ソニー銀行は、ソニー、三井住友銀行などの出資により2001年に設立されたネット銀行です。

ソニー銀行はインターネット銀行であるメリットを最大限に利用したサービス提供しています。

  • 低金利(業界最安の水準)
  • 保証料なし
  • 来店不要でいつでも申し込み可能
  • 手数料が安い(繰上返済、金利変更が無料)
  • 選べる金利タイプ(期間等)が多い
  • 優遇の変動金利を利用中でも固定金利に変更可能
  • 専任の担当者に相談できる

 

ソニー銀行の住宅ローンの評価まとめ

ソニー銀行の住宅ローンとネット銀行を項目ごとに比較して表にします。項目ごとに比較することにより1つの銀行の住宅ローンを見ていてもわからない特徴をよりわかりやすくします。

金利はネット銀行の中でも変動金利、固定金利共に最低水準となっています。保険もがんで50%保障となる団信が無料加入でき、その他の特約ラインナップも豊富に用意されています。

金利変更や全額繰上返済など他行では有料となることの多い手数料が無料なので借入後の費用削減も可能です。

しかし、申込み条件は年収400万円以上とやや厳しめです。
 

ソニー銀行 vs その他ネット銀行 ~ 項目別比較まとめ
比較項目 評価
保証料と融資事務手数料
ふつう
定率型・定額型ともにネット銀行の平均的水準保証料と融資手数料の詳しい評価
繰上返済・金利変更
とても良い
繰上返済手数料は全て無料。金利変更など、こまめに利用できるので使い勝手が良い繰上返済手数料の詳しい評価
審査:申込み条件
いまいち
年収400万円以上と厳しめ申込み条件の詳しい評価
保険:団信と特約
まあ良い
がん団信50%保障が無料で特約も豊富。ワイド団信あり団信と特約の詳しい評価

では各項目を詳しく見ていきましょう。

ソニー銀行住宅ローン:新規借入れの場合

ソニー銀行の住宅ローン
  • 変動も固定も低金利
  • 繰上返済手数料は全て無料
  • 取扱手数料は2つから選択可能
  • 借入種別:新規・借換
  • 融資額:500万円~1億円(10万円単位)
  • 融資期間「変動セレクト住宅ローン」「住宅ローン」:1年~35年以下(1ヶ月単位)
  • 融資期間「固定セレクト住宅ローン」:10年~35年以下(1ヶ月単位)

 

 

3つの住宅ローンの違いは?

ソニー銀行には下記3つの住宅ローン商品があります。借入れ時にこの3つの中から選択し、借入れ後に変更することはできません。例えば、「固定セレクト住宅ローン(10年固定)」で借りて、10年後に「住宅ローン」へ変更することはできません。

  1. 変動セレクト住宅ローン
  2. 固定セレクト住宅ローン
  3. 住宅ローン
3つの住宅ローンの相異点
種類 変動セレクト住宅ローン 固定セレクト住宅ローン 住宅ローン
取扱手数料(融資事務手数料) 借入額×2.2% 借入額×2.2% 44,000円
借入時の金利タイプ 変動金利 固定金利(10年、15年、20年) 変動・固定どちらでもOK
新規借入時の基準金利からの引下げ幅(※) -1.35%(変動金利期間) -1.35%(当初固定期間) -1.05%
どんな方におすすめ? 借入れ当初、低い変動金利を使いたい 借入れ当初、低い固定金利を使いたい 取扱手数料を低く抑えたい

※自己資金10%以上
 
上記の通り、3つの住宅ローンでは取扱手数料(融資事務手数料)と最初に選べる金利タイプ、引き下げ幅が違います。他の申込み条件などは共通しています。

住宅ローン

「住宅ローン」は融資事務手数料は借入額に関係なく定額で低く抑えられますが、(引き下げ幅は少なく)金利は高めです。初期費用を安く抑えたい方や早期返済予定、借り換え予定の方はこちらがおすすめです。

