楽天銀行のカードローン、正式名称は「スーパーローン」ですが、他銀行のカードローンと差別化が図られているカードローン商品となっています。どんな特色があるのか、本ページでご紹介します。
目次
楽天銀行スーパーローン 2つのメリット
初めに、楽天銀行スーパーローンの2つの際立っているメリットを挙げてみます。
最短で即日融資
急いでお金が欲しい時に気になるのが、申し込んだその日に(最短で)融資してもらえるかどうかという点です。
楽天銀行スーパーローンは、最短で即日融資が可能となっているので心強いです。
楽天ポイント
楽天銀行スーパーローンに申込すると、楽天スーパーポイントを1,000ポイント必ず貰えます。
楽天市場では「売っていないものはない」と言えるほど販売している商品が豊富です。その楽天市場で現金と同じようにポイントが使えます。
また、カードローン利用でポイントが貯まっていくのも他にはあまりないメリットです。
楽天銀行スーパーローンの概要
楽天銀行のカードローン「楽天銀行スーパーローン」の概要を以下の通りです。
4つの利用条件
- 満20歳以上満62歳以下
- 日本国内に住んでいる人
- 安定した収入のある人
- 保証会社(楽天カード株式会社または株式会社セディナ)の保証を受けられる人。ただし、楽天銀行株式会社が認めた場合は保証会社の保障は不要です。
外国籍の人でも、永住権か特別永住権を持っていれば申込可能です。また、パート、アルバイトの方でも申込はできますが、60歳以下の方限定になります。
資金使途
原則自由ですが、事業性資金としての利用は不可となっています。
利用限度額
利用限度額は最高800万円です。10万円単位で選択できます。
借入金利
借入金利は1.9%~14.5%の範囲で、利用限度額に応じて設定されます。以下の利用限度額に応じた金利(年利)をご覧ください。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 14.5% |
100万円以上200万円未満 | 9.6%~14.5% |
200万円以上300万円未満 | 6.9%~14.5% |
300万円以上350万円未満 | 4.9%~12.5% |
350万円以上500万円未満 | 4.9%~8.9% |
500万円以上600万円未満 | 4.5%~7.8% |
600万円以上800万円未満 | 3.0%~7.8% |
800万円 | 1.9%~4.5% |
(2018年12月3日現在)
上記の金利は変動金利であり、完全固定となっているわけではありません。金融情勢をふまえ変更になる場合があるので、注意してください。
申込に必要な書類
以下の2点の最低限提出すべき書類があります。
本人確認書類
以下3点のいずれかの写しを提出することになります。
- 運転免許証
- 各種健康保険証
- パスポート
収入証明書
この3点のいずれかの写しを提出することになります。自営業の方は課税証明書か確定申告書の写しが必要です。
- 源泉徴収票
- 課税証明書
- 給与明細書
遅延損害金
遅延損害金:年利19.9%
借入残高に対し年19.9%の割合で遅延損害金を楽天銀行に支払うことになります。
楽天銀行スーパーローンの申込方法
ここからは、申込方法について徹底解説いたします。
楽天銀行スーパーローンの申込方法は、原則ネット上からで、電話での申込はできません。そのためここでもWeb上からの申込方法をご紹介します。
申込フォームページへ
サイト内の申込ボタンをクリックすると、申込フォームへ進みます。入力フォームの必須項目を間違いなく全部埋めましょう。すべての項目の入力が終了後、送信します。送信すると、スーパーローン申込の受付メールが自動で配信されますので、申込の旨を確認することができます。
審査開始
申込フォームを受取った楽天銀行はさっそく審査を開始します。審査基準の中には楽天銀行独自の条件がや基準を満たした方が審査通過となります。審査を通過すると、メールにて審査結果が通知されます。最短で即日審査完了となります。
審査結果はどれくらいで分かる?
この審査結果は最短で即日審査完了です。しかし、申込者の状況次第で2営業日ほどかかるケースがあります。
在籍確認
審査通過のあと、申込フォームに入力した勤め先に楽天銀行は電話をして在籍確認を行ないます。つまり、本当に申込者が勤めているのかチェックするというわけですね。
もちろん会社名は出さずに電話を入れますから、会社側にカードローンを申込んだ旨がばれることはありません。安心してください。
電話確認
在籍確認がとれましたら、次は本人に契約内容の確認をするために電話をします。これも本人確認のための簡単な電話ですから、緊張する必要はありません。
必要書類の提出
本人確認が終わりましたら、次は必要書類の提出です。必要書類提出方法は2つあります。
- 郵送
- 楽天銀行アプリ
楽天銀行アプリは操作が簡単なのでおすすめです。書類の画像をアップロードして送信するだけです。具体的な手順は、アプリ起動後に書類の送付を選択し、スーパーローン申込を選択します。次に受付番号と生年月日を入力し、その後画面に表示される手順に従ってアップロードし書類を送付します。
撮影は必ず原本であること。画像は鮮明であることが条件です。条件を満たしていないと再提出を求められる可能性がありますので、気をつけてください。
ローンカード受取
必要書類を提出し銀行側が受取ると手続きを行ない、その後カードローン専用カードを発行し送付してくれます。そのカードを受取ったら申込手続き完了したこととなるので借り入れができます。
申込みに関する注意点
楽天銀行スーパーローンに関し、いくつか注意しておきたい点があります。
他銀行のカードローン審査が不通過だった人
他の銀行のカードローンに申込んだけど審査が通らなかった人は、新たに楽天銀行スーパーローンを申込むことができるのでしょうか?
