料は1回につき5,000円かかります。借入が10年を経過しているか、インターネットバンキングを利用した返済であれば、無料です。
- 固定金利期間終了後、再度固定金利にすると、選択手数料10,000円がかかります。
金利
変動金利と固定金利のどちらかを選択します。金利は以下の項目にあてはまると、項目の数に応じて優遇されます。
- 物件購入額の20%以上を自己資金でまかなうこと。
- 家族を含めて、かながわ信用金庫で年金・給与の振込や公共料金の引き落としを2項目以上していること。
- カードローンの契約をしている、または新規ですること。
変動金利
年2回、4月1日と10月1日を基準として金利が見直されます。実際に支払う返済額は5年間変わらず、変わった場合でも変更前返済額の125%を超えないようになっています。
いわゆる5年ルールと1.25倍ルールで、変動金利としては一般的なものです。
固定金利選択型
3年・5年・10年の期間選択型です。金利はかながわ信用金庫のスーパー定期預金金利に連動して決定されます。固定金利期間終了後には、変動金利に移行します。
最後の返済日の1週間前までに申し込みをすれば、再度3年・5年10年固定金利のいずれかを選択することができます。
返済方法
- 原則として、元利均等返済方式です。
- 借入額の50%まで、ボーナス返済を併用できます。
申込み前のチェックポイント
- 自分が毎月どれくらい返済できるかしっかり考えて、返済計画を立てましょう。ローンシミュレーションはかながわ信用金庫のホームページにもあります。
一般的に住居費は税込年収の3割と言われます。住宅ローンだけでなく、修繕費や固定資産税も住居費に含めて考えます。
- 物件の見積書、源泉徴収票など、証拠書類をいつでも提出できるように準備しておきましょう。
借り換えの場合

借換えのみに対応したローンはなく、この「住宅ローン」で対応します。新規と次の点で異なります。
- 借入額可能額は、担保評価額の150%以内です。
- 原則、借入期間を借換え前の住宅ローンよりも伸ばすことはできません。
- 原則、直近の返済20回において遅延がないこと。
その他の住宅関連ローン
フラット35
- 年齢は申込時70歳未満、完済時80歳未満であること(親子リレーローン除く)。
- 年収に占める返済額の割合が35%以下であること(年収400万円未満の場合は30%以下)。
- 借入額は100万円以上8,000万円以下
- 借入期間は15年以上35年以内。
- 金利は全期間固定です。
- 返済方式は元利均等返済方式と元金均等返済のいずれかを選びます。
- 火災保険に加入必須です。
- 団体信用生命保険は任意となっています。
- 手数料は、金利引下げタイプの場合借入額に一定割合をかけた金額になります。金利標準タイプだと40,000円(税抜)です。
関連ローン
リフォームローン
- 用途は、増改築・修繕などのリフォームとその諸費用、その借換え、リフォームとともに発生するインテリア等購入資金(100万円まで)です。
- 支払済資金は対象になりません。
- 借入金額は1,000万円まで。
- 借入期間は3ヶ月以上15年以内。
- 変動金利となります。
- 元利均等返済方式で、ボーナス払いも併用できます。
- 保証会社は一般社団法人しんきん保証基金です。
- 保証料は金利に含まれます。
- かながわ信用金庫の住宅ローンを利用していると、金利が優遇されます。
- 高効率給湯器(エコキュート、エコジョーズなど)を設置する場合にも金利優遇の対象となります。
- 必要書類は次の通りです。本人確認書類(運転免許証、健康保険証などの原本)、所得確認書類(源泉徴収票、確定申告書など)、対象物件の登記簿、使徒確認書類(見積書・請求書・注文書)、通帳および印鑑。
MFソーラーローン「太陽の恵み」
- 用途は自己所有の住居に関する太陽光発電設備およびそれに伴う蓄電池の購入・設置費用です。
- 安定継続した収入があり、前年度の税込年収が200万円以上であること。
- 借入金額は10万円以上500万円以内です。
- 借入金額は1年以上10年以内です。
- かながわ信用金庫の住宅ローン利用中の人は、優遇金利となります。
- 保証人は原則不要です。
- 手数料は2,000円(税抜)です。
保険について

団体信用生命保険
団体信用生命保険に加入することを求められますが、加入できない場合も相談に応じてくれる場合があります。
保険料はローン金利に含まれており、死亡や高度障害の際に保険がおりて残りの住宅ローン債務が返済されます。
金利に保険料を上乗せすることで、がん保障特約をつけることができます。がんと診断された時にもローン残高の支払いが保険金でまかなわれます。
火災保険
火災保険への加入は必須となっていませんが、火災や水害で家を失うと住宅ローンが二重になりかねません。加入をおすすめします。
自己資金が豊富な人に向いている、かながわ信用金庫の住宅ローン
かながわ信用金庫の住宅ローンは、自己資金が多く頭金を多く入れることができる人に向いています。その理由は2つあります。一つ目は、借入可能な額が担保評価額の85%以下であること。
担保評価額は、対象物件を売却した場合にいくらになるかを査定した金額です。査定するのは貸付けする金融機関か保証会社です。必ずしも購入価額と同じにはなりませんが、新築の場合は近い金額になります。
例えば3,000万円の新築住宅を購入して諸費用が200万円、合計3,200万円かかった場合には、3,200万円-3,000万円×85%=450万円の自己資金が必要です。
二つ目は、購入価額の20%以上自己資金があれば金利が優遇されること。先ほどの場合、3,000万円×20%=600万円の自己資金が条件となります。
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