変動セレクト住宅ローン

「変動セレクト住宅ローン」は融資事務手数料は借入額により変動し「住宅ローン」に比べて手数料は高くなりますが、金利設定は「住宅ローン」より低いです。変動金利の低金利のメリットを最大限に活かしたい場合はこちらがおすすめです。

公式サイトの金利一覧では変動セレクトに固定金利が書いてあるので、固定金利も選べるように勘違いする方もいると思いますが、借り入れ当初は変動金利のみの対応となっています。変動金利から固定金利に変えたい時は同じ「変動セレクト」の固定金利の中から固定期間を選ぶことになります。

固定セレクト住宅ローン

「固定セレクト住宅ローン」は融資事務手数料は「変動セレクト住宅ローン」と同じです。借入れ始めを固定金利にしたい場合は「住宅ローン」か「固定セレクト」から選択することになりますが、最初の固定期間は「住宅ローン」より金利が低いです。(固定期間完了後は「住宅ローン」の引き下げ幅の方が大きくなります)

みんなはどちらを選んでる?

2015年1月から12月までのソニー銀行利用者の統計では、新規借入時で「変動セレクト住宅ローン」が71%の方が利用しています(借り換えでは「住宅ローン」が75%利用)。また年々、変動金利の利用者が増加している傾向もあります。
 
「固定セレクト住宅ローン」は2018年10月からの商品なので利用者動向は不明ですが、今後の動向が気になります。

 

金利

変動金利型と固定金利型の2種類から選択できますが、ソニー銀行住宅ローンの金利体系は複雑で理解するのに戸惑う方もいると思います。

「住宅ローン」の変動金利

変動金利型は毎月、スワップ手法により金利が決定されています。

変動金利は年2回(5月1日、11月1日)に見直しがされ、6月・12月の約定返済日から適用されることになっています。

この変更に当たって返済額はソニー銀行で決定され、上限なく変更が適用されます。

金利変更の手数料は?

変動金利から固定金利へ金利タイプを変更する場合には手数料が発生しません。また、変更手続きが済んだ翌日から金利タイプの変更は適用されます。

「住宅ローン」の固定金利

固定金利型では固定期間を2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年、20年超(全期間)から選ぶことが可能になっています。

また固定金利型も毎月、スワップ手法により適用される金利が決定しています。この金利は固定金利期間が終了するまで変更されることはありません。

金利変更の手数料は?

固定期間が終了するタイミングで、金利タイプを変動金利型に変更することも可能です。このタイミングでは手数料は発生しません。また固定期間中でも金利タイプを変更できます。ただし、この場合は金利変更手数料が発生するので注意をしてください。

「変動セレクト」変動金利

変動セレクト住宅ローンを契約した場合は、新規契約時点では必ず変動金利型を選ばなければなりません。新規契約時点での適用金利は毎月見直しがされます。

また、借入期間中には毎年2回(5月、11月)適用金利の見直しをする決まりになっています。この変更による返済額の上限はありません。

変動金利型から固定金利型の変更は手数料無料でできます。金利タイプを変更すると、翌日から適用されることになります。

「変動セレクト」の固定金利

変動セレクト住宅ローンの新規契約時には固定金利型を選択することはできません。最初に変動金利を選んだ後、自分のタイミングで金利を固定金利に無料で変更可能です。

固定期間は2年、3年、5年、10年、15年、20年、全期間から選べます。固定金利型を選択するとその期間中は金利が一定になります。

「固定セレクト」の固定金利

固定セレクトは借入れ当初から10年、15年、20年の固定期間を選択します。「住宅ローン」よりも最初の固定期間は金利を低く抑えることができます。

ただし、最初の固定期間終了後は「住宅ローン」の方が基準金利からの引き下げ幅は大きくなるので慎重に選ぶ必要があります。

当初固定期間と終了後の金利引き下げ幅(自己資金10%以上)
種別 固定セレクト住宅ローン 住宅ローン
当初固定期間中の金利引き下げ幅 -1.35% -1.05%
当初固定期間終了後の金利引き下げ幅 -0.65% -1.05%