年齢などの最低条件をクリアしていれば申込は可能です。ただし、申込めたから必ず審査通過するとは限りません。審査基準をクリアする必要があります。
以前楽天銀行カードローン審査が不通過だった人
以前に楽天銀行のカードローンを申し込み審査不通過だった人は、新たに申込して良いのでしょうか?
前回の申込から6カ月以上経過している場合に限り申込みできます。まだ6カ月経っていないならば、しばらくしてから申込む必要があります。
もちろん、6カ月経っていれば必ず審査をパスできるという保証があるわけではなく、基準をクリアしている人だけが審査通過となります。
学生でも申し込める?
学生でも楽天銀行スーパーローンは申し込めます。先に挙げた利用条件、満20歳以上であることや安定した収入があることが前提となります。安定した収入にはパート・アルバイト収入も含まれます。
また、学生に限らず、社会人でパート・アルバイトの仕事をしている方も条件をクリアしているならば問題なく申込むことができます。
3つの借入方法
楽天銀行スーパーローンでの借入方法は3つあります。一つずつ見ていきましょう。
WEB上で借入
一つ目の方法は、WEB上から借入する方法です。いわゆる「ネットキャッシング」での借入になります。
会員ページにて振込先の銀行口座を登録後、必要な時に手続きを経てその口座に現金を振込みしてもらう方法です。登録先により下記の違いがあります。
楽天銀行
楽天銀行ならば、振込受付時間は24時間365日で即時振込が可能です。
その他銀行
その他銀行の場合は、平日の0:10~14:45に振込み受付すると、振込は当日の9:00~15:00ごろに振込みされます。その後の平日14:45~23:50に受付すると、振込は翌営業日の9:00~15:00ごろ振込みとなります。
また、金融機関休業日に受付すると振込は翌営業日の9:00~15:00ごろとなりますのでご注意ください。
電話で借入
楽天銀行スーパーローンは、電話での借入もできます。24時間オペレーターが受付を行なっています。フリーダイヤルですが、携帯電話やPHSからもかけられます。
ATMで借入
各提携銀行ATMを利用して現金を借入することができます。銀行によっては手数料無料で引出できますので、安心して利用できます。
手数料無料のATM
下記の銀行ATMに加え、2015年3月からはみずほ銀行ATMでも手数料無料で利用可能になりました。
- イーネット(ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、サークルKサンクス、コミュニティストア、スリーエフ、ポプラ、セイコーマート、生活彩家、セーブオンに設置)
- ローソンATM(ローソンに設置)
- PatSat
- セブン銀行
- イオン銀行
- 三井住友銀行
- きらぼし銀行※
- 東京スター銀行
- 北都銀行
- 栃木銀行
- 愛知銀行
- 名古屋銀行
- 高知銀行
- 富山銀行
- 大光銀行
※旧東京都民銀行のATM、旧八千代銀行のATMは手数料有料になるので注意が必要です。
2つの返済方法
楽天銀行スーパーローンでお金を借りたら、今度は返済が始まります。
約定返済
約定返済とは、毎月決まった日に指定された金額を返済する方法です。返済方法は一つ、銀行口座からの自動引落しです。基本的にはどの銀行口座でも登録することができます。
返済日
約定返済の返済日は、1日、12日、20日、27日から選ぶことができます。しかし、登録した銀行によっては返済日が限定されること、または引落し口座として登録できない口座があるので注意が必要です。
登録できない銀行
約定返済の自動引落しとして登録できないのは下記の銀行となります。
- ゆうちょ銀行
- ローソン銀行
- 大和ネクスト銀行
- GMOあおぞらネット銀行
自動引落しとして1日、20日を登録できない銀行
- auじぶん銀行
自動引落しとして12日を登録できない銀行
- 静岡中央銀行
- 沖縄海邦銀行
- 商工組合中央金庫など
なお、27日を自動引落しとして設定できるのは楽天銀行のみです。他の銀行で登録できるのは、原則1日、12日、20日です。
返済方式
楽天銀行スーパーローンの基本的な返済方式は「残高スライドリボルビング返済」です。以下、残高スライドリボルビング返済の利用残高に対する毎月の返済額を記載します。
残高スライドリボルビング返済
利用残高 | 返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超30万円以下 | 5,000円 |
30万円超50万円以下 | 10,000円 |
50万円超100万円以下 | 15,000円 |