返済方法

元利均等返済(元本と利息を一定額支払う方法)のみで、半年ごとの増額返済(ボーナスを返済額に充当する方法)も可能です。

約定返済日(毎月の返済日)は2日、7日、12日、17日、22日、27日の6つから契約者が自由に選ぶことができます。

また増額返済を希望する場合には6月・12月、7月・1月、8月・2月の3つから選べる決まりになっています。なお、返済日が休日の場合は翌営業日が返済日です。

資金移動は自動で無料

ソニー銀行で給与振込口座を使用してない場合、返済用口座への移動が毎月必要になります。「おまかせ入金サービス」はこの資金移動を自動かつ手数料無料で行ってくれます。

良いの?悪いの?他行と比較!

ソニー銀行のように、元利均等返済のみの対応の銀行が一般的ですが、中には元金均等返済と元利均等返済から選べる銀行もあります。
 

元金均等返済の有無
銀行名 元金均等返済対応
auじぶん銀行
住信SBIネット銀行
イオン銀行 ×
ソニー銀行 ×
新生銀行 ×

 
元金均等返済のメリットは元利均等返済より総返済額が抑えられる点です。反面、返済始めの月々の返済額が元利均等返済より高くなる、審査が厳しくなるなどのデメリットもあります。
 
返済方法の選び方や仕組みについては住宅ローン2種類の返済方法で解説しているので一緒にご覧ください。
 

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保証料と手数料(諸経費)

保証料

保証会社を使用しないため発生しません。

住宅ローンの保証料とは

取扱手数料(融資事務手数料)

ソニー銀行住宅ローンを利用する場合には、下記の取扱手数料が発生します。

取扱手数料を比較
「住宅ローン」の取扱手数料 44,000円(税込)
「変動セレクト」「固定セレクト」の取扱手数料 借入金額 × 2.2%(税込)

選択するプランによって手数料が変わってきます。

 

支払い総額で比較

ソニー銀行の場合どのプランを選択するかによって金利と融資事務手数料が変動します。そのため、金利や手数料単体で評価するのでなく、総支払額で評価する必要があります。

下記は、3,000万円を30年ローンで借り入れした場合の総支払額を比較したものです。

支払総額を比較
住宅ローン 変動セレクト
変動金利* 0.757% 0.457%
金利負担分 3,552,052円 2,113,499円
ローン返済額 33,552,052円 32,113,499円
保証料 0円 0円
取扱手数料 44,000円 660,000円
印紙代 20,000円 20,000円
登記費用** 200,000円 200,000円
総支払額 33,816,052円 32,993,499円
差額 約82万円お得
* 変動金利は頭金10%以上入れた場合の金利優遇0.05%を適用しています。2018年11月の金利で計算。
** 登記費用は条件により変動します

 
上記シュミレーションでは、変動セレクトを選択したほうが総支払額が約82万円安くなることがわかります。

ただし、変動金利が現在の水準で30年間推移することが前提条件です。「変動セレクトを選択し、その後も金利が変わらない」場合は上記の結果となりますが、金利の変動によって結果は大きく変わってくる可能性があります。

 

良いの?悪いの?他行と比較!

融資事務手数料は分割払い(ローン返済と共に分割払い)と一括払い(借入時に支払う)の選択が可能です。
 
ここでは一括払い利用し、3,000万円を30年ローンで借りた場合の融資事務手数料を試算し、5つのネット銀行間で比較してみましょう。
 

 

融資事務手数料の比較(3,000万円30年間で借りた場合)
銀行名 融資事務手数料
ソニー銀行 定額制:44,000円(低率制に金利0.3%上乗せ)
定率制:660,000 円
新生銀行(安心パックなし) 定額制:55,000円
定率制※:660,000円※変動/固定セレクト住宅ローン
auじぶん銀行 660,000円
住信SBIネット銀行 660,000円
イオン銀行 定額型:110,000円(定率型に金利0.2%上乗せ)
定率型:660,000円

 
手数料には定額制(借入額に関係なく一定の金額)と定率制(借入額 × 一定の%)があります。
 
ソニー銀行「住宅ローン」、次点で新生銀行手数料が他行に比べて格安となりました。こちらはそれぞれ定額制です。
 
低率制のauじぶん銀行は借入額の2.20%(税込)、住信SBIネット銀行は借入額の2.2%を借入時に一括で支払います。
 
手数料は金利とともに返済総額の多寡を左右する要因ですから、しっかり比較検討することをおすすめします。
 
比較検討の際は手数料だけでなく、返済額(元本と金利負担分)と諸経費(融資手数料や保険など)を合計した返済総額で比べるようにしてください。
 

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住宅ローンにかかる費用は?
 

繰上返済手数料・金利変更手数料

繰上返済手数料 0円
金利変更手数料 0円~所定料金
約定返済日変更料 1回550円(税込)

 
ソニー銀行は一部繰上返済および全額繰上返済が無料で利用できます。

「約定返済日変更」とはローンの返済日の変更のことです。転職などをしてボーナス月や給料支払日が変更になった場合、上記金額を払うことで簡単に支払日や返済増額する月を変更することができます。

 

良いの?悪いの?他行と比較!

住宅ローンの返却期間は長く、必ずしも申し込み時に想定した通りにことが運ぶとは限りません。収入や支出が増えたり減ったり、金利が下がったり上がったり、、、。そんな局面で関係してくるのが金利変更手数用や繰上返済手数料です。
 

銀行名 金利変更手数料 一部繰上返済手数料 全額繰上返済手数料
auじぶん銀行 0円 0円 変動金利適応中 ⇒ 0円
固定金利適応中 ⇒ 33,000円(税込)
新生銀行 固定金利へ変更 ⇒ 55,000円(税込) 0円 0円(※1)
ソニー銀行 変動金利から変更 ⇒ 0円
固定金利から変更 ⇒ 有料
0円 0円
イオン銀行 0円 0円 55,000円(税込)
住信SBIネット銀行 0円
(動金利期間、固定金利特約期間終了時)
0円 変動金利期間中 ⇒ 0円
固定金利特約期間中 ⇒ 33,000円(税込)

※1 場合により有料
 

ソニー銀行は繰上返済手数料、金利変更手数料が完全無料でその使い勝手の良さはネット銀行の中でピカイチです。金利動向に合わせて適宜プラン変更をしたい方にはピッタリの住宅ローンです。
 

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住宅ローンの繰り上げ返済とは
途中で返済条件を変更するには
 

審査と申込み条件

用途

契約者本人が住む物件の下記の用途で利用できます。

  • 新築物件・中古マンションの購入資金
  • 住宅の増改築資金
  • 他社・他行の住宅ローンの借換資金
利用できない場合

マンション以外の中古物件は利用できません。

年齢

申込時点に満20歳以上満65歳未満で、最終返済時点に満80歳未満

収入

年収と勤続年数の条件は下記のとおりです。勤続(営業)年数の条件はありません。

収入と勤続年数の条件
種別 勤続・営業年数 前年度年収
給与所得者 400万円以上
自営業者 400万円以上(申告所得)
こういう時は申し込める?