100万円超150万円以下 | 20,000円 |
150万円超200万円以下 | 30,000円 |
200万円超250万円以下 | 35,000円 |
250万円超350万円以下 | 40,000円 |
350万円超400万円以下 | 45,000円 |
400万円超500万円以下 | 50,000円 |
500万円超600万円以下 | 60,000円 |
600万円超700万円以下 | 80,000円 |
700万円超800万円以下 | 100,000円 |
任意返済
先にあげたのは毎月必ず返済する「約定返済」ですが、手元に余裕資金があるときは、別に、任意で返済することができます。それが「任意返済」です。任意で返済するときは、以下の3つの方法のいずれかで返済します。
提携ATM
手元のカードローンカードを使って、提携銀行ATMから任意返済が可能です。提携のATMを利用すればATM手数料はかかりません。ただし、返済は1000円単位となります。
ネットバンキング
ネットバンキングを活用すれば、ネット上でも任意返済ができます。手順としては、まず楽天銀行スーパーローンの会員ページにログイン。会員サービス「メンバーズデスク」を経由しお持ちのネットバンク口座から返済できます。
手数料は24時間無料。1円単位での返済が可能です。
提携ATMからの任意返済はATMまで足を運ばないといけませんし、1,000円単位での返済と少し不便な点があります。任意返済に関してはネットバンキングからの方法が一番便利でお得と言えます。
銀行振込
最寄りの銀行窓口から利用者専用カードローン口座へお金を振込むことで任意返済ができます。カードローン番号は楽天銀行カードセンターへの問い合わせが必須です。受付時間は平日9時~17時までです。
ただし、銀行振込での任意返済は振込手数料がかかります。
カードローン返済日変更について
もし、約定返済日を変更したい時は、メンバーズデスクかカードセンターへ連絡し、変更届を請求する必要があります。
楽天銀行その他のカードローン商品
楽天銀行のカードローンにはその他の商品があります。参考までに見ておきましょう。
不動産担保ローン
不動産担保ローンは保有する不動産を担保にしてお金を借りるカードローン商品です。事業性資金以外なら資金使途は原則自由となっています。
借入額:100万円 ~ 1億円未満
借入期間:最長25年
教育ローン
こちらのカードローン商品は、大学の入学金、授業料などを使途目的としたカードローン商品です。利用条件は以下の通りです。
- 満20歳以上満62歳以下
- 日本国内に居住している方
- 大学に入学または在学予定の方か親族の方
- 安定した収入のある方
借入金額:最高500万円(医学系の大学のみ最高1,000万円)
借入金利:固定金利と変動金利のどちらかを任意で選択
金利に関してですが、楽天銀行と提携する大学の場合は優遇金利が適用になります。提携大学一覧は以下の通りです。
- 嘉悦大学
- 城西大学
- 城西国際大学
- 多摩大学
- 千葉明徳短期大学
- 日本大学芸術学部
- 日本文化大學(新入生のみ)
- 横浜商科大学
- 了徳寺大学
- レイクランド大学ジャパン・キャンパス
目的ローン
目的ローンとは、下記のように借入資金の使途がはっきりと決められているローン商品です。
- ブライダルローン
- トラベルローン
- 教育ローンなど
商品によって条件や申込条件が違いますので、詳細は楽天銀行HPにて確認してください。
楽天銀行とはどんな銀行?
楽天銀行はネットバンクの一角であり、都市銀行ではありません。中には「あまり聞きなれない銀行」と感じる方がいるかもしれません。そんな方のために、楽天銀行とはどんな銀行なのか、その概要をお伝えします。
楽天銀行の概要
今では楽天銀行という名称ですが、元々はイーバンクという銀行でした。実店舗を持たないネットバンク銀行です。そのイーバンクを買収し、その後名称を変更したのが楽天銀行です。ですから、楽天銀行のサイトを見ていると、「楽天銀行(旧イーバンク)」という文字をお見かけすることがあります。この表示にはそのような背景があるためです。
- 正式社名:楽天銀行株式会社
- 設立:2000年1月14日
- 資本金:約260億円
- 本社:東京都世田谷区玉川
- 代表取締役社長:永井啓之
楽天銀行は楽天グループの一員です。今や楽天は日本を代表する大企業への変貌を遂げているところです。その楽天グループの楽天銀行、信頼性が非常に高い銀行と判断できるでしょう。
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