多くの方が申し込み時に気になる場合について説明します。

転職して日が浅い場合

⇒ 申込みは可能です。ただし、去年または今年転職した方は、本審査申し込み時に下記の書類を提出する必要があります。

雇用契約書、採用通知書もしくは本年度の年収見込証明書など、収入金額のわかる書類(有る場合は転職後の給与明細・賞与明細)

育児休業(出産休業含む)中の場合

⇒ 申し込み時点で復職していれば申込可能です。提出書類として直近の源泉徴収票、その年度の年収見込証明書、有る場合は復職後の給与明細などが必要です。

海外勤務中の場合

⇒ 申込みする時に海外で働いている場合は申し込みできません。なお、借入れ後に海外赴任となった場合は手続きをとれば継続して利用できます。

無職だがアルバイトと年金収入がある場合

⇒ 申し込みできません。

 

良いの?悪いの?他行と比較!

 

申込み条件を比較
銀行名 給与所得者
前年度税込年収
自営業
前年度所得
イオン銀行 100万円以上 100万円以上
auじぶん銀行 200万円以上 200万円以上
新生銀行 300万円以上 2年平均300万円以上
ソニー銀行 400万円以上 400万円以上
住信SBIネット銀行 安定かつ継続した収入

住宅ローンの一般的な申込条件は「年収200~300万円以上」と言われていますが、ソニー銀行の申込条件は年収400万円以上で少し厳し目の基準と言えます。
 
ちなみに、インターネット銀行の中で比較的申込みしやすいのはイオン銀行で「年収100万円以上」から申し込みが可能です。
 

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住宅ローン審査の概要
 

地域制限

日本国内全域の「市街化区域」に限られます。市街化調整区域や離島では利用できません。

※市街化区域とは既に市街地を形成している地域のこと
※市街化調整区域とは現在は市街化を抑制している地域のこと

その他

以下、2つの条件が必要です。

  • ソニー銀行に円普通預金口座を持っていること
  • ソニー銀行指定の保険会社の団体信用保険に加入すること

 

保険

住宅ローン保険

団体信用生命保険

ソニー銀行の住宅ローンを契約には団体信用生命保険の加入が必須ですが、団体信用生命保険はソニー銀行が負担するので0円で加入可能です。

団体信用生命保険は被保険者が死亡または高度障害状態になった場合に保険金がソニー銀行に支払われます。これにより、それ以降の返済は「0円」になります。また、女性限定で入院一時金が支払われます。

この団体信用生命保険(以後一般団信と記載)に特約を付けることで保障を厚くしたものが下記の商品です。保証を厚くするために保険料として金利の所定の上乗せが必要となります。また、以下の保証特約付き団信はがん(上皮内がん)にかかったことが有る場合は加入できません。

団体信用生命保険と保障特約の種類
保険種別 保険料(金利上乗せ率) 申込時の上限年齢
団体信用生命保険(一般団信) 0%(無料) 65歳未満
がん団信50 0%(無料) 50歳未満
がん団信100 +0.1% 50歳未満
3大疾病団信 +0.2% 50歳未満
生活習慣病団信 +0.2% 50歳未満
ワイド団信 +0.2% 65歳未満

がん団信50(がん50%保障特約付き団信)

一般団信にプラスして、がん診断で残りの住宅ローン残高の50%が保証される(無くなる)団信です。保険料としての金利上乗せは無し(0円)で加入できるためお得です。

がん団信100(がん100%保障特約付き団信)

一般団信にプラスして、がん診断で残りの住宅ローン残高の100%が保証される(無くなる)団信です。保険料としての金利上乗せは+0.1%です。

3大疾病団信(3大疾病保障特約付き団信)

がん団信100にプラスして三大疾病の保障が着きます。被保険者が死亡、高度障害、がん、三大疾病のいずれかになった場合に保険金が支払われます。

それによって以降の返済額が「0円」になります。三大疾病による保険金の支払条件は下記のとおりです。

  • がん:悪性新生物(がん)に疾患したと診断確定されたとき
  • 脳卒中:脳卒中を発病して60日以上に渡り言語障害・運動失調等が継続したと診断されたとき、もしくは病院または診療所で手術を受けたとき
  • 急性心筋梗塞:急性心筋梗塞を発病して60日以上に渡り労働制限が継続したと診断されたとき、もしくは病院または診療所において手術を受けたとき

保険料としての金利上乗せは+0.2%です。

生活習慣病団信(生活習慣病入院保障特約付き団信)

がん団信100にプラスして生活習慣病で180日以上の入院が続いた場合、ローン残高が0円となります。保険料としての金利上乗せは+0.2%です。

団体信用生命保険(ワイド団信)

健康上の理由によって団体信用保証に加入できなかった場合でも、「ワイド団信」に加入できる可能性があります。通常の団体信用保険よりも引受範囲を拡大した保険です。保険料としての金利上乗せは+0.2%です。

 

良いの?悪いの?他行と比較!

 

ネット銀行の団信を比較
銀行名 保険料 ワイド団信
auじぶん銀行 がん50%保障団信 ⇒ 無料
がん100%保障団信 ⇒ 年0.05%金利上乗せ
がん100%保障団信プレミアム ⇒ 年0.15%金利上乗せ
(※)
有り⇒ 年0.3%の金利上乗せ
新生銀行 安心保障付団信 ⇒ 無料(安心パック加入で手数料11万~16.5万円) 無し
ソニー銀行 がん50%保障 ⇒ 無料
がん100%保障 ⇒ 年0.1%金利上乗せ
3大疾病保障特約 ⇒ 年0.2%金利上乗せ
生活習慣病団信 ⇒ 年0.2%金利上乗せ
有り ⇒ 年0.2%金利上乗せ
イオン銀行 ガン保障特約 ⇒ 年0.1%金利上乗せ
8疾病保障 ⇒ 年0.3%金利上乗せ
有り⇒ 年0.3%金利上乗せ
住信SBIネット銀行 全疾病保障 ⇒ 無料
がん診断給付金(女性限定) ⇒ 無料
無し

※新団信は2023年7月1日以降お借入れの方に適用
◎上記全ての銀行で一般団信は無料
 
いざという時のために保険に入っていると安心できますね。

その安心のためにいくら支払うべきなのか、実際のコストを意識しながら住宅ローン選びに役立てましょう。
 
実際の負担額
3000万円を30年ローンで借入した場合、上乗せ金利によって増加する負担額は
年0.2% = 約92万円
年0.3% = 約137万円
です。

例えば3000万円を30年ローンを利用時で、

ソニー銀行の「3大疾病保障特約」に加入する場合、増える負担額は約92万円(年0.2%金利上乗せ)となります。
 
ちなみに金利上乗せが0.3%の場合、増える負担額は約137万円となります。
 
このように金利上乗せが多い中、住信SBIネット銀行の住宅ローンは「全疾病保障」が無料で付帯します。この保障はあらゆる病気や怪我で就業不能状態に陥った場合、ローン返済を負担してくれるという優れモノです。
 

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住宅ローンに必要な保険①「団体信用生命保険」
 

ペアローンと収入合算

ソニー銀行ではペアローンは可能ですが、収入合算はできません

ペアローン

夫婦、同性パートナー、親子でペアローンを組むことが可能です。債務者は必ず同居している2名となります。それぞれが、ソニー銀行住宅ローンの借入れ条件を満たす必要があります。

担保と保証

ソニー銀行が融資対象となる土地や建物に対して第1順位の抵当権を設定します。

抵当権を設定するため、原則として保証人は必要ありません。ただしソニー銀行の判断によっては連帯保証人を設定することもあります。

またソニー銀行で住宅ローンを契約する場合には、火災保険に加入しなければなりません。この契約にあたって発生する保険料は契約者の負担になっています。

住宅ローンに必要な保険②「火災保険・地震保険」

融資までの流れ

  1. 仮審査申込み
    最短60分~3営業日でEメールで仮審査結果の連絡がきます。
  2. 本審査申込み
    ⇒ 5~10営業日後にEメールで審査結果の連絡がきます。
  3. 借入日の調整を行い、ソニー銀行に連絡
  4. 契約手続き:必要書類とともに記載済みの契約書をソニー銀行へ郵送します。
  5. 司法書士との面談: 日程等の調整を行い司法書士と面談します。この時物件を共有する方は全員出席が必要です。
    ⇒ 1~2営業日後、契約内容の確認がEメールで届きます。
  6. 融資実行

申込み前のチェックポイント

  • 住宅の購入は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。永く住む家だからこそ納得のいくような家にして、それを達成するための資金計画を立てるようにしましょう。
  • 住宅ローン借入時には借入金額や金利、返済期間等について検討しておく必要があります。商品の特徴を知っておくことで、よりよい住宅ローンを組むことができるようになるはずです。
  • 返済額は自己資金や年収等を検討しながら決める必要があります。いくらまでなら返済できるのかを考えて返済プランを立てるといいでしょう。
  • 住宅ローンにはソニー銀行や住宅金融支援機構のもの等があります。金利プランや返済方式等を検討しながら自分に一番合っているプランを選ぶことが肝心です。

お問い合わせ方法

ソニー銀行の住宅ローンについての不明点は下記の方法で問合せや相談することが可能です。

  • ローン専用ダイヤル
  • 住宅ローンプラザ
  • 銀行代理業者窓口

ローン専用ダイヤル

ソニー銀行ではローン専用窓口を設置しており、平日9時~20時、土日祝日9時~17時まで電話口での相談を受け付けています。

携帯電話やPHSからも電話が可能なので、近くにローンプラザや代理業者がない場合に利用するといいでしょう。

住宅ローンプラザ

ソニー銀行は専用窓口として「住宅ローンプラザ」を構えています。平日11時~20時、土日祝日が9時~17時半まで受付をしています。

対面で相談したい場合には専用窓口を利用するのも良いかもしれません。なお、現在、住宅ローンプラザは東京駅に1店舗だけあります。

銀行代理業者窓口

ソニー銀行の住宅ローンの相談窓口として「銀行代理業者」を利用することも可能です。ソニー銀行の代理業者は下記の5つがあります。

  • ソニー生命保険株式会社
  • ブロードマインド株式会社
  • 株式会社セブン銀行
  • スターツ証券株式会社
  • 東急保険コンサルティング株式会社

良いの?悪いの?他行と比較!

ネット銀行の住宅ローンでは対面で相談できないと思っている方が多くいます。しかし、近年ではネット銀行でも対面で相談できるようになってきてます。

ソニーの相談窓口は関東と大阪、愛知県に少しとやや偏りがあります。他のネット銀行では下記のとおり幅広く対応しています。

住宅ローン相談窓口のあるネット銀行
イオン銀行 イオンの一部店舗(土日祝日も営業)
新生銀行 ローンセンター、ファイナンシャルセンター(全国に店舗あり TV相談も可能店舗あり)
住信SBIネット銀行 SBIマネープラザ(全国に店舗あり)
ソニー銀行 CONSULTING PLAZA(東京都中央区銀座)、ソニー生命株式会社など
auじぶん銀行 住宅ローン相談会(au関連施設にて期間・曜日限定で開催。要予約)

 
イオン銀行の店舗は365日年中無休、しかも夜21時まで営業しているところもあるので、平日遅くの会社帰りでも相談可能です。
 
新生銀行のTV電話(Skype)でも相談できます。家に居ながら対面さながらの相談ができるので便利です。
 

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住宅ローン付随サービス

ソニー銀行の住宅ローン契約で下記の優遇があります。

  • 優遇プログラム「Club S(クラブエス)」の対象ステージがワンランクアップ
  • ソニーストアのショッピングがいつでも3%off
  • アート引越センターの引っ越し基本料金が25%off
  • Sony Bank WALLETを日本国内のVISA加盟店で利用すると利用額の1%を次月キャッシュバック…など

詳しい内容については公式サイトをご確認ください。